JP6515599B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、像担持体と転写部材との当接によって形成された転写ニップに挟み込んだ記録材に対して像担持体上のトナー像を転写する画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを採用している画像形成装置では、例えば、画像形成部において、像担持体となるドラム状の感光体にトナー像を形成する。中間転写型の画像形成装置では、例えば、感光体に像担持体であり中間転写体でもある無端状の中間転写ベルトを当接させる(例えば、〔特許文献1〕〜〔特許文献3〕参照)。像担持体である感光体または中間転写体から紙等の記録材にトナー像を効率よく転写するために、転写ニップに直流成分と交流成分を重畳した重畳バイアスを印加する場合がある。
しかし、重畳バイアスを用いると、ピーク電圧が高い場合に転写時に放電が発生し、画像に乱れが発生することがある。
この発明は、重畳バイアスを用いても転写時の放電に起因する画像乱れを抑制または防止することを可能とすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、互いの間に像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写ニップを形成する第1、第2の転写部材と、直流成分と交流成分とが重畳された重畳バイアスと、直流成分のみからなる直流バイアスと、を前記転写ニップに印加可能な電源と、前記第1、第2の転写部材の少なくとも一方を加熱する熱を発生するヒータと、前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記トナー像を前記記録材へ転写する際に、前記ヒータを動作させるヒータ駆動手段と、を有し、前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際の前記ヒータの出力を、前記直流バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際の前記ヒータの出力よりも大きくすることを特徴とする画像形成装置とされている。
本発明によれば、重畳バイアスを用いても、転写時の放電に起因する画像乱れを抑制または防止することが可能となる。
この発明による画像形成装置の一例であるカラー複写装置の内部の概略構成を示す図。 図1に示す画像形成装置で用いられ転写ニップを形成する転写部材を加熱するヒータを有する構成の一例を示す拡大図。 図2に示したヒータの斜視図。 図2に示した構成を採用した画像形成装置の制御系の一例を示すブロック図。 図2に示した構成とはヒータの配置を変更した構成の一例を示す拡大図。 図2に示した構成とは電源の構成が異なる構成の一例を示す拡大図。 図6に示した構成とは電源及びヒータを上下逆配置とした点で異なる構成の一例を示す拡大図。 図2に示した構成とは電源を切り換え可能とした点で異なる構成の一例を示す拡大図。 図8に示した構成とは電源及びヒータを上下逆配置とした点で異なる構成の一例を示す拡大図。 図1に示した画像形成装置で用いられ、転写部材に接続された可変抵抗器を有する構成の例であって、(a)は、二次転写対向ローラに電源を、二次転写ローラに可変抵抗器をそれぞれ接続した構成、(b)は、電源及び可変抵抗器を(a)とは上下逆配置とした構成を示す拡大図。 図10に示した構成を採用した画像形成装置の制御系の一形態を示すブロック図。 (a)は図10(a)に示した構成とは電源を切り換え可能とした点で異なる構成の一例、(b)は図10(b)に示した構成とは電源を切り換え可能とした点で異なる構成の一例を示す拡大図。 図1に示した画像形成装置において転写ニップに印加される重畳バイアスの波形の一例の特性線図。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、一度説明した後では適宜、同一符号を付すに留めて、説明を省略する。
図1に示すように、本発明に係る画像形成装置の一例である中間転写型の画像形成装置1は、タンデム型間接転写方式の電子写真装置であるカラー複写装置を成している。画像形成装置1は、トナー像を形成するプリンタ部100と、プリンタ部100を載置する給紙テーブル200と、プリンタ部100上に搭載されたスキャナ部300と、スキャナ部300上に搭載された原稿自動搬送装置であるADF400とを有している。
プリンタ部100は、中間転写体として無端ベルト状の中間転写ベルト21を備えている。中間転写ベルト21は、側方から見て図1に示すように逆三角の形状になる姿勢で、複数のローラである駆動ローラ22、従動ローラ23及び二次転写対向ローラ(バックアップローラ)24に掛け回されて支持されている。中間転写ベルト21は、駆動ローラ22の回転駆動によって、図1において時計回り方向(矢示方向)に周回移動(回動という)される。
中間転写ベルト21の上方には、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)のトナー像を形成するための4つの作像ユニット(画像形成ユニット)1C、1M、1Y、1Kが、中間転写ベルト21の移動方向Xに沿って並んで配置される。作像ユニット1C〜1Kが後述する像担持体上にトナー像を形成する画像形成部(以後単に画像形成部と記す)10を構成している。
各作像ユニット1C、1M、1Y、1Kはそれぞれ、像担持体としての感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kと、現像ユニット3C、3M、3Y、3Kと、感光体クリーニング装置4C、4M、4Y、4Kを有している。感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kは、それぞれ一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kと対向する位置で、中間転写ベルト21に当接してC、M、Y、K用の一次転写ニップを形成する。感光体ドラム2C〜2Kは、駆動手段によって図1で反時計回り方向(矢示方向)に回転駆動される。
現像ユニット3C、3M、3Y、3Kは、感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kに形成された静電潜像をC、M、Y、K各色のトナーによって現像する。感光体クリーニング装置4C、4M、4Y、4Kは、一次転写ニップを通過した後の感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kに付着している転写残トナーをクリーニングする。
プリンタ部100内における画像形成部10の上方には、光書込ユニット15が配設されている。光書込ユニット15は、矢示方向に回転駆動される感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kの表面に対して、レーザ光の走査による光書込処理を施して静電潜像を形成する。感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kの表面は、その光書込処理に先立って、それぞれ各帯電チャージャによって一様に帯電される。
画像形成部10の下方に中間転写ベルト21を有する転写ユニット20が配備される。中間転写ベルト21のループ内側に、一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kが設けられている。各一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kは、C、M、Y、Kの各色用の一次転写ニップの裏側で、中間転写ベルト21を感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kに向けて押圧している。
二次転写対向ローラ24は中間転写ベルト21の内側の下部に位置しており、二次転写部Pの第1の転写部材を成している。二次転写対向ローラ24に中間転写ベルト21の下部が掛け回されている。二次転写対向ローラ24に掛け回された部位の中間転写ベルト21の外側であるおもて面側には二次転写部Pの第2の転写部材を成す二次転写ローラ30が押し付け接触されている。二次転写ローラ30は対向する二次転写対向ローラ24との間で中間転写ベルト21に当接することによって二次転写部Pの二次転写ニップNを形成している。
中間転写ベルト21の内側の二次転写ニップNよりも中間転写ベルト21の移動方向であるX方向上流側に押し下げローラ58が当接している。押し下げローラ58は中間転写ベルト21を二次転写ローラ30側に向けて押し下げて二次転写ローラ30に強制的に巻き掛け、二次転写ニップNの入口を二次転写対向ローラ24と二次転写ローラ30間の軸間位置よりもX方向上流側に偏移している。偏移により、二次転写ニップNの入口は軸間位置より遠ざかり、二次転写時の二次転写ニップNの入口側での放電発生が抑制されている。
中間転写ベルト21の二次転写ニップNよりもX方向の上流側に、記録媒体である記録材としての記録シートを二次転写ニップNの入口へ向けて案内するガイド板51が配設されている。
レジストローラ対95より二次転写ニップNに向けて送り出された記録シートは、ガイド板51に接触することで、二次転写ニップNよりもX方向上流側の中間転写ベルト21表面に向けて案内される。このため、記録シートは二次転写ニップNに進入させるのに先立って中間転写ベルト21に当接し、記録シートのめくれやジャムの発生が抑えられる。
二次転写ローラ30には、付着したトナーを機械的に掻き取るクリーニングブレード52と、潤滑剤塗布手段としての回転ブラシ53とが当接している。回転ブラシ53による潤滑剤の塗布で、二次転写ローラ30のトナー離型性を向上させている。
回転ブラシ53は、ステアリン酸亜鉛塊などの固形潤滑剤531と二次転写ローラ30との両方に接触して回転駆動することで、固形潤滑剤531から掻き取って得た潤滑剤粉末を二次転写ローラ30に塗布する。二次転写ローラ30の回転方向において、二次転写ニップNの下流でクリーニングブレード52の上流の部位には、紙粉を取り除くための紙粉除去ブラシ54が当接するように配置されている。
二次転写ニップNには、記録シートがレジストローラ対95によって所定のタイミングで送り込まれ、中間転写ベルト21上の4色重ね合わせられたトナー像がこの二次転写ニップNで記録シート上に一括転写される。
スキャナ部300は、コンタクトガラス301上に載置された原稿の画像情報を読取センサ302で読み取り、読み取った画像情報を制御部60に送る。画像形成制御機能を有する制御部60は、スキャナ部300から受け取った画像情報に基づき、光書込ユニット15におけるレーザダイオード等の光源を制御するよう機能する。
この光書込ユニット15がC、M、Y、K用のレーザ書込光を出射して、感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kを光走査する。
この光走査により、感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kの表面に静電潜像が形成され、静電潜像は所定の現像プロセスを経てC、M、Y、Kの各色のトナー像を形成する。
給紙テーブル200は、ペーパバンク201内に多段に配置された給紙カセット202を備えている。給紙カセット202より延びる給紙路204、上給紙路99には、記録シートを送り出す給紙ローラ203、送り出された記録シートを分離して送り出す分離ローラ205、プリンタ部100に記録シートを搬送する搬送ローラ対206等が備えられている。
給紙については、給紙テーブル200以外に、手差し給紙も可能となっており、手差しのための手差しトレイ98、手差しトレイ98上の記録シートを手差し給紙路97に向けて一枚ずつ分離する手差し側分離ローラ96等も設けられている。プリンタ部100内において、手差し給紙路97は上給紙路99に合流している。
転写ユニット20の下方近傍には、上給紙路99の上下を挟むようにレジストローラ対95が設けられる。レジストローラ対95は、給紙カセット202又は手差しトレイ98から送り出された記録シートを挟み込むとすぐに回転を停止する。レジストローラ対95は挟み込んだ記録シートを二次転写ニップN内で中間転写ベルト21上の4色重ね合わせトナー像に同期させて給紙するタイミングで回転駆動を再開し、記録シートを二次転写ニップNに向けて送り出す。
このようにレジストローラ対95は、上給紙路99内又は手差し給紙路97内を搬送されてくる記録シートを挟み込んだ後、所定のタイミングで二次転写ニップNに向けて送り込む。
画像形成装置1によってカラー画像のコピーをとるときには、ADF400の原稿台401上に原稿をセットするか、或いはADF400を開いてスキャナ部300のコンタクトガラス301上に原稿をセットする。コンタクトガラス301上にセットされた原稿はADF400を閉じることによってコンタクトガラス301上におさえられる。
図4に示すオペレータパネル69に備えられているスタートボタンが押されると、原稿がADF400にセットされている場合には、コンタクトガラス301上に搬送される。その後、スキャナ部300が駆動を開始し、第1走行体303及び第2走行体304が原稿面に沿って走行を開始する。第1走行体303の光源から発した光が原稿面で反射され、その反射光は、第2走行体304のミラーで折り返された後、結像レンズ305を通して読取センサ302に入射される。
読取センサ302及び同センサの信号処理機能を有する信号処理回路(付設される)によって原稿内容が読み取られ、画像情報として一旦記憶された後、順次、プリンタ部100へ送られる。
給紙テーブル200は、スキャナ部300から画像情報を受け取ると、画像情報に応じたサイズの記録シートを上給紙路99に給紙する。これに伴って、プリンタ部100は駆動ローラ22を回転駆動して中間転写ベルト21をX方向に回動させる。同時に、プリンタ部100は感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kがそれぞれ矢示方向に回転を開始した後、その各表面が一様帯電される。
スキャナ部300から受け取った画像情報に基づいて、光書込ユニット15による光書込処理がなされ、感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kの表面にそれぞれ静電潜像が形成される。静電潜像は現像ユニット3C、3M、3Y、3Kによって各色のトナーによって現像処理される。
現像処理によって感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kの表面上に形成されたC、M、Y、Kの各色のトナー像が、C、M、Y、K用の一次転写ニップで順次重ね合わせて中間転写ベルト21上に一次転写されて、4色重ね合わせたフルカラーのトナー像になる。
給紙テーブル200では、給紙ローラ203の1つが原稿サイズに応じたサイズの記録シートを給紙するように選択的に回転され、3つの給紙カセット202のうちの1つから記録シートが送り出される。送り出された記録シートは、分離ローラ205で1枚ずつ分離されて給紙路204に導入された後、搬送ローラ対206で搬送されてプリンタ部100内の上給紙路99に送られる。
手差しトレイ98を用いる場合には、手差しトレイ98の手差し側給紙ローラ94が回転して手差しトレイ98上の記録シートが送り出され、手差し側分離ローラ96で分離されて手差し給紙路97に送り込まれ、上給紙路99の末端付近に至る。上給紙路99の末端付近では、記録シートが先端をレジストローラ対95に突き当てて止まる。
中間転写ベルト21上のフルカラーのトナー像に同期し得るタイミングで、レジストローラ対95が回転すると、記録シートが二次転写ニップN内に送り込まれて、中間転写ベルト21上のフルカラーのトナー像に密着する。トナー像はニップ圧と後述する二次転写バイアス電圧による電界などの作用によって、記録シート上に一括転写される。二次転写ニップNは、二次転写対向ローラ24に対向する二次転写ローラ30と中間転写ベルト21とによって形成される。
二次転写部Pでフルカラーのトナー像が二次転写された記録シートは、二次転写ニップNを通過すると、二次転写ローラ30や中間転写ベルト21から曲率分離し、用紙搬送ベルト70によって定着装置71内に送り込まれる。定着装置71内に送り込まれた記録シートは、定着装置71で加圧ローラ72と定着ベルト73との間の定着ニップに挟み込まれ、加圧と加熱処理とによってトナー像が表面に定着される。
カラー画像が形成された記録シートは、排出ローラ対74によって送出され、機外の排紙トレイ75上にスタックされる。なお、記録シートのもう一方の面にも画像が形成される場合には、記録シートは定着装置71から排出された後、切替爪76による進路切り換えによってシート反転装置77に送られる。
シート反転装置77に送られた記録シートは上下反転された後、再びレジストローラ対95に戻される。更に、二次転写ニップNへ送り込まれて他方の面にフルカラーのトナー像が二次転写され、再び定着装置71を経由してトナー像を定着され、排紙トレイ75上にスタックされる。
二次転写ニップNを通過した後、4色のうちで一次転写工程が最も上流となるシアン用の一次転写ニップに進入する前の中間転写ベルト21表面に、ベルトクリーニング装置26が接触している。ベルトクリーニング装置26は、中間転写ベルト21の表面に付着している転写残トナーをクリーニングする。
転写ユニット20の説明を追加する。転写ユニット20は無端の中間転写ベルト21を備え、上部に一次転写部を下部に二次転写部Pを備え、中間転写ベルト21のループ内側に複数の張架用のローラを備えている。張架用のローラである駆動ローラ22、ニップ形成ローラである二次転写対向ローラ24、従動ローラ(クリーニングバックアップローラ)23、及び4つの一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kによって、中間転写ベルト21は張架されている。中間転写ベルト21は、駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ22の回転力により、図1において時計回り方向であるX方向に無端移動せしめられる。
一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kは、無端移動せしめられる中間転写ベルト21をそれぞれ感光体2C、2M、2Y、2Kとの間に挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト21のおもて面と、感光体2C、2M、2Y、2Kとが当接するC、M、Y、K用の一次転写ニップが形成されている。一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kには、図4に示す一次転写電源(一次転写バイアス電源)62によってそれぞれ一次転写バイアスが金属製の芯金側に印加されている。これにより、感光体2C、2M、2Y、2K上のC、M、Y、Kの各トナー像と、一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kとの間に転写電界が形成される。
C用の感光体2Cの表面に形成されたCトナーは、感光体2Cの回転に伴ってC用の一次転写ニップに進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2C上から中間転写ベルト21上に移動して一次転写される。このようにしてCトナー像が一次転写された中間転写ベルト21は、その後、M、Y、K用の一次転写ニップを順次通過する。そして、感光体2M、2Y、2K上のM、Y、Kのトナー像が、Cトナー像上に順次重ね合わせて一次転写される。重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト21上には4色重ね合わせのトナー像が形成される。
一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kは、金属製の芯金と、芯金の表面上に固定された導電性のスポンジ層とを具備する弾性ローラで構成されている。一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kの軸心は、感光体2C、2M、2Y、2Kの軸心に対し、約2.5[mm]ずつX方向下流側にずらした位置を占めるように設けられている。プリンタ部100では、一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kに対して、一次転写バイアスを定電流制御で印加する。なお、一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kに代えて、転写チャージャや転写ブラシなどを一次転写部材として採用してもよい。
図2に示すように、画像形成装置1は、二次転写部Pに、第1、第2の転写部材である二次転写対向ローラ24、二次転写ローラ30を備えている。画像形成装置1は、二次転写バイアスの電源回路である電源81と、熱を発生するヒータ87を備えている。画像形成装置1は、ヒータ87を駆動させる図4に示す抵抗制御手段としてのヒータ駆動手段600bと、電源81を制御するバイアス制御手段600aと、を備えた制御機能部を有している。
二次転写対向ローラ24は、図2に示すように、芯金241と、これの表面に被覆された導電性のNBR系ゴム層242とを具備するものである。二次転写ローラ30も、第2芯金311と、これの表面に被覆された導電性の第2NBR系ゴム層312とを具備するものである。
電源81は、直流電源811と交流電源812とを有し、両者は直列に接続される。電源81は、二次転写バイアスとして、直流電圧に交流電圧を重畳せしめた重畳バイアスを芯金241に出力可能であって二次転写ニップNに印加可能な構成とされている。
ヒータ87は第1、第2の転写部材の少なくとも一方、ここでは二次転写対向ローラ24に対向し、二次転写対向ローラ24を直接加熱する熱を発生する。
ヒータ87は、中間転写ベルト21のループの内部に設けられ、二次転写対向ローラ24の近傍に配置され、ループの内部域を無駄なく利用できる。ヒータ87はヒータ駆動用の電源としての交流のヒータ電源84にリレー861を介して接続されている。
図3に示すように、ヒータ87は二次転写対向ローラ24を加熱するような向きを保持するよう絶縁板870及び支持板871を介しプリンタ部100の基板側に支持されている。
ヒータ87はニクロム線ヒータであり、定格電圧200V、ワット数9Wのものであるが、これに限定されない。
ヒータ87はフレキシブルな面状発熱体であり、厚さ0.05mmのアルミ箔を用い、発熱体872であるシリコンゴム絶縁発熱体を両面から覆うようにして一体的に形成されている。ヒータ87の表面温度の上昇値は80℃±20℃である。符号873は差し込みスイッチを示す。
ヒータ87は、ヒータ電源84から電力が供給されることにより熱を発生する。リレー861は制御部60の制御機能部であるヒータ駆動手段600bに駆動制御される。ヒータ駆動手段600bは、ヒータ電源84を制御することにより、ヒータ87の出力すなわち出力電力(W)を制御する。リレー861を介してヒータ87の駆動回路がヒータ駆動手段600bによって容易かつ応答性よく切換えられる。
ヒータ87は、二次転写対向ローラ24の、電源81が接続されている位置すなわち芯金241から、二次転写ニップNを形成していない部分すなわち中間転写ベルト21に非当接の部分の表面までの間の抵抗値を調整する抵抗調整手段として機能する。
ヒータ駆動手段600bは、図4に示す制御部60の機能の一つであり、二次転写ニップNでトナー像を記録シートへ転写する時点で、リレー861が接続切換えされ、ヒータ87を動作させる。
電源81は、二次転写ニップN内に挟み込んだ記録シートに対して中間転写ベルト21上のトナー像を転写するための電圧(以下「二次転写バイアス」と記す)を出力して芯金241に印加する電源回路を備えている。
図2に示すように、二次転写ローラ30は第2芯金311において接地されている。二次転写バイアスにより、マイナス極性のトナーを二次転写対向ローラ24側から二次転写ローラ30側に向けて静電移動させる二次転写電界が二次転写ニップN及びその近傍に形成される。
なお、二次転写対向ローラ24と二次転写ローラ30とでは二次転写対向ローラ24の方が抵抗値が高くなっている。
ヒータ駆動手段600bとして機能する制御部60は、ヒータ87を駆動制御することによって、二次転写対向ローラ24の温度変化により二次転写対向ローラ24の抵抗値を調整する抵抗調整手段としてヒータ87を機能させる。
制御部60により決定された二次転写バイアスを用いて、二次転写ニップN内に挟み込んだ記録シートに対して中間転写ベルト21上のトナー像が二次転写される。
二次転写を行う際に、ヒータ駆動手段600bでヒータ87を駆動して、二次転写対向ローラ24を加熱し、抵抗値を低減しておくことで、X方向における二次転写ニップN直前で放電が発生することが防止または抑制される。よって、二次転写のときに転写チリが生じて中間転写ベルト21上または記録シート上のトナー像が劣化することが防止または抑制され、画像劣化が防止または抑制される。
ここで、重畳バイアスを用いてトナー像を記録シートに転写する時点である直交流重層転写時は、放電画像が発生し易いという点について、説明を追加する。図13に示すように、直交流重層転写のバイアス波形は二次転写バイアスの直流成分であるDC電圧(Voff。平均Vaveと同値)に、ピーク間電圧Vppの交流成分のAC波形を重畳したものである。ここで、Vtという符号が付されているのは、二次転写ニップでトナーをベルト側からニップ形成ローラ(二次転写ローラ)側に移動させる方(転写方向側)のピーク値である。また、Vrという符号が付されているのは、トナーをニップ形成ローラ(二次転写ローラ)側からベルト側に戻す方(戻し方向側)のピーク値である。
転写性(トナー像の全体の転写率)自体は平均電圧Vave(Voff)によって決まる。直交流重層転写のバイアス波形はこの平均電圧に交流成分としてのピーク間電圧Vppを重畳したものである。ここで、転写方向ピーク値Vtは、接地しているニップ形成ローラと、二次転写バイアスを印加している二次転写対向ローラとの最大電位差に相当する。転写方向ピーク値Vtの絶対値は、平均電圧Vave(Voff)の絶対値と、ピーク間電圧Vppの2分の1と、の和である。その値が大きくなるとローラ間の放電が発生し易くなる。特に、中間転写ベルトと記録シート表面の凹部との間に形成される微小空隙で放電を発生させて、凹部上の画像箇所に白点を引き起こし易くなる。ピーク値Vtが高いと放電が発生しやすくなる。ピーク値VtはAC成分のないバイアス波形(DC成分のみの波形)に比べて絶対値が大きい。したがって、二次転写バイアスに重畳バイアスを用いる場合、DC成分のみのバイアスを用いる場合に比べて放電が発生し易いともいえる。
そこで、本発明では、重畳バイアスを用いてトナー像を記録シートに転写する時、例えば、直交流重層転写時のヒータ出力を、紙種情報(後述)にもとづいて、オフからオンに切換える。
このように、重畳バイアスを用いてトナー像を記録シートに転写する時は、ヒータ87の出力を大きくして、二次転写対向ローラ24を加熱して低抵抗化を図ることで、ピーク間電圧Vppおよび平均電圧Vave(Voff)を抑える。これにより、ピーク値Vtを抑えることで、中間転写ベルト21と記録シート表面の凹部との間に形成される微小空隙等での放電発生を抑え、トナー像劣化による画像劣化を防止する。このように、ヒータ87は抵抗調整手段として機能する。
ヒータ87は、中間転写ベルト21の内方であって、二次転写ニップNを形成する二次転写対向ローラ24近傍に設けられているため、二次転写対向ローラ24のみならず二次転写ニップN近傍の中間転写ベルト21、更には二次転写ローラ30を効率よく加熱する。これにより、二次転写ニップN直前での放電発生が防止または抑制され、トナー像劣化による画像劣化が防止または抑制される。ヒータ87は、図2に2点鎖線で示すように、二次転写ローラ30に対向していても、二次転写部Pの加熱に伴い、二次転写対向ローラ24が間接的に加熱されるため、同様の作用効果が得られる。
図4は、図1に示した画像形成装置1の制御系の一部を示すブロック図である。制御部60は、演算手段たるCPU60a、不揮発性メモリたるRAM60c、一時記憶手段たるROM60b、フラッシュメモリ60d等を有している。画像形成装置1全体の制御を司る制御部60には、様々な構成機器やセンサ類が通信可能に電気的に接続されているが、図4においては、画像形成装置1の一部の構成を示している。
なお、符号68は温湿度を検知する温湿度検知手段であり、制御部60は温湿度検知手段68の検知結果に基づいてヒータ87のヒータ駆動信号のオン/オフを決定し、二次転写時にヒータ駆動手段600bによりヒータ87を駆動制御する。
制御部60が、転写チリが発生し易い低温時に、ヒータ87を加熱作動させて二次転写対向ローラ24の抵抗値を低減させ、高温時にヒータ87をオフするので、ヒータ87の無駄な作動を防止する。
オペレータパネル69は、タッチパネルや複数のキーボタンなどから構成されている。タッチパネルの画面は画像を表示可能である。具体的にタッチパネルの画面は、印刷対象の記録シートすなわち用紙の種類(紙種)を選択するための画面を表示可能である。オペレータパネル69は、タッチパネルやキーボタンによって操作者から入力操作を受付け、入力情報を制御部60に送信する。
操作者は、タッチパネルの画面に表示された紙種から、印刷に用いる紙種を選択可能であるため、オペレータパネル69は、紙種を選択する選択手段89(図4)として機能する。紙種が選択されると、オペレータパネル69は選択された紙種情報を制御部60へ送信する。
画像形成装置1において使用され得る紙種の例を説明する。凹凸紙としては、例えば、特殊製紙株式会社製のレザック66(商品名)260KG紙(四六版連量)、株式会社NBSリコー社製のFC和紙タイプさざ波(商品名)、エンボス紙、リネン紙などがある。凹凸紙以外の用紙としては、例えば、株式会社NBSリコー社製のマイペーパー(商品名)などの普通紙、コート紙などがある。
オペレータパネル69は、制御部60から送られてくる制御信号に基づいて、タッチパネルに画像を表示することもできる。
図13に示した重畳バイアス特性を踏まえ、画像形成装置1で用いられる二次転写用の重畳バイアス特性の説明を追加する。
電源81では、二次転写バイアスの交流成分における電圧の時間平均値(Vave)が転写側であることを必須としている。それを実現するために、二次転写バイアスの直流成分の値であるオフセット電圧Voffを転写側に設定し、これに交流成分を重畳し、二次転写バイアスの時間平均値(Vave)を転写側にオフセット電圧値Voffだけずらしている。
このようにして得られた二次転写バイアスの時間平均値(Vave)とは電圧の時間平均値であり、これは電圧波形の1周期にわたる積分値を、1周期の長さで割った値である。また、オフセット電圧値Voffと電圧の時間平均値Vaveとの関係を示す値として、各周期における交流波形全体に占める時間平均値Vaveとオフセット電圧値Voffの面積の割合を、例えば、戻し時間B[%]とする。
このような二次転写バイアスの交流成分において、平均電圧Vave(Voff)を調整して、転写性(トナー像の全体の転写率)を保持するが、直交流重層転写時には、この平均電圧にAC波形を重畳する必要がある。この場合、直交流重層転写時のヒータの出力(W)はDC転写時のヒータ出力(W)よりも大きくする。その際、そのピーク電圧Vppは高くなり、これが、AC成分のないバイアス波形(DC成分のみの波形)と比較して放電を発生し易い。そのため、電源81では、これら平均電圧Vave(Voff)、ピーク電圧Vpp、戻し時間B[%]を実験的に求め、適正値が設定されることとなる。
次に、上述のように構成された画像形成装置1の駆動制御を説明する。
画像形成中において、制御部60の指示で、一次転写時期に一次転写電源(一次転写バイアス電源)62が駆動される。更に、二次転写時期において二次転写電源(二次転写バイアス電源)である電源81が駆動される。
制御部60は、重畳バイアス信号をオンさせ、これに応じてバイアス制御手段600aが電源81を重畳バイアスを二次転写ニップNに印加するよう駆動する。同時に、制御部60がヒータ駆動信号のオンを決定した場合には、ヒータ駆動信号に応じてヒータ駆動手段600bがヒータ87を駆動する。
二次転写時期に二次転写ニップNに記録シートが無く、レジストローラ対95に一時待機中であるとする。この場合において、電源81は非作動であり、二次転写ローラ30が中間転写ベルト21との間に記録シートを挟持する直前である。
レジストローラ対95が動作すると、直交流重層転写時に入り、制御部60は、バイアス制御手段600aとして機能して、設定された重畳バイアスを電源81から二次転写対向ローラ24へ出力させる。これによって重畳バイアスを印加された二次転写ニップN内に挟み込まれた記録シートに対し、中間転写ベルト21上のトナー像が二次転写される。
放電し易い環境下ではすでに二次転写対向ローラ24が加熱され、抵抗値が低減されているため、二次転写時の、X方向における二次転写ニップN直前の二次転写対向ローラ24表面からの放電の発生が防止または抑制され、転写チリが防止または抑制される。なお、環境温度の高温時は、二次転写対向ローラ24の抵抗がもともと低いので、ヒータ87を非作動に保持し、無駄な出力を防止する。
このように、本来ピーク電圧Vppが高く、特に、重畳バイアスを用いた場合に、放電が発生し易いのであるが、二次転写対向ローラ24の抵抗を低い状態に維持することで、放電に起因する画像乱れである転写チリが防止または抑制される。よって、転写チリに起因して、中間転写ベルト21上または記録シート上のトナー像が劣化することによる、画像劣化を防止または抑制することができる。
本形態において、ヒータ87は二次転写部Pを形成する2つの転写部材である二次転写対向ローラ24と二次転写ローラ30との内、抵抗が高い方の二次転写対向ローラ24に近い位置に配置されている。ヒータ87の直接加熱で抵抗が高い方の二次転写対向ローラ24の抵抗を確実に下げることで、放電による画像乱れの防止効果がより確実に得られる。
以下、各変形例を説明する。
図5に示す変形例では、第1の転写部材としての二次転写ローラ30に電源81を接続し、第2の転写部材としての二次転写対向ローラ24を接地した構成を採る。ヒータ87は二次転写ローラ30に対向して配置されている。
本変形例でも図2に示した構成と同様の作用効果が得られ、またヒータ87が、中間転写ベルト21のループ外に配置されているので、ループ内を簡素化できる。ただし、ヒータ87は二次転写対向ローラ24に対向して配置してもよい。
電源81は、図6に示すように、交流電源812を二次転写対向ローラ24に、直流電源811を二次転写ローラ30に分散した状態で備えていてもよい。接地は二次転写ローラ30側とされている。
本変形例でも、図2に示した構成と同様の作用効果が得られ、また、直流電源811と交流電源812とが分散して接続されているので、レイアウトが容易化される。
ヒータ87は実線で示すように、二次転写対向ローラ24に対向して、配置してもよいし、二点鎖線で示すように、二次転写ローラ30に対向して配置してもよい。
電源81における直流電源811と交流電源812との分散した接続の態様及び接地の態様は、図7に示すように、図6に示した状態と逆であってもよい。図7に示す変形例ではヒータ87の配置の態様についても図6に示した構成と逆になっている。
図8に示すように、電源81は、直流電源811と交流電源812とを有する直列接続部と、単一直流電源813とを並列に備え、これらを切り換えスイッチ88によって、選択的に二次転写対向ローラ24に接続されるように、構成されていてもよい。接地は、二次転写ローラ30側である。
本変形例において、制御部60は、電源81を制御して直流バイアスと重畳バイアスとの一方を選択して出力するバイアス制御手段601aと、ヒータ87を低温時に駆動して動作させるヒータ駆動手段600bとしての制御機能部を備える。
切り換えスイッチ88はバイアス制御手段601aによって切り換え制御される。
切換え制御はオペレータパネル69のタッチパネルからの入力に基づいて行われる。
ヒータ87は実線で示すように、二次転写対向ローラ24に対向して、配置してもよいし、二点鎖線で示すように、二次転写ローラ30に対向して配置してもよい。
制御部60は、オペレータパネル69に備えられている選択手段89から送信された紙種が所定の種類の紙種である凹凸紙である場合に、重畳バイアス信号をオンさせる。これに応じてバイアス制御手段601aが電源81を重畳バイアスを二次転写ニップNに印加するよう駆動する。紙種が所定の種類以外の凹凸紙で無い場合は直流バイアスが印加される。
制御部60は、重畳バイアスを印加するとき、放電が生じ易い環境であれば、ヒータ87の出力をオンする。制御部60は、直流バイアスを印加する時、ヒータ87を切り、すなわち、ヒータ87の出力をオフして、消費電力を抑える。
ただし、制御部60は、重畳バイアスの印加時にヒータ87をオンするとき、ヒータ87の出力を9Wとし、直流バイアスを印加するときヒータ87の出力を9Wよりも小さく、たとえば3Wとするように、ヒータ87の出力を制御してもよい。
ヒータ87の出力の制御は、ヒータ87を複数設け、制御部60がヒータ87を選択して駆動することで、行ってもよい。
例えば、重畳バイアス印加時に出力をオンするヒータ87の数を、直流バイアス印加時に出力をオンするヒータ87の数よりも多くするように、複数のヒータ87の出力を制御する。
直流バイアスと重畳バイアスの切換え制御は、選択手段89によって選択された紙種に基づくのではなく、タッチパネルの画面に、重畳バイアスを出力させるか直流バイアスを出力させるかを選択するための画面が表示されることで行うようにしてもよい。
具体的には、タッチパネルはその画面上に、「ACモード」および「DCモード」の選択肢が表示され、操作者がいずれかの印加電圧のモードを選択する印加電圧選択手段として機能する。オペレータパネル69は、選択されたモードの情報をバイアス制御手段として機能する制御部60へ送信する。バイアス制御手段として機能する制御部60は、選択手段89に代えて、印加電圧選択手段として機能するオペレータパネル69によって入力され指示された情報に基づいて、電源81に重畳バイアスと直流バイアスとの何れを印加させる。つまり、制御部60は、オペレータパネル69で選択されたモードが「ACモード」である場合は電源81に重畳バイアスを出力させ、選択されたモードが「DCモード」である場合は電源81に直流バイアスを出力させる。
二次転写ニップN直前での放電発生を抑え画像劣化を防止することを優先するか、消費電力の抑制を優先するか、を操作者が容易に選択可能である。
図9に示すように、二次転写対向ローラ24、二次転写ローラ30に対する電源81の接続、接地の態様は、図8に示した態様と逆であってもよい。図9に示す変形例では、ヒータ87の配置の態様についても図8に示した構成と逆になっている。
以上は抵抗調整手段であるヒータ87の動作により、二次転写対向ローラ24の抵抗値を下げる構成であるが、抵抗調整手段は、第2の転写部材としての二次転写ローラ30または二次転写対向ローラ24に接続された、図10に示す可変抵抗器40であってもよい。本変形例以下では電源81の接続側が第1の転写部材である。
図10(a)に示す変形例では二次転写対向ローラ24が電源81を介して接地された第1の転写部材、二次転写ローラ30が可変抵抗器40を介して接地された第2の転写部材である。図10(b)に示す変形例では二次転写ローラ30が電源81を介して接地された第1の転写部材、二次転写対向ローラ24が可変抵抗器40を介して接地された第2の転写部材である。
何れの変形例も放電が発生し易い環境下で可変抵抗器40の抵抗を下げ、第1の転写部材の、電源81の接続位置すなわち同図(a)では芯金241、同図(b)では第2芯金311と、第2の転写部材側の接地との間の電位Vfを抑える。
制御部60は、図11に示すように、電源81を制御して重畳バイアスを出力するバイアス制御手段600aと、可変抵抗器40の抵抗を制御する抵抗制御手段600cとを有する制御機能部を備えている。電源81は定電流回路を成すよう形成される。
抵抗制御手段600cは図4に示したヒータ駆動手段600bに代わる構成として備えられている。
可変抵抗器40は、抵抗制御手段600cによって抵抗を調整されることで、電位Vfを調整する。電位Vfは、二次転写対向ローラ24、中間転写ベルト21、記録シート、二次転写ローラ30、可変抵抗器40の合計の抵抗Rfに電流値Ifを乗算した値である。電位Vfは、第1の転写部材の電源81が接続されている位置、すなわち二次転写対向ローラ24の芯金241の電位と等価である。この電位Vfが高いほど、二次転写対向ローラ24の表面のうち二次転写ニップNを形成していない部分から放電の発生が顕著になり、転写チリを発生させる。放電はたとえば、二次転写対向ローラ24の表面の当該部分と、当該部分に空気(空隙)を介して隣接する中間転写ベルト21と、の間で発生するものであり、電位Vfの絶対値が高いほど顕著に発生する。
本変形例では、放電が生じ易い環境下、すなわち、重畳バイアスを用いてトナー像を記録シートに転写する時に、抵抗制御手段600cによって可変抵抗器40の抵抗値を低下させる制御を行う。二次転写バイアスとして直流成分に交流成分が重畳されたバイアスを用いる場合、二次転写対向ローラ24の芯金241の電位Vfのピーク値はVtである。このピーク値VtはDC成分のみのバイアスを用いる場合に比べて大きくなるため、放電が発生しやすい。そこで、抵抗制御手段600cによって可変抵抗器40の抵抗値を低下させ、ピーク間電圧Vppおよび平均電圧Vave(Voff)を抑え、ピーク値Vtを抑える。これにより、二次転写ニップNの非形成部分、具体的にはX方向上流側の二次転写対向ローラ24の表面箇所での放電を防止或いは抑制する。即ち、可変抵抗器40はヒータ87と同様の機能を有する。電源81についてのバイアス制御手段600aの制御態様は図2,5に示してすでに述べた各例と同様である。
可変抵抗器40を備える構成においても、図12に示すように、電源81は図8、9に示した構成と同様の構成とすることが可能である。図12(a)は電源81を図8に示したと同様に構成して、二次転写対向ローラ24に接続した場合を、図12(b)は電源81を図9に示したのと同様に構成して、二次転写ローラ30に接続した場合を示している。電源81についてのバイアス制御手段601aの制御態様は、図8,9に示してすでに述べた各例と同様である。図12に示した各変形例についても、可変抵抗器40についての抵抗制御手段600cの制御態様を図10に示した各変形例と同様にすれば、図10に示した変形例と同様の作用効果、及び図8,9に示した各変形例と同様の作用効果が得られる。
以上、二次転写部Pについて説明した、抵抗調整手段及び抵抗調整手段に関連する構成、制御は、一次転写部に適用してもよい。
例えば、図1に示すような各作像ユニット1C、1M、1Y、1Kにおける、それぞれの像担持体としての感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kを第1の転写部材とする。この第1の転写部材と中間転写ベルト21を介して下方に位置する一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kを第2の転写部材とする。この場合、第2の転写部材側に重畳バイアスを印加し、感光体ドラム2C、2M、2Y、2K上のトナー像を中間転写ベルト21に転写する転写電界を形成する。
この際、一次転写ニップ近傍を加熱する、ヒータ87と同等のヒータを一次転写ローラ25C、25M、25Y、25Kに対してそれぞれ設け、ヒータ87と同様に動作させる。感光体ドラム2C、2M、2Y、2Kは像担持体であると同時に第1または第2の転写部材を構成する。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、第1、第2の転写部材、電源、可変抵抗器の接地は必須ではない。電源は定電流回路ではなく、定電圧回路を備えてもよい。抵抗調整手段はヒータと可変抵抗器とを同時に備えていてもよい。
本発明を適用する画像形成装置は、上述の中間転写型の画像形成装置に限らず、他のタイプ例えば直接転写型の画像形成装置であってもよい。
その他、本発明を適用する画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ、これら複数の機構を備えた複合機であってもよい。更に、モノクロプリンタなどのモノクロ画像形成装置に本発明を適用してもよい。
本発明に係る画像形成装置は、電気回路形成に用いられる画像形成装置、バイオテクノロジー分野において、所定の画像を形成するのに用いられる画像形成装置であってもよい。
本発明の実施の形態に記載された効果は本発明から生じるもっとも好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されるものに限定されるものではない。
1 画像形成装置
2C、2M、2Y、2K 像担持体、第1の転写部材、第2の転写部材
21 像担持体、中間転写ベルト
24 第1の転写部材(二次転写対向ローラ)、第2の転写部材
30 第2の転写部材(二次転写ローラ)、第1の転写部材
40 可変抵抗器、抵抗調整手段
60 制御部、抵抗制御手段
68 温湿度を検知する検知手段(温湿度検知手段)
69 印加電圧選択手段
81 電源
861 リレー
87 ヒータ、抵抗調整手段
89 選択手段
600a、601a バイアス制御手段
600b ヒータ駆動手段(抵抗制御手段)
600c 抵抗制御手段
N 転写ニップ、二次転写ニップ
特開平09−146381号公報 特開2013−127592号公報 特開2012−181439号公報

Claims (18)

  1. 互いの間に像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写ニップを形成する第1、第2の転写部材と、
    直流成分と交流成分とが重畳された重畳バイアスと、直流成分のみからなる直流バイアスと、を前記転写ニップに印加可能な電源と、
    前記第1、第2の転写部材の少なくとも一方を加熱する熱を発生するヒータと、
    前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記トナー像を前記記録材へ転写する際に、前記ヒータを動作させるヒータ駆動手段と、を有し、
    前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際の前記ヒータの出力を、前記直流バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際の前記ヒータの出力よりも大きくすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記直流バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際に、前記ヒータの出力をオフすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像担持体である中間転写ベルトに当接して転写ニップを形成する第1、第2の転写部材と、
    前記中間転写ベルト上のトナー像を前記転写ニップで記録材へ転写するために、直流成分のみからなる直流バイアスと、直流成分と交流成分とが重畳された重畳バイアスとの一方を前記転写ニップに印加する電源と、
    前記転写ニップ近傍に設けられて熱を発生するヒータと、
    紙種を選択する選択手段と、
    前記電源を制御して前記直流バイアスと前記重畳バイアスとの一方を選択して出力するバイアス制御手段と、
    前記ヒータを制御して該ヒータを動作させるヒータ駆動手段と、を有し、
    前記選択手段によって選択された紙種が所定の種類の紙種である場合に、前記バイアス制御手段により前記電源を制御して前記重畳バイアスを出力するとともに前記ヒータ駆動手段により前記ヒータを駆動し、
    前記選択手段によって選択された紙種が前記所定の種類以外の紙種である場合に、前記バイアス制御手段により前記電源を制御して直流バイアスを出力するとともに前記ヒータ駆動手段により前記ヒータの出力をオフすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記所定の種類の紙種は凹凸紙であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記選択手段に代えて、前記バイアス制御手段に対し、前記電源に前記重畳バイアスと前記直流バイアスとのいずれを印加させるかを指示する印加電圧選択手段を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際の前記ヒータの出力を、前記直流バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際の前記ヒータの出力よりも大きくすることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  7. 前記直流バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際に、前記ヒータの出力をオフすることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記ヒータは、前記転写ニップの近傍または前記像担持体の内部に設けられることを特徴とする請求項1〜7の何れか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記ヒータの駆動回路は前記電源にリレーを介して接続され、前記リレーはトナー像を前記記録材へ転写する時点で抵抗制御手段により接続切り換えされることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  10. 温湿度を検知する検知手段を備え、前記検知手段の検知結果に基づいて前記ヒータの動作を制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  11. 前記第1、第2の転写部材のいずれか一方の転写部材が像担持体であって、
    いずれか他方の転写部材に前記重畳バイアスを印加可能な前記電源と、前記他方の転写部材を加熱する熱を発生する前記ヒータを設けたものであって、
    前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記一方の転写部材上のトナー像を前記記録材へ転写することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  12. 互いの間に像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写ニップを形成する第1、第2の転写部材と、
    直流成分と交流成分とが重畳された重畳バイアスを前記第1の転写部材に印加可能な電源と、
    前記第2の転写部材に接続された可変抵抗器と、
    前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記トナー像を前記記録材へ転写する際に、前記可変抵抗器の抵抗を制御する抵抗制御手段と、を有し、
    前記電源は、直流成分のみからなる直流バイアスを出力可能であって、
    前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際の前記可変抵抗器の抵抗を、前記直流バイアスによって前記転写ニップで前記像担持体上のトナー像を前記記録材へ転写する際の前記可変抵抗器の抵抗より小さくすることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記像担持体は中間転写ベルトであって、
    前記第1、第2の転写部材の一方は前記転写ニップにおいて前記中間転写ベルトの外側に当接する二次転写ローラであって、
    前記第1、第2の転写部材の他方は前記転写ニップにおいて前記中間転写ベルトの内側に当接する二次転写対向ローラであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  14. 請求項13記載の画像形成装置であって、前記ヒータを有する画像形成装置において、
    前記ヒータは、前記二次転写ローラと前記二次転写対向ローラとのうちで抵抗が高い方のローラに近い位置に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項13記載の画像形成装置であって、前記ヒータを有する画像形成装置において、
    前記電源は、前記二次転写ローラと前記二次転写対向ローラのうちの一方のローラに前記重畳バイアスを出力可能であり、他方のローラが接地され、
    前記ヒータは、前記一方のローラに近い位置に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  16. 互いの間に像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写ニップを形成する第1、第2の転写部材と、
    直流成分と交流成分とが重畳された重畳バイアスを前記転写ニップに印加可能な電源と、
    前記第1、第2の転写部材の少なくとも一方を加熱する熱を発生するヒータと、
    前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記トナー像を前記記録材へ転写する際に、前記ヒータを動作させるヒータ駆動手段と、を有する画像形成装置であって、
    前記第1、第2の転写部材のいずれか一方の転写部材が像担持体であって、
    いずれか他方の転写部材に前記重畳バイアスを印加可能な前記電源と、前記他方の転写部材を加熱する熱を発生する前記ヒータを設けたものであって、
    前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記一方の転写部材上のトナー像を前記記録材へ転写することを特徴とする画像形成装置。
  17. 像担持体である中間転写ベルトに当接して転写ニップを形成する第1、第2の転写部材と、
    前記中間転写ベルト上のトナー像を前記転写ニップで記録材へ転写するために、直流成分のみからなる直流バイアスと、直流成分と交流成分とが重畳された重畳バイアスとの一方を前記転写ニップに印加する電源と、
    前記転写ニップ近傍に設けられて熱を発生するヒータと、
    紙種を選択する選択手段と、
    前記電源を制御して前記直流バイアスと前記重畳バイアスとの一方を選択して出力するバイアス制御手段と、
    前記ヒータを制御して該ヒータを動作させるヒータ駆動手段と、を有し、
    前記選択手段によって選択された紙種が所定の種類の紙種である場合に、前記バイアス制御手段により前記電源を制御して前記重畳バイアスを出力するとともに前記ヒータ駆動手段により前記ヒータを駆動することを特徴とする画像形成装置であって、
    いずれか他方の転写部材に前記重畳バイアスを印加可能な前記電源と、前記他方の転写部材を加熱する熱を発生する前記ヒータを設けたものであって、
    前記重畳バイアスによって前記転写ニップで前記一方の転写部材上のトナー像を前記記録材へ転写することを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記像担持体はトナー像が担持される中間転写体であって、前記転写ニップが二次転写ニップであることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一つに記載の画像形成装置。
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