JPS6368097A - ヒト免疫グロブリンe結合因子 - Google Patents

ヒト免疫グロブリンe結合因子

Info

Publication number
JPS6368097A
JPS6368097A JP62180164A JP18016487A JPS6368097A JP S6368097 A JPS6368097 A JP S6368097A JP 62180164 A JP62180164 A JP 62180164A JP 18016487 A JP18016487 A JP 18016487A JP S6368097 A JPS6368097 A JP S6368097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polypeptide
amino acid
fragment
dna
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62180164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2713912B2 (ja
Inventor
ハンス ホフシュテター
エーリヒ キルヒヘル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB868617862A external-priority patent/GB8617862D0/en
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS6368097A publication Critical patent/JPS6368097A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2713912B2 publication Critical patent/JP2713912B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • C07K14/70503Immunoglobulin superfamily
    • C07K14/70535Fc-receptors, e.g. CD16, CD32, CD64 (CD2314/705F)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/28Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
    • C07K16/2803Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants against the immunoglobulin superfamily
    • C07K16/283Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants against the immunoglobulin superfamily against Fc-receptors, e.g. CD16, CD32, CD64
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S930/00Peptide or protein sequence
    • Y10S930/01Peptide or protein sequence
    • Y10S930/14Lymphokine; related peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヒト免疫グロブリンE結合因子(IgE−
BF)、このポリペプチドをコードするmRN^。
DNA及びハイブリドベクター、このハイブリドベクタ
ーを含有する宿主、並びに前記ポリペプチド、mRNA
、 DNA 、ハイブリドベクター及び宿主の製造方法
に関する。このポリペプチドはアレルギー疾患の予防及
び/又は治療のために使用することができ、そしてそれ
故にこの発明はまた前記ポリペプチドを含有する医薬に
関する。
〔発明の背景〕
アレルギー疾患は、その高い発生率(人口の20〜30
%)のため及び治療手段の欠如のためなお主要な健康問
題である。これに対する療法は通常抗ヒスタミン剤の使
用又は幾分有効な免疫化法に限定されている。古典的な
抗アレルギー剤は、これらが特に治療された患者におい
て種々の副作用を生じさせるために、幾つかの欠点を有
する。免疫化法は1又は2種類のアレルゲンに限定され
るが、はとんどの患者は多数のアレルゲンに感受性であ
る。さらに、除感作処置は治癒的でもなく保護的でもな
い。
大多数のアレルギー疾患が、多数の風媒アレルゲン、例
えば花粉、動物のフケ、ホコリダニ、食品抗原、医薬製
剤、例えばペニシリン、又は膜翅目の毒により媒介され
る。IgEの生産を制御する機構は実験室動物において
広範に研究されている( K、l5hizaka、An
n、Rev、Immunol、 2 +159(I98
4)) 。
これらの研究は、動物モデルにおいてIgEの生産を制
御する抗原特異的でないがしかしIgEアイソタイプ特
異的な機構を明瞭に示した。これらの制御機構のエフェ
クター分子は、IgF、に対するそれらの親和性に基い
てIgE−結合因子(IgE−BF)と命名された。I
gE−BFはIgE−抑制因子(IgE−suppre
ssive factor ; IgE−3F)とIg
E−増強因子(IgE−potentiating f
actor ; IgE−PF)とに分けられ、これら
の分子はその炭水化物含量によってのみ異る。IgE−
3Fはグリコジル化されていないか、又は対応するIg
E−PFよりも少なくグリコジル化されている。動物モ
デルにおけるIgEの実際の生産はこれら2種類のIg
E−BF間の比率によって決定される。
同じ細胞が、異るTリンパ球面集団により分泌されるグ
リコジル化阻害因子又は増強因子の影響に従ってIgE
−SF又はIgE−PEのいずれかを生産することがで
きる。
M、5arfati等(Immunology、53,
197,207,783(I984) )は蓋開動物に
おいて記載されているものと類似する生物学的活性を有
するIgE−81’を分泌するヒトBセルラインの存在
を報告している。他の研究者はヒトT細胞による( T
、F、Huff及びK。
l5hizaka、Proc、Natl、Acad、S
ci、(USA) 81+1514(I984) )又
は遺伝子工学的技法による(ヨーロッパ特許出願階15
5,192 ) Ig[!−BFの生産を記載している
。T−細胞由来のIgE−BFとB−細胞由来のそれと
の関係は今まで知られていない。本発明から明らかにな
る様に、B−細胞由来のIgE−BFはT−細胞由来の
IgE−BFと統計的な類似性を有しない。
精製されたIgE−BFはアレルギー性疾患及びこれと
関連する免疫抑制疾患の診断及び療法のために重要であ
る。特に、IgE−抑制活性を有するIgl!−BFは
アレルギー疾患の治療において有用であり、他方IgE
−増強活性を有するIgE−BFは感染に対する耐性、
例えば寄性体感染に対する耐性を増強するであろう。B
−細胞からのIgE−BFの検出のためのアッセイはロ
ゼツト阻害試験に基き、この試験においてはIgBのり
セプタ−(Pc e R)を発現するRPMI8866
細胞(リンパ芽球様B−セルライン)がIgE−コート
ウシ赤血球と共にロゼツト形成される。後者が最初にI
gE−BFと共にブレインキュベートされれば、もはや
RPMI8866細胞に結合することができず、そして
それ故にロゼツトを形成する細胞の比率が低下する。こ
のアッセイは定量的ではなく、ウシ赤血球へのIgEの
カップリングの可変性の故に技術的に微妙であり、そし
てロゼツトを顕微鏡観察しなければならないこと、セル
ラインが永久に生存しなければならないこと、IgE−
コート赤血球を常に調製しなければならないこと、等の
ために煩雑であり、そのため1日に1人により少数の(
20〜40)試験のみが合理的に実施可能である。より
便利で、定量的で且つ実施が容易なアッセイにおいては
、IgT!−BFと交差反応する、リンパ球FcεRに
対するモノクローナル抗体が使用される。この様なモノ
クローナル抗体はG、Delespesse等、EP8
6B10244.3により調製されており、そしてその
ためのハイブリドーマセルラインはパリのパスツール研
究所のCo11ectionNationale de
 Cu1tures de Microorganis
mesに寄託されており、そして受託番号隘I −42
5(クローン208.25 A、4.3/135) 、
I −420(クローン208.25n、2.1/17
6)、l−451(クローン207.25^、4.4/
30)、I −452(クローン207.25^、4.
4/45)、及びI −486(クローン208.25
D、2/94)のもとで入手可能である。対応するモノ
クローナル抗体がそれぞれMab−135、Mab−1
76、Mab−30,Mab−45及びMab−94と
命名される。これらはまた、アフィニティークロマトグ
ラフィーによるIgE−BFの効果的な精製を可能にす
る。
上記モノクローナル抗体の使用にもかかわらず、天然ヒ
トBセルラインから単離された単一1gE−BFのアミ
ノ酸配列を決定することは不可能であった。
療法目的のため、所望のIgE−結合性を有し、定義さ
れたアミノ酸配列を有し、そして容易に多量に製造する
ことができる純粋な単一ポリペプチドを手にすることが
非常に望ましい。
近年における組換DNA法の急速な進歩がこの目的を達
成するための一般的な方法を提供している。ポリペプチ
ドの構造が未知の場合、組換DNA技法の成功は天然源
からの目的ポリペプチドをコードするdNA又はDNA
の同定に依存している。
適当なアッセイによるmRNAの同定の後、相補的D 
N A (cDNA)を調製することができる。このc
DNAを適当なベクターに導入することができ、得られ
たハイブリドベクターによる適当な宿主の形質転換の後
、形質転換された宿主の選択及び培養がポリペプチドの
生産及び最終的に単離を可能にする。目的のポリペプチ
ドをコードするcDNAの単離及び配列決定がポリペプ
チドのアミノ酸配列の決定を可能にする。cDN^又は
その部分を用いて目的のポリペプチドをコードする他の
ヌクレオチド配列について天然のlllRNA又はDN
Aゲノムをスクリーニングすることができる。
従って、本発明においては、TgE−BFの構造が知ら
れていないため、第一の目的はヒトB−細胞の分画され
たmRNAによりアフリカッメガエル[キセノプス・レ
ービスーσμ四P徂1aevis) ]の卵を形質転換
することにより目的ポリペプチドをコードするヒトB−
細胞のmRNAを同定し、そしてこの目的mRNAを含
有するクローンを前記のモノクローナル抗体を用いるア
ッセイによって決定することであった。他の目的は、c
DNA及びハイブリドベクターを調製し、適当な宿主を
形質転換し、そして最後に該宿主を培養しそして目的ポ
リペプチドを単離することであった。ポリペプチドの発
現の後に翻訳後修飾が起こり得るため、単離されたポリ
ペプチドは必ずしも天然ポリペプチドと同じではな0゛
°                  以下余白〔発
明の目的〕 本発明の対象は、ヒ)B−細胞のIgE−BFに関連す
るポリペプチド、該ポリペプチドをコードするDNA配
列を挿入部として含んで成るハイブリドベクター、該ポ
リペプチドをコードするRNA及びDNA、並びに該ポ
リペプチドの有効量を含有する医薬である。
他の対象は、前記ポリペプチド、ハイブリドベクター、
形質転換された宿主、RNA及びDNA分子の製造方法
、医薬、並びに該ポリペプチドの使用である。
この発明の他の目的は、IgE−BFに関連する本発明
のポリペプチドの有効量を投与することによるアレルギ
ーの予防及び/又は治療の方法を提供することである。
これらの目的は式(I)のポリペプチド及びその断片を
コードするDNAの調製により達成され7°     
             以下余白〔発明の具体的な
記載〕 のポリペプチド 本発明は、次の式(I): で表わされるアミノ酸配列を有するポリペプチド、並び
に該ポリペプチドの断片、変異体及び誘導体に関する。
式(I)中の単一文字は次の天然L−アミノ酸を示す:
 (A)アラニン、(C)システィン、(D)アスパラ
ギン酸、(E)グルタミン酸、(F)フェニルアラニン
、(G)グリシン、(H)(ヒスチジン)、(I)イソ
ロイシン、(K)リジン、(L)ロイシン、(M)メチ
オニン、(N)アスパラギン、(P)プロリン、(Q)
グルタミン、(R)アルギニン、(S)セリン、(T)
スレオニン、 (■)バリン、 (W)トリプトファン
、(Y)チロシン。
式(Hのポリペプチド、並びに該ポリペプチドの断片、
変異体及び誘導体は“この発明のポリペプチド”なる単
一表現のもとにグループ化される。これらはヒトB−細
胞上のIgEリセプターに関連し、そして膜係留配列(
membrane anchoringsequenc
e)が無い場合には前記の5arfati等のIgE−
BFに関連する。
この発明のポリペプチドの断片は式(I)の完全ポリペ
プチドの部分であって、式(I)の対応する配列中の1
0個以上で320個以下の連続するアミノ酸を有する。
この様な断片は例えば、第一アミノ酸又はN−末端から
始まって約133個以下のアミノ酸が欠けている式(T
)のポリペプチドである。この欠けたN−末端はこのポ
リペプチドをB−細胞の細胞質膜に結合せしめる膜係留
配列である。他の断片は、N−末端とC−末端との間の
アミノ酸、例えばおよそ110−130のアミノ酸、又
はC−末端のアミノ酸、例えばおよそ250−321の
アミノ酸が欠けている式(I)のポリペプチドである。
この発明は特に、アミノ酸106−127を含んで成る
アミノ酸配列が欠けていること、あるいはアミノ酸12
0.121.123.124.125.126.127
.128.129゜130、131 、132.133
.134.135.136.137.138.139.
140゜141、142.143.144.145.1
46.147.148.149.150.151 。
152、153.154,155.156.157.1
58.159又は160のいずれかから始まりそして2
82と321の間のアミノ酸のいずれか1つ、好ましく
は321において終るポリペプチドから成る群から選択
されることをコードする式(I)のポリペプチドの断片
に関する。
式(I)のポリペプチドの好ましい断片はアミノ酸11
9からアミノ酸321までのアミノ酸配列から成ること
をコードする。
式(I)のポリペプチドの他の好ましい断片はアミノ酸
134からアミノ酸321までのアミノ酸配列から成る
ことをコードする。
式(T)のポリペプチドの他の好ましい断片はアミノ酸
148又は150からアミノ酸321までのアミノ酸配
列から成ることをコードする。これら2種類の断片はR
PM I 8866細胞の上清に見出ずことができ、そ
してそれ故に天然のIgE−BFに相当する。
これらの断片は、特にE、コリでの発現によって得られ
る場合、N−末端に付加されたメチオニンを有すること
ができる。
この発明のポリペプチドの変異体は、その1個(点変異
)又は複数個であっておよそ10個までのアミノ酸の1
個又は複数個の他のアミノ酸に対する交換により特徴付
けられる。これらは異るコドンを導<DNAレベルでの
対応する変異の結果である。
この発明のポリペプチドの誘導体は、官能基、例えばア
ミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基又はカルボキシ
ル基が誘導体化、例えばそれぞれグリコジル化、アシル
化、アミド化又はエステル化されているものである。グ
リコジル化m1体においては、オリゴサツカライドが通
常、アスパラギン、セリン、スレオニン及び/又はリジ
ンに連結されている。アシル化誘導体は特に、天然有機
酸又は無機酸、例えば酢酸、リン酸又は硫酸によリアシ
ル化されており、このアシル化は通常、それぞれ、N−
末端アミノ基、又は特にチロシンもしくはセリンのしド
ロキシ基において生ずる。エステルは天然アルコール、
例えばメタノール又はエタノールのエステルである。
他の誘導体は塩、特に医薬として許容される塩、例えば
金属塩、例えばアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩
、例えばナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、
カルシウム塩又は亜鉛塩、あるいはアンモニア又は適当
な有機アミン、例えば低級アルキルアミン、例えばトリ
エチルアミン、ヒドロキシ低級アルキルアミン、例えば
2−ヒドロキシエチルアミン等により形成されるアンモ
ニウム塩である。
式(I)のポリペプチドは、ロゼツト阻害アッセイ、及
びIgE−BFに特異的なモノクローナル抗体、例えば
Mab−135及びMab−176への結合によって証
明することができるように、IgB=結合活性を有する
。断片、変異体及び誘導体の内1gE−結合活性を有す
るものが好ましい。
この発明のポリペプチドは組換DNA技法により製造さ
れ、この技法はこのようなポリペプチドをコードするm
RNへの定定、DNA又はcllNAの調製、cDNA
ハイブリドベクターの造成、該ベクターの発現を許容す
る宿主細胞の形質転換、及び前記ポリペプチドの単離を
含んで成る。
従って、この発明はさらに式(I)のポリペプチド、並
びに該ポリペプチドの断片、変異体又は誘導体の製造方
法に関し、この方法は、a)式(I)のポリペプチド又
は該ポリペプチドの断片もしくは変異体をコードするD
NA配列を含んで成るハイブリドベクターを含有する形
質転換された宿主を培養し;又は b)式(I)のポリペプチド又は該ポリペプチドの断片
もしくは変異体をコードするmRN八を適当な翻訳系に
おいて翻訳し; そして必要であれば、式(I)のポリペプチド又はその
断片もしくは変異体をそれらの誘導体に転換する; ことをコードする。
a)形質転換細胞は原核細胞又は真核細胞、例えば細菌
、真菌、例えば酵母、又は高等細胞、例えばヒト−セル
ラインから選択される。E、コリの菌株、例えばE、コ
リHBIOI 、 BZ234又はB1472、使用可
能なS、セレビシェ−(S、cerevisiae)の
株、例えばRI+971であって、この発明のポリペプ
チドをコードしそして適当なプロモーター、エンハンサ
−、マーカー、シグナル配列等を含有するハイブリドベ
クターにより形質転換されるものである。
形質転換された宿主細胞は、当業界において知られてい
る方法により、通常は資化性炭素源及び窒素源並びに所
望により適当な増殖因子を含有する液体培地中で培養さ
れる。
形質転換された原核微生物及び真核微生物の増殖のため
種々の炭素源を使用することができる。
好ましい炭素源の例として資化性炭水化物、例えばグル
コース、マルトース、マンニトールもしくはラクト−ス
又は酢酸塩が挙げられ、これらはそれ自体として又は適
当な混合物として使用することができる。好ましい窒素
源の例としてアミノ酸、蛋白質、例えばトリプトン、ペ
プトン又は肉エキス、酵母エキス、マルトエキス、そし
てさらにアンモニウム塩、例えば塩化アンモニウム又は
硝酸アンモニウムが挙げられ、これらはそれ自体として
、又は適当な混合物として使用することができる。
培地はさらに微量要素、例えばK”、Ca″′。
Mg ”、Fe ” 、Mg″’ 、Zn ” 、Cu
″′。
NO3−、SOa’−、HPO*−−、HzPO4−、
C1l −。
BOff−m−及びMOO4−を含有する。さらに、選
択圧を提供しそして発現ベクターを失った宿主の増殖を
防止する物質を添加するのが好ましい。すなわち、例え
ば、バイブリド発現ベクターがamp”遺伝子を含有す
る場合にはアンピシリンが培地に添加される。抗生物質
の添加はまた、抗生物質感受性の汚染微生物が生存でき
ないという効果を有する。宿主生物として例えば必須ア
ミノ酸について栄養要求性の酵母株が使用される場合、
プラスミドは好ましくは宿主の欠損を補完する酵素をコ
ードする遺伝子を含有する。酵母株の培養は前記アミノ
酸を欠く最少培地において行われる。
動物細胞は、はとんどの場合哺乳類の血清が補充された
市販の培地(例えばギブコ、フローラボラトリーズ)を
用いて組織培養条件下で増殖する。
細胞は固体支持体、例えばローラーボトル、ミクロキャ
リヤー、又は多孔性ガラスフィルターに付着した状態で
、あるいは適当な容器中での自由浮遊細胞として大量に
増殖する。
培養は当業界において知られている方法により行われる
。培養条件、例えば温度、培地のpH及び発酵時間は、
この発明のポリペプチドの最高力価が得られる様に選択
される。すなわち、E、コリ又は酵母株は、好気的条件
下で、振とう又は攪拌を伴う液中培養として、約20℃
〜40℃、好ましくは約30℃の温度において、そして
4〜6、好ましくは約7のpHにおいて、約4〜30時
間、好ましくはこの発明のポリペプチドの最大収量が達
成されるまで培養される。
b)この発明のポリペプチドをコードするmRNAは、
適当な翻訳系、例えばアフリカッメガエル豆並並us 
 1aevis)の卵母細胞中で翻訳されそして発現さ
れ得る。この発明のポリペプチドをコードするmRNA
を雌性カニルー〇μ四以徂1aevis)の卵母細胞に
微量注入する。形質転換された卵母細胞を、Fe2が補
充されたBarth溶液中で約20℃にて約45時間イ
ンキュベートする。インキュベーション培地を除去した
後、卵母細胞を卵母細胞溶解緩衝液中でホモジナイズし
そして遠心する。
モノクローナル抗体を用いるRIAアッセイにより示さ
れるように、上清はこの発明のポリペプチドを含有する
。この発明のポリペプチドを製造するだめのこの方法は
、主として同定目的のために有用である。
この発明のポリペプチドのレベルが最高に達した時、培
養を中断し、そしてポリペプチドを単離することができ
る。ポリペプチドが適切なシグナルペプチド配列と融合
している場合、このものは細胞により直接上清に分泌さ
れる。その他の場合には、細胞をSDS又はトリトンの
ごとき洗剤で処理することにより破壊するか、又はリゾ
チーム又は同様に作用する酵素により細胞溶解しなけれ
ばならない。宿主微生物として酵母を使用する場合、グ
ルコシダーゼによる酵素的消化によって細胞壁を除去す
ることができる。この方法に代えて、又はこの方法に加
えて、機械的力、例えば剪断力(例えばX−プレス、フ
レンチプラス、ダイノミルによる)、又はガラスピーズ
もしくは酸化アルミニウムとの振とう、あるいは例えば
液体窒素中での凍結と解凍との反復、さらには超音波を
使用して細胞を破壊することができる。この発明のポリ
ペプチドを含有する、細胞上滑又は細胞の破壊の後に得
られた混合物を、当業界においてよく知られている方法
、特にポリエチレンイミン処理、遠心分離、及び塩、例
えば硫酸アンモニウム又は亜鉛塩による沈澱によって濃
縮することができる。
追加の精製段階は例えば超遠心分離、ダイアフィルトレ
ージョン、ゲル電気泳動、クロマトグラフ法、例えばイ
オン交換クロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラ
フィー、高圧液体クロマトグラフィー(■PLC) 、
逆相FIPLC、ファスト・プレッシャー・液体クロマ
トグラフィー(FPLC)等、適当なゲル濾過カラムに
よる分子サイズに従う混合物の成分の分離、透析、アフ
ィニティークロマトグラフィー、例えば抗体、物にモノ
クローナル抗体、特にMab−135及びMab−17
9を用いるアフィニティークロマトグラフィー、並びに
当業界において知られている他の方法である。
好ましい態様においては、この発明のポリペプチドは、
モノクローナル抗体アフィゲル(aHigel)、例え
ばMab−45−アフィゲルを通して細胞上清を濾過し
、結合したIgE−BFポリペプチドを、例えばpl+
2.6の0.1Mグリシン−■C7!緩衝液により溶出
し、目的ポリペプチドを含有する両分を陰イオン交換カ
ラム、例えばシンクロバック(SynChropak)
八X300に負荷し、カラムを例えばTris −HC
I!緩衝液(p1]7.4)により洗浄し、蛋白質を例
えば塩化すトリウム溶液、例えばI M NaCj+に
より溶出し、目的ポリペプチドを含有する両分を透析し
そして凍結乾燥し、透析された両分を逆相クロマトグラ
フィー、例えばシンクロパックRP−4カラム上に負荷
し、そして目的ポリペプチドを例えばアセトニトリル1
0.1%TFAグラジェントにより溶出することにより
、細胞上清から単離される。
この方法は特に、RPM I 8866細胞上清から天
然IgE−BFを精製するために特に適当である。この
方法により精製された天然IgB−BFはアミノ酸配列
決定法のために十分な純度を有し、そしてこの配列決定
により、これが次のN−末端アミノ酸配列:及び MXL   ロ  ν  5SGFVXを有する2種類
の蛋白質から成ることが明らかになった。
上記の番号は式(I)の番号に対応する。Xで示される
アミノ酸は決定されなかったが、式(I)又は(III
)のDNA配列との比較により次の様に帰属させること
ができる: X +aq −R+ X +5+ −E 
、 X+55=S 、 X+bo =C、Xl63=C
0この分析により、天然1gE−BFは少なくとも2つ
のポリペプチド、すなわちL+411から8321に伸
びるアミノ酸配列を有するもの及びM H5゜からS3
21に伸びるアミノ酸配列を有するもの〔式(I)にお
いて〕が約40760の比率で存在するという結論が可
能とする。
最後に、単離された蛋白質のIgE−結合活性は当業界
においてよく知られた方法、例えばロゼツト阻害アッセ
イ、抗−IgE抗体へのTgE−結合のブロック、アフ
ィニティークロマトグラフィー実験、及びアレルギー個
体からのリンパ球によるインビトロIgE合成の進行の
抑制の測定実験により決定することができる。
正しい配列を有するがしかし三次元的折りたたみが誤っ
ているこの発明のポリペプチドは再生実験における中間
体として有用である。
この発明はまた、この発明の方法により製造される式(
I)のポリペプチド又はその断片、変異体もしくは誘導
体に関する。
■u朋」 この発明はさらに、この発明のポリペプチドを発現する
ことができる形質転換された宿主の多段階製造方法に関
し、この方法は、 1)式(I)のポリペプチド又はその断片、変異体もし
くは誘導体をコードするDNAを調製し;2)得られた
DNAを適当なベクターに導入し;3)得られたハイブ
リドベクターにより適当な宿主を形質転換し; 4)未形質転換宿主から形質転換された宿主を選択し;
そして場合によっては、 形質転換された宿主からハイブリドベクターを単離し、
該ハイブリドベクターのコード領域又は非コード領域を
変形し、そして段階3及び4を再度行う; ことをコードする。
宿主の調製に使用される段階は後でさらに詳細に記載す
る。この発明はまた単一の段階にも関する。
この発明は式(I)のポリペプチド、又はその断片、変
異体もしくは誘導体をコードするD’N A、及びその
製造方法に関する。
この発明のポリペプチドをコードするDNAは、a)単
離されたmRNAをcDNAに逆転写するか、b)ゲノ
ムDNAを単離するか、又はC)化学合成する、ことに
より得ることができる。
この発明においては、DNAの構造が未知であったので
、DNAをゲノムDNAから、又はIIIRN八を介し
てcDNAライブラリーから得なければならなかった。
cDNパライブラリ−は細胞から単離されたmRNAに
対して相補的な遺伝情報を含む。
a)   された+nRNAのcDNAへの゛1云−c
l)NAライブラリーを得るため、IgE−結合活性を
発現する細胞、特にヒ)B−細胞及びこれに由来するセ
ルラインからmRNAを単離する。このmRNAを2末
鎖cDNΔに転換する。好ましいヒトB−セルラインは
RPM I 8866である。他の有用なり一セルライ
ンは天然B−細胞をエプスタイン−バールウィルスによ
り不滅化することによって調製することができる。当業
界においてよく知られている標準的方法がmRNAの調
製のために使用される。
細胞膜を破壊し、そして細胞内容物を放出せしめ、これ
からmRNAを単離する。細胞膜は好ましくは、物理的
方法により、又はSDSのごとき洗剤、グアニジニウム
チオシアナート、一定塩濃度又は好ましくは混合による
ホモシネ−ジョンによる細胞溶解により破壊する。フェ
ノール抽出、エタノール沈澱、遠心分離及びクロマトグ
ラフィー、好ましくは幾つかの方法の組合わせの標準的
方法によりmRNAを単離する。遠心分離は好ましくは
グラジェント、例えばCsC/lグラジェント上で行う
。クロマトグラフィーのため、好ましくはカラム、特に
オリゴ−dTカラムを使用する。
従来技術の方法に従って、全mRNAを直接ds−cD
NAに転換することができる。好ましくは、幾つかの技
法、例えば電気泳動、クロマトグラフィー及び遠心分離
、好ましくはシュークロースグラジェント遠心分離を用
いて、この発明のポリペプチドをコードするmRNAを
さらに濃縮する。
この発明のポリペプチドをコードするmRNAを含有す
る両分を、幾つかの方法、例えばインビボ又はインビト
ロ翻訳とこれに続<IgE−結合因子活性の検出により
、あるいはヌクレオチド配列が知られている場合にはオ
リゴヌクレオチドプローブとのハイブリダイゼーション
により検出することができる。
インビボ翻訳系は原核系又は真核系であることができる
。好ましいインビボ翻訳系はManiatis等(I)
により記載されたアフリカッメガエル7 1aevis
)卵母細胞系である。インビI・口翻訳系は例えば小麦
胚及びラビット網状赤血球ライセード系であり、いずれ
も市販されている。
IgE結合因子性のスクリーニングのための検出系にお
いては、好ましくは式(I)のペプチドに対するモノク
ローナル抗体、特にMab−135又はMab−176
を用いる。他の可能な系においてはl gEタイプの免
疫グロブリンを常用のイムノアッセイにおいて使用する
未分画の又は分画されたmRNA由来のmRNAのプー
ルから、当業界において良く知られている方法によりd
s−cDNAを得ることができる。好ましい一般的方法
力<Maniatis等(I)、Okayama及びB
erg(2)、並びにHe1decker (3)によ
り記載されている。一般に、mRNAを逆転写酵素を使
用してまず5s−cDNAに転換し、そして次に逆転写
酵素又はDNAポリメラーゼI  (Klenow断片
)を用いて2木鎖cIINAに転換する。この発明にお
いては、この方法は好ましくはManiatis等(I
)により記載された方法に従って行う。ds−cDNA
の合成をプライムするために2つの方法のいずれかを使
用することができる。1つの方法においては5s−cD
NAの天然ループ形成を用いる。第二の方法は5s−c
DNAをボモボリマーテイル、例えばポリ−dC又はポ
リ−dTによりテイル形成することにより行う。
その対応するポリペプチドが検出系において最高の活性
を示すmRNA画分を当業界においてよく知られている
方法により相補的cDNAに転写する。
mRNA及びプライマーとしてのオリゴ−dTを混合す
る。次に、dNTPを出発物質として添加し、そしてc
DNA−mRNAバイブリド分子の合成を逆転写酵素に
より実現する。RNA分子をNa0llの添加により分
解する。DNAポリメラーゼ、好ましくはDNAポリメ
ラーゼIのKlenow断片を混合し、そしてこの混合
物を適当な温度、例えば12℃〜15℃においてインキ
ュベートする。この混合物をヌクレアーゼS1と共にイ
ンキュベートし、そしてこの発明のポリペプチドをコー
ドするmRNAに対応するds−cDNAを得る。
増幅及び構造の解明のため、得られたds−cDNAを
適当なベクター、例えばプラスミドpUc−KOに連結
し、そして得られたハイブリドベクターを、後でさらに
詳細に記載するように、適当な宿主、例えばE、コリH
BIOIを用いて複製する。ハイブリドベクターの再単
離、及び挿入されたcDNAの回収により、この発明の
ポリペプチドをコードするDNAの構造決定が可能とな
る。得られたハイブリドベクターpCL−2及びpCL
−1はそれぞれ式(I[)及び式(III)の挿入部を
含有する。pCL−2のcDNA挿入部は次の式(II
): ■ で表わされる配列を有する。
式(II)のDNA配列中、式(I)のポリペプチドを
コードする領域がアミノ酸記号により標示されている。
非コードフランキング領域もまた、単離されたmRNA
の非コード領域である。制限部位mRNAから得られた
他のcDNAは式(I[[)の配列を有し、この場合、
式(I)のポリペプチドのアミノ酸106−127をコ
ードするヌクレオチド、すなわち式([)のヌクレオチ
ド316−378が欠失しており、そして他のコード領
域及び2つのフランキング配列の部分が式(I[)のD
NA配列と同一である。このcDNA挿入部はpCL−
1中に見出され、そして次の式(■): により表わされる配列を有する。
b)゛ツムDNAの゛ この発明のポリペプチドをコードするDNAを得るため
の他の適当な方法は組織又は細胞培養のゲノムDNAか
ら前記DNAを単離することから成る。細胞を好ましく
はSDS及びプロテイナーゼKを用いて溶解し、そして
フェノールによる抽出を反復してDNAの脱蛋白質を行
う。RNAを好ましくはRNAアーゼにより消化する。
得られた原料DNAを適当な制限酵素例えばHael[
+及びAlulにより部分消化し、そして15〜20k
bの断片を単離し、そして適当なファージ又はコスミド
、例えばシャロン4A又はEMBL−3フアージ中で増
幅し、そして目的の配列について例えば放射能標識され
たDNAプローブにより、又は前記の他の方法によりア
ッセイする。
C)−匡凡込!HじL叡威 この発明のポリペプチドをコードするDNAの第三の調
製方法は化学合成である。DNAの化学合成はS、A、
Marang(4)により要約されている。
既知の合成法が40又は60塩基までのポリヌクレオチ
ドの良好な収量、高純度、且つ比較的短時間での調製を
可能にする。適切に保護されたヌクレオチドをに、 L
、 Agarwal等(5)のホスホジエステル法、C
,B、Reesm(6)のホスホトリエステル法、又は
Rルルetsinger等(6a)のホスファイトトリ
エステル法により連結する。オリゴヌクレオチド及びポ
リヌクレオチドの合成の単純化が固相法により可能であ
り、この方法においては核酸鎖が適当なポリマーに結合
される。DNA合成機を使用するのが有利である。
実際の2本鎖DNAは、化学合成された短かいがしかし
オーバーラツプするセグメントから酵素的に構成するこ
とができる。例えば、Khorana等(7)によれば
、両DNA鎖からのオーバーラツプするポリヌクレオチ
ドが使用され、これらが塩基対合によって正しい配置に
維持され、そして次にDNAリガーゼ酵素により化学的
に連結される。
他の可能性は、各場合において2本のDNA鎖からの1
つのポリヌクレオチド配列を、DNA−ポリメラーゼ、
例えばDNA−ポリメラーゼ■、ポリメラーゼ■のKl
enow断片もしくはT4ONAポリメラーゼ又は逆転
写酵素と共に4種類の必要なデオキシヌクレオシドトリ
ホスフェートの存在下で、短いオーバーラツプするセグ
メントと共にインキュベートする。これによって2本の
ポリヌクレオチド配列が塩基対合によって正しい配置に
維持され、そして必要なヌクレオチドが酵素により補充
されて完全な2本鎖DNAが得られる(S、A、Nar
angd)工 (I のポリペプチドの   コードj
一式(I)のポリペプチドの断片をコードするDNAは
、式(If)もしくは(+11)のDNA又はこれを含
有するベクターを適当な制限酵素及び/又は適当なエキ
ソヌクレアーゼで消化し、そして必要な場合には得られ
たDNA断片に化学的方法で合成されたDNA断片を補
充し、あるいは所望の断片を全体として化学合成するこ
とにより得られる。
適当な制限酵素及びその制限部位は式(TI)に示され
ている。式(I)のポリペプチド配列D1,9−832
1をコードするDNA断片の調製のため、Bglll及
びBsaIが適当である。ポリペプチド配列Al34 
3321をコードするDNA断片は1lind■及びR
saIC式(II)、第4図を参照のこと〕で制限酵素
処理することにより得られる。DNA断片の調製はまた
段階的に達成することができ、この場合まずより大きな
りNA断片を例えばHinc■及びRsaIによる制限
酵素処理により調製し、これを適当なベクターにサブク
ローニングし、次にこれをそれぞれBglll及びBa
mHI <又は旧ndI[[により切断する(第3図及
び第4図を参照のこと)。
部分的又は全体的化学合成と制限酵素及び/又はエキソ
ヌクレアーゼの使用との組み合わせが、式(II)に含
まれる所望のDNA断片の調製を可能にする。
この発明はまた、式(II)のDNAの他のDNA断片
に関する。これらの断片はIgE−結合活性を有するポ
リペプチドをコードしており、又は天然もしくは合成に
由来する前記のようなりNAを同定するためのプローブ
として使用することができる。好ましいDNA断片は式
(I)に含まれ好ましいポリペプチド断片をコードする
ものである。DNAプローブは7個以上、好ましくは約
15個以上のヌクレオチドの配列を有する。
2、 バイブ1 ′ベタ −の量。+1この発明のハイ
ブリドベクターは、式(I)のポリペプチド又はその断
片、変異体もしくは誘導体をコードするDNAを適当な
ベクターに連結することにより調製される。
適当なベクターは組み込まれたバ・7センジヤーDNA
のためのキャリヤーであって宿主微生物例えばヒト細胞
を形質転換するために使用することができるものであり
、そして宿主内で複酸することができるものである。プ
ラスミド、ファージ又はコスミドがベクターとして適当
である。適当なベクターは定められた位置にDNA挿入
部を担持する。
一般に、この様なベクターはレプリコン及び制御配列、
すなわちプロモーターを含有し、これらは、これらが使
用される宿主細胞と適合性の種に由来する。ベクターは
通常、レプリコン部位、及び形質転換された細胞の表現
型選択を行うことができる配列(マーカー遺伝子)を担
持する。適当なマーカーは宿主に抗生物質耐性又は重金
属耐性を付与し、又は宿主の遺伝的欠損を補完する。こ
の様なベクター中の他の有用な配列はエンハンザ−及び
アクチベーター配列である。
出発ベクターは広範囲の原核生物及び真核生物にわたる
宿主細胞において使用するために適当なものである。ベ
クターは形質転換に使用される宿主細胞に依存して選択
される。
好ましい出発ベクターは当業界において入手可能なプラ
スミドDNA及びバクテリアファージDNAである。特
に、プラスミドpBR322及びその誘導体が有用であ
る。この様な誘導体は例えばプラスミドpUC−8、p
UC−9、pMC−9、pGEM” −1及びpGEM
”−2である。バタテリオファージベクターの内λファ
ージのDNA、例えばλファージgt−11のDNAが
好ましい。他の好ましいファージベクターはシャロン4
A及びEMBL−3フアージである。λクローニング系
はManiatis等(I)により記載されている。
例えば式(II)又は(III)のパンセンジャーDN
Aを担持するベクターはハイブリドベクターと称される
得られたDNAを常法により出発ベクターに連結する。
出発プラスミドはまず適当な制限酵素により線状化する
。例えばプラスミドpUC−KOはPstlにより線状
化する。次にdGTP及びターミナルデオキシヌクレオ
チジルトランスフェラーゼの存在下でdGテイルを付与
する。2重鎖cDNA挿入部にdcTr’及びターミナ
ルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼの存在下
でdC−テイルを付与する。
cDN^及びベクターの両者を一緒にしてハイブリドベ
クターを得る。バクテリアファージ、例えばラムダ(λ
)はゲノムライブラリーを造成するために好ましい。λ
クローニング系はManiatis等(I)により記載
されている。適当なベクターDNAを適当な制限酵素に
より完全消化して、そして速度勾配遠心又はゲル電気泳
動により中央断片からレフトアーム及びライトアームを
分離する。他の方法においてはレフトアーム及びライト
アーム内に認識部位を有しない制限酵素により原料断片
の部分を消化する。単離されたゲノムDNAを15〜2
0kbの長さの断片に部分消化する。この後、アームの
末端と適合する末端を有する外来DNAの断片とアーム
とを連結する。
適当なりNA挿入部をもとのクローニングのために使用
したもとのベクターから適当な発現ベクターにレクロー
ニングする。この目的のため、適切な制限酵素(第3図
及び第4図)を最終的にはエキソヌクレアーゼ、特にB
a131と組み合わせて使用して所望のDNA断片を生
じさせる。これらの断片を、平滑末端を直接使用するこ
とにより、又は適当な化学合成されたオリゴヌクレオチ
ド架橋の付加により、適当な発現ベクターに組み込む。
末端の変形のため、例えばHindI[及びBglI[
を使用することができる。この方法はこれらの特定の制
限酵素に限定されない。化学合成されたオリゴヌクレオ
チドと組合わせて適当な制限酵素を用いて、発現ベクタ
ーとDNA挿入部との間の望ましい連結を行うことがで
きる。
この発明はさらにハイブリドベクターに関し、このハイ
ブリドベクターでは式(I)のポリペプチド又はその断
片、変異体もしくは誘導体をコードするDNAが場合に
よっては発現制御配列に作用可能に連結されている。
発現のために、適当なバイブリド発現ベクターが使用さ
れる。バイブリド発現ベクターなる語は、DNA配列が
その発現を行うことができる他の配列、すなわちオペレ
ーター、エンハンサ−及びプロモーター配列に作用可能
に連結されている、ベクター中に含まれるDNA配列を
発現することができる特定のベクターを包含する。要約
すれば、発現ベクターは機能的定義により特徴付けられ
、その中に含まれる特定のDNAを発現せしめることが
できる任意のDNA配列を意味する。この発明は、当業
界において知られている発現ベクターから作ることがで
きるすべての形態の発現ベクター、及びこの発明のポリ
ペプチドをコードするDNA挿入部を含有する機能的同
等物を包含することが意図される 幾つかの発現制御配列を遺伝子発現の制御のために用い
ることができる。微生物発現ベクターは一般にそれ自体
の蛋白質の発現のために微生物宿主により使用されるプ
ロモーターを含有する。組換D N A A成のために
最も一般に使用されるプロモーターにはβ−ラクタマー
ゼ及びラクトースプロモーター系(Chang等(9)
; Goeddel等(I0) )、トリプトファン(
trp)プロモーター系(Goe−ddel等(I1)
 ) 、又はバクテリオファージプロモーター系、例え
ばλ由来のPLプロモーターが含まれる。これらが最も
一般的に使用されるが、他の微生物プロモーターが見出
されそして使用されており、そしてこれらのヌクレオチ
ド配列に関する詳細が公表されており、当業者はこれら
をプラスミドベクターと機能的に連結することができる
(Siebenlist等、(I2) ) 、原理的に
は、選択された宿主中で複製しそしてこの発明のポリペ
プチドを発現せしめるすべての宿主が適当である。この
発明のポリペプチドの発現のために適当なベクターの例
としてプラスミドpKK222−3 、 pDR720
及びpPL−λ、又はλ−gtllのごときバクテリオ
ファージλのベクターを挙げることができ、いずれも市
販されている(ファルマシャ、スエーデン;ブロモか、
パイオフニック、米国)。この発明の好ましいベクター
はタイプpIH−ompA CCharayeb等、(
I3) )の発現及び分泌ベクター、及びPLプロモー
ターを含有するベクターである。
酵母における複製及び発現のために適当なベクターは1
又は複数の、例えば2個の酵母レプリコン開始部及び1
又は複数の酵母用選択マーカーを含有する。酵母レプリ
コン開始部、例えば染色体自律複製セグメン) (ar
sl)又は2μoriを含有するハイブリドベクターは
形質転換の後酵細胞内で染色体外に維持されそして自律
複製する。酵母のための適当なマーカー遺伝子は特に、
抗生物質耐性を宿主に付与するもの、あるいは栄養要求
性酵母変異株の場合には宿主の欠損を補完する遺伝子で
ある。対応する遺伝子は、例えば抗生物質シクロヘキシ
ミドに対する耐性を付与し、又は栄養要求変異株におい
て原栄養性を提供する遺伝子、例えばURA3 、 L
EU2 、 HIS3、又は特にTRP n遺伝子であ
る。酵母ハイブリドベクターはさらに、好ましくは、ベ
クター又はその中間体の造成及びクローニングを細菌宿
主中でも行うことができるように、細菌、特にE、コリ
のレプリコン開始部及びマーカー遺伝子を含有すること
ができる(シャトルベクター)。酵母での発現のために
適当な発現制御配列は、例えば高度に発現される酵母遺
伝子の発現制御配列である。すなわち、TRP n遺伝
子、^D■■又はADHn遺伝子、ホスファターゼ(P
H03又はPH05)遺伝子、イソチトクローム遺伝子
のそれぞれのプロモーター、又は解糖系に関与するプロ
モーター、例えばエノラーゼ、グリセルアルデヒド−3
−ホスフェートデヒドロゲナーゼ(GAPDH)又は3
−ホスホグリセレートキナーゼ(PGK)のプロモータ
ーを使用することができる。好ましいベクターは増殖条
件の変化によってターンオン又はターンオフされ得るプ
ロモーターを含有する。
例えば、Pl+05プロモーターは、培地中の無機リン
酸イオンの濃度を上昇又は低下せしめるだけで抑制又は
抑制解除することができる。
このような細胞のための発現ベクターは、発現されるべ
き遺伝子の前に位置する多才な(versatile)
そして強力なエンハンサー−プロモーターユニットを含
有する。cDNAが発現されるべき場合、RNAスプラ
イス部位、ポリアデニル化部位及び最後に転写停止配列
が遺伝子に付加される。哺乳類細胞において使用するた
め、発現ベクター上の制御機能はしばしばウィルス材料
によって提供される。
例えば、一般に使用されるエンハンサーープロモーター
ユニットはシミアンウィルス40 (SV40)、ラウ
ス肉腫ウィルス、アデノウィルス2、又はマウス及びヒ
ト−サイトメガロウィルスに由来する。
特に、マウス−サイトメガロウィルスの直接初期遺伝子
(immediate early gene)のエン
ハンサー−プロモーターユニット、及びヒトα−グロビ
ンプロモーターと組合わされたSV40のエンハンサ−
が適当である。さらに、誘導性プロモーター、例えば、
ヒートショック遺伝子又はメタロチオネイン遺伝子由来
のプロモーターも有用である。さらに、・目的遺伝子配
列に通常関連しているプロモーター又は制御配列を使用
することもできる。複製開始点は、例えばSV40又は
他のウィルス起因(例えばポリオーマウィルス、アデノ
ウィルス、vsv 、 spv等)の外来開始点を含有
するようにベクターを造成することにより提供され、又
は宿主細胞染色体複製機構により提供される。ベクター
が宿主細胞染色体に組込まれる場合、後者の方法が一層
効果的である。
クローン化されたDNA挿入部を含有するベクターDN
Aの宿主からの再単離は常法に従って、特に宿主細胞の
溶解、並びに遠心分離、特にC5Cj!密度遠心分離及
びフェノール/クロロホルムによるDNAの精製により
達成される。
この発明はまた、式(I)のポリペプチド又はその断片
、変異体もしくは誘導体をコードするDNA配列を挿入
部として含有するハイブリドベクターに関する。
特に、この発明は、挿入部が、アミノ酸106427を
含んで成るアミノ酸配列が欠けている式(I)のポリペ
プチド;あるいは アミノ酸120.12L 122.123.124.1
25.126.127゜128、129.130.13
1 、132.133.134.135.136.13
7.138゜139、140.141 、142.14
3.144.145.146.147.148.149
゜150、151.152.153.154.155.
156.157.158.159又は160のいずれか
から始まりそしてアミノ酸282と321との間のいず
れかのアミノ酸で終るポリペプチドから成る群から選択
される式(I)のポリペプチドの断片;あるいは、 アミノ酸119からアミノ酸321までのアミノ酸配列
から成る式(I)のポリペプチドの断片;あるいは、 アミノ酸134からアミノ酸321までのアミノ酸配列
から成る式(I)のポリペプチドの断片;あるいは、 アミノM148からアミノ酸321までのアミノ酸配列
から成る式(I)のポリペプチドの断片;あるいは、 アミノ酸150からアミノ酸321までのアミノ酸配列
から成る式(I)のポリペプチドの断片;をコードして
いることをコードする、式(I)のポリペプチドの断片
をコードしているDNA配列を挿入部として含んで成る
ハイブリドベクターに関する。
特に、この発明は式(II)もしくは(TIT)のDN
A配列又はその断片もしくは変異体を含んで成るハイブ
リドベクターに関する。
特定のハイブリドベクターは、I)Cl3 、 pcL
l 。
pFM−1,pPH−2,pPL−BF、 pJDB2
07R/RHO5−BF、 pCAL5−R/ND、 
pCAL8−BF/ND及びpPL、PTIS−BFで
ある(第1図〜第8図)。
この発明の他のハイブリドベクターは、式(I[)の挿
入部の一部分に100%相同である少な(とも15ヌク
レオチドのDNA配列を含んで成る。
3、 0) 云 強力な発現ベクターに続き、適合性の宿主細胞が、この
発明の目的ポリペプチドの発現のために使用される。一
般に、DNA配列のクローニング及びベクターの組立て
のためには原核生物が好ましい。組立てられたベクター
は次に適当な宿主細胞に形質転換され、この場合原核細
胞及び真核細胞を使用することができる。使用すること
ができる微生物種にはE、コリ(E、 coli) 、
バシルス・ズブチリス(Bacillus  5ubt
ilis) 、バシルス・ステアロサーモフィルス(B
acillus  stearo−thermo hi
lus) 、及び他のエンテロバクテリアソセー(En
’terobacteriaceae)、例えばサルモ
ネラ・ティフィムリウム(Salmonella  垣
himurium)−又はセラチア・マルセセン(Se
rratia  marces’a■0、及び色々なシ
ュードモナス(ハ堕動μ〃uの種が含まれる。特に、E
、コリの株、例えばE、コリB、 HB 101.BZ
 234. X1776、 W3110.J^221及
びに12が有用である。これらの例は言うまでもなく限
定的なものではなく例示的なものである。
原核生物に加えて、真核微生物、例えば酵母を使用する
こともできる。真核微生物の間ではサッカロミセス・セ
レビシエー1又は通常のパン酵母が最も一般的に使用さ
れるが、他の多くの種も利用可能である。サツカロミセ
スでの発現のため、例えばプラスミドYRp7 (St
inchomb等(I4)  ;Kingsman等(
I4a ) ; Tschemper等(I5) )を
使用することができる。
微生物のほかに、多細胞生物由来の細胞培養物を宿主と
して使用することもできる。原理的にはを推動物又は無
を推動物のいずれからの任意の細胞培養物が有効である
が、しかしなからを推動物の細胞培養物が最も興味深い
。この様な有用なセルラインの例としてVero細胞、
He1a細胞、チャイニーズハムスター卵巣(COH)
セルライン、Bowesメラノーマセルライン、RPM
I8866、及びCo5−7セルラインが挙げられる。
得られたハイブリドベクターDNAの受容体への形質転
換は、例えばManiatjs等(I)により記載され
ているような、当業界において良く知られている方法に
より達成される。細菌はハイブリドベクターDNAによ
り、例えばCaCj2形質転換法により形質転換される
ベクターとしてのλファージのDNAとの組合わせにお
けるE、コリ宿主細菌のための他の適当な形質転換法は
ハイブリドベクターDNAのインビトロパッケージング
及び前記細菌の感染である。
インビトロパッケージングは主として入手可能なパソケ
ージングキソト(ファルマシア、スエーデン:ベーリン
ガー、マンハイム)を用いることにより達成される。感
染はManiatis (I)、 275頁、により記
載されているMgC7!2法により行われる。
酵母の形質転換は、グルコシダーゼによる酵母細胞壁の
酵素的除去、得られたスフェロプラストのポリエチレン
グリコール及びCa++イオンの存在下でのベクターに
よる処理、並びに寒天へのスフェロプラストの包埋によ
る細胞壁の再生を含んで成る。好ましくは、再生寒天は
再生及び形質転換された細胞の選択が同時に可能なよう
に調製される。
組織培養で増殖したを推動物細胞の形質転換は当業界に
おいてよく知られている幾つかの方法の1つを用いて達
成することができる。細胞核へのDNAの直接注入、E
、コリのプロトプラストと他の宿主細胞との融合、又は
DNAとリン酸カルシウムとの間の同時沈澱物の添加を
用いることができる。これに続く、形質転換された細胞
の選択は、発現ベクター中に共有結合により組み込まれ
ているか又は別個に添加される選択マーカーを用いて行
うことができる。選択マーカーは0418及びハイガロ
マイシンのごとき抗生物質に対する耐性を付与する遺伝
子、又は宿主の遺伝的欠損、例えばチミジンキナーゼ又
はヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼの
欠損を補完する遺伝子を包含する。
4、7 云 された 主の゛ ベクターに組み込まれ選択ユニットの性質を担持する形
質転換された宿主は、形質転換された宿主のみが生存す
る適当な選択条件下で細菌を増殖せしめることにより未
形質転換宿主から選択される。バタテリオファージとの
組合わせにおける他の選択方法は、プレートされたE、
コリ宿主細菌上でのプラーク形成である。
この発明のポリペプチドをコードするDNA配列を挿入
部として含有するハイブリドベクターを担持する宿主の
スクリーニングは、その様なポリペプチドの断片をコー
ドする放射能標識されたオリゴヌクレオチドプローブを
用いることにより、又は前記DNA挿入部のポリペプチ
ド生成物についてスクリーニングすることにより達成す
ることができる。ハイブリダイゼーションは特に、この
発明のポリペプチドの断片をコードする約12個又はそ
れより多くの連続するヌクレオチドを含有するmRNA
又は任意のオリゴヌクレオチドプローブを用いて行われ
る。
特に、この発明のポリペプチドをコードする挿入部をコ
ードするハイブリドベクターにより形質転換されたE、
コリ宿主の選択は、アガロースプレート上に拡げられた
cDNAライブラリーに由来するレプリカフィルターへ
のオリゴヌクレオチドプローブのハイブリダイゼーショ
ンにより行うことができる。オリゴヌクレオチドプロー
ブは、T4−キナーゼ酵素を用いて32p−α^TPに
より5′−末端において、又はファージM13にクロー
ン化されたこの発明のポリペプチドをコードするcDN
^の任意の断片を用いるKlenowポリメラーゼによ
るプライム合成により内部的にラベルすることができる
スクリーニング目的のための蛋白質生成物はインビトロ
又はインビボ翻訳、Maniatis等(I)に記載さ
れているように、特にアフリカッメガエル■旦並翌1a
evis)の卵母細胞系を用いて得られる。翻訳された
蛋白質生成物はモノクローナル抗体、例えばMab−4
5、Mab−176及びMab−135を用いることに
より、あるいは機能的試験系、例えば5arfati等
(I7)によるロゼツト阻害試験において行われるよう
なポリペプチドへのIgEの結合を用いることにより出
検される。
この発明のポリペプチドをコードするDNA配列を担持
する組換ファージは、ハイブリダイゼーションのために
前記ポリペプチドをコードするDNAの断片を含んで成
る放射能標識されたヌクレオチド配列を用いるハイブリ
ダイゼーションにより同定される。この方法に代えて、
これらはMab−135及びMab476のごときモノ
クローナル抗体を用いる免疫学的スクリーニングにより
検出される。
ハイブリドベクターのコード領域又は非コード領域の変
形は例えばld)において前記した方法により達成され
る。
この発明はさらに、例えば花粉、ネコのフケ、家庭のホ
コリダニ等あらゆる種類の抗原に対してアレルギー性で
ある患者におけるアレルギー状態の治療又は予防のため
に、IgE結合活性を有するこの発明のポリペプチドを
使用することに関する。母乳が提供されない特に危険性
の高い新生児を含む、危険期間中の高危険患者の治療が
特に重要であろう。この発明のポリペプチドは経腸的に
、例えば鼻内に、直腸に、又は経口的に、あるいは非経
口的に、例えば筋肉内に、皮下に又は静脈内に、通常は
投与単位形として、例えば錠剤、火剤、アンプル、バイ
アル又は生薬として適用される。
投与されるべきポリペプチドの量はその比活性、患者の
体重及び一般的症状、疾患の重症度、投与の態様等に依
存し、そして医師の判断に基かなければならない。一般
に、体重1 kg 1日当り1100Jt〜5000■
の量が投与される。
この発明はさらに、抗アレルギー的に有効な量のIgE
−結合活性を有するこの発明のポリペプチドを、経口投
与、直腸投与、鼻内投与又は非経口投与、すなわち筋肉
内投与、皮下投与、又は腹腔内投与のために適当な医薬
として許容される常用のキャリヤーと共に含んで成る医
薬に関する。
適当な錠剤、カプセル、固体粉末を含有するバイアル、
又はネブライザー、スプレー、バイアル、アンプル、及
び等であって、注入溶液、好ましくは水溶性又は懸濁液
を含有する類似のものが存在し、これらは使用前に、例
えば活性成分をキャリヤー、例えばマンニトール、グル
コース、アルブミン等と共に含有する凍結乾燥調製物か
ら調製することができる。医薬製剤は無菌化することが
でき、そして所望により助剤、例えば防腐剤、安定剤、
乳化剤、溶解剤、緩衝剤、及び/又は浸透圧調節塩を混
合することができる。無菌化は小孔サイズ(0,451
M以下の直径)のフィルターを通して無菌濾過すること
により達成することができ、次に所望により凍結乾燥を
行うことができる。無菌性を維持するために抗生物質を
添加することもできる。
この発明の医薬調製物は、単位投与当り1〜2000■
の医薬として許容される担体、及び単位投与当り好まし
くは2〜50■の活性成分を含んで成る単位投与剤、例
えばアンプルに調製することができる。
この発明はまた、この発明のポリペプヂ1′を医薬とし
て許容される担体と混合することを特許とする医薬の製
造方法に関する。
この薬剤は、それ自体公知の方法により、例えば常用の
混合、溶解、凍結乾燥等の方法により製造され、そして
約0.1%〜100%、特に約1%〜50%の活性物質
を含有する。
この発明の新規なポリペプチドの、人体の予防的及び治
療的処置のための使用もこの発明の対象である。
この明細書を通して使用される略号は次の意味を有する
bp    塩基対 BS^  ウシ血清アルブミン cDNA   相補的DNA cpm   分当たりカウント(放射性崩壊)dA  
  2’−デオキシアデノシンdATP   2’−デ
オキシアデノシントリホスフェート dC2’−デオキシシチジン dCTP   2’−デオキシシチジントリホスフェー
ト dG    2’−デオキシグアノシンdGTP   
2’−デオキシグアノシントリホスフェート dT    2’−デオキシチミジン dTTP   2’−デオキシチミジントリホスフェー
ト DN八  デオキシリポ核酸 dNTP   dATP、dCTP、dGTP及びdT
TPの混合物ds    2本鎖 HT7   1.4−ジチオスレイトールEDTへ  
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムFC5ウシ胎児血
清 HAT   ヒポキサンチン/アミノプテリン/チミジ
ン HBSS   1lankの平衡塩溶液HT    ヒ
ポキサンチン/アミノプテリンHepes  N  2
−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスル
ホン酸 IgE   免疫グロブリンE mRNA   メツセンジャ−RNA ll1in分 PBS   リン酸緩衝化生理的塩溶液Pipes  
ピペラジン−N、N’−ビス(2−エタンスルホン酸) PMSF   フェニルメチルスルホニルフルオリドR
I^  ラジオイムノアッセイ RNA    リボ核酸 rptn   分当り回転数 SDS    ドデシル硫酸ナトリウムss    単
鎖 Tris   )リス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン tRNA   )ランスファーRNA 河   マイクログラム 撒」」■γ詑託 プラスミドpCL−2を含有するエラセリシャ・コリ(
Escherichia  co旦) HB101/p
CL−2は、1986年7月30日に、D−3400ゲ
ツチンゲン・グリセバッハストラッセ8のDeutsc
he Sammlung fur Mikro−org
an 1slIlenに受託番号DSM3807として
寄託された。
次の例は、本発明を例示するものであって、限定するも
のではない。
■ 次の緩衝溶液及び培地が使用される: 寒天;2%寒天が補充されたLB−ブイヨン。
溶離緩衝液: 10mM  Tris−HCI 、 p
H7,5,1mMのEDTA、  0.2%SO3。
LB−プロス:1%バタトートリプトン(Dirco)
、0.5%バクト酵母エキス(Difco)、170m
MのMace ; NaOHによりpH7,5に調整。
細胞溶解溶液: 0.5M  NaOH,1,5N  
NaCj!。
HBSS :水11中8gのNa(J、400■のKc
J 、48■のNazHPO’、350■のNaHCO
,1160mgのKH2PO4,100■のフェノール
レッド。
HBSS−Fe2 : 10%のFe2 、0.01%
NaNi、6hM  Tris−)ICIl(pH7,
2)を補充したllBs5゜IT−培地:2−メルカプ
トエタノール40μ!、100岸ヒポキサンチン、1囲
デミジンが補 充されたRPMI/C−培地。
HAT−培地:10岸アミノプテリンが補充された11
T−培地。
MBS−H: 88mM  NafJ、1mM  KC
j! 、 0.33mMCa(NO3)z、0.4bn
M  CaCl2.0.82n+MMgSOa 、2.
4n+M  NaHCOi 、10mM  Hepes
(p)17.4)。
マツコンキー寒天:蒸溜水11当り予備混合されたマツ
コンキー寒天(Beckon Dickinson) 50 g 。
卵母細胞溶解緩衝液:20mM  Tris−11(J
! (pH7,5)、50+nM  Na(J! 、 
 0.5%TriLonXIO0、0,5%デオキシコ ール酸ナトリウム、0.1% メチオニン、1mMのPMSF。
PBS:8gのNa(4、0,2gのKO2,1,44
gのNa2HPO4・2H20及び0.2 gのKH2
PO4を含む11溶液。
RPM11640−培地:  Gibcoから入手。
RPM11640/C−培地:1%ペニシリン−ストレ
プトマイシン(Gibco) 、1%L− グルタミン(Gibco)及び15% (v/v) Fe2 (G 1bco)が補充されたR
PM11640−培地。
RVT−緩衝液: 200mM  Tris−HfJ 
(pH8,3、42℃)、20mM MgCIl z、
280mM  KCj2 、20mMDTT 。
5OC−培地:2%バタトトリプトン(Gibco) 
、0.5%酵母エキス(Gibco) 、10mM  
NaCj!、2.5mM KCl、10mMMgCβ2
.5IIIMMgSO4,20mM  グルコース。
5SC−緩衝液: 15mM  クエン酸ナトリウム、
150mMaCI16 TBE−緩衝液: 0.8gのTris、  5.5 
gの硼酸、0.5mMEDT八(pH8,0)  4d
を含む11溶液。
TE−緩衝液: 10mM  Tris−HC,l (
pH7,5) 、1mMEDTA。
THE−緩衝液: 10mM  Tris−ICIl、
1 mM  HD’rA、0、IM Na(J  ; 
NaOHによりp117.8に調整。
洗浄−緩衝液:10mM  Tris−ICIl (p
H7,5) 、1mMEDTA、 0.5  NaCj
2.0.2%SOS 。
、の   びDNAの゛ すべての制限酵素は、酵素データシートに基づいて供給
者によって推薦されるような緩衝液条件下で使用される
。一般的に、3ユニツトの酵素が、1■のDNAを消化
するために使用される。そのインキュベーションは37
℃で2時間維持される。
酵素反応を停止するためには、EDTA及び酢酸ナトリ
ウムが、それぞれ15mM及び200mMの最終濃度に
なるように添加される。DNAを抽出するためにはクロ
ロホルム:フェノールの1:l混合物(TNTによりあ
らかじめ飽和された)1体積を添加し、そしてその混合
物を激しく振盪する。有機相及び水性相を、5000X
gで5分間(室温で)遠心分離することによって分離す
る。その水性相を新しい管に移し、そしてクロロホルム
1体積により抽出する。遠心分離した後、エタノール2
.5体積を添加することによってそのDNAを沈殿せし
める。そのサンプルを一20℃で少な(とも2時間イン
キュベートし、そして110000Xで10分間遠心分
離にかける。そのDNAベレットを70%エタノールに
より1度洗浄し、真空乾燥機により10分間乾燥せしめ
、そして最後に適当な体積のTE緩衝液中に溶解する。
゛の が  される: E、 ml ’  HB 101: F−、hsds2
0 (r−B 。
m−B)、 recA13 + ara14 + pr
oA2 + 1acY1 +galK2.. rspL
20 (Sm ’ )、 xyl−5、mtl−1、5
upE441λ−、(Boyer及びRouland−
Dussoix 1969; Bolivar及びBe
clvan 1979)。
+1PM18866(! )k −47: RPMI8
866細胞(ATCCNaCCL107)は、IgHの
ためのりセプターを発現するリンパ芽球様Bセルライン
に由来する。この細胞系をP。
Ra1ph博士(Sloan−Kettering R
e5earch In5titute、  ’NY、U
SA)から得た。
゛のプラスミドが  される: 戚岨工: Pharmacia、 P−L Bioch
emicals Upsalla。
Swedenから入手できる。このpUC−9プラスミ
ドはPBR322由来のアンピシリナーゼ遺伝子及びE
、コリの1acZ遺伝子の一部に連結されたDNA複製
の起点から成る。ユニーク制限酵素認識部位を含むDN
A挿入部が、このプラスミドの1acHJf域に組込ま
れている。
■Ω皿:このプラスミドはpuc−9の誘導体であり、
ここで1acZ遺伝子のプロモーター/オペレーター領
域が前記プロモーター配列のちょうど外側のHaeI[
制限部位と旧ndll[制限部位との間で、ポリリンカ
ー内で削除されており、pUC−9のプラスミドの他の
配列が未変化のまま残っている。
劇辻r二」2: Promega BioteC+ M
adison+ US八から入手できる。このプラスミ
ドは、特別な転写ベクターである。これは、バクテリオ
ファージのSP6プロモーター含有プラスミドpSP 
64 (Melton。
D、A、、など、(I6) )及びバクテリオファージ
のT7プロモーターを用いて構成される。この得られた
プラスミドは、多数のクローニング部位を含むDNA短
片によって分離された、2種の相対するプロモーターS
P6及びT7を有する。
IN−I[I−on^プラスミド: Gharayeb
など、 (I3)によって記載されている。これらのプ
ラスミドは、E、コリ中における特別な分泌クローニン
グベクターである。該遺伝子生成物のアミノ末端に適切
なシグナルペプチドを融合することによって、細胞膜を
通してのクローン化された遺伝子生成物の分泌を行うこ
とができる。これらのプラスミドにおいては、ompA
蛋白質、すなわちE、コリの主要外層膜蛋白質のシグナ
ルペプチドをコードするDNAフラグメントが、高レベ
ルの発現ベクター中に挿入されている。外来性DNAフ
ラグメントは、前記ompAシグナルペプチドのコード
配列のすぐ後のユニークEcoRI 、 Hindll
l又はBamHI部位で3種の読み枠のいづれか1つと
整合してクローン化され得る。タイプ1,2及び3のp
IN−m −ompA−プラスミドは、翻訳のために異
なった読み枠を開始せしめる。
1 : RPMI8866   か゛のmRNAの゛ 
−15%F CS 、  100ニーyト/ meのペ
ニシリン及び1100J1/−のストレプトマイシンを
補充しRPM11640培地50−を有する組織培養フ
ラスコ(Falcon、 175cj)中でRPMI8
866細胞を増殖せしめる。50個のコンフルエントな
フラスコ(およそ108個の細胞/フラスコ)からの細
胞を遠心分離により集め、そしてPBS 50−により
1度洗浄する。その細胞ペレット(5g)を、チオシア
ン酸グアニジニウム100g、水100−1I M T
ris−11Cj!10.6d  (pH7,5)  
、 0.5  M  EDT八 4.2−1 20 %
N−ラウリルサルコシン21.2−及び2−メルカプト
エタノール2,1−から調製された溶液25m1中に溶
解する。クロロホルム:フェノールの1:1混合物の2
体積を添加する。その混合物を激しく1分間振盪し、そ
して次に10℃で5orvall遠心分離機により10
分間、5000Xgで遠心分離する。
水性相を回収し、そして抽出をさらに4度くり返す。2
体積のエタノールをその水性相に添加する。
一20℃で15分間冷却し、続いて4℃で5orval
lSS340−ターにより10分間10. OOOrp
mで遠心分離することによって沈殿物を回収する。この
ペレットを、TE緩衝液4 me中に溶解する。加熱乾
燥されたC5CJ! (Merck)  7.5 g及
び0.INのHc7! 50piを添加し、そしてその
溶液を7.5艷に調整し、そして12mの遠心管中5.
7 M CsC1のクッション2ml上に重ねる。その
管に水を満たし、そしてTST 410−ター(Kon
tron)により20℃で16時間、2900Orpm
で遠心分離する。運転の最後で、はとんどの上滑液を除
去し、そしてその管を、手早く逆にすることによって排
液する。ガラス状のRNAペレットを、1−のTF、緩
衝液及び0.2%SDS溶液中において37℃で攪拌し
、そして時折暖める(2分間)ことによって溶解する。
そのRNAを、Maniatisなど(I)(ページ4
61〜462)によって記載されているようにしてエタ
ノールにより沈殿せしめる。乾燥したmRNAを溶離緩
衝液1−中に溶解する。68℃で2分間加熱し、そして
氷上で冷却した後、130Illの5MNaCj!を添
加し、そしてこの溶液を、洗浄緩衝液により平衡化され
たオリゴ−dTナセルースの2II11!カラム(5−
の注入器タイプ7 、P−L Biochemical
s中、’1mlのベッド体積)に適用する。サンプルを
2回続けて適用した後、そのカラムを洗浄緩衝液15−
により洗浄し、そして結合されたmRNAを溶離緩衝液
4−により溶出する。溶出された材料を68℃で2分間
加熱し、氷上で冷却し、そして0.44mJ!の5MN
aCj!を添加する。この溶液を、再平衡化されたオリ
ゴ−dTセルロースカラムに2度適用する。
洗浄緩衝液15−により洗浄した後、結合されたmRN
Aを溶離緩衝液4−により溶離する。mRNAの回収の
程度を、260■mでの吸光度を測定することによって
決定する(OD Z60−−−1は、40ttg/ml
の濃度に相当する)。mRNA (I50■)をエタノ
ールにより沈殿せしめる。その沈殿物を遠心分離するこ
とによって集め、水0.4 ml中に溶解し、そしてエ
タノールにより再沈殿せしめる。mRNAのペレットを
空気乾燥し、そして0.1%SDSを補充したTE緩衝
液150111中に溶解する。
2:I E−リセプター びIE−BF゛のポリ例1か
らのポリA −mRNA (Ig/ pf)130■を
、70℃で5分間加熱し、氷上で冷却し、そして0、1
 M NaCj! 、 10mM  Tris−■CJ
 (pH7,5) 、1mMEDT八及び0.5%SD
Sの溶液中、5〜20%の直線シュークロースグラジェ
ント12艷上に負荷する。そのグラジェントを、25℃
でTST 410−ターにより5時間、41.OOOr
pmで遠心する。30個の両分(0,4−の体積/画分
)を集め、そして例3に記載しているようにして、キセ
ノブス・レービス(Xen亜us  1aevis)の
卵母細胞中に注入する。
成熟した雄及び雌のキセノプス・レービスを、種々の動
物供給業者、たとえばに、Evans (716Nor
thside、八nn Arbor、 M148−10
5)から得ることができる。このカエルを、通気しない
で、18〜22℃で任意の水槽で飼育することができる
。牛の肝臓及び牛の心臓の断片の定期的な供給(週二度
)により、健康なコロニーが維持されるであろう。
卵母細胞は、健康で、成熟した雌のキセノブスから得ら
れるべきである。これは、エチルm−アミノ安息香酸の
1 : 1000 (W/V)水溶液中で10〜30分
間、カエルに麻酔をかけることによって容易に成し遂げ
られる。後部腹側上での小さな切開(IG)により、カ
エルの卵巣に容易に接近することができる。卵巣の切片
を摘出した後、その切開部分を縫合することができ、そ
してそのカエルを、すぐに水中にもどす。卵巣をすぐに
、改変Barth生理的食塩水(MBS−H)中に置き
、そして個々の卵母細胞を、白金のループにより取り出
さなければならない。十分に成長した大きな卵母細胞に
、微細マイクロピペット、マイクロメーター注射器及び
任意の標準の解剖用立体顕微鏡を用いて注入する。適切
な注入用ピペットの構成は、Gurdon (I8)に
よって記載されている。卵母細胞を顕微鏡スライド上に
置き、ペーパータオルにより吸取り乾燥し、そして次に
そのスライドを顕微鏡の載物台上に置く。ピペットの挿
入の前及び挿入の間、その卵母細胞を、時計屋が使用す
る鋭利でないピンセットにより固定することができる。
ピペットが卵母細胞を貫通した後、例2のmRNA溶液
(I■/−)の30〜50rlのアリコートをマイクロ
メーター注射器を用いて供給する。同じ画分の1IIR
NAを含む40個の卵のグループを、20℃で45時間
、6%FC3を補充したBarth溶液0.5−中でイ
ンキュベートする。そのインキュベーション培地を除き
、そして卵母細胞を卵母細胞分解緩衝液900pl中で
ホモジナイズする。そのホモジネートを、Eppend
orf遠心分離機により10分間遠心分離する。上相を
回収し、そして例7に記載しているようにして、50p
1のアリコートをRIAにより試験する。
[IALB/cマウスを、4週ごとに5X107個の生
存RPMT8866細胞の腹腔内注射によって免疫感作
する。最後の注射の2日後に集められた個々のマウスの
血清サンプルを抗−FCCR活性について試験する。最
も高い力価を示す2匹の動物からの肺臓細胞をプールし
、そして次の日、融合のために使用する。肺臓を掻き裂
き、そして個々の融合のために、lXl0”個の洗浄さ
れた肺臓細胞を、25 X 106個のNSI/1−A
g4/1マウス骨髄腫細胞(^merican Typ
e Ti5sue Cu1ture Co11ecti
onから得られた)と共に350Xgで5分間ペレット
化する。その細胞ペレットを、15%(V/V)ジメチ
ルスルホキシドを含むRPM11640培地(Gibc
o)28−中に溶解されたPEG20gから成るポリエ
チレングリコール溶液(PEG−1540,Baker
)  2−中に3秒間、穏やかに再懸濁する。RRMI
/c培地8 mlを90秒間にわたって滴下し、続いて
追加の培地5−を急速に添加する。この細胞懸濁液を、
管に逆転することによって混合し、2.5分間静置し、
そして350Xgで5分間遠心分離する。そのペレット
をRPMI/c培地5−中に再懸濁し、そして50pl
のアリコー゛トを、HAT−培地1 mlにlXl06
個の正常なりALB/Cl1lii細胞を含む4個のC
os tar #3596の24−ウェルプレートのそ
れぞれのウェル中に計量分配する。すべての培養物を、
融合の後5日目から始まって、必要な場合数日おきにH
AT培地の交互の添加又は交換により維持する。
14日後、HT AをHT培地で交換し、そして28日
後RPMI/cと交換する。個々のウェル(I92個の
培養物)の上清液を、融合の後1及び2週間で抗−Fc
εR抗体についてスクリーンする。目的とする抗体を産
生ずる21個の培養物を限界希釈法によってクローン化
する。すなわちこれらをRPMI/c中に希釈して10
個の生存細胞/−の濃度にし、そしてこれらの懸濁液の
50plアリコートを、HI培地100ill及び1×
105個の正常なりALB/cllQ!臓細胞を含む、
96−ウェルプレート(Linbro#76−003−
05.Flow Labs)のウェル中に添加する。こ
のウェルを顕微鏡により試験し、増殖性培養物がモノク
ローナルであることを確認する。
これらから採取した上清液のサンプルを抗体活性につい
て試験し、陽性の培養物を選択し、そして大きな培養容
器中で拡張する。必要な特異性を有する抗体を分泌する
14種のモノクローナル細胞系を最終的に得る。3種の
クローン、すなわち207.25.A、4.4/45.
208.25A、4.3/135及び208.250゜
2、1/176を、パリのCo11ection Na
tionale deCultures de Mic
ro−organismes of In5titut
Pasteurに寄託し、そしてそれぞれ寄託番号1−
452 、 l−425及びl−420を得、そして本
発明において使用する。これらによって産生されたモノ
クローナル抗体をMab−45、Mab−135及びM
ab−176と命名する。
5:モノクロ−ル  の   び゛l Ba1b/cマウスを、プリスタン(Aldrich)
 0.5 mlにより腹腔内部処理する。2週間後、例
4の5×106個のクローン化されたハイブリドーマ細
胞を腹腔内に注入する。8〜10日後に腹水を集め、8
OOXgで遠心分離し、そして−20℃で貯蔵する。解
凍された腹水を50,0OOX gで60分間遠心分離
する。表面に浮かぶ脂肪層を注意して除去し、そして蛋
白質濃度を10〜20■/mの濃度に調整する。粗免疫
グロブリンを、0℃での0.9体積の飽和硫酸アンモニ
ウムの滴下により沈殿せしめ、次に20mM  Tri
s−H(J 150mM Na(J (pH7,9)中
に溶解し、そして同じ緩衝液に対して透析する。免疫グ
ロブリンGの両分を、2On+M  Tris−HCI
 /25〜400mM  NaCj! (pH7,9)
の緩衝液グラジェントシステムを用いてDI!AI!−
052セルロース(What−man)クロマトグラフ
ィーによって得る。
1:  ”’Iによ −ベルされた  Mab−135
(7)■盟 Mab−135(例5のPBS溶液)4ONを、F、C
Greenwood fL E 、 (I9)の一般的
方法に従って、0.5mC1の12Jヨウ化ナトリウム
及びクロラミンTによりヨウ素化する。ヨウ素化された
Mab−135−蛋白質を含む溶液を、11のPBS−
緩衝液に対して4度、それぞれ6時間にわたって透析す
る。
最終生成物は蛋白質1 pg当りおよそ2X107cp
mの比活性を有する。IZJによりラベルされた抗7:
  上−′ び血−のIE−BFの ′J勿太塩化ビニ
ル製マイクロタイタープレートのウェルを、5履/−の
例5のMab−176を含む、0.01.M炭酸塩緩衝
液(pl(9)150IJ1と共に室温で1晩インキエ
ベートする。次に、そのプレートをPBSにより1度洗
浄し、そして10%ウシ胎児血清(■B55−FC5)
を含むハンクス液200IJlと共に室温で2時間反応
せしめ、次に再びPBSにより10度洗浄し、そして室
温で8時間、試験サンプル100Iと共にインキュベー
トする。)IBss−Fe3を用いることによってブラ
ンクを決定する。プレートをPBSにより10度洗浄し
、そしてウェル当り”’ I−Mab−135(HBS
S−Fe2中において2〜4×105cpm、例6)1
00mと共に室温で一晩インキユベートし、次にPBS
により10度洗浄し、そしてガンマカウンターにより計
数する。
8 : mRNA 1−    ”cDNAの入側7の
RIAにより検出された、”’ I −Mab−135
に対して最っとも高い結合能力を示す例2のmRNA溶
液12パ(0,5■/dl)を、RVT緩衝液25μ!
、dNTP混合物(それぞれ20mMのdATP 、 
dTTP及びdGTP) 2.5m、 1■/#+lの
オリゴ−dT、□−I8(P−1,−BioChemi
cals) 5 td、α−”P −dCTP (I0
/j C(、3000C4/mモル)1p1、RNas
iniM(60ユニツト、Promega Biote
c、 Madison、 US^)3J及び逆転写酵素
(66ユニソト、Promega Biotec、) 
3Iの溶液に添加する。放射性dCTPは、その後の合
成の段階のすべてにおいてcDNAの回収率及びその収
率の決定を促進するためにその反応混合物に含まれる。
混合物を42℃で1.5時間インキュベートする。この
反応を、0.5 M RDTA (pH7,5)  2
 piを添加することによって停止する。25111の
0.15M NaOHの添加及び45℃での1時間のイ
ンキュベーションにより、mRNAを分解する。この溶
液を、I M  Tris−HCIl(pH8,0) 
 25 pl及びIMのH(J6μlの添加により中和
する。2Iの20%SDSを添加し、そしてその溶液を
、フェノール−クロロホルム混合物(TNE緩衝液によ
り平衡化されたフェノールとクロロホルムとの同体積の
混合物)0.15−により抽出する。組み込まれなかっ
たヌクレオチド及び分解されたmRNAから新しく合成
されたcDNAを分解するために、水性相をTHE緩衝
液により平衡化されたバストウールピペット中ノ2−の
5ephadex” G−50カラムに適用する。それ
ぞれ200 mの12個の両分を集め、そしてそれぞれ
の両分中の放射能をガイガーカウンターにより決定する
。放射能を含む、初めの3個の両分をプールする。1.
9nのManiatisなど、< 1 ) (461〜
462ページ)によって記載しているようにして、−末
鎖DNAを回収し、そしてエタノールにより沈殿せしめ
る。その−末鎖DNAを水20μ!中に溶解する。
9:二 v′−cDNAの入  び51−t゛ヒ得れた
ss −cDNAを、100mM  1lepes(p
H6,9) 。
I QmM Mg(Jt 、  2.5w+M  DT
T 、  70mM  KCj! 。
それぞれ0.5mMずつのdNTP (dATP 、 
dCTP 、 dTTP 。
dGTP)及び20ユニツトのDNAポリマラーゼ■大
フラグメント、すなわちフレノウ酵素(Boehrin
−ger Mannheim)を含む最終体積100p
Z中において15℃で3時間インキュベートする。次に
、他の20ユニツトの前記同じ酵素を添加し、そしてそ
のインキュベーションを15℃で10時間続ける。
EDT^の濃度を20mMになるように添加することに
゛よって反応を停止する。Maniatisなど、(I
)(461〜462及び458〜459ページ)によっ
て記載しているようにして、この反応混合物をフェノー
ルクロロホルムにより抽出し、そしてエタノールにより
沈殿せしめる。その得られた二本鎖DNAを、250m
M  NaC4、50++M  酢酸ナトリウム(pH
4,5)。
1 mM  Zn5O*、200ユニツトの81ヌクレ
アーゼ(Boehringer、 Mannheim)
を含むインキュベージコン混合物100〆中において3
0℃で30分間処理する。EDTAをその濃度が251
Mになるように添加することによって反応を停止する。
IMのTris −IIG7!(pH8,0)をその濃
度が100mMになるように添加し、そしてSDSをそ
の濃度が1%になるように添加した後、この反応混合物
をフェノール/クロロホルムにより抽出し、そしてTN
E緩衝液により平衡化されたバストウールピペット中2
mff5ephadex G−200カラムを通過せし
める。二本鎖cDNAを含む両分を、放射能を測定する
ことによって決定し、プールし、エタノールより沈殿せ
しめ、そして水15m中に溶解する。二本鎖cDNA 
3.2 trgを得る。
pUc−KOプラスミド20■を、50mM  Tri
s−llc6(pH8,0)、 10mM MgC# 
z及び50 mM Na(4の溶液200111中にお
いて、50ユニツトのPstT(Boehringer
+ Mannheim)により切断する。IEDTAを
20mMまで添加し、そしてその反応混合物を、等体積
のクロロホルム/フェノール(I: 1)により抽出す
る。切断されたプラスミドDNAを、2.5体積のエタ
ノールの添加により沈殿せしめ、そして100OOX 
gで10分間遠心分離することによって回収する。その
上滑液を捨て、そしてそのペレットを水50I11中に
溶解する。200mMカコジル酸カリウム(pH6,9
)、 1mM CoCA 、  2mM  DDT。
1(ldGTP及び80ユニツトのターミナルデオキシ
ヌクレオチジルトランスフェラーゼ(Pharmaci
aP−L Biochemicals、 Upsall
a Sweden)を含む溶液150pl中に、プロー
ブを37℃で5分間インキュベートする。反応を停止す
るために、EDTAを101まで添加し、そしてこの混
合物をフェノール/クロロホルム(I: 1)により1
度抽出する。
DNAをエタノールにより沈殿せしめ、そして1100
00xで遠心分離することによって回収する。
このDNAペレットをTE緩衝液200I中に溶解し、
そして3Gの幅のスロットを用いて、TBE緩衝液中水
平な0.8%アガロースゲル上に負荷する。IV/cm
で16時間にわたり電気泳動した後、5V/anで20
分間電気溶離することによってDNAを回収し、そして
激しいピペット操作によりバッグから回収する。DNA
をフェノール−クロロホルムにより抽出し、そして例1
に記載したようにしてエタノールにより沈殿せしめる。
遠心分離後、DNAをTE緩衝液中に溶解し、そして1
1:■ E−リセプ − −のポリペプチド800ng
の例9の二本鎖cDNAを、200mMカコジル酸カリ
ウム(pH6,9)、 1mM CoCj!2. 2n
+M DTT。
100ピコモルの’H−dCTP及び12ユニツトのタ
ーミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(
P−L Biochemicals)を含む溶液40p
l中で37℃で5分間インキュベートする。その反応を
停止するために、EDTAを10mMまで添加する。こ
の混合物をフェノール/クロロホルムにより抽出し、そ
してDNAをエタノールにより沈殿せしめる。dC−テ
イル二本鎖cDNAを水に溶解し、そして−20℃で貯
蔵する。TNE緩衝液200IIl中、50ngのdC
−テイル二本鎖cDNAと150ngの例10のdG−
テイルpUc−KOとの混合物を、65℃で5分間、5
5℃で60分間インキュベートし、そして次に水浴中で
3〜5時間にわたって30℃にゆっくりと冷却する。こ
のアニーリング混合物の2Iのアリコートを、200p
!のコンピテントE。
コリHB 101 (Maniatisなど、(I) 
(250ページ)によって記載しているように塩化カル
シウムによる処理により形質転換のために調製された〕
に添加する。この混合物を氷上に30分間維持し、そし
て2分間加熱して42℃にし、次に5OC−培地1−に
より希釈し、そして37℃で1時間インキュベートする
。10本の管の内容物をプールし、そして細胞を200
0Xgで5分間遠心分離することによって集める。おの
おのの細胞ペレットを、5OC−培地1−中に再懸濁し
、そしてLB−培地及び50pg/−のアンピシリンを
含む10cmの寒天プレート上に広げる。アンピシリン
耐性によって特徴づけられた約5000個の形質転換さ
れたコロニーを得る。
ピシリンを含むLB−ブイ3フzgd中で増殖せしめて
飽和状態にする。96個の培養物をプールし、そしてプ
ラスミドDNAをアルカリ細胞溶解法(Maniati
s+T、など、(I)(90ページ)〕を用いて単離す
る。100■のアルカリ変性されたプラスミドDNAを
、5eedの方法(20)によって調製された活性化A
TP−セルロース50■に共有結合せしめる。
RPMI8866細胞(例1)からのポリA−mRN^
(60ug)を、15mM Pipes(pH6,4)
 、1.5mM EDTA、 600mMNa(J 、
及び0.2%SO3,50%ホルムアミドの溶液300
pZ中に溶解し、そしてゆるやかに攪拌しなから37℃
で16時間、セルロースに結合したプラスミド−DNA
にハイブリダイズせしめる。このセルロースを、50%
ホルムアミド、45mMNaC(I、4,5mMクエン
酸ナトリウム、20mMプベス(p)16.4)及び1
mMl1!DTAを含む溶液により10度洗浄する。9
0%ホルムアミド、0.2%SO3。
10mMピペス(pH6,4) 、5mM EDTA 
、20 trg/mlのウシ肝l1IitRNAを含む
溶液100pl中において65℃で2分間、2度インキ
ュベートすることによって、ハイブリダイズされたmR
NAを前記セルロースから溶出する。溶出されたmRN
Aを2回エタノール沈澱せしめる。おのおののプールか
ら得られた沈殿したポリA−mRNAを水6111中に
溶解し、そしてキセノプス・レービスの卵母細胞中への
注入のために使用し、そして例3に記載したようにして
分析する。翻訳された蛋白質を、例7に記載したように
してRIAによりスクリーニングする。それぞれ96個
のコロニーを有する10個のプールのうち1つが陽性で
ある。これらの96個のコロニーを、8個のコロニーの
12個の新しいプールに一緒にし、そして同じ方法でス
クリーニングする。
カエルの卵母細胞におけるmRNAの翻訳の後、その蛋
白質がRIAにより陽性のシグナルを与える、1つのコ
ロニーを最終的に同定する。そのクローンを、100■
/mlのアンピシリンを含むLB−ブイヨン中で拡張す
る。プラスミドDNAをこのコロニーから単離する。l
/IIrのプラスミドDNAを制限酵素Pstlにより
消化しく該酵素は、DNAベクターとds −cDNA
挿入体との間の両境界で切断する)、そしてcDNA挿
入部の配列をSangerなど(21)のジデオキシチ
ェインターミネータ−配列決定法を用いて端から端まで
決定する。この配列決定は、配列決定キット(Amer
sham、 N4501及びN4502)に含まれる試
薬を用いて、Amershamハンドブックの“M13
クローニング及び配列決定”に詳しく記載されているよ
うにして行なわれる。二本鎖cDNA挿入部は417b
pの長さであり、そしてその配列は、式(II)中塩基
対第878〜塩基対第1295により示される。IgE
−リセプター及びIgB結合因子のC末端部分をコード
するこの二本鎖DNAは、ヒトIgE−リセプター又は
IgE結合因子に関連するポリペプチドのためのすべて
のコード情報を含むより長いcDN^DNAプローブブ
リダイゼーションによりスクリーニングするためのDN
Aプローブとして使用される。
てRPMI8866細胞から単離する。cDN八合への
第一段階は例2〜8に従って行なわれる。次に、十分な
長さの二本鎖DNAを濃縮するためにその方法を変える
。−末鎖cDNAを水32d中に溶解する。−末鎖cD
NA(2,8g) 32J11.1Mカコジル酸カリウ
ム(pH7,0)10Il1110mM CoCff 
z 5 Ill、1mMDTT5I11及びnモルのd
cTPlを含む反応混合物中において、−末鎖cDNA
をオリゴ−d’C末端により延長する。
37℃で5分間予備インキュベーションした後、3 t
tlのターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェ
ラーゼ(81ユニツト、P−L Bioch−emic
alS)を添加し、そしてさらに10分間インキュベー
ションを行なう。TNE緩衝液50IJlを添加し、そ
して−末鎖cDNAをクロロホルム/フェノールにより
抽出し、そしてエタノールにより沈殿せしめる。このペ
レットを70%エタノールにより洗浄し、空気乾燥し、
そして水15Ill、RVT緩衝液25 pl、 dN
TP混合物(それぞれ20mMのdATP、 dTTP
及びdGtP)2.5111及び0.2+w/m1のオ
リゴdG+z−+++(P−L Biochemica
ls) 5 plを含む溶液中に溶解する。
3Iの逆転写酵素(66ユニツト、Promega B
iotec)を添加し、そしてその混合物を42℃で9
0分間インキュベートする。この反応を0.5 M E
DTA(pH7,5) 2 Q及びTHE緩衝液50p
!の添加によって停止し、そしてこの混合物をフェノー
ル−クロロホルム(I:1)0.15−により抽出する
。その水性相を5ephadex” G50カラム(T
NE緩衝液中2.5aり上に適用し、そして1.1 t
rgの二本鎖cDNAを含む漏出画分(0,4m1)を
集める。この二本鎖cDNAをエタノールにより沈殿せ
しめる。その得られたベレットを水32p!中に取り、
そしてこの二本鎖cDNAを、例11に記載しているよ
うにして、放射性ラベルされたオリゴ−dCテイルによ
り延長する。0.5MのEDTA (pH7,5) 1
 plの添加によりこの反応を停止し、そしてそのサン
プルを0.5 cmの幅のスロットを用いてTHE緩衝
液中水平の1%アガロースゲル上に負荷する。平行スロ
ットにおいて、バタテリオファージλDNA(EcoR
I及びHindI[により消化された)Igをサイズマ
ーカーとして役立てるために負荷する。2.5V/印で
2時間電気泳動にかけた後、二本鎖DNAを染色するた
めに、0.5I1g/−のエチジウムプロミドを含むT
BE緩衝液中にゲルを浸漬する。1.4〜2キロ塩基の
およそのサイズの二本鎖cDNAを含む領域を切断し、
そして水中に予備浸漬された2つのミクローコロジウム
バック(Sartorius)に入れる。
水0.3 mlを添加し、そしてそれらのバックを、半
分の濃度のTBE緩衝液を含む水平電気泳動装置(Bi
o−Rad)に入れる。5V/cmで20分間電気溶離
し、そして激しくピペット操作することによって二本鎖
cDNAをバックから回収する。二本鎖cDNAをフェ
ノール−クロロホルムにより抽出し、そしてエタノール
により沈殿せしめる。遠心分離の後、この二本鎖cDN
At−T N E緩衝液100I中に溶解する。100
nHの二本鎖cDNAを回収する(放射能の収量から決
定された)。
以下余白 14:ボI (dC)−イルを  る二 ′cDN14
0mの二本鎖cDNA (例13のサイズ分別された材
料40ng)を、例10からの16 pl (200n
g)のオリゴ−dG、。−2゜ラベルpUc−[0プラ
スミドDNA及びTNE緩衝液194〆と混合し、そし
て次に、65℃で10分間、46℃で1時間及び室温で
1時間インキュベートする。このアニールされたDNA
を用いて、コンピテント一旦エエ1」−HB 101細
胞(LM1035株)(例11に記載しているようにし
て形質転換のために調製された)を形質転換する。
このアニーリング混合物の211Iのアリコートをコン
ピテント細胞200111を含む2本の管に添加する。
この管を氷上に30分間維持する。42℃での90秒の
ヒートショック及び氷による2分間の冷却の後、SOC
培地0.8−をそれぞれの管に添加し、そして次に37
℃で60分間インキュベートする。インキュベーション
の後、10本の管の内容物をプールする。2000 g
で5分間遠心分離することによって細胞を集め、そて1
00■/mlのアンピシリンを含むマツコンキー寒天プ
レート (直径15CIl)上に置く。このプレートを
37℃で一晩インキユベートする。およそ1000個の
アンピシリン耐性コロニーを各プレートから得る。これ
らをナイロン膜(Pail−Biodyne、Glen
 Cove、New York−USA)上に拾い上げ
、そしてその膜を、コロニーが上向きになるようにマツ
コンキー寒天プレート上に押しつける。37℃で5時間
のインキュベーションの後、2個のレプリカをナイロン
膜上で作る。
そのマスター膜を寒天プレート上で4℃で貯蔵する。0
.5 M NaOH,1,5M NaCj!により飽和
された3MM紙(Whatman Ltd、、Maid
stone+USA)上に5分間、及び0.5 M T
ris−H(J (+)■8.0) 、1.5 M N
aCJ!により飽和された3MM紙上に1a分間それら
のレプリカを次々と置くことによって、これらのレプリ
カをコロニーハイブリダイゼーションのために処理する
。各インキュベーションの中間で、フィルターを乾燥W
hatman3 MMラフイルター上吸い取る。このレ
プリカフィルターを真空オーブンにより80℃で2時間
加熱し、そしてすぐにDNAハイブリダイゼーションの
ために使用する。
15:フィル −のバイブ1 ゛イゼーション例12の
陽性クローンから得られたIgE−リセプターの一部を
コードするプラスミド10pgからのcDNA挿入部を
、Pstl制限エンドヌクレアーゼによる消化によって
調製する。このcDNA挿入部(450bp)を、TH
E緩衝液中1.5%アガロースゲルを通して電気泳動す
ることによってpUc−KOベクターDNA (290
0bp)から分離し、そして電気溶出することによって
回収し、そして例13に記載しているようにしてエタノ
ールにより沈殿せしめる。純粋なcDNA挿入部(20
0ng)を、供給者によって与えられた説明書に従って
、Amersham(N、5000)からのニックトラ
ンスレーション系を用いて放射性にする。この放射性ラ
ベルされたcDNAプローブハ5 X 10 ”dpm
/ ttgO比活性を有する。この放射性ラベルされた
cDNAを、95℃で1o分間インキュベートすること
によって変性し、そしてすぐに氷上で冷却する。例14
のレプリカフィルターを、0、9 M NaCj! 、
 0.18M Tris−HC4(pH8,0) 、6
mMEDTA 、 0.02%Fical1400.0
.02%ポリビニルピロリドン、0.02%BSA、0
.2%SDS及び50℃1g/mlの変性されたウシ胸
腺DNAを含む溶液100 ml中で2時間、密封され
たプラスチックバックの中でプレパイプリダイズする。
上記からの熱変性された放射性ラベルされたcDNA挿
入部を補充された同じ溶液5−を含む密封されたプラス
チックバック中で、ハイブリダイゼーションを一晩行な
う。ハイブリダイゼーションの後、そのフィルターを、
2 xSSC/ 0.2%SDSにより洗浄し、続いて
65℃で0.2 X5SC10,2%SDS  200
m1により3度洗浄する。このフィルターを乾燥し、そ
してコグツクX−線フィルム(XAR−5)に−晩暴露
する。このフィルターに放射性インクにより印を付け、
そのフィルターとオートラジオダラムとの整合を可能に
する。2個の陽性クローンが見つけられ、そしてこのD
NAは、IgE−リセプターをコードする放射性ラベル
されたDNAフラグメントにハイブリダイズする。これ
らをpCL−1及びpct、−2と命名する。
16 : CLI−DNA  びCl3−DNAの゛び
へpcL1クローン及びpCL2クローンを増殖せしめ
、そしてそれらのプラスミドDNAをアルカリ細胞溶解
法(Maniatis、T、、など(I)(90ページ
)〕を用いて単離する。これらのDNAをPstIによ
り消化する。この酵素はベクターDNAとDNA挿入部
との間の境界でcDNAを切る。このフラグメントを電
気泳動により分離し、そして完全なcDNDNA挿入部
13に記載しているようにして電気溶出により単離する
。これらの2個のプラスミドのcDNA挿入部を、Am
ershamのハンドブックに詳しく記載されているS
angerなど(21)の方法を用いて完全に配列決定
する。この制限酵素処理及び配列分析の要約は第2図及
び式■に示される。
Pstl及び旧ncI[(Boehringer Ma
nnhei+n)により消化する。1.5 kbのcD
NA挿入部及び2.9kbのプラスミドベクターDNA
を、3cI11の幅のスロットを用いて、TBE緩衝液
中1%アガロースゲル上で分離する。IV/amで16
時間の電気泳動の後、例13に記載しているようにして
電気溶出によりDNAを回収する。平行して、10gの
プラスミドpGEM7+″−1をPstI及び旧ncI
Iにより消化し、フェノール/クロロホルムにより1度
抽出し、そしてエタノールにより沈殿せしめる。1.5
 kbのcDNA挿入部10ng及びPstIにより切
断されたpGEMTl″−1のLongを、15℃で4
時間、1o111の容積中で連結する。この反応混合物
はさらに、10mM Tris−HCl(pH7,5)
 、10n+M MgC1t 、2mM DTT、 0
.1mMATP及び100ユニツトのT4リガーゼ(B
o’ehringerMannheim)を含む。この
混合物5Iを用いて、Maniatisなど(I) (
250ページ)によって記載しているようにしてコンピ
テントE、コリ■BIOI(LM1035株)を形質転
換する。約100個のアンピシリン耐性コロニーを得る
。24個のコロニーを増殖せしめ、そしてその培養物か
らプラスミドDNAを単離する。おのおのの培養物から
のプラスミドDNA約1nを旧ndlIにより消化し、
そしてこの消化されたDNAフラグメントの長さを、H
4ndl[[により消化されたλDNA(Pharma
cia、Sweden)をサイズマーカーとして用いて
、1%アガロースゲル上で分析する。いくつかのコロニ
ーの消化されたプラスミドDNAは、1.0kb及び3
.3 kbの長さを有するDNAフラグメントを与える
。これらのプラスミドをpGEM”−1/CL2 ト命
名する(第3図を参照のこと)。これらは、pGEMT
l″−1ベクターDNA上のT、ポリマラーゼプロモー
ターの近くにIgB−リセブターのアミノ末端を含む。
18:I E−リセプ − 漣勿昶」Ω転写10nの例
17のプラスミドpGEM”−1/CL2を制限酵素R
sa I (Boehringer、Mannheim
)により消化する。5111の0.5 M EDTAを
添加し、そしてこの混合物をフェノール/クロロホルム
(I: 1 。
V : V)により1度そしてクロロホルムにより1度
抽出する。DNAをエタノールによる沈殿によって濃縮
し、そしてTE緩衝液20m中に溶解する。このDNA
溶液4 plを40++M Tris−HCj! (p
H7,5)、6mM MgCl12.2mMスペルミジ
ン、1mMNaCl!、 10mM DTT、  1ユ
ニツト/IのRNasin。
0.5mM dNTP及び20ユニツトのRibopr
obe T7RNAポリメラーゼ(Promega B
iotec)を含む溶液1oaplに添加する。この混
合物を37℃で1時間インキュベートする。RNA合成
反応に続いて、2ユニツトのRQI TM DNA5e
 (Promega Biotec)を添加し、そして
そのインキュベーションを37℃で1時間続ける。この
混合物をフェノール/クロロホルムにより1度、そして
クロロホルムにより1度抽出し、そして新しく合成され
たRNAを、エタノールによる沈殿により回収する。こ
のRNAペレットを、70%エタノールにより洗浄し、
そして最終的に水20t!lに溶解する。
記載しているようにして、カエルの卵母細胞中への注入
のために直接使用する。IgE−リセプター蛋白質の合
成を、例7に記載したようにしてRIAにより試験する
。例1からのポリA −mRN^を対照サンプルとして
使用する。その結果を、次の表に挙げる。
ポリA−mRNA(例1 )       1.5%R
NAなし           0.1%この例におい
ては、IgE結合因子に関連するポリペプチドのE、コ
リにおける産生及び分泌を可能にするプラスミドを造成
し、この場合、脱係留部を含む位置Met+からA1a
++e又はG1tl+++までのアミノ末端領域を除去
する。10■のpCL−2プラスミドDNAを制限酵素
器ncII及びRsaIにより消化スル。1.、、6 
、1.25 、0.72 、0.46及び0.23kb
(7)フラグメントを得、そしてTBE緩衝液中1%ア
ガロースゲルによる電気泳動により分離する。
1.25kbのDNAフラグメントを例13に記載した
ようにして回収する。同時に、10gのプラスミドpG
EMTM−1を10mM Tris−HfJ! (pH
7,6)、50n+MNa(J! 、 10mM Mg
CJ z及び5mMDTTの溶液50111中で20ユ
−ットの旧nc II  (Boehringer)に
より線状化する。37℃で2時間のインキュベーション
の後、この反応混合物にI M Tris−HC# (
pH8,5)50td、 水10 pl及び20ユニツ
トのウシ腸アルカリホスファターゼ(Boehring
er)を補充し、そして37℃で30分間インキュベー
ションをさらに続ける。その混合物をフェノール−クロ
ロホルムにより3度抽出し、そして次にTBE緩衝液中
1%アガロースゲルにより電気泳動にかける。このプラ
スミドDNAを、例13に記載しているようにして電気
溶出により前記ゲルから回収する。
1 、25kbのcllNAフラグメント10ng及び
1lincllにより切断されたpGEM”−1(I(
lr+g)を、15℃で10時間、10plの容積にお
いて連結する。この反応混合物は、さらに10mM T
ris−HCJ! (pH7,5) 、10mMMgC
l1t 、2mM (ITT、  0.5mM^TP及
び100ユニツトのT、−リガーゼ(Boehring
er)を含む。その混合物5111を用いて、Mani
atisなど(I)(250ページ)によって記載され
ているようにしてコンピテントE、コリnBtot細胞
を形質転換する。細菌を1100a/−のアンピシリン
を補充し寒天プレート上に置く。約50個のアンピシリ
ン耐性コロニーを得る。24個のコロニーを増殖せしめ
、そしておのおのの培養物からプラスミドDNAを単離
する。おのおのの培養物からのプラスミドDNA約1n
を旧ndlllにより消化し、そしてこの消化されたD
NAフラグメントの長さを、サイズマーカーとしてHi
ndll[により消化されたλDNA(Pharmac
ia。
Sweden)を用いて、%アガロースゲル上で分析す
る。いくつかのコロニーの消化されたプラスミドDNA
は、フラグメントの挿入の2つの可能性ある方向に対応
して、0.5kb及び3.6kbの長さのDNAフラグ
メントをもたらし、そして他のいくつかは0.7 kb
及び3.4kbの長さのフラグメントをもたらす。これ
らのプラスミドを、それぞれpCAL−3及びpCAL
−4と命名する(第4図)。1つのpCAL−3クロー
ン及び1つのpCAL−4クローンを増殖せしめ、そし
てこれらのプラスミドDNAをManiatisなど(
I)(90ページ)によって記載されているようにして
アルカリ細胞溶解法を用いて単離する。
10■のpCAL−4プラスミドDNAを旧ndl[[
により消化し、そして10硝のpCAL−3プラスミド
DNAをBglll及びBam)I I制限酵素により
消化する。そのフラグメントを電気泳動により分離し、
そしてBgl U −BamHIの0.8kbフラグメ
ント及び旧ndIlr−旧ndlrの0.75kbフラ
グメントを、例13に記載しているようにして電気溶出
することによって回収する。同時に、1ONのpIN−
m−ompA−2プラスミドD N A (Ghara
yebなど(5)〕及び10pgのpIN−m−omp
A−3プラスミドDNAをそれぞれ旧nd■及びBam
HIにより消化する。これらの2種のプラスミドは、E
、コリにおける良く知られた分泌クローニングベクター
であり、Omp^蛋白質のシグナルペプチドをコードす
る配列に2つのリーディングフレームで融合される外来
性DNAフラグメントのクローニングを可能にする。次
に、綿状化されたプラスミドをウシの腸からのアルカリ
ホスファターゼにより処理し、そしてその線状DNAを
、上記のようにして0.8%アガロースゲル上で精製す
る。旧ndl[Iにより切断されたplN−m −om
pA−2(I0硝g)及び0.8kbの旧ndl[[−
旧ndH[フダグメン)(I0硝g)(混合物1)、並
びに0.75kbのBglll−BamHIフラグメン
ト(I0硝g)及びBamHIにより切断されたpIN
−m−omp^−3(I0硝g)(混合物2)を含む2
種の連結混合物を、20ttlの体積で調製する。これ
らの反応混合物はさらに、10mM Tris−11c
β(pH7,5)  、 10mM  MgCj! t
  、 2mM  DT?、 0.1 mM  ATP
及び100ニー’−7トのT4リガーゼ(Boehri
ngerMannheim)を含む。15℃で12時間
のインキュベーションの後、この混合物5Illを用い
てManiatisなど(I)(250ページ)によっ
て記載されているようにしてコンピテントE、コリFI
BIOI細胞を形質転換する。混合物1及び2から50
〜100個のアンピシリン耐性コロニーを得る。それぞ
れの混合物からの12個のコロニーを増殖せしめ、そし
てそのプラスミドDNAを培養物から単離する。それぞ
れの培養物からのプラスミドDNA約1■を、PstI
及びEcoRI  (混合物1)及び3amHI及びE
coRI(混合物2)により消化する。そのDNAフラ
グメントの長さを、サイズマーカーとしてBindIl
[により消化されたλIINA(Pharmacia、
Sweden)を用いて1%アガロースゲル上で分析す
る。混合物1に由来されるい(つかのプラスミドは0.
75kbのフラグメントを産生する。これらのプラスミ
ドをpFK−2と命名する。これらは、OmpAシグナ
ル配列に融合されたIgE−リセプターのアミノ酸Al
atza〜5er3□をコードするDNAを含む。同様
に、混合物2に由来するいくつかのプラスミドは、0.
8kbのフラグメントを産生する。これらのプラスミド
をpFK−1と命名する。これらは、OmpAシグナル
配列に融合されたアミノ酸Asp 119〜Ser+□
1をコードするDNAを含む。
プラスミドpFK−1、pFK−2、及び対照としての
プラスミドpIN−m−ompA−2(I0ng)を用
いて、コンピテントE、コリBZ234細胞及びE、コ
リB14.72細胞をトランスフェクトする。コンピテ
ント細胞を、Maniatisなど(I)(250ペー
ジ)によって記載されているようにして調製し、そして
トランスフェクトする。それぞれのトランスフェクショ
ンから100個以上のアンピシリン耐性コロニーを得る
。1つのコロニーを100x/−のアンピシリンを補充
したLB−ブイヨン2Tnl中に移し、そして37℃で
一晩増殖せしめる。この培養物1mZを100J!g/
−のアンピシリンを補充したLB−ブイヨン100−中
に移す。この細胞を37℃で激しく振盪(25Orpm
) Lなから増殖せしめる。4.7゜10及び24時間
後、10Tnlのアリコートを取り出す。これらのアリ
コートをすぐに処理する。室温で10分間1100Ox
で遠心分離にかけることによって細胞を集める。その上
清液を捨て、そして細胞を0.1 M+71 Tris
41(J (pH8,0)中20%シュークロース2.
5d中に懸濁する。この混合物を室温で20分間放置し
、そして細胞を遠心分離にかけることによって再び集め
る。その上滑液を捨て、そして細胞を氷により冷却され
た水1.5 ml中に懸濁する。この混合物を20分間
氷上でインキュベートし、そして4℃で1o分間、12
000X gで遠心分離する。この上清液5 、Ill
をHBSS−Fe2100p!ニ添加し、そしてこれら
のサンプルを例7に記載したtAにより分析する。pl
N−m−ompA−2を対照として使用する。次の結果
を得る。
値は、例7に記載したRIAにおいて、ウェル当り測定
されたcpIllとして与える。ウェル当りの放射能の
インプットは325.000cpmである。
Aff−Ge1” 10材料(Bio−Rad)を、製
造業者によって指示されているようにして、冷蒸留水及
びカップリング緩衝液(pH8,0) (0,IM N
a)ICO3溶液)により洗浄する。カップリング緩衝
液2vd中50%の濃度のゲル懸濁液をプラスチック管
に入れ、そして10mgのMab−135又はMab−
176を含む同じ体積の溶液と混合し、そしてこの混合
物を室温で4時間、回転混合せしめる。このゲルをカッ
プリング緩衝液により再び洗浄する。なお遊離している
活性部位をブロックするため、このゲルを1Mエタノー
ルアミン−〇(J  (pH8,0) 0.1艷により
室温で2時間処理し、次に10mMアジ化ナトリウムを
含むPBSにより洗浄し、そして4℃でその中23:ノ
 − された  による   び例20からのプラスミ
ドp14−1を含むE、コリBZ234の1つのコロニ
ーを、アンピシリン(I00■/−)を補充したLB−
ブイヨン培地1〇−中に移し、そして激しく振盪しなか
ら一晩、37℃で増殖せしめる。この培養物の1−のア
リコートを、6個のフラスコ〔おのおののフラスコは、
アンピシリン(I00x/mf)を補充したLB−ブイ
ヨン800m1を含む〕に移す。細胞を37℃で8時間
激しく振盪(25Orpm) シなから増殖せしめ、そ
して室温で10分間11000Xで遠心分離することに
よって集める。その上清液を捨て、そして20%シュー
クロース、30mM Tris−H(J! (pH8,
0)及び1mMEDT^を含む溶液30〇−中に細胞を
懸濁する。この懸濁液を室温で20分間放置し、そして
遠心分離することによって細胞を再び集める。上滑液を
捨て、そして細胞を氷により冷却された水200 mZ
中に懸濁する。この懸濁液を氷上で20分間イン1キユ
ベートし、・そして4℃で15分間10000X gで
5orvall遠心機のローターにより遠心分離する。
この上***(約180nJ)を注意して回収し、アジ化
ナトリウム(0,1■/mりを補充し、そしてNa1g
eneO殺菌フィルターユニット(0,2ミクロン; 
Nalge Company、Rochester、N
、Y、、USA)を通して濾過する。濾過された溶液を
、例22に記載のようにして得られたMab−135又
はMab−176結合Affi−Gell′10の2−
カラム上に流速50−7時で負荷する。ゲルを、0.5
%NaCl1及び0.05%TweenO20を補充し
た20体積のPBS、5体積のPBS及び5体積の0.
9%NaCj!により次々と洗浄する。洗浄溶液の蛋白
質内容物を、280nmでの吸光度を測定することによ
ってスクリーニングして非結合蛋白質の完全な除去を確
保する。次にカラムを、0.1Mグリシン−HCj2 
、0.1 M NaCj!(pH2,6)をそれぞれ含
む1体積の溶液のアリコートにより溶出する。蛋白質を
含む両分をプールし、そしてI M Trisにより中
和する。
本発明の精製されたポリペプチドの濃縮溶液を、l5C
O電気泳動濃縮機モデル1750(Isco Inc、
)及び3.5[)カット−オフの5pectrapor
@膜(SpectrumMedical Indust
ries)による処理によって得る。
その溶液を25mMの酢酸アンモニウム(pH18,3
)に対して透析し、そしてそれによって0.2 mZの
体積に濃縮する。
精製された蛋白質を次の方法により分析する。
画分をLaemmlt緩衝液と共にインキュベートし、
次に12%5DS−PAGEにより個々の蛋白質に分離
し、そしてBioRadマニュアルに記載のようにして
銀染色する。およそ25KDの分子量を有する蛋白質が
検出される。それらを、トランスファー緩衝液を用いて
0.12アンペアで4時間電気泳動することによりニト
ロセルロース膜に移す。この膜を、10%FC3を含む
Tris緩衝化塩溶液によりブロックする。
ストリップを切り出し、そしてそれぞれMab−135
及びMab−176(それぞれ10x/m/)と反応せ
しめる。6時間のインキュベーションの後、これらのス
トリップを洗浄し、そしてホースラジイシュペルオキシ
ダーゼヤギ抗−マウスIgGと一晩反応せしめる。この
ストリップを洗浄し、そしてBioRadの指針マニュ
アルに記載しているようにして4−クロロ−1−ナフト
ール(ペルオキシダーゼ基質)により発色せしめる。M
ab−135及びMab−176モノクロ一ナル抗体の
それぞれは25KOの蛋白質フラグメントと反応せしめ
る。
プラスミドpHR1148(ヨーロッパ特許出願11!
P146785)を中間ベクターとして使用する。10
nのpHR1148プラスミドDNAをNcolにより
消化し、次に末端を平滑端にするためにタレノウポリマ
ラーゼ及びdNTP (50m)により処理する。この
DNAをBamHIによりさらに消化し、そしてアルカ
リホスファターゼにより処理する。4.3 kbのベク
ターDNAをアガロースゲル電気泳動により単離する。
同時に、pCAL3プラスミドDNA (例20)10
gをBglIIにより切断し、次にタレノウポリマラー
ゼ及びdNTP (50m)により処理する。
このDNAをBamHIによりさらに切断し、そして0
.78kbの挿入部DNAフラグメントをアガロースゲ
ル電気泳動により単離する。精製されたベクター10n
g及び精製された3ngの挿入部DNAを連結し、そし
てその混合物を用いてコンピテントE。
コリHBIOI細胞を形質転換する。正しい組換えプラ
スミドを有するクローンを制限酵素分析に基づいて選択
する(第5図)。
正しいプラスミドの1101rのDNAをBamHI及
びEcoRIにより消化する。0.79kbの挿入部D
NAをアガロースゲル電気泳動により単離する。同時に
、LOttgのpPLc24プラスミドD N A (
Remaut、E。
など、 (I981)、Gene  15.81〜93
)をEcoRI及びBamHIにより消化し、次にアル
カリホスファターゼにより処理し、iして2.9kbの
ベクターDNAをアガロースゲル電気泳動により精製す
る。10Bの2.9kbのベクターDNA及び3ngの
0.79kbの挿入部DNAを連結し、そして次にこれ
を用いてコンピテントE、コリに12細胞を形質転換す
る。
標準的な制限分析を行ない、正しいプラスミド(+)P
L−BF、第5図)を選択する。このプラスミドは、熱
誘導性PLプロモーターの下流に式(I)のポリペプチ
ドのアミノ酸119〜321をコードする式(n)のD
NA配列を担持する。中間のクローニング段階の間にプ
ラスミドpHR1148に付加されたメチオニンがアミ
ノ酸119の前に存在する。
プラスミドpPL−BFを用いて、一旦エユッJ−株W
3110及びHBIOI  C両者はλc1857(R
emautなど、、IOC。
ci t、 )を含む〕を形質転換する。この形質転換
体を、40g/−のカナマイシン及びアンピシリンを含
むLB−プレート上に移し、そして30℃で24時間イ
ンキュベーションす東ことによって増殖せしめる。得ら
れた組換え体コロニーを発酵のために使用する。
U」−全一■ 例24.1において得られた組換え体E、コリ株を、4
0■/−のアンピシリン及びカナマイシンを含むLB−
ブイヨン中において30℃で増殖せしめる。この培養物
を同じ培地により1:5に希釈し、そして42℃で4時
間インキュベートする。遠心分離することによって細胞
を集める。
24.3 ■ E′kA′ を するポリペプチドの製 例24.2の細菌ペレットから調製された、50mM1
1epes (pH8,0)、30mM NaC#及び
0.1%エタノールアミンを含む溶液中細胞懸濁液(O
D6s。−20) 22.5−を、尿素18gと混合す
る。この懸濁液を、9.5mのプローブ及び24ミクロ
ンの振幅を用いて、MSE 5oniprep” 15
0により30秒間隔で3×30秒間音波処理する。この
細胞溶解物を、20℃で30分間5orvall 5S
340−ターにより17000rpmで遠心分離するこ
とによって透明にする。その上清液を、4℃で、10m
M Hepes(pH7,5)及び130mM NaC
j!を含む溶液に対して3度透析する。
この透析物を、4℃で30分間、5S340−ター(S
orvall)により17000rpmで遠心分離する
ことによって透明にし、そしてその上滑液にアジ化ナト
リウム(0,1■/ml)を補充する。IgE結合活性
を有するポリペプチドをさらに精製し、そして例22及
び23に記載しているようにして分析する。
ベクターDNAを調製するために、10Igのプラスミ
ドDNA pJDB207R/PR並−TP^(I2−
2) (ヨーロッパ特許出願EP143081)をBa
mHIにより完全に消化する。この消化されたDNAを
アルカリホスファターゼにより処理する。6.85kb
OBamlll大フラグメントを、TBE緩衝液中1%
アガロースゲル上で小フラグメントから分離し、そして
その6.85kbのDNAフラグメントを電気溶出によ
ってゲルから回収する。誘導性PH05プロモーター及
び円105シグナル配列をコードするDNAフラグメン
トは、プラスミドpJDB207/PH05−TPA1
8 (ヨーロッパ特許出願143 ’ 081)に由来
する。このプラスミド50xをBamHI及び旧ndn
[により完全に消化し、そして2.3kbのフラグメン
トを単離する。このフラグメント5■をBa1Iにより
さらに消化し、そして0.58kbのフラグメントを単
離する。上記の20ngのベクターD N A 、 0
.58kbのフラグメント4ng、 pCAL3(例2
0)に由来する0、8kbのBglII/BamHI 
cDNAフラグメント8 ng、及び核酸配列:5 ’
  pcc八八へへCA−3’  /3 ’  −GG
TTACGTCTAGp−5’  を有する化学的に合
成された二本鎖DNAリンカ−0,1ngを混合し、そ
して15℃で24時間、20Iの体積において連結する
。その連結されたDNAを用いてコンピテントE、コリ
HBIOI細胞を形質転換する。約100個のアンピシ
リン耐性コロニーからプラスミドDNAを制限酵素によ
る消化によって分析する。目的とする方向にすべての3
種の挿入体DNAフラグメントを有する数個のコロニー
が見出される(プラスミドpJDB207R/PH05
−BF;第6図)。PH05シグナル配列、化学的に合
成されたリンカ−DNA及びIgB−BF cDNΔの
間の接合点でこの造成物における正しい構造を配列決定
によって確かめる。
25.2   のノ − び プラスミドpJD8207R/PH05−BFを、1l
innenなど(Proc、Natl、Acad、Sc
i、USA1978.、:フル1979)によって記載
されている形質転換法を用いて、サソカロマイセスセレ
ビシアエ株G11F18(α、his  3−11、h
is 3−15、−し=u 2−3、leu 2−11
2、kan” )に形質転換する。形質転換された酵母
細胞を、ロイシンを欠く酵母最少培地プレート上で選択
する。
1つの形質転換された酵母コロニーを単離し、そしてサ
ツカロマイセス セレビシアエGRF18(pJDB2
07R/PH05−BF )と称する。そのような形質
転換された酵母細胞を、50−の酵母最少培地(アミノ
酸を含まないDifco Yeast Nitroge
n Ba5e培地に2%グルコース、20■/βのしヒ
スチジン及びl Og / 1のL−アスパラギンを添
加したもの)中で、30℃にて25時間振として増殖せ
しめ、3X107個の細胞/+nZの密度にする。この
細胞を0.9%NaC1中で洗浄し、そしてこれを、0
.03g/βのKH2PO4,1g / lのMCI 
、 (NI+、、)2SO4の代わりに10g/j!の
し一アスパラギン、2%及び1 g / 12のし一ヒ
スチジンを含有するDifc。
Yeast Nitrogen Ba5e培地(アミノ
酸を含まない)の配合に従って調製された低Pi最少培
地100n4中に接種する。この細胞を30℃で48時
間増殖せしめ、そして約10の006゜。で収得する。
低Pi培地35m1の細胞を遠心分離することによって
集め、そして66mMの冷リン酸ナトリウム緩衝液(p
H7,4)及びo、i%(v / V ) Trito
n X−10ORの合計体積4−中に再懸濁する。この
細胞懸濁液を30艷のCorex管に移す。ガラスピー
ズ(0,4vzの直径)8gを添加し、そしてこの懸濁
液を十分な速度で4分間、ポルテックスミキサ(Vor
tex Mixer)(Scientrfic Ins
truments Inc、+USA)上で振盪し、そ
して次に水浴中で冷却する。
この方法によって90%以上の細胞が破壊される。
細胞破片及びガラスピーズを、4℃で10分間、800
0rpmで5orval HB40−ターにより遠心分
離することによって沈降せしめる。IgE結合因子活性
を有するポリペプチドを、例22及び23に記載してい
るようにしてアフィニティクロマトグラフィーを用いて
前記上清液から精製する。
この例においては、プラスミドpCAL5−R/ND及
びpCAL8−BF/NDの造成を記載する(第7図を
参照のこと)。これらは、培養された哺乳類細胞におい
て膜−結合IgEリセプター又は分泌されるIgE結合
因子の産生を可能にする。さらに、これらのプラスミド
は、目的とするポリペプチドの高収率を導びく1つの方
法である宿主細胞中での遺伝子の増幅の選択のために設
計される。
26.1  ブースミドCAL5の′ プラスミドpsV2911neo (Asselber
gs+F、八3M、。
?、C&(I986)J、Mo1.Biol、 189
.401〜411ページ〕を用いてベクターDNAを調
製する。これを制限酵素、旧ndI[[及び5allに
より消化する。3.9kb及び1.8 kbのフラグメ
ントを得る。この混合物をアルカリホフファターゼによ
り処理し、1%アガロースゲルを用いる電気泳動にかけ
た後そして3.9kbのフラグメントを単離する。
同時に、TgF、リセプター及びウサギβ−グロビン遺
伝子の3′−半分をそれぞれコードする2種類の挿入部
を調製する。一方では、プラスミドpcAL3 (例2
0;第4図)1ONを旧ndl[[により部分消化し、
そしてBamHIにより完全消化する。
1.26kbのcDNA挿入部をアガロースゲル電気泳
動及びゲル溶離により単離する。他方では、10gのプ
ラスミドpUβ[Weber、F、及び5chaffn
er、 W、 (I985)Nature  315 
r 75〜77ページ〕をBam1 I及び5alIに
より完全消化する。1.2 kbのDNAフラグメント
を単離する。これは大イントロン及びウサギβ−グロビ
ン遺伝子のポリ (A)シグナルを含む。
上記からの1ONgのベクターDNA及びそれぞれの4
0nHの挿入部DNAを連結する。得られたDNAを用
いてコンピテントE、コリHBIOIをトランスフェク
トする。ベクターDNA中への両DNA挿入部の取込み
の後予測されるような、予定された制限パターンを示す
組換えプラスミド(pCAL5 ;第7図)を選択する
26.2  ブースミド CAL5−RNDの′10n
gのpCAL5プラスミドDNAを、5alTにより部
分消化する。1度だけ切断され、そしてそれ故に十分な
長さの直線を示すDNA分子を、アガロースゲル電気泳
動により精製する。同時に、pNDプラスミドDNA 
(Asselbergs?、C&、;Ioc。
cit、)  10RをXhoI及び5alIにより完
全に切断する。このプラスミドは、2種の選択マーカー
、すなわちネオマイシン(neo)及びジヒドロ葉酸レ
ダクターゼ(dhfr)を含み、そしてこれらはそれぞ
れ、哺乳類宿主のゲノムにおける外来DNAの組込み及
び増幅についての選択を可能にする。切断されたRND
2 DNAをアルカリホスファターゼにより処理する。
次に、5alIにより切断されたpCAL5(I0Rg
)及び5alI/XhoIにより切断されたpND2プ
ラスミドD N A (I0Rg)を混合し、そして連
結する。その得られたDNAを用いてコンピテントE、
コリ)IBIOI細胞を形質転換する。この形質転換さ
れた細胞を、LB−ブイヨン及び50g/−のカナマイ
シンを含む寒天プレート上に広げる。予定されたDNA
制限パターンを示す組換えプラスミド(pCAL5−R
/ND、第7図)を、哺乳類宿主におけるIgEリセブ
ターの発現のために選択する。このものは、IgEリセ
プターDNAの下流にneo−及びdhfr選択マーカ
ーを含む。転写の方向はすべての3種の遺伝子で同一で
ある。
26.3  ブースミドCAL8−BFNDの°告プラ
スミドpCAL8−BF/NDは上記プラスミドpCA
L5−R/NDの誘導体であり、このプラスミドにおい
ては弐〇>のポリペプチドのアミノ酸1〜147をコー
ドするDNA配列が、鳥類のインフルエンザへマグルチ
ニンのシグナル配列をコードする新DNA配列によって
取り替えられている。この変化は、式(I)のポリペプ
チドのアミノ酸148〜321を含んで成るIgE結合
因子の分泌を可能にする。このために、下記の式を有す
る二本鎖DNA、フラグメントを、参考文献4 、5 
、6゜(ia、7.8に記載されている標準的方法に従
って化学的に合成する。
この0.2RgのDNAを、10nHのベクターDNA
及び0.7 kbのDde I / Xba I cD
N^挿入部2ngと連結する。このベクターは、(a)
Xba及びl1ind■による完全な消化、(b)アル
カリホスファターゼによる脱リン酸化及び(C)5.9
kbのベクターDNAのアガロースゲル精製によってp
CAL5プラスミドDNAから得られる。0.7kbの
cDNA挿入部フラグメントはpCAL3 (例20)
に由来する。30にのpCAL3プラスミドDNAを旧
ndll及びXbaIにより消化し、そして0.8kb
のcDNA挿入部をアガロースゲル精製により単離する
。この0.8kbのフラグメント3NをDdeIにより
消化し、それによヮて0.1及び0.7 kbのDNA
フラグメントを得る。
itに、0.7kbのDNAフラグメントをアガロース
ゲル電気泳動及び精製により単離する。連結されたDN
Aを用いてコンピテントE、コリ■旧01細胞を形質転
換する。ベクターDNA中へのDNA挿入部の組込みの
後、予測されるような、予定された制限フラグメントを
示す組換え体プラスミド(pCAL8;第7図)を選択
する。10■のpCAL8プラスミドDNAを5all
により完全に消化する。
その線状DNA分子をアガロースゲル電気泳動により精
製する。5alIにより切断されたpCAL8 (I0
Rg)と、5alI/XhoIにより切断されたpND
2プラスミド(例26.2)  10Rgとを連結する
。この連結されたDNAを用いて、501Ig/afの
カナマイシンを補充したLB培地を含む寒天プレート上
にプレートされたコンピテントE、コリIBIOI細胞
を形質転換する。組換え体プラスミド(pCAL8−B
F/ND ;第7図)を、形質転換された哺乳類宿主に
おけるIgE−BFの発現及び産生のために選択する。
J訳 哺乳類細胞中へのDNAのトランスフェクションのため
に使用される方法、並びに形質転換された細胞の選択及
び遺伝子増幅のための選択は詳しく15B) く記載されており 〔アメリカ特許第4.399.21
6号(I983) ;Kaufman、 R,J、及び
5harp、P、A、 (I982)。
J、Mo1.Biol、  159,601〜621ペ
ージ〕、そして当業者によく知られている。チャイニー
ズハムスターの卵巣セルラインのジヒドロ葉酸レダクタ
ーゼ陰性突然変異体(dhfr−)  [Ce1l 1
ine DLIKX−Bl:Chasin、 L、A、
及びUrlaub+G、、 (I980)Proc、N
at、八cad。
Sci、USA  77.4216〜4220ページ〕
を宿主として使用する。この細胞を、透析された5%F
C3及び0.1■/m1のゲンタマイシン(Gibco
)を補充したMEM培地(Gibco、Pa1slay
、5cotland)に保持する。半コンフルエントC
HO細胞を、Ca−ホスフェート同時沈殿法を用いて1
0■のpCAL5−R/ND又はpCAL8−BF/N
DプラスミドDNAによりトランスフェクトする。この
トランスフェクトされた細胞を、5%FC3,ゲンタマ
イシン及び0.5■/−のG418 (Gibco)を
補充したat−MEM培地中で増殖せしめる。2週間後
、G418耐性細胞の単一のコロニーが増殖する。48
個のコロニーのそれぞれを24ウエルのマイクロタイタ
ープレートのウェル中に移し、そして上記の選択培地中
でコンフルエントに増殖せしめる。次に、この培地のア
リコートを取り、そして例7に記載のRIAを用いてI
gE結合活性の存在について試験する。
コロニーの約50%が陽性であり、そして1mZ当り約
0.1〜10ngの組換体ポリペプチドを産生ずる。プ
ラスミドpCAL8−BF/NDに由来する形質転換さ
れたコロニーは、一般的に、プラスミドpCAL5−R
/NDにより得られたコロニーよりもより高い生産体で
ある。5個の最良の産性コロニーを、メトトレキセート
(Kaufman and 5harp op、cit
、)と共に遺伝子増幅のために使用する。数回の増幅の
後、1g/falまでの組換体ポリペプチドを産生ずる
細胞系を得る。最良の生産体、すなわちセルラインCH
O−BF/NDを大きな培養物に増殖せしめる。選択培
地50mZを含む組織培養フラスコ(Falcon、 
175cd>およそ3X106個の細胞を接種する。細
胞層がコンフルエントになった後、その培地を除去し、
そして1%FC3及び0.1■/Tn1のゲンタマイシ
ンを補充したα−MBM培地50−と取り換える。培地
を1週当り2度、数週間にわたり集める。これを500
0 gで10分間、遠心分離し、そして−20℃で貯蔵
する。最後に、IgB結合活性を有する組換体ポリペプ
チドを、たとえば例22及び23に記載しているように
してアフイニテイクロマトグラフィーによって、集めら
れた上清液から精製する。
次の例B〜Dに従って、Igt!−BFを含むRPMI
8866細胞上清液の画分(EP86810244.3
)を精製することによって、配列決定するために十分に
純粋であるIgE−BFを得、そしてそのアミノ末端を
決定することが可能である。
両分を次の方法でIgl!−BFについて分析する。
PvC製マイクロタイタープレートのウェルを、室温で
湿潤チャンバー中で一晩、Mab−176(P B S
中5■/−;ウェル当り100g)により被覆する。
PBSにより2度洗浄した後、非特異的な結合部位を、
0.2%ゼラチンを含むPBSによりブロックする(I
50p!/ウェル;37℃で1時間)。プレートをPB
Sにより再び2度洗浄する。クロマトグラフィー実験か
らの画分をPBSにより1150に希釈し、ウェルに添
加しく100m/ウェル)、そして温潤チャンバー中に
おいて室温で一晩インキユベートする。プレートをPB
Sにより4度洗浄する。結合されたIgl!−BFを、
ビオチンが共有結合しているMab−135(例19、
EP86B10244.3) (0,2%ゼラチンを含
むPBS中、0.5■/af、  100m/ウェル)
を添加することによって検出し、そして温潤チャンバー
中において37℃で4時間、インキュベートする。PB
Sにより4度洗浄した後、そのプレートを、0.2%ゼ
ラチンを含むPBS中アビジン及びとアルカリホスファ
ターゼとの接合体(SigIIla Cat、NaA2
527.0.5 trg/ mり100mと共に37℃
で2時間インキュベートする。さらにPBSにより洗浄
した後、基質緩衝液(I00■のMgCf12xeut
o、200■のNaN、、水80〇−中に溶解されたジ
ェタノールアミン97m!、 37%HCIAによりp
l+9.8に調整)中、1■/−のp−ニトロフェニル
ホスフェートニナトリウムによりそのプレートを発色せ
しめる。37℃で20〜40分の後、黄色の反応が最適
である。次に、ウェル当り50plのNaOll(IM
)により反応を停止する。モデル2550EIARea
der(Bio−Rad)を用いて、405鶴で光学濃
度を決定する。
製 RPMI8866細胞からの培養上***1ONを、Ma
b−45−afftgelの20−カラム(I!P86
810244.3の例)に通して120ntf/時の流
速で濾過する。このゲルをPBSにより洗浄する。流出
液の蛋白質含有量を、Uvicord”スペクトロメー
ターによって280+mでのオンラインの吸光度により
モニターし、結合されなかった蛋白質が完全に除去され
たことを確かめる。このカラムを0.1Mのグリシン−
11C7!(pH2,’6) 50m1により溶出する
。I M Tris−11cj!(pH8,0)及び0
.5%7e+een20の等量を含む管に両分を集める
。Ig+!−BF金含有両分をプールし、そして10m
MのTris−HCJ! (pH7,4)に対して透析
する。
例Bの精製されたIgE−BFを5ynChropak
 AX300陰イオン交換カラム(SynChrom 
Inc、、Liaden、IN)上に負荷する。このカ
ラムを10mM Tris−11cl(pH7,4)に
より洗浄し、そして蛋白質を、1−7分の流速で100
分間にわたって、0〜IMのNaCRのグラジェントに
より溶出する。この溶出を254+mでUV吸光度によ
りモニターする。この両分を1%オクチルピラノグルコ
シド(Stgma)中に集め、そして例Aに記載のよう
にしてIgE−BFについて検定する。
例Cの50−のIgE−BFを、0.51のPBSに対
して透析し、そして0.1%オクチルピラノグルコシド
を含む0.5#のPBSに対して2度透析する。
凍結乾燥した後、IgE−BFを水1.5 mZ中に溶
解し、そして0.1%オクチルピラノグルコシドを含む
2×0.5βのPBSに対して再び透析する。逆相クロ
マトグラフィーを、0.1%TFA (P i erc
e)及び5%アセトニトリル(Merck)中5ynC
hropak RP−4(SynChrom)カラム上
で行なう。0.5yd/分の流速で30分間、0.1%
TFA中5〜60%アセトニトリルのグラジェントを適
用することによって、IgE−BFの溶出を行う。この
溶出を254+mでのUV吸光度によりモニターする。
1dの画分を0.05%sns中に集め、そして例Aに
記載のようにしてIgE−BFについて分析する。 I
gf!−BFの純度を5DS−PAGEによって制御し
、そして続いて銀染色を行なう  (UP86B102
44.3、 例22) 。
E:IE−BFのアミノ M、11.Hunkapillar及びり、E、Hoa
d、 Method inハ鉦艶旦■、9L399ペー
ジ、(I983)の方法に従って、例りの精製されたI
gl!−BFを、ポジティブ・フェーズ・プロティン・
スフエンサーモデル470(Applied Bios
ystems)を用いてN−末端のアミノ酸配列分析に
かける。アミノ−チオゾリン誘導体を、50℃で25%
水性TFAによる処理によって、フェニルチオビタント
イン(PTH)アミノ酸に転換する。このPTHアミノ
酸をZorbaxCN”)IPLCカラム(Du Po
nt、200X4.6 m)上で分析する(R,Kne
chtなど、+Ana1.Biochem、  130
+ 65ページ、1983)。次のN−末端のアミノ酸
配列が、材料の40%で見出される: LXMELQVXSGF XNTXP 〔配列中、XI49 、X+ss 、X+ho及びX、
6.は、決定されなかったアミノ酸を表わす〕。この配
列は、cDNA分析によって決定されたIgE−リセブ
ターの配列に従えば、該リセプターの第148番目のア
ミノ酸から始まる。
次のN−末端のアミノ酸配列が、材料の60%で見出さ
れる二            以下余白MXLQVS
SGFVX NTXPEK 〔配列中、X、6. 、X、、。及びXl、、、は決定
されなかったアミノ酸を表わす〕。この配列は、cDN
八分へによって決定されたIgEリセプターの配列に従
えば、該リセプターの第150番目のアミノ酸から始ま
る。
例24.1の精製された2、9kbのベクターDNA 
(EcoRI及びBamHIにより切断されたプラスミ
ドpPLc24)10ngを、0.1 ngのオリゴヌ
クレオチド5”  −pAATTTGGAGGAAAA
AATTATG  (Pharmacia、  No、
27−4878−Of)及び0.1ngのオリゴヌクレ
オチド5 ’−pGATCCATAATTTTTTCC
TCC^(Pharmacia+ Na27−4898
−01)と共に、10IIIM Tris−HCj! 
(pH7,5) 、10mMMg1!z 、2mM D
DT、 0.1mM^TP及び100ユニツトの74D
NA リガーゼ(Boehringer、 Mannh
eim)を含む溶液20d中で混合する。4℃で16時
間後、その混合物を用いてコンピテントE、コリK 1
2細胞を形質転換する。個々のコロニーを増殖せしめ、
そしてそのプラスミドを単離する。標準的制限酵素分析
を行ない、Ba+nHIによっては切断されるが、しか
しEcoRIによっては切断されない正しいプラスミド
(pPL、PTIS;第8図を参照のこと)を選択する
。オリゴヌクレオチドの正しい挿入をDNA配列決定に
より確認する。新しく挿入されたDNAフラグメントは
ポータプル翻訳開始部位(PTIS。
Phar+wacia)をコードする。
10agのpPL、PTISプラスミドDNAをBam
HIにより消化し、次にアルカリホスファターゼにより
処理し、そして線状の2.9kbベクターDNAをアガ
ロースゲル電気泳動により精製する。10nHのこのベ
クターDNAを、プラスミドpCAL−3(例20)に
由来する0、8kbのBgl I[−Bat(Iフラグ
メント3ngに連結し、そして次に、これを用いてコン
ピテントE、コリに12細胞を形質転換する。個々のコ
ロニーからプラスミドDNAを単離し、そして標準的制
限酵素分析を行なって、正しい方向に0、8 kbの挿
入体を有するプラスミドpPL.PTIS−111’(
第8図)を選択する。プラスミドρPL、PTIS−B
Fを用いて1421株W3110及び)IBIOI  
(両者はλ1857(Remautなど、+1oc、c
it、)を含む)を形質転換する。この形質転換体を、
401!g/−のカナマイシン及びアンピシリンを含む
LB−プレート・上に広げ、そして30℃で24時間イ
ンキュベートすることによって増殖せしめる。得られた
組換体コロニーを発酵のために使用する。
■、11−醒 例28.1で得られた組換え体E、コリ株を例24.2
に記載のようにして増殖せしめる。42℃で3時間のイ
ンキュベーションの後、その培養物を氷/水浴中で30
分間冷却し、そして遠心分離することによって細胞を集
める。
28.3 ■ E−八ゞ   するポリペプチドの■製 熱誘導された培養物1dから得られた細胞のベレットを
、50mM Tris−H(J (pH7,5)及び1
 mM EDTAを含む溶液2〇−中に4℃で再懸濁す
る。この細胞懸濁液を、1分間隔で4×30秒間、氷上
で常に冷却しなから音波処理する(MSE 5onip
rep”150.9.5 fiのプローブ、24ミクロ
ンの振幅)。
次に、この、懸濁液を10分間遠心分離にかける(So
rva11遠心機、)IB−40−ター、9000rp
m 、 4℃)。
このペレットを50mM Trts−■(J! (pH
7,5)及びIIIIMEDTAを含む溶液2〇−中に
4℃で再懸濁し、そして上記のようにして30秒間音波
処理する。その懸濁液を上記のように遠心分離にかけ、
そして洗浄サイクルをさらに2度、くり返す。
文−献 1、Maniatis等、Mo1ecular Clo
ning+A Labora−tory Manual
、Co1d Spring Harbor Labor
a−tory (I982)。
’1.Okayama及びBerg、Mo1ecula
r and CellularBiology 2.1
61−170(I982)。
3、  He1decker及びMessing+Nu
cleic Ac1ds Re−5earch LL 
4891−4906(I983)。
4、S、^、 Narang等、Anal、Bioch
em、121 +365(I982)  。
5、  W、L、Agarwal等、Angew、Ch
e+11.84,489(I972)。
6、  C,B、Reese、Tetrahedron
  34,3143(I972)  。
6a、Rルルetsinger等、J、Am、Chem
、Soc、 98.3655(I976)  。
7、  Khorana等、J、Biol、Chem、
 251.565(I976)。
8 、  S、A、Narang、Tetrahedr
on 39+3(I983)e9、  Chang等、
Nature、275:615(I978)。
10、  Goedell等、Nature、281:
544(I979)。
11、  Goedell等、Nucleic  Ac
1d  Res、、8:4057(I980)。
12、 5iebenlist等、Ce1l 20:2
69(I980)。
13、  J、Gharayeb等、The EMBO
Journal、Vol、3+2437−2442(I
984)。
14、  Stinchomb等、Nature、28
2:39(I979)。
14a、 Kings+man等、Gene、7:14
1(I979)。
15、  Tsche+mper等、 Gene、 1
0.157 (I980)。
16、   Melton、D、A、等(I984)N
ucleic  Ac1ds  Re5earch12
.7035−7056  。
17、  M、5arfati等、Immunolog
y、19B4.53.197−205゜18、  J、
B、Gurdon、The control  of 
 gene expres−sion  in ani
mal  development+C1arento
nPress、0xford+1974゜19、  F
、C,Greenwood等、Bioc、hem、J、
 89,114(I963)。
20、  B、5eed、Nucleic Ac1ds
  Res、10.1799−1810(I982) 
 。
21、   F、Sanger  等、Proc、Na
t、八cad、sci、UsA   74+5463−
5467゜
【図面の簡単な説明】
第1図はRPMI8866B−細胞から単離されたmR
N八からのds −cDNAを挿入部として含有するプ
ラスミドpCL−1及びpct、−2の調製を示す。挿
入部cDNAはIgE−リセブター、及びIgE−結合
因子に関連するポリペプチドをコードしている。 第2図はプラスミドpCL−1及びpct、−2の2つ
の挿入部の比較を示し、再挿入部に共通のコード領域、
再挿入部に共通の非−コード領域、pct、−2中にの
み存在するコード領域及び再挿入部において異る非コー
ド領域、並びに若干の制限部位が示されている。 第3図は、pct、−2及びpGt!M7M−1からの
プラスミドpGEM丁’−1/CL2の造成、並びにm
RN八へのDNA挿入部の転写を示す。 第4図は、プラスミドpct−2から、アミノ酸配列A
SI)+19 5ersz+をコードする挿入部を有す
るプラスミドpFK−1、及び式(I)の八Iarsa
−5ers+tのアミノ酸配列をコードするpFK−2
を造成する過程を示す。 第5図はE、コリW3110及びIIBIOI中でIg
l!−BFを発現するためのプラスミドpBL−BFの
造成を示す。 ファージλのPLプロモーターのもとてアミノ酸119
−321が発現される。 第6図はサッカロミセス・セレビシエーにおいてIgB
−BFを発現するためのプラスミドpJDB207R/
PH05−BFの造成を示す。PH05プロモーターの
もとてアミノ酸119−321が発現される。 第7図は培養された哺乳類細胞(チャイニーズハムスタ
ー卵巣細胞)中でそれぞれ膜結合IgEリセプター又は
分泌されるIgE−BFを発現するためのプラスミドp
CAL−5及びpCAL8−BF/NDの造成を示す。 第8図はE、コリ中でのIgE−BFの発現及び形質転
換のためのプラスミドpPL、Pjls−BFの造成を
示す。 図中の記号は次の意味を有する: AmHaell   G=Bgll[[B =Ban+
HI     H=Hindl[[C=HincII 
    N=NcolE=EcoRI     P=P
stIR=Rsal −][IgE−リセブター及び/又は IgE−BFに関連するポリペプチドをコードする配列
。 M   pCL−2(第2)に特異的なコード配列。 コ=コー  pCL−i及びpCL−2において異る非
コード配列。 二E■HpCL−1及びpCL−2(第2図)に共通の
非コード配列。 □  mRNA。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式( I ): 【遺伝子配列があります】( I ) で表わされるアミノ酸配列を有するポリペプチド、並び
    に該ポリペプチドの断片、変異体及び誘導体。 2、アミノ酸106−127を含んで成るアミノ酸配列
    が除去されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載のポリペプチドの断片。 3、アミノ酸120、121、123、124、125
    、126、127、128、129、130、131、
    132、133、134、135、136、137、1
    38、139、140、141、142、143、14
    4、145、146、147、148、149、150
    、151、152、153、154、155、156、
    157、158、159又は160のいずれかから始ま
    りそしてアミノ酸321で終るポリペプチドから成る群
    から選択されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の式( I )のポリペプチドの断片。 4、アミノ酸120、121、123、124、125
    、126、127、128、129、130、131、
    132、133、134、135、136、137、1
    38、139、140、141、142、143、14
    4、145、146、147、148、149、150
    、151、152、153、154、155、156、
    157、158、159又は160のいずれかから始ま
    りそして282と321との間のアミノ酸のいずれかで
    終るポリペプチドから成る群から選択されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の式( I )のポリ
    ペプチドの断片。 5、アミノ酸119からアミノ酸321までのアミノ酸
    配列から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の式( I )のポリペプチドの断片。 6、アミノ酸134からアミノ酸321までのアミノ酸
    配列から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のポリペプチドの断片。 7、アミノ酸148からアミノ酸321までのアミノ酸
    配列から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のポリペプチドの断片。 8、アミノ酸150からアミノ酸321までのアミノ酸
    配列から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のポリペプチドの断片。 9、特許請求の範囲第2項〜第8項のいずれかに記載の
    断片の変異体又は誘導体。 10、次の式( I ): 【遺伝子配列があります】( I ) で表わされるアミノ酸配列を有するポリペプチド、又は
    該ポリペプチドの断片、変異体もしくは誘導体の製造方
    法であって、 a)前記式( I )のポリペプチド又は該ポリペプチド
    の断片もしくは変異体をコードするDNAを含んで成る
    ハイブリドベクターを含有する形質転換された宿主を培
    養し;又は、 b)前記式( I )のポリペプチド又は該ポリペプチド
    の断片もしくは変異体をコードするmRNAを適当な翻
    訳系において翻訳し、そして 必要であれば、式( I )のポリペプチド又は該ポリペ
    プチドの断片もしくは変異体をその誘導体に転換する; ことを特徴とする方法。 11、次の式( I ): 【遺伝子配列があります】( I ) で表わされるアミノ酸配列を有するポリペプチド、又は
    該ポリペプチドの断片、変異体もしくは誘導体を発現す
    ることができる形質転換された宿主の製造方法であって
    、 1)前記式( I )のポリペプチド又は該ポリペプチド
    の断片、変異体もしくは誘導体をコードするDNAを用
    意し; 2)得られたDNAを適当なベクターに導入し; 3)得られたハイブリドベクターにより適当な宿主を形
    質転換し; 4)未形質転換宿主から形質転換宿主を選択し;そして
    場合によっては、該形質転換宿主からハイブリドベクタ
    ーを単離し、該ハイブリドベクターのコード領域又は非
    コード領域を変形し、そして段階3)及び4)を再度行
    う; ことを特徴とする方法。 12、次の式( I ): 【遺伝子配列があります】( I ) で表わされるアミノ酸配列を有するポリペプチド、又は
    該ポリペプチドの断片、変異体もしくは誘導体をコード
    しているDNA。 13、次の式(II): 【遺伝子配列があります】 で表わされる特許請求の範囲第12項に記載のDNA、
    又はその断片もしくは変異体。 14、次の式(III): 【遺伝子配列があります】 で表わされる特許請求の範囲第12項に記載のDNA、
    又はその断片もしくは変異体。 15、式( I )のD_1_1_9−S_3_2_1の
    アミノ酸配列を有するポリペプチドをコードしている特
    許請求の範囲第12項に記載のDNA。 16、式( I )のA_1_3_4−S_3_2_1の
    アミノ酸配列を有するポリペプチドをコードしている特
    許請求の範囲第12項に記載のDNA。 17、式( I )のL_1_4_8−S_3_2_1の
    アミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする特許請
    求の範囲第12項に記載のDNA。 18、式( I )のM_1_5_0−S_3_2_1の
    アミノ酸配列を有するポリペプチドをコードしている特
    許請求の範囲第12項に記載のDNA。 19、次の式( I ): 【遺伝子配列があります】( I ) で表わされるアミノ酸配列を有するポリペプチド、又は
    該ポリペプチドの断片、変異体もしくは誘導体をコード
    するDNA配列を挿入部として含んで成るハイブリドプ
    ラスミド。 20、アミノ酸106−127を含んで成るアミノ酸配
    列が除去されている式( I )のポリペプチドを前記挿
    入部がコードしていることを特徴とする、式( I )の
    ポリペプチドの断片をコードしているDNA配列を挿入
    部として含んで成る特許請求の範囲第19項に記載のハ
    イブリドベクター。 21、アミノ酸120、121、122、123、12
    4、125、126、127、128、129、130
    、131、132、133、134、135、136、
    137、138、139、140、141、142、1
    43、144、145、146、147、148、14
    9、150、151、152、153、154、155
    、156、157、158、159又は160のいずれ
    かから始まりそしてアミノ酸321で終るポリペプチド
    から成る群から選択される式( I )のポリペプチドの
    断片を前記挿入部がコードしていることを特徴とする、
    式( I )のポリペプチドの断片をコードしているDN
    A配列を挿入部として含んで成る特許請求の範囲第19
    項に記載のハイブリドベクター。 22、アミノ酸120、121、122、123、12
    4、125、126、127、128、129、130
    、131、132、133、134、135、136、
    137、138、139、140、141、142、1
    43、144、145、146、147、148、14
    9、150、151、152、153、154、155
    、156、157、158、159又は160のいずれ
    かから始まりそして282と321との間のアミノ酸の
    いずれかで終るポリペプチドから成る群から選択される
    式( I )のポリペプチドの断片を前記挿入部がコード
    していることを特徴とする、式( I )のポリペプチド
    の断片をコードしている配列を挿入部として含んで成る
    特許請求の範囲第19項に記載のハイブリドベクター。 23、アミノ酸119からアミノ酸321までのアミノ
    酸配列から成る式( I )のポリペプチドの断片を前記
    挿入部がコードしていることを特徴とする、式( I )
    のポリペプチドの断片をコードするDNA配列を挿入部
    として含んで成る特許請求の範囲第19項に記載のハイ
    ブリドベクター。 24、アミノ酸134からアミノ酸321までのアミノ
    酸配列から成る式( I )のポリペプチドの断片を前記
    挿入部がコードしていることを特徴とする、式( I )
    のポリペプチドの断片をコードしているDNA配列を挿
    入部として含んで成る特許請求の範囲第19項に記載の
    ハイブリドベクター。 25、アミノ酸148からアミノ酸321までのアミノ
    酸配列から成る式( I )のポリペプチドの断片を前記
    挿入部がコードしていることを特徴とする、式( I )
    のポリペプチドの断片をコードしているDNA断片を挿
    入部として含んで成る特許請求の範囲第19項に記載の
    ハイブリドベクター。 26、アミノ酸150からアミノ酸321までのアミノ
    酸配列から成る式( I )のポリペプチドの断片を前記
    挿入部がコードしていることを特徴とする、式( I )
    のポリペプチドの断片をコードしているDNA配列を挿
    入部として含んで成る特許請求の範囲第19項に記載の
    ハイブリドベクター。 27、次の式(II): 【遺伝子配列があります】 もしくは次の式(III): 【遺伝子配列があります】 又はこれらの断片もしくは変異体を含んで成る特許請求
    の範囲第19項に記載のハイブリドベクター。 28、pCL2である特許請求の範囲第19項に記載の
    ハイブリドベクター。 29、pCL1である特許請求の範囲第19項に記載の
    ハイブリドベクター。 30、pPL−BFである特許請求の範囲第19項に記
    載のハイブリドベクター。 31、pCAL8−BF/NDである特許請求の範囲第
    19項に記載のハイブリドベクター。 32、pPL.PTIS−BFである特許請求の範囲第
    19項に記載のハイブリドベクター。 33、次の式( I ): 【遺伝子配列があります】( I ) で表わされるアミノ酸配列を有するポリペプチド、又は
    該ポリペプチドの断片、変異体もしくは誘導体をコード
    するDNA配列を挿入部として含んで成るハイブリドプ
    ラスミドにより形質転換された宿主。 34、E.コリ(E.coli)である特許請求の範囲
    第33項に記載の宿主。 35、E.コリHB101、E.コリBZ234、E.
    コリB1472及びE.コリW3110から選択される
    特許請求の範囲第33項に記載の宿主。 36、サッカロミセス・セレビシエー(Sacchar
    omysescerevisiae)の株、例えばGR
    F18である特許請求の範囲第33項に記載の宿主。 37、哺乳類セルライン、例えばチャイニーズハムスタ
    ー卵巣セルラインDUKX−131である特許請求の範
    囲第35項に記載の宿主。 38、特許請求の範囲第10項に記載の方法により製造
    された特許請求の範囲第1項に記載のポリペプチド。 39、次の式( I ): 【遺伝子配列があります】( I ) で表わされるアミノ酸配列を有するポリペプチド、又は
    該ポリペプチドの断片、変異体もしくは誘導体を含んで
    成る医薬。 40、ヒト又は動物の療法的処置のための方法において
    使用するための特許請求の範囲第1項に記載のポリペプ
    チド。 41、抗アレルギー剤として使用する特許請求の範囲第
    1項に記載のポリペプチド。 42、医薬の製造のために使用する特許請求の範囲第1
    項に記載のポリペプチド。
JP62180164A 1986-07-22 1987-07-21 ヒト免疫グロブリンe結合因子 Expired - Lifetime JP2713912B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8617862 1986-07-22
GB868617862A GB8617862D0 (en) 1986-07-22 1986-07-22 Binding factor related polypeptides
GB868626622A GB8626622D0 (en) 1986-07-22 1986-11-07 Polypeptides
GB8626622 1986-11-07

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7313369A Division JP2619232B2 (ja) 1986-07-22 1995-11-30 ヒト免疫グロブリンe結合因子活性ポリペプチドをコードする遺伝子系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6368097A true JPS6368097A (ja) 1988-03-26
JP2713912B2 JP2713912B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=26291074

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62180164A Expired - Lifetime JP2713912B2 (ja) 1986-07-22 1987-07-21 ヒト免疫グロブリンe結合因子
JP7313369A Expired - Lifetime JP2619232B2 (ja) 1986-07-22 1995-11-30 ヒト免疫グロブリンe結合因子活性ポリペプチドをコードする遺伝子系

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7313369A Expired - Lifetime JP2619232B2 (ja) 1986-07-22 1995-11-30 ヒト免疫グロブリンe結合因子活性ポリペプチドをコードする遺伝子系

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5081028A (ja)
EP (1) EP0254249B1 (ja)
JP (2) JP2713912B2 (ja)
AU (1) AU602907B2 (ja)
DE (1) DE3781217T2 (ja)
DK (1) DK172259B1 (ja)
ES (1) ES2033747T3 (ja)
GR (1) GR3006306T3 (ja)
IE (1) IE60393B1 (ja)
PT (1) PT85364B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512279A (ja) * 2009-12-01 2013-04-11 ボストン メディカル センター コーポレーション IgE媒介性疾患の処置方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5272255A (en) * 1985-01-26 1993-12-21 Ciba-Geigy Corporation Polypeptide factors from colostrum
GB8514732D0 (en) * 1985-06-11 1985-07-10 Ciba Geigy Ag Purified immunoglobulin-related factor
DE3777245D1 (de) * 1986-04-30 1992-04-16 Junji Yodoi Protein und verfahren zu dessen herstellung.
EP0259585B1 (en) * 1986-07-29 1993-06-09 Kishimoto, Tadamitsu, Prof. Monoclonal antibodies specific to surface receptor for ige and hybrid cell lines producing these antibodies and use thereof
AU628034B2 (en) * 1987-11-19 1992-09-10 3I Research Exploitation Limited Immunoglobulin e competitor
GB8727045D0 (en) * 1987-11-19 1987-12-23 Research Corp Ltd Immunoglobulin e competitor
GB9010356D0 (en) * 1990-05-09 1990-06-27 Ciba Geigy Ag Maturation of hemopoietic cells
US7923250B2 (en) 1997-07-30 2011-04-12 Warsaw Orthopedic, Inc. Methods of expressing LIM mineralization protein in non-osseous cells
ATE417927T1 (de) * 1997-07-30 2009-01-15 Univ Emory Neue knochenmineralisierungsproteine, dna, vektoren, expressionssysteme
DE19746874A1 (de) * 1997-10-23 1999-04-29 Qiagen Gmbh Verfahren zur Isolierung und Reinigung von Nukleinsäuren an hydrophoben Oberflächen - insbesondere unter Verwendung hydrophober Membranen
US6410714B1 (en) * 1999-03-24 2002-06-25 Heska Corporation Canine low affinity IgE receptor (CD23) nucleic acid molecules and uses thereof
DE10147439B4 (de) * 2001-09-26 2014-01-30 Qiagen Gmbh Verfahren zur Isolierung von DNA aus biologischen Proben
EP1602720B1 (en) * 2003-03-05 2010-11-03 Juridical Foundation The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute Process for producing heterologous protein in e. coli
JP2009131151A (ja) * 2006-02-28 2009-06-18 Osaka Univ PILRαと結合するポリペプチド、およびそれをコードするポリヌクレオチド、並びにその利用
JP6911577B2 (ja) * 2017-06-28 2021-07-28 住友ゴム工業株式会社 二輪自動車用タイヤ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6399099A (ja) * 1986-04-30 1988-04-30 Jiyunji Yodoi 新規な蛋白質およびその製法
JPH07107079A (ja) * 1993-10-07 1995-04-21 Hitachi Ltd 周波数位相同期回路および情報転送周波数変換回路ならびに通信端末装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK159976C (da) * 1979-06-01 1991-05-27 Searle & Co Plasmidvektorer, fremgangsmaade til fremstilling deraf, bakterieceller transformeret med plasmidvektorer samt udtrykkelse af protein i transformerede bakterieceller
US4666847A (en) * 1981-01-16 1987-05-19 Collaborative Research, Inc. Recombinant DNA means and method
US4740461A (en) * 1983-12-27 1988-04-26 Genetics Institute, Inc. Vectors and methods for transformation of eucaryotic cells
US4758511A (en) * 1984-03-16 1988-07-19 Dnax Research Institute Of Molecular And Cellular Biology, Inc. CDNA clones coding for polypeptides exhibiting IGE binding factor activity
JPS61268184A (ja) * 1984-11-05 1986-11-27 Green Cross Corp:The 組換えプラスミド及び当該プラスミドによる形質転換株
EP0218700A4 (en) * 1985-04-23 1988-09-19 Medical Biology Inst IDENTIFICATION OF AN IgE BINDING PROTEIN BY MOLECULAR CLONING.
US4946788A (en) * 1985-06-11 1990-08-07 Ciba-Geigy Corporation Purified immunoglobulin-related factor, novel monoclonal antibodies, hybridoma cell lines, processes and applications
DE3777245D1 (de) * 1986-04-30 1992-04-16 Junji Yodoi Protein und verfahren zu dessen herstellung.
EP0259615A1 (en) * 1986-08-21 1988-03-16 Kishimoto, Tadamitsu, Prof. Human low affinity Fc epsilon-receptor, the isolation, the recombinant preparation and purification thereof
EP0257114A1 (en) * 1986-08-21 1988-03-02 Kishimoto, Tadamitsu, Prof. Human low affinity Fc epsilon-receptor, the isolation and purification thereof
WO1988003172A1 (en) * 1986-10-28 1988-05-05 Memorial Sloan-Kettering Cancer Center DNA EXPRESSING Fc RECEPTOR PROTEIN

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6399099A (ja) * 1986-04-30 1988-04-30 Jiyunji Yodoi 新規な蛋白質およびその製法
JPH07107079A (ja) * 1993-10-07 1995-04-21 Hitachi Ltd 周波数位相同期回路および情報転送周波数変換回路ならびに通信端末装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512279A (ja) * 2009-12-01 2013-04-11 ボストン メディカル センター コーポレーション IgE媒介性疾患の処置方法
US9617325B2 (en) 2009-12-01 2017-04-11 Boston Medical Center Corporation Treatment of IgE-mediated disease

Also Published As

Publication number Publication date
US5081028A (en) 1992-01-14
DK381287A (da) 1988-01-23
PT85364B (pt) 1990-04-30
AU602907B2 (en) 1990-11-01
IE871967L (en) 1989-01-22
DK172259B1 (da) 1998-02-09
DE3781217D1 (de) 1992-09-24
EP0254249A1 (en) 1988-01-27
JP2619232B2 (ja) 1997-06-11
DK381287D0 (da) 1987-07-21
PT85364A (en) 1987-08-01
DE3781217T2 (de) 1992-12-17
JPH08242865A (ja) 1996-09-24
IE60393B1 (en) 1994-07-13
ES2033747T3 (es) 1993-04-01
GR3006306T3 (ja) 1993-06-21
JP2713912B2 (ja) 1998-02-16
AU7594787A (en) 1988-02-18
EP0254249B1 (en) 1992-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2882775B2 (ja) ヒトーグリア由来神経突起因子
JPS6368097A (ja) ヒト免疫グロブリンe結合因子
US5702920A (en) DNAS encoding human macrophage migration inhibition factor related peptides
JP2864996B2 (ja) 免疫学的疾患治療用医薬組成物
JPS5890596A (ja) α―インターフェロン活性を有するポリペプチドをコードする遺伝子系
JPS6119492A (ja) ヒルジン化合物の製造方法
US5869264A (en) Immunoassays for and immunopurification of interferon-induced human protein
JPH0356499A (ja) 新規なサイトカイン
EP0625990B1 (en) Glycoprotein complexes and glycoproteins
JP2572956B2 (ja) インターフェロンにより誘導された蛋白質に対するモノクローナル抗体を生産するハイブリドーマ
US5198350A (en) Interferon-induced human protein in pure form, monoclonal antibodies thereto and test kits containing these antibodies
KR960013388B1 (ko) 인체 면역글로불린 e 결합인자와 관련돤 폴리펩타이드, 이의 제조방법 및 이를 함유하는 약제학적 제제
US5656596A (en) Method of treating lesions in a nervous system
KR970007862B1 (ko) 인체 면역글로불린 e결합인자와 관련된 폴리 펩타이드를 코드화하는 유전자, 이러한 유전자가 삽입된 벡터 pcl2,이러한 벡터로 형질 전환된 에스케리키아콜라이숙주 및 이의 제조방법
US6407209B1 (en) Interferon-induced human protein in pure form, monoclonal antibodies thereto and test kits containing these antibodies
JPS63157997A (ja) 新規リンホカイン関連ペプチド
PT80758B (pt) Metodo para a preparacao de factor de necrose tumoral