JPWO2009028364A1 - ダイシング装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態の形態のダイシング装置(1)は、Xテーブル(16、18)の真下にオイルパン(20)を配置することにより、オイルパン(20)の容積を十分に確保し、排水性を向上させている。また、Xテーブル(16、18)をX方向に移動自在に案内するガイドレール(22、36)と、ボールねじ(24、38)とをオイルパン(20)の側面に沿って配置し、ガイドレール(22、36)と、ボールねじ(24、38)とを覆うそれぞれ一対の蛇腹(34、46)も同様にオイルパン(20)の側面に沿って鉛直方向に配置した。蛇腹(34、46)に付着した端材は自重により蛇腹(34、46)に沿って流下し、十分な容積を有するオイルパン(20)に落下して排出される。したがって、蛇腹(34、46)には、端材が堆積しないので、端材の堆積に起因する蛇腹(34、46)の破損を防止できる。

Description

本発明はダイシング装置に関し、特に半導体や電子部品材料等のワークに溝加工や切断加工を行うダイシング装置に関する。
半導体や電子部品材料等のワークに溝加工や切断加工(以下、加工と称する)を行うダイシング装置においては、高速で回転するブレードと称する薄型砥石で研削水をかけながらワークを加工する。
図5に示す従来のダイシング装置100は、特開2003−197560号公報(特許文献1)において従来の技術を説明するために開示されたものである。同図に示すように、研削水ノズル101から薄型砥石(ブレード)102に向けて研削水が供給され、ワークWの加工ポイントで加工に寄与した研削水は、その後ワークテーブル103を囲うように配置された溝状のオイルパン104に流れ込む。オイルパン104に流れ込んだ研削水は、オイルパン104の四隅の内の一つの隅に形成された排水口105から排水ダクト106を経由して工場ラインの排水溝に排水される。
図6は、ダイシング装置100のワークテーブル103まわりの断面図である。図5、図6に示すように、このダイシング装置100は、マシンベース107上に設けられたX軸ガイドレール108、108と、これらのX軸ガイドレール108、108に係合するスライダ109、109と、ボールねじ110と、ボールナット111とによってX方向に研削送りされるXテーブル112とを有している。このXテーブル112にはθテーブル113が載置され、θテーブル113にはワークWを吸着保持するワークテーブル103が取り付けられている。また、ワークテーブル103を囲うようにして、オイルパン104がその脚板104A、104Aを介してマシンベース107のブラケット114、114にネジ止めされている。このオイルパン104には蛇腹支持板115、115が設けられており、蛇腹支持板115、115上には、X軸ガイドレール108、108等のガイド機構やボールねじ110等の駆動機構を覆うようにして一対の蛇腹116、116が載っている。
図7は、オイルパン104と一対の蛇腹116、116の形状を示した組立斜視図である。このオイルパン104には、底板117と、底板117の中央部の開口部118を囲む内側フェンス119と、外側フェンス120とが形成されている。また、底板117の一隅には排水口105が形成され、排水口105に排水ダクト121が溶接されている。オイルパン104の開口部118の上方にはテーブルカバー122を挟んで蛇腹116、116が両側に設けられている。加工にあたってワークWに供給された研削水や先浄水は、蛇腹116、116の溝を伝わってオイルパン104に流れ落ち、排水口105から排水ダクト121に排水される。
特開2003−197560号公報
従来のダイシング装置100は、Xテーブル112のガイド機構と駆動機構とがXテーブル112の下方に配置され、Xテーブル112上にθテーブル113が載置される構造であるため、オイルパン104の底板117には開口部118が必要であった。そして、この開口部118から研削水や先浄水が入り込まないように、開口部118をテーブルカバー122及び蛇腹116、116で覆う構造であった。
このため、従来のダイシング装置のオイルパン104は、実質的に底板117の中央部の開口部118を囲む溝状のものであり、その容積が小さいため排水効率が悪く、ワークの加工の際に生じた端材が堆積するという問題があった。
また、従来のダイシング装置100は、蛇腹116、116が水平に配置されているため、前述した端材が蛇腹116、116の溝に堆積し易く、堆積した端材と蛇腹の伸縮動作とによって蛇腹が破損するという欠点もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、排水効率が向上するとともに、端材に起因する蛇腹の破損を防止することができるダイシング装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の第1態様に係るダイシング装置は、ワークを載置したワークテーブルをX方向に研削送りするXテーブルと、前記ワークテーブルをθ方向に回転させるθ回転軸と、先端に回転刃が取付けられ、X方向に直交するY方向のインデックス送りがなされるスピンドルとを備え、前記回転刃でワークの溝加工や切断加工を行うダイシング装置であって、前記Xテーブルの下方には、研削水や洗浄水の廃水を受けるオイルパンが配置され、前記オイルパンの側面には該側面に沿って、前記XテーブルをX方向に移動自在に案内するガイド機構と前記XテーブルをX方向に移動させる駆動機構とが配置され、前記θ回転軸は、前記ワークテーブルが水平面上でθ方向に回転するように前記Xテーブルに固定され、前記オイルパン側にその一端部が固定されるとともに前記Xテーブル側にその他端部が固定され、Xテーブルの移動に伴い伸縮動作されて前記ガイド機構及び駆動機構を覆う一対の蛇腹部材が前記オイルパンの側面に配置されている。
第1態様に係るダイシング装置では、Xテーブルの下方(真下)にオイルパンを配置することにより、オイルパンの容積を十分に確保し、排水性を向上させている。また、第1態様に係るダイシング装置では、XテーブルをX方向に移動自在に案内するガイド機構とXテーブルをX方向に移動させる駆動機構とをオイルパンの側面に沿って配置することにより、ガイド機構と駆動機構とによってXテーブルを片持ち支持し、かつ、ガイド機構及び駆動機構を覆う一対の蛇腹部材も同様にオイルパンの側面に沿って鉛直方向に配置している。そのため、蛇腹部材に付着した端材は自重により蛇腹部材に沿って流下し、十分な容積を有するオイルパンに落下して排出される。したがって、蛇腹部材には、端材が堆積しないので、端材の堆積に起因する蛇腹部材の破損を防止することができる。また、第1態様に係るダイシング装置では、蛇腹部材を鉛直方向(縦型)に配置し、蛇腹部材の上下縁部を、オイルパンに対して上下方向に接触させて摺動させる構造とする。そのため、その摺動部にミストの堆積による水溜まりはできるもののミストが蛇腹部材の内側に浸入するのを防止できる。ひいては、ミスト浸入に起因するガイド機構と駆動機構の不具合を防止することができる。
また、本発明の第2態様に係るダイシング装置は、ワークを載置した第1のワークテーブルをX方向に研削送りする第1のXテーブルと、ワークを載置した第2のワークテーブルをX方向に研削送りする第2のXテーブルと、前記第1のワークテーブルをθ方向に回転させる第1のθ回転軸と、前記第2のワークテーブルをθ方向に回転させる第2のθ回転軸と、先端に回転刃が各々取付けられ、X方向に直交するY方向のインデックス送りがなされる第1のスピンドル、及び第2のスピンドルとを有し、前記各々回転刃でワークの溝加工や切断加工を行うダイシング装置であって、前記第1のXテーブル、及び第2のXテーブルの下方には、研削水や洗浄水の廃水を受けるオイルパンが配置され、前記オイルパンの一方の側面には該一方の側面に沿って、前記第1のXテーブルをX方向に移動自在に案内する第1のガイド機構と前記第1のXテーブルをX方向に移動させる第1の駆動機構とが配置され、前記第1のθ回転軸は、前記第1のワークテーブルが水平面上でθ方向に回転するように前記第1のXテーブルに固定され、前記オイルパン側にその一端部が固定されるとともに前記第1のXテーブル側にその他端部が固定され、第1のXテーブルの移動に伴い伸縮動作されて前記第1のガイド機構及び第1の駆動機構を覆う第1の一対の蛇腹部材が前記オイルパンの一方の側面に配置され、前記オイルパンの他方の側面には該他方の側面に沿って、前記第2のXテーブルをX方向に移動自在に案内する第2のガイド機構と前記第2のXテーブルをX方向に移動させる第2の駆動機構とが配置され、前記第2のθ回転軸は、前記第2のワークテーブルが水平面上でθ方向に回転するように前記第2のXテーブルに固定され、前記オイルパン側にその一端部が固定されるとともに前記第2のXテーブル側にその他端部が固定され、第2のXテーブルの移動に伴い伸縮動作されて前記第2のガイド機構及び第2の駆動機構を覆う第2の一対の蛇腹部材が前記オイルパンの他方の側面に配置されている。
第2態様に係るダイシング装置では、Xテーブルを2台備えたツインテーブル仕様のダイシング装置を対象としており、その基本的なオイルパン構造、及びガイド機構、駆動機構、蛇腹部材の構造は第1態様に係るダイシング装置と同様である。よって、このツインテーブル仕様のダイシング装置によっても、排水効率が向上するとともに、端材に起因する蛇腹の破損を防止でき、さらに、ミスト浸入に起因するガイド機構と駆動機構の不具合を防止することができる。
本発明に態様に係るダイシング装置によれば、Xテーブルの下方にオイルパンを配置したので、オイルパンの容積を十分に確保でき、排水性を向上させることができる。また、ガイド機構及び駆動機構をオイルパンの側面に沿って配置し、かつ、ガイド機構及び駆動機構を覆う一対の蛇腹部材も同様にオイルパンの側面に沿って鉛直方向に配置したため、端材の堆積に起因する蛇腹部材の破損を防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るダイシング装置の外観を示す斜視図であり; 図2は、図1に示したダイシング装置の加工部の構造を示した斜視図であり; 図3は、図2に示した加工部の要部構造を示した断面図であり; 図4は、図2に示した加工部の平面図であり; 図5は、従来のダイシング装置の加工部の側断面図であり; 図6は、図5に示した加工部の正面断面図であり; 図7は、図5に示した加工部のオイルパンの組立斜視図である。
符号の説明
1…ダイシング装置
5…顕微鏡
9…回転ブレード
10…スピンドル
12、14…ワークテーブル
16、18…Xテーブル
20…オイルパン
22…ガイドレール
24…ボールねじ
26…サーボモータ
28…ボールナット
30…スライダ
32…θテーブル
34…蛇腹
36…ガイドレール
38…ボールねじ
40…サーボモータ
44…θテーブル
46…蛇腹
48…ガイドベース
50…スピンドルYガイド
52…スピンドルYテーブル
54…スピンドルZテーブル
56…ホルダ
58、60…顕微鏡駆動装置
62…顕微鏡Yガイド
64…顕微鏡Yテーブル
66…顕微鏡Zテーブル
以下、添付図面に従って本発明に係るダイシング装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1に示した実施の形態に係るダイシング装置1は、複数のワークが収納されたカセットを外部装置との間で受け渡すロードポート2、吸着部3を有しワークを装置各部に搬送する搬送装置4、ワークの上面を観察する一対の顕微鏡5、5、加工部6、加工後のワークを洗浄し乾燥させるスピンナ7、及び装置各部の動作を制御するコントローラ8等を備える。加工部6は、2本対向して配置され、回転ブレード9が取り付けられた高周波モータ内蔵型のエアーベアリング式スピンドル(若しくはメカスピンドル)10、10を備える。これらのスピンドル10、10は30,000rpm〜60,000rpmで高速回転されるとともに、互いに独立して図のY方向のインデックス送りとZ方向の切込み送りとがなされる。回転ブレード9は手前側と下方が開口した図示しないフランジカバーで囲われ、フランジカバーに設けられた研削ノズルから研削水が加工ポイントに向けて供給される。また、フランジカバーは、不図示の洗浄ノズルを備え、この洗浄ノズルから加工ポイントに向けて洗浄水が供給される。回転ブレード9は薄い円盤状の砥石であり、ダイヤモンド砥粒やCBN砥粒をニッケルで電着した電着ブレード、又は樹脂で結合したレジンブレードが用いられる。更に、加工部6は、ワークを吸着載置する2台の同形状のワークテーブル12、14を備え、これらは後述する図2のXテーブル16、18の移動によって図1のX方向に研削送りされる。
図2は、ダイシング装置1の加工部6の主要部を示した斜視図である。
同図に示すように加工部6のワークテーブル12、14の下方には、2台のワークテーブル12、14を十分に囲むように箱状のオイルパン20が水平に配置されている。このオイルパン20の左側面には、2本で一対のガイドレール(ガイド機構)22、22が図の矢印X方向に沿って配設されており、これらのガイドレール22、22の間には、駆動機構を構成するボールねじ24がガイドレール22、22と平行に、かつオイルパン20の左側面に沿って配設されている。
また、このボールねじ24を回転駆動するサーボモータ26がボールねじ24の端部側に配置されている。更に、ガイドレール22、22で案内され、サーボモータ26によるボールねじ24の回転でX方向に駆動されるXテーブル16が縦方向に配置されている。Xテーブル16には、図3に示すようにボールねじ24と螺合するボールナット28と、ガイドレール22、22に摺動自在に係合するスライダ30、30とが設けられるとともにZ方向(図1参照)を軸にθ回転するθテーブル(θ回転軸)32が搭載され、このθテーブル32にワークテーブル12が取り付けられている。θテーブル32の回転軸は、ワークテーブル12が水平面上でθ方向に回転するようにXテーブル16に固定されている。
更にまた、Xテーブル16のX方向の移動に伴い伸縮動作されてガイドレール22、22、及びボールねじ24を覆う一対の蛇腹(蛇腹部材)34、34がオイルパン20の左側面に配置されている。一方の蛇腹34は、一端がオイルパン20の奥行き方向手前側に固定され、他端がXテーブル16の奥行き方向手前側縁部に固定されている。また、他方の蛇腹34は、一端がオイルパン20の奥行き方向手奥側に固定され、他端がXテーブル16の奥行き方向奥側縁部に固定されている。なお、図2では、他方の蛇腹34を省略している。また、Xテーブル16に対する一対の蛇腹34、34の配置関係、取付構造は図5に示した従来のものと基本的に同一である。
一方で、図2の如くオイルパン20の右側面にも同様に、2本で一対のガイドレール(ガイド機構)36、36が図1の矢印X方向に沿って配設され、これらのガイドレール36、36の間にも、駆動機構を構成するボールねじ38がガイドレール36、36と平行に、かつオイルパン20の右側面に沿って配設されている。
また、このボールねじ38を回転駆動するサーボモータ40がボールねじ38の端部側に配置されている。更に、ガイドレール36、36で案内され、サーボモータ40によるボールねじ38の回転でX方向に駆動されるXテーブル18が配置されている。Xテーブル18には、ボールねじ38と螺合するボールナット(不図示)と、ガイドレール36、36に摺動自在に係合するスライダ(不図示)とが設けられるとともにZ方向(図1参照)を軸にθ回転するθテーブル(θ回転軸)44が搭載され、このθテーブル44にワークテーブル14が取り付けられている。θテーブル44の回転軸は、ワークテーブル14が水平面上でθ方向に回転するようにXテーブル18に固定されている。
更にまた、Xテーブル18のX方向の移動に伴い伸縮動作されてガイドレール36、36、及びボールねじ38を覆う一対の蛇腹(蛇腹部材)46、46がオイルパン20の右側面に配置されている。一方の蛇腹46は、一端がオイルパン20の奥行き方向手前側に固定され、他端がXテーブル18の奥行き方向手前側縁部に固定されている。また、他方の蛇腹46は、一端がオイルパン20の奥行き方向手奥側に固定され、他端がXテーブル18の奥行き方向奥側縁部に固定されている。なお、図2では、他方の蛇腹46を省略している。また、Xテーブル18に対する一対の蛇腹46、46の配置関係、取付構造は図5に示した従来のものと基本的に同一である。
また、図4に示すように、加工部6には門型形状のガイドベース48が立設されている。ガイドベース48の図4中左側面には、図の矢印Y方向に向けて水平にスピンドルYガイド50が取り付けられ、さらに、そのスピンドルYガイド50にガイドされ、図示しない駆動機構によってY方向にインデックス送りされるスピンドルYテーブル52、52が2台設けられている。各々のスピンドルYテーブル52には、図示しないガイドレールと駆動機構によって図1の矢印Z方向に切込み送りされるスピンドルZテーブル54が設けられる。各々のスピンドルZテーブル54には、ホルダ56を介してスピンドル10が取り付けられている。2本のスピンドル10、10は互いに対向するように配置され、各々のスピンドル10には先端に回転ブレード9が取り付けられている。このような機構により、2枚の回転ブレード9、9は各々独立してZ方向の切込み送りとY方向のインデックス送りとがされる。また、スピンドルYテーブル16、18、及びスピンドルZテーブル54の駆動機構としては、リニアモータが用いられてもよいし、サーボモータとリードスクリューが用いられてもよい。
ガイドベース48の図4中右側面には、2台の顕微鏡駆動装置58、60が設けられている。これらの顕微鏡駆動装置58、60は、ガイドベース48の右側面に取り付けられ、図の矢印Y方向に向けて水平に配置された顕微鏡Yガイド62、顕微鏡Yガイド62にガイドされ、図示しない駆動機構によってY方向に移動される顕微鏡Yテーブル64、及び顕微鏡Yテーブル64に設けられた図示しないガイドレールと駆動機構によって図の矢印Z方向に送られる顕微鏡Zテーブル66を備える。顕微鏡Zテーブル66には、ワークWの上面を観察する顕微鏡5が取り付けられている。
このように構成された顕微鏡駆動装置58、60により、顕微鏡5、5は図のY方向とZ方向とに送られる。なお、顕微鏡Yガイド62、及び顕微鏡Zテーブル66の駆動機構も、リニアモータあるいは、サーボモータとリードスクリュー等の既知の駆動装置が用いられる。顕微鏡5には図示しないCCDカメラが組み込まれており、そのCCDカメラで撮像したワークWの画像を図1のコントローラ8内に設けられた画像処理装置でパターンパッチング処理をして、ワークWのアライメントが行われる。これら各部の駆動装置の制御、アライメント動作の制御、加工部6の制御、搬送装置4の制御等は全てコントローラ8によって行われる。
次に、このように構成されたダイシング装置1の作用について説明する。
まず、ワークが収納されたカセットが、外部搬送装置によってダイシング装置1のロードポート2に受け渡される。このカセットには、ダイシングテープを介してフレームに貼着されたワークWが複数枚収納されている。次に、ワークWはダイシング装置1の搬送装置4によって1枚ずつカセットから引き出され、ワークテーブル12に吸着される。その後、ワークテーブル12が顕微鏡Yガイド62の下方に移動するとともに、顕微鏡5、5が顕微鏡Yテーブル64によってワークの真上に搬送される。ここで顕微鏡Zテーブル66によって顕微鏡5、5の焦点が合わされる。次いで、ワークWの上面に形成されているパターン部分が顕微鏡5、5に組み込まれたCCDカメラで撮像され、既知のパターンマッチング手法を用いてアライメントされる。なお、このワークアライメントされている時に、次のワークWがワークテーブル14に載置される。
アライメントされたワークWは、ワークテーブル12によって加工部6に搬送される。ここでは、2枚の回転ブレード9、9が夫々必要な切り込み送りがされ、ワークテーブル12のX方向研削送りによって2本の加工領域(ストリート)が同時に加工される。次に、回転ブレード9、9がY方向に必要ピッチ分インデックス送りされて次のストリートに位置付けられ、ワークテーブル12のX方向研削送りによってこの2本のラインも加工される。この動作が繰り返されてワークWの1方向の全てのストリートが加工される。1方向の全ラインが加工されると、θテーブル32の回転によりワークは90度回転され、先程のストリートと直行するストリートが加工される。最初のワークWが加工部6で加工されている間に、次のワークWが顕微鏡Yガイド62の下に移動され、顕微鏡5、5が顕微鏡Yテーブル64によってこのワークWの真上に搬送される。ここでも同様にして、顕微鏡Zテーブル66によって顕微鏡5、5の焦点が合わされ、次のワークWの上面に形成されているパターン部分が顕微鏡5、5に組み込まれているCCDカメラで撮像されてアライメントが行われる。最初のワークWの加工が終了すると、アライメントの終了した次のワークWが加工部6に搬入され、同様に加工される。
全加工終了した最初のワークWは、必要により顕微鏡5、5の下で加工溝の形状やチッピング状況が計測されて評価される。加工溝の評価が終了すると、ワークWは搬送装置4によってスピンナ7に搬送され、ここでスピン洗浄とスピン乾燥とが行われる。洗浄及び乾燥が終了したワークWは、再び搬送装置4によって元のカセットに収納される。次のワークWも同様にして、加工、洗浄、及び乾燥されて、元のカセットに収納される。以上のような動作が次々と繰り返されて、カセット内の全部のワークWが加工される。以上が本発明に係るダイシング装置によってワークWを加工するときの流れである。
ところで、実施の形態に係るダイシング装置1は、Xテーブル16、18の下方に、研削水や洗浄水の廃水を受ける十分な容積を有するオイルパン20が配置されている。そして、このオイルパン20の側面には、Xテーブル16、18をX方向に移動自在に案内するそれぞれ一対のガイドレール22、36とXテーブル16、18をX方向に移動させるボールねじ24、38とが配置される。さらに、一対の蛇腹34、46がオイルパン20の両側面に配置される。一対の蛇腹34、46は、それぞれ、その一端部がオイルパン20側に固定され、その他端部がXテーブル16、18側に固定され、Xテーブル16、18の移動に伴い伸縮動作されてガイドレール22、36とボールねじ24、38とを覆う。
すなわち、実施の形態に係るダイシング装置1によれば、Xテーブル16、18の真下にオイルパン20を配置することにより、オイルパン20の容積を十分に確保し、排水性を向上させている。
また、Xテーブル16、18をX方向に移動自在に案内するガイドレール22、36と、ボールねじ24、38とをオイルパン20の側面に沿って配置することにより、ガイドレール22、36とボールねじ24、38とによってXテーブル16、18を片持ち支持し、かつ、ガイドレール22、36とボールねじ24、38とを覆うそれぞれ一対の蛇腹34、46も同様にオイルパン20の側面に沿って鉛直方向に配置した。蛇腹34、46に付着した端材は自重により蛇腹34、46に沿って流下し、十分な容積を有するオイルパン20に落下して排出される。これにより、蛇腹34、46には、端材が堆積しないので、端材の堆積に起因する蛇腹34、46の破損を防止することができる。
また、蛇腹34、46を鉛直方向(縦型)に配置し、蛇腹34、46の上下縁部を、オイルパン20に対して上下方向に接触させて摺動させる構造とすることにより、その摺動部にミストの堆積による水溜まりはできるものの、ミストが蛇腹34、46の内側に浸入することを防止できるので、ミスト浸入に起因するガイドレール22、36とボールねじ24、38の不具合を防止することができる。
なお、本実施の形態ではワークテーブル12、14を2台設けたが、これに限らず、1台であってもよい。この場合には、オイルパン20の一方側の側面にガイド機構、駆動機構、蛇腹部材を設ければよい。
本発明の実施形態について説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更が可能であることはいうまでもない。

Claims (2)

  1. ワークを載置したワークテーブルをX方向に研削送りするXテーブルと、前記ワークテーブルをθ方向に回転させるθ回転軸と、先端に回転刃が取付けられ、X方向に直交するY方向のインデックス送りがなされるスピンドルとを備え、前記回転刃でワークの溝加工や切断加工を行うダイシング装置であって、
    前記Xテーブルの下方には、研削水や洗浄水の廃水を受けるオイルパンが配置され、
    前記オイルパンの側面には該側面に沿って、前記XテーブルをX方向に移動自在に案内するガイド機構と前記XテーブルをX方向に移動させる駆動機構とが配置され、
    前記θ回転軸は、前記ワークテーブルが水平面上でθ方向に回転するように前記Xテーブルに固定され、
    前記オイルパン側にその一端部が固定されるとともに前記Xテーブル側にその他端部が固定され、Xテーブルの移動に伴い伸縮動作されて前記ガイド機構及び駆動機構を覆う一対の蛇腹部材が前記オイルパンの側面に配置されている、ダイシング装置。
  2. ワークを載置した第1のワークテーブルをX方向に研削送りする第1のXテーブルと、ワークを載置した第2のワークテーブルをX方向に研削送りする第2のXテーブルと、前記第1のワークテーブルをθ方向に回転させる第1のθ回転軸と、前記第2のワークテーブルをθ方向に回転させる第2のθ回転軸と、先端に回転刃が各々取付けられ、X方向に直交するY方向のインデックス送りがなされる第1のスピンドル、及び第2のスピンドルとを有し、前記各々回転刃でワークの溝加工や切断加工を行うダイシング装置であって、
    前記第1のXテーブル、及び第2のXテーブルの下方には、研削水や洗浄水の廃水を受けるオイルパンが配置され、
    前記オイルパンの一方の側面には該一方の側面に沿って、前記第1のXテーブルをX方向に移動自在に案内する第1のガイド機構と前記第1のXテーブルをX方向に移動させる第1の駆動機構とが配置され、
    前記第1のθ回転軸は、前記第1のワークテーブルが水平面上でθ方向に回転するように前記第1のXテーブルに固定され、
    前記オイルパン側にその一端部が固定されるとともに前記第1のXテーブル側にその他端部が固定され、第1のXテーブルの移動に伴い伸縮動作されて前記第1のガイド機構及び第1の駆動機構を覆う第1の一対の蛇腹部材が前記オイルパンの一方の側面に配置され、
    前記オイルパンの他方の側面には該他方の側面に沿って、前記第2のXテーブルをX方向に移動自在に案内する第2のガイド機構と前記第2のXテーブルをX方向に移動させる第2の駆動機構とが配置され、
    前記第2のθ回転軸は、前記第2のワークテーブルが水平面上でθ方向に回転するように前記第2のXテーブルに固定され、
    前記オイルパン側にその一端部が固定されるとともに前記第2のXテーブル側にその他端部が固定され、第2のXテーブルの移動に伴い伸縮動作されて前記第2のガイド機構及び第2の駆動機構を覆う第2の一対の蛇腹部材が前記オイルパンの他方の側面に配置されている、ダイシング装置。
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