JP2000059082A - 電磁波フィルタ - Google Patents

電磁波フィルタ

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JP2000059082A
JP2000059082A JP10223048A JP22304898A JP2000059082A JP 2000059082 A JP2000059082 A JP 2000059082A JP 10223048 A JP10223048 A JP 10223048A JP 22304898 A JP22304898 A JP 22304898A JP 2000059082 A JP2000059082 A JP 2000059082A
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wave filter
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Toshiaki Anzaki
利明 安崎
Etsuo Ogino
悦男 荻野
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Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • H05K9/0073Shielding materials
    • H05K9/0094Shielding materials being light-transmitting, e.g. transparent, translucent
    • H05K9/0096Shielding materials being light-transmitting, e.g. transparent, translucent for television displays, e.g. plasma display panel
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/34Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
    • H01J11/44Optical arrangements or shielding arrangements, e.g. filters, black matrices, light reflecting means or electromagnetic shielding means
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2211/00Plasma display panels with alternate current induction of the discharge, e.g. AC-PDPs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイパネルの前面に設置し
てプラズマ放電により放出される電磁波をカットするフ
ィルタとして、大きい電磁波遮断性と近赤外線遮断性を
あわせ備え、かつ実用的に要求される耐久性を有するも
のはなかった。 【解決手段】 ガラス板の一方の面に、ガラス板側から
順に酸化亜鉛層41nm、銀主成分層11nm、酸化亜
鉛層76nm、銀主成分層12nm、酸化亜鉛層74n
m、銀主成分層12nm、酸化亜鉛層76nm、銀主成
分層11nm、酸化亜鉛層39nmをスパッタリングに
より積層して透明電磁波遮断膜とし、この電磁波遮断膜
にPETフィルムを粘着剤により貼りつけて保護する。
銀主成分層には、0.4原子%のパラジウムを含有させ
たものを用い、電磁波遮断膜のシート抵抗を1.3Ω/
□、フィルタの波長850nmでの透過率を8%とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの前面に設置して、プラズマ放電により放出
される電磁波をカットするのに好適に用いられる電磁波
フィルタに関し、必要とする電磁波遮断性とともに、高
い可視光線透過率と低い近赤外線透過率を併せ有し、か
つ実用に耐える耐久性を有する電磁波フィルタに関す
る。また本発明は、陰極線管(CRT)やフィールドエ
ミッションディスプレイ(FED)が放出する電磁波を
カットするのにも用いることもできる。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の如き透明基板の主表面上に電
磁波遮断膜が被覆された可視域で透明な電磁波フィルタ
としては、基板側から誘電体層と金属層とがこの順に交
互に積層された電磁波フィルタが知られている。この目
的のために用いられる電磁波遮断膜は、電磁波の遮断を
行うために導電性の(小さい面積抵抗を有する)物質を
基板上に被覆したものが用いられる。そして高い可視光
線透過率を確保しながら低い抵抗を有する導電体層とし
て、透明金属酸化物で例示できる誘電体薄膜層と銀の薄
膜層との積層体が知られている。
【0003】特開平5−42624号公報には、銀層を
誘電体層ではさんだ構造の熱線遮断膜が被覆されたガラ
ス板が開示されており、銀層を保護する誘電体層として
酸化亜鉛層と酸化錫層の2層以上の積層体を用いたもの
が開示され、この熱線遮断膜は、窓や電子部品に用いら
れて電磁波遮断膜として使用できることが記載されてい
る。
【0004】特開平9−85893号公報のガラス板上
に被覆されている積層体は、金属層としてパラジウムを
0.3原子%以上含有させた銀層を用いること、誘電体
層として酸化亜鉛層にアルミニウム等の金属を添加させ
てその内部応力を低減させて銀層との密着性を向上させ
ることが記載されており、耐湿熱性が改善された5層構
成(銀層が2層)の積層体が開示されている。
【0005】特開平8−104547号公報には、断熱
複層ガラスの熱線遮断膜として、酸化錫層および酸化亜
鉛層を誘電体層とし、銀層を金属層とする5層構成(銀
層が2層)の積層体が開示されており、ガラス窓として
の透過色および反射色を無彩色にするための誘電体層の
厚みを調整することが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プラズマディスプレイ
パネルは大型の画像表示装置として知られているが、そ
の高輝度の表示を実現するために強力なプラズマ放電を
必要とする。このため放電領域からプラズマディスプレ
イパネルの前方に向かって、電磁波とともに近赤外線が
放出され、放出される電磁波が人体に悪影響を及ぼす恐
れがあるとされ、一方放出される近赤外線がプラズマデ
ィスプレイパネルの近くにある家電製品のリモコン受光
部で検知され、そのスイッチを誤動作させるという問題
点があった。
【0007】上記目的を達成するために、プラズマディ
スプレイパネル前面に電磁波遮断性能を有する透明体を
設けることが提案されており、そのために誘電体層と銀
層を交互に積層した電磁波フィルタをプラズマディスプ
レイの前面に貼り付けることが検討されている。このよ
うな電磁波フィルタとしては、 1)電磁波遮断能がある、 2)家電品のリモコンスイッチの遠隔通信に用いられる
近赤外線域(800〜900nm)の波長の電磁波の透
過率が小さく、周辺家電品の誤動作防止能がある、 3)明るい画像表示を維持するために可視光線透過率が
高い、 4)空気中に暴露された状態で使用されるので、耐湿熱
性などの耐久性能がある、 という性能が同時に要求される。
【0008】ここで、上記2)と3)の性能を同時に満
足させるには、可視域で高透過、近赤外域で低透過の特
性、すなわち可視域と近赤外域の境界で急速に透過率が
低くなる電磁波遮断膜を設計することにより、本発明の
課題を解決する着想を得たのである。
【0009】特開平5−42624号公報に記載のガラ
ス板上の熱線遮断膜は、保護層となるべき誘電体層を酸
化亜鉛層と酸化錫層の2層以上の積層体としているの
で、耐湿熱性で代表される耐久性は優れているが、銀を
1層としているので電磁波遮断能が十分でなく、プラズ
マディスプレイの前面に用いても近赤外域の透過率が高
く、上記のリモコンの誤動作を防止することができな
い。
【0010】特開平9−85893号公報のガラス板上
に被覆されている積層体は、金属層としてパラジウムを
0.3原子%以上含有させた銀層を用いたこと、誘電体
層として酸化亜鉛層にアルミニウム等の金属を添加させ
てその内部応力を低減させ、銀層との密着性を向上させ
たことにより耐湿熱性が改善されているが、銀層を2層
(全5層)構成としているため、プラズマディスプレイ
パネルとして要求される上記2)と3)の要求特性を得
ることは困難である。
【0011】特開平8−104547号公報に開示され
ている熱線遮断膜は銀層を2層とする5層構成の積層体
であるので、前述の通り、上記2)と3)の要求特性を
得ることは困難である。
【0012】本発明は、プラズマディスプレイパネルの
前面から放出される電磁波およびリモコンスイッチ制御
用の赤外線を遮断する機能と高い可視光線透過率を維持
しつつ、実用的な耐久性を有する電磁波フィルタを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は鋭意研究した結果、まず銀主成分層につい
ては4層に分割すること、銀層にパラジウムを所定範囲
量添加することにより、プラズマディスプレイパネルの
前面に設置して用いる電磁波フィルタとして必要な電磁
波遮断能を有する抵抗値、近赤外域での低い透過率およ
び実用的な耐湿熱性が得られることを見出したことによ
りなされたものである。
【0014】本発明の請求項1は、透明基板の一方の面
に電磁波遮断膜が被覆された電磁波遮断板と、前記電磁
波遮断膜面に設けられた保護膜とを有する電磁波フィル
タであって、前記電磁波遮断膜を、透明基板側から55
0nmの波長における屈折率が1.7〜2.7の誘電体
層と銀主成分層をこの順に交互に積層した9層の積層体
とし、前記銀主成分層の厚みを5〜20nmとすること
により、前記電磁波遮断膜のシート抵抗を2Ω/□以
下、かつ、波長850nmにおける近赤外線透過率を1
5%以下としたことを特徴とするプラズマディスプレイ
パネル用の電磁波フィルタである。
【0015】誘電体層は、550nmの波長の屈折率が
1.7〜2.7の透明金属酸化物が用いられる。誘電体
の屈折率が1.7未満であると電磁波フィルタとしての
反射率が高くなり、2.7を越える金属酸化物の層は、
その積層をするにあたり透明基板の高温の加熱を必要と
し、銀主成分層の酸化劣化をもたらす。したがって誘電
体層の厚みは、1.7〜2.7であることを必要とす
る。
【0016】また、銀主成分層は、銀単独の層では実用
的な耐候性(とりわけ耐湿熱性)が十分でないので、銀
にパラジウム、金、ニッケル、チタニウムなどの金属を
銀の比抵抗を大きく減じない範囲で添加することができ
る。とりわけ、パラジウムは、それが少量添加されるこ
とにより、電磁波遮断膜の耐湿熱性が実用的なレベルに
向上するので好ましい。
【0017】また、銀主成分層の各厚みは、5〜20n
mとされる。この理由は、5nm未満であると、電磁波
遮断能を確保するために必要とする低いシート抵抗を得
るのが困難になるからであり、20nmを越えると電磁
波フィルタとしての反射率が高く、また透過率が低くな
るからである。
【0018】本発明の請求項2の電磁波フィルタは、請
求項1において、添加金属をパラジウムとし、パラジウ
ムを銀に対して原子%で0.1以上0.5未満の範囲内
で含有されることを特徴とする。パラジウムの下限値
は、電磁波遮断膜の実用的な耐湿熱性を十分に確保する
ために定められ、上限値はリモコンスイッチの誤動作を
防ぐために必要な近赤外域の遮断能を十分に確保するこ
とから定められる。
【0019】本発明者は、高輝度のプラズマディスプレ
イパネルから発生する近赤外線を85%以上(15%以
下の透過率)遮断することにより上記の目的が達成され
ることを実用試験から見いだし、またこの遮断能は銀層
のパラジウム含有量が増加すると低下することを見いだ
した。
【0020】パラジウムの含有量は、上記のように電磁
波遮断膜の耐湿熱性の向上と近赤外線遮断能の向上に対
してトレードオフの関係にある。上記二つの性能を実用
的にバランス良く確保する上で、その下限値は0.10
原子%が好ましく、さらに0.3原子%が好ましく、ま
たその上限値は0.45原子%以下が好ましく、0.4
原子%とするのがさらに好ましい。
【0021】本発明の請求項3の電磁波フィルタは、5
50nmの波長における透過率が50%以上となるよう
に、銀主成分層および誘電体層の厚みを調整したことを
特徴とする。そのために上記銀主成分層を4層に分割す
るとともに、銀層を挟んで積層される誘電体層の550
nmの波長における屈折率を1.7〜2.7として、そ
れらの厚みが調整される。銀主成分層の厚みを上記範囲
内で薄めに選定することにより、可視光線透過率をより
高くすることができ、また銀主成分各層の厚みを互いに
近づけ、かつ最適化することにより可視光線透過率を高
くすることができる。
【0022】本発明の請求項4の電磁波フィルタは、請
求項1〜3において、透明基板側から見たときの反射色
調を、色度座標a*、b*の値が−1<a*<4、−8<
*<1となるように、さらに誘電体層および銀主成分
層の厚みを調整したことを特徴とする。ここで、a*
*はCealab色座標系の2軸である。
【0023】各誘電体層の厚みとその厚み比率および銀
主成分の各層の厚みを、可視光線域の広い帯域で反射率
が低くなるようにして選定し、また、その反射の中心波
長を可視域の中心に合わせることで、反射色調を上記の
色座標で表される色調が目立たない色に調整される。と
くに赤みの色調が強くならないように調整されるのが好
ましい。
【0024】本発明の請求項5の電磁波フィルタは、請
求項3または4において、銀主成分層の各層の厚みを7
〜17nmとしたことを特徴とする。可視光線透過率が
高いことを重視し、その値を50%より十分に高くする
には銀主成分層の厚みを17nm以下とするのが好まし
く、さらに14nm以下とすることにより可視光線透過
率を60%以上の高い透過率にすることができる。一
方、近赤外線の透過率を十分に低くすることおよびシー
ト抵抗値を十分に低くして電磁波遮断能を大きくする観
点から、7nm以上とするのが好ましく、さらに9nm
以上とするのが好ましい。
【0025】本発明の請求項6の電磁波フィルタは、請
求項1〜5のいずれかにおいて、銀主成分層の合計厚み
を30〜70nmとしたことを特徴とする。銀主成分層
の合計厚みが30nmより薄くなると、電磁波遮断能お
よび赤外線遮断能が漸次低下していくので好ましくな
い。また、銀主成分層の合計厚みが70nmより厚くな
っていくと、銀主成分層の光吸収により可視光線透過率
が低下していき、明るい画像を得ることが困難になるの
で好ましくない。
【0026】本発明の請求項7の電磁波フィルタは、請
求項5または6において、銀主成分層の厚み比率を透明
基板側から順に、9〜11:10〜13:10〜13:
9〜11にしたことを特徴とする。可視光線の透過率を
高くし、かつ可視光線の反射率を低く抑える観点から、
銀主成分層の厚み比率を上記範囲に選定するのが好まし
い。
【0027】本発明の請求項8の電磁波フィルタは、請
求項3〜7のいずれかにおいて、透明基板に最も近い誘
電体層の厚みを42nm±10nmとし、誘電体層の厚
み比率を透明基板側から順に44±4:82±8:79
±8:82±8:42±4の範囲に選定したことを特徴
とする。
【0028】銀主成分層と同じように各誘電体層の厚み
およびその比率は、可視光線の透過率および反射率に影
響し、さらに反射色に強く影響する。透明基板側に最も
近い誘電体層の厚みおよび各誘電体層の厚みの比率を上
記範囲内にすることにより、波長550nmにおける透
過率を高くし(本発明では可視光線透過率も高くな
る)、反射率を低く抑えるとともに、電磁波フィルタの
反射色を、目立たない実用的に有用な範囲である−1<
*<4、−8<b*<1の範囲内にすることができる。
【0029】透明基板に最も近い誘電体層の厚みは、そ
の他の誘電体層の厚みがそれ自身の厚みと関係して定め
られるので、その設定は重要である。透過帯域及び反射
防止帯域を可視光域のほぼ中央にマッチングさせ、電磁
波フィルタとして要求される高い透過率、低い反射率お
よび反射色調とし有用なものとするために、透明基板に
最も近い誘電体層の厚みは42nm±10nmとするの
が好ましい。
【0030】誘電体層の厚みが上記範囲を超えて厚くな
ると透過帯域及び反射防止帯域の中心波長は長波長側へ
シフトし、一方上記範囲を超えて薄くなると透過帯域及
び反射防止帯域の中心波長は短波長側へシフトしてしま
うので、本発明の目的の一つである可視光域は高透過で
あることと近赤外線遮断能が高いことの両者を満たすこ
とが困難になる。
【0031】550nmの波長における透過率は、明る
い画像表示を損なわないために50%以上とするのが好
ましい。そのために上記銀主成分層を4層に分割すると
ともに、銀層を挟んで積層される誘電体層の550nm
の波長における屈折率を1.7〜2.7として、それら
の厚みが調整される。
【0032】本発明の請求項9は、請求項1〜8のいず
れかにおいて、さらに透明基板から最も遠くに積層され
た誘電体層上に、さらに銀主成分層および誘電体層を積
層した電磁波遮断フィルタである。さらに追加する銀主
成分層および誘電体層の厚みを選定して、5つに分割さ
れた銀主成分層および6つに分割された誘電体層とする
ことにより、さらに電磁波遮断能の大きい、たとえばシ
ート抵抗が1Ω/□以下の電磁波フィルタとすることが
できる。
【0033】本発明に用いられる誘電体層は550nm
の波長における屈折率が1.7〜2.7の誘電体が用い
られる。それらの誘電体としては、酸化亜鉛、酸化錫、
酸化インジウム、酸化チタニウム、酸化ジルコニウム、
五酸化タンタル等の金属酸化物が例示できる。またこれ
らの混合物も用いることができる。たとえば酸化亜鉛と
酸化インジウムの混合物、ITOを用いることができ
る。これらの透明金属酸化物の2種以上を積層して多層
構成の誘電体層とすることができる。
【0034】なかでも導電性である酸化亜鉛は、銀主成
分層に下地として積層すると、酸化亜鉛の結晶格子のピ
ッチが銀のそれと非常に近いため比抵抗の低い(結晶性
の高い)銀の膜成長に適しているので好ましい。また酸
化亜鉛は、雰囲気中の銀に対する腐食性ガスに含まれる
硫黄成分などを吸着して硫黄成分の銀層への直接到達を
妨げ、銀層を保護するので好ましい。また、酸化亜鉛に
アルミニウムやガリウムなどの金属を少量含有させた酸
化亜鉛主成分層は、導電性が増加するので、また後述す
る成膜時において利点があるので好ましい。
【0035】酸化錫やインジウムと亜鉛の複合酸化物
は、導電性があり、かつ非晶質の膜とすることができる
ので腐食性ガスに対するガスバリヤ性が高く、電磁波遮
断膜の耐湿熱性を向上させるので好ましい。これらは大
気などの環境中の腐食性ガスたとえばH2S、SO2、N
x、HClなどから銀層を保護する点でも好ましい。
【0036】上記理由から、本発明の誘電体層につい
て、その最表面層または各層を酸化錫と酸化亜鉛あるい
は酸化錫とアルミニウム含有酸化亜鉛(ZAOと略記す
る)の2層構成とするのが好ましい。この場合、銀層に
下地として接する膜を酸化亜鉛系の膜とするのが上記結
晶格子の関係から好ましい。
【0037】本発明に用いられる保護膜は、電磁波遮断
膜を大気雰囲気の外部環境から化学的、物理的に保護す
る目的で設けられる。保護膜として樹脂フィルムが例示
できる。この樹脂フィルムの550nmの波長における
屈折率は、電磁波遮断膜との界面反射光の整合性の観点
から1.58〜1.70とするのが好ましい。屈折率が
1.70を越すと、このフィルムと電磁波遮断膜との屈
折率差が大きくなり、この界面で起きる光の反射が強く
なり、電磁波フィルタの透過率を大きく下げてしまうの
で好ましくなく、1.58より小さいとフィルタの使用
者側から見た反射色が中性色から大きく外れてしまうの
で外観上好ましくない。
【0038】樹脂フィルムの厚さは、5μm〜5mmの
広い範囲のものが用いられる。本発明に用いることので
きるフィルムの材質としては、PET(ポリエチレンテ
レフタレート)やPE(ポリエステル)、TAC(トリ
アセチルセルロース)、PW(ポリウレタン)を例示で
きる。
【0039】本発明では、上記の樹脂フィルムを電磁波
遮断膜に接着剤で接着させるが、粘着層を介して接着す
るのが好ましい。粘着層としては、アクリル樹脂系粘着
層が耐久性がよいことから好ましい。
【0040】この粘着層の厚さは、20〜500μmと
するのが好ましい。20μmより薄いと、貼り付ける時
に異物を噛み込んだときに生じる段差を吸収しづらくな
り、目視で判別出来る製品欠陥を生じやすくなるからで
ある。また500μmより厚いと外部環境からの水分の
浸入などを抑制し難くなるため、電磁波遮断膜の耐久性
を損ねることになるからである。
【0041】保護膜の第2のタイプとしては、透明金属
酸化物層を用いることができる。この場合、電磁波遮断
膜表面上に直接金属酸化物が被覆される。用いることが
できる金属酸化物としては、二酸化珪素、酸化アルミニ
ウム等が例示できる。またこのときの厚みは、約1μm
またはそれ以上の厚みとするのが、耐湿熱性や耐摩耗性
等について十分な機能を確保する上で好ましい。
【0042】本発明に用いることのできる透明基板とし
ては、ソーダライムシリカ組成のガラスや硼珪酸ガラ
ス、無アルカリガラスなどの公知のガラス板、PET、
アクリル(PMMA)、TACなどのプラスチック板を
例示することができる。
【0043】本発明の誘電体層、銀主成分層および金属
酸化物の保護膜は、公知の真空成膜法で成膜される。と
りわけスパッタリングによる成膜が好ましい。誘電体層
のうちでもアルミニウム含有酸化亜鉛(ZAOと略記)
の層は、酸化アルミニウムを数%含有する酸化亜鉛の微
粉末焼結体をターゲットとする直流スパッタリングで安
定放電状態下で成膜できるので好ましい。また二酸化珪
素等の膜厚が厚い保護膜の成膜については、公知のツイ
ンマグ(TWIN−MAG)方式のスパッタリング法が
高速に膜を堆積できるので好んで用いられる。
【0044】成膜は通常室温で行うことができ、また銀
の結晶性を飛躍的に改善するため約300℃以下の温度
で適時基板を加熱しながら行ってもよい。また、室温で
成膜をした後、得られた電磁波遮断膜を大気中または窒
素雰囲気中で約300℃までの温度で加熱処理を施すこ
とにより、誘電体層中の光吸収を解消し、かつ銀層の比
抵抗を飛躍的に改善することができる。
【0045】本発明においては、電磁波遮断膜の表面、
樹脂フィルムの外側表面あるいは内側表面、透明基板の
電磁波遮断膜を被覆しない表面などに反射防止処理を施
して可視光線透過率をさらに向上させることができる。
【0046】また可視光色補正用の色つきフィルムを用
いることにより、透過色調を無色に近づけることができ
る。
【0047】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電磁波フィルタ
1の一実施例の断面図で、ガラス板5の表面に被覆され
た電磁波遮断膜2は、粘着層3によって樹脂フィルム4
と接着され、大気中に触れないように保護されている。
ガラス板5の周辺部には、ガラス板5の表面と電磁波遮
断膜2の間の一部に設けられた銀ペーストからなるアー
ス取り出し用のバスバー8が設けられている。また、バ
スバー8をガラス板5側から見ても見えないようにする
ために黒色セラミックパターン9がガラス板5の表面に
設けられている。
【0048】図2は、本発明の電磁波遮断膜の層構成を
説明するための断面図で、ガラス板5の上に被覆された
電磁波遮断膜2は、誘電体層10と銀主成分層11とが
交互に被覆された積層体となっている。誘電体層は所定
範囲の屈折率を有する透明金属酸化物またはそれらの混
合物の単層体、あるいは2種以上の金属酸化物の層の多
層積層体として構成される。本発明においては、誘電体
層と銀主成分層の間に、可視光線透過率を大きく低下さ
せない範囲で銀以外の金属からなる、たとえばチタン等
の金属層を適時耐久性の向上や色調の調整などの目的の
ために介在させてもよい。
【0049】図3は、本発明の電磁波フィルタ1の使用
状態を説明する概略断面図である。電磁波フィルタ1は
プラズマディスプレイパネル6の前面に筐体7により保
持され固定される。図4は実施例1で得られたサンプル
の分光透過率特性であり、図5は実施例1で得られたサ
ンプルの分光反射率特性である。
【0050】以下に本発明を実施例と比較例により説明
する。 表1〜表4の説明 ・ガラス板:厚み2mmのソーダライムシリカ組成のフ
ロートガラス板 ・ZAO:6重量%のアルミニウムを含有する酸化亜鉛
層 ・AgPd0.4:銀に対してパラジウムを0.4原子
%含有する銀主成分層 ・( )内の数値は厚みで、電磁波遮断膜はnm単位、
粘着層および保護膜はμm単位で表示。 ・第1、第3、第5、第7、第9層目の誘電体層の多層
構成は、透明基板に近い順に上から下へ記載した。
【0051】表5の説明 ・シート抵抗:四端子法抵抗計で測定し、2Ω/□以下
を○、2Ω/□を越えるものを×で表示。 ・近赤外線透過率:波長850nmにおける透過率で表
示し、15%以下を○、15%を越えるものを×で表示 ・耐湿熱性:温度60℃、湿度90%に維持して目視で
ヒロックやピンホール、曇りなどの発生が認められた時
間で表示し、500時間以上を○、500時間未満を×
で表示
【0052】表6の説明 ・光透過率:450nm、550nm、650nmにお
ける透過率を分光光度計で測定。いずれの波長でも50
%以上を○、それ以外を×で表示。 ・色調:透過光およびガラス面側入射光によるCeal
ab色座標系のa*,b*各2軸の値。−1<a*<4か
つ−8<b*<1であるものを○、それ以外を×で表示
した。
【0053】実施例1 2mm厚の透明ガラス板上に、表1の実施例1の欄に示
した積層体をインライン型スパッタリング装置で成膜し
た。このときSnO2はSnメタルターゲットの酸素と
の反応性スパッタリングで、ZAO層はZn(94重量
%)Al(6重量%)のメタルターゲットの酸素との反
応性スパッタリングで、銀主成分層はAg(99.6重
量%)Pd(0.4重量%)のメタルターゲットのアル
ゴンガスによるスパッタリングで、表1に示した所定の
膜厚に室温で成膜した。その後この積層膜を大気中20
0℃にて30分熱処理を行い、誘電体層の光吸収を解消
し、かつ銀層の結晶性を向上させた。さらに、その表面
に粘着層を有したAR(反射防止)処理つきPETフィ
ルムを貼り付け、電磁波遮断膜の保護とガラスの割れ飛
散防止を行った。以上により製造した4つに分割された
銀主成分層と5つに分割された誘電体層からなる電磁波
フィルタ(4・5タイプと記す)の各特性を表5と表6
に示す。
【0054】このサンプルのシート抵抗、近赤外線透過
率および耐湿熱性は、いずれも電磁波フィルタとして良
好で○評価であった。また透過率、反射率、色調のいず
れの光学特性についても良好で、電磁波フィルタとして
○評価であった。また、このサンプルの分光透過率およ
び分光反射率特性を図4、図5に示す。反射率は可視域
の広帯域で低いことが分かる。
【0055】実施例2および実施例3 実施例1とは、銀主成分層のパラジウム含有量、誘電体
層の積層の仕方およびその厚みを変えた以外は同じよう
にして電磁波フィルタ(4・5タイプ)のサンプルを作
成した。このサンプルの積層構成を表1に、得られた特
性を表5と表6に示す。これらのサンプルのシート抵
抗、近赤外線透過率および耐湿熱性は、いずれも電磁波
フィルタとして良好で○評価であった。また透過率、色
調のいずれの光学特性についても良好で、電磁波フィル
タとして○評価であった。
【0056】実施例1〜実施例3で得られた電磁波フィ
ルタは、電磁波遮断膜の積層体を多層光学膜のコンピュ
ータ計算プログラムを用いて計算して得たもののなか
で、本発明の目的に最も好ましいと考えられる特性を有
する例である。シート抵抗、耐湿熱性で表せる耐久性に
ついての実用要求特性を満足し、また可視域の光学特性
もプラズマディスプレイの明るい表示を大きく低下させ
ず、反射色調も良好であることが分かる。
【0057】実施例4 実施例1と同じ方法で、表2に示す銀主成分層の厚みを
比較的薄い膜構成の電磁波フィルタ(4・5タイプ)の
サンプルを作成した。表5および表6に示すように、赤
外線透過率および耐湿熱性は、いずれも電磁波フィルタ
として良好で○評価であった。また透過率、色調のいず
れの光学特性についても良好で、電磁波フィルタとして
実用的に要求される特性を有することが分かる。
【0058】実施例5 実施例1と同じ方法で、表2に示す膜構成の電磁波フィ
ルタ(4・5タイプ)のサンプルを作成した。このサン
プルの銀主成分層は厚目に設定されたものである。この
サンプルのシート抵抗、近赤外線透過率および耐湿熱性
は、いずれも電磁波フィルタとして良好で○評価であっ
た。また透過率、反射率、色調のいずれの光学特性につ
いても良好で、電磁波フィルタとして実用的に要求され
る特性を有することが分かる。
【0059】実施例6 実施例1と同じ方法で、表2に示す膜構成のサンプルの
電磁波フィルタ(4・5タイプ)のサンプルを作成し
た。このサンプルの誘電体層は厚目に設定したものであ
る。表5および表6に示すように、サンプルのシート抵
抗、近赤外線透過率および耐湿熱性は、いずれも電磁波
フィルタとして良好で○評価であった。また透過率、反
射率、色調のいずれの光学特性についても良好で、電磁
波フィルタとして実用的に要求される特性を有すること
が分かる。
【0060】実施例7 実施例1と同じ方法で、表2に示す膜構成の電磁波フィ
ルタ(4・5タイプ)のサンプルを作成した。このサン
プルの誘電体層の厚みは薄目に設定したものである。表
5および表6に示すように、このサンプルのシート抵
抗、近赤外線透過率および耐湿熱性は、いずれも電磁波
フィルタとして良好で○評価であった。また透過率、反
射率、色調のいずれの光学特性についても良好で、電磁
波フィルタとして実用的に要求される特性を有すること
が分かる。
【0061】実施例8 表2に示す膜構成からなる11層からなる電磁波フィル
タ(5・6タイプ)のサンプルを作成した。表5および
表6に示すように、このサンプルのシート抵抗、近赤外
線透過率および耐湿熱性は、いずれも電磁波フィルタと
して良好で○評価であった。また透過率、反射率、色調
のいずれの光学特性についても良好で、電磁波フィルタ
として実用的に要求される特性を有することが分かる。
【0062】実施例9 実施例1の誘電体層および銀主成分層の積層構成(同一
膜厚)で、銀に含有させるパラジウム量を変えて850
nmの波長における透過率を測定した結果を表7に示
す。表7からパラジウム含有量が増加すると、850n
mの透過率が大きくなり近赤外線の遮断能が低下するこ
とがることが分かった。一方、耐湿熱性は、パラジウム
含有量が増加するとよくなることが分かった。
【0063】以上から、近赤外線の遮断能と耐湿熱性の
両者をバランス良く確保するパラジウム含有量があるこ
とが判明した。上記二つの性能を実用的にバランス良く
確保するためには、銀主成分中に含有させるパラジウム
量は銀に対して0.10原子%以上が好ましく、さらに
0.3原子%以上が好ましい。またその上限値は0.4
5原子%以下が好ましく、0.4原子%以下とするのが
さらに好ましい。
【0064】
【表1】 ================================= 構成 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 透明基板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 第1層 SnO2(34) ZAO(41) SnO2(36) SnO2(34) ZAO(7) ZAO(8) ZAO(7) 第2層 AgPd0.4(10) AgPd0.4(11) AgPd0.3(12) AgPd0.4(7) 第3層 ZAO(7) ZAO(76) ZAO(8) ZAO(7) SnO2(62) SnO2(66) SnO2(62) ZAO(7) ZAO(8) ZAO(7) 第4層 AgPd0.4(11) AgPd0.4(12) AgPd0.3(13 AgPd0.4(8) 第5層 ZAO(7) ZAO(76) ZAO(8) ZAO(7) SnO2(60) SnO2(63) SnO2(60) ZAO(7) ZAO(8) ZAO(7) 第6層 AgPd0.4(11) AgPd0.4(12) AgPd0.3(13)AgPd0.4(8) 第7層 ZAO(7) ZAO(76) ZAO(8) ZAO(7) SnO2(62) SnO2(66) SnO2(62) ZAO(7) ZAO(8) ZAO(7) 第8層 AgPd0.4(10) AgPd0.4(11) AgPd0.3(12)AgPd0.4(7) 第9層 ZAO(7) ZAO(39) ZAO(8) ZAO(7) SnO2(32) SnO2(34) SnO2(32) 粘着層 (50) (100) (100) (50) 保護膜 PET(50) PET(75) PET(50) PET(50) ==================================
【0065】
【表2】 ================================ 構成 実施例5 実施例6 実施例7 実施例8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 透明基板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 第1層 SnO2(34) SnO2(40) SnO2(26) SnO2(28) ZAO(7) ZAO(12) ZAO(6) ZAO(9) 第2層 AgPd0.4(17) AgPd0.4(10) AgPd0.4(10)AgPd0.4(9) 第3層 ZAO(7) ZAO(8) ZAO(5) ZAO(8) SnO2(62) SnO2(73) SnO2(45) SnO2(51) ZAO(7) ZAO(8) ZAO(5) ZAO(8) 第4層 AgPd0.4(19) AgPd0.4(11) AgPd0.4(11)AgPd0.4(9) 第5層 ZAO(7) ZAO(8) ZAO(5) ZAO(7) SnO2(60) SnO2(71) SnO2(44) SnO2(73) ZAO(7) ZAO(8) ZAO(5) ZAO(7) 第6層 AgPd0.4(19) AgPd0.4(11) AgPd0.4(11)AgPd0.4(9) 第7層 ZAO(7) ZAO(8) ZAO(5) ZAO(8) SnO2(62) SnO2(73) SnO2(45) SnO2(50) ZAO(7) ZAO(8) ZAO(5) ZAO(8) 第8層 AgPd0.4(17) AgPd0.4(10) AgPd0.4(10)AgPd0.4(10) 第9層 ZAO(7) ZAO(8) ZAO(5) ZAO(9) SnO2(32) SnO2(38) SnO2(23) SnO2(57) ZAO(9) 第10層 AgPd0.4(9) 第11層 ZAO(9) SnO2(28) 粘着層 (50) (50) (50) なし 保護膜 PET(50) PET(50) PET(50) SiO2(1) ==================================
【0066】
【表3】 ================================= 構成 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 透明基板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 電磁波遮断膜 第1層 SnO2(34) SnO2(34) SnO2(34) SnO2(34) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) 第2層 AgPd1.0(10) AgPd0.05(10) AgPd0.4(8) AgPd0.4(4) 第3層 ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) SnO2(62) SnO2(62) SnO2(50) SnO2(62) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) 第4層 AgPd1.0(11) AgPd0.05(11) AgPd0.4(9) AgPd0.4(4) 第5層 ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) SnO2(60) SnO2(60) SnO2(52) SnO2(60) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) 第6層 AgPd1.0(11) AgPd0.05(11) AgPd0.4(7) AgPd0.4(4) 第7層 ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) SnO2(62) SnO2(62) SnO2(35) SnO2(62) ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) 第8層 AgPd1.0(10) AgPd0.05(10) AgPd0.4(4) 第9層 ZAO(7) ZAO(7) ZAO(7) SnO2(32) SnO2(32) SnO2(32) 粘着層 (50) (50) (50) (50) 保護膜 PET(50) PET(75) PET(50) PET(50) =================================
【0067】
【表4】 ============================ 構成 比較例5 比較例6 比較例7 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 透明基板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 カ゛ラス板 電磁波遮断膜 第1層 SnO2(34) SnO2(48) SnO2(21) ZAO(7) ZAO(14) ZAO(5) 第2層 AgPd0.4(22) AgPd0.4(10) AgPd0.4(10) 第3層 ZAO(7) ZAO(10) ZAO(4) SnO2(62) SnO2(98) SnO2(36) ZAO(7) ZAO(10) ZAO(4) 第4層 AgPd0.4(24) AgPd0.4(11) AgPd0.4(11) 第5層 ZAO(7) ZAO(10) ZAO(4) SnO2(60) SnO2(95) SnO2(35) ZAO(7) ZAO(10) ZAO(4) 第6層 AgPd0.4(24) AgPd0.4(11) AgPd0.4(11) 第7層 ZAO(7) ZAO(10 ZAO(4) SnO2(60) SnO2(98) SnO2(36) ZAO(7) ZAO(10) ZAO(4) 第8層 AgPd0.4(22) AgPd0.4(10) AgPd0.4(10) 第9層 ZAO(7) ZAO(10) ZAO(4) SnO2(32) SnO2(46) SnO2(18) 粘着層 (50) (50) (50) 保護膜 PET(50) PET(75) PET(50) ============================
【0068】
【表5】 ============================= 電磁波遮断能、 赤外線遮断能 膜の耐湿熱性 例 シート抵抗 850nmの透過率 劣化状態 (Ω/□) (%) (時間) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 1.5(○) 9(○) 840(○) 実施例2 1.3(○) 8(○) 720(○) 実施例3 1.2(○) 7(○) 672(○) 実施例4 2.0(○) 15(○) 624(○) 実施例5 0.9(○) 3(○) 1224(○) 実施例6 1.4(○) 14(○) 864(○) 実施例7 1.6(○) 7(○) 816(○) 実施例8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 1.8(×) 22(×) 912(○) 比較例2 1.3(○) 7(○) 384(○) 比較例3 2.5(×) 12(○) 672(○) 比較例4 4.2(×) 51(×) 504(○) 比較例5 0.8(○) 2(○) 1248(○) 比較例6 1.4(○) 17(×) 864(○) 比較例7 1.7(○) 6(×) 672(○) =============================
【0069】
【表6】 ============================== 可視域の光学特性 例 光透過率(%) カ゛ラス面反射色 透過色 450nm 550nm 650nm a*/b**/b* −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 56 63 57 1.0/-2.5 -4.5/6.3 実施例2 55 64 53 2.0/-1.7 -3.9/3.2 実施例3 55 60 52 0.9/-3.0 -4.0/5.1 実施例4 70 72 70 0.2/-0.1 -0.1/0.2 実施例5 51 61 50 2.9/-5.2 -6.1/3.0 実施例6 50 62 61 -0.5/-6.0 1.0/2.0 実施例7 63 62 50 2.5/0.2 -4.0/-2.0 実施例8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 66 68 61 0.5/-2.4 -3.3/5.0 比較例2 58 68 61 2.1/-3.0 -6.5/3.1 比較例3 66 68 61 3.0/-0.3 -2.0/0.1 比較例4 76 82 80 0.1/-0.2 -0.2/0.1 比較例5 41 48 40 5.0/-4.5 -8.5/0.5 比較例6 39 60 63 -0.8/-8.1 2.0/1.0 比較例7 59 56 38 4.1/0.5 -4.1/-3.2 ===============================
【0070】
【表7】 ================================== 銀主成分層中のパラ 850nmの波長 耐湿熱性 ジウム含有量(原子%) における透過率(%) (時間) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 0 3.7 192 0.1 6.0 504 0.3 11.7 600 0.4 13.7 768 0.45 14.2 792 0.5 15.0 792 1.0 22.0 1200 2.0 27.0 1512 ==================================
【0071】比較例1 実施例1と同様の方法で、表3に示す積層構成の電磁波
フィルタ(4・5タイプ)の比較サンプルを作成した。
得られた比較サンプルの特性を表5および表6に示す。
このサンプルは、銀主成分層に1原子%のパラジウムを
含有するものである。シート抵抗は1.8Ω/□と小さ
い値を有するが、850nmにおける透過率(この値が
小さいことは近赤外線遮断能が大きいことを意味する)
は22%と大きく、実用的に要求される特性を有してい
なかった。これは、後述する銀層にパラジウムが多く含
有するために電磁波遮断能は良好であるが、近赤外線の
遮断能が低下したためと考えられた。
【0072】比較例2 実施例1と同様の方法で、表3に示す積層構成の電磁波
フィルタの比較サンプルを作成した。得られたサンプル
の特性を表5および表6に示す。このサンプルは、銀主
成分層のパラジウム含有量が0.05原子%である。シ
ート抵抗および近赤外線透過率は良好であったが、銀層
の耐久性を向上させるパラジウム量が少ないために、耐
湿熱性テストでは384時間という短い時間で電磁波遮
断膜の劣化が認められ、電磁波フィルタとしての実用的
な強度を有していないことが分かる。
【0073】比較例3 実施例1と同様の方法で、表3に示す積層構成の電磁波
フィルタの比較サンプルを作成した。得られたサンプル
の特性を表5および表6に示す。このサンプルの積層構
成は、3・4タイプである。近赤外線の遮断能は12%
と実用的に要求される特性を有しているが、シート抵抗
が2.5Ω/□であり、電磁波遮断能が十分と言えず、
実用的に要求される電磁波フィルタではなかった。
【0074】比較例4 実施例1と同様の方法で、表3に示す積層構成の電磁波
フィルタの比較サンプルを作成した。得られたサンプル
の特性を表5および表6に示す。このサンプルは、銀主
成分層の厚みが4nmと薄いので、近赤外透過率が高く
またシート抵抗も4.2Ω/□と大きな値であり、近赤
外線遮断能、電磁波遮断能とも実用的に要求される特性
を備えていなかった。
【0075】比較例5 実施例1と同様の方法で、表3に示す積層構成の電磁波
フィルタの比較サンプルを作成した。得られたサンプル
の特性を表5および表6に示す。このサンプルは、銀主
成分層の厚みが22〜24nmと厚いので、近赤外線の
遮断能が高く(透過率が2%と低い)電磁波遮断能も良
好(シート抵抗が0.8Ω/□と低い)であったが、5
50nmの波長での透過率が50%未満であり、実用的
に要求される特性を備えていなかった。
【0076】比較例6 実施例1と同様の方法で、表3に示す積層構成の電磁波
フィルタの比較サンプルを作成した。得られたサンプル
の特性を表5および表6に示す。このサンプルは、銀主
成分層の厚みが好適な範囲内に設定されたことにより、
電磁波遮断能は良好(シート抵抗が1.4Ω/□と低
い)であったが、誘電体層の厚みが厚く設定されたの
で、可視域での透過率バランスが悪くなった。すなわ
ち、650nmでの波長(可視域の長波長側で赤色に相
当)で透過率が高く、短波長側(青色に相当)で低い特
性を示していた。そのため可視域での透過率分布の影響
を受けて850nmの波長の透過率が低下せず、850
nmの透過率が17%と高くなり、近赤外線遮断能が実
用的に要求される特性を備えなくなってしまった。ま
た、反射色調の数値が示すように目立つ色調を呈してい
た。
【0077】比較例7 実施例1と同様の方法で、表3に示す積層構成の電磁波
フィルタの比較サンプルを作成した。得られたサンプル
の特性を表5および表6に示す。このサンプルは、銀主
成分層の厚みが好適な範囲内に設定されて、電磁波遮断
能は良好(シート抵抗が1.4Ω/□と低い)であった
が、比較例6とは逆に誘電体層の厚みが薄く設定された
ので、可視域での透過率バランスが悪くなった。すなわ
ち450nm(可視域の短波長側で青色に相当)での波
長で透過率が高く、長波長(赤色)側で低い特性を示
し、反射色調が目立つ色になってしまった。
【0078】上記の実施例および比較例に示すように、
本願発明の実施例は、プラズマディスプレイの前面に設
置される電磁波フィルタに要求される近赤外線遮断能、
可視光域の光学特性のいずれも○評価であった。また、
人体に有害な電磁波は、導電物質により遮蔽されること
は知られており、電磁波遮断にはおよそ数Ω/□程度の
低抵抗が必要とされる。上記実施例ではいずれも2Ω/
□以下のシート抵抗を有するので、電磁遮断能について
も実用的な性能を有していることが分かる。
【0079】
【発明の効果】本発明の電磁波フィルタは、その電磁波
遮断膜が透明基板側から550nmの波長における屈折
率を所定範囲の誘電体層と銀主成分層をこの順に交互に
積層した9積層体とし、銀主成分層の厚みを5〜20n
mとすることにより、電磁波遮断膜のシート抵抗を2Ω
/□以下で、かつ波長850nmにおける近赤外線透過
率を15%以下としている。
【0080】これにより本発明の電磁波フィルタをプラ
ズマディスプレイパネルの前面に設置すると、プラズマ
放電により発生する電磁波や近赤外線がパネル前面方向
に飛来してくるのを防止でき、プラズマディスプレイパ
ネルの近傍に設置された電気製品のリモコンスイッチが
誤動作するのを防止することができる。
【0081】また、本発明の銀主成分層にはパラジウム
が所定量含有されることにより、赤外線遮断能を低下さ
せることなく実用的な耐湿熱性強度を有するようにする
ことができる。
【0082】さらに、本発明の電磁波フィルタは、銀主
成分層および屈折率が選定された誘電体層の厚みを所定
範囲に調整されることにより、色調が目立つことなく、
かつ可視光線の透過率が高い電磁波フィルタになる。こ
れにより画像表示の明るさを大きく低下させることがな
い。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の電磁波遮断膜の層構成を説明するため
の断面図である。
【図3】本発明の使用状態を説明するための断面図であ
る。
【図4】実施例1で得られたサンプルの分光透過特性図
である。
【図5】実施例1で得られたサンプルの分光反射特性図
である。
【符号の説明】
1:電磁波フィルタ 2:電磁波遮断膜 3:粘着層 4:PETフィルム 5:ガラス板 6:プラズマディスプレイパネル 7:筐体 8:バスバー 9:黒色セラミックパターン 10:誘電体層 11:銀主成分層

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の一方の面に電磁波遮断膜が被
    覆された電磁波遮断板と、前記電磁波遮断膜面に設けら
    れた保護膜とを有する電磁波フィルタであって、前記電
    磁波遮断膜を、透明基板側から550nmの波長におけ
    る屈折率が1.7〜2.7の誘電体層と銀主成分層をこ
    の順に交互に積層した9層の積層体とし、前記銀主成分
    層の厚みを5〜20nmとすることにより、前記電磁波
    遮断膜のシート抵抗を2Ω/□以下、かつ、波長850
    nmにおける近赤外線透過率を15%以下としたことを
    特徴とするプラズマディスプレイパネル用の電磁波フィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】 前記銀主成分層は、銀に対して0.1原
    子%以上0.5原子%未満のパラジウムを含有させたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ
    パネル用の電磁波フィルタ。
  3. 【請求項3】 波長550nmにおける透過率が50%
    以上となるように、前記銀主成分層および前記誘電体層
    の厚みを調整したことを特徴とする請求項1または2に
    記載のプラズマディスプレイパネル用の電磁波フィル
    タ。
  4. 【請求項4】 前記透明基板側から見たときの反射色調
    を、色度座標a*、b*の値が−1<a*<4、−8<b*
    <1となるように、銀主成分層および誘電体層の厚みを
    調整したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のプラズマディスプレイパネル用の電磁波フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記銀主成分層の各層の厚みを、7〜1
    7nmとしたことを特徴とする請求項3または4のいず
    れかに記載のプラズマディスプレイパネル用の電磁波フ
    ィルタ。
  6. 【請求項6】 前記銀主成分層の合計厚みを30〜70
    nmとしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載のプラズマディスプレイパネル用の電磁波フィル
    タ。
  7. 【請求項7】 前記銀主成分層の厚み比率を透明基板側
    から順に、9〜11:10〜13:10〜13:9〜1
    1としたことを特徴とする請求項5または6に記載のプ
    ラズマディスプレイパネル用の電磁波フィルタ。
  8. 【請求項8】 前記透明基板に最も近い誘電体層の厚み
    を42nm±10nmとし、各誘電体層の厚み比率を透
    明基板側から順に44±4:82±8:79±8:82
    ±8:42±4としたことを特徴とする請求項3〜7の
    いずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用の電磁
    波フィルタ。
  9. 【請求項9】 透明基板から最も遠くに積層された誘電
    体層上に、さらに銀主成分層および透明誘電体層をこの
    順に積層したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    に記載のプラズマディスプレイパネル用の電磁波フィル
    タ。
  10. 【請求項10】 前記誘電体層を酸化亜鉛主成分層とし
    たことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のプ
    ラズマディスプレイパネル用の電磁波フィルタ。
  11. 【請求項11】 前記誘電体層を、酸化錫主成分層と酸
    化亜鉛主成分層の多層積層体とし、銀主成分層に接する
    層を酸化亜鉛主成分層としたことを特徴とする請求項1
    〜10のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル
    用の電磁波フィルタ。
  12. 【請求項12】 前記誘電体層の最外層を酸化錫層とし
    たことを特徴とする請求項11に記載のプラズマディス
    プレイパネル用の電磁波フィルタ。
  13. 【請求項13】 前記保護膜が、550nmの波長にお
    ける屈折率が1.59〜1.69の樹脂フィルムである
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のプ
    ラズマディスプレイパネル用の電磁波フィルタ。
  14. 【請求項14】 前記保護膜は、厚みが20〜500μ
    mの粘着剤で電磁波遮断膜に貼り付けられていることを
    特徴とする請求項13に記載のプラズマディスプレイパ
    ネル用の電磁波フィルタ。
  15. 【請求項15】 前記透明基板の周辺部で、かつ、前記
    電磁波遮断膜と透明基板の間に、銀ペースト焼結体のア
    ース電極を形成したことを特徴とする請求項1〜14の
    いずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用の電磁
    波フィルタ。
  16. 【請求項16】 前記アース電極と透明基板の間に、透
    明基板側から見たときに前記アース電極を隠すように黒
    色セラミックパターンを形成したことを特徴とする請求
    項15に記載のプラズマディスプレイパネル用の電磁波
    フィルタ。
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