JP2000277623A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一基板上にNPNおよびPNP型トランジ
スタのそれぞれにSIC領域が形成された各トランジス
タを有する半導体装置の製造工程を短縮させ製造コスト
の削減可能な半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に当該第1のバイポーラ
トランジスタ100の形成領域50と当該第2のバイポ
ーラトランジスタ200の形成領域51とにコレクタ領
域4、9、ベース引き出し領域5、10、ベース領域
6、11及びコレクタ引き出し領域7、12を個別に作
り込み、第1のバイポーラトランジスタ領域50にエミ
ッタ電極を形成する工程と同一工程で第2のバイポーラ
トランジスタ領域51に於てもエミッタ電極形成用のベ
ースコンタクト層21を形成し、その後に、ベースコン
タクト層21の上にエミッタ電極26を形成する様に構
成された半導体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、V−NPNタイプ
とV−PNPタイプのバイポーラトランジスタを同一基
板上に形成した半導体装置の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、V−NPNタイプとV−PN
Pタイプのバイポーラトランジスタを同一基板上に形成
した半導体装置はよく知られており、当該バイポーラト
ランジスタのエミッタ領域形成方法として、例えばポリ
シリコン層から単結晶シリコン層へ不純物を固相拡散さ
せて手法がある(以後、ポリシリエミッタタイプと呼
ぶ)。
【0003】この手法を用いて、V−NPNとV−PN
Pトランジスタを同一基板上に形成するには、N型およ
びP型の不純物を所定領域のポリシリコン層へ不純物を
導入する2回のマスク工程が必要になる。また、エミッ
タ領域直下のコレクタ不純物濃度を上げてトランジスタ
特性を向上するSIC(Selectively Implanted Coll
ector)と呼ばれる手法を用いるには、V−NPN領域
とV−PNP領域へ不純物を導入するためにさらに2回
のマスク工程が必要となり、高性能なV−NPNとV−
PNPトランジスタを同一基板上に形成するにはマスク
工程が多くなるという問題があった。
【0004】以下に従来に於けるSICをエミッタ領域
直下に形成したV−NPNとV−PNPトランジスタを
同一基板上に配置形成する半導体装置の製造方法の一例
を図面を参照しながら説明する。図17から図25の製
造工程断面図を用いて従来の製造方法を説明する。ま
ず、図17に示すように、P型シリコン基板1上に素子
領域を画定するフィールド酸化膜2を形成した後、基板
1表面を厚さ50〜200Åに酸化して酸化膜3を形成
する。
【0005】その後、V−NPNバイポーラのN型コレ
クタ領域4、高濃度P型ベース引き出し領域5、P型ベ
ース領域6、高濃度N型コレクタ引き出し領域7、V−
PNPバイポーラのN型素子分離領域8、P型コレクタ
領域9、高濃度N型ベース引き出し領域10、N型ベー
ス領域11、高濃度P型コレクタ引き出し領域12を形
成する。
【0006】次に、図18に示すように全面に成長した
厚さ500〜1000Åの酸化膜13の上に形成したレ
ジスト38をマスクとしてエッチングを行い、酸化膜3
および13を除去してV−NPNのエミッタコンタクト
15およびV−PNPのエミッタコンタクト39を形成
する。次に、図19に示すように、レジスト40をマス
クにしてリンをエネルギー200〜400KeV、ドー
ズ量1〜5×1012cm-2でイオン注入してN型SI
C領域16を形成する。
【0007】次に、図20に示すように、レジスト41
をマスクにしてボロンをエネルギー60〜150Ke
V、ドーズ量1〜5×1012cm-2でイオン注入して
P型SIC領域37を形成する。次に、第21図に示す
ように、エミッタコンタクト15および39を含む基板
全面に2000〜3000Åのポリシリコン層17を成
長する。
【0008】次に、図22に示すようにレジスト42を
マスクにして、ドーズ量1〜2×1016cm-2でボロ
ンをイオン注入する。次に、図23に示すようにレジス
ト41をマスクにして、ドーズ量1〜2×1016cm
-2でヒ素をイオン注入する。次に、図24に示すように
レジスト43をマスクにしてポリシリコン層17をエッ
チングしてV−NPNのエミッタ電極20およびV−P
NPのエミッタ電極44を形成する。
【0009】その後、窒素雰囲気中で900〜1000
℃の熱処理を行うことでポリシリコン層17および25
から不純物が拡散してN型エミッタ領域27およびP型
エミッタ領域28が形成される。次に、上述の工程で形
成した素子上に形成した層間絶縁膜29にコンタクト3
0を開口した後、タングステン等でプラグ31を形成
し、各金属配線32を形成することで図25に示す半導
体装置が得られる。
【0010】上記製造方法では、トランジスタ性能を向
上させるためにV−NPNおよびV−PNPそれぞれに
SIC領域が形成されている。これらの領域にイオン注
入される不純物の導電型は異なっており、SIC形成の
ために2回のマスク工程が必要になる(図19および図
20)。また、エミッタ電極20を形成するためにもや
はり異なるマスク工程でイオン注入を行わなければなら
ない(図22および図23の工程)。
【0011】このように従来の製造方法では同一基板上
にV−NPNとV−PNPを形成するにはマスク工程数
が多いという問題があった。特開昭62−86753号
公報及び特開平4−18752号公報には、NPN型ト
ランジスタとPNP型トランジスタとを同一の半導体基
板上に形成した半導体装置に関して記載されているが、
SICを有する半導体装置に関しては何等の記載がな
く、又当該SICを有する半導体装置を製造する場合の
工程数の削減に関する記載もない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】その為、本発明の目的
は、上記した従来技術の欠点を改良し、同一基板上にN
PN型トランジスタおよびPNP型トランジスタのそれ
ぞれにSIC領域が形成された各トランジスタが配置さ
れている半導体装置を、その性能を低下させることな
く、製造工程を短縮されることによって製造コストを大
幅に削減する事のできる半導体装置の製造方法を提供す
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係る半導
体装置の製造方法の第1の態様としては、同一基板上
に、第1の導電型を有する第1のバイポーラトランジス
タと第2の導電型を有する第2のバイポーラトランジス
タとが近接して配置されている半導体装置を製造するに
際し、半導体基板上に当該第1のバイポーラトランジス
タの形成領域と当該第2のバイポーラトランジスタの形
成領域とを形成し、それぞれのトランジスタの形成領域
内に、少なくともコレクタ領域、ベース引き出し領域、
ベース領域及びコレクタ引き出し領域を個別に作り込む
工程、当該半導体基板上を第1のレジスト膜で被覆する
と共に、当該第1のレジスト膜の内、当該第1のバイポ
ーラトランジスタ領域に於けるベース領域に対応する部
分にエミッタコンタクト用の開口部を設ける工程、当該
開口部から第1の不純物を注入して当該ベース領域下部
に第1の導電型を有するSIC領域を形成する工程、当
該半導体基板上の全面にポリシリコン層を形成した後、
当該ポリシリコン層に第1の不純物を注入する工程、当
該半導体基板上の全面に、第2のレジスト膜を形成した
のち、当該ポリシリコン層をパターニングして、当該第
1のバイポーラトランジスタの形成領域に於いて、当該
ベース領域と接続されたエミッタ電極部を形成すると共
に、当該第2のバイポーラトランジスタ形成領域に於い
ては、当該第2のバイポーラトランジスタ領域に於ける
ベース領域及びその近傍を被覆すると同時に、当該第2
のバイポーラトランジスタ形成領域に於ける当該ベース
領域の少なくとも一部が露出する様な閉鎖型開口部を有
するマスク層を形成する工程、当該第2のレジスト膜を
マスクとして、当該半導体基板の全面に、第2の不純物
を注入し、当該第2のバイポーラトランジスタ領域に於
ける当該ベース領域下部に第2の導電型を有するSIC
領域を形成する工程、当該半導体基板上の全面を絶縁層
で被覆した後、当該絶縁層をエッチングにより除去する
事によって、当該第1のバイポーラトランジスタ領域に
於けるエミッタ電極部と当該第2のバイポーラトランジ
スタ領域に於ける当該マスク層に側壁部を形成する工
程、当該半導体基板上の全面にポリシリコン層を形成し
た後、当該ポリシリコン層に第2の不純物を注入する工
程、当該半導体基板上の全面に、第3のレジスト膜を形
成したのち、当該ポリシリコン層をパターニングして、
当該第2のバイポーラトランジスタの形成領域に於て、
当該ベース領域と接続されたエミッタ電極部を形成する
工程、及び当該半導体基板を熱処理して第1の導電型を
有するエミッタ領域と第2の導電型を有するエミッタ領
域とを形成する工程、とから構成されている半導体装置
の製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】即ち、従来に於いては、V−NP
NタイプとV−PNPタイプのバイポーラトランジスタ
(以後、単にV−NPN、V−PNPと呼ぶ)を同一基
板上に形成するには、N型およびP型の不純物のイオン
を打ちわけるための追加マスク工程が必要となり、工程
数が多いことが問題であったので、本発明に於いては、
V−NPNのエミッタ電極と同じ工程でV−PNPのベ
ース領域にも閉鎖状開口部を設けて、ポリシリコン層を
形成する。このポリシリコン層とその上のレジストをマ
スクにしてV−PNPのP型SIC領域を形成する。ポ
リシリコン層に絶縁膜のサイドウォール形成後、再度全
面に成長したポリシリコン層にボロンまたはBF 2 をイ
オン注入し、これをパターニングしてV−PNPのエミ
ッタ電極を形成することでマスク工程数を削減する。
【0015】
【実施例】以下に、本発明に係る当該半導体装置の製造
方法の一具体例の構成を図面を参照しながら詳細に説明
する。即ち、図1乃至図8は、本発明に係る半導体装置
の製造方法の一具体例の構成を示す断面図であり、図
中、同一基板1上に、第1の導電型を有する第1のバイ
ポーラトランジスタ100と第2の導電型を有する第2
のバイポーラトランジスタ200とが近接して配置され
ている半導体装置300を製造するに際し、半導体基板
1上に当該第1のバイポーラトランジスタ100の形成
領域50と当該第2のバイポーラトランジスタ200の
形成領域51とを形成し、それぞれのトランジスタの形
成領域内50、51に、少なくともコレクタ領域4、
9、ベース引き出し領域5、10、ベース領域6、11
及びコレクタ引き出し領域7、12を個別に作り込む工
程、当該半導体基板1上を第1のレジスト膜14で被覆
すると共に、当該第1のレジスト膜14の内、当該第1
のバイポーラトランジスタ領域50に於けるベース領域
6に対応する部分にエミッタコンタクト用の開口部15
を設ける工程、当該開口部15から第1の不純物を注入
して当該ベース領域6下部に第1の導電型を有するSI
C領域16を形成する工程、当該半導体基板1上の全面
にポリシリコン層17を形成した後、当該ポリシリコン
層17に第1の不純物を注入する工程、当該半導体基板
1上の全面に、第2のレジスト膜19を形成したのち、
当該ポリシリコン層17をパターニングして、当該第1
のバイポーラトランジスタの形成領域50に於いて、当
該ベース領域6と接続されたエミッタ電極部20を形成
すると共に、当該第2のバイポーラトランジスタ形成領
域51に於いては、当該第2のバイポーラトランジスタ
領域51に於けるベース領域11及びその近傍を被覆す
ると同時に、当該第2のバイポーラトランジスタ形成領
域51に於ける当該ベース領域11の少なくとも一部が
露出する様な閉鎖型開口部55を有するマスク層21を
形成する工程、当該第2のレジスト膜19をマスクとし
て、当該半導体基板1の全面に、第2の不純物を注入
し、当該第2のバイポーラトランジスタ領域51に於け
る当該ベース領域11下部に第2の導電型を有するSI
C領域22を形成する工程、当該半導体基板1上の全面
を絶縁層23で被覆した後、当該絶縁層23をエッチン
グにより除去する事によって、当該第1のバイポーラト
ランジスタ領域50に於けるエミッタ電極部20と当該
第2のバイポーラトランジスタ領域51に於ける当該マ
スク層21に側壁部24を形成する工程、当該半導体基
板1上の全面にポリシリコン層25を形成した後、当該
ポリシリコン層25に第2の不純物を注入する工程、当
該半導体基板1上の全面に、第3のレジスト膜40を形
成したのち、当該ポリシリコン層25をパターニングし
て、当該第2のバイポーラトランジスタの形成領域51
に於て、当該ベース領域11と接続されたエミッタ電極
部26を形成する工程、及び当該半導体基板1を熱処理
して第1の導電型を有するエミッタ領域27と第2の導
電型を有するエミッタ領域28とをそれぞれ当該第1の
バイポーラトランジスタ形成領域50と当該第2のバイ
ポーラトランジスタ形成領域51に形成する工程、とか
ら構成されている半導体装置の製造方法が示されてい
る。
【0016】本発明に於ける当該半導体装置の製造方法
に於いては、当該第1の導電型を有する第1のバイポー
ラトランジスタは、V−NPNトランジスタであり、当
該第2の導電型を有する第2のバイポーラトランジスタ
は、V−PNPトランジスタである事が望ましい。更
に、本発明に於ける当該半導体装置の製造方法に於て、
当該第1の不純物は、例えばリン及び砒素から選択され
た一種の不純物が使用されるものである。
【0017】又、本発明に於ける当該第2の不純物は、
例えばボロン又はフッ化ボロンから選択された一種の不
純物が使用されるものである。一方、本発明に於ける当
該半導体装置の製造方法で形成される当該第1のバイポ
ーラトランジスタ領域50内に形成される当該第1の導
電型を有するSIC領域16は、N型のSIC領域であ
る事が望ましく、又当該第2のバイポーラトランジスタ
領域51内に形成される当該第2の導電型を有するSI
C領域22は、P型のSIC領域である事が望ましい。
【0018】更に、本発明に於て使用される当該マスク
層21に形成される閉鎖型の開口部55の形状は特に特
定されるものでないが、例えば、円形、矩形、楕円形、
多角形等から選択された一つの形状を有するものである
事が望ましい。尚、本発明に係る当該半導体装置の製造
方法に於いては、最終製品として使用できる構造を形成
する為に、例えば、当該半導体装置に於ける第1のバイ
ポーラトランジスタ領域50と第2のバイポーラトラン
ジスタ領域51にそれぞれ形成された、ベース引き出し
電極5、10エミッタ電極20、26及びコレクタ引き
出し電極7、12のそれぞれに、適宜の層間絶縁膜29
に設けたビアホール30内に形成されたプラグ31を介
して外部に設けた適宜の配線部32と電気的に接続させ
る工程が更に付加されている事が望ましい。
【0019】以下に、本発明に係る当該半導体装置の製
造方法のより詳細な具体例を図1乃至図8を参照しなが
ら説明する。即ち、図1に示す様に、先ず、従来の製法
と同様にしてP型シリコン基板1上に素子領域を画定す
るフィールド酸化膜2を形成した後、基板1表面を厚さ
50〜200Åで酸化して酸化膜3を形成する。
【0020】その後、V−NPNバイポーラのN型コレ
クタ領域4、高濃度P型ベース引き出し領域5、P型ベ
ース領域6、高濃度N型コレクタ引き出し領域7、V−
PNPバイポーラのN型素子分離領域8、P型コレクタ
領域9、高濃度N型ベース引き出し領域10、N型ベー
ス領域11、高濃度P型コレクタ引き出し領域12を形
成する。
【0021】その後、全面に成長した厚さ500〜10
00Åの酸化膜13の上に形成したレジスト14をマス
クとしてエッチングを行い、酸化膜3および13を除去
してV−NPNのエミッタコンタクト15を形成する。
また、レジスト14をマスクにしてリンをエネルギー2
00〜400KeV、ドーズ量1〜5×1012cm-2
でイオン注入してN型SIC領域16を形成する。
【0022】次に、図2に示すように、全面に成長した
2000〜3000Åのポリシリコン層17にドーズ量
1〜2×1016cm-2でヒ素をイオン注入した後、厚
さ1000〜2000Åの酸化膜18を成長する。次
に、図3に示すようにレジスト19をマスクにして、酸
化膜18およびポリシリコン層17をエッチングしてV
−NPNのエミッタ電極20を形成する。
【0023】また、同時にV−PNPのN型ベース領域
11上にも平面レイアウトがリング状のマスク層21を
形成する。その後、レジスト19をマスクにしてボロン
をエネルギー60〜150KeV、ドーズ量1〜5×1
012cm-2でイオン注入してP型SIC領域22を形
成する。
【0024】なお、この工程の際にV−NPNのP型ベ
ース引き出し領域5とV−PNPのN型ベース領域10
の領域にもボロンがイオン注入される。しかし、いずれ
もバイポーラトランジスタの真正ベースの厚さを変える
ことがないため、トランジスタ特性へ影響を及ぼすこと
はない。次に、図4に示すように全面に厚さ500〜1
000Åの酸化膜23を成長する。
【0025】次に、図5に示すように異方性のドライエ
ッチングを行って、V−NPNのエミッタ電極20、V
−PNPのマスク層21の側壁にサイドウォール24を
形成する。次に、図6に示すように全面に成長した20
00〜3000Åのポリシリコン層25にドーズ量1〜
2×1016cm-2でボロンをイオン注入する。
【0026】次に、図7に示すようにレジスト(図示し
ていない)をマスクにして、ポリシリコン層25をエッ
チングしてV−PNPのエミッタ電極26を形成する。
その後、窒素雰囲気中で900〜1000℃の熱処理を
行うことでポリシリコン層17および25から不純物が
拡散してN型エミッタ領域27およびP型エミッタ領域
28が形成される。
【0027】次に、上述の工程で形成した素子上に形成
した層間絶縁膜29にコンタクト30を開口した後、タ
ングステン等でプラグ31を形成し、各金属配線32を
形成することで図8に示す半導体装置が得られる。図1
に示したように、本発明に於ける半導体装置の製造方法
に於いては、V−NPNのSIC領域16は、エミッタ
コンタクト15の形成と同じマスク工程で形成されてい
る。また、図3に示す様に、V−NPNのエミッタ電極
20形成と同じマスク工程でV−PNPのSIC領域2
2が形成されている。
【0028】さらに、本発明に於いては、ポリシリコン
層17および25への不純物イオン注入にはマスク工程
が不要になっている。以上のようにマスク工程数を共用
化することで、第17図から第25図に示した従来の製
造方法に比べて3回のマスク工程数を削減することがで
きる。即ち、従来の半導体装置の製造方法に於いては、
図26に示す様に、マスク工程を必要とする工程が6段
階も必要とするのに対し、本発明に於いては、図27に
示す様に、マスク工程を必要とする工程は3段階で済む
ことになるので、工程の簡略化、短縮化、コストの低減
化を図る事が可能となる。
【0029】次に、本発明に係る当該半導体装置の製造
方法の他の具体例について図9から図15を参照しなが
ら詳細に説明する。即ち、本発明に係る他の具体例の基
本的な構成は、同一基板1上に、第1の導電型を有する
第1のバイポーラトランジスタ100と第2の導電型を
有する第2のバイポーラトランジスタ200とが近接し
て配置されている半導体装置100を製造するに際し、
半導体基板1上に当該第1のバイポーラトランジスタの
形成領域50と当該第2のバイポーラトランジスタの形
成領域51とを形成し、当該第1のバイポーラトランジ
スタ形成領域50内に、少なくともコレクタ領域4、ベ
ース引き出し領域5、ベース領域6及びコレクタ引き出
し領域7を形成すると共に、当該第2のバイポーラトラ
ンジスタの形成領域51内に、少なくともコレクタ領域
9、ベース領域11及びコレクタ引き出し領域12を個
別に作り込む工程、当該半導体基板1上を第1のレジス
ト膜33で被覆すると共に、当該第1のレジスト膜33
の内、当該第1のバイポーラトランジスタ領域50に於
けるベース領域6に対応する部分及び当該第2のバイポ
ーラトランジスタ領域51に於けるベース領域11に対
応する部分とにそれぞれエミッターコンタクト用第1の
開口部15及びベースコンタクト用の第2の開口部34
とを設ける工程、当該開口部15、34から第1の不純
物を注入して、当該第1のバイポーラトランジスタ領域
50に於ける当該ベース領域6下部に第1の導電型を有
するSIC領域35を形成する工程、当該半導体基板1
上の全面にポリシリコン層17を形成した後、当該ポリ
シリコン層17に第1の不純物を注入する工程、当該半
導体基板1上の全面に、第2のレジスト膜19を形成し
たのち、当該ポリシリコン層19をパターニングして、
当該第1のバイポーラトランジスタの形成領域50に於
いて、当該ベース領域6と接続されたエミッタ電極部2
0を形成すると共に、当該第2のバイポーラトランジス
タ形成領域51に於いては、当該第2のバイポーラトラ
ンジスタ領域51に於けるベース領域11及びその近傍
を被覆すると同時に、当該第2のバイポーラトランジス
タ形成領域51に於ける当該ベース領域11の少なくと
も一部が露出する様な閉鎖型開口部を有するマスク層2
1を形成する工程、当該第2のレジスト膜19をマスク
として、当該半導体基板1の全面に、第2の不純物を注
入し、当該第2のバイポーラトランジスタ領域51に於
ける当該ベース領域11下部に第2の導電型を有するS
IC領域37を形成する工程、当該半導体基板1上の全
面を絶縁層23で被覆した後、当該絶縁層23をエッチ
ングにより除去する事によって、当該第1のバイポーラ
トランジスタ領域50に於けるエミッタ電極部20と当
該第2のバイポーラトランジスタ領域51に於ける当該
マスク層21に側壁部24を形成する工程、当該半導体
基板1上の全面にポリシリコン層25を形成した後、当
該ポリシリコン層25に第2の不純物を注入する工程、
当該半導体基板1上の全面に、第3のレジスト膜40を
形成したのち、当該ポリシリコン層25をパターニング
して、当該第2のバイポーラトランジスタの形成領域5
1に於て、当該ベース領域11と接続されたエミッタ電
極部26を形成する工程、及び当該半導体基板1を熱処
理して第1の導電型を有するエミッタ領域27と第2の
導電型を有するエミッタ領域28とを形成する工程、と
から構成されている半導体装置の製造方法である。
【0030】つまり、本具体例は、当該第2のバイポー
ラトランジスタ領域51に形成されるV−PNPの電極
構造を、セルフアラインメント方式によって形成する点
で、第1の具体例と異なっているが、基本的な構成は同
じである。係る具体例の構成を図9乃至図16の製造工
程断面図を用いて説明する。まず、図9に示すように、
従来の製法と同様にしてP型シリコン基板1上に素子領
域を画定するフィールド酸化膜2を形成した後、基板1
表面を厚さ50〜200Åに酸化して酸化膜3を形成す
る。
【0031】その後、V−NPNバイポーラのN型コレ
クタ領域4、高濃度P型ベース引き出し領域5、P型ベ
ース領域6、高濃度N型コレクタ引き出し領域7、V−
PNPバイポーラのN型素子分離領域8、P型コレクタ
領域9、N型ベース領域11、高濃度P型コレクタ引き
出し領域12を形成する。その後、全面に成長した厚さ
500〜1000Åの酸化膜13の上に形成したレジス
ト33をマスクにしてエッチングを行いエミッタコンタ
クト15を形成する。
【0032】また、この時に同時にV−PNPのN型ベ
ース領域上の酸化膜3および13を除去してベースコン
タクト34を形成する。その後、レジスト33をマスク
にしてリンをエネルギー200〜400KeV、ドーズ
量1〜5×1012cm-2でイオン注入してN型SIC
領域35を形成する。次に、図10に示すように、全面
に成長した2000〜3000Åのポリシリコン層17
にドーズ量1〜2×1016cm-2でヒ素をイオン注入
した後、厚さ1000〜2000Åの酸化膜18を成長
する。
【0033】次に、図11に示すようにレジスト19を
マスクにして、酸化膜18およびポリシリコン層17を
エッチングしてV−NPNのエミッタ電極20を形成す
る。また、同時にV−PNPのN型ベース領域11上に
も平面レイアウトがリング状のマスク層21を兼ねるベ
ース電極36を形成する。その後、レジスト19をマス
クにしてボロンをエネルギー60〜150KeV、ドー
ズ量1〜5×1012cm-2でイオン注入してP型SI
C領域37を形成する。
【0034】なお、この工程の際にV−NPNのP型ベ
ース引き出し領域5にもボロンがイオン注入される。し
かし、バイポーラトランジスタの真正ベースの厚さを変
えることがないため、V−NPN特性へ影響を及ぼすこ
とはない。また、図11のA−A’においては図9の工
程でリンがイオン注入されているが、これを図11の工
程において注入されるボロンで補償することによりP型
SIC領域37が形成される。
【0035】次に、図12に示すように全面に厚さ50
0〜1000Åの酸化膜23を成長する。次に、図13
に示すように異方性のドライエッチングを行って、V−
NPNのエミッタ電極20、V−PNPのベース電極3
6の側壁にサイドウォール24を形成する。
【0036】次に、図14に示すように全面に成長した
2000〜3000Åのポリシリコン層25にドーズ量
1〜2×1016cm-2でボロンをイオン注入する。次
に、図15に示すようにレジスト26をマスクにして、
ポリシリコン層25をエッチングしてV−PNPのエミ
ッタ電極26を形成する。その後、窒素雰囲気中で90
0〜1000℃の熱処理を行うことでポリシリコン層1
7および25から不純物が拡散してN型エミッタ領域2
7およびP型エミッタ領域28が形成される。
【0037】次に、上述の工程で形成した素子上に形成
した層間絶縁膜29にコンタクト30を開口した後、タ
ングステン等でプラグ31を形成し、各金属配線32を
形成することで図16に示す半導体装置が得られる。上
記製造方法に従えば、高性能なセルフアライン構造のV
−PNPを図1の実施例と同じ追加マスク数で形成する
ことができる。
【0038】
【効果の説明】本発明に係る半導体装置の製造方法は、
上記した様な技術構成を採用しているので、高性能のV
−NPNおよびV−PNPを同一基板上に形成するため
に必要なマスク工程数を削減できる。即ち、従来の半導
体装置の製造方法に比べてマスク工程は半減させる事が
可能となるので、工程の簡略化、短縮化、コストの低減
化を図る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図2】図2は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図3】図3は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図4】図4は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図5】図5は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図6】図6は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図7】図7は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図8】図8は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図9】図9は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
他の具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図10】図10は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の他の具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図11】図11は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の他の具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図12】図12は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の他の具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図13】図13は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の他の具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図14】図14は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の他の具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図15】図15は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の他の具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図16】図16は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の他の具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図17】図17は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図18】図18は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図19】図19は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図20】図20は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図21】図21は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図22】図22は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図23】図23は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図24】図24は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図25】図25は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於ける要部工程での断面図である。
【図26】図26は、従来に係る半導体装置の製造方法
の1具体例に於けるマスク工程を必要とする工程を作業
順に示したフローチャートである。
【図27】図27は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の1具体例に於けるマスク工程を必要とする工程を作
業順に示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…基板 2、8…素子分離膜 3、13、18…絶縁膜 4、9…コレクタ領域 5、10…ベース引き出し領域 6、11…ベース領域6、11 7、12…コレクタ引き出し領域 14…第1のレジスト膜 15…エミッタコンタクト用開口部 16…第1の導電型を有するSIC領域 17…ポリシリコン層 19…第2のレジスト膜 20…エミッタ電極部 21…マスク層 22…第2の導電型を有するSIC領域 23…絶縁層 24…側壁部 25…ポリシリコン層 26…エミッタ電極部 27…第1の導電型を有するエミッタ領域 28…第2の導電型を有するエミッタ領域 40…第3のレジスト膜 50…第1のバイポーラトランジスタ形成領域 51…第2のバイポーラトランジスタ形成領域 55…閉鎖型開口部 100…第1の導電型を有する第1のバイポーラトラン
ジスタ 200…第2の導電型を有する第2のバイポーラトラン
ジスタ 300…半導体装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に、第1の導電型を有する第
    1のバイポーラトランジスタと第2の導電型を有する第
    2のバイポーラトランジスタとが近接して配置されてい
    る半導体装置を製造するに際し、 半導体基板上に当該第1のバイポーラトランジスタの形
    成領域と当該第2のバイポーラトランジスタの形成領域
    とを形成し、それぞれのトランジスタの形成領域内に、
    少なくともコレクタ領域、ベース引き出し領域、ベース
    領域及びコレクタ引き出し領域を個別に作り込む工程、 当該半導体基板上を第1のレジスト膜で被覆すると共
    に、当該第1のレジスト膜の内、当該第1のバイポーラ
    トランジスタ領域に於けるベース領域に対応する部分に
    エミッタコンタクト用の開口部を設ける工程、 当該開口部から第1の不純物を注入して当該ベース領域
    下部に第1の導電型を有するSIC領域を形成する工
    程、 当該半導体基板上の全面にポリシリコン層を形成した
    後、当該ポリシリコン層に第1の不純物を注入する工
    程、 当該半導体基板上の全面に、第2のレジスト膜を形成し
    たのち、当該ポリシリコン層をパターニングして、当該
    第1のバイポーラトランジスタの形成領域に於いて、当
    該ベース領域と接続されたエミッタ電極部を形成すると
    共に、当該第2のバイポーラトランジスタ形成領域に於
    いては、当該第2のバイポーラトランジスタ領域に於け
    るベース領域及びその近傍を被覆すると同時に、当該第
    2のバイポーラトランジスタ形成領域に於ける当該ベー
    ス領域の少なくとも一部が露出する様な閉鎖型開口部を
    有するマスク層を形成する工程、 当該第2のレジスト膜をマスクとして、当該半導体基板
    の全面に、第2の不純物を注入し、当該第2のバイポー
    ラトランジスタ領域に於ける当該ベース領域下部に第2
    の導電型を有するSIC領域を形成する工程、 当該半導体基板上の全面を絶縁層で被覆した後、当該絶
    縁層をエッチングにより除去する事によって、当該第1
    のバイポーラトランジスタ領域に於けるエミッタ電極部
    と当該第2のバイポーラトランジスタ領域に於ける当該
    マスク層に側壁部を形成する工程、 当該半導体基板上の全面にポリシリコン層を形成した
    後、当該ポリシリコン層に第2の不純物を注入する工
    程、 当該半導体基板上の全面に、第3のレジスト膜を形成し
    たのち、当該ポリシリコン層をパターニングして、当該
    第2のバイポーラトランジスタの形成領域に於て、当該
    ベース領域と接続されたエミッタ電極部を形成する工
    程、及び当該半導体基板を熱処理して第1の導電型を有
    するエミッタ領域と第2の導電型を有するエミッタ領域
    とを形成する工程、とから構成されている事を特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 同一基板上に、第1の導電型を有する第
    1のバイポーラトランジスタと第2の導電型を有する第
    2のバイポーラトランジスタとが近接して配置されてい
    る半導体装置を製造するに際し、 半導体基板上に当該第1のバイポーラトランジスタの形
    成領域と当該第2のバイポーラトランジスタの形成領域
    とを形成し、当該第1のバイポーラトランジスタ形成領
    域内に、少なくともコレクタ領域、ベース引き出し領
    域、ベース領域及びコレクタ引き出し領域を形成すると
    共に、当該第2のバイポーラトランジスタの形成領域内
    に、少なくともコレクタ領域、ベース領域及びコレクタ
    引き出し領域を個別に作り込む工程、 当該半導体基板上を第1のレジスト膜で被覆すると共
    に、当該第1のレジスト膜の内、当該第1のバイポーラ
    トランジスタ領域に於けるベース領域に対応する部分及
    び当該第2のバイポーラトランジスタ領域に於けるベー
    ス領域に対応する部分とにそれぞれエミッターコンタク
    ト用第1の開口部及びベースコンタクト用の第2の開口
    部とを設ける工程、 当該開口部から第1の不純物を注入して、当該第1のバ
    イポーラトランジスタ領域に於ける当該ベース領域下部
    に第1の導電型を有するSIC領域を形成する工程、 当該半導体基板上の全面にポリシリコン層を形成した
    後、当該ポリシリコン層に第1の不純物を注入する工
    程、 当該半導体基板上の全面に、第2のレジスト膜を形成し
    たのち、当該ポリシリコン層をパターニングして、当該
    第1のバイポーラトランジスタの形成領域に於いて、当
    該ベース領域と接続されたエミッタ電極部を形成すると
    共に、当該第2のバイポーラトランジスタ形成領域に於
    いては、当該第2のバイポーラトランジスタ領域に於け
    るベース領域及びその近傍を被覆すると同時に、当該第
    2のバイポーラトランジスタ形成領域に於ける当該ベー
    ス領域の少なくとも一部が露出する様な閉鎖型開口部を
    有するマスク層を形成する工程、 当該第2のレジスト膜をマスクとして、当該半導体基板
    の全面に、第2の不純物を注入し、当該第2のバイポー
    ラトランジスタ領域に於ける当該ベース領域下部に第2
    の導電型を有するSIC領域を形成する工程、 当該半導体基板上の全面を絶縁層で被覆した後、当該絶
    縁層をエッチングにより除去する事によって、当該第1
    のバイポーラトランジスタ領域に於けるエミッタ電極部
    と当該第2のバイポーラトランジスタ領域に於ける当該
    マスク層に側壁部を形成する工程、 当該半導体基板上の全面にポリシリコン層を形成した
    後、当該ポリシリコン層に第2の不純物を注入する工
    程、 当該半導体基板上の全面に、第3のレジスト膜を形成し
    たのち、当該ポリシリコン層をパターニングして、当該
    第2のバイポーラトランジスタの形成領域に於て、当該
    ベース領域と接続されたエミッタ電極部を形成する工
    程、及び当該半導体基板を熱処理して第1の導電型を有
    するエミッタ領域と第2の導電型を有するエミッタ領域
    とを形成する工程、とから構成されている事を特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 当該第1の導電型を有する第1のバイポ
    ーラトランジスタは、V−NPNトランジスタであり、
    当該第2の導電型を有する第2のバイポーラトランジス
    タは、V−PNPトランジスタである事を特徴とする請
    求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 当該第1の不純物は、リン又は砒素であ
    り、当該第2の不純物は、ボロン又はフッ化ボロンであ
    る事を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 当該第1の導電型を有するSIC領域
    は、N型のSIC領域であり、又当該第2の導電型を有
    するSIC領域は、P型のSIC領域である事を特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 当該マスク層の開口部は、円形、矩形、
    楕円形、多角形等から選択された一つの形状を有するも
    のである事を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 当該半導体装置に於ける第1のバイポー
    ラトランジスタ領域と第2のバイポーラトランジスタ領
    域にそれぞれ形成された、ベース引き出し電極、エミッ
    タ電極及びコレクタ引き出し電極のそれぞれに、層間絶
    縁膜に設けたビアホール内に形成されたプラグを介して
    外部の配線部と電気的に接続させる工程が更に付加され
    ている事を特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装
    置の製造方法。
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