JPH08106832A - ワイヤハーネス用グロメット - Google Patents

ワイヤハーネス用グロメット

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Publication number
JPH08106832A
JPH08106832A JP6261542A JP26154294A JPH08106832A JP H08106832 A JPH08106832 A JP H08106832A JP 6261542 A JP6261542 A JP 6261542A JP 26154294 A JP26154294 A JP 26154294A JP H08106832 A JPH08106832 A JP H08106832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
insertion tube
locking
band
partition plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6261542A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshige Nogami
浩成 野上
Hideki Umagami
英樹 馬上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6261542A priority Critical patent/JPH08106832A/ja
Publication of JPH08106832A publication Critical patent/JPH08106832A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体の隔板11の貫通孔12に取着固定する
大径環体の隔板取着部2の一側に、ワイヤハーネス10
を防水状に挿通する小径の挿通管部3を、ストレート状
に一体に連設したワイヤハーネス用グロメット1におい
て、隔板11に取着固定した後、挿通管部3を曲げ姿勢
にセットすることによって、貫通孔12を貫通したワイ
ヤハーネス10を、所定の曲げ配設姿勢に保持固定する
場合の作業性の向上と、その曲げ配設姿勢の安定を図
る。 【構成】 挿通管部3の後半部分を弾性曲げ自在の蛇腹
部8になすと共に、曲げ姿勢の挿通管部3と対向する姿
勢の係止柱7を、隔板取着部2に立設すると共に、係止
柱7の上端に、曲げ姿勢の挿通管部3と挿通管部3から
突き出しているワイヤハーネス10を巻き掛ける巻き掛
けバンド5と、巻き掛けバンド5の係止孔6を抜け止め
状に受け入れる係止突起9を設けた構造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体等の隔板にワイヤ
ハーネスを貫通して配設する場合に、そのワイヤハーネ
スに装着して隔板に取着固定し、ワイヤハーネスの貫通
配設姿勢を整えて保持すると共に、その貫通部位の防水
等を図るのに使用するワイヤハーネス用グロメットに関
するもので、詳しくは、その隔板を貫通したワイヤハー
ネスを、隔板に対して平行または傾斜した姿勢に曲げ配
設して保持する曲げ配設用のワイヤハーネス用グロメッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用グロメットは、車体等
の隔板の貫通孔の周縁に嵌め付ける周縁嵌着溝を外周に
周設して、内部中空部にワイヤハーネスを遊挿する大径
環体の隔板取着部と、その隔板取着部の一側に突設して
ワイヤハーネスを防水状に挿通する小径の挿通管部を一
体に連設すると共に、その隔板取着部と挿通管部は共通
の中心線上に配設されたゴム製弾性体の基本構造を有し
ている。
【0003】そして、車体等の隔板に取着固定するに
は、ワイヤハーネスに装着したワイヤハーネス用グロメ
ットを、取着すべき貫通孔の裏側へ予め押し出し、しか
るのち、挿通管部側を貫通孔の表側へ引き出すことによ
って、隔板取着部の周縁嵌着溝と貫通孔周縁をかみ合せ
て、取着固定すると共に、前記の曲げ配設の場合は、そ
の取着固定後に、以下に詳述する公知の曲げ配設手段に
よって、所要の曲げ配設姿勢にセットする作業手順と手
法が採られている。
【0004】即ち、その公知例は、実開平3ー2081
8号公報に示されるものとして(図2の(A)参照)、
ワイヤハーネス10に装着したワイヤハーネス用グロメ
ット1の隔板取着部2を、前記の手法によって、隔板1
1の貫通孔12に取着固定し、図示点線のように、隔板
取着部2とストレート形状をなしている挿通管部3を折
り曲げて、隔板取着部2に立設している係止棒部14に
テープ巻き15によって固定し、所要の曲げ配設姿勢に
保持するテープ巻きセットの方法によるものと、実開昭
64ー21925号公報に示されるものとして(図2の
(B)参照)、同じく貫通孔12に取着固定して、スト
レート形状を呈する挿通管部3を折り曲げ、挿通管部3
の側部に設けた係止アーム16を係止突部17に係止さ
せて、所要の曲げ姿勢に保持する係止アームによるもの
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術のう
ち、前者のテープ巻きセットのものは、ワイヤハーネス
10を配設した隔板11の狭隘な空間で、テープ巻き1
5の作業を要するので、そのテープ巻き固定がやりずら
く、ワイヤハーネスの配設作業性を阻害すると共に、時
としてテープ巻き不備のものを生じて、ワイヤハーネス
10の曲げ配設姿勢の崩れを生ずる品質上の難点があ
り、さらに、そのテープ巻き15の巻き代を挿通管部3
に設ける必要があるので、挿通管部3が徒長化してグロ
メット1が大形化すると共に、防水状にするために無理
入れ挿入するワイヤハーネス10の挿通管部3への挿入
作業がやりずらくなり、ワイヤハーネス用グロメット1
のワイヤハーネスへの装着作業性の低下をもたらす不具
合がある。
【0006】一方、後者のものは、挿通管部3に係止ア
ーム16等を存在させる構造のため、挿通管部3が同じ
く徒長化して、グロメット1の大形化と、ワイヤハーネ
ス10への装着作業性の低下をもたらすと共に、折り曲
げ姿勢の挿通管部3の側方の係止アーム16と係止突起
17を、狭隘な空間で係止させる作業となってやりづら
く、その上、挿通管部3の一側側部のみの係止となるの
で、弾性復元力を有する挿通管部3の保持に無理があ
り、曲げ姿勢が不安定になると共に、捩りを含む強い保
持応力を受ける係止アーム16が損傷・破損して、ワイ
ヤハーネスの曲げ配設姿勢を崩すおそれがある。
【0007】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る曲げ配設用のワイヤハーネス用グロメットを提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用グロメットは「車体・機器
の隔板の貫通孔に取着固定する大径環体の隔板取着部の
一側に、ワイヤハーネスを防水状に挿通する小径の挿通
管部を連設したワイヤハーネス用グロメットにおいて、
前記挿通管部の後半部分を、曲げ自在の蛇腹部になすと
共に、前記隔板取着部に、曲げ姿勢の前記挿通管部と対
向する位置に立設され、かつ、前記挿通管部・ワイヤハ
ーネスへの巻き掛けバンドを有する係止柱を立設し、前
記巻き掛けバンドの巻き掛け係止によって、前記挿通管
部の曲げ姿勢を保持セットする構造」になっている。
【0009】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用グロメ
ットは、ワイヤハーネスに装着して車体等の隔板貫通孔
に取着固定した後、挿通管部を折り曲げると、その挿通
管部は蛇腹部によって容易に曲げ姿勢を呈し、その曲げ
姿勢において、前記の巻き掛けバンドを巻き掛け係止す
ることによって、挿通管部の曲げ姿勢が係止され、隔板
貫通孔を貫通して配設したワイヤハーネスを、所要の曲
げ姿勢に保持することができる。
【0010】そして、その曲げ姿勢の係止は、その曲げ
姿勢の挿通管部と対向近接する前記係止柱の巻き掛けバ
ンドを、挿通管部または挿通管部から突き出しているワ
イヤハーネスに巻き掛けるのみで係止できるので、その
巻き掛けバンドの係止手段を適当なものに設定しておく
と、極めて簡便にして的確な係止ができる。そして、そ
の曲げ姿勢によって生ずる挿通管部と隔板取着部間の弾
性反力は、両者の間に巻き掛け係止した巻き掛けバンド
の巻き掛け往復部分の2点単純引張によって担持するの
で、その係止姿勢は機械的に極めて安定し、車体走行時
の振動等によって、その係止が弛緩・外れするおそれが
極めて少く、ワイヤハーネスの曲げ配設姿勢が安定す
る。
【0011】そして、その巻き掛けバンドによる巻き掛
け位置は、挿通管部から突き出しているワイヤハーネス
でも良いので、挿通管部の無用な徒長化がなく、挿通管
部へのワイヤハーネスの良好な作業性が確保できる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の一実施例を示す図1を参照して、車体の隔
板11の貫通孔12の周縁に嵌め付ける周縁嵌着溝4
を、外周に周設した大径環体の隔板取着部2と、隔板取
着部2の一側に突設して、ワイヤハーネス10を防水状
に挿通する小径の挿通管部3を一体に連設し、その隔板
取着部2と挿通管部3の中心を、共通の中心線14上に
したワイヤハーネス用グロメット1において、挿通管部
3の後半部分(隔板取着部2寄りの部分)は、弾性曲げ
自在の蛇腹部8に形成され、さらに、隔板取着部2の外
周には、巻き掛けバンド5を一体に有する係止柱7が立
設されている。
【0013】即ち、係止柱7は曲げ姿勢の挿通管部3と
対向する位置に立設されて、その先端部分の一側には、
係止柱7の横方向に伸びる巻き掛けバンド5が一体に伸
設されると共に、その巻き掛けバンド5の長さ方向に複
数のバンド係止孔6を配列し、さらに、係止柱7の先端
部分の他側には、バンド係止孔6を受け入れて抜け止め
係止する膨出頭13つき係止突起9が設けられ、このバ
ンド係止孔6と係止突起9が巻き掛けバンド5のバンド
係止機構を構成している。
【0014】そして、ワイヤハーネス10に装着したワ
イヤハーネス用グロメット1を、隔板11の貫通孔12
に取着固定した後、挿通管部3から突き出しているワイ
ヤハーネス10を、蛇腹部8を曲げ起点として折り曲
げ、係止柱7に近接対向した挿通管部3の先端部分を含
むワイヤハーネス10に、巻き掛けバンド5を巻き掛け
て、任意に択一したバンド係止孔6を係止突起9に係合
させることによって、ワイヤハーネス10を隔板11に
対して所要の曲げ姿勢に配設保持するようになってい
る。
【0015】以上の図1実施例のものは前記の作用があ
り、係止柱7に近接対向しているワイヤハーネス10・
挿通管部3に、巻き掛けバンド5を巻き掛けて、係止孔
6と係止突起9を「パチン」とかみ合せるので良く、狭
隘なワイヤハーネス配設空間でもワンタッチ的に的確な
係止ができる。そして、挿通管部3の徒長化がなく、挿
通管部3へのワイヤハーネス10の挿入作業性の低下は
ない。そして、この実施例のものは、係止孔6が多数存
在するので、巻き掛けバンド5のバンド有効長を多段的
に選択し、ワイヤハーネス10の曲げ角度を多様に設定
することができる。
【0016】なお、本発明のワイヤハーネス用グロメッ
ト1は、前記の実施例に限定されず、例えば、係止孔6
を単数にしたり、図示しないが、巻き掛けバンド5の先
端に設けたバンドフックを、係止柱9に掛け止めするバ
ンド係止手段にする等の変化がある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用グロメットは、車体等の隔板の貫通孔に取着固
定して、挿通管部を曲げ姿勢にセットし、隔板貫通のワ
イヤハーネスを曲げ姿勢に配設保持するものにおいて、
その曲げ姿勢の係止セット作業がし易く、かつ、的確に
なると共に、挿通管部へのワイヤハーネスの良好な挿入
作業性を確保し、ワイヤハーネスの隔板への貫通曲げ配
設の作業性の向上と、その曲げ配設姿勢の安定を図る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のワイヤハーネス用グロメット
を示し、(A)はその正面図、(B)はその側面図、
(C)はその使用方法と使用状態を説明する正面図
【図2】従来のワイヤハーネス用グロメットを示し、
(A)(B)ともその正面図
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用グロメット 2 隔板取着部 3 挿通管部 4 周縁嵌着部 5 巻き掛けバンド 6 係止孔 7 係止柱 8 蛇腹部 9 係止突起 10 ワイヤハーネス 11 隔板 12 貫通孔 13 膨出頭 14 中心線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体・機器の隔板の貫通孔に取着固定す
    る大径環体の隔板取着部の一側に、ワイヤハーネスを防
    水状に挿通する小径の挿通管部を連設したワイヤハーネ
    ス用グロメットにおいて、前記挿通管部の後半部分を、
    曲げ自在の蛇腹部になすと共に、前記隔板取着部に、曲
    げ姿勢の前記挿通管部と対向する位置に立設され、か
    つ、前記挿通管部・ワイヤハーネスへの巻き掛けバンド
    を有する係止柱を立設し、前記巻き掛けバンドの巻き掛
    け係止によって、前記挿通管部の曲げ姿勢を保持セット
    する構造を特徴とするワイヤハーネス用グロメット。
  2. 【請求項2】 係止柱に設けた係止突起と、巻き掛けバ
    ンドの係止孔からなるバンド係止手段を有する請求項1
    のワイヤハーネス用グロメット。
JP6261542A 1994-09-30 1994-09-30 ワイヤハーネス用グロメット Pending JPH08106832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6261542A JPH08106832A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 ワイヤハーネス用グロメット

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JP6261542A Pending JPH08106832A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 ワイヤハーネス用グロメット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0976618A3 (en) * 1998-07-28 2001-07-04 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Grommet holder and method of bending a wiring harness
JP2010268572A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Yazaki Corp グロメット
GB2560817A (en) * 2017-02-07 2018-09-26 Ford Global Tech Llc Grommet with tie-strap tower
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