JP2000304079A - 圧縮コイルばねに装着する軟質合成樹脂製チューブ及びそのチューブを装着した圧縮コイルばね - Google Patents
圧縮コイルばねに装着する軟質合成樹脂製チューブ及びそのチューブを装着した圧縮コイルばねInfo
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Abstract
る異音の発生を回避するために、適宜長さに切断した軟
質合成樹脂製チューブを素線の端部から外挿していた
が、摩擦力が大きいため、作業に時間がかかっていた。 【解決手段】 圧縮コイルばねaのコイル径とほぼ同径
に回曲され、全長にわたってスリット2が形成されてい
るものであって、スリットを開くことにより素線の半径
方向から装着することができるようにしたものである。
Description
素線同士の接触による異音の発生を回避するために、圧
縮コイルばねの素線に装着する軟質合成樹脂製チューブ
及びその軟質合成樹脂チューブを装着した圧縮コイルば
ねに関する。
による異音の発生を回避するために、適宜長さに切断し
た軟質合成樹脂製チューブを素線の端部から外挿してい
たが、摩擦力が大きいため、作業に時間がかかり、ま
た、隙間をあけて装着しなければならないため、装着後
に移動したり、抜け落ちたりするおそれがあった。
する課題は、圧縮コイルばねの素線へ容易に装着するこ
とができ、また、締め代をもって装着することができて
不用意に移動したり、抜け出したりすることがない軟質
合成樹脂製チューブ及びその軟質合成樹脂チューブを装
着した圧縮コイルばねを提供することである。
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、圧縮コイルばねのコイル径とほぼ同径に回曲され、
全長にわたってスリットが形成されているものであっ
て、スリットを開くことにより素線の半径方向から装着
することができるから、長いチューブでも装着作業が容
易である。
て、内径が装着する圧縮コイルばねの素線の径より小さ
いから、締め代を付けることができて装着後に移動した
り、抜け落ちたりするおそれがない。
明において、内周面に粘着剤が塗布されているから、チ
ューブが素線に粘着して、移動や抜け落ちを確実に防止
することができる。
の発明において、水抜き孔が適宜間隔で形成されている
から、素線とチューブの間に水が溜まっても、速やかに
排出されて、素線に錆が生じるのが防止される。
は4の発明の軟質合成樹脂製チューブを装着した圧縮コ
イルばねであるから、上記各発明の効果が確実に実現さ
れる。
図面に基づいて説明する。図において、1は本発明に係
る軟質合成樹脂製チューブであって、軟質のポリウレタ
ン、ポリアセタールまたはナイロンなどの軟質の合成樹
脂製チューブからなる素材を所望の直径の環形に回曲
し、その外周にスリット2を全周にわたって形成し、両
端の外周に面取り3を形成するとともに、スリット2と
90°の角度をなす上下両面に数個の水抜き孔4を等角
度間隔で形成したものである。
は、図4に示すように、圧縮コイルばねaの座巻部に嵌
着される。
されているから、圧縮コイルばねaの内周側からスリッ
ト2を広げて押し付けることにより、弾性変形を生じさ
せて容易に嵌着することができる。
ルばねaに嵌着するのを容易にするものである。
イルばねaの素線の直径より少し小さくしておくことに
より、軟質合成樹脂製チューブ1が弾力によって圧縮コ
イルばねaに締め付ける状態となり、不用意に移動した
り外れたりするのが防止される。
1が嵌着された圧縮コイルばねaは、その座巻部を、図
5に示すように、ショックアブソーバのシリンダチュー
ブbに固定された座cに嵌着して取り付けられる。
aの座巻部の内周が座cに嵌合するようになっているた
め、スリット2は軟質合成樹脂製チューブ1の外周に形
成したのであるが、座巻部の外周が座cに嵌合する場合
には、スリット2を軟質合成樹脂製チューブ1の内周に
形成した方が座cが圧縮コイルばねaと直接接触して異
音を生じるのを確実に防止することができる。
圧縮コイルばねaとの間に浸入した水を排出して圧縮コ
イルばねaに錆が発生するのを防止するためのものであ
る。
ねaの素線同士が直接接触するのを防止するために、座
巻部以外の部分に嵌着してもよく、この場合でも、軟質
合成樹脂製チューブ1をそのスリット2を開くことによ
り容易に圧縮コイルばねaに嵌着することができる。
を塗布しておくことにより、運搬時や使用時に圧縮コイ
ルばねaの装着位置からずれたり、外れたりするのを防
止することができる。
る。
した状態の断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 圧縮コイルばねのコイル径とほぼ同径に
回曲され、全長にわたってスリットが形成されている圧
縮コイルばねに装着する軟質合成樹脂製チューブ。 - 【請求項2】 内径が装着する圧縮コイルばねの素線の
径より小さいことを特徴とする請求項1に記載の圧縮コ
イルばねに装着する軟質合成樹脂製チューブ。 - 【請求項3】 内周面に粘着剤が塗布されていることを
特徴とする請求項1または2に記載の圧縮コイルばねに
装着する軟質合成樹脂製チューブ。 - 【請求項4】 水抜き孔が適宜間隔で形成されているこ
とを特徴とする請求項1、2または3に記載の圧縮コイ
ルばねに装着する軟質合成樹脂製チューブ。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載の軟質
合成樹脂製チューブを装着した圧縮コイルばね。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11109039A JP2000304079A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 圧縮コイルばねに装着する軟質合成樹脂製チューブ及びそのチューブを装着した圧縮コイルばね |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11109039A JP2000304079A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 圧縮コイルばねに装着する軟質合成樹脂製チューブ及びそのチューブを装着した圧縮コイルばね |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000304079A true JP2000304079A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14500067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11109039A Pending JP2000304079A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 圧縮コイルばねに装着する軟質合成樹脂製チューブ及びそのチューブを装着した圧縮コイルばね |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000304079A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20060032263A (ko) * | 2004-10-11 | 2006-04-17 | 이용복 | 자동차 현가장치의 코일스프링보호용 튜브 |
JP2014174182A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Konica Minolta Inc | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
EP3109500A1 (de) * | 2015-05-15 | 2016-12-28 | Muhr und Bender KG | Federanordnung und verfahren zur herstellung einer federanordnung |
EP3124821B1 (en) | 2014-03-28 | 2019-01-23 | NHK Spring Co., Ltd. | Suspension coil spring |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP11109039A patent/JP2000304079A/ja active Pending
Cited By (7)
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