JP2000211553A - 車両の前部構造 - Google Patents

車両の前部構造

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JP2000211553A
JP2000211553A JP11017408A JP1740899A JP2000211553A JP 2000211553 A JP2000211553 A JP 2000211553A JP 11017408 A JP11017408 A JP 11017408A JP 1740899 A JP1740899 A JP 1740899A JP 2000211553 A JP2000211553 A JP 2000211553A
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front structure
height
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の前端部が被衝突体に衝突した時に、被
衝突体の上端部がフロントガラス側に倒れるのを効果的
に防止できるようにする。 【解決手段】 ボンネットヒンジ1によって後端部が車
体に支持されたボンネット2を有する車両の前部構造で
あって、車両の前端部が被衝突体Mに衝突した時に、上
記ボンネット2の前端部を上方に変位させる駆動手段3
を設け、上記衝突時に駆動手段3によってボンネット2
を駆動することにより、上記ボンネット2の前端部を上
方に変位させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンネットヒンジ
によって後端部が車体に支持されたボンネットを有する
車両の前部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平9−315266号
公報に示されるように、車両の前端部が被衝突体に衝突
したことを検出する衝突検出手段と、車体の前部に設け
られたボンネットの後端部を持ち上げるとともに、その
持ち上げ位置にてボンネットの後端部を保持する持ち上
げ保持手段と、上記衝突検出手段からの出力に応じて上
記持ち上げ駆動手段を作動させる制御手段とを備え、車
両の前端部が被衝突体に衝突した時に、上記持ち上げ駆
動手段によってボンネットの後部を持ち上げ、このボン
ネットとエンジン等との間に所定の間隙を形成した状態
に保持することにより、上記被衝突体がボンネットに衝
突した際の衝撃を効果的に吸収できるようにすることが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように車両の前
端部が被衝突体に衝突した時に、ボンネットの後部を持
ち上げるように構成した場合には、被衝突体の高さが大
きいと、この被衝突体の上端部がフロントガラス側に倒
れることを防止することができず、フロントガラスが損
傷するのを防ぐことが困難であるという問題がある。特
に、空力特性を向上させるための車両の前端部の高さが
低く設定されたいわゆるローノーズタイプの車両では、
立ち木等からる被衝突体の下端部近傍に車両の前端部が
当接し、この被衝突体の上端部が、フロントガラス側に
倒れ易いという問題があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、車両の
前端部が被衝突体に衝突した時に、被衝突体の上端部が
フロントガラス側に倒れるのを効果的に防止できる車両
の前部構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
後端部に設けられたボンネットヒンジによって車体に支
持されたボンネットを有する車両の前部構造であって、
車両の前端部が被衝突体に衝突した時に、上記ボンネッ
トの前端部を上方に変位させる駆動手段を備えたもので
ある。
【0006】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、上記駆動手段によってボンネットの
前端部が上方に変位するように駆動されることにより、
上記被衝突体に対するボンネットの前端部の当接位置が
上方に移動し、被衝突体の上端部がフロントガラス側に
倒れることが効果的に防止される。
【0007】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の車両の前部構造において、上記駆動手段をエアバッグ
装置によって構成したものである。
【0008】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、上記エアバック装置が作動してボン
ネットの前端部が迅速に持ち上げられることにより、こ
のボンネットの前端部が被衝突体の下端部近傍に当接す
ることが確実に防止される。
【0009】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の車両の前部構造において、上記駆動手段をサ
スペンションタワーの上方に配設したものである。
【0010】上記構成によれば、剛性の高いサスペンシ
ョンタワーの上方に上記駆動手段が配設されているた
め、この駆動手段が安定して支持されることになる。
【0011】請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載の車両の前部構造において、車両の前
端部が被衝突体に衝突した時に、ボンネットの前端部に
設けられたロック機構のロック状態を解除するロック解
除手段を備えたものである。
【0012】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、上記ロック機構のロック状態がロッ
ク解除手段によって解除されることにより、ボンネット
の前端部の上方変位が上記ロック機構によって阻止され
ることが確実に防止される。
【0013】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4
のいずれかに記載の車両の前部構造において、ボンネッ
トの前端部の上方変位時に、ボンネットの前端部と車体
前端部との間を覆うカバーを備えたものである。
【0014】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、ボンネットの前端部が上方に変位し
た際に、上記カバーによってボンネットの前端部と車体
前端部との間が覆われることにより、この間に被衝突体
が進入することが効果的に防止される。
【0015】請求項6に係る発明は、上記請求項1〜5
のいずれかに記載の車両の前部構造において、車両の前
端部が被衝突体に衝突した時に、ボンネットの前部を変
形させる脆弱部を設けたものである。
【0016】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、上記脆弱部を基点にしてボンネット
の前部が変形することにより、衝突エネルギーが効果的
に吸収されることになる。
【0017】請求項7に係る発明は、上記請求項1〜6
のいずれかに記載の車両の前部構造において、車両の前
端部が被衝突体に衝突した時に、車両の走行速度を検出
する車速検出手段と、この車速検出手段によって検出さ
れた車両の走行速度が予め設定された基準値よりも小さ
いことが確認された場合に、ボンネットの前端部の上方
変位を禁止するように上記駆動手段を制御する衝突制御
手段とを備えたものである。
【0018】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、車両の走行速度が予め設定された基
準値よりも小さく、被衝突体がフロントガラス側に倒れ
る可能性が低いことが確認された場合には、ボンネット
の前端部の上方変位が禁止されることになる。
【0019】請求項8に係る発明は、上記請求項1〜7
のいずれかに記載の車両の前部構造において、車両の前
端部が被衝突体に衝突した時に、被衝突体の高さを検出
する高さ検出手段と、この高さ検出手段によって検出さ
れた被衝突体の高さが予め設定された基準値よりも小さ
いことが確認された場合に、ボンネットの前端部の上方
変位を禁止するように上記駆動手段を制御する衝突制御
手段とを備えたものである。
【0020】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、被衝突体の高さが予め設定された基
準値よりも小さく、被衝突体がフロントガラス側に倒れ
る可能性が低いことが確認された場合には、ボンネット
の前端部の上方変位が禁止されることになる。
【0021】請求項9に係る発明は、上記請求項1〜8
のいずれかに記載の車両の前部構造において、車両の前
端部が被衝突体に衝突した時に、被衝突体の高さを検出
する高さ検出手段と、この高さ検出手段によって検出さ
れた被衝突体の高さに応じてボンネットの前端部の上方
変位量を変化させるように駆動手段を制御する衝突制御
手段とを備えたものである。
【0022】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、上記駆動手段によって駆動されるボ
ンネットの前端部の上方変位量が、上記被衝突体の高さ
に応じて制御されることにより、この被衝突体の上端部
がフロントガラス側に倒れることが、さらに効果的に防
止される。
【0023】請求項10に係る発明は、後端部に設けら
れたボンネットヒンジによって車体に支持されたボンネ
ットを有する車両の前部構造であって、車両の前端部が
被衝突体に衝突した時に、上記ボンネットの前端部から
上方に突出する突出部材を設けたものである。
【0024】上記構成によれば、車両の前端部が被衝突
体に衝突した時に、上記ボンネットの前端部から上方に
突出部材が突出してこの突出部材によって被衝突体が支
持されることにより、この被衝突体の上端部がフロント
ガラス側に倒れることが効果的に防止されることにな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る車
両の前部車体構造の実施形態を示している。この前部車
体構造は、ボンネットヒンジ1によって後端部が車体に
支持されたボンネット2と、車両の前端部が立ち木また
は道路標識等の被衝突体Mに衝突した時に、上記ボンネ
ット2の前端部を上方に変位させる駆動手段3とを備え
ている。上記ボンネット2の前端部には、通常時にボン
ネット2を閉止位置に係止するロック機構4と、ボンネ
ット2の前端部の上方変位時に、ボンネット2の前端部
と車体前端部との間を覆うカバー5とが設けられてい
る。
【0026】上記駆動手段3は、前部車体に設けられた
前輪用のサスペンションタワー6の上方に配設されたエ
アバック装置からなっている。このエアバッグ装置は、
発火手段及びガス発生剤を有するインフレータ7と、ガ
スの充填により膨張するエアバッグ8とを有し、このエ
アバッグ8を膨張させて上記ボンネット2の左右両側辺
部を押し上げることにより、ボンネット2の前端部を所
定高さに上昇させるように構成されている。
【0027】また、上記ボンネット2のロック機構4
は、図3及び図4に示すように、車両の前端部上方に設
けられたシュラウドアッパー9等からなる車体側部材に
取り付けられたロック機構本体10と、ボンネット2の
前端部下面に取り付けられたストライカ11とを有して
いる。
【0028】上記ロック機構本体10は、ストライカ1
1が導入される切欠が形成された上端部にベースプレー
ト12と、このベースプレート12に突設された支持軸
13と、この支持軸13を支点にして揺動自在に支持さ
れたロックレバー14と、このロックレバー14をロッ
ク解除方向に付勢する引張りばね15と、この引張りば
ね15の付勢力に抗して上記ロックレバー14をロック
位置に係止する係止レバー16と、この係止レバー16
を揺動自在に支持する支持軸17と、この支持軸17を
支点に係止レバー16を図の反時計方向に付勢して上記
ロックレバー14の係止位置に付勢する引張りばね18
と、上記ストライカ11の浮上がりを規制する手動レバ
ー19と、この手動レバー19をストライカ11の浮上
がり規制位置に付勢する引張りばね20とを有してい
る。
【0029】そして、図3に示すように上方の開放位置
にあるボンネット2の前端部を下降させ、手動レバー1
9の浮上がり規制部を乗り越えさせて下方の閉止位置に
ストライカ11を移行させると、上記ロックレバー14
に形成されたロック溝内にストライカ11が挿入され、
このストライカ11によりロックレバー14が押されて
回転することにより、図4に示すロック位置にロックレ
バー14が移動する。これによって上記ロックレバー1
4に形成された凹部と、係止レバー16に設けられた突
部とが係合され、上記ストライカ11とロックレバー1
4とがロック位置に係止されてボンネット2が下方の閉
止位置にロックされる。
【0030】また、ボンネット23を開放する際に、上
記ロック機構4によるボンネット2のロック状態を解除
する場合には、上記係止レバー16に連結されたケーブ
ル21を図外の解除レバーによって引張り、上記引張り
ばね18の付勢力に抗して係止レバー16を係止解除方
向に揺動操作することにより、上記ロックレバー14の
凹部と、係止レバー16の突部との係合状態を解除す
る。これによって上記係止レバー16によるロックレバ
ー14の係止状態が解放され、上記引張りばね15の付
勢力に応じてロックレバー14がロック解除方向に回動
変位し、上記ストライカ11が手動レバー19による浮
上がり規制位置まで上昇する。この結果、上記手動レバ
ー19を回動操作してストライカ11の規制解除位置ま
で変位させることにより、ボンネット2を開放操作する
ことが可能となる。
【0031】また、車体の前端部には、上記ケーブル2
1を駆動して係止レバー16をロックレバー14の係止
解除方向に駆動するソレノイド22が設けられるととも
に、上記手動レバー19を駆動してストライカ11の規
制解除位置に変位させる第2ソレノイド23が設けられ
ている。そして、車両の前端部が被衝突体Mに衝突した
時に、上記第1,第2ソレノイド22,23からなるロ
ック解除手段により、上記ロック機構4のロック状態が
強制的に解除されるように構成されている。
【0032】上記カバー5は、図5に示すように、下端
部がシュラウドアッパー9に固定された断面ハット型の
支持部材24の後方側に配設され、通常時には、ボンネ
ット2の開放操作の邪魔にならないよう蛇腹状に折畳ま
れた状態で格納されている。また、上記ボンネット2の
前端部には、ロック用ソレノイド25が取り付けられる
とともに、上記カバー5及び支持部材24の上端部に形
成された貫通孔からなる係合孔に対向するように、上記
ロック用ソレノイド25のロッド26が配設されてい
る。
【0033】そして、車両の前端部が被衝突体に衝突し
た時に、ロック用ソレノイド25のロッド26が上記係
合孔に挿入されてカバー5及び支持部材24の上端部に
係合されることにより、図6に示すように、上記ボンネ
ット2の前端部の上方変位に応じてカバー5及び支持部
材24の上端部が上方に付勢されるようになっている。
この結果、上記支持部材24の所定の位置に設けられた
薄肉部等からなる脆弱部24aにおいて支持部材24が
破断されるとともに、上記カバー5が引き伸ばされるこ
とにより、上記ボンネット2の前端部と、車体前端部つ
まりシュラウドアッパー9との間が上記カバー5によっ
て覆われることになる。
【0034】また、上記ボンネット2の下面には、図7
に示すように、凹部、ビードまたは切欠等からなる脆弱
部27aが所定の位置に設けられたレインフォースメン
ト27が取り付けられ、これによって車両の前端部が被
衝突体Mに衝突した時に、上記脆弱部27aを基点にし
て図8に示すように、ボンネット2の前端部が変形する
ように構成されている。
【0035】上記車両には、図9に示すように、車両の
前端部が被衝突体Mに衝突したことを検出する衝突検出
手段28と、この衝突検出手段28によって車両の前端
部が被衝突体Mに衝突したことが検出された場合に、上
記第1,第2ソレノイド22,23からなるロック解除
手段29に作動指令信号を出力してロック機構4のロッ
ク状態を解除するとともに、上記エアバック装置のイン
フレータ7に発火指令信号を出力する衝突制御手段30
と、車速センサ等からなる車速検出手段31と、上記衝
突時に被衝突体Mの高さを検出する光センサまたは超音
波センサ等からなる高さ検出手段32とが設けられてい
る。
【0036】また、上記衝突制御手段30は、車両の前
端部が被衝突体Mに衝突した時に、上記車速検出手段3
1の検出信号に応じて衝突時の車速が予め設定された基
準値よりも小さいことが確認された場合及び上記高さ検
出手段32の検出信号に応じて被衝突体Mの高さが予め
設定された基準値よりも小さいことが確認された場合
に、ボンネット2の前端部の上方変位を禁止し、それ以
外の場合に、ロック解除手段29に作動指令信号を出力
するとともに、インフレータ7に発火指令信号を出力し
てボンネット2の前端部を上方変位させるように構成さ
れている。
【0037】さらに、上記衝突制御手段30は、車両の
前端部が被衝突体Mに衝突した時に、上記高さ検出手段
32の検出信号に応じて被衝突体Mの高さが中程度であ
るか、それよりも大きいか判定し、被衝突体Mの高さが
中程度であることが確認された場合には、上記インフレ
ータ7に設けられたガス発生剤を半分だけ発火させるこ
とにより、上記ボンネット2の前端部の上方変位量を中
程度に設定し、被衝突体Mの高さが大きいことが確認さ
れた場合には、上記インフレータ7に設けられた全ての
ガス発生剤を発火させることにより、上記ボンネット2
の前端部の上方変位量を最大値に設定するように構成さ
れている。
【0038】上記衝突制御手段30による制御動作を図
10に示すフローチャートに基づいて説明する。上記制
御動作がスタートすると、上記衝突検出手段28の検出
信号に応じて車両の前端部が被衝突体Mに衝突したか否
かを上記衝突制御手段30において判定し(ステップS
1)、YESと判定された時点で、上記車速検出手段3
1の検出信号に応じて衝突時の車速Vが基準値V1より
も小さいか否かを判定する(ステップS2)。このステ
ップS2でYESと判定された場合には、上記駆動手段
3を作動させることなく、制御動作を終了することによ
り、上記ボンネット2の前端部の上方変位を禁止する。
【0039】上記ステップS2でNOと判定されて衝突
時の車速Vが基準値V1以上であることが確認された場
合には、上記高さ検出手段32の検出信号に応じて被衝
突体Mの高さHが第1基準値H1よりも小さいか否かを
上記衝突制御手段30において判定し(ステップS
3)、YESと判定された場合には、上記駆動手段3を
作動させることなく、制御動作を終了する。
【0040】上記ステップS3でNOと判定されて被衝
突体Mの高さHが第1基準値H1よりも大きいことが確
認された場合には、上記被衝突体Mの高さHが、第1基
準値H1よりも大きな値に設定された第2基準値H2よ
りも小さいか否かを判定する(ステップS4)。
【0041】上記ステップS4でYESと判定されて被
衝突体Mの高さHが、上記第1基準値H1以上で第2基
準値H2未満の中程度であることが確認された場合に
は、上記ロック解除手段29を作動させる制御信号を上
記衝突制御手段30からロック解除手段29に出力する
とともに(ステップS5)、上記インフレータ7に設け
られたガス発生剤を半分だけ発火させる制御信号を上記
衝突制御手段30から駆動手段3のインフレータ7に出
力することにより、ボンネット2の前端部を小さく上方
変位させる(ステップS6)。
【0042】また、上記ステップS4でNOと判定され
て被衝突体Mの高さHが第2基準値H2以上であること
が確認された場合には、上記ロック解除手段28を作動
させる制御信号を出力するとともに(ステップS7)、
上記インフレータ7に設けられたガス発生剤を全て発火
させる制御信号を上記衝突制御手段30から駆動手段3
のインフレータ7に出力することにより、ボンネット2
の前端部を大きく上方変位させる(ステップS8)。
【0043】このようにボンネットヒンジ1によって後
端部が車体に支持されたボンネット2を有する車両の前
部構造において、車両の前端部が被衝突体Mに衝突した
時に、上記エアバック装置からなる駆動手段3によりボ
ンネット2の前端部を上方に変位させるように構成した
ため、上記被衝突体Mに対するボンネット2の前端部の
当接位置を上方に移動させることができる。したがっ
て、ボンネット2の前端部が、図2の仮想線で示すよう
に、立ち木または道路標識等からなる被衝突体Mの下端
部近傍に当たってこの被衝突体Mの上端部がフロントガ
ラスF上に落下するという事態の発生を効果的に防止
し、所定の弾力性を有するボンネット2上に上記被衝突
体Mの上端部を落下させて衝撃荷重を効果的に吸収する
ことができるとともに、上記フロントガラスFの損傷を
防止することができる。
【0044】また、上記エアバック装置からなる駆動手
段3に代え、図11に示すように、駆動シリンダまたは
駆動ソレノイド等の往復駆動手段3aにより、ボンネッ
ト2の前端部を上方に変位させるように構成することも
できるが、上記実施形態に示すようにエアバッグ装置に
よって駆動手段3を構成した場合には、車両の前端部が
被衝突体Mに衝突した時に、上記エアバック装置の駆動
力によりボンネット2の前端部を迅速かつ確実に持ち上
げることができるという利点がある。
【0045】また、上記エアバック装置等からなる駆動
手段3の設置位置は必ずしも限定されるものではない
が、上記実施形態に示すように、剛性の高い上記サスペ
ンションタワー6の上方に駆動手段3を配設した場合に
は、特別な補強部材等を設けることなく、上記駆動手段
3を安定して支持することができるとともに、この駆動
手段3によりボンネット2の前端部を上昇させる方向に
確実に駆動することができるという利点がある。
【0046】また、上記実施形態に示すように、車両の
前端部が被衝突体Mに衝突した時に、ボンネット2の前
端部に設けられたロック機構4のロック状態を、上記第
1,第2ソレノイド22,23からなるロック解除手段
によって解除するように構成した場合には、車両の衝突
時に、上記ロック機構4によりボンネット2の上方変位
が規制されるのを防止して、上記駆動手段3によりボン
ネット2の前端部を確実に上方変位させることができ
る。
【0047】なお、上記第1,第2ソレノイド22,2
3からなるロック解除手段に代え、上記ストライカ11
をボンネット2に取り付ける取付部材または上記ロック
機構4の支持部等に脆弱部を設け、上記駆動手段3の駆
動力等に応じて上記脆弱部を破断させることにより、ロ
ック機構4によるボンネット2のロック状態を自動的に
解除するように構成してもよい。また、上記ストライカ
の取付部材等に設けられた脆弱部をソレノイド等からな
る駆動手段によって破断することにより、ロック機構4
によるボンネット2のロック状態を強制的に解除するよ
うに構成してもよい。
【0048】また、上記実施形態では、ボンネット2の
前端部の上方変位時に、ボンネット2の前端部と車体前
端部との間を覆うカバー5を設けたため、車両の前端部
が被衝突体Mに衝突した時に、この被衝突体Mがボンネ
ット2の前端部と車体前端部との間に進入するのを上記
カバー5によって効果的に防止することができる。
【0049】特に、上記実施形態では、通常時に支持部
材24の後方側に上記カバー5を蛇腹状に折畳んだ状態
で配設するとともに、車両の前端部が被衝突体Mに衝突
した時に、ロック用ソレノイド25のロッド26を上記
カバー5及び支持部材24の上端部に係合することによ
り、この支持部材24に設けられた脆弱部24aを破断
させて上記カバー5を引き伸ばすように構成したため、
通常時における外観を悪化させることなく、衝突時にボ
ンネット2の前端部と車体前端部との間を上記カバー5
により確実に覆うことができるという利点がある。
【0050】また、上記実施形態に示すように、車両の
前端部が被衝突体Mに衝突した時に、ボンネット2の前
部を変形させる脆弱部27aを設けた場合には、図8に
示すように、上記脆弱部27aを基点にしてボンネット
2の前部を変形させることにより、衝突エネルギーを効
果的に吸収して被衝突体Mの損傷を軽減することができ
る。
【0051】また、上記実施形態では、車両の前端部が
被衝突体Mに衝突した時に、車両の走行速度を検出する
車速検出手段31を設け、この車速検出手段31によっ
て検出された車両の走行速度が予め設定された基準値よ
りも小さいことが確認された場合に、ボンネット2の前
端部の上方変位を禁止するように構成したため、上記衝
突時に、車両の走行速度が予め設定された基準値よりも
小さく、被衝突体MがフロントガラスF側に倒れる可能
性が低いにも拘らず、上記駆動手段3が作動してインフ
レータ7のガス発生剤が消費されるという事態の発生を
防止することができる。
【0052】さらに、上記実施形態では、車両の前端部
が被衝突体Mに衝突した時に、被衝突体Mの高さを検出
する高さ検出手段32を設け、この高さ検出手段32に
よって検出された被衝突体Mの高さが予め設定された基
準値よりも小さいことが確認された場合に、ボンネット
2の前端部の上方変位を禁止するように構成したため、
上記衝突時に、被衝突体Mの高さが予め設定された基準
値よりも小さく、被衝突体MがフロントガラスF側に倒
れる可能性が低いにも拘らず、上記駆動手段3が作動状
態となるという事態の発生を防止することができる。
【0053】また、上記実施形態に示すように、車両の
前端部が被衝突体Mに衝突した時に、上記高さ検出手段
32によって検出された被衝突体Mの高さに応じ、上記
衝突制御手段30によりボンネット2の前端部の上方変
位量を変化させるように構成した場合には、上記衝突時
に、所定の弾力性を有するボンネット2上に被衝突体M
の上端部を落下させて衝撃荷重を吸収できるように、被
衝突体Mに対する上記ボンネット2の前端部の当接位置
を適正に制御することができる。なお、上記ボンネット
2の前端部の上方変位量は、二段階に限られず、種々の
変更可能であり、被衝突体Mの高さに応じてリニアに変
化させるように構成してもよい。
【0054】また、ボンネット2の後端部を支持するボ
ンネットヒンジ1として、図12に示すように、下方側
に凹入するように湾曲したいわゆるスワンヒンジタイプ
のものを使用した場合には、上記ボンネット2の前端部
の上方変位に応じてボンネット2の後端部もある程度上
方に変位させることができる。このため、上記衝突時に
ボンネット2と、その下方に位置する車体側部材との間
に所定の間隙を形成し、被衝突体Mの上端部が上記ボン
ネット2上に落下した場合における衝撃吸収作用を効果
的に向上させることができる。
【0055】なお、図13に示すように、ボンネットヒ
ンジ1によって後端部が車体に支持されたボンネット2
を有する車両の前部構造において、このボンネット2の
前端部下方に、エアバック装置からなる突出部材33を
設け、車両の前端部が被衝突体Mに衝突した時に、ボン
ネット2の前端部に設けられた開閉蓋34を上記突出部
材33により強制的に開放して上記突出部材33の上端
部をボンネット2の前端部から上方に突出させるように
構成してもよい。このように構成した場合には、車両の
前端部が被衝突体Mに衝突した時に、上記突出部材33
をボンネット2の前端部から上方に突出させて、この突
出部材33によって被衝突体Mを支持することにより、
この被衝突体Mの上端部がフロントガラスF側に倒れる
のを効果的に防止することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ボンネ
ットヒンジにより後端部が車体に支持されたボンネット
を有する車両の前部構造において、車両の前端部が被衝
突体に衝突した時に、上記ボンネットの前端部を上方に
変位させる駆動手段を設けたため、上記被衝突体に対す
るボンネットの前端部の当接位置を上方に移動させるこ
とにより、ボンネットの前端部が、立ち木または道路標
識等からなる被衝突体の下端部近傍に当たってこの被衝
突体の上端部がフロントガラス上に落下するという事態
の発生を効果的に防止し、所定の弾力性を有するボンネ
ット上に上記被衝突体の上端部を落下させて衝撃荷重を
効果的に吸収できるとともに、上記フロントガラスの損
傷を防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の前部構造の実施形態を示す
説明図である。
【図2】ボンネットの閉止状態を示す説明図である。
【図3】ロック機構の具体的構成を示す説明図である。
【図4】ボンネットのロック状態を示す説明図である。
【図5】カバーの格納状態を示す説明図である。
【図6】カバーの展開状態を示す説明図である。
【図7】レインフォースメントの具体的構成を示す斜視
図である。
【図8】ボンネットの変形状態を示す説明図である。
【図9】制御部の具体的構成を示すブロック図である。
【図10】衝突時の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の別の実施形態を示す説明図である。
【図12】本発明のさらに別の実施形態を示す説明図で
ある。
【図13】本発明のさらに別の実施形態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ボンネットヒンジ 2 ボンネット 3 駆動手段 4 ロック機構 5 カバー 6 サスペンションタワー 21,22 ソレノイド(ロック解除手段) 27a 脆弱部 28 衝突検出手段 29 ロック解除手段 30 衝突制御手段 31 車速検出手段 32 高さ検出手段 33 突出部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンネットヒンジによって後端部が車体
    に支持されたボンネットを有する車両の前部構造であっ
    て、車両の前端部が被衝突体に衝突した時に、上記ボン
    ネットの前端部を上方に変位させる駆動手段を備えたこ
    とを特徴とする車両の前部構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の前部構造におい
    て、上記駆動手段をエアバッグ装置によって構成したこ
    とを特徴とする車両の前部構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車両の前部構造
    において、上記駆動手段をサスペンションタワーの上方
    に配設したことを特徴とする車両の前部構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の車両の
    前部構造において、車両の前端部が被衝突体に衝突した
    時に、ボンネットの前端部に設けられたロック機構のロ
    ック状態を解除するロック解除手段を備えたことを特徴
    とする車両の前部構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の車両の
    前部構造において、ボンネットの前端部の上方変位時
    に、ボンネットの前端部と車体前端部との間を覆うカバ
    ーを備えたことを特徴とする車両の前部構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の車両の
    前部構造において、車両の前端部が被衝突体に衝突した
    時に、ボンネットの前部を変形させる脆弱部を設けたこ
    とを特徴とする車両の前部構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の車両の
    前部構造において、車両の前端部が被衝突体に衝突した
    時に、車両の走行速度を検出する車速検出手段と、この
    車速検出手段によって検出された車両の走行速度が予め
    設定された基準値よりも小さいことが確認された場合
    に、ボンネットの前端部の上方変位を禁止するように上
    記駆動手段を制御する衝突制御手段とを備えたことを特
    徴とする車両の前部構造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の車両の
    前部構造において、車両の前端部が被衝突体に衝突した
    時に、被衝突体の高さを検出する高さ検出手段と、この
    高さ検出手段によって検出された被衝突体の高さが予め
    設定された基準値よりも小さいことが確認された場合
    に、ボンネットの前端部の上方変位を禁止するように上
    記駆動手段を制御する衝突制御手段とを備えたことを特
    徴とする車両の前部構造。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の車両の
    前部構造において、車両の前端部が被衝突体に衝突した
    時に、被衝突体の高さを検出する高さ検出手段と、この
    高さ検出手段によって検出された被衝突体の高さに応じ
    てボンネットの前端部の上方変位量を変化させるように
    上記制御手段を制御する衝突制御手段とを備えたことを
    特徴とする車両の前部構造。
  10. 【請求項10】 ボンネットヒンジによって後端部が車
    体に支持されたボンネットを有する車両の前部構造であ
    って、車両の前端部が被衝突体に衝突した時に、上記ボ
    ンネットの前端部から上方に突出する突出部材を設けた
    ことを特徴とする車両の前部構造。
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