JP2002271616A - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置及び画像形成装置

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JP2002271616A JP2001066472A JP2001066472A JP2002271616A JP 2002271616 A JP2002271616 A JP 2002271616A JP 2001066472 A JP2001066472 A JP 2001066472A JP 2001066472 A JP2001066472 A JP 2001066472A JP 2002271616 A JP2002271616 A JP 2002271616A
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Takamoto Nabeshima
孝元 鍋島
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 網点領域の画素について、画像の種類の誤判
別が生じ、適切でない画像補正処理が施される場合があ
ることによる画質の劣化を抑制することができる画像処
理装置、及び当該画像処理装置を用いた画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 所定のサイズの孤立点検出フィルタによ
り検出された孤立点の数をカウントし、カウントされた
孤立点数が所定のしきい値を上回るか否かによって、網
点領域と網点中文字エッジ領域との判別を行うために用
いる内エッジ個数のしきい値(503及び504)を切
り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特にデジタル画像データに基づいて画像を形成する
画像形成装置において画質の劣化を抑制する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像データに基づいて画像を形
成する画像形成装置では、例えば文字画像や網点画像な
ど、画像の種類に応じて、該当部分の画素に対して各種
の画像処理を行うことにより画質の向上を図ることが行
われている。より具体的には、網点領域と判別された画
素についてはスムージング処理を行い、文字エッジ領域
と判別された画素についてはエッジ強調処理を行うのが
一般的である。
【0003】ここで、文字エッジ領域の画素であるか否
かの判別方法として、例えば5*5画素などの所定のサ
イズの一次微分フィルタや二次微分フィルタを用いて各
画素が内エッジ画素、即ち、明度が低い領域から高い領
域に移行する場合において、明度が低い側のエッジ画素
に該当するか否かを判別し、さらに、所定の広さの領域
内に存在する内エッジ画素の数をカウントすることによ
って文字エッジ領域の画素であるか否かを判別する方法
が用いられている。この方法では、まず、判別の対象と
なる画素(以下、単に「対象画素」という。)を中心と
した上記各フィルタに各画素の明度データを通過させ、
対象画素の明度が周辺に存在する画素の明度と所定の関
係を満足するか否かにより、対象画素が内エッジ画素に
該当するか否かを判別する。
【0004】その後、例えば縦9画素*横9画素などの
所定の広さの範囲内に存在する内エッジ画素の数をカウ
ントし、カウントされた内エッジ画素の数を予め定めら
れたしきい値と比較することにより、対象画素が文字エ
ッジ領域の画素であるか否かの判別を行う。より具体的
には、上記所定の範囲内に存在する内エッジ画素の数が
所定のしきい値を超える場合には、対象画素が文字エッ
ジ領域の画素であると判別することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置では、特に網点領域中に文字が存在す
る場合など、文字エッジ領域の画素であるか否か、ある
いは網点を構成するドットに含まれる画素であるか否か
が正確に判別できない場合があるという問題点を有して
いた。
【0006】以下、かかる問題点について、図11を参
照しながら説明する。同図において、横軸は網点の粗
さ、或いは文字の大きさを示し、縦軸は、前記所定の範
囲内においてカウントされる内エッジ画素の数を表して
いる。また、901は網点画像の場合における当該網点
の粗さ、濃さと内エッジ画素数との関係を示し、902
は、文字画像の場合における文字の大きさと内エッジ画
素数との関係を示す。
【0007】同図に示されるように、網点が粗く、濃く
なると、即ち、網点を構成するドットが大きくなると、
当該ドットの外周部に存在する画素が内エッジ画素と判
別される場合が増加する。従って、文字エッジ領域であ
ると判別するか否かのしきい値を同図Aに示されるよう
な値とすると、粗い網点を構成する画素が文字エッジ領
域の画素と誤判別される場合が生じる。
【0008】このような誤判別が生じると、網点のドッ
トにエッジ強調処理が施され、画質が著しく劣化する。
一方で、同図Bに示されるような値をしきい値として設
定し、網点を構成する画素が文字と誤判別されることを
防止しようとすると、スキャナの特性の変動等によって
は、逆に文字画像であるにもかかわらず網点領域である
と誤判別がなされる場合が生じることとなる。この場合
には、文字エッジ領域にスムージング処理が施されるこ
とになり、これによっても画質の低下を招来する。
【0009】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであって、少なくとも薄い網点や細かい網点
の領域において、網点領域と文字エッジ領域との誤判別
を抑制し、もって画質の劣化を抑制することができる画
像処理装置、及び当該画像処理装置を用いた画像形成装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像処理装置は、対象画素が網点領域
に存在する画素である場合に、当該網点領域の状態を判
別する網点状態判別手段と、対象画素が網点領域中の文
字エッジ画素であるか否かを判定する網点中文字エッジ
判定手段と、前記網点状態判別手段による判別結果に基
づいて、前記網点中文字エッジ判定手段による判定パラ
メータを切り替える切り替え手段とを有することを特徴
としている。
【0011】ここで、前記網点中文字エッジ判定手段
は、エッジ領域に存在する画素を検出するエッジ検出手
段と、前記エッジ検出手段により検出されたエッジ領域
に存在する画素を、所定の広さの範囲内でカウントする
エッジ画素カウント手段と、前記エッジ画素カウント手
段によりカウントされた画素数を所定のしきい値と比較
する比較手段とを含むものとすることができ、この場
合、前記切り替え手段は、前記網点状態判別手段による
判別結果に基づいて、前記所定のしきい値を切り替える
ことができる。
【0012】なお、前記網点状態判別手段は、網点を構
成するドットの大きさを判別し、前記切り替え手段は、
前記ドットの大きさに基づいて前記所定のしきい値を切
り替えることが好ましい。より具体的には、前記網点状
態判別手段は、対象画素と、当該対象画素から所定の位
置に存在する他の複数の画素との明度が所定の条件を満
たす場合に、当該対象画素を孤立点と判別する孤立点判
別手段と、所定の広さの範囲内に存在する孤立点の数を
カウントする孤立点カウント手段と、前記孤立点カウン
ト手段によりカウントされた孤立点の数を所定のしきい
値と比較することにより、網点領域の判別を行う網点領
域判別手段とを有し、前記孤立点判別手段は、前記対象
画素が網点を構成するドットに含まれている場合におい
て、当該ドットの大きさが、ほぼ所定の範囲内に含まれ
る場合に当該対象画素を孤立点と判別するように構成さ
れているものとすることができる。
【0013】なお、前記網点状態判別手段は、網点領域
の網点周波数を判別し、前記切り替え手段は、前記網点
周波数に基づいて前記所定のしきい値を切り替えること
ができる。また、前記網点状態判別手段は、網点領域に
おける網点の疎密を判別し、前記切り替え手段は、前記
網点の疎密に基づいて、前記所定のしきい値を切り替え
ることもできる。
【0014】なお、本発明の画像形成装置は、本発明の
画像処理装置を含むことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理装置
及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照し
ながら説明する。 (1)画像形成装置の全体構成 図1は、画像形成装置の一例としてのフルカラー複写機
(以下、単に「複写機」という。)1の全体構成を示す
概略断面図である。
【0016】複写機1は、画像読取部200で原稿を読
み取って得たデジタル画像データを用いて画像形成部3
00で画像を形成するものであって、画像読取部200
の上部には自動原稿送り装置100が設けられている。
通常は、自動原稿送り装置100により画像読み取り位
置に搬送された原稿を画像読取部200で読み取り、得
られた画像データを画像形成部300に転送し、画像形
成部300において記録シート上に画像を形成する。も
っとも、インターフェース207によってパーソナル・
コンピュータ(PC)等の外部機器との接続が可能であ
る。これによって、画像読取部200で読み取って得た
画像データを外部機器に出力するスキャナ機能や、外部
機器から入力された画像データを用いて画像形成部30
0で画像を形成するプリンタ機能を実現することができ
る。
【0017】自動原稿送り装置100は、原稿トレイ1
01にセットされた原稿を画像読取部200の画像読み
取り位置に搬送し、原稿の読み取りを行った後に原稿を
原稿排出トレイ103上に排出する。原稿の搬送動作
は、図示しない操作パネルからの指示に従って行われ、
原稿の排出動作は画像読取部200からの読み取り終了
信号に従って行われる。複数枚の原稿がセットされてい
る場合には、これらの制御信号が連続的に発生され、原
稿の搬送、読み取り、排出の各動作が順次実行される。
【0018】画像読取部200では、原稿ガラス208
上に載置された原稿を露光ランプ201で照射し、3枚
のミラー2021〜2023を含むミラー群202、及
びレンズ203を介して反射光をCCDセンサ204上
に結像させる。露光ランプ201及び第1ミラー202
1は、スキャンモータ209により、複写倍率に応じた
速度Vで矢印Aの方向に駆動され、これによって、原稿
ガラス208上の原稿を全面にわたって走査する。露光
ランプ201及び第1ミラー2021のスキャンにとも
ない、第2ミラー2022及び第3ミラー2023は、
速度V/2で同じく矢印A方向に移動する。露光ランプ
201の位置は、ホーム位置からの移動量、即ちスキャ
ンモータ209のステップ数とスキャンホームセンサ2
10の検出信号とにより算出され、制御される。CCD
センサ204に入射した原稿の反射光は、CCDセンサ
204内で電気信号に変換され、画像処理部205にお
いて、アナログ処理、AD変換、及びデジタル画像処理
等が行われ、インタフェース207や画像形成部300
に送られる。原稿ガラス208上の原稿読み取り位置と
は別に、白色のシェーディング補正板206が配置され
ており、原稿上の画像情報の読み取りに先立って、シェ
ーディング補正用の補正データの作成のために、このシ
ェーディング補正板を読み取る。
【0019】次に、画像形成部300について説明す
る。まず、露光及びイメージングについて説明する。画
像読取部200又はインタフェース207から送られて
きた画像データは、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)、K(ブラック)の各色の印字用データに
変換され、図示しない各露光ヘッドの制御部に送られ
る。各露光ヘッド制御部では、送られてきた画像データ
の画素値に応じてレーザを発光させる。そして、射出さ
れたレーザ光をポリゴンミラー301により1次元走査
し、各イメージングユニット302C、302M、30
2Y、302K内の感光体表面を露光する。
【0020】各イメージングユニット302C〜302
K内には、感光体を中心として電子写真プロセスを行う
ために必要なエレメントが配置されており、C、M、
Y、K用の各感光体が時計回りに回転することにより、
電子写真プロセスが連続的に行われる。画像形成に必要
な各イメージングユニット302C〜302Kは、各色
ごとに一体化され、本体に着脱自在な構造となってい
る。各イメージングユニット302C〜302K内の感
光体表面に、前記した露光によって形成された潜像は、
各色の現像器により現像される。現像により形成された
感光体表面のトナー像は、用紙搬送ベルト304内に感
光体と対向して配置された転写チャージャ303C〜3
03Kにより、用紙搬送ベルト304上を搬送される記
録シートに転写される。
【0021】次に、記録シートの給紙、搬送、及び定着
について説明する。転写される側の記録シートは以下の
順序で転写位置に供給され、その上に画像が形成され
る。給紙カセット310a〜310cの中には様々なサ
イズの記録シートがセットされており、所望のサイズの
記録シートが各給紙カセット310a〜310cに取り
付けられている給紙ローラ312a〜312cにより搬
送路へ供給される。
【0022】搬送路へ供給された記録シートは、搬送ロ
ーラ対313により用紙搬送ベルト304上に送られ
る。ここでは、タイミングセンサ306により、用紙搬
送ベルト304上の基準マークを検出し、搬送される記
録シートの搬送タイミング合わせが行われる。また、イ
メージングユニット302C〜302Kの記録シート搬
送方向最下流には、レジスト補正センサ312が主走査
方向に沿って3個配置されており、用紙搬送ベルト30
4上にレジストパターンを形成した際に、このセンサ3
12によってC、M、Y、Kの各色の画像の主走査方向
及び副走査方向の色ずれ量を検出し、プリントイメージ
制御部(PIC部)での描画位置補正と画像歪み補正を
行うことによって、記録シート上の色ずれを防止してい
る。そして、転写された記録シート上のトナー像は、定
着ローラ対307により加熱溶融されて記録シート上に
定着された後、排紙トレイ311上に排出される。
【0023】なお、両面コピーの場合には、記録シート
裏面への画像形成のため、定着ローラ対307によりト
ナー像が定着された記録シートは用紙反転ユニット30
9により反転され、両面ユニット308により導かれる
ことにより、再度搬送径路に給紙される。なお、用紙搬
送ベルト304は、ベルト待避ローラ305の上下の移
動により、C、M、Yの各イメージングユニット302
C、302M、302Yから待避でき、用紙搬送ベルト
304と各色の感光体との間を非接触状態にすることが
できる。即ち、モノクロ画像の形成時には、各イメージ
ングユニット302C、302M、302Yの駆動を停
止することができるため、感光体その他の摩耗を防止す
ることができる。
【0024】(2)画像処理部205の構成 次に、画像読取部200に設けられる画像処理部205
の信号処理の内容について説明する。図2及び図3は、
画像処理部205の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示されるCCDセンサ204は、原稿面からの反
射光の強さに応じて、原稿画像をR、G、Bの各色に分
解した電気信号に変換する。CCDセンサ204の読み
取り解像度は、400dpi、600dpi、800d
pi、1200dpiなどに切り替えることができる。
AD変換部401は、基準駆動パルス生成部411から
出力されるタイミング信号に基づいて、CCDセンサ2
04から出力されるアナログ信号をR、G、Bの各色情
報ごとに8ビットつまり256階調のデジタルデータに
変換する。
【0025】シェーディング補正部402では、R、
G、Bの各色の画像データの主走査方向の光量むらをな
くすための補正を行う。シェーディング補正のために
は、各色ごとに独立して、シェーディング補正板206
を読み取って得たデータを、内部のシェーディングメモ
リに基準データとして格納しておく。具体的には、原稿
の走査時に、基準データを逆数変換して画像データと乗
算を行うことによって補正を行うことができる。
【0026】ライン間補正部403では、R、G、Bの
各センサチップのスキャン方向の読み取り位置を合わせ
るために、スキャン速度に応じて、内部のフィールドメ
モリを用いて各色の画像データをライン単位でディレイ
制御する。光学レンズによって生じる色収差現象によっ
て、主走査側の原稿端部側ほどR、G、Bの各色の読み
取り位相差が大きくなる。この影響によって、単なる色
ずれ以外に後述するACS判定などで誤判別を引き起こ
す恐れがある。そこで、色収差補正部404では、R、
G、Bの位相差を彩度情報に基づいて補正する。
【0027】変倍・移動制御部405では、R、G、B
の各色の画像データごとに、変倍用ラインメモリを2個
用いて、1ラインごとに入出力を交互動作させ、そのラ
イト・リードタイミングを独立して制御することで主走
査方向の変倍・移動処理を行う。即ち、メモリへの書き
込み時のデータを間引くことにより縮小を、メモリから
の読み出し時にデータの水増しを行うことにより拡大を
行う。なお、この制御において、変倍率に応じて縮小側
ではメモリの書き込み前に、拡大側ではメモリの読み出
し後に、それぞれ補間処理を行い、画像欠損やガタツキ
を防止している。このブロック上の制御とスキャン制御
とを組合せて、拡大と縮小とだけでなく、センタリン
グ、イメージリピート、綴じ代縮小などの処理を行う。
【0028】ヒストグラム生成部412及び自動カラー
選択(ACS)判定部413では、原稿をコピーする動
作に先立ち、予備スキャンして得られたR、G、B各色
の画像データから明度データを作成し、そのヒストグラ
ムをメモリ上に作成する一方、彩度データによって1ド
ットごとにカラードットか否かを判定し、原稿上で51
2ドット四方のメッシュごとのカラードット数をメモリ
上に作成する。この結果に基づいて、コピー下地レベル
自動制御(AE処理)及びカラーコピー動作かモノクロ
コピー動作かの自動カラー選択(ACS処理)を行う。
【0029】ラインバッファ部414では、画像読取部
200で読み取ったR、G、Bの各色の画像データを1
ライン分記憶できるメモリを有し、AD変換部401で
のCCDセンサ204の自動感度補正や自動クランプ補
正のための画像解析用に画像データのモニタが行えるよ
うになっている。HVC変換部421では、データセレ
クタ422を介して入力されたR、G、Bの各色のデー
タから、3*3の行列演算によって、明度(Vデータ)
及び色差信号(Cr、Cbデータ)に一旦変換する。
【0030】次に、AE処理部423において、先に述
べた下地レベル制御値に基づいてVデータを補正し、操
作パネル上で設定された彩度レベル及び色相レベルに応
じてCr、Cbデータの補正を行う。その後、逆HVC
変換部424において、3*3の逆行列演算を行い、
R、G、Bの各色のデータに再変換する。図3に示され
る色補正部430では、LOG補正部431でR、G、
Bの各色のデータを濃度データ(DR、DG、DBデー
タ)に変換後、墨量抽出部432において、DR、D
G、DBデータの最小色レベルを原稿下色成分として検
出し、同時に、R、G、Bの各色の最大色と最小色の階
調レベル差を原稿彩度データとして検出する。
【0031】DR、DG、DBデータは、マスキング演
算部433で3*6の非線型行列演算処理されて、プリ
ンタの各色トナーにマッチングした色データ(C、M、
Y、Kデータ)に変換される。下地除去・墨加刷処理部
(UCR・BP処理部)434では、先に述べた原稿下
色成分(Min(R,G,B))に対して、原稿彩度デ
ータに応じたUCR・BP係数を算出し、乗算処理によ
ってUCR・BP量を決定し、マスキング演算後のC、
M、Yデータから下色除去量(UCR)を差分して、
C、M、YデータとKデータ(=BP量)を算出する。
また、モノクロデータ生成部435で、R、G、Bの各
色のデータから明度成分を作成し、LOG補正してブラ
ックデータ(DVデータ)を出力する。最後に、色デー
タ選択部436でカラーコピー用画像であるC、M、
Y、Kデータとモノクロコピー用画像であるDVデータ
(C、M、Yは白)を選択する。
【0032】領域判別部440では、データセレクタ4
22を介して入力されるR、G、Bの各色の画像データ
に基づいて、網点領域に存在する画素であるか否かや、
網点中文字エッジ領域の画素であるか否かなどを判別
し、判別結果を示す領域判別信号S9〜S10を出力す
る。領域判別部440の詳細な構成については後述す
る。
【0033】画像補正部451では、領域判別部440
から出力される領域判別信号に基づき、色補正部430
から出力されるC、M、Y、Kの各データに対して、必
要に応じてスムージング処理などの補正処理を行う。そ
して、操作パネル上で指定されたシャープネス、カラー
バランス、ガンマレベルに応じて、C、M、Y、Kの各
データの画像補正を行い、階調再現属性信号―LOMO
Sをプリントイメージ制御インターフェース453に転
送する。また、C、M、Y、Kのデータを、図2に示す
データセレクタ461を介して画像インターフェース部
462に送る。
【0034】画像インターフェース部462は、外部装
置と画像データの入出力を行う部分である。画像インタ
ーフェース部462によって、R、G、Bの各色のデー
タの同時入出力、及びC、M、Y、Kのデータの面順次
入出力が可能である。外部機器側は、複写機1のスキャ
ナ機能やプリンタ機能を利用することができる。 (3)領域判別部440の構成 以下、本実施の形態における領域判別部440の概略構
成について説明する。領域判別部440は、R、G、B
のデータから、領域判別の対象画素(以下、単に「対象
画素」ともいう。)が、網点領域に存在する画素である
か否かや、網点中文字エッジ領域の画素であるか否か等
を判別し、領域判別信号S9〜S10を画像補正部45
1に出力する。なお、本実施の形態では、対象画素が網
点領域に存在するか否か、及び対象画素が網点中文字エ
ッジ領域の画素であるか否かの判別についてのみ説明
し、本発明に無関係な部分(例えば色領域判別などを行
う部分)については説明を省略する。画像補正部451
では、領域判別信号S9及びS10に基づいて、色補正
部430から出力されるC、M、Y、Kデータに対し、
必要に応じてスムージング処理やエッジ強調処理等の補
正処理を行う。スムージング処理は、網点領域に存在す
ると判別された画素に適した補正処理の一例であり、エ
ッジ強調処理は、網点中文字エッジ領域の画素であると
判別された画素に適した補正処理の一例である。なお、
以下、領域判別信号S9を「網点判別信号」といい、S
10を「網点中文字エッジ信号」という。
【0035】図4は、領域判別部440の中で、網点領
域の判別を行う部分(以下、「網点判別部」という。)
の概略構成を示す図である。網点判別部は、明度彩度検
出部441、白孤立点検出部442、黒孤立点検出部4
43、白孤立点カウント部444、黒孤立点カウント部
445、加算部446、比較部447〜449、及びO
R回路450を有しており、最終的にOR回路450か
ら網点判別信号S9を出力している。以下、網点判別部
の各部の処理内容について詳細に説明する。
【0036】明度彩度検出部441は、R、G、B各色
のデータ(反射光データ)をLab変換し、彩度データ
及び明度データ(V)を生成する。本実施の形態では彩
度データに関する詳細な説明は省略する。白孤立点検出
部442は、対象画素を中心とした所定の大きさの孤立
点フィルタを用い、対象画素の明度データと周辺の画素
の明度データとの比較結果に基づき、対象画素が白孤立
点に該当するか否かを判定する。なお、本実施の形態で
は複数サイズの孤立点フィルタを併用するようにしてい
る。図5は、白孤立点検出部442の詳細構成を示す図
である。
【0037】同図5に示されるように、白孤立点検出部
442は、第1孤立点フィルタ4421と第2孤立点フ
ィルタ4422を備えている。本実施の形態において、
第1孤立点フィルタ4421にて用いられるフィルタは
図6に示す縦5画素*横5画素のものであり、第2孤立
点フィルタ4422にて用いられるフィルタは図7に示
す縦7画素*横7画素のものである。
【0038】ここで、第1孤立点フィルタ4421にお
いて図6に示した5画素*5画素の孤立点フィルタを用
いた場合についての具体的な処理内容の一例を説明す
る。本実施の形態では、図6のV33を対象画素とし
て、対象画素V33の明度データL33と、周辺画素V
11〜V15、V21〜V25等の各画素の明度データ
L11〜L15、L21〜L25等とから、例えば、L
33が以下の(数1)、(数2)、(数3)のいずれか
の条件を満たすか否かにより、対象画素V33が白孤立
点に該当するか否かを判別する。
【0039】
【数1】
【0040】
【数2】
【0041】
【数3】
【0042】なお、「白孤立点」とは、明度の低い画素
を背景として明度の高い画素が孤立して存在することを
いう。黒孤立点検出部443において黒孤立点(明度の
高い画素を背景として明度の低い画素が孤立して存在す
る場合)を判定する場合には、上記各式の不等号を逆方
向とし、「MAX(最大値)」を「MIN(最小値)」
と変更して判定すればよい。
【0043】上記の(数1)から(数3)のいずれかを
満足する場合に孤立点と判別することにより、第1孤立
点フィルタ4421では、1ドットが1画素で構成され
るような粗さの網点領域から、1ドットが4画素(縦2
画素*横2画素)で構成される粗さの網点領域、ドット
を構成する画素の明度が一様でないような場合であれ
ば、1ドットが9画素(縦3画素*横3画素)程度で構
成されるような網点領域にまで対応することができるこ
とになる。
【0044】次に、第2孤立点フィルタ4422につい
て説明する。本実施の形態では、第1孤立点フィルタ4
421に用いられるフィルタとサイズの異なるフィルタ
の一例として、図7に示す縦7画素*横7画素のサイズ
の孤立点フィルタを用いる。即ち、第2孤立点フィルタ
4422では、図7のV44を対象画素として、対象画
素V44の明度データL44と、周辺画素V11〜V1
7、V21〜V27等の各画素の明度データL11〜L
17、L21〜L27等とから、例えば、L44が以下
の(数4)又は(数5)のいずれかの条件を満たすか否
かにより、対象画素V44が白孤立点に該当するか否か
を判別する。
【0045】
【数4】
【0046】
【数5】
【0047】黒孤立点検出部443に適用する場合に
は、上記各式の不等号を逆方向とし、「MAX(最大
値)」を「MIN(最小値)」と変更して判定すればよ
い。上記の(数4)又は(数5)のいずれかを満足する
場合に孤立点と判別することにより、第2孤立点フィル
タ4422では、第1孤立点フィルタ4421で検出で
きるよりもドットが大きい網点(より粗い網点領域)に
も対応することができることになる。
【0048】白孤立点検出部442では、第1孤立点フ
ィルタ4421の出力信号A1と第2孤立点フィルタ4
422の出力信号A2とをOR回路4423に入力し、
最終的に信号S1を出力する。これにより、第1孤立点
フィルタ4421若しくは第2孤立点フィルタ4422
のいずれかで白孤立点に該当すると判定された場合に、
白孤立点信号S1がハイとなり、白孤立点に該当する旨
の出力がなされることとなる。図8に示すように、黒孤
立点検出部443も同様の構成を有しており、黒孤立点
検出部443に設けられた第3孤立点フィルタ4431
(第1孤立点フィルタ4421と同様)、第4孤立点フ
ィルタ4432(第2孤立点フィルタ4422と同様)
のいずれかで黒孤立点に該当すると判定された場合に、
黒孤立点信号S2がハイとなる。
【0049】次に、白孤立点カウント部444及び黒孤
立点カウント部445について説明する。両者はいずれ
も同様の構成を有しており、白孤立点信号S1(若しく
は黒孤立点信号S2)により白孤立点(若しくは黒孤立
点)に該当すると判定された画素が、例えば縦9画素*
横45画素の所定の大きさの範囲内に何個存在するかを
カウントする。そして、カウントした結果を表す白孤立
点カウント信号S3(若しくは黒孤立点カウント信号S
4)を出力する。
【0050】出力された白孤立点カウント信号S3は、
加算部446及び比較部447にそれぞれ入力される。
比較部447では、白孤立点のカウント結果が所定のし
きい値REF1と比較され、比較の結果、カウントされ
た白孤立点の数がしきい値REF1よりも多い場合に、
対象画素が網点領域に存在することを示す信号S6をハ
イとして出力する。
【0051】一方、黒孤立点カウント部445により出
力された黒孤立点カウント信号S4は、加算部446及
び比較部449にそれぞれ入力される。比較部449で
は、黒孤立点のカウント結果が所定のしきい値REF3
と比較され、比較の結果、カウントされた黒孤立点の数
がしきい値REF3よりも多い場合に、対象画素が網点
領域に存在することを示す信号S8をハイとして出力す
る。
【0052】加算器446は、カウントされた白孤立点
の数と、黒孤立点の数とを加算して信号S5を出力す
る。信号S5は、比較部448に入力され、所定のしき
い値REF2と比較される。このように、白孤立点の数
と黒孤立点の数とを加算して、所定のしきい値と比較す
る処理については、特開平11−266360号公報に
詳細な開示があるので、ここでの詳細な説明は省略する
が、この加算処理を行うことにより、粗すぎず細かすぎ
ず、中間的な網点面積率の網点領域についても検出精度
を向上させることができる。比較器448は、白孤立点
数と黒孤立点数とを加算した値をしきい値REF2とを
比較し、しきい値REF2より多い場合に信号S7をハ
イとして出力する。OR回路450は、信号S6〜S8
の論理和をとり、最終的に網点判別信号S9を出力す
る。網点判別信号S9がハイである場合、対象画素は網
点領域に存在することを示す。
【0053】次に、網点中文字エッジ領域を判別する部
分(以下、「網点中文字エッジ判別部」という。)の構
成について説明する。図9は、網点中文字エッジ判別部
の構成を示す図である。同図に示されるように、網点中
文字エッジ判別部は、第3孤立点カウント部4461、
第4孤立点カウント部4462、比較部4463、比較
部4464、OR回路4465、セレクタ4466、内
エッジ検出部4467、内エッジカウント部4468、
比較部4469、AND回路4470を有している。
【0054】第3孤立点カウント部4461には、第2
孤立点フィルタ4422の出力信号A2が入力され、例
えば9*45画素の所定の範囲内に存在する孤立点の数
をカウントし、カウントされた孤立点の数を表す信号A
5を出力する。第4孤立点カウント部4462も同様の
構造を有しており、第4孤立点フィルタ4432の出力
信号A4が入力され、カウントされた孤立点の数を表す
信号A6を出力する。
【0055】信号A5、A6は、それぞれ比較部446
3、4464に入力され、しきい値REF11、REF
12とそれぞれ比較される。なお、しきい値REF11
とREF12とは同じ値としてもよい。カウントされた
孤立点の数がしきい値REF11、REF12よりも大
きければ比較部4463、4464の出力信号A7、A
8はハイとなる。信号A7、A8がハイである場合に
は、網点を構成するドットの大きさが比較的大きいか
(粗い網点)、ドットの大きさは小さいがドット間の距
離が大きい場合(薄い網点)に該当する。信号A7、A
8はOR回路4465に入力され、OR回路4465の
出力は、信号A7、A8のいずれかがハイの場合にハイ
となる。
【0056】OR回路4465の出力はセレクタ446
6のセレクト信号として入力され、これにより内エッジ
個数のしきい値がREF13及びREF14の間で切り
替えられる。即ち、対象画素の明度データ(V)から、
内エッジ検出部4467にて一次微分フィルタや二次微
分フィルタにより検出された内エッジ画素について、内
エッジカウント部4468でカウントした結果(内エッ
ジ個数)が、比較部4469にてしきい値REF13若
しくはREF14と比較される。
【0057】カウントされた内エッジ個数が、しきい値
REF13若しくはREF14よりも大きければ比較部
4469の出力信号A13はハイとなる。信号A13が
ハイとなるのは、対象画素が文字エッジ領域の画素であ
ると判定された場合である。最終的に信号A13は、網
点判別信号S9とともにAND回路4470に入力さ
れ、網点中文字エッジ信号S10が出力される。
【0058】REF13及びREF14の具体的な値に
ついては、種々の条件を考慮して最適化することが好ま
しいことはいうまでもないが、ここではREF13<R
EF14の関係を有するものとする。図10は、しきい
値の切り替えについて説明するための図である。同図の
縦軸及び横軸の意味するところについては既に説明した
図11と同一であり、しきい値REF13(図中の50
3)とREF14(図中の504)との間で切り替えが
行われている。
【0059】しきい値REF13が用いられる場合は、
網点領域の場合に所定の広さの範囲内に存在する内エッ
ジ画素の個数が少なく、従って、しきい値を小さくして
も誤判別の生じにくい領域であるといえる。そこで、こ
のような場合にしきい値を小さくして、文字画像が網点
領域であると誤判別されることを抑制するようにしたも
のである。
【0060】なお、網点判別信号S9及び網点中文字エ
ッジ信号S10は、画像補正部451に入力され、具体
的には、対象画素が網点領域に存在すると判別された場
合(信号S9のみがハイの場合)にはスムージング処理
が施され、網点中文字エッジ領域の画素であると判別さ
れた場合(信号S9及び信号S10の両方がハイの場
合)には、エッジ強調処理が施される。スムージング処
理やエッジ強調処理の内容については周知であるから、
ここでの詳細な説明は省略する。
【0061】(変形例)以上、本発明を実施の形態に基
づいて説明したが、本発明の内容が上記に詳細に説明し
た具体例に限定されるわけではなく、例えば、以下のよ
うな変形例を考えることができる。 (1)上記実施の形態では、孤立点検出フィルタで検出
された孤立点の数を孤立点カウント部にてカウントし、
カウントされた孤立点数に基づいてしきい値を切り替え
るようにした。これにより、網点を構成するドットの状
態(ドットの大きさ等)に基づいてしきい値が切り替え
られることとなるが、しきい値切り替えのための条件と
しては、上記以外に、網点周波数や網点の疎密に基づい
て切り替えるようにしてもよい。なお、上記実施の形態
の如く孤立点検出フィルタを用いる方法では、厳密に
は、網点周波数のみを検出したり粗密のみを検出するこ
とはできないとも考えられるが、これらについては、他
の方法で自動検出してもよいし、操作パネル等を介して
入力するようにすることもできる。
【0062】(2)上記実施の形態では、縦7画素*横
7画素の孤立点検出フィルタを用いて検出された孤立点
の数に基づいてしきい値を切り替えているが、上記実施
の形態で説明した方法に限定されないのは勿論であり、
孤立点検出フィルタのサイズを変更したり、複数サイズ
の孤立点検出フィルタを用いて論理和をとるようにして
もよい。具体的には、上記縦7画素*横7画素のフィル
タに加えて縦9画素*横9画素の孤立点検出フィルタを
用いることなども考えられる。また、OR回路65の出
力信号A9の立ち上がりエッジや立ち下がりエッジでし
きい値REF13及びREF14の切り替えを行うよう
にしてもよい。
【0063】(3)また、上記実施の形態では、孤立点
の検出に(数1)〜(数5)の不等式を用いたが、この
不等式についても適宜変更、最適化することが可能であ
る。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像処理装
置によれば、網点の状態に基づいて網点中文字エッジの
判別パラメータを切り替えるので、網点領域と文字領域
との誤判別を抑制し、もって画質の劣化を抑制すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機1の全体構成を示す概略断面図である。
【図2】画像処理部205の構成を示す機能ブロック図
である。
【図3】画像処理部205の構成を示す機能ブロック図
である。
【図4】領域判別部440の構成を示す図である。
【図5】白孤立点検出部442の構成を示す図である。
【図6】注目画素V33についての5画素*5画素の孤
立点フィルタを示す図である。
【図7】第2孤立点フィルタ4422で用いられる、7
画素*7画素の孤立点フィルタを示す図である。
【図8】黒孤立点検出部443の構成を示す図である。
【図9】網点中文字エッジ判別部の構成を示す図であ
る。
【図10】網点の粗さ、文字の大きさと、孤立点フィル
タにて検出される孤立点数との関係を示す図である。
【図11】従来の画像処理装置において、網点領域であ
るか否かが正確に判別できない場合について説明するた
めの図である。
【符号の説明】
205 画像処理部 440 領域判別部 441 明度彩度検出部 442 白孤立点検出部 4421 第1孤立点フィルタ 4422 第2孤立点フィルタ 4423 OR回路 443 黒孤立点検出部 4431 第3孤立点フィルタ 4432 第4孤立点フィルタ 4433 OR回路 444 白孤立点カウント部 445 黒孤立点カウント部 446 加算部 447、448、449 比較部 450 OR回路 451 画像補正部 4461 第3孤立点カウント部 4462 第4孤立点カウント部 4463、4464 比較部 4465 OR回路 4466 セレクタ 4467 内エッジ検出部 4468 内エッジカウント部 4469 比較部 4470 AND回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象画素が網点領域に存在する画素であ
    る場合に、当該網点領域の状態を判別する網点状態判別
    手段と、 対象画素が網点領域中の文字エッジ画素であるか否かを
    判定する網点中文字エッジ判定手段と、 前記網点状態判別手段による判別結果に基づいて、前記
    網点中文字エッジ判定手段による判定パラメータを切り
    替える切り替え手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記網点中文字エッジ判定手段は、 エッジ領域に存在する画素を検出するエッジ検出手段
    と、 前記エッジ検出手段により検出されたエッジ領域に存在
    する画素を、所定の広さの範囲内でカウントするエッジ
    画素カウント手段と、 前記エッジ画素カウント手段によりカウントされた画素
    数を所定のしきい値と比較する比較手段とを含むことを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記切り替え手段は、 前記網点状態判別手段による判別結果に基づいて、前記
    所定のしきい値を切り替えることを特徴とする請求項2
    に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記網点状態判別手段は、 網点を構成するドットの大きさを判別し、 前記切り替え手段は、 前記ドットの大きさに基づいて前記所定のしきい値を切
    り替えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記網点状態判別手段は、 対象画素と、当該対象画素から所定の位置に存在する他
    の複数の画素との明度が所定の条件を満たす場合に、当
    該対象画素を孤立点と判別する孤立点判別手段と、 所定の広さの範囲内に存在する孤立点の数をカウントす
    る孤立点カウント手段と、 前記孤立点カウント手段によりカウントされた孤立点の
    数を所定のしきい値と比較することにより、網点領域の
    判別を行う網点領域判別手段とを有し、 前記孤立点判別手段は、 前記対象画素が網点を構成するドットに含まれている場
    合において、当該ドットの大きさが、ほぼ所定の範囲内
    に含まれる場合に当該対象画素を孤立点と判別するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記網点状態判別手段は、 網点領域の網点周波数を判別し、 前記切り替え手段は、 前記網点周波数に基づいて前記所定のしきい値を切り替
    えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記網点状態判別手段は、 網点領域における網点の疎密を判別し、 前記切り替え手段は、 前記網点の疎密に基づいて、前記所定のしきい値を切り
    替えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の画像
    処理装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
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