JPWO2007094074A1 - 信号処理方法、信号処理装置及びアナログ/デジタル変換装置 - Google Patents

信号処理方法、信号処理装置及びアナログ/デジタル変換装置 Download PDF

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Abstract

時間領域信号の時間軸で表されるアナログ信号情報を高速に精度よく処理する。時間領域信号(S1)と時間領域信号(S2)を入力し、1つのアナログ信号情報を表す単位時間(フルスケール時間(TF))内における時間領域信号(S1)のパルス幅(ta1)、(ta2)と時間領域信号(S2)のパルス幅(tb1)、(tb2)との差分を、パルス幅(ta1)、(ta2)がパルス幅(tb1)、(tb2)よりも大きい場合には正の情報、パルス幅(ta1)、(ta2)がパルス幅(tb1)、(tb2)よりも小さい場合には負の情報として信号処理する。

Description

本発明は信号処理方法、信号処理装置及びアナログ/デジタル変換装置に関し、特に時間領域信号を処理する信号処理方法、信号処理装置及び時間領域信号をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換装置に関する。
従来から、PWM(Pulse Width Modulation)のように、パルス信号のような時間領域信号の時間軸で、アナログ信号情報を表現する手法がある(例えば、特許文献1参照。)。
アナログ信号情報を時間領域信号の時間軸で表現する場合、電圧軸で表現する場合と比べて低電圧でアナログ信号処理が可能である。近年、ハードウェアの高速化により、時間分解能を向上できるようになり、この手法が注目されてきている。
アナログ信号情報を時間軸で表現する手法の一つとして、例えば、パルス信号などの時間領域信号におけるパルス幅やパルス間隔をアナログ信号情報として表現する方式がある。
図6は、パルス幅をアナログ信号情報とした例を示す図である。
この例では、1つのアナログ信号情報を表す単位時間(フルスケール時間)TFで0から8の数値を表す場合を示している。このとき、入力されたパルス信号のパルス幅が、例えば図のように、信号処理回路の時間分解能ΔTを5つ含む場合には、“5”を表すことができる。
このような時間領域信号のパルス幅でアナログ信号情報を表すことを利用した信号処理回路の1つに、AD(アナログ/デジタル)変換装置が知られている。
図7は、従来のAD変換装置の一例の回路図である。
ここで示すAD変換装置50は、フリップフロップ回路(以下FFと表記する。)51、52、53、54、55と、バッファ60、61、62、63と、インバータ70と、エンコーダ71を有している。
FF51〜55は、例えば、Dフリップフロップである。バッファ60〜63はそれぞれ2段のインバータで構成されている。
FF51の端子Dには常に‘1’が入力され、端子Cには時間領域信号が入力される。時間領域信号が‘0’から‘1’へ変化するときに、端子Dから‘1’がFF51に取り込まれ保持されるとともに、出力端子Qから出力される。また端子Rにはリセット信号が入力され、リセット信号が‘1’のときFF51の出力端子Qが‘0’にリセットされる。
FF51の出力端子Qからの出力信号は、バッファ60に入力される。バッファ60の入力側のノードn10の状態は、バッファ60の遅延時間分遅れてノードn11に伝わり、バッファ60、61の遅延時間分遅れてノードn12に伝わり、バッファ60、61、62の遅延時間分遅れてノードn13に伝わり、バッファ60〜63の遅延時間分遅れてノードn14に伝わる。各バッファ60〜63の遅延時間が、AD変換装置50の時間分解能を規定している。
FF52〜55の端子Cにはインバータ70を介して反転した時間領域信号が入力される。また、FF52の端子Dはノードn11と接続し、FF53の端子Dはノードn12と接続し、FF54の端子Dはノードn13と接続し、FF55の端子Dはノードn14と接続している。
これにより、時間領域信号の立ち下がりタイミングで、ノードn10〜n14の状態がFF52〜55に取り込まれ、保持される。
なお、FF52〜55の端子Rにはリセット信号が入力される。リセット信号が‘1’のとき、FF52〜55はすべて‘0’にリセットされる。
FF52〜55の出力端子Qからの出力信号P10、P11、P12、P13はエンコーダ71に入力される。エンコーダ71は例えば、クロック信号の立ち上がりに同期してFF52〜55の出力信号P10〜P13を取り込む。
なお、図7では、簡単のため、4つのバッファ60〜63及びノードn10〜n14の状態を記憶するFF52〜55を設けた場合について示しているが、実際にはこれらを任意の数に拡張可能である。
次にAD変換装置50の動作を説明する。
図8は、従来のAD変換装置の動作を示す一例のタイミングチャートである。
ここでは、前述したAD変換装置50における各信号の様子を示している。なお、信号N10〜N14は、図7のノードn10〜n14における信号を示している。また、TFは、フルスケール時間を示し、この時間における時間領域信号のパルス幅がアナログ信号情報を表す。また、TDは、エンコーダ71の信号処理と、各FF51〜55のリセットに必要な時間を示している。
リセット信号が‘1’のときは、FF51〜55が全てリセットされ、信号N10〜N14及び、出力信号P10〜P13は全て‘0’となる。その後リセット信号が‘0’となり、時間領域信号が‘1’になると、その立ち上がりに同期してノードn10の信号N10が‘1’へ変化する(タイミングT20)。
その変化はバッファ60、61、62、63の遅延時間だけ遅れながら、ノードn11〜n14に伝搬し、信号N11、N12、N13、N14が順に‘1’へ変化する。ノードn11〜n14の状態は、時間領域信号が‘0’になる立ち下がりに同期してFF52〜55に取り込まれ出力信号P10〜P13として出力される。このとき、出力信号P10〜P13のうちで‘1’となる信号の個数を数えることで、時間領域信号が立ち上がってから立ち下がるまでに、バッファ60〜63をどこまで‘1’が伝搬したかが離散値としてわかる。これにより、時間領域信号のパルス幅が、バッファ1段分の遅延時間を単位としてデジタル化される。図7の回路の例では、出力信号P10〜P13で0〜4を表現することができる。
最初のフルスケール時間TFにおいて、時間領域信号はタイミングT21で‘0’になる。このとき、信号N11〜N13は‘1’に変化しているが、信号N14は遅延時間の影響で‘0’のままである。このとき3つの出力信号P10〜P12が‘1’となり、出力信号P13が‘0’となる。これにより、時間領域信号のパルス幅は‘3’というデジタル値を示すことになる。
1つめの時間領域信号のフルスケール時間TFが経過すると(タイミングT22)、エンコーダ71は、クロック信号の立ち上がりに同期して出力信号P10〜P13を取り込み、例えば2進コードなどの任意の形式で表現する(タイミングT23)。TDにおいて、リセット信号が‘1’になると(タイミングT24)、FF51〜55が全てリセットされて、信号N10及び出力信号P10〜P13が全て‘0’となる。その後、再び、リセット信号が‘0’となり、時間領域信号が‘1’になると、次のフルスケール時間TFでの信号処理が行われる(タイミングT25)。2つめのフルスケール時間TFにおいて、時間領域信号はタイミングT26で‘0’になる。このとき信号N11、N14が‘1’で、信号N12、N13が‘0’である。よって出力信号P10、P13が‘1’で、出力信号P11、P12が‘0’となり、2つめの時間領域信号のフルスケール時間TFが経過すると(タイミングT27)、出力信号P10〜P13がエンコーダ71に取り込まれる(タイミングT28)。なお、信号P13が‘1’となるのは、信号N14が1つめのフルスケール時間TFにおいて‘1’となった状態で、まだタイミングT24におけるリセットがタイミングT26において伝搬していなかったためであり、時間領域信号の立ち上がりによる‘1’が伝搬したことを示すものではない。この場合の信号処理を適切に行うため、エンコーダ71は出力信号P10〜P13について、タイミングT26においてすでにリセットが伝搬していたことを示す‘0’があるかどうかを、先頭から順に探索して、‘0’が検出された場合には以降の出力信号を全て‘0’に補正する仕組みを備えておくことができる。例えばこの場合、出力信号P11が‘0’であるため、エンコーダ71は出力信号P12、P13を‘0’に補正する。これにより時間領域信号のパルス幅のデジタル値‘1’を表すことができる。
特開平5−167450号公報
従来の時間領域信号の時間軸でアナログ信号情報を表す場合、S/N比はフルスケール時間に比例し、時間分解能に反比例する。しかし、フルスケール時間は、長くすると信号処理速度が減少するため、あまり長くすることができないという問題があった。また、時間分解能はトランジスタをはじめとする素子の動作速度や消費電力などで限界が決まるため、任意に細かく設定することができないという問題があった。
また、信号発生回路から入力した時間領域信号を、例えば図7のようなAD変換装置などの信号処理回路で処理する場合、信号発生側での‘1’と‘0’とを区別する閾値と、信号処理側での閾値との差により、パルス幅のずれが生じる問題もある。
図9は、閾値の差によって生じるパルス幅のずれを示す図である。
‘1’と‘0’との閾値が、信号発生側と信号処理側で異なると、例えば、図のように信号発生側でのパルス幅tw10と、信号処理側でのパルス幅tw11とが異なり、ずれ(オフセット)が生じる。このオフセット分が信号処理の精度を低下させていた。
また、信号処理回路内で、時間領域信号の立ち上がりエッジの処理時間と立ち下がりエッチの処理時間との差(スキュー)により、パルス幅にオフセットが生じる場合もある。
例えば、従来のAD変換装置において、図8のタイミングチャートで示したように時間領域信号の立ち上がりと信号N10の立ち上がりのタイミング、及び時間領域信号の立ち下がりと出力信号P10〜P13の変化のタイミングは、理想的に同時に起こるとしている。しかしながら、実際には時間領域信号が立ち上がってから、実際にFF51が‘1’を出力するまでと、時間領域信号が立ち下がってからインバータ70を経由してノードn11〜n14の状態がFF52〜55に取り込まれるまでにはそれぞれ遅延があり、両者の遅延は必ずしも等しくない。そのため、時間領域信号のパルス幅があたかも遅延の分だけ異なっているかのようにデジタル化されてしまうという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、時間領域信号の時間軸で表されるアナログ信号情報を高速に精度よく処理可能な信号処理方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、時間領域信号の時間軸で表されるアナログ信号情報を高速に精度よく処理可能な信号処理装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、時間領域信号の時間軸で表されるアナログ信号情報を用いて、高速に精度よくAD変換を行うAD変換装置を提供することである。
本発明では上記問題を解決するために、時間領域信号を処理する信号処理方法において、図1に示すように、時間領域信号S1と時間領域信号S2を入力し、1つのアナログ信号情報を表す単位時間(フルスケール時間TF)内における時間領域信号S1のパルス幅ta1、ta2と時間領域信号S2のパルス幅tb1、tb2との差分を、パルス幅ta1、ta2がパルス幅tb1、tb2よりも大きい場合には正の情報、パルス幅ta1、ta2がパルス幅tb1、tb2よりも小さい場合には負の情報として信号処理することを特徴とする信号処理方法が提供される。
上記の方法によれば、時間領域信号S1のパルス幅ta1、ta2と、時間領域信号S2のパルス幅tb1、tb2との差分でフルスケール時間TF内の情報を表すので、時間領域信号S1と時間領域信号S2のそれぞれのオフセット成分が打ち消される。また、差分は正または負の情報となるので、1つのフルスケール時間TF内で、−TFから+TFまでの情報が表されるようになる。
また、時間領域信号を処理する信号処理装置において、第1の時間領域信号と第2の時間領域信号を入力し、1つのアナログ信号情報を表す単位時間内における前記第1の時間領域信号の第1のパルス幅と前記第2の時間領域信号の第2のパルス幅との差分を、前記第1のパルス幅が前記第2のパルス幅よりも大きい場合には正の情報、前記第1のパルス幅が前記第2のパルス幅よりも小さい場合には負の情報として信号処理することを特徴とする信号処理装置が提供される。
上記の構成によれば、第1の時間領域信号の第1のパルス幅と、第2の時間領域信号の第2のパルス幅との差分で単位時間内の情報を表すので、第1の時間領域信号と第2の時間領域信号のそれぞれのオフセット成分が打ち消される。また、差分は正または負の情報となるので、1つの単位時間内で、単位時間の2倍の情報が表されるようになる。
また、時間領域信号をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換装置において、第1の時間領域信号と第2の時間領域信号を入力し、1つのアナログ信号情報を表す単位時間内における前記第1の時間領域信号の第1のパルス幅を第1のデジタル値に変換し、前記単位時間内における前記第2の時間領域信号の第2のパルス幅を第2のデジタル値に変換するデジタル変換部と、前記第1のデジタル値から前記第2のデジタル値を減算し、減算結果を前記単位時間内のデジタル値として扱う減算処理部と、を有することを特徴とするアナログ/デジタル変換装置が提供される。
上記の構成によれば、デジタル変換部は、第1の時間領域信号と第2の時間領域信号を入力し、1つのアナログ信号情報を表す単位時間内における第1の時間領域信号の第1のパルス幅を第1のデジタル値に変換し、単位時間内における第2の時間領域信号の第2のパルス幅を第2のデジタル値に変換する。減算処理部は、第1のデジタル値から第2のデジタル値を減算し、減算結果を単位時間内のデジタル値として扱う。
本発明は、2つの時間領域信号を入力して、1つのアナログ信号情報を表す単位時間内における2つの時間領域信号のパルス幅の差分(正または負の情報となる)により、その単位時間内の情報を表すので、2つの時間領域信号のそれぞれのオフセット成分が打ち消され精度の高い信号処理を行うことができる。また、差分は正または負の情報となるので、1つの単位時間内で、単位時間の2倍の情報を表すことができるようになり、信号処理速度を向上することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本実施の形態の信号処理方法を説明する図である。(その1) 本実施の形態の信号処理方法を説明する図である。(その2) 2つの時間領域信号のパルスを示す図である。 本実施の形態のAD変換装置の一例の回路図である。 本実施の形態のAD変換装置の動作を説明する一例のタイミングチャートである。 パルス幅をアナログ信号情報とした例を示す図である。 従来のAD変換装置の一例の回路図である。 従来のAD変換装置の動作を示す一例のタイミングチャートである。 閾値の差によって生じるパルス幅のずれを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本実施の形態の信号処理方法を説明する図である。
図2のように、本実施の形態の信号処理回路10は、信号発生回路11から、2つの時間領域信号S1、S2を入力する。時間領域信号S1、S2は、図1のようなパルス信号である。
信号処理回路10は、図1のような時間領域信号S1、S2を入力すると、始めのフルスケール時間TFにおいて、時間領域信号S1のパルス幅ta1と時間領域信号S2のパルス幅tb1の差分を求める。
差分の具体的な求め方として、信号発生回路11から、図1のように立ち上がりタイミングを揃えた時間領域信号S1、S2を入力し、両者の立ち下がりタイミングの差で差分求める方法がある。この他にも、立ち下がりタイミングを揃えた時間領域信号S1、S2を入力し、両者の立ち上がりタイミングの差で差分を求めたり、立ち下がりと立ち上がりの両方のタイミングを用いて差分を求めるようにしてもよい。
また、信号処理回路10は、差分を求める際、時間領域信号S1のパルス幅ta1が時間領域信号S2のパルス幅tb1よりも大きい場合には得られた差分を正の情報とし、時間領域信号S1のパルス幅ta1が時間領域信号S2のパルス幅tb1よりも小さい場合には得られた差分を負の情報として扱う。例えば、図1の最初のフルスケール時間TF内では、時間領域信号S1のパルス幅ta1は、時間領域信号S2のパルス幅tb1よりも大きい(時間が長い)ので、その差分ta1−tb1を正の情報として扱う。
一方、次のフルスケール時間TFでは、時間領域信号S1のパルス幅ta2は、時間領域信号S2のパルス幅tb2よりも小さい(時間が短い)ので、その差分ta2−tb2を負の情報として扱う。
そして信号処理回路10は、正または負の差分の情報を、それぞれのフルスケール時間TFにおける情報として信号処理を行う。
このような信号処理方法によれば、1つのフルスケール時間TF内で、−TFから+TFまでの情報を表すことができる。つまり、フルスケール時間TFの2倍の情報を扱うことができる。これにより、S/N比を悪化することなく、図6で示したような従来の時間領域信号を扱う場合よりも、2倍の信号処理速度を実現できる。さらに、以下のような効果もある。
図3は、2つの時間領域信号のパルスを示す図である。
ここでは、図1に示した2つの時間領域信号S1、S2の、最初のフルスケール時間TFでのパルスを拡大した図を示している。前述したように、本実施の形態の信号処理方法では、パルス幅ではなく、2つの時間領域信号S1、S2の差分ta1−tb1を信号処理回路10で扱う1フルスケール時間TFの情報としている。そのため、たとえ信号発生回路11での‘1’と‘0’を区別する閾値が、信号処理回路10での閾値と異なっても、差分はta1−tb1と変わらない。つまり、パルス幅のオフセット成分は打ち消され、誤差とはならない。
また、信号処理回路10内でのスキューによるパルス幅のオフセット成分も2つの時間領域信号S1、S2のパルス幅の差分を取ることで打ち消される。
さらには、信号発生回路11での電源変動などによる外来ノイズも、2つの時間領域信号S1、S2の両方に印加されるので、これらのパルス幅の差分を取ることで打ち消される。
以上のように、本実施の形態の信号処理方法によれば、時間領域信号の時間軸で表されるアナログ信号情報を精度よく高速で処理することができる。
次に、信号処理回路10の例として、時間領域信号をデジタル値に変換するAD変換装置を説明する。
図4は、本実施の形態のAD変換装置の一例の回路図である。
AD変換装置20は、FF21、22、23、24、25、26、27、28、29と、バッファ30、31、32、33と、インバータ40、41と、エンコーダ42を有している。
FF21〜29は、例えば、Dフリップフロップである。バッファ30〜33はそれぞれ2段のインバータで構成されている。
FF21は、フルスケール時間TFにおける時間領域信号S1、S2のパルスの開始タイミングを捕捉する機能を有している。FF21の端子Dには常に‘1’が入力され、端子Cには信号Setが入力される。信号Setは、例えば、時間領域信号S1、S2の両者の立ち上がりタイミングで‘1’となる信号である。信号Setが‘0’から‘1’へ変化するときに、端子Dから‘1’がFF21に取り込まれ保持されるとともに、出力端子Qから出力される。なお、信号Setは、時間領域信号S1、S2の両者の立ち上がりタイミングに対して若干前後したタイミングで立ち上がってもよく、また、時間領域信号S1、S2の論理和を用いてもよい。またFF21の端子Rにはリセット信号RSTが入力される。これらの信号Set、リセット信号RSTやクロック信号CKは、例えば、図2で示したような信号発生回路11から入力されるか、あるいは図2の信号発生回路11と信号処理回路10のタイミングを外部から制御するタイミング制御回路により入力される。
FF21の出力端子Qからの出力信号は、バッファ30に入力される。バッファ30の入力側のノードn0の状態は、バッファ30の遅延時間分遅れてノードn1に伝わり、バッファ30、31の遅延時間分遅れてノードn2に伝わり、バッファ30〜32の遅延時間分遅れてノードn3に伝わり、バッファ30〜33の遅延時間分遅れてノードn4に伝わる。このように、直列に接続されたバッファ30〜33は遅延回路として機能し、1つのバッファの遅延時間が、AD変換装置20の時間分解能を規定している。
FF22〜25の端子Cにはインバータ40を介して反転した時間領域信号S1が入力され、FF26〜29の端子Cにはインバータ41を介して反転した時間領域信号S2が入力される。また、FF22、26の端子Dはノードn1と接続し、FF23、27の端子Dはノードn2と接続し、FF24、28の端子Dはノードn3と接続し、FF25、29の端子Dはノードn4と接続している。
これにより、時間領域信号S1の立ち下がりタイミングでノードn1〜n4の状態がFF22〜25に取り込まれ保持され、時間領域信号S2の立ち下がりタイミングでノードn1〜n4の状態がFF26〜29に取り込まれ保持される。
なお、FF22〜29の端子Rにはリセット信号RSTが入力される。リセット信号RSTが‘1’のときFF22〜29は全て‘0’にリセットされる。
FF22〜29の出力端子Qからの出力信号P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8はエンコーダ42に入力される。エンコーダ42は例えば、クロック信号CKの立ち上がりに同期してFF22〜29の出力信号P1〜P8を取り込む。
なお、図4では、簡単のため、4つのバッファ30〜33及びノードn1〜n4の状態を記憶するFF22〜29を設けた場合について示しているが、実際にはこれらを任意の数に拡張可能である。
次にAD変換装置20の動作を説明する。
図5は、本実施の形態のAD変換装置の動作を説明する一例のタイミングチャートである。
ここでは、前述したAD変換装置20における各信号の様子を示している。なお、信号N0〜N4は、図4のノードn0〜n4における信号を示している。また、TFは、フルスケール時間を示し、この時間における時間領域信号S1、S2のパルス幅がアナログ信号情報を表す。また、TDは、エンコーダ42の信号処理と、各FF21〜29のリセットに必要な時間を示している。
始めはリセット信号RSTが‘1’であり、FF21〜29が全てリセットされ、信号N0〜N4及び、出力信号P1〜P8は全て‘0’となっている。リセット信号RSTが‘0’となった後、時間領域信号S1、S2が‘1’になると、信号Setが‘1’となり、その立ち上がりに同期してノードn0の信号N0が‘1’へ変化する(タイミングT0)。その変化はバッファ30、31、32、33の遅延時間だけ遅れながら、ノードn1〜n4に伝搬し、信号N1、N2、N3、N4が順に‘1’へ変化する。ノードn1〜n4の状態は、時間領域信号S1、S2が‘0’になる立ち下がりに同期してFF22〜25またはFF26〜29に取り込まれ、出力信号P1〜P8として出力される。このとき、出力信号P1〜P4のうちで‘1’となる信号の個数を数えることで、時間領域信号S1が立ち上がってから立ち下がるまでに、バッファ30〜33をどこまで‘1’が伝搬したかが離散値としてわかる。同様に、出力信号P5〜P8のうちで‘1’となる信号の個数を数えることで、時間領域信号S2が立ち上がってから立ち下がるまでに、バッファ30〜33をどこまで‘1’が伝搬したかが離散値としてわかる。これにより、時間領域信号S1、S2のパルス幅が、バッファ1段分の遅延時間を単位としてデジタル化される。図4の回路の例では、出力信号P1〜P4と出力信号P5〜P8で0〜4を表現することができる。
図5の例の場合、最初のフルスケール時間TFにおいて、時間領域信号S2はタイミングT1で‘0’になる。このとき、信号N1は‘1’に変化しているが、信号N2〜N4は遅延時間の影響で‘0’のままである。このとき出力信号P5が‘1’となり、出力信号P6〜P8は‘0’となる。これにより、時間領域信号S2のパルス幅は‘1’というデジタル値に変換されたことになる。
一方、時間領域信号S1はタイミングT2で‘0’になっている。このとき、信号N1〜N3は‘1’に変化しているが、信号N4は遅延時間の影響で‘0’のままである。このとき出力信号P1〜P3が‘1’となり、出力信号P4は‘0’となる。これにより、時間領域信号S1のパルス幅は‘3’というデジタル値を示すことになる。
1つめの時間領域信号S1、S2のフルスケール時間TFが経過すると(タイミングT3)、エンコーダ42は、クロック信号CKの立ち上がりに同期して出力信号P1〜P8を取り込む。そして、出力信号P1〜P4で表される時間領域信号S1のパルス幅のデジタル値‘3’から、出力信号P5〜P8で表される時間領域信号S2のパルス幅のデジタル値‘1’を減算し、デジタル値‘2’を得る。エンコーダ42は、例えば減算結果を2進コードなどの任意の形式で表現するようにしてもよい(タイミングT4)。TDにおいて、リセット信号RSTが‘1’になると(タイミングT5)、FF21〜29が全てリセットされて、信号N0及び出力信号P1〜P8が全て‘0’となる。その後、再び、リセット信号が‘0’となり、時間領域信号S1、S2が‘1’になると、信号Setが立ち上がり、次のフルスケール時間TFでの信号処理が行われる(タイミングT6)。
2つめのフルスケール時間TFにおいて、時間領域信号S1はタイミングT7で‘0’になる。このとき信号N1、N4が‘1’で、信号N2、N3が‘0’である。よって出力信号P1、P4が‘1’で、出力信号P2、P3が‘0’となる。
一方、時間領域信号S2はタイミングT8で‘0’になる。このとき信号N1〜N3が‘1’で、信号N4が‘0’である。よって出力信号P5〜P7が‘1’で、出力信号P8が‘0’となる。
2つめのフルスケール時間TFが経過すると(タイミングT9)、エンコーダ42は、クロック信号CKに同期して出力信号P1〜P8を取り込む。ここで、出力信号P1〜P4は‘1001’となるが、出力信号P4が‘1’となるのは、信号N4が1つめのフルスケール時間TFにおいて‘1’となった状態で、まだタイミングT5におけるリセットがタイミングT7においてまだ伝搬していなかったためであり、時間領域信号S1、S2の立ち上がりによる‘1’が伝搬したことを示すものではない。この場合の信号処理を適切に行うため、エンコーダ42は出力信号P1〜P4及び出力信号P5〜P8について、タイミングT7及びT8においてすでにリセットが伝搬していたことを示す‘0’があるかどうかを先頭から順に探索する。そして‘0’が検出された場合には以降の出力信号を全て‘0’に補正する仕組みを備えておくことができる。例えばこの場合、出力信号P2が‘0’であるため、エンコーダ42は、出力信号P3、P4を‘0’に補正する。これにより時間領域信号S1のパルス幅のデジタル値‘1’を表すことができる。
エンコーダ42は、時間領域信号S1のパルス幅のデジタル値‘1’から、出力信号P5〜P8で表される時間領域信号S2のパルス幅のデジタル値は‘3’を減算し、デジタル値‘−2’を得る。エンコーダ42は、例えば減算結果を2進コードなどの任意の形式で表現するようにしてもよい(タイミングT10)。
このようなAD変換装置20によれば、1つのフルスケール時間TF内で、−TFから+TFまでのアナログ情報に対応したデジタル値を表すことができる。つまり、フルスケール時間TFの2倍の情報を扱うことができる。これにより、S/N比を悪化することなく、図6で示したような従来の時間領域信号を扱う場合よりも、2倍の信号処理速度を実現できる。
さらに、図3で示したようなパルス幅のオフセット成分を打ち消す効果も同様にあり、スキューによるパルス幅のオフセット成分も2つの時間領域信号S1、S2のパルス幅から変換したデジタル値の差分を取ることで打ち消される。
さらには、図2で示した信号発生回路11での電源変動などによる外来ノイズも、2つの時間領域信号S1、S2の両方に印加されるので、これらのパルス幅から変換したデジタル値の差分を取ることで打ち消される。
なお、上記のAD変換装置20の回路構成は一例であり、これに限定されない。上記では時間領域信号S1、S2の立ち下がりのタイミングでパルス幅をデジタル値に変換した場合について説明したが、適宜インバータを追加または取捨するなどして、立ち下がりタイミングが揃った時間領域信号S1、S2を入力してその立ち上がりタイミングを用いてパルス幅をデジタル値に変換するようにしてもよいし、立ち下がりと立ち上がりの両方のタイミングを用いるようにしてもよい。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
S1、S2 時間領域信号
ta1、ta2、tb1、tb2 パルス幅
TF フルスケール時間
10 信号処理回路
11 信号発生回路
20 AD変換装置
21〜29 FF(フリップフロップ)
30〜33 バッファ
40、41 インバータ
42 エンコーダ

Claims (14)

  1. 時間領域信号を処理する信号処理方法において、
    第1の時間領域信号と第2の時間領域信号を入力し、1つのアナログ信号情報を表す単位時間内における前記第1の時間領域信号の第1のパルス幅と前記第2の時間領域信号の第2のパルス幅との差分を、前記第1のパルス幅が前記第2のパルス幅よりも大きい場合には正の情報、前記第1のパルス幅が前記第2のパルス幅よりも小さい場合には負の情報として信号処理することを特徴とする信号処理方法。
  2. 立ち上がりタイミングを揃えた前記第1の時間領域信号と前記第2の時間領域信号を入力し、前記第1の時間領域信号と前記第2の時間領域信号の立ち下がりタイミングの差により前記差分を得ることを特徴とする請求の範囲第1項記載の信号処理方法。
  3. 立ち下がりタイミングを揃えた前記第1の時間領域信号と前記第2の時間領域信号を入力し、前記第1の時間領域信号と前記第2の時間領域信号の立ち上がりタイミングの差により前記差分を得ることを特徴とする請求の範囲第1項記載の信号処理方法。
  4. 前記第1の時間領域信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングと、前記第2の時間領域信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングから、前記差分を得ることを特徴とする請求の範囲第1項記載の信号処理方法。
  5. 前記第1の時間領域信号及び前記第2の時間領域信号は、同一の信号発生回路から入力されることを特徴とする請求の範囲第1項記載の信号処理方法。
  6. 時間領域信号を処理する信号処理装置において、
    第1の時間領域信号と第2の時間領域信号を入力し、1つのアナログ信号情報を表す単位時間内における前記第1の時間領域信号の第1のパルス幅と前記第2の時間領域信号の第2のパルス幅との差分を、前記第1のパルス幅が前記第2のパルス幅よりも大きい場合には正の情報、前記第1のパルス幅が前記第2のパルス幅よりも小さい場合には負の情報として信号処理することを特徴とする信号処理装置。
  7. 立ち上がりタイミングを揃えた前記第1の時間領域信号と前記第2の時間領域信号を入力し、前記第1の時間領域信号と前記第2の時間領域信号の立ち下がりタイミングの差により前記差分を得ることを特徴とする請求の範囲第6項記載の信号処理装置。
  8. 立ち下がりタイミングを揃えた前記第1の時間領域信号と前記第2の時間領域信号を入力し、前記第1の時間領域信号と前記第2の時間領域信号の立ち上がりタイミングの差により前記差分を得ることを特徴とする請求の範囲第6項記載の信号処理装置。
  9. 前記第1の時間領域信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングと、前記第2の時間領域信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングから、前記差分を得ることを特徴とする請求の範囲第6項記載の信号処理装置。
  10. 前記第1の時間領域信号及び前記第2の時間領域信号は、同一の信号発生回路から入力されることを特徴とする請求の範囲第6項記載の信号処理装置。
  11. 時間領域信号をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換装置において、
    第1の時間領域信号と第2の時間領域信号を入力し、1つのアナログ信号情報を表す単位時間内における前記第1の時間領域信号の第1のパルス幅を第1のデジタル値に変換し、前記単位時間内における前記第2の時間領域信号の第2のパルス幅を第2のデジタル値に変換するデジタル変換部と、
    前記第1のデジタル値から前記第2のデジタル値を減算し、減算結果を前記単位時間内のデジタル値として扱う減算処理部と、
    を有することを特徴とするアナログ/デジタル変換装置。
  12. 前記デジタル変換部は、前記単位時間における前記第1の時間領域信号の第1のパルスの開始タイミングまたは前記第2の時間領域信号の第2のパルスの開始タイミングを捕捉する第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路からの出力信号を伝搬する直列に接続された複数の遅延回路と、
    前記遅延回路間のノードに接続し、前記第1のパルスの終了タイミングで前記ノードの状態を保持する複数の第2のラッチ回路と、
    前記ノードに接続し、前記第2のパルスの終了タイミングで前記ノードの状態を保持する複数の第3のラッチ回路と、
    を有し、
    複数の前記第2のラッチ回路が前記第1のデジタル値を出力し、複数の前記第3のラッチ回路が前記第2のデジタル値を出力することを特徴とする請求の範囲第11項記載のアナログ/デジタル変換装置。
  13. 前記第1のラッチ回路は、前記第1の時間領域信号または前記第2の時間領域信号の立ち上がりタイミングにより前記開始タイミングを捕捉し、
    前記第2のラッチ回路は、前記第1の時間領域信号の立ち下がりタイミングを前記第1のパルスの終了タイミングとして、前記ノードの状態を保持し、
    前記第3のラッチ回路は、前記第2の時間領域信号の立ち下がりタイミングを前記第2のパルスの終了タイミングとして、前記ノードの状態を保持することを特徴とする請求の範囲第12項記載のアナログ/デジタル変換装置。
  14. 前記第1のラッチ回路は、前記第1の時間領域信号または前記第2の時間領域信号の立ち下がりタイミングにより前記開始タイミングを捕捉し、
    前記第2のラッチ回路は、前記第1の時間領域信号の立ち上がりタイミングを前記第1のパルスの終了タイミングとして、前記ノードの状態を保持し、
    前記第3のラッチ回路は、前記第2の時間領域信号の立ち上がりタイミングを前記第2のパルスの終了タイミングとして、前記ノードの状態を保持することを特徴とする請求の範囲第12項記載のアナログ/デジタル変換装置。
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