JP2000195357A - 蛇腹付きグロメット及び蛇腹付きグロメットを備えたワイヤ―ハ―ネス - Google Patents

蛇腹付きグロメット及び蛇腹付きグロメットを備えたワイヤ―ハ―ネス

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JP2000195357A
JP2000195357A JP10372966A JP37296698A JP2000195357A JP 2000195357 A JP2000195357 A JP 2000195357A JP 10372966 A JP10372966 A JP 10372966A JP 37296698 A JP37296698 A JP 37296698A JP 2000195357 A JP2000195357 A JP 2000195357A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛇腹管部の伸縮時にワイヤーハーネス本体の
電線の断線を防止できる蛇腹付きグロメットを得る。 【解決手段】 伸縮する蛇腹管部2の両端に取付け部
3,4を設ける。蛇腹管部2は、これを最長に伸ばした
状態でその中を貫通するワイヤーハーネス本体7を少な
くともその長さ分だけ、蛇腹管部2を最短に縮めた際に
収容できる内部空間9を備えている。蛇腹管部2の両端
の各取付け部3,4は、蛇腹管部2を最長に伸ばした状
態でその中を貫通するワイヤーハーネス本体7の両側の
部分を固定するワイヤーハーネス固定部を兼ねている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
体側とドア側に跨がって取付けられる蛇腹付きグロメッ
ト及び該蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハーネス
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の蛇腹付きグロメット及び
該蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハーネスとし
て、一般に図4に示す構造となっている。
【0003】即ち、従来の蛇腹付きグロメット1は、伸
縮する蛇腹管部2の両端に取付け部3,4を有する構造
となっている。そして、このような蛇腹付きグロメット
1を用いた従来の蛇腹付きグロメットを備えたワイヤー
ハーネス5は、蛇腹付きグロメット1内に複数本の電線
6が集合されたワイヤーハーネス本体7が挿通され、一
方の取付け部3にワイヤーハーネス本体7の対応部分が
固定されると共に該取付け部3が自動車の車体側に固定
され、他方の取付け部4が自動車のドア側に固定され、
この取付け部4をフリーの状態で通り抜けたワイヤーハ
ーネス本体7は該取付け部4から所要の余長Lの箇所8
がクリップ等によりドア内の所定の箇所に固定されて使
用される構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の蛇腹付きグロメット1及び該蛇腹付きグロメ
ットを備えたワイヤーハーネス5にあっては、何らかの
原因で余長Lが不足していて、自動車のドアがワイヤー
ハーネス本体7の余長L以上にあけられると、電線6が
断線する恐れがあった。また、蛇腹付きグロメット1の
一方の取付け部3のみがワイヤーハーネス本体7に固定
される構造になっていたため車体取付けの作業性が悪
く、品質が不安定となり、車体取付け時に不都合が生ず
る恐れがある等の問題点があった。
【0005】本発明の目的は、蛇腹管部の伸縮時にワイ
ヤーハーネス本体の電線の断線を防止できる蛇腹付きグ
ロメット及び該蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハ
ーネスを提供することにある。本発明の他の目的は、収
縮時に蛇腹管部が不規則に曲がるのを防止できる蛇腹付
きグロメット及び該蛇腹付きグロメットを備えたワイヤ
ーハーネスを提供することにある。本発明の他の目的
は、取付け作業を能率よく行うことができる蛇腹付きグ
ロメットを備えたワイヤーハーネスを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の各構成を説明すると、次の通りである。請求項1
に記載の発明は、伸縮する蛇腹管部の両端に取付け部を
有する蛇腹付きグロメットにおいて、前記蛇腹管部は、
これを最長に伸ばした状態でその中を貫通するワイヤー
ハーネス本体を少なくともその長さ分だけ、該蛇腹管部
を最短に縮めた際に収容できる内部空間を備え、かかる
蛇腹管部の両端の前記各取付け部は、該蛇腹管部を最長
に伸ばした状態でその中を貫通する前記ワイヤーハーネ
ス本体の両側の部分を固定するワイヤーハーネス固定部
を兼ねていることを特徴とする。
【0007】かかる蛇腹付きグロメットは、前記蛇腹管
部を最長に伸ばした状態でその中を貫通する前記ワイヤ
ーハーネス本体の両側の部分を、前記各取付け部にそれ
ぞれ固定することにより使用する。このように使用する
ことにより、前記蛇腹管部を最短に縮めた際に、両側の
前記ワイヤーハーネス固定部の間の前記ワイヤーハーネ
ス本体の部分を前記蛇腹管部の内部空間に収容すること
ができる。また、この構造では、前記蛇腹管部を最長に
伸ばした状態で、少なくともその長さに相当する長さを
有する前記ワイヤーハーネス本体が前記蛇腹管部内に確
保されているので、前記蛇腹管部が最長に伸ばされても
前記ワイヤーハーネス本体の電線が断線するのを防止す
ることができる。さらに、この蛇腹付きグロメットは、
前記ワイヤーハーネス本体の外周に嵌め付けるに装着す
る際には前記蛇腹管部の孔の内径が従来の前記蛇腹管部
の孔の内径より大きいので、蛇腹付きグロメット内へに
ワイヤーハーネス本体の挿通がその分容易となり、作業
性がよい。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記蛇腹管部はその両端から長手方向の中央部に向
かって内径が徐々に小さくなって、該長手方向の中央部
で最小内径となっていることを特徴とする。
【0009】このように蛇腹管部がその両端から長手方
向の中央部に向かって内径が徐々に小さくなって、該長
手方向の中央部で最小内径となっているので、収縮させ
た際に該蛇腹管部はその長手方向の中央部に向かって縮
むように方向付けされ、このため予想外の箇所で不規則
に曲がってワイヤーハーネス本体の電線に損傷を与える
のを防止できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、蛇腹管部はその両端から長手方向の中央部に向かっ
て内径が徐々に大きくなって、該長手方向の中央部で最
大内径となっていることを特徴とする。
【0011】このように蛇腹管部がその両端から長手方
向の中央部に向かって内径が徐々に大きくなって、該長
手方向の中央部で最大内径となっているので、収縮させ
た際に該蛇腹管部はその長手方向の中央部に向かって縮
むように方向付けされ、このため予想外の箇所で不規則
に曲がってワイヤーハーネス本体の電線に損傷を与える
のを防止できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、伸縮する蛇腹管
部の両端に取付け部を有する蛇腹付きグロメットがワイ
ヤーハーネス本体の外周に嵌め付けられている蛇腹付き
グロメットを備えたワイヤーハーネスにおいて、前記蛇
腹管部は、これを最長に伸ばした状態でその中を貫通す
る前記ワイヤーハーネス本体をその長さ分だけ、該蛇腹
管部を最短に縮めた際に収容できる内部空間を備え、か
かる蛇腹管部の両端の前記各取付け部はワイヤーハーネ
ス固定部を兼ねていて、該蛇腹管部を最長に伸ばした状
態でその中を貫通する前記ワイヤーハーネス本体の両側
の部分がそれぞれ固定されていることを特徴とする。
【0013】かかる蛇腹付きグロメットを備えたワイヤ
ーハーネスによれば、前記蛇腹付きグロメットの前記蛇
腹管部を最長に伸ばした状態でその中を貫通する前記ワ
イヤーハーネス本体の両側の部分が前記蛇腹付きグロメ
ットの両端の前記取付け部に固定されているので、この
蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハーネスでは、前
記蛇腹管部を最短に縮めた際に、両側の前記ワイヤーハ
ーネス固定部の間の前記ワイヤーハーネス本体の部分を
前記蛇腹管部の内部空間に収容することができる。ま
た、この構造では、前記蛇腹管部を最長に伸ばした状態
で、少なくともその長さに相当する長さを有する前記ワ
イヤーハーネス本体が前記蛇腹管部内に確保されている
ので、前記蛇腹管部が最長に伸ばされても前記ワイヤー
ハーネス本体の電線が断線するのを防止することができ
る。また、かかる構造により、蛇腹付きグロメット間の
ワイヤーハーネス本体の寸法及び蛇腹付きグロメットか
らワイヤーハーネス固定点までのワイヤーハーネス本体
の寸法をばらつきなく製造することが容易となり、品質
が安定する。また、蛇腹付きグロメットの中を貫通する
前記ワイヤーハーネス本体の両側の部分が前記蛇腹付き
グロメットの両端の前記取付け部に固定されているの
で、例えば自動車の車体側とドア側に跨がる取付け作業
を能率よく行うことができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、前記蛇腹管部はその両端から長手方向の中央部に向
かって内径が徐々に小さくなって、該長手方向の中央部
で最小内径となっていることを特徴とする。
【0015】このように蛇腹管部がその両端から長手方
向の中央部に向かって内径が徐々に小さくなって、該長
手方向の中央部で最小内径となっているので、、収縮さ
せた際に該蛇腹管部はその長手方向の中央部に向かって
縮むように方向付けされ、このため予想外の箇所で不規
則に曲がってワイヤーハーネス本体の電線に損傷を与え
るのを防止できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項4におい
て、蛇腹管部はその両端から長手方向の中央部に向かっ
て内径が徐々に大きくなって、該長手方向の中央部で最
大内径となっていることを特徴とする。
【0017】このように蛇腹管部がその両端から長手方
向の中央部に向かって内径が徐々に大きくなって、該長
手方向の中央部で最大内径となっているので、収縮させ
た際に該蛇腹管部はその長手方向の中央部に向かって縮
むように方向付けされ、このため予想外の箇所で不規則
に曲がってワイヤーハーネス本体の電線に損傷を与える
のを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1(A)、(B)は本発明に係
る蛇腹付きグロメット1及び該蛇腹付きグロメットを備
えたワイヤーハーネス5における実施の形態の第1例を
示したもので、図1(A)は蛇腹管部2を最長に伸ばし
た状態での縦断面図、図1(B)は蛇腹管部2を最短に
縮めた状態での縦断面図である。なお、前述した図4に
対応する部分には同一符号を付けて示している。
【0019】本例の蛇腹付きグロメット1における蛇腹
管部2は、これを図1(A)に示すように最長に伸ばし
た状態でその中を貫通するワイヤーハーネス本体7を少
なくともその長さLa分だけ、該蛇腹管部2を図1
(B)に示すように最短に縮めた際に収容できる内部空
間9を備えている。かかる蛇腹管部2の両端の各取付け
部3,4は、該蛇腹管部2を最長に伸ばした状態でその
中を貫通するワイヤーハーネス本体7の両側の部分を固
定するワイヤーハーネス固定部を兼ねている。
【0020】このような蛇腹付きグロメット1は、蛇腹
管部2を最長に伸ばした状態でその中を貫通するワイヤ
ーハーネス本体7の両側の部分を各取付け部3,4にそ
れぞれ固定することにより使用する。この固定手段にあ
っては特に限定されるものではないが、本例では取付部
3,4のそれぞれの開口部位に固定片10,11が突出
して設けられており、蛇腹付きグロメット1の中を貫通
しているワイヤーハーネス本体7の両側の部分をテープ
12により固定片10,11と一体に巻き付けることに
より固定している。この場合、少なくとも蛇腹管部2内
にあるワイヤーハーネス本体7を構成する各電線6はそ
れぞれフリーになっている。
【0021】かかる使用により、蛇腹管部2を図1
(B)に示すように最短に縮めた際に、両側の取付部
3,4のそれぞれの開口部位に設けられた固定片10,
11に固定されて各取付け部3,4の間にあるワイヤー
ハーネス本体7の部分を蛇腹管部2の内部空間9に収容
することができる。また、この構造では、蛇腹管部2を
最長に伸ばした状態で、少なくともその長さLaに相当
する長さを有するワイヤーハーネス本体7が蛇腹管部2
内に確保されているので、該蛇腹管部2が最長に伸ばさ
れてもワイヤーハーネス本体7の電線6が断線するのを
防止することができる。さらに、この蛇腹付きグロメッ
ト1は、ワイヤーハーネス本体7に装着する際には蛇腹
管部2の孔の内径が従来の蛇腹管部2の孔の内径より大
きいので、蛇腹付きグロメット1へのワイヤーハーネス
本体7の挿通がその分容易となり、作業性がよい。
【0022】本例の蛇腹付きグロメットを備えたワイヤ
ーハーネス5においては、伸縮する蛇腹管部2の両端に
取付け部3,4を有する蛇腹付きグロメット1がワイヤ
ーハーネス本体7の外周に嵌め付けられている。蛇腹管
部2は、これを最長に伸ばした状態でその中を貫通する
ワイヤーハーネス本体7を少なくともその長さLa分だ
け、該蛇腹管部2を最短に縮めた際に収容できる内部空
間9を備えている。かかる蛇腹管部2の両端の各取付け
部3,4は、ワイヤーハーネス固定部を兼ねていて図1
(A)に示すように該蛇腹管部2を最長に伸ばした状態
でその中を貫通するワイヤーハーネス本体7の両側の部
分がテープ12によりそれぞれ取付け部3,4の開口部
位に設けられた固定片10,11と一体に巻き付けるこ
とにより固定されている。
【0023】このような蛇腹付きグロメットを備えたワ
イヤーハーネス5は、蛇腹付きグロメット1の蛇腹管部
2を最長に伸ばした状態でその中を貫通するワイヤーハ
ーネス本体7の両側の部分が、蛇腹付きグロメット1の
両端の取付け部3,4に固定されているので、この蛇腹
付きグロメットを備えたワイヤーハーネス5では、前記
蛇腹管部2を最短に縮めた際に、両側の前記ワイヤーハ
ーネス固定部の間の前記ワイヤーハーネス本体7の部分
を前記蛇腹管部2の内部空間9に収容することができ
る。また、この構造では、前記蛇腹管部2を最長に伸ば
した状態で、少なくともその長さに相当する長さを有す
る前記ワイヤーハーネス本体7が前記蛇腹管部2内に確
保されているので、前記蛇腹管部2が最長に伸ばされて
も前記ワイヤーハーネス本体7の電線6が断線するのを
防止することができる。また、かかる構造により、蛇腹
付きグロメット1間のワイヤーハーネス本体7の寸法及
び蛇腹付きグロメット1からワイヤーハーネス固定点ま
でのワイヤーハーネス本体7の寸法をばらつきなく製造
することが容易となり、品質が安定する。また、蛇腹付
きグロメット1の中を貫通する前記ワイヤーハーネス本
体7の両側の部分が前記蛇腹付きグロメット1の両端の
前記取付け部3,4に固定されているので、例えば自動
車の車体側とドア側に跨がる取付け作業を能率よく行う
ことができる。
【0024】図2(A)、(B)は本発明に係る蛇腹付
きグロメット1及び該蛇腹付きグロメットを備えたワイ
ヤーハーネス5における実施の形態の第2例を示したも
ので、図2(A)は蛇腹管部2を最長に伸ばした状態で
の縦断面図、図2(B)は蛇腹管部2を最短に縮めた状
態での縦断面図である。なお、前述した図1(A)、
(B)に対応する部分には同一符号を付けて示してい
る。
【0025】本例の蛇腹付きグロメット1においては、
蛇腹管部2がその両端から長手方向の中央部2aに向か
って内径が徐々に小さくなって、該長手方向の中央部2
aで最小内径となっている。その他の構成は、前述した
第1例と同様である。
【0026】また、本例の蛇腹付きグロメットを備えた
ワイヤーハーネス5においては、蛇腹管部2がその両端
から長手方向の中央部2aに向かって内径が徐々に小さ
くなって、該長手方向の中央部2aで最小内径となって
いる。その他の構成は、前述した第1例と同様である。
【0027】このように蛇腹管部2がその両端から長手
方向の中央部2aに向かって内径が徐々に小さくなっ
て、該長手方向の中央部2aで最小内径となっているの
で、収縮させた際に該蛇腹管部2はその長手方向の中央
部2aに向かって縮むように方向付けされ、このため予
想外の箇所で不規則に曲がってワイヤーハーネス本体7
の電線6に損傷を与えるのを防止できる。その他の効果
は、第1例と同様である。
【0028】図3(A)、(B)は本発明に係る蛇腹付
きグロメット1及び該蛇腹付きグロメットを備えたワイ
ヤーハーネス5における実施の形態の第3例を示したも
ので、図3(A)は蛇腹管部2を最長に伸ばした状態で
の縦断面図、図3(B)は蛇腹管部2を最短に縮めた状
態での縦断面図である。なお、前述した図1(A)、
(B)に対応する部分には同一符号を付けて示してい
る。
【0029】本例の蛇腹付きグロメット1においては、
蛇腹管部2がその両端から長手方向の中央部2aに向か
って内径が徐々に大きくなって、該長手方向の中央部2
aで最大内径となっている。その他の構成は、前述した
第1例と同様である。
【0030】また、本例の蛇腹付きグロメットを備えた
ワイヤーハーネス5においては、蛇腹管部2がその両端
から長手方向の中央部2aに向かって内径が徐々に大き
くなって、該長手方向ので最大内径となっている。その
他の構成は、前述した第1例と同様である。
【0031】このように蛇腹管部2がその両端から長手
方向の中央部2aに向かって内径が徐々に大きくなっ
て、該長手方向の中央部2aで最大内径となっているの
で、第2例と同様に、収縮させた際に該蛇腹管部2はそ
の長手方向の中央部2aに向かって縮むように方向付け
されて、このため予想外の箇所で不規則に曲がってワイ
ヤーハーネス本体7の電線6に損傷を与えるのを防止で
きる。その他の効果は、第1例と同様である。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係る蛇腹付きグロ
メットによれば、蛇腹管部を最短に縮めた際に、両側の
ワイヤーハーネス固定部の間のワイヤーハーネス本体の
部分を蛇腹管部の内部空間に収容することができ、蛇腹
管部が最長に伸ばされてもワイヤーハーネス本体の電線
が断線するのを防止することができる。さらに、この蛇
腹付きグロメットは、ワイヤーハーネス本体に装着する
際には蛇腹管部の孔の内径が従来の蛇腹管部の孔の内径
より大きいので、蛇腹付きグロメットへのワイヤーハー
ネス本体の挿通がその分容易となり、その分作業性がよ
い。
【0033】また、このような蛇腹付きグロメットを備
えたワイヤーハーネスによれば、蛇腹管部を最短に縮め
た際に、両側の前記ワイヤーハーネス固定部の間の前記
ワイヤーハーネス本体の部分を前記蛇腹管部の内部空間
に収容することができ、また、この構造では、前記蛇腹
管部を最長に伸ばした状態で、少なくともその長さに相
当する長さを有する前記ワイヤーハーネス本体が前記蛇
腹管部内に確保されているので、前記蛇腹管部が最長に
伸ばされても前記ワイヤーハーネス本体の電線が断線す
るのを防止することができる。また、かかる構造によ
り、蛇腹付きグロメット間のワイヤーハーネスの寸法及
び蛇腹付きグロメットからワイヤーハーネス固定点まで
のワイヤーハーネスの寸法をばらつきなく製造すること
が容易となり、品質が安定する。また、蛇腹付きグロメ
ットの中を貫通する前記ワイヤーハーネス本体の両側の
部分が前記蛇腹付きグロメットの両端の前記取付け部に
固定されているので、例えば自動車の車体側とドア側に
跨がる取付け作業を能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明に係る蛇腹付きグロメ
ット及び該蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハーネ
スにおける実施の形態の第1例を示したもので、(A)
は蛇腹管部を最長に伸ばした状態での縦断面図、(B)
は蛇腹管部を最短に縮めた状態での縦断面図である。
【図2】(A)、(B)は本発明に係る蛇腹付きグロメ
ット及び該蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハーネ
スにおける実施の形態の第2例を示したもので、(A)
は蛇腹管部を最長に伸ばした状態での縦断面図、(B)
は蛇腹管部を最短に縮めた状態での縦断面図である。
【図3】(A)、(B)は本発明に係る蛇腹付きグロメ
ット及び該蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハーネ
スにおける実施の形態の第3例を示したもので、(A)
は蛇腹管部を最長に伸ばした状態での縦断面図、(B)
は蛇腹管部を最短に縮めた状態での縦断面図である。
【図4】従来の蛇腹付きグロメット及び該蛇腹付きグロ
メットを備えたワイヤーハーネスの側面図である。
【符号の説明】
1 蛇腹付きグロメット 2 蛇腹管部 2a 中央部 3 取付け部 4 取付け部 5 ワイヤーハーネス 6 電線 7 ワイヤーハーネス本体 8 固定箇所 9 内部空間 10 固定片 11 固定片 12 テープ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮する蛇腹管部の両端に取付け部を有
    する蛇腹付きグロメットにおいて、前記蛇腹管部は、こ
    れを最長に伸ばした状態でその中を貫通するワイヤーハ
    ーネス本体を少なくともその長さ分だけ、該蛇腹管部を
    最短に縮めた際に収容できる内部空間を備え、かかる蛇
    腹管部の両端の前記各取付け部は、該蛇腹管部を最長に
    伸ばした状態でその中を貫通する前記ワイヤーハーネス
    本体の両側の部分を固定するワイヤーハーネス固定部を
    兼ねていることを特徴とする蛇腹付きグロメット。
  2. 【請求項2】 前記蛇腹管部はその両端から長手方向の
    中央部に向かって内径が徐々に小さくなって、該長手方
    向の中央部で最小内径となっていることを特徴とする請
    求項1に記載の蛇腹付きグロメット。
  3. 【請求項3】 前記蛇腹管部はその両端から長手方向の
    中央部に向かって内径が徐々に大きくなって、該長手方
    向の中央部で最大内径となっていることを特徴とする請
    求項1に記載の蛇腹付きグロメット。
  4. 【請求項4】 伸縮する蛇腹管部の両端に取付け部を有
    する蛇腹付きグロメットがワイヤーハーネス本体の外周
    に嵌め付けられている蛇腹付きグロメットを備えたワイ
    ヤーハーネスにおいて、前記蛇腹管部は、これを最長に
    伸ばした状態でその中を貫通する前記ワイヤーハーネス
    本体を少なくともその長さ分だけ、該蛇腹管部を最短に
    縮めた際に収容できる内部空間を備え、かかる蛇腹管部
    の両端の前記各取付け部はワイヤーハーネス固定部を兼
    ねていて、該蛇腹管部を最長に伸ばした状態でその中を
    貫通する前記ワイヤーハーネス本体の両側の部分がそれ
    ぞれ固定されていることを特徴とする蛇腹付きグロメッ
    トを備えたワイヤーハーネス。
  5. 【請求項5】 前記蛇腹管部はその両端から長手方向の
    中央部に向かって内径が徐々に小さくなって、該長手方
    向の中央部で最小内径となっていることを特徴とする請
    求項4に記載の蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハ
    ーネス。
  6. 【請求項6】 前記蛇腹管部はその両端から長手方向の
    中央部に向かって内径が徐々に大きくなって、該長手方
    向の中央部で最大内径となっていることを特徴とする請
    求項4に記載の蛇腹付きグロメットを備えたワイヤーハ
    ーネス。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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