JPWO2018193754A1 - ロボット装置および電子機器の製造方法 - Google Patents

ロボット装置および電子機器の製造方法 Download PDF

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Abstract

本技術の一形態に係るロボット装置は、第1のロボット(100)と、第2のロボット(200)と、制御部(3)とを具備する。上記第1のロボットは、第1のハンド部(101)と、力覚センサ(15)とを有する。上記第1のハンド部は、柔軟性の線状部材を支持することが可能に構成される。上記力覚センサは、上記第1のハンド部に作用する外力を検出する。上記第2のロボットは、第2のハンド部(201)を有する。上記第2のハンド部は、上記線状部材を保持することが可能に構成される。上記制御部は、上記第2のハンド部による上記線状部材の保持位置を決定する位置決定部(31)と、上記力覚センサの出力に基づいて、上記第2のハンド部に保持された上記線状部材に対する上記第1のハンド部のスライド距離を算出する距離算出部(32)と、を有する。

Description

本技術は、例えばケーブル等の柔軟性の線状部材を有する電子機器の製造に用いられるロボット装置及び電子機器の製造方法に関する。
例えば、電子機器の製造においては電子部品の組み立てに産業用ロボットが広く用いられている。例えば、ケーブル等の線状部材とコネクタ部品との接続工程を自動で行う技術が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2010−69587号公報 特開2014−176917号公報
電子機器の製造分野においては、ケーブル等の線状部材を、機器内の複数の支持体間を掛け渡しながらコネクタ部品へ接続する場合がある。しかしながら、線状部材の長さのバラツキによって、意図しない領域で線状部材に大きな弛みが生じ、これが原因で、その後の組み立て工程に支障が生じたり、機器の電気的特性を低下させたりすることがある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、線状部材の長さのバラツキによる意図しない領域での弛みの発生を抑えることができるロボット装置及び電子機器の製造方法を提供することにある。
本技術の一形態に係るロボット装置は、第1のロボットと、第2のロボットと、制御部とを具備する。
上記第1のロボットは、第1の多関節アームと、第1のハンド部と、力覚センサとを有する。上記第1のハンド部は、上記第1の多関節アームに取り付けられ、柔軟性の線状部材を支持することが可能に構成される。上記力覚センサは、上記第1の多関節アームと上記第1のハンド部との間に配置され、上記第1のハンド部に作用する外力を検出することが可能に構成される。
上記第2のロボットは、第2の多関節アームと、第2のハンド部とを有する。上記第2のハンド部は、上記第2の多関節アームに取り付けられ、上記線状部材を保持することが可能に構成される。
上記制御部は、上記第2のハンド部による上記線状部材の保持位置を決定する位置決定部と、上記力覚センサの出力に基づいて、上記第2のハンド部に保持された上記線状部材に対する上記第1のハンド部のスライド距離を算出する距離算出部と、を有する。
上記ロボット装置によれば、線状部材の各領域を所定の保持位置に的確に導くことができるため、線状部材の長さのバラツキによる意図しない領域での弛みの発生を抑えることができる。
上記距離算出部は、上記力覚センサの出力に基づいて、上記第1のハンド部に把持された上記線状部材の上記第2のハンド部に対する相対移動距離をさらに算出するように構成されてもよい。
これにより、線状部材の任意の固定位置の間を適切な長さに調整することができる。
上記第1のハンド部は、クランプ機構と、昇降部材とを有してもよい。
上記クランプ機構は、上記線状部材を一軸方向に把持することが可能に構成される。上記昇降部材は、上記クランプ機構に対して相対移動可能に構成され、上記クランプ機構に把持された上記線状部材を上記一軸方向と直交する他の軸方向に押圧可能に構成される。
これにより、線状部材の任意の領域を所定の保持位置へ適切に組み付けることができる。
上記クランプ機構は、第1のクランプ爪と、第2のクランプ爪と、突出部と、収容部とを有してもよい。
上記第2のクランプ爪は、上記第1のクランプ爪に対して上記一軸方向に相対移動可能に構成される。上記突出部は、上記第1のクランプ爪に設けられ、上記第2のクランプ爪に向かって延びる。上記収容部は、上記突出部と上記第1及び第2のクランプ爪の先端部との間に設けられ、上記線状部材をスライド自在に支持することが可能に構成される。
これにより、第1のハンド部によって線状部材を適切に支持することができる。
上記第2のロボットは、上記第1のハンド部で支持された上記線状部材の先端部を撮影するカメラをさらに有してもよい。上記制御部は、上記カメラで取得した画像情報に基づいて上記第1のハンド部に対する上記先端部の姿勢を判定する姿勢判定部をさらに有してもよい。
これにより、線状部材の先端部を接続対象物への接続に適した姿勢に変換することができる。
本技術の一形態に係る電子機器の製造方法は、接続部を有するベース基板と、上記接続部に接続される端子部を先端に有し上記ベース基板上に立設された第1及び第2の支持体の間に架け渡される柔軟性の線状部材とを含む電子機器の製造方法であって、第1のロボットの第1のハンド部で上記線状部材を把持することを含む。
第1のハンド部を第1の支持体に移動させることで、上記線状部材の第1の領域が上記第1の支持体に支持される。
第2のロボットの第2のハンド部で上記線状部材が保持される。
上記第1のハンド部を、上記第1の領域から上記端子部に向かって第1の線長だけ離間した第2の領域へ上記線状部材に対してスライド移動させた後、上記第1のハンド部で上記第2の領域が把持される。
上記第1のハンド部を第2の支持体に移動させることで、上記第2の領域が上記第2の支持体に支持される。
上記電子機器の製造方法は、さらに、上記第1のハンド部を上記第2の領域から上記端子部との当接位置まで上記線状部材に対してスライド移動させることを含んでもよい。
上記第1のハンド部を上記端子部と共に上記第2の支持体から離間する方向へ移動させることで、上記第2の領域が上記第2の支持体から第2の線長だけ繰り出される。
上記第1のハンド部を上記接続部に移動させることで、上記端子部が上記接続部に接続される。
上記電子機器の製造方法は、さらに、上記端子部を上記接続部に接続する前に、上記第2のロボットのカメラで上記端子部の姿勢情報を含む画像を取得することを含んでもよい。
上記姿勢情報に基づいて、上記第1のハンド部による上記端子部の把持位置が変更される。
上記線状部材は、アンテナケーブル又は配線ケーブルであってもよい。
以上のように、本技術によれば、線状部材の長さのバラツキによる意図しない領域での弛みの発生を抑えることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の一実施形態に係る電子機器の製造装置(ロボット装置)を示す概略側面図である。 線状部材に対する上記ロボット装置の処理の手順を説明する概略図である。 上記線状部材の支持形態と先端部の形態の一例を示す斜視図である。 上記ロボット装置における第1のロボットのハンド部の構成を示す概略正面図である。 上記ハンド部におけるクランプ機構の動作例を説明する拡大正面図である。 上記ハンド部の要部の概略側面図である。 上記ロボット装置における第2のロボットのハンド部の構成を示す概略正面図である。 上記ロボット装置の機能ブロック図である。 上記ロボット装置における制御部により実行される処理手順の一例を示すフローチャートである。 上記線状部材の支持方法を説明する概略側断面図である。 上記第2のロボットによる上記線状部材の保持方法を説明する概略側断面図である。 本技術の一形態に係る電子機器の製造方法を説明する概略平面図である。 上記ロボット装置による上記線状部材の先端部の姿勢変換工程を説明する概略正面図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本技術の一実施形態に係る電子機器の製造装置(ロボット装置)を示す概略側面図である。本実施形態では、電子機器の一製造工程であるケーブル部材の自動接続工程への本技術への適用例について説明する。
[ロボット装置の概略構成]
本実施形態のロボット装置1は、組立ロボット100(第1のロボット)と、補助ロボット200(第2のロボット)と、電子機器の半完成品(以下、ワークWともいう)を支持する作業台2と、組立ロボット100及び補助ロボット200の駆動を制御するコントローラ3(制御部)とを備える。
組立ロボット100は、ハンド部101(第1のハンド部)と、ハンド部101を6軸自由度で任意の座標位置へ移動させることが可能な多関節アーム102(第1の多関節アーム)とを有する。
補助ロボット200は、ハンド部201(第2のハンド部)と、ハンド部201を6軸自由度で任意の座標位置へ移動させることが可能な多関節アーム202(第2の多関節アーム)とを有する。
多関節アーム102,202は、作業台2又は作業台2に近接して配置された図示しない駆動源にそれぞれ接続される。
コントローラ3は、典型的には、CPU(Central Processing Unit)やメモリを有するコンピュータで構成され、組立ロボット100及び補助ロボット200の駆動を上記メモリに格納されたプログラムに従って制御するように構成される。
コントローラ3による各ロボット100,200の制御例については後述する。
図2A,Bは、ワークWの一例及びワークWに対するロボット装置1の処理の手順を説明する概略図である。
なお図において、X軸、Y軸及びZ軸は、相互に直交する3軸方向を示しており、Z軸は高さ方向に相当する。
ワークWは、ベース基板Wa、ベース基板Waの上に配置された回路ユニットWb,Wc、ベース基板Waの上の適宜の位置に立設された複数の支持体Wd(Wd1〜Wd4)、ケーブル部材F等を有する。
ベース基板Waとしては、例えば、電子機器のケースの一部、あるいは当該ケース内に配置される板状の支持体等が挙げられる。回路ユニットWb,Wcは、プリント配線基板上に各種電子部品が搭載された回路基板、あるいは、電子機器の一機能を構成するCPUやメモリ等で構成されたコンピュータを内蔵する電子ユニット等で構成される。
複数の支持体Wdは、ケーブル部材Fをベース基板Wa上で所定の経路で引き回すためのもので、図3Aに示すように、ケーブルFを支持する支持部Wdsを有する所定厚みの板形状を有する。支持部Wdsは、上部が開口した溝状に形成され、その溝幅は、ケーブルFの外径と同等又はそれより若干大きい寸法で形成される。
ケーブル部材Fは、一端が回路ユニットWbに接続され、他端(先端)に端子部Faを有する断面円形の柔軟性のある線材で構成される。ケーブル部材Fは、典型的には、導電材料で構成された芯材F1とその表面を被覆する絶縁被膜F2を有し、配線ケーブルやアンテナケーブル等の配線部材として構成される。図3Aに示すようにケーブルFの断面は円形であるが、これに限られず、矩形状に形成されてもよい。
ケーブル部材Fの端子部Faは、図3Bに模式的に示すように、大径部Fa1と小径部Fa2とを有する段付き円盤形状を有し、その小径部Fa2が接続面を構成する。端子部Faは、その小径部Fa2を下向きにして、ベース基板Wa上の接続部Wfに組み込まれる(図2B参照)。
ワークWは、ケーブル部材Fの一端が回路ユニットWcに接続された状態で作業台2の上に載置される。ロボット装置1は、後述するように、組立ロボット100と補助ロボット200とを協調制御して、ケーブル部材Fを複数の支持体Wd間に所定の経路で架け渡した後、端子部Faを接続部Wfに接続する。
ここで、ケーブル部材Fの長さのバラツキによっては、意図しない領域でケーブル部材Fに大きな弛みが生じ、これが原因で、その後の組み立て工程に支障が生じたり、機器の電気的特性を低下させたりすることがある。
本実施形態においてロボット装置1は、図2Bに示すように、支持体Wd2と支持体Wd3との間の経路をケーブル部材Fの余長領域とし、支持体Wd4と接続部Wfとの間のケーブル部材Fの線長が一定となるようにケーブル部材Fを組み付けることが可能に構成される。
以下、ロボット装置1の詳細について説明する。
[第1のロボット]
図4は、ハンド部101の構成を示す概略正面図、図5A〜Cは、そのクランプ機構の動作例を説明する拡大正面図、図6は、ハンド部101の要部の概略側面図である。
なお、各図においてx軸、y軸及びz軸は、相互に直交する3軸方向を示している。
ハンド部101は、ケーブル部材Fを一軸方向(x軸方向)に把持(挟持)することが可能なクランプ機構CL1(第1のクランプ機構)を有する。ハンド部101はさらに、ベースブロック14、力覚センサ15、カメラ16、昇降ユニット17、複数の照明器18、吸着ユニット19等を有する。
ベースブロック14は、クランプ機構CL1と、カメラ16(撮影部)と、昇降ユニット17と、複数の照明器18と、吸着ユニット19とを支持する。
カメラ16は、クランプ機構CL1で挟持されたケーブル部材Fを撮影することが可能に構成される。カメラ16で取得された画像信号は、コントローラ3へ出力される。
複数の照明器18は、カメラ16の撮影時にクランプ機構CL1及びその近傍を照明するための光源である。
力覚センサ15は、ハンド部101と多関節アーム102との間に設けられ、ハンド部101に作用する外力やクランプ機構CL1の反力を検出することが可能に構成される。力覚センサ15の検出信号は、コントローラ3へ出力される。
クランプ機構CL1は、第1のクランプ爪11と、第2のクランプ爪12と、第1及び第2のクランプ爪11,12を相互に上記一軸方向(x軸方向)に相対移動可能に支持する駆動部13とを有する。第1及び第2のクランプ爪11,12は、各々がx軸方向に移動可能に構成されてもよいし、いずれか一方がx軸方向に移動可能に構成されてもよい。
第1及び第2のクランプ爪11,12は、各々の先端部に相互に対向する方向に突出するフック部11a,12aを有する。第1のクランプ爪11は、フック部11aの直上位置に設けられた突出部110を有する。突出部110とフック部11aとの間の距離は、ケーブル部材Fの直径以上の大きさとされる。
突出部110は、第2のクランプ爪12に向かって延びる概略三角形状の板形状を有する。突出部110は、図5B,Cに示すように、第2のクランプ爪12に対する第1のクランプ爪11の相対移動時において第2のクランプ爪12の先端部とy軸方向にオーバラップするように構成される。
そして、クランプ機構CL1は、図5Cに示すようにフック部11a,12aの先端どうしの間隔がケーブル部材Fの直径以下のときに形成される収容部101cを有する。収容部101cは、フック部11a,12aと突出部110との間に形成されたy軸方向に貫通する空間部である。駆動部13は、フック部11a,12a間の距離を調整することで、収容部101c内においてケーブル部材Fをy軸方向にスライド自在に支持したり、ケーブル部材Fをスライドさせないように把持したりすることが可能に構成される。
昇降ユニット17は、図6に示すように、ベースブロック14に設置された駆動シリンダの駆動ロッドR1に連結された昇降部材171を有している。昇降部材171は、クランプ機構CL1に対してz軸方向に相対移動可能に構成される。昇降部材171は、図6において実線で示す上昇位置と二点鎖線で示す下降位置との間を直線的に移動可能であり、その下降位置において収容部101cに支持されたケーブル部材Fをz軸方向に押圧することが可能に構成される(図10参照)。
吸着ユニット19は、図4に示すように、z軸方向に移動可能な吸着具191を有する。吸着具191は、その先端部に真空吸着用の吸着孔を有し、図4において実線で示す上昇位置と二点鎖線で示す下降位置との間を直線的に移動可能であり、その下降位置においてワークW上のケーブル部材Fを吸着することが可能に構成される。吸着ユニット19は、クランプ機構CL2がケーブル部材Fを載置し直すために用いられるもので、必要に応じて省略されてもよい。
[第2のロボット]
図7は、ハンド部201の構成を示す概略正面図である。
なお、各図においてa軸、b軸及びc軸は、相互に直交する3軸方向を示している。
ハンド部201は、ケーブル部材Fを一軸方向(a軸方向)に把持(挟持)することが可能なクランプ機構CL2(第2のクランプ機構)を有する。ハンド部201はさらに、ベースブロック24、力覚センサ25、カメラ26、複数の照明器28等を有する。
ベースブロック24は、クランプ機構CL2と、カメラ26(撮影部)と、複数の照明器28とを支持する。
カメラ26は、クランプ機構CL2で挟持されたケーブル部材Fを撮影することが可能に構成される。カメラ26で取得された画像信号は、コントローラ3へ出力される。
複数の照明器28は、カメラ26の撮影時にクランプ機構CL2及びその近傍を照明するための光源である。
力覚センサ25は、ハンド部201と多関節アーム202との間に設けられ、ハンド部201に作用する外力やクランプ機構CL2の反力を検出することが可能に構成される。力覚センサ25の検出信号は、コントローラ3へ出力される。
クランプ機構CL2は、第1のクランプ爪21と、第2のクランプ爪22と、第1及び第2のクランプ爪21,22を相互に上記一軸方向(a軸方向)に相対移動可能に支持する駆動部23とを有する。第1及び第2のクランプ爪21,22は、各々がa軸方向に移動可能に構成されてもよいし、いずれか一方がa軸方向に移動可能に構成されてもよい。
[コントローラ]
図8は、コントローラ3を含むロボット装置1の機能ブロック図である。
コントローラ3は、典型的には、CPU(Central Processing Unit)やメモリを含むコンピュータで構成される。コントローラ3は、上記メモリに格納されたプログラムを実行することで、組立ロボット100及び補助ロボット200の各部の動作を制御するように構成される。
コントローラ3は、位置決定部31と、距離算出部32と、駆動信号生成部33と、記憶部34と、姿勢判定部35とを有する。
位置決定部31は、作業台2(図1参照)上に載置されたワークWに対する組立ロボット100(第1のハンド部101)および補助ロボット200(第2のハンド部201)のアクセスポイントを決定する。具体的には、ベース基板Wa上の各部の位置(回路ユニットWb,Wc、支持体Wd、接続部Wfの位置など)を認識し、第1及び第2のハンド部101,102の移動軌跡や作業台2からの移動高さ等を決定するように構成される。
距離算出部32は、主として、第1のハンド部101の移動距離を算出する。より具体的に、距離算出部32は、ケーブル部材Fに対する第1のハンド部101の相対移動距離(スライド距離)、ケーブル部材Fを把持する第1のハンド部101の第2のハンド部201に対する相対移動距離等を算出するように構成される。距離算出部32は、力覚センサ15の出力に基づいて、上記各距離を算出する。
駆動信号生成部33は、位置決定部31、距離算出部32等の出力に基づき、各ロボット100,200のハンド部101,201および多関節アーム102,202の駆動を制御する駆動信号を生成するように構成される。
記憶部34は、典型的には、半導体メモリ等で構成される。記憶部34は、位置決定部31、距離算出部32および駆動信号生成部33の機能を実行するためのプログラムを含むロボット装置1の各部の動作を制御するプログラムのほか、各部における演算に必要なパラメータ、ハンド部101,201から出力されるカメラ16,26の画像信号、力覚センサ15,25の検出信号等を記憶することが可能に構成される。
姿勢判定部35は、組立ロボット100のカメラ16あるいは補助ロボット200のカメラ26で取得した画像情報に基づいて、第1のハンド部101に対する端子部Faの姿勢を判定する。これにより、端子部Faを接続部Wfへの接続に適した姿勢に変換することができる。
本実施形態において姿勢判定部35は、後述するように、端子部Faの小径部Fa2が下向きで、かつその接続面が水平な姿勢(図13B参照)を基準姿勢とし、当該基準姿勢からの端子部Faの姿勢の角度ずれを算出する。
[電子機器の製造方法]
続いて、コントローラ3の詳細について、ロボット装置1の典型的な動作例とともに説明する。
図9は、コントローラ3により実行される処理手順の一例を示すフローチャートであり、ハンド部101,102に対する動作指令を含む。
最初に、第1のハンド部101によってケーブル部材Fが把持される(ステップ101)。
コントローラ3は、まず、第1のハンド部101のカメラ16または第2のハンド部201のカメラ26によって撮像されたワークWの画像信号に基づいて、ケーブル部材Fの位置や支持体Wd1〜Wd4および接続部Wfの位置に関する情報を取得する。そして、位置決定部31は、ハンド部101,102のアクセスポイント(XYZ座標位置)を決定する。
駆動信号生成部33は、位置決定部31において設定された位置情報を基に、ケーブル部材Fを把持する位置へ第1のハンド部101を移動させる駆動信号を生成し、組立ロボット100へ出力する。これにより、組立ロボット100は多関節アーム102を介して第1のハンド部101をケーブル部材Fの把持位置へ移動させ、ケーブル部材Fの把持処理を実行する。ケーブル部材Fの把持に先立って、吸着ユニット19でケーブル部材Fを把持位置へ移動させる処理が実行されてもよい。
なお、ケーブル部材Fの把持工程において、第1のハンド部101は、ケーブル部材Fの所定の把持位置の直上に移動し、クランプ機構CL1を図5Aに示す開放状態に維持する。そして、第1のハンド部101は、ケーブル部材Fに向かって下降し、突出部110の下縁にケーブル部材Fを当接させた後、クランプ機構CL1を図5Cに示す閉止位置へ駆動することで、収容部101c内にケーブル部材Fを収容する。これにより、収容部101cにケーブル部材Fを適切に収容することができる。
また、クランプ機構CL1によるケーブル部材Fの把持力は、ケーブル部材Fに所定以上の張力が加わったときにクランプ機構CL1がケーブル部材Fに対してスライド移動することが可能な適宜の強さとすることができる。これにより、ケーブル部材Fに加わる応力を低減することができる。クランプ機構CL1の把持力は、力覚センサ15の出力に基づいて制御することができる。
以下、特に説明する場合を除き、ハンド部101,102の移動等の制御は、位置決定部31および駆動信号生成部33の出力に基づいて実行されるものとしてその詳細な説明は省略する。また、特に説明する場合を除き、第1のハンド部101をクランプ機構CL1のという意味で用いるものとし、同様に、第2のハンド部201をクランプ機構CL2という意味で用いるものとする。
続いて、第1のハンド部101によってケーブル部材Fが支持体Wd1、Wd2へ順に支持される(ステップ102)。
この処理では、まず、コントローラ3は、クランプ機構CL1によるケーブル部材Fの把持位置が、支持体Wd1への支持領域となるように調整する。これにより、回路ユニットWcから支持体Wd1までの適切なケーブル長(S01)が確保される。
この調整工程は、例えば、ハンド部101がクランプ機構CL1を介してケーブル部材Fの把持位置を所定の張力で引っ張り、当該把持位置と回路ユニットWcの接続端部からの距離が所定の大きさであるかどうかを確認する。そして、上記距離が所定の大きさにない場合は、把持力を弱めてクランプ機構CL1をケーブル部材Fに対してスライド移動させて、上記距離が所定の大きさとなる位置で把持し直す。
続いて、コントローラ3は、図10に示すように、第1のハンド部101を支持体Wd1に移動させることで、ケーブル部材Fの把持領域の近傍を支持体Wd1に支持させる。同図に示すように、第1のハンド部101は、クランプ機構CL1と昇降部材171との間に対象とする支持体Wdを挟む位置に下降して、ケーブル部材Fを支持体Wdの支持部Wdsに係合させる。その後、昇降部材171を降下させて、直下の支持部材Fをベース基板Waの上面に所定圧力で押し付ける。これにより、支持部Wdsへケーブル部材Fを適切な姿勢で係合させることが可能となる。
支持体Wd1へのケーブル部材Fの係合操作の後、第1のハンド部101は所定距離上昇し、クランプ機構CL1の把持力を弱めてケーブル部材Fを収容部101c内へ収容した状態で支持体Wd2の方向へ移動する。これによりクランプ機構CL1は、ケーブル部材Fを支持しつつケーブル部材Fに対してスライド移動し、支持体Wd2での支持領域に把持位置を変更し、上述と同様な手順で、支持体Wd2へケーブル部材Fを支持させる。このときのクランプ機構CL1のスライド長は、支持体Wd1と支持体Wd2との間の距離に相当するケーブル長(S12)に設定される。
一方、コントローラ3は、図11に示すように第2のハンド部201により支持体Wd近傍のケーブル部材Fの直上に移動させ、そのクランプ機構CL2の先端でケーブル部材Fを所定圧力でベース基板Wa上に押し付けて保持する。これにより、第1のハンド部101の移動に伴うケーブル部材Fの弛みや支持体Wd1からの脱落が防止される。上記所定圧力は、第2のハンド部201の力覚センサ25の出力に基づき制御可能である。
続いて、支持体Wd2へのケーブル部材Fの支持が完了した後、ケーブル部材Fに対して第1のハンド部101が所定距離スライドする(ステップ103,104)。
この工程では、図12Aに示すように、第2のハンド部201で支持体Wd2に支持されたケーブル部材Fが保持される。この状態で、第1のハンド部101は、支持体Wd2へケーブル部材Fを支持させる際に把持していた領域(第1の領域)からケーブル部材Fの端子部Faに向かって第1の線長Sだけ離間した領域(第2の領域)へケーブル部材Fに対してスライド移動した後、当該領域(第2の領域)を把持する。
第1の線長Sは、支持体Wd2と支持体Wd3との間の適正なケーブル余長(S23)よりも大きい長さ(S230)に設定される。つまり、この工程は、支持体Wd3から支持体Wd4までのケーブル長(S34)と、支持体Wd4から接続部Wfまでのケーブル長(S45)とがそれぞれ所定の範囲となるように、支持体Wd2と支持体Wd3との間にケーブル部材Fの余長領域を形成する。
続いて、第1のハンド部101によってケーブル部材Fが支持体Wd3に支持される(ステップ105)。
この工程では、コントローラ3は、第1のハンド部101を支持体Wd3に移動させることで、上記第2の領域を支持体Wd3に支持させる。これにより、支持体Wd2と支持体Wd3との間に、ケーブル部材Fの余長領域が形成される(図12B参照)。
次に、第1のハンド部101によりケーブル部材Fが支持体Wd3から所定距離繰り出される(ステップ106)。
この工程では、図12Cに示すように、第2のハンド部201でケーブル部材Fの支持体Wd3での支持領域(第2の領域)又はその近傍位置を保持した状態で、第1のハンド部101を当該領域(第2の領域)からケーブル部材Fの端子部Faとの当接位置までケーブル部材に対してスライド移動させる。次いで、第2のハンド部201によるケーブル部材Fの保持力を弱め、第1のハンド部101を端子部Faと共に支持体Wd3から離間する方向(図12CではY軸方向左方)に移動させる。そして、ケーブル部材F(第2の領域)を第2のハンド部201に対してスライド移動させながら、支持体Wd3から第2の線長だけ繰り出す。
上記第2の線長は、支持体Wd2と支持体Wd3との間のケーブル部材Fの余長分の一部に相当し、具体的には、線長(S230)と線長(S23)との差分に相当する長さである。これにより、支持体Wd3から接続部Wfまでの適正なケーブル長(S34とS45の和に相当する長さ)が確保される。
続いて、第1のハンド部101によってケーブル部材Fが支持体Wd4に支持される(ステップ107)。そして、第1のハンド部101を接続部Wfに移動させることで、ケーブル部材Fの端子部Faを接続部Wfに接続する。本実施形態では、端子部Faを接続部Wfに接続する前に、端子部Faを適正な姿勢に変換する工程が実施され、その後、端子部Faが接続部Wfに接続される(ステップ108,109)。
端子部Faの姿勢変換工程では、図13Aに示すように、第1のハンド部101で端子部Fa近傍のケーブル接続部Fb(図3B参照)が把持された状態で、第2のロボット200のカメラ26で端子部Faの姿勢情報を含む画像が取得される。そして、上記姿勢情報に基づいて、第1のハンド部101による端子部Faの把持位置が変更される。
第1のハンド部101による端子部Faの把持位置の変更に際しては、まず、カメラ26により取得された端子部Faの画像から端子部Faの小径部Fa2が下向きであり、かつ、その接続面が水平となる適正姿勢からの角度誤差分をコントローラ3において算出する。そして、第2のハンド部201のクランプ機構CL2が第1のハンド部101(クランプ機構CL1)に代わって端子部Faを把持した後、第1のハンド部101が上記角度誤差分に相当する角度回転してケーブル接続部Fbを把持し直す。これにより図13Bに示すように、第1のハンド部101により端子部Faが適正姿勢で把持される。
その後、第1のハンド部101が接続部Wfの直上位置に移動し、端子部Faを下降させて接続部Wfに所定圧力で接続する。これにより、ロボット装置1による複数の支持体Wd間におけるケーブル部材Fの引き回し作業および接続部Wfへの端子部Faの接続作業が完了する。
以上のように本実施形態によれば、ケーブル部材Fの各領域を所定の保持位置に的確に導くことができるため、ケーブル部材Fの長さのバラツキによる意図しない領域での弛みの発生を抑えることができる。
また本実施形態によれば、組立ロボット100および補助ロボット200が力覚センサ15、25を備えているため、ケーブル部材Fに対する適切な把持力や繰り出し長の調整が可能となり、接続部Wfに対する端子部Faの適正な押し込み圧力を実現できる。
さらに本実施形態によれば、組立ロボット100および補助ロボット200の協調作業によって、柔軟性を有するケーブル部材Fを所望とする余長領域を作りつつ、所定の経路で引き回しながら機器へ接続することができる。
<変形例>
例えば以上の実施形態では、ケーブル部材Fの余長領域支持体Wd2と支持体Wd3との間に設けたが、これに限られず、余長領域は他の区間に設定されてもよい。また、ケーブル部材Fの引き回し経路や支持体Wdの構造も上述の例に限られず、ワークWの種類等に応じて適宜変更することが可能である。
また、以上の実施形態では、補助ロボット200は、クランプ機構CL2の先端をケーブル部材Fに押し付けることで所定の保持作用を行うようにしたが、クランプ機構CL2でケーブル部材Fをクランプすることで所定の保持作用を行うようにしてもよい。
さらに、以上の実施形態では、ケーブル部材Fの引き回しを組立ロボット100と補助ロボット200との協調制御で実現したが、これに限られず、支持体の構造や引き回し経路によっては、組立ロボット100単独で行ってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1) 第1の多関節アームと、前記第1の多関節アームに取り付けられ、柔軟性の線状部材を支持することが可能な第1のハンド部と、前記第1の多関節アームと前記第1のハンド部との間に配置され前記第1のハンド部に作用する外力を検出することが可能な力覚センサと、を有する第1のロボットと、
第2の多関節アームと、前記第2の多関節アームに取り付けられ、前記線状部材を保持することが可能な第2のハンド部と、を有する第2のロボットと、
前記第2のハンド部による前記線状部材の保持位置を決定する位置決定部と、前記力覚センサの出力に基づいて、前記第2のハンド部に保持された前記線状部材に対する前記第1のハンド部のスライド距離を算出する距離算出部と、を有する制御部と
を具備するロボット装置。
(2)上記(1)に記載のロボット装置であって、
前記距離算出部は、前記力覚センサの出力に基づいて、前記第1のハンド部に把持された前記線状部材の前記第2のハンド部に対する相対移動距離をさらに算出する
ロボット装置。
(3)上記(1)又は(2)に記載のロボット装置であって、
前記第1のハンド部は、
前記線状部材を一軸方向に把持することが可能なクランプ機構と、
前記クランプ機構に対して相対移動可能に構成され、前記クランプ機構に把持された前記線状部材を前記一軸方向と直交する他の軸方向に押圧可能な昇降部材と、を有する
ロボット装置。
(4)上記(3)に記載のロボット装置であって、
前記クランプ機構は、
第1のクランプ爪と、
前記第1のクランプ爪に対して前記一軸方向に相対移動可能な第2のクランプ爪と、
前記第1のクランプ爪に設けられ、前記第2のクランプ爪に向かって延びる突出部と、
前記突出部と前記第1及び第2のクランプ爪の先端部との間に設けられ前記線状部材をスライド自在に支持することが可能な収容部と、を有する
ロボット装置。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載のロボット装置であって、
前記第2のロボットは、前記第1のハンド部で支持された前記線状部材の先端部を撮影するカメラをさらに有し、
前記制御部は、前記カメラで取得した画像情報に基づいて前記ハンド部に対する前記先端部の姿勢を判定する姿勢判定部をさらに有する
ロボット装置。
(6) 接続部を有するベース基板と、前記接続部に接続される端子部を先端に有し前記ベース基板上に立設された第1及び第2の支持体の間に架け渡される柔軟性の線状部材とを含む電子機器の製造方法であって、
第1のロボットの第1のハンド部で前記線状部材を把持し、
第1のハンド部を第1の支持体に移動させることで、前記線状部材の第1の領域を前記第1の支持体に支持させ、
第2のロボットの第2のハンド部で前記線状部材を保持し、
前記第1のハンド部を、前記第1の領域から前記端子部に向かって第1の線長だけ離間した第2の領域へ前記線状部材に対してスライド移動させた後、前記第1のハンド部で前記第2の領域を把持し、
前記第1のハンド部を第2の支持体に移動させることで、前記第2の領域を前記第2の支持体に支持させる
電子機器の製造方法。
(7)上記(6)に記載の電子機器の製造方法であって、さらに、
前記第1のハンド部を前記第2の領域から前記端子部との当接位置まで前記線状部材に対してスライド移動させ、
前記第1のハンド部を前記端子部と共に前記第2の支持体から離間する方向へ移動させることで、前記第2の領域を前記第2の支持体から第2の線長だけ繰り出し、
前記第1のハンド部を前記接続部に移動させることで、前記端子部を前記接続部に接続する
電子機器の製造方法。
(8)上記(7)に記載の電子機器の製造方法であって、さらに、
前記端子部を前記接続部に接続する前に、前記第2のロボットのカメラで前記端子部の姿勢情報を含む画像を取得し、
前記姿勢情報に基づいて、前記第1のハンド部による前記端子部の把持位置を変更する
電子機器の製造方法。
(9)上記(6)〜(8)のいずれか1つに記載の電子機器の製造方法であって、
前記線状部材は、アンテナケーブル又は配線ケーブルである
電子機器の製造方法。
1…ロボット装置
3…コントローラ
11…第1のクランプ爪
12…第2のクランプ爪
15,25…力覚センサ
16、26…カメラ
31…位置決定部
32…距離算出部
100…組立ロボット
101…第1のハンド
101c…収容部
102…第1の多関節アーム
110…突出部
171…昇降部材
200…補助ロボット
201…第2のハンド
202…第2の多関節アーム
CL1,CL2…クランプ機構
F…ケーブル部材
Fa…端子部
W…ワーク
Wf…接続部

Claims (9)

  1. 第1の多関節アームと、前記第1の多関節アームに取り付けられ、柔軟性の線状部材を支持することが可能な第1のハンド部と、前記第1の多関節アームと前記第1のハンド部との間に配置され前記第1のハンド部に作用する外力を検出することが可能な力覚センサと、を有する第1のロボットと、
    第2の多関節アームと、前記第2の多関節アームに取り付けられ、前記線状部材を保持することが可能な第2のハンド部と、を有する第2のロボットと、
    前記第2のハンド部による前記線状部材の保持位置を決定する位置決定部と、前記力覚センサの出力に基づいて、前記第2のハンド部に保持された前記線状部材に対する前記第1のハンド部のスライド距離を算出する距離算出部と、を有する制御部と
    を具備するロボット装置。
  2. 請求項1に記載のロボット装置であって、
    前記距離算出部は、前記力覚センサの出力に基づいて、前記第1のハンド部に把持された前記線状部材の前記第2のハンド部に対する相対移動距離をさらに算出する
    ロボット装置。
  3. 請求項1に記載のロボット装置であって、
    前記第1のハンド部は、
    前記線状部材を一軸方向に把持することが可能なクランプ機構と、
    前記クランプ機構に対して相対移動可能に構成され、前記クランプ機構に把持された前記線状部材を前記一軸方向と直交する他の軸方向に押圧可能な昇降部材と、を有する
    ロボット装置。
  4. 請求項3に記載のロボット装置であって、
    前記クランプ機構は、
    第1のクランプ爪と、
    前記第1のクランプ爪に対して前記一軸方向に相対移動可能な第2のクランプ爪と、
    前記第1のクランプ爪に設けられ、前記第2のクランプ爪に向かって延びる突出部と、
    前記突出部と前記第1及び第2のクランプ爪の先端部との間に設けられ前記線状部材をスライド自在に支持することが可能な収容部と、を有する
    ロボット装置。
  5. 請求項1に記載のロボット装置であって、
    前記第2のロボットは、前記第1のハンド部で支持された前記線状部材の先端部を撮影するカメラをさらに有し、
    前記制御部は、前記カメラで取得した画像情報に基づいて前記第1のハンド部に対する前記先端部の姿勢を判定する姿勢判定部をさらに有する
    ロボット装置。
  6. 接続部を有するベース基板と、前記接続部に接続される端子部を先端に有し前記ベース基板上に立設された第1及び第2の支持体の間に架け渡される柔軟性の線状部材とを含む電子機器の製造方法であって、
    第1のロボットの第1のハンド部で前記線状部材を把持し、
    第1のハンド部を第1の支持体に移動させることで、前記線状部材の第1の領域を前記第1の支持体に支持させ、
    第2のロボットの第2のハンド部で前記線状部材を保持し、
    前記第1のハンド部を、前記第1の領域から前記端子部に向かって第1の線長だけ離間した第2の領域へ前記線状部材に対してスライド移動させた後、前記第1のハンド部で前記第2の領域を把持し、
    前記第1のハンド部を第2の支持体に移動させることで、前記第2の領域を前記第2の支持体に支持させる
    電子機器の製造方法。
  7. 請求項6に記載の電子機器の製造方法であって、さらに、
    前記第1のハンド部を前記第2の領域から前記端子部との当接位置まで前記線状部材に対してスライド移動させ、
    前記第1のハンド部を前記端子部と共に前記第2の支持体から離間する方向へ移動させることで、前記第2の領域を前記第2の支持体から第2の線長だけ繰り出し、
    前記第1のハンド部を前記接続部に移動させることで、前記端子部を前記接続部に接続する
    電子機器の製造方法。
  8. 請求項7に記載の電子機器の製造方法であって、さらに、
    前記端子部を前記接続部に接続する前に、前記第2のロボットのカメラで前記端子部の姿勢情報を含む画像を取得し、
    前記姿勢情報に基づいて、前記第1のハンド部による前記端子部の把持位置を変更する
    電子機器の製造方法。
  9. 請求項6に記載の電子機器の製造方法であって、
    前記線状部材は、アンテナケーブル又は配線ケーブルである
    電子機器の製造方法。
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