JP2000278523A - 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Info

Publication number
JP2000278523A
JP2000278523A JP11080426A JP8042699A JP2000278523A JP 2000278523 A JP2000278523 A JP 2000278523A JP 11080426 A JP11080426 A JP 11080426A JP 8042699 A JP8042699 A JP 8042699A JP 2000278523 A JP2000278523 A JP 2000278523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
edge
area
halftone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11080426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3334042B2 (ja
Inventor
Yoko Fujiwara
葉子 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP08042699A priority Critical patent/JP3334042B2/ja
Priority to US09/533,943 priority patent/US6775031B1/en
Publication of JP2000278523A publication Critical patent/JP2000278523A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3334042B2 publication Critical patent/JP3334042B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/70Denoising; Smoothing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/73Deblurring; Sharpening
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/13Edge detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4092Edge or detail enhancement
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • G06T2207/10008Still image; Photographic image from scanner, fax or copier
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10024Color image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20004Adaptive image processing
    • G06T2207/20012Locally adaptive
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20172Image enhancement details
    • G06T2207/20192Edge enhancement; Edge preservation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30176Document

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 網点によるモアレの発生を抑え、網点領域の
文字などの再現性をよくし、かつ、白地の文字などの再
現性が落ちることのない画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像データを処理して出力する画像処理
装置において、画像内の網点を検出する網点判別部18
2と、網点判別結果に応じて、サイズの小さい第1微分
フィルター184またはサイズの大きい第2微分フィル
ター185のいずれかの出力を選択するセレクタ186
と、選択された微分フィルターからの出力によりエッジ
を判別するエッジ判別部187と、エッジ判別結果と網
点判別結果から網点部か文字部かを判断する総合判断部
183と、総合判断部183の判断結果により平滑フィ
ルター151、パススルー152、エッジ強調回路15
3のいずれかの出力を選択するセレクタ154と、を有
することを特徴とする画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
びこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに
画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体に関し、特に、網点領域内
にある文字を補正するための画像処理装置およびこれを
搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理
方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷物に多く見られる画像と
して多数の微小ドットとからなる網点で描画されている
ものがある。このような網点画像をスキャナで読み取
り、プリンタで出力する場合などには、網点の空間周波
数と読み取り周期との関係、あるいは、ディザ処理時の
ディザパターン周期との関係に依存するモアレが発生し
ていた。
【0003】このようなモアレの発生を防ぐために、従
来のデジタル複写機は、原稿中の網点領域を検出し、網
点領域に対して平滑化処理を行い、微小ドットを目立た
なくしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のデジ
タル複写機の方法では、網点領域内に文字が描かれた文
字・網点混在領域に対して平滑化処理を行うと、文字・
網点混在領域内の文字を鮮明に再現できなくなり、反対
に文字・網点混在領域内の文字を鮮明に再現するために
エッジ強調処理を行うと、文字・網点混在領域内の微小
ドットのエッジまで強調されてしまい、モアレの発生を
防ぐことができないだけでなく、画質劣化をも招くこと
になる。また、文字・網点混在領域内の文字のみに対し
てエッジ強調処理を行うようにエッジ検出フィルターの
サイズを網点の空間周波数より大きめに設定した場合に
は、文字・網点混在領域以外の領域に存在する細かな文
字を鮮明に再現することができなかった。
【0005】本発明の目的は、文字・網点混在領域にお
ける文字を鮮明に再現すると共に、網点の空間周波数に
依存するモアレの発生を抑え、かつ文字・網点混在領域
以外の領域に存在する細かな文字を鮮明に再現すること
ができる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理
手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を
提供することであり、また、前記画像処理装置を用いた
画像読取装置および画像形成装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0007】(1)原稿を読み取って得られた画像デー
タを処理して出力する画像処理装置において、前記画像
データから、原稿画像内の網点領域を検出する網点領域
判別手段と、前記網点領域判別手段の判別結果に応じて
サイズの異なる微分フィルターを使用して、前記原稿画
像内のエッジを検出するエッジ検出手段と、前記エッジ
検出手段によりエッジと検出された部分に強調処理を行
う画像補正手段と、を有することを特徴とする画像処理
装置。
【0008】(2)前記画像補正手段は、さらに、前記
網点領域判別手段が網点領域であると判断した領域に対
して平滑化処理を行うことを特徴とする請求項1記載の
画像処理装置。
【0009】(3)前記微分フィルターは、網点領域に
用いるものと非網点領域に用いるものとでサイズが異な
るものであり、網点領域で用いる微分フィルターの方が
非網点領域で用いる微分フィルターよりそのサイズが大
きいことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画
像処理装置。
【0010】(4)前記請求項1〜3のいずれか一つに
記載の画像処理装置と、原稿画像読み取り手段とを有
し、当該原稿画像読み取り手段により読み取った画像デ
ータを前記画像処理装置によって処理して出力すること
を特徴とする画像読取装置。
【0011】(5)前記請求項1〜3のいずれか一つに
記載の画像処理装置と、原稿画像読み取り手段と、用紙
上に画像を印刷する印刷手段とを有し、当該原稿画像読
み取り手段により読み取った画像データを前記画像処理
装置によって処理した後、当該印刷手段により用紙上に
印刷することを特徴とする画像形成装置。
【0012】(6)原稿を読み取って得られた画像デー
タを処理する画像処理方法において、前記画像データか
ら、原稿画像内の網点領域を判別し、網点領域を判別し
た結果に応じてサイズの異なる微分フィルターを使用し
て、前記原稿画像内のエッジを検出し、検出したエッジ
部分にエッジ強調を行うことを特徴とする画像処理方
法。
【0013】(7)原稿を読み取って得られた画像デー
タを処理する画像処理手順を記憶したコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体であって、前記画像データから、原
稿画像内の網点領域を判別する手順と、網点領域を判別
した結果に応じてサイズの異なる微分フィルターを使用
して、前記原稿画像内のエッジを検出する手順と、検出
したエッジ部分にエッジ強調を行う手順と、を記憶した
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒
体。
【0014】(8)原稿を読み取って得られた画像デー
タを処理して出力する画像処理装置において、前記画像
データから、原稿画像内の網点領域を検出する網点領域
判別手段と、前記網点領域判別手段の判別結果に応じて
サイズの異なる微分フィルターを使用して、前記原稿画
像に対してエッジ強調を行う画像補正手段と、を有する
ことを特徴とする画像処理装置。
【0015】(9)前記微分フィルターは、網点領域に
用いるものと非網点領域に用いるものとでサイズが異な
るものであり、網点領域で用いる微分フィルターの方が
非網点領域で用いる微分フィルターよりそのサイズが大
きいことを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
【0016】(10)前記請求項8または請求項9記載
の画像処理装置と、原稿画像読み取り手段とを有し、当
該原稿画像読み取り手段により読み取った画像データを
前記画像処理装置によって処理して出力することを特徴
とする画像読取装置。
【0017】(11)前記請求項8または請求項9記載
の画像処理装置と、原稿画像読み取り手段と、用紙上に
画像を印刷する印刷手段とを有し、当該原稿画像読み取
り手段により読み取った画像データを前記画像処理装置
によって処理した後、当該印刷手段により用紙上に印刷
して出力することを特徴とする画像形成装置。
【0018】(12)原稿を読み取って得られた画像デ
ータを処理する画像処理方法において、前記画像データ
から、原稿画像内の網点領域を判別し、網点領域を判別
した結果に応じてサイズの異なる微分フィルターを使用
して、前記原稿画像に対してエッジ強調を行うことを特
徴とする画像処理方法。
【0019】(13)原稿を読み取って得られた画像デ
ータを処理する画像処理手順を記憶したコンピュータ読
み取り可能な記憶媒体であって、前記画像データから、
原稿画像内の網点領域を判別する手順と、網点領域を判
別した結果に応じてサイズの異なる微分フィルターを使
用して、前記原稿画像に対してエッジ強調を行う手順
と、を記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。
【0021】《実施形態1》本実施形態1は、本発明を
デジタル複写機の画像補正に適用したもので、エッジの
検出精度を網点領域であるか否かによって変更すること
により、網点領域においては網点のドットをエッジとし
て検出しないようにし、一方、網点領域以外の領域で
は、細かな文字のエッジを検出できるようにしたもので
ある。
【0022】図1は、デジタル複写機に設けられている
画像処理部の構成を説明するためのブロック図であり、
図2は図1中に示される画像補正部15と画像領域判別
部18のそれぞれ内部の構成を示すブロック図である。
なお、このデジタル複写機における基本的な制御回路や
機械的な構成については、通常のものと同様であるの
で、それらの説明は省略する。
【0023】以下、図1および図2を参照して、画像処
理動作を画像データの流れに沿って説明する。
【0024】デジタル複写機の画像処理部1は、まず、
デジタル複写機に搭載されているスキャナ80が読み取
った原稿画像データを、RGB各色の画像データごとに
受けとりメモリ11に記憶する。そして、プリンタ90
からの印刷タイミング信号に合わせて、メモリ11から
RGB各色の画像データが読み出され、LOG変換部1
2、RGB→CMY色変換部13、UCR/BP部14
を介してCMYK各色の画像データが生成される。CM
YK各色の画像データは、画像補正部15に入力され、
画像領域判別部18の判別結果に応じて画像の補正処理
が行われる(詳細後述)。なお、画像補正部15におい
ては、通常の画像補正と同様にガンマ補正なども行われ
る。
【0025】解像度変換部16では、スキャナ80の読
み取り解像度から、より高い解像度への変換が行われ
る。例えばスキャナ80の読み取り解像度が300dp
iの場合、ディザ処理テーブルの解像度が2400×6
00dpiとすると300×300dpiの解像度が2
400×600dpiの解像度へ変換される。この解像
度変換部16から出力された多値の画像データは、ディ
ザ処理部17にてディザテーブルと比較され、2値の画
像データに変換される。2値化された画像データは図示
しないプリンタビデオインターフェースを介してプリン
タ90に出力される。
【0026】また、メモリ11から読み出されたRGB
各色の画像データは画像領域判別部18にも入力され
る。
【0027】画像領域判別部18では、図2に示すよう
に、まず、入力されたRGB各色の画像データが、画素
ごとの明度を算出する明度算出部181に入力される。
【0028】明度算出部181では、下記(1)式に基
づいて、入力されたRGB各色の画像データから明度デ
ータVを算出する。
【0029】 V=k1×R+k2×G+k3×B …(1) ただし、式中、k1,k2,k3は定数である。
【0030】網点判別部182では、まず、注目画素に
ついて、その画素が孤立点であるか否かを判別する。孤
立点か否かの判別は、注目画素に対し、隣接する周囲の
画素の明度が全て一定値以上高ければ、その注目画素を
孤立点と判断する。具体的には、例えば下記(2)式に
示すように、周辺画素iの明度と注目画素の明度の差が
予め定めたしきい値V1以上であるか否かにより判断す
る。
【0031】 (周辺画素iの明度−注目画素の明度)>V1 …(2) 次に、注目画素を中心とした微小エリア、例えば20×
20画素内で、孤立点と判別された画素の個数をカウン
トする。そして、カウントした孤立点の個数が一定個
数、例えば30個以上であれば注目画素を網点領域であ
ると判断する。このような網点領域であるか否かの判断
を全画素について行う。
【0032】なお、網点領域の判別には、このような孤
立点を求める方法の他、背景や白地部を判別するなど様
々な方法があり、本実施形態においても、孤立点を求め
る方法に代えてこれらの方法により行ってもよい。
【0033】この網点領域か否かの判別結果は、セレク
タ186と総合判断部188へ入力される。
【0034】明度算出部181からの明度データは、エ
ッジ検出部183内の第1微分フィルター184および
第2微分フィルター185にも入力される。
【0035】第1微分フィルター184および第2微分
フィルター185は、共にラプラシアンフィルターと呼
ばれる一般的な2次微分フィルターである。図3に第1
微分フィルター184および第2微分フィルター185
を示す。図示するように、第1微分フィルター184
(図3A)の方が第2微分フィルター185(図3B)
よりそのサイズが小さい。
【0036】なお、このような微分フィルターの出力値
Lは、例えば図3Bに示した5×5画素のフィルターの
場合、下記(3)式のように求められる。
【0037】 L=(4×V33−V11−V15−V51−V55)/4 …(3) ただし、式中、33,11,15,51,55などの数値は、フィルタ
ーの各画素位置を行および列として示すもので、例えば
33は3行3列目、すなわち中央の画素を示す。
【0038】第1および第2微分フィルターからの出力
値Lは、セレクタ186を介してエッジ判別部187に
入力される。
【0039】ここで、本実施形態1において、エッジ検
出のための微分フィルターを2つ設けたのは、フィルタ
ーのサイズを変更することでエッジの検出精度を変える
ためである。
【0040】図4および図5に異なるサイズの微分フィ
ルターによってエッジ検出を行い、その後検出したエッ
ジについて強調処理した画像例を示す。図4はサイズの
大きい微分フィルターを用いた例で、同図Aは文字・網
点混在領域である場合、同図Bは白地に文字がある場合
である。また、図5は、サイズの小さい微分フィルター
を用いた例で、同図Aは文字・網点混在領域である場
合、同図Bは白地に文字がある場合である。
【0041】これら各図から分かるように、サイズの大
きい微分フィルターを用いると、文字・網点混在領域で
ある図4Aの方は、網点はほとんど消えて文字のみが強
調され、見やすくなるが、逆に白地に文字がある図4B
の方は、文字の細部がよく分からなくなっている。一
方、サイズの小さい微分フィルターを用いたものでは、
文字・網点混在領域である図5Aの方は、文字と共に網
点のドットまで強調されて見ずらいものとなってしま
い、逆に白地に文字がある図5Bの方は、文字の細部ま
で再現されている。
【0042】したがって、この例からも分かるように、
エッジ検出に用いる微分フィルターのサイズを網点領域
であるか否かに応じて変えることで網点のエッジを強調
することなく、文字・網点混在領域の文字エッジとそれ
以外の領域の細かな文字のエッジとを強調することが可
能となる。
【0043】そこで、本実施形態1では、網点判別部1
82の判別結果に応じて、セレクタ186が第1微分フ
ィルター184からの出力値あるいは第2微分フィルタ
ー185からの出力値のいずれかを選択している。すな
わち、セレクタ186は、網点領域であると判断された
画素については、サイズの大きい第2微分フィルター1
85からの出力値をエッジ判別部187に出力し、一
方、網点領域ではないと判断された画素については、サ
イズの小さい第1微分フィルター184からの出力値を
エッジ判別部187に出力する。
【0044】そして、エッジ判別部187では、入力さ
れた第1または第2微分フィルターからの出力値の絶対
値と予め決められたしきい値とを比較して、出力値の絶
対値がしきい値以上のときに、その画素をエッジである
と判断する。
【0045】エッジ判別部187からの出力結果は総合
判断部188に入力される。総合判断部188は、エッ
ジ判別部178の判別結果と網点判別部182の判別結
果に応じて、エッジであれば文字部と判断し、網点領域
であれば網点部、どちらでもなければその他の平坦部と
判断する。
【0046】総合判断部188の判断結果は、画像補正
部15のセレクタ154に入力される。
【0047】画像補正部15には、画像データを平滑化
する平滑化フィルター151、そのまま画像データを通
過させるパススルー152、およびエッジ強調を行うエ
ッジ強調回路153が備えられており、前述した総合判
断部188からの判断結果によってセレクタ154がこ
れらの内のいずれかの出力を選択して、下流側の解像度
変換部16へ出力している。ここで、セレクタ154
は、総合判断部188から、文字部であるとの判断結果
を受けたときにはエッジ強調回路153からの画像デー
タを選択して出力し、網点部であるとの判断結果を受け
たときには平滑化フィルター151からの画像データを
選択してこれを出力し、その他の平坦部であるとの判断
結果を受けたときにはパススルー152からの画像デー
タを選択して出力する。
【0048】以上のように本実施形態1によれば、文字
・網点混在領域における文字を鮮明に再現すると共に網
点の空間周波数に依存するモアレの発生を防ぎ、かつ文
字・網点混在領域以外の領域に存在する細かな文字を鮮
明に再現することができる。
【0049】《実施形態2》本実施形態2は、エッジ強
調フィルターのサイズを網点領域であるか否かに応じて
変更し、網点領域では網点のドットを強調しないように
したものである。
【0050】図6は、本発明を適用した実施形態2にか
かるデジタル複写機の画像処理部2の構成を説明するた
めのブロック図であり、図7は、図6中の画像補正部2
5と画像領域判別部27内の構成を示すブロック図であ
る。なお、本実施形態2においてもデジタル複写機の基
本的な制御を行う制御部や機械的な構成については、通
常のものと同様であるので、それらの説明は省略する。
また、図6に示した画像処理部2においても、実施形態
1と同様の処理を行う各部においては同一の符号を付し
その説明を一部省略する。
【0051】画像処理部2の基本的な動作は、ほぼ実施
形態1と同様であり、スキャナ80によって読み取られ
た原稿画像が一旦メモリ11に記憶され、印刷タイミン
グに合わせてメモリ11からRGB各色ごとの画像デー
タが読み出される。読み出された画像データは、LOG
変換部12、RGB→CMY色変換部13、UCR/B
P処理部14を通り、画像補正部25に入力される。画
像補正部25では、CMYKの各色データごとに補正処
理が行われる(詳細後述)。画像処理後の画像データ
は、誤差拡散処理部26に入力される。誤差拡散処理部
26では、入力された多値データを誤差拡散処理により
2値データに変換して、プリンタ90へ出力する。
【0052】また、メモリ11から読み出されたRGB
ごとの画像データは、画像領域判別部27にも入力され
る。
【0053】画像領域判別部27は、明度算出部181
と網点判別部182とを有し、入力されたRGB各色の
画像データから前述した実施形態1における網点判別部
と同じようにして網点領域か否かを判別し、その判別結
果を画像補正部25内のセレクタ253へ出力する。
【0054】画像補正部25内には、第1エッジ強調フ
ィルター251と第2エッジ強調フィルター252の2
つのエッジ強調フィルターがあり、CMYK各色の画像
データごとに、この2つのエッジ強調フィルターに入力
される。
【0055】そして、画像補正部25内のセレクタ25
3が網点判別部182の判別結果により、網点領域以外
の領域については第1エッジ強調フィルター251から
の出力を選択し、一方、網点領域については第2エッジ
強調フィルター252からの出力を選択する。
【0056】第1エッジ強調フィルター251と第2エ
ッジ強調フィルター252は、図8に示すように、第1
エッジ強調フィルタ251(図8A)の方が第2エッジ
強調フィルター252(図8B)より、そのサイズが小
さい。このためサイズの小さい第1エッジ強調フィルタ
ー251によりエッジ強調を行った場合には、細かな点
や線までエッジ強調されるが、サイズの大きい第2エッ
ジ強調フィルター252によりエッジ強調された場合
は、余り細かな点や線はエッジ強調されない。
【0057】したがって、網点領域に文字がある場合に
は、サイズの大きな第2エッジ強調フィルター252か
らの出力を使用することで、網点の各ドットが強調され
ることなく、文字のみが強調された画像を得ることがで
き、また網点のみの領域においても網点の各ドットが強
調されることはないので、モアレの発生を抑えることが
できる。一方、網点領域以外の領域では、第1エッジ強
調フィルター251からの出力を選択することで、例え
ば白地に文字がある場合に、細かな文字を綺麗に再現す
ることができる。
【0058】なお、2つのエッジ強調フィルター251
および252の機能は、通常エッジ強調に用いる1次微
分フィルターまたは2次微分フィルターと同様のもので
ある。
【0059】これにより、本実施形態2によれば、文字
・網点混在領域における文字を鮮明に再現し、かつ網点
領域自体はエッジ強調されることがないのでモアレの発
生を抑えることができ、さらに、文字・網点混在領域以
外の領域に存在する細かな文字を鮮明に再現することが
できる。
【0060】以上本発明を適用した実施形態を2つ説明
したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるもので
はない。例えば上述の各実施形態では予めサイズの異な
るエッジ検出フィルターやエッジ強調フィルターを用意
してセレクタによりその出力を選択することとしたが、
これとは反対に、予め用意したフィルターに対する入力
を選択的に切り換えるようにしてもよい。また、予めフ
ィルターを用意しておくのではなく、フィルターサイズ
に対応した演算を行う際にそのサイズを変更するように
してもよい。さらには、フィルターのサイズ自体を2つ
ではなく、さらに多種類のフィルターを用いるようにし
てもよい。
【0061】また、上述の各実施形態はいずれもデジタ
ル複写機に本発明を適用したものであるが、本発明は、
単体で画像を読み取り、そのデータを画像処理した上で
出力するスキャナなどの画像読取装置、あるいはパソコ
ンなどのコンピュータにおいて画像処理を行う場合にも
好適に適用することができる。スキャナ単体に適用する
場合には、上述した各実施形態とほぼ同様の画像処理部
を持つことで実施可能であり、パソコンなどのコンピュ
ータでは、上述した画像処理部における動作を手順とし
て記憶した記録媒体を提供し、これをコンピュータによ
って読み取り、実行することで可能となる。
【0062】さらに本発明は、当業者が本発明の技術思
想の範囲内において適宜変形して実施できることは言う
までもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項ご
とに以下のような効果を奏する。
【0064】請求項1記載の本発明による画像処理装置
によれば、網点領域判別手段が判別した結果に応じて、
エッジ検出手段がサイズの異なる微分フィルターを使用
してエッジの検出を行い、検出されたエッジに対して画
像補正手段が強調処理を行うこととしたので、網点領域
内の文字は文字のみがエッジ強調されて見易くなり、一
方、網点領域以外の領域の文字は細かいものでもエッジ
が強調されて綺麗に再現することができる。
【0065】請求項2記載の本発明による画像処理装置
によれば、前記画像補正手段が、網点領域と判断された
領域に平滑化処理を行うこととしたので、網点の空間周
波数に依存したモアレの発生を防ぐことができる。
【0066】請求項3記載の本発明による画像処理装置
によれば、前記請求項1または2記載の構成において、
エッジ検出に使用される微分フィルターのサイズが、網
点領域においては大きく、非網点領域では小さいものと
したので、網点領域内の文字においては網点の各ドット
を検出せずに文字エッジのみを検出でき、一方、網点領
域以外の領域ではより細かな文字エッジを検出すること
が可能となる。
【0067】請求項4記載の本発明による画像読取装置
によれば、前述の請求項1〜3のいずれかのように構成
された画像処理装置を搭載したので、画像読み取り手段
が読み取った画像において、網点領域内の文字では文字
のみがエッジ強調され、網点領域以外の領域内の文字は
細かいものでも文字エッジが強調された綺麗な画像を出
力することができる。
【0068】請求項5記載の本発明による画像形成装置
によれば、前述の請求項1〜3のいずれかのように構成
された画像処理装置を搭載したので、画像読み取り手段
が読み取った画像において、網点領域内の文字では文字
のみがエッジ強調され、一方、網点領域以外の領域内の
文字は細かいものでも文字エッジが強調された綺麗な画
像を印刷することができる。
【0069】請求項6記載の本発明による画像処理方法
によれば、網点の判別結果に応じて、サイズの異なる微
分フィルターを使用してエッジ検出を行い、検出された
エッジに強調処理を行うこととしたので、網点領域内の
文字では文字のみがエッジ強調されて見易くなり、一
方、網点領域以外の領域の文字は細かいものでも、エッ
ジが強調されて綺麗に再現することができる。
【0070】請求項7記載の本発明による画像処理手順
を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によれ
ば、網点の判別結果に応じて、異なるサイズの微分フィ
ルターを使用してエッジ検出を行い、検出されたエッジ
に強調処理を行うこととしたので、この記憶媒体に記憶
した画像処理手順をコンピュータにより実行すること
で、網点領域内の文字は文字のみがエッジ強調されて見
易くなり、一方、網点領域以外の領域の文字は細かいも
のでもエッジが強調されて綺麗に再現することができ
る。
【0071】請求項8記載の本発明による画像処理装置
によれば、網点領域判別手段が判別した網点の判別結果
に応じて、エッジ強調手段が、異なるサイズの微分フィ
ルターによりエッジ強調を行うこととしたので、網点領
域内の文字では文字のみがエッジ強調されて見易くな
り、かつ網点領域はエッジ強調されないのでモアレの発
生を抑えることができ、一方、網点領域以外の領域の文
字は細かいものまでエッジ強調されて綺麗な画像を再現
することができる。
【0072】請求項9記載の本発明による画像処理装置
によれば、前記請求項8記載の構成において、エッジ強
調に使用される微分フィルターのサイズが、網点領域に
おいては大きく、非網点領域では小さいものとしたの
で、網点領域内の文字においては文字エッジのみが強調
されて、網点のドットは強調されないので、モアレの発
生が抑えられて綺麗な画像を再現することができ、一
方、網点領域以外の領域ではより細かな文字をエッジ強
調することができる。
【0073】請求項10記載の本発明による画像読取装
置によれば、前述の請求項8または9のように構成され
た画像処理装置を搭載したので、画像読み取り手段が読
み取った画像において、網点領域内の文字では文字のみ
がエッジ強調されて見易くなり、かつ網点領域はエッジ
強調されないのでモアレの発生を抑えることができ、一
方、網点領域以外の領域の文字は細かいものでも文字エ
ッジが強調された綺麗な画像を出力することができる。
【0074】請求項11記載の本発明による画像形成装
置によれば、前述の請求項8または9のように構成され
た画像処理装置を搭載したので、画像読み取り手段が読
み取った画像に対し、網点領域内の文字では文字のみが
エッジ強調されて見易くなり、かつ網点領域はエッジ強
調されないのでモアレの発生を抑えることができ、一
方、網点領域以外の領域の文字は細かいものでも文字エ
ッジが強調された綺麗な画像を印刷することができる。
【0075】請求項12記載の本発明による画像処理方
法によれば、網点の判別結果に応じて、異なるサイズの
微分フィルターを使用してエッジ強調を行うこととした
ので、網点領域内の文字では文字のみがエッジ強調され
て見易くなり、かつ網点領域はエッジ強調されないので
モアレの発生を抑えることができ、一方、網点領域以外
の領域の文字は細かいものでも、エッジ強調された綺麗
な画像を得ることができる。
【0076】請求項13記載の本発明による画像処理手
順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によ
れば、網点の判別結果に応じて、異なるサイズの微分フ
ィルターを使用してエッジ強調を行うこととしたので、
この記憶媒体に記憶した画像処理手順をコンピュータに
より実行することで、網点領域内の文字では文字のみが
エッジ強調されて見易くなり、かつ網点領域はエッジ強
調されないのでモアレの発生を抑えることができ、一
方、網点領域以外の領域の文字は細かいものでも、エッ
ジ強調された綺麗な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した実施形態1に係るデジタル
複写機の画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図2】 上記画像処理部における画像補正部と画像領
域判別部の構成を示すブロック図である。
【図3】 上記画像領域判別部において、エッジ検出に
使用する微分フィルターを説明するための図面である。
【図4】 上記微分フィルターのうちサイズの大きい方
の微分フィルターによってエッジ検出を行った後、その
エッジを強調した結果を示す図面で、図4Aは網点領域
に文字があるものを示し、図4Bは白地に文字があるも
のを示す。
【図5】 上記微分フィルターのうちサイズの小さい方
の微分フィルターによってエッジ検出を行った後、その
エッジを強調した結果を示す図面で、図5Aは網点領域
に文字があるものを示し、図5Bは白地に文字があるも
のを示す。
【図6】 本発明を適用した実施形態2に係るデジタル
複写機の画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図7】 上記画像処理部における画像補正部と画像領
域判別部の構成を示すブロック図である。
【図8】 上記画像補正部において、エッジ強調に使用
する微分フィルターを説明するための図面である。
【符号の説明】
1,2…画像処理部、 15,25…画像補正部、 18,27…画像領域判別部、 182,272…網点判別部、 183…エッジ検出部、 184…第1微分フィルター、 185…第2微分フィルター、 186,253…セレクタ、 187…エッジ判別部、 188…総合判断部、 251…第1エッジ強調フィルター、 252…第2エッジ強調フィルター。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月10日(2000.3.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】(13)原稿を読み取って得られた画像デ
ータを処理する画像処理手順を記憶したコンピュータ読
み取り可能な記憶媒体であって、前記画像データから、
原稿画像内の網点領域を判別する手順と、網点領域を判
別した結果に応じてサイズの異なる微分フィルターを使
用して、前記原稿画像に対してエッジ強調を行う手順
と、を記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体。(14)画像データを受け取る手段と、受け取った画像
データを用いて、網点領域を検出する手段と、検出され
た網点領域に対して、第1微分フィルターを用いてエッ
ジ検出を行う手段と、網点領域以外の領域に対して、第
1微分フィルターとサイズの異なる第2微分フィルター
を用いてエッジ検出を行う手段と、を有することを特徴
とする画像処理装置。 (15)前記第1微分フィルターのサイズの方が、前記
第2微分フィルターのサイズよりも大きいことを特徴と
する画像処理装置。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】請求項1、14、および15記載の本発明
による画像処理装置によれば、網点領域判別手段が判別
した結果に応じて、エッジ検出手段がサイズの異なる微
分フィルターを使用してエッジの検出を行い、検出され
たエッジに対して画像補正手段が強調処理を行うことと
したので、網点領域内の文字は文字のみがエッジ強調さ
れて見易くなり、一方、網点領域以外の領域の文字は細
かいものでもエッジが強調されて綺麗に再現することが
できる。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CA07 CA12 CB07 CB12 CC03 CE03 CE05 CE06 DA08 DC16 5C077 LL03 MP02 MP05 MP06 PP02 PP03 PP27 PP28 PP43 PP47 PP68 PQ08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取って得られた画像データを
    処理して出力する画像処理装置において、 前記画像データから、原稿画像内の網点領域を検出する
    網点領域判別手段と、 前記網点領域判別手段の判別結果に応じてサイズの異な
    る微分フィルターを使用して、前記原稿画像内のエッジ
    を検出するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段によりエッジと検出された部分に強
    調処理を行う画像補正手段と、を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像補正手段は、さらに、前記網点
    領域判別手段が網点領域であると判断した領域に対して
    平滑化処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記微分フィルターは、網点領域に用い
    るものと非網点領域に用いるものとでサイズが異なるも
    のであり、網点領域で用いる微分フィルターの方が非網
    点領域で用いる微分フィルターよりそのサイズが大きい
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3のいずれか一つに記載
    の画像処理装置と、原稿画像読み取り手段とを有し、当
    該原稿画像読み取り手段により読み取った画像データを
    前記画像処理装置によって処理して出力することを特徴
    とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜3のいずれか一つに記載
    の画像処理装置と、原稿画像読み取り手段と、用紙上に
    画像を印刷する印刷手段とを有し、 当該原稿画像読み取り手段により読み取った画像データ
    を前記画像処理装置によって処理した後、当該印刷手段
    により用紙上に印刷することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 原稿を読み取って得られた画像データを
    処理する画像処理方法において、 前記画像データから、原稿画像内の網点領域を判別し、 網点領域を判別した結果に応じてサイズの異なる微分フ
    ィルターを使用して、前記原稿画像内のエッジを検出
    し、 検出したエッジ部分にエッジ強調を行うことを特徴とす
    る画像処理方法。
  7. 【請求項7】 原稿を読み取って得られた画像データを
    処理する画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体であって、 前記画像データから、原稿画像内の網点領域を判別する
    手順と、 網点領域を判別した結果に応じてサイズの異なる微分フ
    ィルターを使用して、前記原稿画像内のエッジを検出す
    る手順と、 検出したエッジ部分にエッジ強調を行う手順と、を記憶
    したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶
    媒体。
  8. 【請求項8】 原稿を読み取って得られた画像データを
    処理して出力する画像処理装置において、 前記画像データから、原稿画像内の網点領域を検出する
    網点領域判別手段と、 前記網点領域判別手段の判別結果に応じてサイズの異な
    る微分フィルターを使用して、前記原稿画像に対してエ
    ッジ強調を行う画像補正手段と、を有することを特徴と
    する画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記微分フィルターは、網点領域に用い
    るものと非網点領域に用いるものとでサイズが異なるも
    のであり、網点領域で用いる微分フィルターの方が非網
    点領域で用いる微分フィルターよりそのサイズが大きい
    ことを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項8または請求項9記載の画
    像処理装置と、原稿画像読み取り手段とを有し、当該原
    稿画像読み取り手段により読み取った画像データを前記
    画像処理装置によって処理して出力することを特徴とす
    る画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項8または請求項9記載の画
    像処理装置と、原稿画像読み取り手段と、用紙上に画像
    を印刷する印刷手段とを有し、 当該原稿画像読み取り手段により読み取った画像データ
    を前記画像処理装置によって処理した後、当該印刷手段
    により用紙上に印刷して出力することを特徴とする画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 原稿を読み取って得られた画像データ
    を処理する画像処理方法において、 前記画像データから、原稿画像内の網点領域を判別し、 網点領域を判別した結果に応じてサイズの異なる微分フ
    ィルターを使用して、前記原稿画像に対してエッジ強調
    を行うことを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 原稿を読み取って得られた画像データ
    を処理する画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体であって、 前記画像データから、原稿画像内の網点領域を判別する
    手順と、 網点領域を判別した結果に応じてサイズの異なる微分フ
    ィルターを使用して、前記原稿画像に対してエッジ強調
    を行う手順と、を記憶したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
JP08042699A 1999-03-24 1999-03-24 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Expired - Fee Related JP3334042B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08042699A JP3334042B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US09/533,943 US6775031B1 (en) 1999-03-24 2000-03-23 Apparatus and method for processing images, image reading and image forming apparatuses equipped with the apparatus, and storage medium carrying programmed-data for processing images

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08042699A JP3334042B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000278523A true JP2000278523A (ja) 2000-10-06
JP3334042B2 JP3334042B2 (ja) 2002-10-15

Family

ID=13717965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08042699A Expired - Fee Related JP3334042B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6775031B1 (ja)
JP (1) JP3334042B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100727958B1 (ko) 2005-07-27 2007-06-13 삼성전자주식회사 모아레(moire) 패턴을 저감하기 위한 스크린 설계방법 및 장치
JP2010130119A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および表示装置

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3423665B2 (ja) * 2000-03-31 2003-07-07 理想科学工業株式会社 領域判別方法および装置
JP2002077599A (ja) * 2000-08-24 2002-03-15 Minolta Co Ltd 画像処理装置
JP2002262078A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Minolta Co Ltd 画像処理装置及び画像形成装置
JP2002271616A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Minolta Co Ltd 画像処理装置及び画像形成装置
JP4329271B2 (ja) * 2001-03-22 2009-09-09 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、および画像処理方法
JP3855805B2 (ja) * 2002-03-07 2006-12-13 ブラザー工業株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP4646797B2 (ja) * 2005-02-01 2011-03-09 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP4517872B2 (ja) * 2005-02-10 2010-08-04 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法のプログラム及び画像処理方法のプログラムを記録した記録媒体
US7734112B1 (en) * 2005-12-12 2010-06-08 Vy Corporation Method and system for identifying an object in an electronically acquired image
JP5454092B2 (ja) * 2009-11-12 2014-03-26 セイコーエプソン株式会社 映像処理回路、その処理方法、液晶表示装置および電子機器
US8477377B2 (en) * 2009-12-09 2013-07-02 Infoprint Solutions Company Llc Mechanism for integration of print quality enhancement (PQE) and multi-bit halftone data
KR101268520B1 (ko) * 2009-12-14 2013-06-04 한국전자통신연구원 영상 인식 장치 및 방법
US9639949B2 (en) * 2010-03-15 2017-05-02 Analog Devices, Inc. Edge orientation for second derivative edge detection methods
US8570601B2 (en) 2011-04-29 2013-10-29 Xerox Corporation Process direction streak source diagnosis in printers
JP6003260B2 (ja) * 2011-06-29 2016-10-05 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置及びプログラム
JP2019161554A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2938094B2 (ja) 1989-08-02 1999-08-23 キヤノン株式会社 画像処理装置
JP2871127B2 (ja) 1991-01-30 1999-03-17 三菱電機株式会社 画像処理装置及び方法
JP3262834B2 (ja) 1992-03-18 2002-03-04 キヤノン株式会社 カラー画像処理装置
JPH0725064A (ja) * 1993-07-07 1995-01-27 Nec Corp 電子写真プリンタの画像形成装置
JPH0774964A (ja) 1993-09-01 1995-03-17 Canon Inc 画像処理装置
JP3359390B2 (ja) 1993-09-27 2002-12-24 株式会社リコー 空間フィルタ装置
JPH07322060A (ja) 1994-05-24 1995-12-08 Hitachi Ltd 像域分離装置とこれを備えるファクシミリ装置及び電子ファイル装置
JP3343457B2 (ja) 1994-12-22 2002-11-11 京セラミタ株式会社 画像処理装置
JPH08191392A (ja) 1995-01-11 1996-07-23 Mita Ind Co Ltd 画像処理装置
JP3797448B2 (ja) 1997-04-11 2006-07-19 株式会社リコー 画像処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100727958B1 (ko) 2005-07-27 2007-06-13 삼성전자주식회사 모아레(moire) 패턴을 저감하기 위한 스크린 설계방법 및 장치
JP2010130119A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3334042B2 (ja) 2002-10-15
US6775031B1 (en) 2004-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8477324B2 (en) Image processor and image processing method that uses s-shaped gamma curve
JP4495197B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録する記録媒体
JP3334042B2 (ja) 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4170353B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
US8243330B2 (en) Apparatus, method, and computer-readable recording medium for performing color material saving process
US6778297B1 (en) Image processing apparatus, method, and computer program product
JPH08307717A (ja) 画像処理装置
JP4402090B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP4637054B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP3560776B2 (ja) 色種判別装置
JP2008227732A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP3334047B2 (ja) 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4228466B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3767878B2 (ja) 文字内部の出力補正を伴う画像処理装置
JP3942080B2 (ja) 画像形成装置
JPS63114462A (ja) 像域識別装置
JPH0654180A (ja) 画像領域分離装置及び画像領域分離方法
JP3767210B2 (ja) 原稿種判定装置及び画像処理装置
JP4498316B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、及びコンピュータプログラム
JP3944032B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
JP4176053B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム
JP2000357237A (ja) 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2003224718A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP2702133B2 (ja) 画像処理方法
JP3894409B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020625

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120802

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130802

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees