JPH0322020Y2 - - Google Patents

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JPH0322020Y2
JPH0322020Y2 JP1986150385U JP15038586U JPH0322020Y2 JP H0322020 Y2 JPH0322020 Y2 JP H0322020Y2 JP 1986150385 U JP1986150385 U JP 1986150385U JP 15038586 U JP15038586 U JP 15038586U JP H0322020 Y2 JPH0322020 Y2 JP H0322020Y2
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JP
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metal fitting
central
radiator
fitting
elastic
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JP1986150385U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のラジエータ装置に係る。
〔従来の技術〕
自動車のラジエータ装置は、第7図、第8図に
示す如き構成の物が提供されている。このラジエ
ータ装置は、実開昭60−100218号公報に係るもの
であり、車両のボデイの一部となる基板部100
と、ラジエータ本体101と、基板部100とラ
ジエータ本体101との間に介在しラジエータ本
体101を基板部100に弾性支持する弾性保持
具102と、で構成されている。この弾性保持具
102は、中央孔を螺孔とした中央金具103
と、外側金具104と、中央金具103と外側金
具104との間に介在する弾性ゴム部105とか
らなる。そしてボルト106を中央金具103の
螺孔内にねじこみ、これにより基板部100にラ
ジエータ本体101を装着することにしている。
このラジエータ装置では、ボルト106を金具1
03の螺孔にねび込む構成であるため、ラジエー
タ本体101の取付けの際、ラジエータ本体10
1や基板部100の位置が多少ずれていると、取
付けが困難となる不具合があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記した実情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、ラジエータ本体の取付け性を改
善したラジエータ装置を提供するにある。更に横
断面図において中央金具を介して対称位置に、弾
性ゴム部が孔をもつ場合には、方向ごとにばね定
数を変えることができるラジエータ装置を提供す
るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかるラジエータ装置は、車両のボデ
イの一部となる基板部と、横方向の端部に支持軸
部をもつラジエータ装置と、基板部とラジエータ
本体との間に介在しラジエータ本体を基板部に弾
性支持する弾性保持具と、で構成され、 前記弾性保持具は、ラジエータ本体の支持軸部
が挿入される中央孔をもつ筒状の中央金具と、基
板部に保持され中央金具の外周面を同軸的におお
う内周面をもつ筒状の外側金具と、外側金具の内
周面と中央金具の外周面との間に介在するととも
に、該中央金具を介して対称位置に形成され、該
中央金具および該外側金属の軸方向に伸びる孔を
もつ弾性ゴム部と、中央金具の中央孔を形成する
内周面に固着され中央金具の中央孔に挿入された
支持軸部の外周面と密着するゴム製の抜け止め部
と、で構成されていることを特徴とするものであ
る。
基板部は、車両のボデイ自体であつてもよく、
車両のボデイに溶接やボルト止めにより装着され
る部材であつてもよい。
ラジエータ本体は従来のものをそのまま使用す
ることができる。ラジエータ本体は横方向に支持
軸部をもつ。
弾性保持具は、基板部とラジエータ装置との間
に介在しており、中央金具と外側金具と弾性ゴム
部と抜け止め部とで構成されている。
中央金具は筒状である。中央金具の外周面は、
弾性ゴム部の内周面に非接着状態とすることがで
き、また、弾性ゴム部の内周面に接着することも
できる。この場合、接着は加硫接着でおこなうこ
とができる。
外側金具は、中央金具よりも大径の筒状をな
し、中央金具と同軸的に該中央金具を覆う内周面
をもつ。
弾性ゴム部は、中央金具の外周面と外側金具の
内周面との間の空間を実質的に埋めるゴム製のス
リーブである。弾性ゴム部は、ばね特性改善のた
め、横断面図において中央金具を介して対称位置
に、中央金具および外側金具の軸方向にのびる孔
をもつ構成とされている。
抜け止め部は中央金具の中央孔を形成する内周
面に加硫接着などにより固着されており、ラジエ
ータ本体の支持軸部を中央金具の中央孔に挿入し
たときに、ラジエータ本体の支持軸部の外周面と
密着するゴム製の部位である。抜け止め部は、中
央金具の中央孔を形成する内周面に円周方向に筒
状又はリング状に連続して形成されていてもよ
く、あるいは、リング状に断続的に形成されてい
てもよい。抜け止め部のゴム硬度は、支持軸部と
の密着性を考慮すると、45〜55度程度が望まし
い。抜け止め部には、支持軸部の挿入性を向上さ
せるためにガイド部を形成することが好ましい。
抜け止め部の内周面には、凹凸が形成されていて
もよい。このように凹凸を形成すると、ラジエー
タ本体の支持軸部を中央金具の中央孔に挿入した
場合に、抜け止め部と支持軸部を一層良好に密着
させることができる。
弾性保持具は、後述の実施例のように、弾性ゴ
ム部および抜け止め部と一体的に形成され中央金
具の中央孔の軸方向の一方の開口をおおうゴム製
の閉塞部をもつことが望ましい。
〔作用〕
ラジエータ本体を基板部に取付けるにあたつて
は、基板部を車両のボデイなどに溶接、ボルト止
めなどにより保持すると共に、弾性保持具の中央
金具の中央孔内にラジエータ装置の支持軸部を圧
入する。すると、抜け止め部が支持軸部の外周部
に密着し、支持軸部のこれの軸方向への抜け止め
を図り得る。
〔考案の効果〕
本考案のラジエータ装置ではラジエータ本体や
基板部の位置が多少ずれていても、ラジエータ本
体の支持軸部を中央金具の中央孔内に圧入するだ
けなので、ラジエータ本体の取付け性を改善でき
る。本考案のラジエータ装置では抜け止め部が支
持軸部と密着するので、取付け後のラジエータ本
体のずれを抑制することができる。弾性ゴム部が
孔をもつ場合には方向ごとに、例えば車両の前後
方向、巾方向、高さ方向にばね定数を変えること
ができる。
〔実施例〕 第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す。
本実施例のラジエータ装置は、車両のボデイに
溶接されてボデイの一部となる基板部1と、横方
向の端部に支持軸20をもつラジエータ本体2
と、ラジエータ本体2を基板部1に弾性支持する
弾性保持具3と、で構成されている。
前記弾性保持具3は、基板部1とラジエータ本
体2との間に介在しており、中央金具4と外側金
具5と弾性ゴム部6と抜け止め部7とで構成され
ている。
中央金具4は、ラジエータ本体2の支持軸部2
0が挿入される中央孔をもつ長筒状である。中央
金具1はアルミダイキヤストから作製されてい
る。
外側金具5は、金属製であり、中央金具4より
も大径の筒体52と筒体52に圧入した筒体53
とからなる二重筒状をなし、中央金具4の外周面
を同軸的におおう内周面50をもつ。外側金具5
は圧入により基板部1に取付されている。
弾性ゴム部6は、外側金具5の内周面50と中
央金具4の外周面40との間に介在している。弾
性ゴム部6は、中央金具4の外周面40と外側金
具5の内周面50との間の空間に未加硫ゴムを注
入して加硫することにより形成されており、中央
金具4の外周面40と外側金具5の内周面50と
の間の空間を実質的に埋めるゴム製のスリーブで
ある。弾性ゴム部6は、中央金具4の外周面4
0、外側金具5の内周面50に加硫接着されてい
る。弾性ゴム部6は、中央金具4および外側金具
5の軸方向にびる孔60、61をもつ。孔60、
61はその横断面図である第1図でみると、中央
金具4を介して対称位置に形成されており、中央
金具4にそう円弧孔部60a、61aをもち、円
弧孔部60a、61aの両側に孔部60b、61
bをもつ。したがつて、弾性ゴム部6は、第1図
に示すように、中央金具4の外周面40と外側金
具5の内周面50とに加硫接着され両者を橋架す
る塊状ゴム部64と、外側金具5の内周面50に
加硫接着され中央金具4の外周面40には加硫接
着されないゴム部65と、からなる。
抜け止め部7は中央金具4の中央孔を形成する
内周面41に加硫接着されており、ラジエータ本
体2の支持軸部20の外周面と密着するゴム製の
部位である。抜け止め部7は、第1図に示すよう
に、中央金具4の中央孔を形成する内周面41全
周に筒状に連続して形成されている。抜け止め部
7のゴム硬度は45〜55度程度である。なお、抜け
止め部7の端部には傾斜したガイド部70、71
が形成されている。
本実施例では、第3図および第4図にしめすよ
うにラジエータ本体2の支持軸部20を中央金具
4の中央孔に挿入すると共に、基板部1をボデイ
にボルトにより取着し、これによりラジエータ本
体2を基板部1を介して車両のボデイに装着す
る。このとき、第3図に示すように、孔60、6
1をラジエータ本体2の上下方向に配置する。な
お、第9図はこのように装着した本実施例に係る
ラジエータ装置のばね特性を示す。
即ち、このように装着した状態では、中央金具
4の軸方向につまり第4図に示すように、ラジエ
ータ本体2の長さ方向(矢印A方向)に外力が作
用したとき、弾性ゴム部6が中央金具4の軸方向
(矢印A方向)に変形し、このときラジエータ装
置に係る弾性ゴム部6は、孔60、61をもつ構
成であるため、軸方向に外力が作用したとき、孔
60、61により弾性ゴム部6が軸方向(矢印A
方向)により変形しやすく、したがつ軸方向(矢
印A方向)のばね定数をより小にすることができ
る。
また中央金具4の径方向に外力が作用したと
き、弾性ゴム部6が中央金具4の径方向(矢印B
方向、矢印C方向)に変形する。
換言すると、ラジエータ本体2の上下方向、つ
まり、径方向たる矢印B方向(第3図に示すよう
にラジエータ本体2の高さ方向)に外力が作用し
たとき、弾性ゴム部6が孔60、61の形状を変
形しつつ変形するため、弾性ゴム部6は径方向に
変形しやすくなり、したがつて径方向(矢印B方
向)のばね定数も小にすることができる。更に矢
印B方向に外力が作用するときには、ゴム部64
がゴム部65に当接した後は、ばね特性は当接前
と変わり、従つて第9図に示すように、ばね特性
を示すたわみ一荷重曲線に屈曲点をもたらすこと
ができる。また、矢印B方向と直交する径方向で
ある矢印C方向つまり第3図に示すように、ラジ
エータ本体2の幅方向に外力が作用したときに
は、弾性ゴム部6のゴム部64は第1図に示すよ
うに、中央金具4と外側金具5との間を橋架して
いるので、それだけたわみ量は少なく矢印C方向
のばね定数を大きくできる。
上記したように、このラジエータ装置では、ラ
ジエータ本体2の上下方向(矢印B方向)、長さ
方向(矢印A方向)、幅方向(矢印C方向)のば
ね定数をそれぞれ変えることができる。
特に本実施例では、ラジエータ本体2を基板部
1に保持した場合は、リング状の抜け止め部7が
ラジエータ本体2の支持軸部20の全周部に密着
するので、ラジエータ本体2のずれ移動を効果的
に抑制することができる。
本考案にかかるラジエータ装置の第2実施例を
第5図、第6図にしめす。この第2実施例のラジ
エータ装置は基本的には、上記した実施例と同一
である。ただし、弾性保持具3は、弾性ゴム部6
および抜け止め部7と一体的に形成されたゴム製
の閉塞部8をもつ。閉塞部8は、中央金具4の中
央孔の軸方向の一方の開口をおおう。
このようにすれば、支持軸部20の先端部と閉
塞部8とが当たり、支持軸部20が抜けることを
閉塞部8により抑制でき、支持軸部20の抜け止
め、延いてはラジエータ本体2の外れ止めに有効
である。
なお、上記した実施例では、弾性ゴム部6は、
ゴム部64とゴム部65とからなるが、これに限
られるものではなく、ゴム部65を有していなく
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す。第
1図はラジエータ装置の弾性保持具の横断面図で
あり、第2図はラジエータ装置の弾性保持具の縦
断面図である。第3図および第4図は夫々異なる
方向からみたラジエータ装置の側面図である。第
5図および第6図は本考案の第2実施例をしめ
し、第5図はラジエータ装置の弾性保持具の横断
面図であり、第6図はラジエータ装置の弾性保持
具の縦断面図である。第7図および第8図は従来
を示し、第7図はラジエータ装置の分解斜視図、
第8図は弾性保持具の縦断面図である。第9図は
本実施例にかかるラジエータ装置のばね特性を示
すグラフである。 図中、2はラジエータ本体、3は弾性保持具、
4は中央金具、40は内周面、5は外側金具、5
0は内周面、6は弾性ゴム部、7は抜け止め部を
しめす。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両のボデイの一部となる基板部と、 横方向の端部に支持軸部をもつラジエータ本
    体と、 該基板部と該ラジエータ本体との間に介在し
    該ラジエータ本体を該基板部に弾性支持する弾
    性保持具と、で構成され、 前記弾性保持具は、該ラジエータ本体の該支
    持軸部が挿入される中央孔をもつ筒状の中央金
    具と、 該基板部に保持され該中央金具と同軸的に該
    中央金具を覆う内周面をもつ外側金具と、 該外側金具の該内周面と該中央金具の該外周
    面との間に介在するとともに、該中央金具を介
    して対称位置に形成され、該中央金具および該
    外側金具の軸方向に伸びる孔をもつ弾性ゴム部
    と、 該中央金具の該中央孔を形成する該内周面に
    固着され該中央孔に挿入された該ラジエータ本
    体の該支持軸部の外周面と密着するゴム製の抜
    け止め部と、で構成されていることを特徴とす
    るラジエータ装置。 (2) 弾性保持具は、弾性ゴム部および抜け止め部
    と一体的に形成され中央金具の中央孔の軸方向
    の一方の開口をおおうゴム製の閉塞部をもつ実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のラジエータ
    装置。
JP1986150385U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0322020Y2 (ja)

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JP1986150385U JPH0322020Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6354515U JPS6354515U (ja) 1988-04-12
JPH0322020Y2 true JPH0322020Y2 (ja) 1991-05-14

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ID=31066481

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JP1986150385U Expired JPH0322020Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59115422A (ja) * 1982-12-16 1984-07-03 ダイムラ− ベンツ アクチエンゲゼルシヤフト 自動車の放熱器の取付け装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59115422A (ja) * 1982-12-16 1984-07-03 ダイムラ− ベンツ アクチエンゲゼルシヤフト 自動車の放熱器の取付け装置

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JPS6354515U (ja) 1988-04-12

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