JPS63157997A - 新規リンホカイン関連ペプチド - Google Patents

新規リンホカイン関連ペプチド

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JPS63157997A
JPS63157997A JP62248168A JP24816887A JPS63157997A JP S63157997 A JPS63157997 A JP S63157997A JP 62248168 A JP62248168 A JP 62248168A JP 24816887 A JP24816887 A JP 24816887A JP S63157997 A JPS63157997 A JP S63157997A
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dna
mrp
formula
cells
encodes
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JP62248168A
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カレル ヘリット オディンク
クラーク ロジャー
ニコ セルレッティ
ヨーゼフ ブリューゲン
ラヨス タルツァイ
クレメンス ゾルク
バルター ビーゼンダンガー
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒトマクロファージ遊走阻止因子に関連する
ポリペプチド、これらの製造方法、該ポリペプチドをコ
ードするmRNA、 D N A及びハイブリドベクタ
ー、この様なハイブリドベクターにより形質転換された
宿主、該ポリペプチドに対するモノクローナル抗体及び
ポリクローナル抗体、並びに炎症状態及びのう包繊維症
の診断方法に関する。
〔発明の背景〕
ヒトマクロファージ遊走阻止因子(MIF)は、抗原、
マイトジェン等により刺激された場合にリンパ球及び単
球又はマクロファージにより分泌される生物学的に活性
な可溶性ポリペプチドを包むいわゆるリンホカイン群に
属する。リンホカインの他の例は免疫インターフェロン
(γ−インターフェロン)、インターロイキン1及び2
、並びにマクロファージ活性化因子(MAF)である。
これらのリンホカインは免疫系の種々の細胞タイプの分
化、活性化及び増殖を調節する。
既知の技術によれば、ヒトMIFはマクロファージの遊
走能力を阻害する一群のポリペプチドから成る。ヒトM
IFは活性化されたリンパ球、T−細胞及びB−細胞に
よってのみならず、非−リンパ系細胞1、例ta繊維芽
細胞及び若干の腫瘍細胞によっても分泌される。MIF
はT−インターフェロン、マクロファージ活性化因子(
MAF)及び他のリンホカインから明瞭に区別され得る
ヒ)MIFは炎症反応(“遅延型過敏反応”)の初期に
おいて決定的役割を演する。このものは、単球及び休止
組織マクロファージの成熟、炎症マクロファージへの分
化を誘導する。従って、ヒトMIF及び関連蛋白質は炎
症状態の重要な指標であり、そして免疫調節疾患及び慢
性炎症疾患の治療に有用である。
コンカナバリンAにより刺激されたヒト単核細胞からの
分子量8kDのMIF蛋白質の単離及び精製がヨーロッ
パ特許出願EP 162,812に記載されている。こ
の蛋白質はN−末端アミノ酸配列(I6アミノ酸)及び
そのマクロファージ遊走阻止活性、並びに選択されたモ
ノクローナル抗体に対するその免疫反応性により特徴付
けられる。14KD、28kD及び45kDの他のMI
F蛋白質が記載されているが、あまり特徴付けられてい
ない。14kDのMIF蛋白質は、8kDMIF蛋白質
と同じN−末端アミノ酸配列(アミノ酸2〜19)を有
することが見出された。
EP 162,812によれば、ヒトMIF及びその蛋
白質は刺激されたヒト細胞の培養上清又は濾液から得ら
れる。適当なヒト細胞の培養に内在する問題点、新鮮な
ヒ)MIF−生産細胞の限定された入手可能性、及び単
一蛋白質のめんどうな単離のため、この方法はヒ)MI
Fの入手可能性を制限する。
近年における組換DNA技法の急速な進歩は、この様な
化合物の一次天然源から独立してポリペプチドを多量に
製造するための一般的方法を提供する。所望のポリペプ
チドをコードするmRNA又はDNAの同定がこのアプ
ローチの成功のために必須である。もし、部分的アミノ
酸配列情報が入手可能であれば、化学的に合成された核
酸プローブが、所望のポリペプチドを生産する細胞由来
のmRNAの混合物又はDNAライブラリーからのそれ
ぞれコードmRNA又はDNAの単離を導くであろう。
今まで、所望のポリペプチドをコードするmRNA又は
DNAの単離についての多くの例が知られてきており、
そして一般的方法が原理的に記載されているが、個々の
新しい特定の問題点が特定の場合への技術の適合を要求
する。
所望のポリペプチドをコードするゲノムDNA又は相補
的DNAを一旦手にしたなら、適当な発現ベクターの調
製、これらのベクターによる宿主の形質転換、形質転換
された宿主の発酵及び発現されたポリペプチドの単離は
標準的方法に従う。
やはり、DNAの安定な導入、選択された宿主生物体に
おける所望のポリペプチドの十分に高い発現、及び純粋
な、生物学的に活性な、単離された蛋白質の許容される
収量を得るためには、前記の方法も特定の問題に適合さ
れなければならない。
さらに、組換DNA技法は、宿主生物体に導入されるコ
ードDNAを変異せしめ又は変化せしめることによりポ
リペプチド変形体を製造し、これによって天然に単一ポ
リペプチド構造中に見出される活性成分の潜在的な用途
を拡大することを可能にする。
慢性骨髄性白血病細胞から単離されたのう包繊維症(c
ystic fibrosis)抗原(CF抗原)につ
いての最近の発表(J、R,Dorin等、Natur
e 1987゜」胆、 614)は、このCF抗原がこ
の発明のMIF−関連蛋白質MRP−8と同一であるか
、又は非常に関連していることを示唆している。しかし
ながら、この発明はMRP−8かのう包繊維症(cys
tic fibro−sis)を示すものではないとい
う証拠を提供する。
同時に、他のMIF−関連蛋白質MRP−14の免疫学
的決定に基き、のう包繊維症の確実な診断法がこの発明
により記載される。
以下余白 〔発明の目的〕 高純度且つ十分な量のヒトマクロファージ遊走阻止因子
(MIF)関連ポリペプチド、及びこれらの製造方法を
提供するのがこの発明の1つの目的である。組換DNA
技法によって工業的ポリペプチド合成の問題点が解決さ
れ得る。従って、この発明の他の目的は、MIF−関連
ペプチドをコードする天然起源のmRNA及びDNAと
ハイブリダイズするDNA5M1.F−関連ポリペプチ
ドをコードするDNA及びハイブリドベクター、並びに
該ベクターにより形質転換された宿主を提供することで
ある。他の目的は、前記ハイブリドベクター、形質転換
された宿主、RNA及びDNA分子の製造方法、さらに
は有効量のMIF=関連ポリペプチドを含有する医薬及
びその製造方法、並びに前記ポリペプチドの使用である
MIF−関連ポリペプチドに向けられたモノクローナル
抗体及びポリクローナル抗体、このようなモノクローナ
ル抗体を生産するハイブリドーマセルライン、該抗体及
びハイブリドーマセルラインの製造方法、並びにこれら
の抗体の使用がこの発明の他の目的である。特定の目的
は炎症状態及びのう包繊維症の確実な診断方法である。
これらの目的が本発明により達成された。
〔発明の記載〕
この発明は、見かけ分子量約8kD又は約14kDのヒ
トマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチド(MRP)
、並びにその変異体、断片及び誘導体に関する。
この発明は特に、次の式(I): Z、−Leu−Thr−Glu−Leu−Glu−Ly
s−Ala−Leu−Asn−3er−11e−11e
−Asp−Val−Tyr−His−Lys−Tyr−
3er−Leu−11e−Lys−Gly−Asn−P
he−His−八la−Val−Tyr−Arg−As
p−Asp−Leu−Lys−Lys−Leu−Leu
−Glu−Thr−Glu−Cys−Pro−Gln−
Tyr−11e−Arg−Lys−Lys−Gly−A
la−Asp−Val−Trp−Phe−Lys−Gl
u−Leu−Asp−11e−八sn−Thr−Asp
−Gly−Ala−Val−Asn−Phe−Gln−
Glu−Phe−Leu−11e−Leu−Va141
e−Lys−Met−Gly−Val−Ala−Ala
−旧5−Lys−Lys−3er−旧5−Glu−Gl
u−5er−旧5−Lys−Glu (I) (式中、ZIは水素、アシル又はアミノ酸残基メチオニ
ンである、) で表わされるヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプ
チド(MRP−8)並びにその変異体、断片及び誘導体
;並びに次の式(■): Asn−11e−Glu−Thr−11e−11e−八
5n−Thr−Phe−His−Gln−Tyr−Se
r−Val−Lys−Leu−Gly−■s−Pro−
Asp−Thr−Leu−Asn−Gln−Gly−G
lu−Phe−Lys−Glu−Leu−Val−Ar
g−Lys−Asp−Leu−Gin−八sn−Phe
−Leu−Lys−Lys−Glu−Asn−Lys−
Asn−Glu−Lys−Val−11e−Glu−H
is−11e−Met−Glu−へ5p−Leu−^5
p−Thr−八sn−^1a−Asp−Lys−Gln
−Leu−5er−Phe−Glu−Glu−Phe−
I le−、。
Met−Leu−Met−Ala−Arg−Leu−T
hr−Trp−^1a−3er−Pro−Gly−Hi
s−His4is−Lys−Pro−Gly−Leu−
Gly−Glu−Gly−Thr−Pr。
(II) (式中、Z2は水素、アシル、又は1〜5個のアミノ酸
から成る場合によってはアシル化されているペプチド残
基である、) で表わされるヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプ
チド[MRP−14)並びにその変異体、断片及び誘導
体に関する。
アシルZI又はZ2は、天然有機又は無機酸のアシル基
、例えば蟻酸、アルカンカルボン酸、例えば酢酸、プロ
ピオン酸、バルミチン酸もしくはミリスチン酸、又はリ
ン酸もしくは硫酸、好ましくは酢酸のアシル基である。
ペプチドZ2は1個、2個、3個、4個又は5個の天然
アミノ酸から成り、そして例えばMet−1Thr−C
ys−Lys−Met−1又はMet−Thr−Cys
−Lys−Met−である。この様なペプチド残基はN
−末端アミノ基においてアシル基、例えばZl又はZ2
のアシルとして定義されたアシル基、例えばアセチルに
より置換されていてもよく、そして例えばアセチル−T
hr−Cys−Lys−Met−である。
この発明の変異体は、式(I)又は(II)の化金物の
1個又は複数個、特に1個、2個又は3個の単一のアミ
ノ酸が異るアミノ酸により又は結合により置き換えられ
ているポリペプチドである。
この様な変異体はDNAのレベルにおいて自然に又は化
学的に誘導された変異により、又は化合合成によるアミ
ノ酸の置き換えにより形成され得る。
この発明の断片は20個以上の連続するアミノ酸を含ん
で成る式(I)又は(II)の化合物の断片である。こ
の発明の断片はDNAレベルでの自然の又は化学的に誘
導された変異によってアミノ酸をコードするトリプレッ
トを終止コドンに変化せしめることによって、あるいは
ペプチドレベルにおいてペプチド結合を化学的に又は酵
素的に開裂せしめることによって形成することができる
式(I)又は(ff)のポリペプチドの誘導体、又はそ
の変異体もしくは断片は、例えば、官能基、例えばアミ
ノ、ヒドロキシ、メルカプト又はカルボキシ基が誘導体
化、例えばグリコシル化、アシル化、アミド化又はエス
テル化されているものである。グリコシル化誘導体にお
いて、炭水化物残基又はオリゴサツカライドはアスパラ
ギン、セリン及び/又はトレオニンに連結される。アシ
ル化誘導体は天然有機酸又は無機酸、例えば酢酸、リン
酸又は硫酸により、アミノ基において、特にN−末端ア
ミノ基において、又はヒドロキシ基、特にチロシン又は
セリンのヒドロキシ基において置換されている。エステ
ルは天然アルコールの、例えばメタノール又はエタノー
ルのエステルである。
この発明の誘導体はまた、式(I)の化合物のもしくは
式(II)の化合物のダイマー、その変異体又は断片で
あって、システィン残基のメルカプト基が酸化された形
態ジスルフィド形であって分子間S−S結合を提供して
いるもの、並びに式(I)の化合物又はその変異体もし
くは断片と式(II)の化合物又はその変異体もしくは
断片との混合二量体(ダイマー)であってシスティン残
基の酸化されたメルカプト基を介して結合しているもの
である。
他の誘導体は塩、特に医薬として許容される塩、例えば
金属塩、例えばアルカリ金属塩及びアルカす土類金属塩
、例えばナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、
カルシウム塩もしくは亜鉛塩、又はアンモニアもしくは
適当な有機アミン、例えば低級アルキルアミン、例えば
トリエチルアミン、ヒドロキシ−低級アルキルアミン、
例えば2−ヒドロキシエチルアミンとの塩等である。
Z、がMet、すなわちアミノ酸残基メチオニンである
式(I)の化合物MRP−8が好ましい。このポリペプ
チドの有効分子量(effective molecu
−Iar weight)は10.8kDであるが、ド
デシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動
(SDS−PAGtり上でこのポリペプチドは標準的マ
ーカー蛋白質と比較した場合8kDのペプチドとして泳
動する。
さらに、Z2がThr−Cys−Lys−Met−又は
水素である式(II)の化合物MRP−14が好ましい
。後者の化合物はMRP−14dとも称される。これら
のポリペプチドの有効分子量はそれぞれ13.1kD及
び12.6kDであるが、5O3−PAGE上で標準的
マーカー蛋白質と比較した場合14kDのペプチドとし
て泳動する。
好ましい誘導体は、ZlがMetである式(I)のMR
P−8のダイマー、Z2がThr−Cys−Lys−M
et−である式(II)のMRP−14のダイマー、及
びZlがMetである弐〇)のMRP−8とZ2がTh
r−Cys−Lys−Met−である式(II)のMR
P−14との混合ダイマーであり、いずれもシスティン
残基の酸化されたメルカプト基を介して結合している。
この発明はさらに、ヒトマクロファージ遊走阻止因子関
連ペプチド並びにその変異体及び誘導体の製造方法に関
し、この方法は、目的化合物を含有する溶液、例えば刺
激された正常ヒト白血球の又は遺伝子操作された微生物
もしくは永久哺乳類セルラインの前精製された抽出液、
細胞上清又は培養濾液をクロマトグラフ法により精製し
、そして該化合物を単離し、そして所望によりこれから
断片又は誘導体を調製することを特徴とする。
式(II)の化合物又はその誘導体を含有する、刺激さ
れた正常ヒト白血球の前精製された抽出液、細胞上清及
び培養濾液はEP 162,812に記載されている様
にして調製される。特に、正常ヒト単核綿胞がマクロフ
ァージ遊走阻止因子(MIF)及び他のリンホカインを
生産するように適当な添加物、例えばコンカナバリンA
又はフィトヘマグルチニンにより刺激され、そして通常
の方法に従って培養される。次に、抽出物、細胞上清又
は培養濾液が、ヒトMIFに対して特異的な抗体、例え
ばモノクローナル抗体IC5が負荷されたカラム上での
イムノアフィニティークロマトグラフィーにより前精製
される。
ヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチドを含有す
る遺伝子操作された微生物又は永久哺乳類セルラインの
抽出物、細胞上清及び培養濾液が得られ、そして後で検
討するように前精製される。
目的化合物の調製のために期待されるクロマトグラフ法
はイオン交換クロマトグラフィー、逆相高速液体クロマ
トグラフィー、ゲル濾過、アフィニティークロマトグラ
フィー、ヒドロキシアパタイト上でのクロマトグラフィ
ー、疎水性相互作用クロマトグラフィー等である。
イオン交換クロマトグラフィー用の適当なキヤリヤー材
料は有機又は無機起源のものであることができ、例えば
架橋アガロース、デキストラン、ポリアクリルアミド、
スチレン/ジビニルベンゼンコポリマー、セルロース等
によるものであることができる。このキャリヤー材料は
塩基性官能基、例えば第三アミノ官能基、第四アンモニ
ウム基、又は酸官能基、例えばカルボン酸基又は硫酸基
を担持する。好ましいイオン交換体の例にはジエチルア
ミノエチル ロキシプロピル−アンモニオエチル官能基ヲ担持するも
の、及びスルホプロピル(S P)又はカルボキシメチ
ル(CM)官能基を担持するものが挙げられ、官能基は
通常の液体クロマトグラフィー、ファストプロティン(
fast protein)液体クロマトグラフィー(
PPLC)又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC
)のいずれかに適するようにキャリヤーに付加されてい
る。イオン交換クロマトグラフィーによる分離及び精製
は確立された方法に従って、例えば、増加する量の塩、
例えば塩化ナトリウムを含有するpl+5〜pH9の水
性緩衝液中で行ねれる。
ゲル濾過又はサイズ排除クロマトグラフィーのために適
当なキャリヤー材料は架橋デキストラン、アガロース、
適切に修飾されたポリアクリルアミド又はシリカ等を包
含する。場合によってはこれらのキャリヤーはヒドロキ
シ官能基、例えば1−ヒドロキシ又は1.2−ジヒドロ
キシ−低級アルキル基を担持する置換基により修飾され
る。クロマトグラフ材料は、5,000〜20, 00
0ダルトン(5kD〜20KD)の分子量の範囲のペプ
チドの最適な分離を示すように選択される。この様なゲ
ル濾過又はサイズ排除クロマトグラフィーは、種々の量
の塩、例えば塩化ナトリウムを含有するおよそ中性の水
性緩衝液を用いて上記の通常液体クロマトグラフィー、
FPLC又はffPLcのために適当なカラム中で行う
ことができる。
逆相クロマトグラフィーは、疎水性基、例えば1〜20
個の炭素原子、好ましくは4、8、12又は18個の炭
素原子を有するアルキル基、あるいはそれぞれ1及び8
又は2及び18個の炭素原子を有するアルキル基の混合
、あるいはフェニル基を担持するシリカ性キャリヤー上
で行われる。
12個までの炭素原子のアルキル基及び/又はフェニル
基でコートされたアガロース又は関連材料が使用される
疎水性相互作用クロマトグラフィーがこの方法と関連す
る。これらのクロマトグラフ法はFPLC又はl(PL
Cを用いて適用される。シリカ性逆相材料上でのこの発
明のポリペプチドの処理のための溶剤は例えば、増加す
る量の極性水混和性有機溶剤、例えばアセトニトリル、
低級アルコール、例えばメタノール、エタノール又はプ
ロパツール、テトラヒドロフラン等、好ましくはアセト
ニトリルを含有する水性酸、例えば水性トリフルオロ酢
酸である。
アフィニティークロマトグラフィーはまた、式(I)の
化合物、並びにその変異体、断片及び誘導体に対して高
い親和性を有する分子、例えば抗体、特に、この発明の
ペプチドに対して特異的な後で記載するポリクローナル
抗体及びモノクローナル抗体を担持する適当なキャリヤ
ー材料、例えば架橋アガロース、デキストラン又はポリ
アクリルアミドを用いて本発明のペプチドを精製するた
めに期待される。
好ましいクロマトグラフ法は、スルホプロピル基を担持
するキャリヤーを用いるイオン交換クロマトグラフィー
、及び逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で
ある。
この発明の化合物は、通常の技法、例えば濾過又は限外
濾過、透析、適当な塩及び/又は緩衝液と溶剤との混合
物中での溶解及び沈澱、溶剤の蒸発、凍結乾燥等により
単離される。
MIF−関連ペプチドの断片は、例えばプロテアーゼに
よる処理によって調製される。例えば、パパイン、トリ
プシン、α−キモトリプシン、サーモライシン、ペプシ
ン、ズブチリシン、リソバクター・エンチモケネス(込
胚畑」μ翼耳1埠註岨蛙からのエンドプロテイナーゼL
ysーC,スタフィロコッカス瘤アウレウス(Sta 
h lococcus  aureus)からのv8プ
ロテアーゼ、又は関連プロテアーゼを式(I)又は(I
T)の化合物の溶液に加え、そして生ずる断片の混合物
をクロマトグラフ法、例えばゲル濾過及び/又は逆相H
PLCにより分離する。
Cys残基を含有する式(I)又は(II)の化合物の
ダイマーは例えば、空気、酸素、ヨウ素、ジメチルスル
ホキシドとHCII又はHBr 、あるいは他の化学酸
化剤による穏和な酸化により得られる。
式(I)の化合物と式(II)の化合物との接合体は適
当な混合物の同様の酸化により調製される。
特に、式(I)又は(II)の化合物、並びにその変異
体、断片及び誘導体は組換DNA技法により、例えば、
式(I)もしくは(II)のペプチド又はその変異体も
しくは誘導体を発現する形質転換された宿主を異種性蛋
白質の発現を許容する条件下で培養し、そして目的化合
物を単離することにより製造することができる。さらに
具体的には、a)ヒト細胞のcDNA又はゲノムDNA
ライブラリーから式(I)もしくは(II)の化合物又
はその断片をコードするDNAを単離しそして場合によ
ってはこれを変異せしめるか、又はこの様なDNAを化
学的に合成し; b)該DNAを適当な発現ベクターに導入し;C)この
得られたハイブリドベクターを受容宿主に移行せしめ; d)例えば形質転換された宿主のみが生存する条件下で
培養することにより未形質転換宿主から形質転換された
宿主を選択し; e)形質転換された宿主を、異種性ポリペプチドの発現
を許容する条件下で培養し;そしてf)弐〇)もしくは
(II)の化合物又はその変異体、断片もしくは誘導体
を単離し;そして所望により、得られた式日)もしくは
(II)の化合物、又はその変異体もしくは断片を誘導
体にする; ことにより目的化合物が製造される。
組換DNA技法によるこれらのペプチドの調製に関与す
る段階は後でさらに詳細に検討する。
さらに、式(I)又は(II)の化合物、並びにその変
異体及び特に断片は、化学的方法により、特にM、Bo
danszky +、Pr1nciples of P
eptideSynthesis % Springe
r−Verlag 1984に記載されている縮合反応
により合成することが可能である。
断片は例えば固相法により合成され、この方法において
はN−保護アミノ酸が適当な樹脂に連結され、保護基が
除去され、第二のN−保護アミノ酸が第一アミノ酸のア
ミノ基と縮合され、次のN−保護アミノ酸を用いる脱保
護/縮合のサイクルが、所望の組成のペプチド残基が完
了するまで反復され、そして最後にこのペプチド残基が
樹脂から切り離され、そして脱保護される。適当な樹脂
、保護基、縮合剤、及び反応条件は当業界において知ら
れている。
この発明はまた、式(I)もしくは(旧の化合物をコー
ドするDNA、又はその変異体、例えば1個又は複数個
の、特に1個、2個、3個又は4個のヌクレオチド変異
しているDNA、及び少なくとも15ヌクレオチドを含
んで成るこれらのDNAの断片に関する。これらのDN
Aは単離又は二本鎖であると理解される。
特に、この発明は、次の式(■): Y、−Y −Y −Y −Y −Y −Y −Y −Y
 −’l −Y −Y −Y −Y −Y  −’l 
 −Y  −Y  −Y  −’l  −Y  −Y 
 −Y  −Y  −Y  −Y  −Y  −Y  
−で表わされるMRP−8をコードするDNA、及び次
の式(■):  −Y3 (IV) で表わされるMRP−14をコードするDNA〔式中、 Y、はプロモーターを含有する12ヌクレオチド以上の
フランキングl1ylA配列であり;Y2はyM  y
T  vt、  yKであるか、又は存在せず; Y、lは1ヌクレオチド以上のフランキングDNA配列
であるか、又は存在せず; YAはアラニン(A又はAla)をコードし、そしてG
CT、 GCC,GC八又はGCGであり;YCはシス
ティン(C又はCys)をコードし、そしてTGT又は
TGCであり; YDはアスパラギン酸(D又はAsp)をコードし、そ
してGAT又はGACであり; YEはグルタミン酸(E又はGlu)をコードし、そし
てGAA又はGAGであり; Y′はフェニルアラニン(F又はPhe)をコードし、
そしてTTT又はTTCであり; YGはグリシン(G又はGly)をコードし、そしてG
GT、 GGC,GGA又はGGGであり;YHはヒス
チジン(H又は旧S)をコードし、そしてCAT又はC
ACであり; Yl はイソロイシン(I又はl1e)をコードし、そ
してATT、 ATC又は八T^であり;yKはリジン
(K又はLys)をコードし、そしてAAA又はAAG
であり; yLはロイシン(L又はLeu)をコードし、そしてT
TA、 TTG、 CTT、 CTC,CT八又はCT
Gであり;yMはメチオニン(M又はMe t)をコー
ドし、そして^TGであり; yNはアスパラギン(N又はAsn)をコードし、そし
てAAT又はAACであり; yPはプロリン(P又はPro)をコードし、そしてC
CT、 CCC,CCA又はCCGであり;yQはグル
タミン(Q又はGln)をコードし、そしてCAA又は
CAGであり; yRはアルギニン(R又はArg)をコードし、そして
CGT、 CGC,CGA、 CGG、 AG^又は八
GGであり;yS はセリン(S又は5et)をコード
し、そしてTCT、 TCC,TGA、 TCG、 A
GT又はAGCであり;YTはトレオニン(T又はTh
r)をコードし、そしてACT、八CC,AC八又は^
CGであり;yVはバリン(V又はVal)をコードし
、そしてGTT、 GTC,GTA又はGTGであり;
Y′″はトリプトファン(W又はTrp)をコードし、
そしてTGGであり; YYはチロシン(Y又はTyr)をコードし、そしてT
AT又はTACであり;そして Y”は終止コドンTAA、 TAG又はTGAである〕
、式(III)又は(IV)のDNAとこれに対して相
補的なDNAとから成る二本鎖DNA (ここで、アデ
ニン(A)はチミン(T)と結合し、この逆の場合もあ
り、グアニン(G)はシトシン(C)と結合し、この逆
の場合もある)、この相補的DNA自体、1又は複数個
、特に1個又は2個のイントロンが式(II[)又は(
IV)のDNAを中断しているゲノムDNA、1個又は
複数個、特に1個、2個、3個又は4個のヌクレオチド
が変異しているこれらのDNAの変異体、並びに少なく
とも15ヌクレオチドを含んで成るこれらのDNAの断
片に関する。
特に、この発明は次の式(■): (V) で表わされるMRP−8をコードするDNA、及び次の
式(■): 以下余白 MSQLERNIETII TAA−Y。
(VI) で表わされるMRP−14をコードするDNA(式中、
Y、はプロモーター配列を含有する12ヌクレオチド以
上のフランキングDNA残基であり、Y2はATGAC
TTGCAAAであるか、又は存在せず、そしてY3は
1ヌクレオチド以上のフランキングDNA残基である、
)、 式(V)又は(VI)のDNAとこれに対して相補的な
DNAとから成る二本鎖DNA、該相補的DNA自体、
式(V)又は(VI)のDNAを1個又は複数個、特に
1個又は2個のイントロンが中断しているゲノムDNA
、1個又は複数個、特に1個、2個、3個もしくは4個
のヌクレオチドが変異しているこれらのDNAの変異体
、又は少なくとも15ヌクレオチドを含んで成るこれら
のDNAの断片に関する。
この発明はまた、式(V)もしくは(VI)のDNAと
、又は式(V)もしくは(VI)のDNAに対して相補
的なDNAとハイブリダイズするDNAに関する。
MRP−8をコードする式(V)のこの発明のDNAの
例は、例えば次の式(■): (■) で表わされる、ヒト単核白血球のmRNAに由来するc
DNAである。
ヒト単核白血球のmRNA由来の他の特定のcDNAは
YI  C式(■)におけるヌクレオチド1〜123〕
の意味を異にする。Y、は例えば^^GTCTGTGG
GCATC−。
ATGTCTCTTGTCAGCTGTCTTTCAG
AAGACCTGGTGGGGCAAGTTCCGTG
GGCATC−、TTGTCTCTTGTCAGCTG
TCTTTCAG −AAGA(:CTG八八九九TT
CTGTTTTTCAGGTGGGGCAAGTTCC
GTGGGCATC−1又は式(■)のヌクレオチド1
08〜123もしくは86〜123を含んで成り、ヌク
レオチド112と113の間にTの挿入を伴う配列であ
る。
MRP−8をコードする式(V)のDNAの他の例は、
ヒトの胎盤から単離されそしてアミノ酸47と48との
間〔式(V)のヌクレオチド141 と142との間〕
に150ヌクレオチドのイントロンを含有し次の式(■
)で表わされるゲノムDNAである。
MRP−14をコードする式(”II)のこの発明のD
NAの例は、次の式(■): (IX) で表わされる、ヒト単核白血球のmRNA由来のcDN
Aである。
MRP−14をコードする式(VI)のDNAの他の例
は、ヒト胎盤又は胎児肝細胞から単離されそしてアミノ
酸50と51との間〔式(VI)のヌクレオチド138
と139との間〕にイントロンを含有する、次の式(X
)で表わされるゲノムDNAである。
以下余白 さらに、この発明はまた、式(I)又は(II)の化合
物をコードするRNA、その変異体、例えば1個又は複
数のヌクレオチドが変異しているRNA、及びこの様な
RNAの断片、特に、Yが前記の意味を有するが但しD
NAの代りにRNAが存在し、そしてそれ故にデオキシ
チミジン(T)の代りにウリジン(II)が存在する式
(V)又は(VI)のRNA、特にTがUで置き換えら
れている式(■)又は(IX)のRNAに関する。
式(I)もしくは(II)の化合物又はその変異体をコ
ードするDNA及び該DNAの断片又は変異体は例えば
、形質転換された宿主を培養しそしてこれから所望のD
NAを単離することにより、又はヌクレオチド縮合によ
り化学合成することによって製造することができる。
特に、この様なDNAは a)ヒト単核白血球からmRNAを単離し、目的とする
mRNAを例えばDNAプローブを用いるハイブリダイ
ゼーションにより選択し、該mRNAに対して相補的な
単離DNAを調製し、次にそれから二本鎖DNA (d
s cDNA)を調製し;あるいはb)ヒト細胞、例え
ば胎盤又は胎児肝細胞からゲノムDNAを単離し、そし
てDNAプローブを用いて目的のDNAを選択し;そし
て C)段階a)のcDNA又は段階b)のcDNAを適当
な発現ベクターに導入し; d)この所望のハイブリドベクターにより適当な宿主を
形質転換し; e)式(I)もしくは(II)又はその変異体もしくは
断片をコードするDNAを含有する形質転換された宿主
をコードDNAを含有しない宿主から選択し;そして f)目的DNAを単離する; ことにより製造することができる。
ポリアデニル化メンセンジャーRNAはヒト単核白血球
から既知の方法により単離される。白血球は新鮮なヒト
の血液から、例えば白血球から成るバフィーコートから
、又は培養において拡大され得る樹立された連続セルラ
インの白血球から誘導することができる。単離方法は例
えば油剤及びリボヌクレアーゼ阻害剤、例えばヘパリン
、グアニジニウムイソチオシアネート及びメルカプトエ
タノールの存在下で刺激された白血球をホモジナイズし
、場合によっては塩及び緩衝液、洗剤及び/又は陽イオ
ンキレート剤の存在下で、mRNAを適当なりロロホル
ムーフェノール混合物により抽出し、そして残った水性
の塩含有相からエタノール、イソプロパツール等により
メンセンジャーRNAを沈澱せしめる。単離されたmR
NAは塩化セシウムグラジェント中で遠心し、そして次
にエタノール沈澱及び/又はクロマトグラフィー、例え
ばアフィニティークロマトグラフィー、例えばオリゴ(
dT)セルロース又はオリゴ(II)セファロース上で
のクロマトグラフィーを行うことにより、さらに精製す
ることができる。好ましくは、こうして精製されたmR
NAを、例えばシュークロース直線勾配のごとき勾配遠
心により、又は適当なサイズ画分カラム、例えばアガロ
ースゲル上で、サイズに従って分画する。
目的のmRNAはDNAプローブを用いるスクリーニン
グにより、又は適当な細胞もしくは無細胞系での翻訳及
び得られるポリペプチドのスクリーニングにより選択さ
れる。
分画されたmRNAは細胞中で、例えばカエルの卵母細
胞中で、又は無細胞系で、例えば網状赤血球ライセード
又は小麦胚芽抽出物中で翻訳され得る。
得られたポリペプチドは、マクロファージ遊走阻止活性
について、又は天然マクロファージ遊走阻止因子(MI
F)に対して生じた抗体との反応について、例えばイム
ノアッセイ、例えばラジオイムノアッセイ、酵素イムノ
アッセイ又は蛍光マーカーを用いるイムノアッセイにお
いてスクリーニングされる。このようなイムノアッセイ
並びにモノクローナル抗体及びポリクローナル抗体の調
製は当業界においてよく知られており、従ってこれが適
用される。MIFに対するモノクローナル抗体及びこれ
らを用いるイムノアッセイは、例えばコーロソパ特許出
願EP 162,812に記載されている。
所望のmRNAの選択は好ましくはDNAハイブリダイ
ゼーションプローブを用いて達成され、これにより翻訳
の追加の段階が回避される。この様なハイブリダイゼー
ションプローブは少なくとも17個のヌクレオチドから
成る全合成DNA、あるいは天然起源の又は遺伝子操作
された微生物がら単離されたDNA又はDNA断片であ
ることができる。
合成DNAプローブは、天然源から単離されたヒトMI
F蛋白質、例えばEP 162,812に記載されてい
るヒトMTF8kD、又は約14kDの分子量を有する
ヒトMTF−関連蛋白質の部分アミノ酸配列に基いて構
成することができる。好ましくは17以上のヌクレオチ
ドから成るオリゴヌクレオチドの混合物を調製し、この
場合該混合物の各構成員は式(III)又は(IV)の
6個以上の連続するトリプレットコドンYにより定義さ
れる1つの断片に相補的である。この様なDNAプロー
ブもまたこの発明に含まれる。
この発明のDNAプローブの例は、式(I)のMRP−
8のアミノ酸14−19ニ対応する式YD  yV−Y
Y−YH−YK−TAの及び弐〇)のMRP−8ノアミ
ノ酸52−57ニ対応スル式Ylll−Yv−Y′″−
Y’−YK−GAのDNA断片に相補的な17− me
rオリゴヌクレオチド、並びに式(II)のMRP−1
4のアミノ酸14−22に対応する弐y T  y +
−Y’−YN−YT−Y’−YH−Y’ −TAのDN
A断片に相補的な26−marオリゴヌクレオチド混合
物である。これらの式中、yll 、yF。
YH,Yl 、YK、yN、YQ、YT、’Yv。
Y”及びYVの意味は式(IV)において定義した通り
である。26−marオリゴヌクレオチドはトリプレッ
トYのヌクレオチドに相補的なヌクレオチドの代りに3
個のイノシン残基を有し、従って相補的ヌクレオチド−
ヌクレオチド相互作用の数が23に減少する。
この様なオリゴヌクレオチドの合成は、後に詳細に記載
する既知の方法に従って、好ましくは、固相ホスホトリ
エステル、ホスファイトトリエステル又はホスホルアミ
ダイト法を用いる段階的縮合により、例えばホスホトリ
エステル法を用いるジヌクレオチドカップリングユニッ
トの縮合により行われる。これらの方法は、Y、Ike
等(NucleicAcids Re5earch、1
983、旦、477)により記載されているように、保
護された形態の2個、3個又は4個のヌクレオチドdA
、dC,dG及び/又はdTの混合物を使用することに
より又は適当な縮合段階で対応するジヌクレオチド力・
ノブリングユニットを用いることにより、所望のオリゴ
ヌクレオチドの混合物の合成に適合させることができる
所望のmRNAとのハイブリダイゼーションが検出され
、そしてmRNAが同定されそして本発明のポリペプチ
ドをコードしない他のmRNAから分離され得るように
、DNAプローブはマーカーを含有しなければならない
。例えば、オリゴヌクレオチドの5′−末端リン酸にお
ける放射性標識、例えばzzp、蛍光マーカー、又は適
当にラベルされたアビジン、例えば蛍光マーカーを担持
しているかもしくは西洋ワサビパーオキシダーゼのごと
き酵素と接合したアビジンにより検出され得るビオチン
を含有する標識が適当である。
マーカーを含有するDNAプローブとサイズ分画された
mRNAとのハイブリダイゼーションは、既知の方法に
従って、すなわち添加剤、例えばカルシウムキレート剤
、粘度調整化合物、蛋白質、無関係のDNA等を含有す
る緩衝及び塩溶液中で、選択的ハイブリダイゼーション
のために好都合な温度、例えばl 7−merオリゴヌ
クレオチドについては25℃〜40℃の間そして25−
merオリゴヌクレオチドについては30℃〜50℃の
間、好ましくはハイブリドds DNAの溶融温度より
約20℃低い温度において行われる。
選択されたmRNA鋳型からの単離相補的DNAの調製
は当業界においてよく知られており、単離DNAからの
二本鎖DNAの調製も同様である。
mRN^鋳型をデオキシヌクレオチドトリホスフェート
の混合物、場合によっては放射能標識されたデオキシヌ
クレオチドトリホスフェート(反応の結果をスクリーニ
ングするため)、メンセンジャーRNAのポリ (A)
テイルとハイブリダイズするオリゴ−dT残基のごとき
プライマー配列、及び適当な酵素、例えば逆転写酵素と
共にインキュベ−卜する。鋳型mRNAの分解の後、相
補的DNA(cDNA)をデオキシヌクレオチドトリホ
スフェートの混合物、及び上記のごとき適当な酵素と共
にインキュベートして二本鎖DNAを生じさせる。
適当な酵素は逆転写酵素、E、コリDNAポリメラーゼ
■のKlenow断片、又はT4 DNAポリメラーゼ
である。場合によっては、単離DNAをまず類似デオキ
シヌクレオチドのテイルにより延長して相補的な類似デ
オキシヌクレオチドのプライマー配列の使用を可能にす
るが、1カルds DNAの形成は通常自然的ヘアピン
形成に基いて開始される。ヘアピン形成の結果として得
られたこのようなds DNAをさらに、該ヘアピンを
切断するS1ヌクレアーゼにより処理する。
mRNAからcDNへの調製に代り、ゲノムDNAを単
離し、そして所望のポリペプチドをコードするDNAに
ついてスクリーニングすることができる。
ゲノムDNAは適当なヒト組織から、好ましくはヒト胎
盤又はヒト胎児肝細胞から、当業界において知られてい
る方法に従って単離される。これからゲノムDNAライ
ブラリーが、確立された方法に従って、適当な制限エン
ドヌクレアーゼ、例えばAlu I及びHae mによ
る消化、λシャロンファージ、例えばλシャロン4Aへ
の導入により調製される。ニトロセルロース膜上にレプ
リカされたゲノムDNAライブラリーがDNAプローブ
、例えば16以上のヌクレオチドの合成DNAプローブ
又は前記のように所望のポリペプチドをコードするmR
NAからのcDNAによりスクリーニングされる。適当
な宿主微生物で増加したcDNAによりスクリーニング
する場合、このcDNAをよく知られたニックトランス
レーション法によりラベルし、次に塩及び緩衝剤並びに
前記の他の添加剤を含有する溶液中で、好ましくは40
℃〜80℃、例えば約65℃の温度において標識する。
mRNAから調製されたdc DNA又はゲノム由来の
dc DNAの適当なベクターへの導入は当業界におい
てよく知られている。例えば適当なベクターを切断し、
そして類似のデオキシヌクレオチドのテイルを施す。こ
れは対応するデオキシヌクレオチドトリホスフェート及
び酵素、例えば末端デオキシヌクレオチジルトランスフ
エラーゼの存在下でのインキュベーションにより達成さ
れる。別の方法においては、ds DNAはリンカ−オ
リゴデオキシヌクレオチドにより又は平滑末端連結によ
りベクターに導入することができる。
得られたハイブリドベクターによる適当な宿主の形質転
換は当業界においてよく知られている。
例えば、E、コリを塩化カルシウムを含有する培地中で
のインキュベーションにより形質転換のために条件化し
、次にハイブリドベクターにより処理する。形質転換さ
れた宿主を適当なマーカー、例えば抗生物質耐性マーカ
ー、例えばテトラサイクリン又はアンピシリン耐性マー
カーにより選択する。
この発明のDNAの調製はまた化学合成によっても行う
ことができる。DNAを合成するための適当な方法はS
、A、Narangs Tetrahedron 19
83、似、3により要約の形で示されている。既知の合
成法は、好収量、高純度でかつ比較的短時間での40塩
基までのポリヌクレオチドの調製を可能にする。
適切に保護されたヌクレオチドをホスホジエステル法(
K、L、八garwa 1等、Angew、 Chem
、1972、財、489 ) 、さらに効率的なホスホ
トリエステル法(C,B、Reese 、、Tetra
hedron 1972、旦、3143)、ホスファイ
トトリエステル法〔Rルルetsinger等、J、A
m、Chem、Soc、1976、餞、3655〕、又
はホスホルアミダイト法(S、L、Beaucage及
びM、H,Caruthers 。
Tetrahedron Letters 1981、
録、1859)により相互に連結する。オリゴヌクレオ
チド及びポリヌクレオチドの合成の単純化が固相法によ
り可能になり、この方法においてはヌクレオチド鎖が適
当なポリマーに連結される。H,Rink等(Nucl
eic Ac1dsResearch 1984.12
.6369]は個々のヌクレオチドではなくトリヌクレ
オチドを使用し、これらを固相合成においてホスホトリ
エステル法により連結する。こうして、67塩基までの
ポリヌクレオチドを短時間で、且つ良好な収率で調製す
ることができる。実際の二本鎖DNAは、両DNA鎖か
らの化合的に調製されたオーバーラツプするオリゴヌク
レオチドから酵素的に組み立てられ、この場合前記オリ
ゴヌクレオチドが塩基対合により正しい配置で一緒に保
持され、そして次に酵素DNAリガーゼにより化学的に
連結される。他の可能性は、2つのDNA鎖からのオー
バーラツプする単一オリゴヌクレオチドを4種類の必要
とされるデオキシヌクレオチドトリホスフェートの存在
下でDNAポリメラーゼ、例えばDNAポリメラーゼ1
1ポリメラーゼ■のKlenow断片又はT4 DNA
ポリメラーゼと共に、あるいはAMV (鳥類骨髄芽球
症ウィルス)逆転写酵素と共にインキュベートする。こ
れにより2木のオリゴヌクレオチドが塩基対合により正
しい配置に保持され、そして酵素により必要なヌクレオ
チドが補給され完全な二本鎖DNAが生ずる(S、A、
Narang等、Anal、 Biochem。
1982.12L 356 )。
この発明はさらに、発現制御配列に作用可能に連結され
た、式(I)もしくは(II)の化合物をコードするD
NA、その変異体又はそのDNAの断片を含んで成るハ
イブリドベクター、及びその製造方法に関する。
ベクターは、形質転換のために使用される宿主細胞に依
存して選択される。適当な宿主の例として、制限酵素又
は修飾酵素を欠くか又はこれらが少ない微生物、例えば
酵母、例えばサツカロミセス癩セレビシェーq匹劇咀仔
」1竺 cerevisiae)、例えばS.セレビシ
エーGRF 1B、及び細菌の株、特にエシヱリシャ・
コリ(Escherichia  colt)の株、例
えばE、コリX 1776、E、コリに12株294、
バシルス・ズブチリス(Bacillus  5ubt
ilis)、バシルス・ステアロサーモフィルス(Ba
cillusstearothermo hilus)
 、シュードモナス(Pseudo−monas)、ヘ
モフィルス(Haemohilus)、ストレプトコッ
カス(Σ駐」柚y氏シ硯搬−及び他のもの、そしてさら
に高等生物の細胞、時に樹立されたヒト又は動物セルラ
イン、例えばヒト胎児肺線維芽細胞L−132、ヒト悪
性黒色腫Boives細胞、He1a細胞、アフリカミ
ドリザルのSV −40ウイルス形質転換腎細胞CO3
−7、又はチャイニーズハムスター卯巣(CHO)細胞
が挙げられる。E、コリの上記の細胞、例えばE、コリ
HB101 、E、コリに12及びE、コリW3110
、並びにサッカロミセス・セレビシエーの株、例えばサ
ッカロミセス・セレビシエーGRF 18が宿主として
好ましく、さらにヒト胎児肺線維芽細胞セルラインL−
132も好ましい。
原理的には、選択された宿主中で複製し、そしてこの発
明の目的ポリペプチドを発現するすべてのベクターが適
当である。E、コリ株中での式(N又は(II)の化合
物の発現のために適当なベクターの例として、バクテリ
オファージ、例えばλバクテリオファージの誘導体、又
はプラスミド、例えば特にプラスミドCo1E1及びそ
の誘導体、例えばpMB9、psF2124 、pBR
317又はpBl?322が挙げられる。この発明の好
ましいベクターはプラスミドpBR322に由来する。
適当なベクターは完全なレプリコン及びマーカー遺伝子
(発現プラスミドにより形質転換された宿主を表現型形
質に基いて選択しそして同定する)、並びに場合によっ
てはシグナル配列及びエンハンサ−を含有する。適当な
マーカー遺伝子は宿主に、例えば重金属、抗生物質等に
対する耐性を付与する。さらに、この発明の好ましいベ
クターは、レプリコン及びマーカー遺伝子領域の外に制
限エンドヌクレアーゼのための認識配列を含有し、これ
により外来DNA及び適当であれば発現制御配列がこれ
らの部位に挿入され得る。好ましいベクターであるプラ
スミドpBR322及びこれに由来するプラスミド、例
えばpUc9、pUC−KOlpl(Ri148及びp
PLc24は無傷のレプリコン、例えばテトラサイクリ
ン及びアンピシリンに対する耐性を付与するマーカー遺
伝子(tetI+及びampR) 、及び制限エンドヌ
クレアーゼのための多数のユニーク認識部位を含有する
遺伝子発現の制御のために幾つかの発現制御配列を使用
することができる。特に、形質転換されるべき宿主の高
度に発現される遺伝子の発現制御配列が使用される。ハ
イブリドベクターとしてのpB11322及び宿主微生
物としてのE、コリの場合、例えば、ラクトースオペロ
ン、トリプトファンオペロン、アラビノースオペロン等
の発現制御配列(これは特にプロモーター及びリボゾー
ム結合部位を含む)、β−ラクタマーゼ遺伝子、ファー
ジλN遺伝子の対応する配列、特にptプロモーターを
含有するそれ、又はファージfd−コート蛋白質遺伝子
等が好ましい。プラスミドpBR322はβ−ラクタマ
ーゼ遺伝子をすでに含有するが、このプラスミドには他
の発現制御配列が導入されなければならない。
酵母における複製及び発現のために適当なベクターは酵
母複製開始点及び酵母用選択遺伝子マーカーを含有する
。酵母複製開始点、例えば染色体自律複製セグメント(
ars)を含有するハイブリドベクターは形質転換の後
酵母細胞内で染色体外に残り、そして自律複製される。
さらに、酵母2μプラスミドDNAと相同な配列を含有
するハイブリドベクターを使用することができる。この
様なハイブリドベクターは細胞内にすでに存在する2μ
プラスミドに組換により取り込まれるか、又は自律複製
するであろう。2μ配列は高形質転換頻度を有するプラ
スミドのために特に適当であり、そして高コピー数を可
能にするであろう。この発明の好ましい酵母ベクターは
pJDB207である。
酵母のための適当なマーカー遺伝子は特に、宿主に抗生
物質耐性を付与するもの、又は栄養要求酵母変異株の場
合には宿主の欠陥を補完する遺伝子である。対応する遺
伝子は、例えば抗生物質シクロへキシミドに対する耐性
を付与し、又は栄養要求変異株において原栄養性を提供
し、例えばURA3、LEU2、…図、又は特にη」2
遺伝子である。
酵母ハイブリドベクターは好ましくはさらに、細菌宿主
、特にE、コリのための複製開始点及びマーカー遺伝子
を含有し、これによりハイブリドベクター及びそれらの
中間体の造成及びクローニングを細菌宿主中で行うこと
ができる。
酵母における発現のために適当な発現制御配列は例えば
高度に発現される酵母遺伝子のそれである。すなわち、
TRPI遺伝子、ADHI又はADD II、酸性ホス
ファターゼ(朋又は皿)遺伝子又はイソチトクローム遺
伝子の各プロモーター、あるいは解糖系に関与するプロ
モーター、例えばエノラーゼ、グリセルアルデヒド−3
−ホスフェートデヒドロゲナーゼ(皿皿敗、3−ホスホ
グリセレートキナーゼ(PGK)、ヘキソキナーゼ、ピ
ルベートデヒドロゲナーゼ、ホスホフラクトキナーゼ、
グルコース−6−ホスフェートイソメラーゼ、3−ホス
ホグリセレートムターゼ、ピルベートキナーゼ、トリオ
ースホスフェートイソメラーゼ、ホスホグルコースイソ
メラーゼ及びグルコキナーゼの遺伝子のプロモーターを
使用することができる。
この発明の好ましいベクターは転写調節を伴うプロモー
ター、例えば増殖条件の変化によりターンオン又はター
ンオフされ得る贋、ADHII及びGAPD)l遺伝子
のプロモーターを含有する。例えば、PH05プロモー
ターは培地中の無機リン酸塩の濃度を上昇又は低下せし
めるのみで抑制又は抑制解除され得る。
哺乳類細胞での複製及び発現のために適当なベクターは
、好ましくは、ウィルス由来の、例えばシミアンウィル
ス40  (SV40) 、ラウス肉腫ウィルス(R3
V)、アデノウィルス2、ウシパビロ−マウイルス(B
PV)、パポバウイルスBKi異株(BKV)、又はマ
ウスもしくはヒトサイトメガロウィルス(CMV)由来
のDNAを存する。
好ましくは、これらのベクターは真核性転写制御配列と
共にE、コリ中での増殖のための複製開始点及び抗生物
質耐性を含有する。特に、このようないわゆるシャトル
ベクターはpBR322E 、コリ用プラスミド並びに
SV40及び/又はCMVエンハンサ−及びプロモータ
ー領域から造成することができる。例えば、マウスもし
くはヒトのサイトメガロウィルス主要中間−初期遺伝子
のエンハンサ−ユニット、ヒトα−グロビンプロモータ
ーと組合わされたSV40エンハンサ−1及び/又はさ
らに誘導性プロモーター、例えばヒートショック遺伝子
又はメタロチオネイン遺伝子由来のプロモーターを含有
することができる。さらに、目的の遺伝子配列に天然に
関連するプロモーター又は制御配列を使用することも可
能である。複製開始点は、例えばSV40又は他のウィ
ルス源由来の外来開始点を含有するようにベクターを造
成することにより、あるいは宿主細胞染色体複製機構に
より提供することができる。ベクターが宿主細胞染色体
に組み込まれる場合、後者の方法がしばしば一層効率的
である。
好ましい態様において、この発明は宿主株中で複製及び
表現型選択が可能なハイブリドベクターに関し、このベ
クターはプロモーター、及び式(I)もしくは(II)
又はその変異体もしくは断片をコードするDNAを含ん
で成り、このDNAは該ハイブリドベクター中に、形質
転換された宿主中でそれが発現されポリペプチドが生産
される様に前記プロモーターの制御のもとに、転写開始
及び終止シグナル並びに翻訳開始及び終止シグナルと共
に配置される。
この発明はまた、形質転換された宿主の製造方法に関し
、この方法は発現制御配列により制御されるこの発明の
DNAを含有する発現ベクターにより宿主を形質転換(
トランスフオーム又はトランスフェクト)することを含
んで成り、さらにこの発明はトランスフオーム又はトラ
ンスフェクトされた宿主自体に関する。
適当な宿主の例として、上記の微生物、例えばサッカロ
ミセス・セレビシエー(Saccharom cesc
erevisiae) 、バシルス・ズブチリス(Ba
cillussubtttis)及びエツジエリシャ’
コリ(Escherichia並旦)の株が挙げられ装
置この発明の発現プラスミドによる形質転換は、例えば
文献に記載されている様にして、すなわちS.セレビシ
エーについてはA、旧nnen% J、B、Hicks
及びG、R,Fink、 Proc。
Natl、Acad、Sci、 IIs^、1978、
■、1929、B、ズブチリスについてはAnagno
stopoulos等、J、Bacteriol。
1961、■、741、E、コリについてはM、Man
del等、J、Mo1.Biol、1970、皿、15
9に記載されている様にして行われる。
すなわち、E、コリの形質転換方法はDNAの取り込み
を可能にするための細胞のCa”前処理、及びハイブリ
ドベクターとのインキュベーションを含む。細胞を、形
質転換された細胞の親細胞からの分離を許容する選択増
殖培地に移行せしめる。
ベクターを含有しない細胞はこの様な培地中で生存しな
いであろう。酵母の形質転換は、例えば(I)グルコシ
ダーゼによる酵母細胞壁の酵素的除去、(2)ポリエチ
レングリコール及びCa”イオンの存在下でのベクター
による、得られたスフェロプラストの処理、及び(3)
スフェロプラストを寒天に包埋することによる細胞壁の
再生の段階を含んで成る。好ましくは、再生寒天は再生
と形質転換された細胞の選択とを同時に可能にするよう
に調製する。
適当な宿主の他の例は前記の哺乳類細胞、例えばCO3
−7細胞、Bowes黒色腫細胞、チャイニーズハムス
ター卵巣(CHO)細胞又は好ましくは胎児肺細胞L−
132である。ベクターは、レルパー化合物、例えばジ
エチルアミノエチルデキストラン、ジエチルスルホキシ
ド、グリセロール、ポリエチレングリコール等の存在下
でのトランスフェクションにより、あるいはベクターD
NAとリン酸カルシウムとの同時沈澱として哺乳類細胞
中に導入される。他の適当な方法は細胞核へのベクター
DNAの直接マイクロインジェクション及び工レフトロ
ポレーション、すなわち細胞膜の透過性を増加せしめる
短い電気パルスによるDNAの導入を包含する。これに
続(形質転換された細胞の選択は、発現ベクター中に共
有結合的に組み込まれた選択マーカー又は別個の存在と
して加えられた選択マーカーを用いて行うことができる
。選択マーカーは、抗生物質、例えば(、−418(ネ
オマイシン)又はハイグロマイシンに対する耐性を付与
する遺伝子、又は宿主細胞の遺伝的欠陥、例えばチミジ
ンキナーゼ又はヒボキサンチンホスホリボシルトランス
フェラーゼの不存在を補完する遺伝子を包含する。
好ましい選択系は、外来DHPR遺伝子が供給されない
限り増殖のためにチミジン、グリシン及びプリンを絶対
的に要求する、ジヒドロフオレートレダクターゼを欠<
  (DI(PR−)細胞、例えばCH○細胞を使用す
る。この発明のポリペプチドをコードする遺伝子に連結
されたDHFR遺伝子を含有するベクターを適当なりH
PR−細胞、例えばCHO細胞に導入した後、形質転換
された細胞を、培地中の抗−葉酸剤メトトレキセー) 
(methotrexate)の濃度を増加せしめるこ
とにより選択する。この様な処理はさらに、目的ポリペ
プチドをコードする遺伝子を含有する実質的フランキン
グ染色体領域と一緒になったDHPR遺伝子の増幅を介
して目的ポリペプチドの生産を増加せしめる。
哺乳類細胞、例えばヒト胎児肺細胞L−132を式(I
)又は(II)の化合物をコードする遺伝子を含有する
ベクターDNA、抗生物質耐性、例えばG−418に対
する耐性をコードする遺伝子を含有するプラスミドDN
A、及びリン酸カルシウムの同時沈澱物により処理する
ことによる選択方法が好ましい。形質転換された細胞は
、対応する抗生物質、例えばG−4,18の存在下で培
養することにより、及び目的ポリペプチドの発現につい
てスクリーニングすることにより選択される。
形質転換された宿主細胞は、当業界において既知の方法
により、資化性の炭素源、窒素源及び無機塩を含有する
液体培地中で培養される。
この発明の形質転換された宿主の培養のために種々の炭
素源を使用することができる。好ましい炭素源の例とし
て資化性炭水化物、例えばグルコース、マルトース、マ
ンニトールもしくはラクトース、又は酢酸塩が使用され
、これらはそれ自体として、又は適当な混合物として使
用することができる。適当な窒素源の例としてアミノ酸
、例えばカザミノ酸、ペプチド及び蛋白質、並びにこれ
らの分解生成物、例えばトリプトン、ペプトン、又は肉
エキス、酵母エキス、マルトエキス、及びさらにアンモ
ニウム塩、例えば塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム
又は硝酸アンモニウムが挙げられ、これらはそれ自体と
して又は適当な混合物として使用することができる。使
用することができ       □る無機塩は、例えば
ナトリウム、カリウム、マグネシウム及びカルシウムの
リン酸塩及び炭酸塩である。
培地はさらに、例えば増殖促進物質、例えば微量元素、
例えば鉄、亜鉛、マンガン等、及び好ましくは選択圧を
提供しそして発現プラスミドを失った細胞の増殖を防止
する物質を含有する。すなわち、例えば、発現ベクター
がa m p R遺伝子を含有する場合、アンピシリン
を培地に添加する。
抗生物質のこの様な添加はまた、抗生物質感受性の汚染
微生物を殺すという効果を有する。例えば必須アミノ酸
について栄養要求性である酵母株が宿主微生物として使
用される場合、プラスミドは好ましくは宿主の欠損を補
完する酵素をコードする遺伝子を含有する。酵母株の培
養は前記アミノ酸を欠く最少培地において行われる。
を推動物細胞は、場合によっては増殖促進物質及び/又
は哺乳類血清が補充された商業的に入手可能な培地を用
いて、組織培養条件下で増殖せしめる。この細胞は固体
支持体、例えばミクロキャリヤーもしくは多孔質ガラス
繊維に付着して、又は適当な培養容器中で自由浮遊しな
がら増殖する。
培養は当業界において知られている方法により行われる
。培養条件、例えば温度、培地のpH値、及び発酵時間
は、この発明のポリペプチドの最大力価が得られるよう
に選択される。すなわち、E。
コリ又は酵母株は好ましくは好気的条件下で、振とう又
は攪拌を伴う液中培養により、約20〜40’c、好ま
しくは30℃の温度において、そして4〜8のpH1好
ましくはおよそpH7において、約4〜30時間、好ま
しくはこの発明のポリペプチドの最大収量が達成される
まで培養する。
細胞密度が十分な値に達した時、培養を中断しそしてポ
リペプチドを単離する。ポリペプチドが適切なシグナル
ペプチド配列と融合している場合、このものは細胞によ
り直接に上清に分泌される。
そうでない場合には、細胞は例えば、洗剤、例えばSD
S NP−40、トリトン又はデオキシコール酸で処理
することにより破壊されなければならず、又はリゾチー
ム、同様に作用する酵素又は超音波により溶解されなけ
ればならない。酵母が宿主微生物として使用される場合
、細胞壁をグルコシダーゼによる酵素的分解によって除
去することができる。この方法に代えて、又はこれに加
えて、機械的力、例えば剪断力(例えばX−プレス、フ
レンチプレス、ダイノミル)、又はガラスピーズもしく
は酸化アルミニウムとの振とう、あるいは例えば液体窒
素中での凍結と例えば30°C〜40’Cでの解凍の繰
返し、並びに超音波を用いて細胞を破壊することができ
る。
細胞を破壊した後に得られる混合物の遠心の後に得られ
る細胞上清又は溶液は蛋白質、核酸及び他の細胞成分を
含有し、これをそれ自体既知の方法でこの発明のポリペ
プチドを含む蛋白質について濃縮する。すなわち、例え
ば、非蛋白質成分のほとんどがポリエチレンイミン処理
により除去し、この発明のポリペプチドを含む生白質を
、例えば硫酸アンモニウム又は他の塩による溶液の飽和
によって沈澱せしめる。他の方法として、細胞上清又は
細胞溶解物をクロマトグラフィーにより前精製する。
遺伝子操作された微生物により生産されたポリペプチド
は、クロマトグラフ法の組合わせにより、好ましくは前
記の塩基性官能基及び酸性官能基によるイオン交換クロ
マトグラフィーと逆相高速液体クロマトグラフィーの組
み合わせにより精製される。精製法に他の分離法、例え
ば分子量カットオフ膜を用いる濾過又は限外濾過、ゲル
濾過、アフィニティークロマトグラフィー、疎水性相互
作用クロマトグラフィー、ヒドロキシアパタイト上での
クロマトグラフィー、クロマトフオーカシング、並びに
透析、溶解、及び適当な塩及び/又は緩衝液及び溶剤の
混合物中での再沈澱を含めることができる。
粗細胞上清又は細胞溶解物を第四アミノ官能基を担持す
るイオン交換カラム上、スルホン酸残基を担持するイオ
ン交換カラム上、及び逆相液体クロマトグラフィーカラ
ム上で逐次クロマトグラフ処理する精製方式が好ましい
。他の好ましい方式は、スルホン酸残基を含有する1つ
のキャリヤー上でのみイオン交換クロマトグラフィーを
行う方式、及び/又はゲル濾過、すなわちサイズ排除ク
ロマトグラフィーを精製法に含める方式である。
この発明はさらに、この発明の方法によって製造された
すべての場合の、式(I)又は(II)の化合物、並び
にその変異体、断片及び誘導体に関する。
この発明は特に、例に記載されているような、DNA、
ハイブリドベクター、形質転換された細胞、式(I)及
び(II)の化合物、並びにその製造方法に関する。
ヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチド、並びに
その変異体、断片又は誘導体は免疫調節疾患及び慢性炎
症疾患の治療のため、並びに感染に対する保護のために
有用であり、好ましくは療法的有効量の活性成分を場合
によっては無機又は有機の固体又は液体の医薬として許
容されるキャリヤーと共に又はこれと混合して含有する
医薬製剤の形で使用される。
この発明の医薬製剤は、温血動物、例えばヒトに対する
経腸投与、例えば直腸投与又は経口投与のためのもの、
及び好ましくは非経腸投与、例えば鼻内投与、筋肉内投
与、皮下投与又は静脈内投与のためのものである。意図
される適用方法に依存して、医薬製剤は単位投与形、例
えばアンプル、バイアル、生薬、丸剤、錠剤、カプセル
、又は固体もしくは液体形の鼻内スプレーの形態である
ことができる。
投与されるべき療法的に有効な化合物の量は、溢血動物
、例えばヒトの状態、例えば体重、疾患の性質及び重症
度、及び−膜状態、そしてさらに投与方法に依存し、そ
して治療を行う医師の評価に行って決められる。式(I
)もしくは(II)の化合物又はその変異体もしくは断
片の有効量は体重当り1日当り0.001〜Lttgの
オーダーである。
この発明の医薬製剤は常用の無機又は有機の固体又は液
体の医薬として許容されるキャリヤーを、場合によって
は他の療法的に活性な化合物及び/又はアジュバントと
共に含んで成る。好ましくは、活性成分の溶液又は懸濁
液、特に等張水性溶液又は懸濁液が、あるいはまた使用
直前に水に溶解される凍結乾燥調製物が使用される。医
薬製剤は無菌化され、そして/又は防腐剤、安定剤、湿
潤剤、乳化剤、可溶化剤、増粘剤、浸透圧調整塩及び/
又は緩衝剤、そしてさらに他の蛋白質、例えばヒト血清
アルブミン又はヒト血清調製物を含有することができる
MIF−関連ペプチド又はその変異体、断片もしくは誘
導体を含有する水性分散体のりボゾームの形の医薬製剤
が好ましい。特に、この発明のMIF−関連ペプチドを
含有する水性内容物を収容する脂質成分、例えば両親媒
性脂質、例えばホスホリピド、例えばレシチン、ケファ
リン又はホスファチジン酸、及び場合によっては中性脂
質、例えばコレステロールの単層又は複層から成る約2
、 OXl0−”〜5. OXl0−’mの直径及び可
及的に均一なサイズの集団を有するリポゾームが好まし
い。
合成ホスファチジルセリン及びホスファチジルコリンの
混合物から成るリポゾームが好ましい。
この発明はさらに、ヒトマクロファージ遊走阻止因子関
連ペプチド、特に式(I)のMRP−8及び式(II)
のMRP44並びにこれらの誘導体に対して特異的なポ
リクローナル抗体及びモノクローナル抗体に関する。
MIF−関連ペプチドに対するポリクローナル抗体は哺
乳類由来、例えばマウス、ラット、ラビット、ヤギ、ヒ
ツジ、ウマ、ブタ、チンパンジー又はヒト由来のもので
ある。マウス、ラット、ラビット、ヤギ又はヒツジの抗
体が好ましく、ラビットの抗体が特に好ましい。これら
のポリクローナル抗体は、それぞれ式(I)の化合物及
び式(II)の化合物に対する抗体以外の抗体を含有す
ることができる。特に、ポリクローナル抗体は、MIF
−関連ペプチドに対する異る親和性及び選択性を有する
抗体の集まりである。好ましいポリクローナル抗体はそ
れぞれMRP−8に対して特異的でありそしてMRP−
14に対して特異的である。
この発明の好ましいモノクローナル抗体はMIF−関連
ペプチドに対するモノクローナル抗体である。モノクロ
ーナル抗体もまた哺乳類由来、例えばマウス、ラット又
はヒト由来のものであり、好ましくはマウス抗体である
8−5C2及び8−1007と称するMRP−8に対す
るモノクローナル抗体並びに14−6B2及び1449
C9と称するMRP−14に対するモノクローナル抗体
、並びにこれらの誘導体が好ましい。これらのモノクロ
ーナル抗体は、それぞれ8−5C2,8−10D7.1
4−6B2及び14−19C9と称する対応するハイブ
リドーマセルラインにより分泌される。
この発明の抗体の誘導体は、例えば抗体断片、放射性標
識された抗体、及び抗体と例えば酵素、例外的結合性を
有する化合物、例えばアビジン又はビオチン、蛍光マー
カー、化学ルミネッセンスマーカー又は常磁性粒子との
接合体である。
この発明の抗体の断片は例えばFab、 Fab’又は
F(ab’)z断片であって、抗原決定基に対するそれ
らの特異性を保持しているもの、すなわちMTF−関連
蛋白質に対する親抗体の特徴的結合パターンを保持して
いるものである。
放射性標識された抗体は、例えば放射性ヨウ素(+2J
、+2J%31J) 、炭素(”C) 、硫黄(35S
)、トリチウム(3H)等を含有する。放射性ヨウ素に
より標識された抗体、例えば+2Jにより標識されたモ
ノクローナル抗体が好ましい。
この発明の抗体接合体は、例えば酵素、例えば西洋ワサ
ビパーオキシダーゼ、アルカリ性ホスファターゼ、β−
D−ガラクトシダーゼ、グルコース−オキシダーゼ、グ
ルコアミラーゼ、カルボアンヒドラーゼ、アセチルコリ
ンエステラーゼ、リゾチーム、マレートデヒドロゲナー
ゼ又はグルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼ
との接合体、アビジン又はビオチンとの接合体、並びに
蛍光マーカー、例えばフルオレソセイン又はローダミン
Bとの接合体、化学ルミネッセンスマーカー例えばアク
リジニウムエステルとの接合体、あるいは固体常磁性粒
子との接合体である。このような接合体において、抗体
は接合の相手方に直接結合し、又はスペーサーもしくは
リンカ−基により結合する。モノクローナル抗体と酵素
西洋ワサビパーオキシダーゼ又はアルカリ性ホスファタ
ーゼとの接合体、並びにポリクローナル抗体及びモノク
ローナル抗体とビオチンとの接合体が好ましい。
MIF−関連蛋白質に対する抗体の選択性は酵素−イム
ノアッセイにおいて定性的に検出することができ、この
方法においてはミクロタイタープレートのウェルを蒼白
質でコートし、次に試験されるべき抗体で処理し、そし
て結合した抗体を該抗体に対する標識された抗血清によ
り検出する。
例えば、この発明のマウスモノクローナル抗体の選択性
はサンドインチタイプの酵素−イムノアッセイにより決
定され、この方法においてはミクロタイタープレートを
MIF−関連蛋白質に対するラビットポリクローナル抗
体によりコートし、次に該蛍白質それ自体によりコート
し、次に試験されるべき抗体で処理し、そして結合した
モノクローナル抗体をマウス抗体の定常部分に対する標
識された抗血清により検出する。
モノクローナル抗体はさらに、その免疫グロブリンクラ
ス及びサブクラスに関して、例えばクラス特異的第二抗
体を用いる免疫拡散オークテルロニー(Ouchter
lony)法により分析することができる。
この発明の抗体及びその誘導体はそれ自体既知の方法に
より得られる。この発明のポリクローナル抗体及びその
誘導体は、適当な哺乳類を免疫応答エンハンサ−の存在
下での式(I)又は(II)の化合物の2回又は3回の
注射により免疫感作し、免疫感作された哺乳類の血清を
集め、そして抗体を単離しそして精製し、そして所望に
より、得られた抗体をその誘導体に転換する方法により
得られる。
ポリクローナル抗体を製造するための適当な哺乳類は例
えばマウス、ラット、ラビット、ヤギ、ヒツジ、ブタ又
はウマである。好ましくはマウス又はラビットが使用さ
れる。これらは、数日間、例えば3〜7日の間隔で数ケ
月以下、例えば4週間、式(I)又は(II)の化合物
を皮肉に、皮下に、静脈内に又は腹腔内に2回、3回、
4回又はさらに多く注射することにより免疫感作される
免疫応答エンハンサ−はリンパ球の生産を刺激するアジ
ュバント、例えば完全又は不完全フロインドアジュバン
トである。
哺乳類の免疫応答は適当な抗体アッセイ、例えば前記の
酵素イムノアッセイによりモニターするのが好ましい。
最終追加免疫の数日後、例えば2〜5日後に哺乳類の血
液を集める。抗体を既知の方法、例えば沈澱、遠心及び
/又はクロマトグラフィーにより単離する。粗免疫グロ
ブリン画分は硫酸アンモニウム等を用いる沈澱によって
血清から得られる。これらの免疫グロブリン画分は、ゲ
ル濾過又はモレキュラーシーブクロマトグラフィー、イ
オン交換クロマトグラフィー、DEAEセルロース上で
のクロマトグラフィー又は免疫アフィニティークロマト
グラフィー、例えばスタフィロコッカス(Staphy
lococcus)プロティンAもしくは好ましくは対
応するMIF−関連蛋白質を担持するキャリヤー材料上
でのクロマトグラフィーによりさらに精製することがで
きる。
抗原決定基に対する特異性を維持している抗体断片、例
えばFab、 Fab’又はl”(ab’)2断片は、
それ自体既知の方法により、例えば酵素、例えばペプシ
ンもしくはパパインにより抗体を消化するか、そして/
又は化学還元によりジスルフィド結合を開裂せしめるこ
とにより得ることができる。
放射性ヨウ素により標識された抗体は当業界において知
られているヨウ素化法により、例えば放射性ヨウ化ナト
リウム又はヨウ化カリウム及び化学酸化剤、例えば次亜
塩素酸ナトリウム、クロラミンT等、又は酵素化酸化剤
、例えばラクトパーオキシダーゼ又はグルコースオキシ
ダーゼ及びグルコースを用いて抗体を標識することによ
り調製される。
この発明の抗体の接合体は、当業界において知られてい
る方法により、例えば前記の様にして調製された抗体又
はその断片をカンプリング剤、例えばグルタルアルデヒ
ド、過ヨウ素酸塩、N、N’−〇−フェニレンジマレイ
ミド、N −(m−マレイミドベンゾイルオキシ)−サ
クシンイミド、N−(3−(2’−ピリジルジチオ〕−
プロピオノキシ)−サクシニミド、N−エチル−N’−
(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド等の
存在下で酵素と反応せしめることにより製造される。ア
ビジンとの接合体は同様にして製造される。ビオチンと
の接合体は例えば抗体をビオチンの活性化エステル、例
えばビオチンN−ヒドロキシサクシニミドエステルと反
応せしめることにより製造される。蛍光マーカー又は化
学ルミネッセンスマーカーとの接合体はカップリング剤
、例えば前記のカップリング剤の存在下で、又はイソチ
オシアネート、好ましくはフルオレソセインーイソチオ
シアネートとの反応により製造される。常磁性粒子との
接合体は、前活性化された粒子を用いて、又はグルタル
アルデヒド又は過コウ素酸塩の存在下でのカップリング
により得られる。
この発明のモノクローナル抗体及びその誘導体はそれ自
体既知の方法により得られ、この方法は、該モノクロー
ナル抗体を含泌するハイブリドーマ細胞を a)インビトロで培養し、そして培養上清からモノクロ
ーナル抗体を単離するか;あるいはb)適当な動物中で
インビボ増殖せしめ、そして該動物の体液からモノクロ
ーナル抗体を回収し;そして所望により、得られたモノ
クローナル抗体をその誘導体に転換する; ことを特徴とする。
方法a)に従うインビトロ培養のための適当な培地は標
準的培地、例えば、場合によっては哺乳類血清、例えば
ウシ胎児血清、又は他の増殖促進補填剤、例えば2−ア
ミノエタノール、インシュリン、トランスフェリン、低
密度リボプロティン、オレイン酸等、及び微量元素が補
充されているダルベコ改変イーグル培地又はRPM11
640培地である。
モノクローナル抗体の単離は、培養上清中に含有される
蛋白質を硫酸アンモニウム等によって沈澱せしめ、次に
標準的クロマトグラフ法、例えばゲル濾過、イオン交換
クロマトグラフィー、DEAEセルロース上でのクロマ
トグラフィー又は免疫アフィニティークロマトグラフィ
ーにより達成される。
インビトロ製造は、所望の抗体の大量製造のためのスケ
ールアンプを可能にする。大規模なハイブリドーマ培養
のための技法は当業界において知られており、そして均
一懸濁培養、例えばエアーリフト反応器又は連続キャリ
ヤー反応器中での培養、あるいは例えば中空繊維、マイ
クロカプセル中、カガロースマイクロビーズ上又はセラ
ミックカートリッジ上での固定化又は捕捉された培養を
含む。
多量の目的モノクローナル抗体はまた、方法b)に従っ
てハイブリドーマ細胞を増殖せしめることによっても得
られる。細胞クローンを同系哺乳類に注射し、抗体産生
腫瘍を増殖せしめる。1〜3週間後、前記哺乳類の体液
から目的モノクローナル抗体を回収する。例えば、Ba
1b/cマウス由来のハイブリドーマ細胞を、場合によ
ってはブリスタンのごとき炭化水素により前処理された
Ba1b/Cマウスに腹腔内注射し、そして1〜2週間
後これらのマウスの腹水を集める。所望のモノクローナ
ル抗体を既知の方法により、例えば硫酸アンモニウム等
による蛋白質の沈澱により体液から集め、次に標準的ク
ロマトグラフ法、例えばゲル濾過、イオン交換クロマト
グラフィー、DEAEセルロース上でのクロマトグラフ
ィー、又は免疫アフィニティークロマトグラフィーによ
り精製する。
モノクローナル抗体の断片、放射性ラベルされた誘導体
及び接合体は前記の様にして調製される。
放射性標識されたモノクローナル抗体はまた、段階a)
のインビトロ培養の培地に放射性標識された栄養を添加
することによっても調製される。この様な標識された栄
養は例えば放射性炭素(”C)を含有する。
この発明はさらに、MIF−関連ペプチド、特に式(I
)のMRP−8及び式(II)のMRP−14に対する
モノクローナル抗体を分泌することを特徴とするハイブ
リドーマセルラインに関する。
特にこの発明は、骨髄腫細胞と式(I)又は(II)の
化合物により免疫感作された哺乳類のBリンパ球とのハ
イブリドであるセルラインに関する。好ましくは、これ
らのセルラインはマウス骨髄腫細胞と式(I)又は(I
I)の精製された化合物によって免疫感作された同系マ
ウスのBリンパ球とのハイブリドーマである。
名称8−5G2.8−1007.14−6B2及び14
−19C9を有するハイブリドーマセルラインが好まし
い。これらのセルラインはマウス骨髄腫セルラインP3
 X 63−Ag3.653と、それぞれMRP−8及
びMRP−14で免疫感作したBa1b/cマウスの肺
臓のBリンパ球とのハイブリドである。これらは安定な
セルラインであり、対応する名称のモノクローナル抗体
を分泌し、そして深冷凍結培養物として維持されそして
解凍及び場合によっては再クローニングにより再活性化
される。
前記の好ましいハイブリドーマセルラインは1987年
9月9日に、ブダペスト条約の規定のもとに、パスツー
ル研究所“Co11ection Nationale
 deCultures de Microorgan
ismes 、  (パリ)に寄託された。
セルライン     一番−M− 14−19C91−6B7 14−6B2I −6B8 8−1007l−6B9 8−5C21−690 この発明はまた、式(I)又は(II)の化合物に結合
するモノクローナル抗体を分泌するハイプリドーマセル
ラインの製造方法に関し、この方法は適当な哺乳類を式
(I)又は(II)の化合物により免疫感作し、この哺
乳類の抗体産生細胞を骨髄腫細胞と融合せしめ、この融
合により得られたハイブリドーマ細胞をクローン化し、
そして所望の抗体を分泌する細胞クローンを選択する。
この発明の方法における哺乳類の免疫感作のために適当
な抗原は、それぞれ式(I)及び(II)の好ましい化
合物、すなわち前記のMRP−8及びMRP−14であ
る。免疫感作のための好ましい哺乳類はマウス、特にB
a1b/cマウスである。免疫感作は、例えばポリクロ
ーナル抗体の調製について前記したようにして行われる
最終追加免疫の後2〜5日に採取された、免疫感作され
た動物の抗体産生細胞、好ましくは肺細胞を融合促進剤
の存在下で適当なセルラインの骨髄腫細胞と融合せしめ
る。幾つかの適当な骨髄腫セルラインが当業界において
知られている。酸素ヒホキサンチングアニンホスホリポ
シルトランスフェラーゼ(HGPRT)又は酵素チミジ
ンキナーゼ(TK)を欠き、それ故にヒボキサンチン、
アミノプテリン及びチミジンを含有する選択培地(TA
T培地)中で生存しない骨髄腫細胞が好ましい。HAT
培地中で生存せず、そして免疫グロブリン又はその断片
を分泌しない骨髄腫セルライン及び誘導されたセルライ
ン、例えばセルラインP3x63−Ag 8.653、
又はSp 2 / 0−Ag14が好ましい。考えられ
る融合促進剤は例えば場合によっては不活性化された形
態のセンダイウィルス又は他のバラミキソウイルス、カ
ルシウムイオン、表面活性脂質、例えばリゾレシチン、
又はポリエチレングリコールである。好ましくは骨髄腫
細胞が3〜20倍過剰の免疫感作された動物からの牌細
胞と、1000〜4000の分子量の約30%〜約60
%のポリエチレングリコール及び約10%〜約20%の
ジメチルスルホキシドを含有する溶液中で融合する。
融合の後、細胞を再懸濁し、そして選択HAT培地中で
培養する。これによりハイブリドーマ細胞のみが生存す
るであろう。これらは骨髄腫細胞に由来するインビトロ
で増殖しそして複製する能力、及び免疫感作された哺乳
類の抗体産生肺細胞に由来するHAH培地中での生存に
必須な1(GPRK又はTK遺伝子・の欠失の両者をあ
わせ持つからである。
ハイブリドーマ細胞を拡大するための適当な培地は標準
的培地、例えばダルベコの改変イーグル培地、最少必須
培地、RPM11640培地等であり、場合によっては
血清、例えば10〜15%のウシ胎児血清が補給されて
いるものである。場合によっては、細胞増殖の初期にフ
ィーダー細胞、例えば正常マウス腹腔滲出細胞、牌細胞
、骨髄マクロファージ等が添加される。ハイプリドーマ
細胞を正常骨髄腫細胞が圧刻しないように、培地に選択
HAT培地を補充し、最終段階でヒボキサンチン/チミ
ジン(HT)培地を補充する。
ハイブリドーマ細胞培養上清を所望のモノクローナル抗
体について、好ましくは酵素イムノアッセイ又はラジオ
イムノアッセイによりスクリーニングする。陽性のハイ
ブリドーマ細胞を例えば限界稀釈法によりクローン化す
る。クローン化されたセルラインは常法に従って凍結す
ることができる。
この発明のポリクローナル抗体及びモノクローナル抗体
、及び/又はその誘導体はMIF−関連蛋白質、特に式
(I)又は(II)の化合物の定量又は定性のために有
用である。
例えば、抗体及びその誘導体、例えば酵素接合体又は放
射性誘導体は、MIF=関連蛋白質の抗原決定基と抗体
との間の結合相互作用に基く既知のイムノアッセイのい
ずれかにおいて使用することができる。この様なアッセ
イの例としてラジオイムノアッセイ (RIA)、酵素
イムノアッセイ、例えばエンザイムーリンクドイムノソ
ルベントアソセイ (ELISA)、イムノフロウレッ
センス、免疫沈澱、ラテックス凝集、及び血球凝集が挙
げられる。この様なイムノアッセイは、例えば炎症状態
を有する患者、のう包繊維症の素因を有する患者又は健
常者の生物学的流体又は組織中のMIF−関連蛋白質の
定量又は定性において有用である。
この発明の抗体はそれ自体として、又は放射性標識され
た誘導体の形でラジオイムノアッセイにおいて使用する
ことができる。RIAの既知の変法のいずれか、例えば
均一相でのRIA、固相RIA又は不拘−RIA、シン
グルRIA又はダブル(サンドインチ)RIAをこの発
明の蛋白質の直接又は間接(競争的)測定のために使用
することができる。サンドイッチRIAが好ましく、こ
の方法においては適当なキャリヤー、例えばポリスチレ
ン、ポリプロピレン又はポリ塩化ビニルのミクロタイタ
ープレートの又は試験管のプラスチック表面、ガラス又
はプラスチックビーズ、濾紙、又はデキストラン、酢酸
セルロース又はニトロセルロースシート等を単純な吸着
により又は場合によっては例えばグルタルアルデヒド又
は臭化シアンによる活性化の後にこの発明のモノクロー
ナル抗体又はポリクローナル抗体でコートし、そして試
験溶液及び+2Jにより放射性標識されたモノクローナ
ル抗体の溶液(もし使用されたならキャリヤー結合モノ
クローナル抗体とは異るこの発明の蛋白質の他のエピト
ープを認識する溶解したモノクローナル抗体)と共にイ
ンキュベートし、そしてこの発明の蛋白質の量を、キャ
リヤーに結合した放射能の測定により決定する。
前記のサンドインチラジオイムノアッセイが特に好まし
く、この方法においては、この発明のモノクローナル抗
体をビーズ、例えばポリスチレンビーズに結合せしめ、
このコートされたビーズをMIF=関連蛋白質を含有す
る試験溶液又は標準溶液中でインキュベートし、そして
最後に異るエピトープを認識する放射性ラベルされたモ
ノクローナル抗体により顕在化せしめる。
この発明の抗体はそのままで、又は酵素接合誘導体又は
ビオチン接合誘導体の形で、酵素イムノアッセイ (E
 I A)において使用することができる。この様なイ
ムノアッセイは、この発明の酵素標識されたモノクロー
ナル抗体誘導体、この発明の抗体のエピトープを認識し
そして結合するそれ自体既知の酵素標識された抗体、又
は酵素−アビジン接合体を使用する試験方法を包含する
。EIへの既知の変法のいずれか、例えば均一相におけ
るEIA、固相EIA又は不拘−EIA、シングルEI
A又はダブル(サンイッ1−)EIAを使用してMIF
−関連蛋白質の直接又は間接(競争的)測定を行うこと
ができる。
ELISA(エンザイムーリンクドイムノソルベントア
ッセイ)が好ましく、この方法においてはRIAについ
て前記したキャリヤーをこの発明のポリクローナル抗体
又はモノクローナル抗体でコートし、MIF−関連蛍白
質を含有する試験溶液と共にインキュベートし、そして
次にビオチンに接合したポリクローナル抗体又は異るモ
ノクローナル抗体と共にインキュベートし、そして最後
に、結合した抗体−ビオチン接合体を酵素−アビジン接
合体によって顕在化せしめ、そして結合した蛋白質の量
を酵素基質反応により決定する。
さらに、この発明のポリクローナル抗体又はモノクロー
ナル抗体でコートされたキャリヤーを試験溶液と共に、
及び酵素と接合したモノクローナル溶液(使用されたな
ら、キャリヤー結合モノクローナル抗体認識するのとは
異るMIF−関連蛋白質のエピトープを認識する溶解し
たモノクローナル抗体)とインキュベートするELIS
Aが好ましい。例えば目で観察することができるか又は
光学測定装置で測定することができる色の変化をもたら
す酵素基質反応により試験溶液中の蛋白質が測定される
さらに、この発明のポリクローナル抗体又はモノクロー
ナル抗体によりコートされたキャリヤーを試験溶液と共
に、キャリヤー結合抗体とは異る種のモノクローナル又
はポリクローナル抗体の溶液と共に、そして次に溶解し
た抗体の種特異的部分を認識しそして結合する酵素標識
された第二酵体とインキュベートするELIS^が好ま
しい。結合した酵素の量は試験溶液中の蛋白質の量に比
例し、そして酵素基質反応により決定することができる
この発明のモノクローナル抗体はそのままで、又は蛍光
マーカーと接合した形態でイムノフルオレッセンス試験
において使用することができる。
この様なイムノフルオレッセンス試験は、この発明のモ
ノクローナル抗体誘導体、例えばフルオレ・7セインと
接合した誘導体、又はこの発明のモノクローナル抗体の
エピトープを認識しそして結合するそれ自体既知のフル
オレッセンスマーカー標識抗体を使用する方法を包含す
る。
RIAについて前記、したキャリヤーを標準的方法に従
ってこの発明の蛋白質の存在について試験されるべき細
胞によりコートし、細胞を固定し、そして細胞内の蛋白
質性材料と適用される溶液との相互作用が可能なように
透過性にし、次にフルオレッセンスマーカーと接合した
この発明のポリクローナル又はモノクローナル抗体誘導
体と共にインキュベートし、又はこの発明のポリクロー
ナル又はモノクローナル抗体とインキュベートし次にこ
の発明の該抗体を認識しそして結合するフルオレッセン
スマーカー標識第二抗体、例えばフルオレッセイン標識
うビット抗−マウス免疫グロブリンと共にインキュベー
トすることによるイムノフルオレッセンス試験が好まし
い。次に、この発明の蛋白質の存在を検出し、そして蛋
白質を標準的蛍光顕微鏡又はフローサイトメトリーによ
り位置決定する。
MIF−関連蛋白質の定性又は定量のための前記のモノ
クローナル抗体及びその誘導体のこの発明による使用は
また、それ自体既知の他のイムノアッセイ、例えばイム
ノドツト分析、放射性標識された抗体又は放射性標識さ
れたMIF=関連蛋白質を用いる免疫沈澱試験、抗体−
コート又は抗原コートラテックス粒子を用いるラテンシ
ス凝集、あるいは抗体−コート又は抗原コート赤血球を
用いる血球凝集等を包含する。
この発明はまた、MIF−関連蛋白質、特に式(I)又
は(IT)の化合物の定性及び定量のためのキットに関
し、このキットはこの発明のポリクローナル抗体及び/
又はモノクローナル抗体及び/又はそれらの誘導体、並
びに場合によっては他のポリクローナル抗体又はモノク
ローナル抗体及び/又は付属物を含んで成る。
ラジオイムノアッセイのためのこの発明の試験キットは
例えばこの発明のポリクローナル抗体又はモノクローナ
ル抗体によりコートされているか又はコートされていな
い適当なキャリヤー、式(I)もしくは(It、)の化
合物に対するモノクローナル抗体もしくはポリクローナ
ル抗体及び/又は放射性標識されたそれらの誘導体の場
合によっては凍結乾燥又は濃縮された溶液、式(I)又
は(II)の対応する化合物の標準溶液、緩衝液、場合
によっては、非特異的吸着及び凝集の形成を防止するた
めのポリペプチド及び洗剤、ピペット、反応容器、換算
曲線、説明書等を包含する。
酵素イムノアッセイのためのこの発明の試験キットは例
えば適切なキャリヤー、例えばミクロタイタープレート
又はニトロセルロースシート、式(I)又は(II)の
化合物に対するポリクローナル抗体又はモノクローナル
抗体の、及びこの蛋白質に対する酵素標識され又はビオ
チン標識されたモノクローナル又はポリクローナル抗体
の場合によっては凍結乾燥され又は濃縮された溶液、ビ
オチン標識抗体が使用される場合には酵素−アビジン接
合体の溶液、固体又は溶解した形の酵素基質、この発明
の蛋白質の標準溶液、緩衝液、及び場合によっては、ポ
リペプチド及び洗剤、ピペット、反応容器、換算曲線、
色度表、説明書等を含む。
この発明のモノクローナル抗体及び抗体誘導体はMIF
−関連蛋白質、特に式(I)又は(II)の化合物、例
えばそれぞれMRP−8及び?IRP−14の定性及び
定量のため、好ましくは酵素イムノアッセイにおいて使
用される。生物学的流体、組織切片、及び細胞中のMR
P−8及びMRP−14の量の確実な決定は、炎症状態
及び/又はのう包繊維症の遺伝的素因の単節な決定を可
能にする。さらに、モノクローナル抗体及び抗体誘導体
は天然源からの又は組換宿主細胞からのこの発明のMI
F−関連蛋白質のイムノアフィニティークロマトグラフ
ィーによる単離及び精製において使用することができる
この発明のMIF−関連ペプチドMRP−8及びMRP
−14は供与体に依存して異る量の正常顆粒球及び単球
中に存在する。顆粒球及び単球の培養の後、MRP−8
及びMRP−14陽性細胞の数は培養の3日目まで増加
し、そして次に100日目らOレベルに達するように低
下する。MTlP−8及びMRP−14は血管内単球中
以外の正常ヒト組織、例えば肝臓中には存在しない様で
あり、MRP−14はまた肺中の単球中皮び胎盤中にも
存在する。
しかしながら、慢性炎症病変においてMRP−8−陽性
マクロファージが検出される。皮膚サルコイド−シスの
場合、内皮細胞もMRP−8を含有する。
MRP−14−陽性マクロファージはリウマチ様関節炎
組織中にかなりの散見られる。MRP−8及びMRP−
14は、−次慢性多発関節炎及び他の慢性炎症において
組織マクロファージのサブセットにより、歯肉炎のごと
き他の慢性炎症とは異るパターンで発現される。
従ってこの発明は慢性炎症状態の診断方法に関し、この
方法は前記のMRP−8及びMRP−14に対する抗体
を使用して組織におけるMRP−8及びMRP−14の
発現の量及びパターンを決定することを特徴とする。
のう色性繊維症(Cystic fibrosis;C
F)は常染色体性劣性疾患であって、その病因はまだ知
られていない。対象者が正常であるか、CFへテロ接合
性であるか、又はCFホモ接合性でを迅速且つ確実に決
定することを可能にする簡単な方法が必要とされている
。CFテトロ接合体は臨床的には影響ないが、しかし疾
患を次の世代に伝達する。
健常者、CFへテロ接合体、CFホモ接合体並びに異る
炎症性及びアレルギー性状態及び他の疾患を有する患者
の血症サンプルのスクリーニングプログラムはのう包繊
維症のマーカーとしてのMRP−14の有用性を示して
いる(表)。
以下余白 表 健康な提供者    39   0.043 0.00
3−0.132CFホモ接合体   11   1.0
76 0.204−5.78CFへテロ接合体  7 
  0.611  (I,161−1,020リウマチ
様関節炎  13   0.618 0.093−1.
48ぜん息       2   0.595 0.3
57−0.476T−細胞リンパ腫  2   1.3
2  0.240−2.04神経皮膚炎     1 
  1.840   −乾盲   6 0.0270.
014−0.036その他”       7    
−<0.030a)例42のサンドイッチ型ELISA
 、サンプル当り2個の独立した実験(標準偏差10%
以内)b)菌状息肉症、サルコイド−シス、癩、接触皮
膚炎。
C)得られた最高値及び最低値。
健康な提供者に見出されるMRP−14の平均量は0.
043ag/mlであり、最高値は0.1321 pg
 / meである。CFに罹患している患者は0.20
4〜5,78μg/mlの血漿中濃度を示し、平均値は
1.076ag / meである。CFへテロ接合体、
すなわちCF患者の親であるがそれら自体に臨床的に影
響を与えない血漿提供者は0.611ag/+nfの平
均MRP44?M度を示し、最小値は0.161ag 
/ mlである。従って、±10%の標準アッセイの再
現性を考慮して、他の点では健康な対象がCFについて
ヘテロ接合性であるか否かを約0.15μg / ml
の限界をもって決定することができよう。
リウマチ性関節炎、ぜん息、T−細胞リンパ腫及び神経
皮膚炎を有する患者も上昇したMRP−14レベルを示
し、他方、乾唐を含む他の幾つかの疾患を有する患者は
正常範囲のMRP−14fA、度を有する。
健康な提供者、CFホモ接合体及びCFへテロ接合体の
血漿サンプル中に見出されるMRP−8の量は通常0.
01μg / m1未満であり、そしてのう色性繊維症
を示すものではない。
従ってこの発明は、のう色性繊維症の確実な診断法に関
し、この方法は前記のMRP−14に対する抗体を使用
して、のう色性繊維症についてホモ接合性又はヘテロ接
合性であると予想される他の点では健康な患者の血漿サ
ンプル中のMRP−14の量を測定することを特徴とす
る。
次に、例によりこの発明をさらに具体的に記載する。但
し、これによりこの発明の範囲を限定するものではない
以下の例においては次の略号を使用する。
八TP   アデノシントリホスフェートbp    
塩基対 BSA   ウシ血清アルブミン cDNA   相補的DNA cplIl   力ろント/分(放射性崩壊)d八  
 2′−デオキシアデノシン dATP   2’−デオキシアデノシントリホスフェ
ート dC2’−デオキシシチジン 以下余白 dCTP   2’−デオキシシチジントリホスフェー
ト DEAE   ’;エチルアミノエチルdG    2
’−デオキシグアノシンdGTP   2’−デオキシ
グアノシントリホスフェート DMEM   Dulbecco改変Eagle培地D
MSO   ジメチルスルホキシド DNA   デオキシリボ核酸 dNTP   dATP,dcTP,dGTP及びdT
TPの混合物dpm   分散7分(放射性崩壊) ds  DNA   二本鎖DNA dT    (2’−デオキシ)チミジンDTT   
 14−ジチオスレイトールdTTP   チミジント
リホスフェートEDTA   エチレンジアミン四酢酸
FAB−MS  ファストアトムボンバートメント (
fastatom bombardment)マススペ
クトルFCS   ウシ胎児血清 以下余′白 FPLC   ファストプロティン・ポリペプチド・ポ
リヌクレオチド液体クロマトグラフィーHAT    
ヒポキサンチン/アミノプテリン/チミジン HBS   Hepes緩衝化生理食塩水Hepes 
 N  2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−
エタンスルホン酸 HPLC   高速液体クロマトグラフィーIgG  
 免疫グロブリンG kb    キロベース kD    キロ・ダルトン(分子量)MEM   最
少必須Eagle培地 MIF   マクロファージ遊走阻害因子mRNA  
 メッセンジ+ −RNAMRP   MIF関連ペプ
チド OD    光学濃度 PA(、E   ポリアクリルアミドゲル電気泳動PB
S   リン酸緩衝化生理食塩水 PMSF   フェリルメチルスルホニルフルオリドR
Nへ   リボ核酸 rpm   回転数7分 SOS    ドデシル硫酸ナトリウムTFへ   ト
リフルオロ酢酸 Tris   tris(hydroxymethyl
)aminomethane  )リス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン tRNA   トランスファーRNA 次の緩衝液及び培地を使用する。
デンハート 0. 1%ポリビニルピロリドン(PVP
−溶液    360 、Sigma)、0. 1%F
icol1400(Pharmacia)  、、  
0.1  %BSA  。
溶出緩衝液 10mM Tris−H(J! 、 pH
7. 5、1mMEDTA, 0. 2%SDS 0 GuSCN     4 Mグアニジウムイソチオシア
ネー緩衝液   ト、50mM Tris−HC/! 
、pH7. 5、10mMEDT八、2%ナトリウムN
ーラウロイイルサルコシネート (サルコシル)、14
0mM β−メルカプトエタノール。
LB培地   1%バタトトリブトン(ディフコ)、(
Lブロス)0.5%バクト酵母エキス(ディフコ)、1
70mM’ Na(J! 、NaOHによりpH7.5
に調整。
PBS       136mM  Na(J! 、 
 2mM  KG7! 、8mMNaJPOn  、1
.4mM KH2PO4  。
RVT緩衝液 200mM  Tris−HCn 、 
42℃にてpH8.3、20mM MgCj2 t  
、280mM KC7! 、20mMTT  0 SOC培地  2%トリプトン(ギブコ)、0.5%酵
母エキス(ギブコ) 、10mM NaCρ、2、5m
M  KCJ! 、 10mM MgC7!z 、5m
MMgSO4、20mMグルコース。
SSC緩衝液 15mMクエン酸ナトリウム、150m
MNa(J! XNaOHにてpH7.0に8周製。
TBE緩衝液 89mM Tris(TRIZMA”ベ
ース) 、89mM硼酸、1 mM EDTA 。
TNR緩衝液 10mM Tris−HCIl, pH
8. 0、1mMEDTA、 0.I  M  NaC
A  。
洗浄緩衝液 10mM Tris−HC7! 、pH7
. 5、1mMEDTA, 0. 5 M NaCA 
、0. 2%SDS。
以下余白 開玉  然LLI![jペプチ゛の“び゛ リヒト単核
細胞を刺激しそして培養し、そして得られる細胞培養上
清を濃縮し、そしてヨーロッパ特許出願No、162,
812に記載されているモノクローナル抗体IC5を担
持する免疫アフィニティークロマトグラフィーにより精
製する。蛋白質を含有する両分をTFA中1%にし、そ
してウォーターズ社製のHPLC装置を用いてVyda
c 214 TP 5415逆相HPLcカラム(ザ・
セパレーション・グループ、ヘスパリ力、CA、米国)
上で1.l ml、の画分に分離する。カラムを水中1
%TFAを65%とアセトニトリル中0.07%TFA
を35%との混合物中で平衡化し、そして生成物を、水
中0.1%TFAを45%とアセトニトリル中0.07
%TFAを55%との混合物で終る直線グラジェントに
より1滅/分の流速で溶出する。溶出液を、クラトス・
スペクトロフロラ773 HPLCUVディテクターに
より220nmでの吸収によりモニターする。保持時間
11.8分(I)、12.6分(II) 、13.4分
(I)、14.4分(IV) 、15.2分(V) 、
16.0分(■)、及び16.6分(■)を有する7個
の個々の両分を、UV吸収に従って手動により集める。
↓2. 3DS−PAGEによる\ 両分(I)〜(■)のアリコートを、還元条件下及び非
還元条件下での5O3−PAGE(V、に、Laemm
l i。
Nature 1970.227.6B0)により分析
し、そしてクマッシーブルーR−250により染色する
(第1図)。HPLC画分のアリコート(I〜5%)を
真空乾燥し、DTT (I%)を伴う又は伴わない(還
元)20μlの解離緩衝液中に溶解し、96℃にて2分
間加熱し、そして15%ポリアクリルアミドゲルに適用
する。
両分(I)の蛋白質は、HP 162.812に記載さ
れている見かけ分子量8kDの既知のヒトMIF蛋白質
と同一である。両分(II)はMIF蛋白質8kDのダ
イマーを含有し、このものは非還元条件下では16.5
kDに二重バンドとして現われ、そして還元条件下では
わずかに速く移動するかすかなバンドを伴って8kDに
おける強いバンドとして現われる。
両分(III)の蛋白質は還元条件下及び非還元条件下
で14kDに現われ、そしてl’1RP−14と命名さ
れる。
両分(IV)の蛋白質は13kDに二重バンドを示し、
そしてMRP−14’と称される。見かけ分子量20k
Dを有する両分(V)の蛋白質は還元条件下で示される
8kbMIF蛋白質とMRP−14とのジスルフィド結
合したヘテロダイマーから成る。17.5kDの両分(
VI)の蛋白質は8kD蛋白質の他のジスルフィド結合
へテロダイマーであり、そして23.5kDに現われる
両分(■)の蛋白質はMRP−14のジスルフィド結合
したダイマーである。
ヨーロッパ特許出lTh162,812の培養されたヒ
ト単核細胞の濃縮された上清170m1を50mM酢酸
ナトリウム(NaOAc)緩衝液(pH4)に対して十
分に透析し、そしてSP Trisacryl M(L
KB) イオン交換カラム(2,6X10cm)にポン
プ輸送する。UV254nmの吸収がベースラインに達
するまでカラムを洗浄する。カラムに結合した蛋白質を
、50mMNaOΔc(pH4,0)中0.0 M 〜
1.0 M NaCl2の直線グラジェント(30M)
を用いて1.8mff/分の流速で溶出する。18−ず
つの個々の両分を集め、そして5O5−PAGEにより
分析する。
MRP−8、MHI’−14及びMRP−14’は、約
0.8 M〜0、9 M NaCj+に相当する250
艷〜280WIRの合計グラジェント容量の間の同じ画
分に一緒に溶出される。MRP含有画分のプールをYM
−10膜(アミコン)上での限外濾過により濃縮し、そ
してTFA中1%にする。それぞれ純粋なMRP〜8、
MRP−14及びMRP−14’の単離はVydac 
214 TP 510逆相HPLCカラム(ザ・セパレ
ーションズ・グループ、米国)上で達成される。カラム
を、水中0.1%TFAを75%とアセトニトリル中0
.07%TFAを25%との混合物中で平衡化し、そし
て水中0.1%TFAを45%とアセトニトリル中0.
07%TFAを55%との混合物で終る45分間にわた
る直線グラジェントにより3m2/分の流速で蛋白質を
溶出する。溶出液を235nmでの吸収によりモニター
する。個々のピークを吸収の読みに従って手動で集める
。例1.1.に従って単離されたペプチドとの比較によ
りMRP−8、MRP−14及びMRP−14’が同定
される。
汎τ 担たル4431田孔裂 MRP44と称する両分(■)(例1)の蛋白質25硝
を室温にて6時間、100μZの50 mM N)14
HcO+中0.5μgのスタフィロコッカス・アウレウ
ス(鉦鉦鯉圏並西町 aureus) V 87’ロチ
アーゼ(クーパー・バイオケミカルス)と共にインキュ
ベートする。インキュベーション混合物の小アリコート
(2%)をVydac 214 TP 5415逆相H
PLCカラム(ザ・セパレーションズ・グループ)上で
分析することにより消化の進行をモニターする。同じカ
ラム上で、水中0.1%TFA100%からアセトニト
リル中0.07%TFA100%まで60分間にわたり
、1+++j!/分の流速で溶出することにより、ペプ
チド断片の調製分離を達成する。3個の両分を、20.
7分(A) 、22.7分(B)及び24.8分(C)
の保持時間において220nmでのUV吸収に従って手
動的に集める。
[i  MRP−14のス   ロコ・カス・ア し 
ス画分A、B及びC(例2)を真空蒸発せしめ、それぞ
れを25uの0.1%TFA水溶液に溶解し、そしてア
プライド・バイオシステムス製の気相蛋白質シーケンサ
−モデル470によるアミノ酸配列分析にかける。
N−末端アミノ酸配列は次の通りである。
Val−Lys−Leu−Gly−(A)^1a−3e
r−X+t−Glu−Lys−Met−(B)Xz+−
Xzz−11e−(C) 上記の配列中XnはN−末端からn番目にある未決定の
アミノ酸を示す。
以下余白 !!lj、’:)−、単玄血ゞ白  からのメツセンジ
ャー1.6X1010個の単核ヒト血液白血球をバフィ
ーコートから単離し、そしてヨーロッパ特許出願1k1
62,812に記載されている様にしてコンカナバリン
Aにより2時間処理する。スピンナーカルチュアー中R
PMT1640培地中(5%CO□)37℃にて16時
間のインキュベーションの後、350Xgにて15分間
の遠心により細胞を集める。約10−のふわふわした細
胞ペレットを5QmRのGuSCN緩衝液に溶解し、そ
してツルバルーオムニミキサー(I00mf)中で最高
速度で90秒間ホモジナイズする。次に、溶液を、10
mM Tris−HCj!  (p)17.5)、10
0mM  NaCj!及び1 mM EDTAを含有す
る溶液ニヨりあらかじめ平衡化されたフェノール60−
と混合する。60m1のクロロホルムを加え、混合し、
そして卓上遠心分離機中で300Orpmにて遠心する
ことにより相分離を達成する。非粘性中間相のいくらか
を含む水相を集め、そして60−の平衡化されたフェノ
ール及びクロロホルムを次々と加える。この混合物を遠
心し、そして水相及び非粘性中間相を回収する。すべて
の中間相が実質的に消失するまで、これらの段階を3〜
4回反復する。
2容量のエタノール(IOM)を添加することにより核
酸を一20℃にて沈澱せしめる。次の様にしてRNAを
汚染DNAからさらに精製する。核酸を6艷の水に溶解
する。1.5mNの0.5MEDT^(pH7,5)、
次に7.5gの乾熱したCsCl!及び215μZのl
NHCl1の混合物を添加する。この溶液を、2本のT
ST41チューブ(コントロン)中0.1MEDTA 
(pH7,5)(最終)中5.7 M C5Cj!のク
ッション2−上に重相する。チューブを水で満たし、そ
してTST410−ター中で20℃にて16時間遠心す
る。操作の終りにほとんどの上滑を除去し、そしてチュ
ーブを手早く逆転させて排液した。ガラス状RNAペレ
ットを、渦動攪拌及び37℃での加温(2分間)により
4滅の溶出緩衝液に溶解する。10−のエタノールを添
加し、そしてHB40−ター(ツルパル)中で10分間
遠心分離することによりRNAを沈澱せしめる。このR
NA(9,5m1r)を短時間乾燥し、そしてQ、 4
 mlの溶出緩衝液中に溶解する。6B℃で2分間加熱
しそして氷上で冷却した後、o、44mgの5 M N
aCl1を加え、そしてこの溶液を、洗浄溶液で平衡化
した0、5gのオリゴ−dTセルロース(タイプ7、フ
ァルマシア)を同容したカラムに適用する。サンプルを
次々の3回適用した後、カラムを15艷の洗浄緩衝液で
洗浄し、そして結合したRNAを4−の溶出緩衝液で溶
出する。溶出した材料を6B°Cにて2分間加熱し、冷
却し、そして0.44m1の5 M NaCAを添加す
る。溶液を前平衡化したオリゴ−dTセルロースカラム
に適用(3回)する。15mEの洗浄緩衝液で洗浄した
後、結合したRNAを4+nfの溶出緩衝液で溶出する
。0.25mfの3 M Na0Ac (pH5,5)
及び10−のエタノールを添加することによりRNAを
一20°Cにて一夜沈澱せしめる。沈澱(I10pg)
を遠心分離(I6,0OOx gにて15分)により集
め、0.4 WFの水に溶解し、そして25μlの3 
M Na0Ac及びl mlのエタノールの添加によっ
て再沈澱せしめる。ドライアイス中で10分間冷却した
後、エッペンドルス遠心機中で5分間遠心分離すること
によりRNAを集める。ペレットを空気乾燥し、そして
110μlの水に熔解する。
l  ポリアデニル化RNAのサイズ\百90■のポリ
アデニル化RNA (例4)を200パの50%DMS
O,10mM Tris−IC6(pH7,5)、1 
mM EDTA及び0.5%SDS中で80°Cにて2
分間変性せしめる。冷却及び300Ij1の水の添加の
後、この溶液を、TST41 ローター(コントロン)
中の100mM  NaCl2 、10mM Tris
−IC4(pH7,5)、1 mM EDTA及び0.
5%SDS中5〜15W/v%のシュークロースの直線
グラジエン日1.5 ml上に重層する。4L OOO
rpm、25℃にて4.5時間遠心した後、30個の0
.4−画分を集め、個々のUVスペクトルを記録する。
個々の両分からのRNAを15μ!の0.3 M Na
0Ac (pH5,5)及びl mlのエタノールの添
加によって沈澱せしめる。−20℃にて一夜インキユベ
ートした後、前記の様にして遠心によってRNAを集め
、溶解し、そして再沈澱せしめる。最後にRNAを20
mの水に溶解する。
MRP−8の既知の部分アミノ酸配列に基いて混合オリ
ゴヌクレオチドを合成する。オリゴヌクレオチド混合物
1は5 ’ −TAYTTRTGRTANACRTC−
3’の組成を有し、ここでA、T、G及びCはそれぞれ
アデノシン、チミジン、グアノシン及びシトシンであり
、Y及びRはそれぞれピリミジン(T、C)及びプリン
(A、G)であり、そしてNは4種類のデオキシヌクレ
オチドの内のいずれかである。
オリゴデオキシヌクレオチド混合物2は5 ’ −TC
YTTRAACCANACRTC−3’から成り、ここ
でコードは上記と同じ意味を有する。それぞれ64種類
及び32種類の異る1 7−n+erから成るこれら2
個の混合物は、MRP−8のアミノ酸14−19及び5
2−57に相補的である可能性のあるDNA鎖である。
これらのオリゴデオキシヌクレオチドをY、Ike等、
Nucleic Ac1dResearch 1983
 、■、477の方法に従って合成する。これらのオリ
ゴデオキシヌクレオチドの5′−末端を、標準的方法(
T、Maniatis。
E、F、Pr1tsch及びJ、Sambrook、 
”Mo1ecular cloning+a 1abo
ratory manual″lCo1d Sprin
g HarborLaboratory、 1982)
に従ってr −”P −dATP(5000Ci/ m
moA )及びポリヌクレオチドキナーゼ(ファルマシ
ア)を用いて放射性(I〜2×1109dp/■)にす
る。
2 piずつ2個の例5のサイズ分画されたRNAを2
枚のフィルター(Pal I−Biodyne)にスポ
ットし、真空オーブン中で80℃にて2時間加熱する。
このフィルターを32℃にて3時間、0.9 M Na
CA、180mM  Tris−HCj!  (pH8
,0) 、6mM EDTA 、 0.5%SDS及び
50trg/mlの剪断された単離ウシ胸腺DNAを含
有するデンハート溶液5〇−中でプレハイブリダイズせ
しめる。プレハイブリダイゼーション溶液を除去した後
、1枚のフィルターを29℃にて36時間、さらに5 
X 10 ’dpmのオリゴデオキシヌクレオチド混合
物1を含有するプレハイブリダイゼーション?容液1.
5 ml中でハイブリダイズせしめる。第二のフィルタ
ーを32℃にて、5 X 107dpmのオリゴデオキ
シヌクレオチド混合物2を含有する同じ溶液中でハイブ
リダイズせしめる。ハイブリダイゼーションの終りにお
いて、フィルターを25°C(フィルター1)又は29
℃(フィルター2)にて、250mj!の0.6 M 
NaCjl!、0.12M Tris−HCj!  (
pH8,0) 、4mM EDTA及び0.2%SDS
により、及び250m1の0.3 M NaC4,0,
06M Tris−HCn  (pl+8.0 ) 、
0.2mM EDTA及び0.2%SDSにより15分
間ずつ4回、洗浄する。
フィルターを乾燥した後、フィルターをイルフォルト・
ファスト・タングステート・スクリーン(Tlford
 Fast Tungstate 5creen)を用
いて一80°Cにて3日間X−線フィルムに暴露する。
2枚のフィルターを比較することにより、両分23 (
9S)がほとんどのMRP−8mRNAを含有すると推
定される。
次の組成:  5’−TAYTGRTGRAAIGTR
TTIATIATNGT−3′ (式中、■はイノシン
である)のオリゴデオキシヌクレオチド混合物3、すな
わち例3のペプチド断片Aのアミノ酸1−9をコードす
るmRNAに対して相補的である可能性のあるDNA鎖
である64種類の異る2 6−merを、例6に記載し
たようにして合成し、そして放射性(I〜2X109d
pm/11g)にする。
サイズ分画されたRNAを例5に記載した様にして調製
する。但し、Q、3 mlずつの40個の両分を集め、
そして沈澱したRNAを40μ!の水に溶解する。
2plずつ2個のこのRNAを2枚のフィルター上にス
ポットし、80℃にて乾燥する。フィルターをプレハイ
ブリダイズせしめ、そして5X107dpmの上記のオ
リゴデオキシヌクレオチド混合物3の存在下でハイブリ
ダイズせしめ、そして洗浄する。これらの操作は例6に
記載したようにして行うが、但しハイブリダイゼーショ
ン温度を37℃とする。X−線フィルム上のレプリカを
比較することにより、画分12及び13がほとんどのM
RP−14mRNAを含有すると推定される。
以下余白 31  MRP−8のcDNAクローニング8.1.坦
」坦肪コ引敷裂 画分23 (例6を参照のこと)からのMRP−8をコ
ードする3Hの93mRNAを42℃にて90分間、1
00n+M  Tris−1(Cj!  (40℃にて
測定したp)l 8.3 )、10mM MgCj2z
 、140mM KCj2.10n+M DTT、 1
mMの各dNTP、100g/mfオリゴーdTI2−
111(ファルマシア)、90ユニツトのRNasin
 (ゲノフィト)、40ユニツトのAMV逆転写酵素(
ゲノフィト)及び30pciの’!  ”P  dCT
P (3000Ci/ mmojりを含有する反応混合
物50μ!中でインキュベートする。2Iの0.5 M
 EDTA(pH7,5)を添加することにより反応を
停止せしめる。0.15 N NaOHと共に65℃に
て1時間インキュベートすることによりRNAを分解す
る。251のTris−HC4(pH8,0)及び6μ
lのINH(J!の添加により溶液を中和する。SDS
を0.5%に添加した後、TNE緩衝液で平衡化された
フェノール/クロロホルム(I: 1)100μlによ
り溶液を抽出する。THE緩衝液中セファデックスG−
50(ファルマシア)を収容する2−のカラムに前記の
水性相を通す。2X 106dpm” P (I,6g
>の単離cDNAを流過画分(0,4d)から回収し、
そしてl mlのエタノールにより沈澱せしめる。沈澱
を遠心分離により集め、そして100mM Hepes
(pH6,9) 、10 mM Mg(J! 。
2、5mM DTT、 70mM  K(J! 、 0
.5mMの各dNTP及び40ユニツトのDNAポリメ
ラーゼ“大断片”(ベーリンガー)を含有する50パの
反応混合物中で15℃にて一夜、二本鎖化する。S1ヌ
クレアーゼによる消化のため、反応混合物を水30μ!
、及びI M NaC7! 、250mM Na0Ac
(pH4,5) 、5 mMZnSO4及び2,5%グ
リセリンを含有する溶液20μ!、及び1μlのINH
C7!で稀釈する。2ユニツトの81ヌクレアーゼ(フ
ァルマシア)を添加した後、混合物を30℃にて30分
間インキュベートする。5μlの0.5MEDT八(p
H7,5) 、5μlのI M Tris−HfJ! 
 (pH8,3)及び51dの20%SDSを添加する
ことにより反応を停止せしめ、フェノール−クロロホル
ムにより抽出し、そして上記の様にしてセファデックス
G−50上でクロマドグラフ処理する。2ngの二本鎖
cDNAを回収し、そしてエタノールで沈澱せしめる。
8.2.  E、  コリ のcDNAライフ゛−リー
例8.1.のds cDNAをホモポリマーdC−テイ
ルにより、200mMカコジル酸カリウム(pH6,9
,1mM CoCji!z 、1mM DTT及び0.
75岸dCTPを含有する反応混合物200 m中で延
長する。30℃にて10分間予備加混した後、120ユ
ニツトのターミナル・デオキシヌクレオチジルトランス
フェラーゼ(ファルマシア)を加え、そして混合物を3
0°Cにて15分間インキュベートする。4Illの0
,5M EDTA(pH7,5)及び2ulの20%S
DSを添加し、そして前記のようにしてDNAを抽出し
、クロマトグラフ処理しそして沈澱せしめる。40ng
(20m)のこのdC−テイルcDNAを81 (I0
0ng)のオリゴ−d G +。−2゜テイルpUC9
DNA (ファルマシア)及び172〃のTNE緩衝液
と混合し、そして65℃にて10分間、46℃にて1時
間、37°Cにて1時間、及び室温にて1時間、次々と
インキュベートする。アニールされたcDNAを用いて
、D、Hanahan、 JoMol、Biol、+ 
1983、皿、557により記載されている様にして形
質転換のために調製されたコンビテン) E 、 コI
J HB101(LM1035株)細胞を形質転換する
。1μlのアニールされたDNAを200plのコンピ
テント細胞に加え、そして30分間氷上に置く。この方
法を60回行う。90秒間のヒートシュンク及び水中で
の2分間の冷却の後、チューブ当り0.8 mlのSO
C培地を加え、これを次に37℃にて60分間インキュ
ベートする。
インキュベーションの後、すべてのチューブを一緒にし
、そして25ttg/mlのアンピシリンを含有する3
枚のマンコンキー寒天プレート(I2c+n)上にプレ
ートする。これらのプレートを37℃にて一夜インキユ
ベートする。プレート当り2500個の生ずる組換体を
ナイロン膜(Pall−Biodyne)上に拾い上げ
、そして2枚のレプリカを作る。マスターフィルターを
寒天プレート上で4℃にて貯蔵し、そしてMan3at
3sのハンドブックに記載されている様にしてコロニー
ハイブリダイゼーションのためにレプリカを処理する。
8.3.fllスフ−ニング 例8.2.のレプリカフィルターを32℃にて2時間、
0.9 M NaCji! 、0.18M Tris−
H(J!  (pH8,0)、6mM EDTA 、 
0.2%SDS及び50■/−の変性されたウシ胸腺D
NAを含有する2×デンハート溶液100艷中でプレハ
イブリダイズせしめる。密封されたプラスチックバッグ
中で、2 X 107dpmのオリゴヌクレオチド混合
物2 (例6)を含有する同じ溶液1−中で36時間ハ
イブリダイゼーションを行う。ハイブリダイゼーション
の後、フィルターを洗浄し、そしてX−線フィルムに一
夜暴露する。両レプリカフィルター上に陽性が現われる
。6個の陽性クローンを増殖せしめ、そしてこれらのプ
ラスミドDNAを制限分析のために分析する。
これらの6個のクローンからの最長のcDNA挿入部(
約500塩基対、クローン3)を選択して同じcDNA
ライブラリー及び第二のcDNAライブラリーを再スク
リーニングする。この第二のcDNAライブラリーは、
全長cDNAクローンを得るため次の様にしく151) て調製する。
8.4.   二cDNへ−イフ゛ラリ−MRP−8を
コードする9S mRNA (例6の画分23)10I
ll(I■/艷)を25パのRVT緩衝液、2.54の
20mM dNTP混合物、5I11のlaw/m#オ
リゴ−”r’+z−+s(ファルマシア)、1μlのα
−”P −dCTP (I0μCi、 3000Ci/
 mmol ) 、3plRNasin (60ユニツ
ト、バイオチック)、3IのAMV逆転写酵素(66ユ
ニツト、ゲノフィト)及び2Iの水を含有する溶解中で
インキュベートする。この混合物を42℃にて1.5時
間インキュベートし、次に2Il!の0.5 M B[
1TA(pH7,5)を添加することにより反応を停止
する。RNAを変性せしめ、そしてcDNAを例8.1
.のようにして集める。
このcDN八をオリゴ−dCテイルにより、32Jのc
DNA (2,8Ig) 、10thlの1Mカコジル
酸ナトリウム(pH7,0) 、5Illの10mM 
CoCA2.5 plの1mMDTT、及び10μcf
の3H−dCTP (20Ci/mmoj!、10バ凍
結乾燥)を含有する反応混合物中で延長する。37℃に
て5分間のプレインキュベーションの後、3μlのター
ミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(8
1ユニツト、ファルマシア)を加え、そして10分間イ
ンキュベートする。50plのTNE緩衝液を加え、そ
して溶液を0.1 mffのフェノール/クロロホルム
混合液で抽出する。0.2 miのエタノールの添加及
びドライアイス上での冷却によりcDNAを沈澱せしめ
る。
遠心分離の後、ペレットを70%エタノールにより洗浄
し、空気乾燥し、そして13u1の水に溶解する。
13trlの水、25μlのRVT緩衝液、2.54の
20 mM dNTP混合物、5 pIの0.2*/m
lオリゴーd G +□−78(ファルマシア)、3μ
!のα−32P−dCTP (I0mCi/ ml、3
000Ci/ mmol )及び3Iの逆転写酵素(6
6ユニソト、ゲノフィト)中上記cDNAの溶液を42
°Cにて1.5時間インキュベートする。2Iの0.5
 M EDTA(pH7,5)及び50パのTNE緩衝
液の添加により反応を停止せしめ、そして混合物を0.
15+nff1のフェノール/クロロホルム混合物で抽
出する。水相をセファデックスG−50カラム(TNE
緩衝液中2.5m)に適用し、そして1.3 ttgの
ds cDNAを含有する流通両分を集める。1mlの
エタノールの添加及びドライアイス上での冷却によりD
NAを沈澱せしめる。得られるベレットを32〃の水に
溶解し、そして単離cDNAについて前記したようにし
てオリゴ−dCにより延長する。1μ!の0.5 M 
EDTA(pH7,5)の添加により反応を停止せしめ
、そしてサンプルを0.5m幅のスロットを用いてTB
E緩衝液中水平1%アガロースゲルに負荷する。5 V
 / cmにて1時間電気泳動した後、0.35〜0.
7kbの適当なサイズのcDNAを含有する領域を切り
出し、そして2個のマイクロ−コロジオンバッグ(サル
トリウム)に入れ、そして水に浸漬する。0.3−の水
を加え、そしてバッグを半濃度のTBE緩衝液を収容す
る電気泳動装置に入れる。DNAを5 V / cmの
電極距離で20分間電気泳動し、そして激しいピペット
操作によりバッグから回収する。0.6−のフェノール
/クロロホルム混合物により抽出した後、40IJ1の
3MNa0八c(pH5,5)及び1.2mlのエタノ
ールを加え、そして溶解を10分間ドライアイス中で冷
却する。遠心分離(エッペンドルフ遠心機、5分間)の
後、164ngのds cDNAを回収し、そして18
pノの10111M Tr+5−H(J  (p)18
.0 )及びl mM EDTA中に溶解する。
20 pi (27ng)の上記cDNAを8 ttl
 (I00ng)のオリゴ−dCylo−2oテイJし
pUC9DNA (ファルマシア)とアニールし、そし
て得られたDNAを用いて前記(例8.1)のようにし
てコンピテントE。
コリHB101 (LM1035株)細胞を形質転換す
る。プレート当り2600個の得られる組換体をナイロ
ン膜(Pail−Biodyne)上に拾い上げ、そし
て2株のレプリカを作る。マスターフィルターを寒天プ
レート上4℃にて貯蔵し、そしてレプリカをコロニーハ
イブリダイゼーションのためにManiatisのハン
ドブックに記載されているようにして処理する。
8.5.久り匹二三ヱ久 クローン3(例8.3)の1Igのプラスミドからのc
DNA挿入部を旧ndlI[及びEcoRI制限エンド
ヌクレアーゼにより消化し、そしてアガロースゲル電気
泳動により単離しそしてゲル溶出する。純粋なcDNA
挿入部(I00ng)をアメルシャムの二ツクトランス
レーションキット(N、 5000)を用いて、供給者
の指示に従って放射性にする。この放射性cDNAプロ
ーブは5 x 10 ”dpm/μgの比活性を有する
例8.4のレプリカフィルターを、0.9 M NaC
7!、0.18M Tris−HCjl!  (pH8
,0) 、6mM EDTA、0.2%SDS及び50
■/ mlの変性されたウシ胸腺DNAを含有する2メ
デシハート溶液100−中で2時間プレハイブリダイズ
せしめる。密封されたプラスチックバック中熱変性され
たニックトランスレーションcDNAプローブ(60X
 106dpi)を含有する同じ溶液1−中で一夜ハイ
プリダイゼーションを行う。ハイブリダイゼーションの
後、フィルターを0.9 M NaC4、0,18M 
Tris−HCff  (pH8,0)、6mMEDT
A及び0.2%SDSを含有する200mfの溶液中で
65℃にて2回洗浄し、次に0.45M NaCl1.
0.09M Tris’H(IJ!  (pl+8.0
) 、3mM EDTA及び0.2%SDSを含有する
200−の溶液中で65℃にて2回、及び0.15M 
NaCj! 、0.03M Tris−HCJ!(pH
8,0) 、1 mM EDTA及び0.2%SDSを
含有する溶液200mfで2回洗浄する。フィルターを
X−線フィルムに一夜暴露し、そして両レプリカフィル
ター上に陽性が現われる。
l  MRP−14のcDNAクローニング9.1.ム
」皿V■星製 画分12及び13 (例7)からのMRP−14をコー
ドするmRNA各20 m(0,125+ng/mE)
ずつを42℃にて60分間、70mのRVT緩衝液、7
μ!の20n+M dNTP混合物、10μlの1■/
艷オリゴ−dT+z−+Il(ファルマシア)、3pl
のRNasin (60ユニツト、バイオチック)、2
IJ1のAMV逆転写酵素(66ユニソト、ゲノフィト
)及び7μlのα−32P −dCTP (I、c+c
+、 3000Ci/ mmo71りを含有する溶液中
でインキュベートする。6μlの0.5MEDTA (
pH7,5)の添加により反応を停止せしめる。
3.75plのI N NaOHとの65℃にて1時間
のインキュベーションによりRNAを分解する。溶液を
25plのTris−H(J!  (pH8,0)及び
6 plのINHclの添加により中和する。SDSを
0.5%に添加した後、THE緩衝液で平衡化された1
00μlのフェノール/クロロホルム(I: 1)によ
り溶液を抽出する。水相を、TNE緩衝液中セファデッ
クスG−50を含有する2 m1lOカラムに通す62
×105dpm32P (I,Opg)  の−末鎖c
DNAを流過両分(0,4mg)から回収し、そしてl
 mlのエタノールの添加により沈澱せしめる。遠沈を
遠心分離により集める。
cDN八をオリゴ−dCティルにより、例8,4におい
てMRP−8cDNAについて記載したようにして延長
し、次にRVT緩衝液中dNTP混合物、オリゴ−d 
G+z−+e (I’  ”P  dcTP及ヒ3 t
d(7)逆転写IM素により37℃にて60分間処理す
る。フェノール/クロロホルム抽出の後、水相をセファ
デックスG−50カラム(THE緩衝液中2.5mE)
に適用し、そして0.53Mgのds cDNAを含有
する流過両分(0,4m#)を集める。DNAをオリゴ
−dCティルにより延長し、次に0.5 cm幅のスロ
ットを用いてTBE緩衝液中水平1%アガロースゲルに
適用する。5 V / cmにて1時間の電気泳動の後
、0.5〜0.75kbの適当なサイズを有するcDN
Aを含有する領域を切り取り、そして例8.4において
記載した様にして電気泳動する。1100nのds c
DNAを回収し、そして200μ/の10mM Tri
s−H(J!  (pH8,0)及び1 mM EDT
Aに溶解する。
9.2.  E、  コリ cDNAライフ゛ラリ−例
9.1のdC−テイルds cDNAを20ng(20
μZ)  30til (60ng)のオリゴ−dG+
o−zOテイルpUc−KODNA及び20IIIの1
0倍濃度のTNF緩衝液と混合し、そして6゛5℃にて
10分間、46℃にて1時間、37℃にて1時間及び室
温にて1時間、次々とインキュベートする。pUC−K
OプラスミドはpUc9の誘導体(ファルマシアから得
られる)であり、このプラスミドにおいてはIac Z
遺伝子のプロモーター/オペレーター領域がプロモータ
ー配列のすく外側のHae U制限部位とポリリンカー
内の旧ndllT制限部位間で除去されており、pUC
9プラスミドの他の配列は変化しないままである。
アニールされたcDNAプラスミドDNAを用いて、M
RP−8cDNAについて例8.2に記載したよ゛うに
してコンピテントE、コリ1(B101 (LM103
5株)細胞を形質転換する。それぞれ2500個の組換
体を含む6枚のマツコンキー寒天プレートから2枚のレ
プリカを作る。ナイロン膜上のマスターフィルターを寒
天プレート上で4℃にて貯蔵し、そしてレプリカをコロ
ニーハイブリダイゼーションのために処理する。
9.3.ffi死決定 例8.3において前スクリーニングについて記載したよ
うにして、密封されたプラスチックバッグ中で例7のオ
リゴヌクレオチド混合物3を含有する溶液中で37℃に
てハイブリダイズせしめる。
陽性コロニーが増殖し、そしてそれらのプラスミドDN
Aを制限分析のために単離する。
約500ヌクレオチドの挿入部を有するpMRP−14
−10と称する組換プラスミドを選択して同じcDNA
ライブラリーを再スクリーニングする。このクローンp
MRP−14−10のプラスミド1nからのcDNA挿
入部を旧ndllI及びEcoRI制限エンドヌクレア
ーゼで消化することにより取り出し、そしてニックトラ
ンスレーションキットを用いて放射性5 X 108d
pm/μgの比活性)にする。このプローブを用いて例
8.5に記載したようにして例9.2のレプリカフィル
ターを再度スクリーニングする。両レプリカフィルター
上に陽性が現われる。
例10.  MRP−8をコード るDNA配置クロー
ン3 (例8.3)のcDNA挿入部及び例8.5の陽
性クローンからの多数のcDNA挿入部を選択して、よ
く知られているSangerの方法、並びにMaxav
l及びG11bertの方法を用いて完全なヌクレオチ
ド配列を決定する。コード領域の配列を両鎖にらいて決
定し、オーバーラツプする断片について決定された配列
決定方策において制限部位を使用する。
この方策を第2図(パートC)中に要約し、そして制限
部位を示す(パー)E)。クローン3のコードcDNA
配列(及びそれがコードするアミノ酸配列)を式(■)
に示す。第2図のバー)AはこのcDNAの全配列を示
す。特別の特徴及びクローン3のこのcDNAと他のク
ローンとの間の相違を番号で示し、そして下記する。
1.1位:クローン3の末端、6B位までの配列はクロ
ーン3にのみ存在し、そして該 遺伝子中に見出されない。
2、 69位:クローン8及び15の末端;クローン3
及び8ではAであり、そしてクロー ン15ではTである。
3.72位:クローン3中GGCAAAからクローン8
及び15中TCTCTTに6塩基が変化している。
4.86位:クローン7の末端。
5、 102位:クローン15において17塩基AAG
GTTCTGTTTTTCAGが挿入されている。
6、 108位:クローン14の末端。
7、 109位:クローン2及び110 (7)末端。
8、 113位:クローン7,8.14及び15におい
てTが挿入されている。
9、 115位:クローン2及び110において塩基が
Tに変化している。
10、124位:コード領域の開始。
11、378位:該遺伝子中に見出されないAAがクロ
ーン2に挿入されている。
12、403位:コード領域の末端。
13、475位:ポリA−ティルの開始。
劃」」エ MRP−14をコード るDNA配置2個の
クローン(例9.3 、pMRP−14−10及びpM
RP−14−16)のcDNA挿入部を選択し全ヌクレ
オチド配列を決定する。この方法を第3図に示す。これ
らのクローンのコードcDNA配列(及びそれがコード
するアミノ酸配列)は同じであり、そして式(IX)で
与えられる。
他の3個のクローン(pMRP−14−15,18及び
19)を3′−末端について分析する。すべてが式(I
X)において示されるものと同一の配列を示し、mRN
Aの天然3′−末端を欠く。
trpプロモーター及びMRP−8をコードするDNA
挿入部を含有するE、コリのための発現ベクターを、ヨ
ーロッパ特許出願EP 146,785中に対応ずるニ
グリンC発現ベクターについて記載されているのと実質
的に同じ方法により調製する。
12.1.5久え二■慮製 20■のプラスミドpHR4148(EP 146,7
85)を、BamHIを用いて完全消化する。3ユニツ
トのウシ小腸アルカリホスファターゼを用いて末端を脱
リン酸化する。DNAをフェノール/クロロホルム混合
物で抽出し、次にEcoRIにより完全消化する。
ベクターDNAを例8.4においてcDNAについて記
載したアガロースゲル電気泳動及び電気溶出にまり単離
する。ベクターDNAを水に0.5μg / mlの濃
度で溶解する。
12.2.ユノ左二夏皿製 5  ’  −AATTCATGCTGACTGAGC
−3’  及び 5  ’  −TCAGTCAGCA
TG−3’を標準的方法(H,R4nk等、Nucle
irAcid Re5earch 、 1984、耳、
6369)を用いて合成する。2■の短い方のオリゴヌ
クレオチドをATP及びヌクレオチドキナーゼを用いて
リン酸化し、ソシて2ttgの脱リン酸化された大きい
方のオリゴデオキシヌクレオチドにDNAリガーゼによ
り連結する。連結に続き、ds DNAをAlulによ
り完全消化する。DNAをフェノール/クロロホルム混
合物により抽出し、エタノールにより沈澱せしめ、そし
て10ΔH20に?容解する。
12.3.腫λ」」ウソi」装 20pgのクローン3のcDNA (例8.3)をBa
mH1及びPvu Uにより完全消化し、そして約4s
obpのcDNA挿入部をアガロースゲル電気泳動及び
ゲル溶出により単離する。3μgのこのDNA断片をA
luIにより部分消化し、そして約340bpの断片を
上記の様にして単離する。70℃1gのこのDNAを8
μ!の水中例12.2のリンカ−DNA溶液8Iに連結
する。得られるDNAをEcoRI及びBamHIによ
り完全消化し、そして約440bpの得られる断片をP
EGE及び電気溶出により単離する。
12.4.ベクターと  会の゛′士 引例12.1ベクター0.5硝及び例12.3の挿入部
−リンカ−DNA50ngを連結する。得られるDNA
を使用して上記(例8.2)の様にしてコンピテントE
、コリHB101 (LM1035株)細胞を形質転換
する。予想通りの制限酵素パターン及び挿入部のDNA
配列を示す組換体pMRP−8−trpをMRP−8の
発現のために選択する。
12.5. u pMRP−8−trp (例12.4)を含有するE、
コリを、11当り7gのNa2HPO4,3gのKH2
PO,,0,5gのNaCJ!、1gのNH4CJ! 
、5 gのグルコース、0.02gのCaCAz 、0
.25gのMgSO4,25gのカザミノ酸、0.1g
のチアミン及び50■のアンピシリンを含有する培地2
00mN中で37℃にて一夜増殖せしめる。培養物を、
12.5Ig / meのβ−インドール酢酸が補充さ
れた、あらかじめ加温された上記と同じ培地で稀釈する
。4.5時間後、光学濃度0D65oが1.3に達する
。細胞を遠心により集める。pHR1148を含有する
E、コリを用いて対照培養物を同様にして調製する。
12.6.−史tテ:りI1日 細菌ペレットを5Qmlの50mM Tris−HC1
1!  (pH8、0) 、30mM NaCl1及び
1 mg / ml卵白リゾチーム中に両懸濁する。こ
の懸濁液を水中に1時間保持する。0.1 mM PM
SFを添加し、そして液体窒素中での凍結及び37℃で
の解凍のサイクルにより細胞を破壊する。5S340−
ター(ツルパル)中4℃、17000rpmでの30分
間の遠心により細胞溶解物を透明にする。
12.7.  、 、−”几     5onifie
d)例12.5の細菌ペレットから調製された50mM
Hepes(pH8,0) 、30 mM NaCJ!
及び0.1%エタノールアミン中細胞懸濁液(o D6
5. = 20 ) 22.5m2を18gの尿素と混
合する。懸濁液を、9.5 mプローブ及び24ミクロ
ン強度を用いるMSEソニプレプ150により30分間
隔で3×30秒間音波処理する。ツルパル5S340−
ター中20℃、17000rpmにて30分間遠心する
ことにより細胞溶解物を透明にする。上滑を0.1mM
のCaCj2z。
MgCNz 、  CoCjl!z 、  ZnCAz
 、  MnCj!2 、 CLISO4及びFeSO
4とし、そして10mM Hepes (pH7,5)
、130mM  NaCl及び0.1 mMの上記と同
じ塩の溶液を3回交換して透析する。透析物を、例12
゜6に記載したような遠心分離により透明にする。
■上表 tr  プロモー −〇 ′の とでのE。
trpプロモーター及びMRP−14をコードするDN
A挿入部を含有するE、コリのための発現ベクターを、
例12に記載したのと実質的に同じ方法により調製する
13.1.ユツ功コが引」翳 標準的方法(H,Rink等、Nucleic Ac1
d Re5earch1984、■、6369)を用い
て次のオリゴデオキシヌクレオチド:  (I)5 ’
 −AATTCATGACTTGCAAAATGTCG
CAG−3’、(2)5 ’ −CTGCGACATT
TTGCAAGTCATG−3′、(3)  5 ’ 
−AATTCATGTCGCAG−3’ and(4)
5 ’ −CTGCGACATG−3’を合成する。オ
リゴデオキシヌクレオチド1及び3を、ATP及びポリ
ヌクレオチドキナーゼを用いて標準的方法によりリン酸
化する。リン酸化されたオリゴデオキシヌクレオチド1
と未リン酸化オリゴデオキシヌクレオチドの等モル混合
物、及びリン酸化されたオリゴデオキシヌクレオチド3
と未リン酸化オリゴデオキシヌクレオチド4の等モル混
合物を調製する。混合物1−2を用いてMRP−14を
発現するプラスミドを造成し、そして混合物3−4を使
用してMRP−14の最初の4ヌクレオチドが欠失した
MRP−14dを発現するプラスミドを造成する。
13.2.会久久二■■裂 例12.1において調製したプラスミドpHR1148
からのベクターDNA1■ずつを、それぞれ例13.1
のリンカ−混合物1−2、及び3 4(50pmoA)
と連結する。アガロースゲル電気泳動及びゲル溶出によ
り遊離リンカ−からベクターDNAを分離する。10p
gのクローンpMRP−14−10cDNA(例9.3
)をBamHI及びPvu Hで完全消化し、そして約
430bpのcDNA挿入部をアガロースゲル電気泳動
及びゲル溶出により単離する。25■gずつのこのcD
NA挿入部を0.2 nのベクター−リンカ−1−2(
MRP−14)及び0.2μgのベクター−リンカ−3
−4(MRP−14d)に連結する。生ずるDNAを用
いて前記の様にしてコンピテントE、コリHBI吋細胞
(LM1035株)を形質転換する。予想通りの制限酵
素パターン及び挿入部のDNA配列を示す組換体pMR
P−14−trp及びpMRP−14d−trl)を、
それぞれMRP44及びMRP−14dの発現のために
選択する。
pMRP−14−trp又はpMRP−14d−trp
 (例13.2)を含有するE、コリを例12.3に記
載したようにして増殖せしめそして処理する。
細胞をリゾチームで処理するか、又は尿素溶液中での音
波処理によって破壊し、そして細胞溶解物を例12.6
及び12.7に記載したようにして処理する。
14.1.さ久叉二少遣双 プラスミドpPLc24 (E、Remaut、 P、
5tanssens及びW、Fiers、 Gene 
1981、■、81)をEcoRIにより消化し、次に
Klenowポリメラーゼ及びdNTPで処理して平滑
末端化する。DNAをBam)I Iで処理し、そして
生ずるベクターDNAをアガロースゲル電気泳動及び電
気溶出により単離する。pMRP−8−trpDNA 
(例12.4)をBamHIにより完全消化し、そして
Hpa Iにより部分消化する。約440bpの断片を
アガロースゲル電気泳動及び電気溶出により単離する。
この断片をpPLc24由来のベクターDNAに連結し
、そして生ずるDNAを使用して野性型E。
コリに12を形質転換する。形質転換体を40■のアン
ピシリンを含有するし一プレートにプレートする。組換
体の標準的配列分析を行って造成の正しさを確認する。
正しい配列のDNAを使用してE、コリW3110及び
)18101株(いずれもλcI857を有する)(R
emaut等前に引用)を形質転換する。
形質転換体を40n/−のカナマイシン及びアンピシリ
ンを含有するし一プレート上にプレートする。得られる
組換体11MRP−8−PLを発酵のために使用する。
14.2.企−酵 組換体p)IRP−8−P+−を、40tnr/mlの
アンピシリン及びカナマイシンを含有するLB培地中で
30°Cにて一夜増殖せしめる。培養物を同じ培地によ
り1:5で稀釈し、そして42℃にて2.5時間インキ
ュベートする。例I2,6又は12.7に記載したよう
にして細胞を溶解せしめる。
pMRP44−tri)及びpMRP−146−trp
のそれぞれとプラスミドpPLc24とからベクターを
造成し、そしてこれを用いて例14.1に記載したよう
にしてE、コリに12、W3110及びHB101を形
質転換する。生ずる組換体1)MRP−14−PL及び
pMRP−14d−PLを例14.2に記載したように
してLB培地中で増殖せしめ、そして溶解する。
611gのプラスミドpJDB207R/ PH0−T
PA12−2 (ヨーロッパ特許出願EP 143,0
81)を制限エンドヌクレアーゼBamHIにより完全
消化する。6.8 kb及び2.4kbのサイズの生ず
るDNA断片をエタノールで沈澱せしめ、そして400
trlの50mM Tris−HC4(pH8,0)中
に再懸濁する。4.5ユニツトのウシ腸アルカリ性ホス
ファターゼ(ベーリンガー・マンハイム)を加える。混
合物を37℃にて1時間インキユヘートする。65°C
にて1.5時間のインキュベーションによりホスファタ
ーゼを不活性化する。溶液を150mM  NaCJ!
に調整する。150mMNaCj2及び1 mM ED
TAを含有する1 0mM Tris−HCj!(pH
7,5)で平衡化された100μ!のベッドのDB52
(ワットマン)陰イオン交換体に適用する。同じ緩衝液
で洗浄した後、DNAを400μlの1.5MNaCj
! 、 10mM Tris−HCj!  (pH7,
5)及び1mMEDTAで溶出し、そしてエタノールに
より沈澱せしめる。大6.85kbBamHI断片を、
TBE緩衝液中1%アガロースゲル上で小断片から分離
する。DNA断片をゲルから電気溶出し、DE52陰イ
オン交換クロマトグラフィー(前記参照のこと)により
精製し、エタノールにより沈澱せしめ、そして水中に0
.1 p moρ/Δの濃度で再懸濁する。
出願EP、100.561)をEcoRI及びBamH
Iで消化する。
生ずる3個の断片をTHE緩衝液中1.2%アガロース
ゲル上で分離する。534bp BamHI −Eco
RT断片がPH05プロモーターを含んで成る。DNA
断片をゲルから電気溶出し、DE52クロマトグラフィ
ーにより精製し、エタノール沈澱せしめ、そして0.1
pmoβ/lriの濃度に再懸濁する。
16.3. MRP−8をコードする0、 4 kb 
DNA   の゛J胛1101Iのプラスミドf1MR
P−8−trp (例12.4)をBamHI及びEc
oRIで消化する。生ずる2種類のDNA断片を1.2
%アガロースゲル上で分離する。
0.4kbの断片を上記のようにして単離し、そして水
に0.1 pmoj! /lrlの濃度で再懸濁する。
16.4.旦凡人肌片■迷猪 0、1 p mob  (0,45μg)の6.8 k
bBamHTベクター断片、0.2 pmoj!  (
70pg>の534bp BamHI −EcoRI 
PH05プロモ一ター断片及び0.2 p mo7!(
52ng)のpMRP−8−tripの0.4 kbE
coRT −BamH■断片を、15plの60mM 
Tris−HCl (pH7,5)、10mM MgG
#2. 10mM DTT 、 1mM ATP及び6
00ユニツトの74 DNAリガーゼ(バイオラプス)
中で15℃にて6時冊連結する。連結混合物の1111
のアリコートをカルシウム処理された形質転換コンピテ
ントE、コリHB101細胞100μlに添加する。
12個の形質転換されたアンピシリン耐性コロニーヲ1
00μg / meのアンピシリンを含有するLB培地
中で個別に増殖せしめる。Holmes等の方法(An
al、Biochem、、 1981.114.193
)に従ってプラスミドDNAを調製し、そしてBamH
I及び旧ndll[/EcoR1消化により分析する。
780bp BcoRI −H1ndllI断片の出現
がPH05プロモーター−MRP−8DNA挿入部の正
しい方向を示す。このようなりローンを単離し、そして
pJDB207R/皿卯、MRP−8と命名する。
サッカロミセス・セレビシエー中でのMRP−14及び
MRP−146のためのプラスミドを、プラスミドpJ
DB207R/ PH05−TP^12−2、並びにp
MRP−14−trp及びpMRP−146−tri)
の0.4 kbBcoRI −BamHI断片から、例
16に記載されているようにして調製する。
E、コリHB101細胞の形質転換されたアンピシリン
耐性コロニーを1100p/meのアンピシリンを含有
するLB培地に個別に増殖せしめる。プラスミドDNA
を調製しそしてBamHI及び旧nd]II/EcoR
I消化により分析する。780bpのEcoRl−Hl
ndnl[断片の出現がPH05プロモーター−MRP
44又は−MIIP−146DNA挿入部の正しい方向
を示す。この様なりローンを単離し、そしてそれぞれp
JDB207R/皿−ηRP−14、及びpJDB20
7R/ pH05−MRP−14dと命名する。
プラスミドpJDB207R/貫曵ト1’1RP−8、
pJDB207!1/皿−MIIP−14、及びpJD
B207R/ PH剥−肝P−14dを、)1inne
n等(Proe、Natl、Acad、Sci、1JS
A 1978、頚、1929)により記載されている形
質転換法を用いて、サッカロミセス・セレビシエーGR
F−18(α、」亘3−11、his 3−15 、l
eu 2−3、leu 2−112、Kanl+)に導
入する。形質転換された酵母細胞をロイシンを欠く酵母
最少培地上で選択する。単独の形質転換された酵母コロ
ニーを単離し、そしてサッカロミセス・セレビシエーG
RF1B/pJDB207R/町匹−MI’1P−8、
GRF18/pJDB207R/贋−MRP−14及び
GRF18/pJDB207R/PH部−MRP−14
dと命名する。
炎上l ン −された  − の 前記形質転換された酵母株サッカロミセス・セレビシエ
ーGI?F18/pJDB207R/力川ト肝P−8、
GRF1B/ pJDB207R/ PH邸−鼎P−1
4、及びGRP18/ pJDB207R/鷹−MRP
−146を、50滅の酵母最少培地(アミノ酸を含有し
ないディフコ・イースト・ナイトロジエン・ベースに2
%のグルコース及び20■/lのL−ヒスチジンを添加
したもの)中で30℃にて25時間、3X107細胞/
−の濃度まで振とうする。細胞を0.9%NaC1で洗
浄し、そして0.03g/j!のに112PO4,1g
/βのKCl、10g/βのL−アスパラギン((NH
t) 2SO4の代りに)、2%グルコース及び1 g
/xのし一ヒスチジンヲ含有するディフコ・イースト・
ナイトロジエン・ベース培地(アミノ酸を含有しない)
の配合に従って調製する。培地に出発OD、。。が09
25になるように接種する。細胞を30℃にて24時間
増殖せしめ、そして0D6ooがこの時点で収得する。
35dの低Pi培地の細胞を遠心分離により集め、そし
て全4mβの冷66mMリンサンナトリウム(pH7,
4)及び0.1v/v%トリトンX−100の緩衝液中
に再懸濁する。細胞懸濁液を30m2のコレツクスチュ
ーブに移し、8gのガラスピーズ(直径0.4gm)を
添加し、そして懸濁液をポルテックスミキサー(サイエ
ンティフィックインスッルトンッ社、USA)上で全速
で4分間振とうし、そして次に水浴中で冷却する。この
方法によって90%以上の細胞が破壊される。細胞破片
及びガラスピーズを、ツルパルHB−40−ター中4℃
、8000rpmにて10分間の遠心分離により沈澱せ
しめる。上清をEppendorfチューブに移し、液
体窒素で凍結し、そして−60℃にて貯蔵する。
1(Cl、0.01%DTT (pl+8.5 )に対
して透析(スペクトラボール膜11h3.3.5 kD
カットオフ、スペクトラム・メディカル・インダストリ
ーズ)する。
透析された溶液を透析緩衝液で平衡化されたDEAEト
リスアクリルM (LKB)イオン交換カラム(2,6
X10cm)上にポンプ輸送する。サンプルを負荷した
後、UV254nmの吸収がベースラインレベルに対す
るまで(ユビコード、S 、LKB)、’+ラムを透析
緩衝液で洗浄する。カラムに結合した蛋白質を、透析緩
衝液中0.0Mから0.2Mに上昇するNaCl1の直
線グラジェントにより、次に透析緩衝液/ 0.2 M
 NaCA  (80ml>及び透析緩衝液/ 1. 
OM NaCj2 (200mf)で1.8ml/分の
流速にて溶出する(ペリスタポンプP−r、ファルマシ
ア)。
個々の9 mlの両分(ウルトロラック■、LKBによ
り集める)を15%ポリアクリルアミドスラブゲル上5
DS−PAGE (II、に、Laemmli、 Na
ture 1970、■、6B0〕により分析し、そし
てそれらのMRP−8含量に従ってプールする。180
〜380μSの間で溶出する両分のプール(ビオラド導
電モニター)を限外濾過により(YM−10膜、アミコ
ン> tS縮して5.5艷の容量にする。
MRP−8を含有する例12.7.14.2及び19の
粗細胞溶解物のサンプルを同様にして処理する。
20.2.サイズ 、クロマトグーフィー例20.1か
らの濃縮されたプールを、HPLCポンプ2150、L
KBからの2チヤンネルレコーダー2210及びKra
 tosからのHPLCUV検出機スペクトロフロー7
57から成る)IPLC系で、30mM Na0Ac及
び150mM NaCj!  (pH6,5)中で平衡
化されたG3000SWG高速ゲル濾過カラム(LKB
)により分離する。適用された最大サンプル容量は2 
rdであり、流速は3−7分であり、そして両分は1分
間ごとに自動的に集める(フラクションコレクター・ス
ーパーラック、2211、LKB)。5DS−PAGE
による分析に基いて、溶出容量163m1〜182dの
間で溶出する両分をプールし、そして上記のようにして
限外濾過により6艷の容量に濃縮する。
以下余白 20.3.モノQカームにお番る8  イオン六 り例
20.2の濃縮されたプール0.8 mlを3 mlの
水で稀釈し、そして希アンモニアによりpH8,5に調
整する。この溶液を20mMジェタノールアミン−HC
l (pl(8,5)中で平衡化されたモノQHR51
5カラム(FPLC、ファストプロティン、ポリペプチ
ド、ポリヌクレオチド液体クロマトグラフィー系、ファ
ルマシア)に適用する。このカラムを12m1のジェタ
ノールアミン緩衝液で洗浄し、そして同じ緩衝液中0.
05〜0.125M NaCj!の直線NaC7!グラ
ジエントにより、21分間にわたり1.5m/分の流速
で溶出する。個々のピークの両分をUV280nm溶出
パターンに従って手動で集める。
20.4.スルホプロピルイオン六 クロマドブーツ工
二 サイズ排除クロマトグラフィー及びモノQイオン交換ク
ロマトグラフィー(例20.2及び20.3)に代る方
法として、例20.1からの濃縮されたプール(約25
0■の蛋白質を含有する52−)を50mMNa0Ac
/ 0.01%DTT (pH5,5) (出発緩衝液
)に対して透析し、そして同じ緩衝液で平衡化されたS
PトリスアクリルM (LKB)イオン交換カラム(2
,5X10cm)にポンプ輸送する。UV254nmの
吸収がベースラインレベルに達するまでカラムを緩衝液
により洗浄する。カラムに結合した蛋白質を出発緩衝液
中0.0M〜0.5 M NaCj!の直線グラジェン
ト、次に出発緩衝液/ 0.5 M NaC7! (I
00mf)及び出発緩衝液/ 1.0 M NaCjl
! (I00mJりにより2.0−7分の流速で溶出す
る。MRP−8は0.25M〜0.35M NaC/!
の間で溶出する。5O5−PAGEにより判定した純度
は、この段階で90%より高い。
20.5. !柑屁成 例20.3又は20.4の蛋白質画分を、バリアン50
00液体クロマトグラフを用いて、Vydac 218
 TP 5415逆相HPLCカラム(ザ・セイレーシ
ョンズ・グループ、ヘスバリア、CA、米国)によりさ
らに精製する。カラムを、水中0.1%TFAを65%
とアセトニトリル中0.07%TFAを35%との混合
物中で平衡化する。サンプルを注入して5分間後、12
分間の直線グラジェントを開始し、水中0.1%TFA
を45%とアセトニトリル中0.07%TFAを55%
の混合物で終り、流速は1−7分とする。溶出液は21
5nmにおけるUV吸収によりモニターする。
MRP−8は、それぞれ保持時間が14.5分と15.
8分の2つの別個のピーク中に溶出する。還元条件下又
は非還元条件下での5O3−PAGEにより示されるよ
うに、早い溶出物はMRP−8の千ツマー形(見かけ分
子量8 kD)であり、第二のピークはMRP−8の二
量体ジスルフィド結合誘導体(見かけ分子量16kD)
から成る。
m  畑貫■Jl魁友匝枕 21.1.ヱ」ソ」Uおす土掘 例20の精製されたMRP−8を、M、W、Hunka
pillar及びり、E、Hood、 Methods
 in Enzymology 1983、■、399
の方法に従って、気相蛋白質シーケンサ−モデル470
(アプライドバイオシステムス)を用いてN−末端アミ
ノ酸配列分析にかける。アニリノ−チアゾリノン誘導体
を50℃にて25%水性TFAで処理することによりフ
ェニルチオヒダントイン(PTH)アミノ酸に転換する
。PTHアミノ酸をZorbax CN HPLCカラ
ム(デュポン、200×4、6 m)  (R,Kne
cht等、Anal、Biochen+、1983、」
則、65〕上で分析する。次のN−末端アミノ酸配列が
見出される。
Met−Leu−Thr−Glu−Leu−Glu−L
ys−Ala−Leu−八sn−Ser−11e−11
e−Asp−Va 1−Tyr−X + 7−Lys−
Tyr−3er−Leu−11e−Lys−Gly−A
sn−Phe−Xz7−Ala−Val−Tyr−Xl
l−へsp−へ5p−Leu−Lys−Lys−Leu
−Leu−Glu−Thr−Glu−X*z−Pro−
Gln−Tyr−11e−X47−Lys−Lys−G
ly−Ala−Asp−Val−Trp−Phe−Ly
s−X+y 、 X27 、 X3+ 、 X4□及び
X4.は未決定アミノ酸である。この配列はcDNA分
析(例10)により決定された式(I)又は(II)の
配列と一致する。
以下余白 21.2.狸」坤遍」 分析逆相HPLCを、Vydac 218 TP−B5
−5μ(4,0×1201)上で、EP 162,81
2のヒトMIF 8kD 、例20のMRP−8、及び
これらの混合物について、水中0.1%TFAを65%
とアセトニトリル中0.08%TFAを35%の混合物
から水中0.1%TFAを45%とアセトニトリル中0
.08%TFAを55%の混合物まで、30分間の直線
グラジェントを用いて行う。ヒトMIF 8kDとMR
P−8はこれらの条件下で識別されず、そして11.2
分間の保持時間(215nmでのUV吸収)で溶出する
21.3  サイズ  クロマトグーフィーMRP−8
及び例20の二量体ジスルフィド結合MRP−8誘導体
を30mM Tris−HCj!及び150mM Na
C#(pH7,0)中Shimpack Diol 1
50高速サイズ排除クロマトグラフイーカラム(シマズ
、?、9X500mm)中で1−7分の流速でクロマト
グラフ分析する。UV吸収を215nmで測定する。標
準分子量マーカーであるチトクロームC(I2kD) 
、ミオグロビン(I7kD)、カルボニックアンヒドラ
ーゼ(30kD)、オバルブミン(45kD)及びBS
A(66,2kD)と比較した場合、モノマーMRP−
8は見かけ分子量30kDをもって16.4分間の後に
溶出し、そして二量体MRP−8誘導体は見かけ分子量
42kDをもって15.1分間後に溶出する。
21.4  マススペクトル MRP−8の分子量を、ファスト・アトム・ボンバード
メント(FAB−MS)法により、M、Barber等
(Nature1981、la、270)に従って、Z
AB−5t!7!、 ヘクトロメーター(VGアナリテ
ィカル社、マンチェスター、GB)を用いて8kVにて
決定する。35kVのセシウムガンによりイオン化を行
う。0.1%TFAを含有するチオグリセロールをマト
リクスとして使用する。
M(計算値)  : 10 ’ 823.53M(測定
値): 10 ’ 833.6±2.1(4個の測定値
の平均) MRP〜8のアリコートを1/10量のトリプシン、キ
モトリプシン、又はスタフィロコッカス・アウレウスか
らの■8蛋白質(50mM NH4HCO3中)により
消化する。V88断はメトノール中1.25 NHC7
!により室温にて1時間メチルエステルに転換する。ト
リプシン断片(50Mg)は50IJ!の過蟻酸(I部
の30%H20□及び29部のHCOOI()により室
温にて2時間酸化する。誘導体化されておらず、エステ
ル化されておりそして酸化された断片のPAB−MSは
それぞれアミノ酸1−16 、19−41 、57−7
0、及び72−77を含んで成るMRP−8断片の明白
な同定を可能にする。
pMRP−14−trpを含有するE、コリからの例1
3.3からの粗細胞溶解物90−を透析し、そして例2
0.1に記載されている様にしてDEAE )リスアク
リルM (LKB)イオン交換カラム(5X10cm)
上で精製する。MRP−14は、2部mM Tris−
HCj! 、。
0.01%DTT (pH8,5)(透析緩衝液)中0
.12〜0.15M NaCj!の濃度において溶出す
る。例15及び例19のMRP−14を含有する粗細胞
溶解物のサンプルを同様にして処理する。
22.2.スルホプロピルイオン六 クロ7トブーツ工
二 例22.1からの両分を含む組換MRP−14のプール
(6Bmffi)を10%酢酸によりpH5,5に酸性
化し、そして50 mM Na0Ac/ 0.01%D
TT (pH5,5)(出発緩衝液)により平衡化され
たSP)リスアクリルM (LKB)イオン交換カラム
(2,5X10cm)にポンプ輸送する。UV254r
+mの吸収がベースラインレベルに達するまでカラムを
出発緩衝液により洗浄する。カラムに結合した蛋白質を
、出発緩衝液中0.0 M 〜0.5 M NaCJ!
の直線グラジェント、次に出発緩衝液/ 0.5 M 
Na(J  (80−)及び出発緩衝液/ 1.0 M
 NaCj! (200m)を用いて1.7−7分の流
速において溶出する。個々の17−の両分を集め、そし
て5DS−PAGEにより分析する。プールされた画分
からの組換MRP−14は、5O5−PAGEによれば
この段階で90%より高純度であると判断される。
22.3  漣m工 例22.2の組換MRP−14を、2187P−85−
5μ(ザ・セ(I8B) バレーションズ・グループ)を充填したHPLCカラム
(0,4X12cm)上でさらに精製する。例1.1の
装置及び条件を使用する。すなわち、水中0.1%TF
A65%から45%とアセトニトリル中0.07%TF
A35%から55%の30分間の直線グラジェントにお
いて、MRP−14は13.8分間後に溶出する。二量
体のジスルフィド結合MRP−14は16.2分間の後
に溶出する。この二量体は0.2%DTTで室温にて1
5分間処理することによりモノマーMRP−14に転換
され得る。
22.4.’y、ノ1[お弗泉捉 例22.3の精製されたMRP−14を例21.1に記
載した様にしてN−末端アミノ酸分析にかける。次のN
−末端アミノ酸配列が見出される。
Thr−X2−Lys−Met−3er−Gin−Le
u−Glu−Xg−X+ o−11e−Glu−Thr
−I le−11e−Asn−Thr−Phe−His
−Xzo−Tyr−Xzz−Val−Lys−Leu−
Gly−Xzy−Pro−Asp−Xso−Lue−八
5n− X21 X91 XIO+ Xzo + X+z + 
X2?及びX、。は未決定アミノ酸を示す。MRP−1
4のN−末端に予想されるアミノ酸メチオニンはpMR
P−14−trpを有するE、コリ宿主により明らかに
開裂されている。
22.5.マススペクトル 例21.4に記載したようにしてFAB−MSを行う。
M(計算値、第一アミノ酸Thr) : 13 ’ 1
10.94M(測定値)  : 13 ’ 112.8
(3回の別個の分析の貯積値) トリプシン、キモトリプシン及び■8消化物のFAB−
MSは、アノミ酸10−19 、23−52 、58−
77、及び79−93を含んで成るMRP−14の明白
な同定を可能にする。
1)MRP−146−trpを含有するE、コリからの
例13.3の粗細胞溶解物320rdを、例20.1に
おいて記載したように、透析し、そしてDEAE )リ
スアクリルMイオン交換カラム(2,6X10cm)に
負荷する。
カラムを透析緩衝液BOmlで洗浄し、次に透析緩衝液
中0.0M〜0.2 M NaCJ!の直線グラジェン
トを用いて溶出する。MRP−146は0.08〜0.
19M Na(J!の間で溶出する。
23.2.スルホプロピルイオン六 クロマトグーフヱ
ニニ 例23.1からの組換MRP−146を含有する一緒に
した両分をpH5,5に酸性化し、そして例22.2に
記載した様にしてSPトリスアクリルMイオン交換カラ
ムに付加する。前記の出発緩衝液中0.0M〜0.5M
の直線グラジェント、次に0.5M及び1.0M Na
(J!によりMRP−14dを溶出し、そして5O5−
PAGEによれば95%より高純度であると判断される
23.3. 7逮シJ1列41足 例23.2の精製されたMRP−146を例21.1に
記載したようにしてN−末端アミノ酸配列分析にかける
次のN−末端アミノ酸配列が得られる。
Glu−Phe−Lys−Glu−Leu−Val−M
RP−146のN−末端に予想されるアミノ酸メチオニ
ンが欠けている。
ヒト胎盤の組繊細片を液体窒素中で凍結し、そして乳鉢
中で粉砕することにより細切する。この微細組織粉末の
2mlずつの幾つかのアリコートを30艷の0.1 M
 II!DTA 、 0.1 M Tris−HCji
!  (pH7,5)、1%サルコシル、0.3Mβ−
メルカプトエタノール及び1100p/mRのプロテイ
ナーゼに中で、ロータリーディスク上で穏和に溶解せし
めることによりDNAを単離する。塊の形成を防止する
ため、溶解緩衝液に加える前に粉末を微細シフターに通
す。28gのC5Cj2及び10■の臭化エチジウムを
加え、そしてVT50ペックマンローター中で4900
Orpmにて36時間の平衡遠心によりDNAをバンド
にする。このバンドを分離し、そしてイソアミルアルコ
ールにより臭化エチジウムを3四抽出する。DNAを1
000容量の10mM Tris−BCJ!  (pi
(7,5)及び0.5 mM EDTAに対して4℃に
て2日間にわたり十分に透析する。
24.2.皿皿清化 10〜15μgのヒト胎盤DNA (例24.1)を、
制限エンドヌクレアーゼBamHI 、旧ndIII、
EcoRI又はPstl(ヘーリンガー)により、製造
者の処方に従って37℃にて2時間完全消化する。制限
消化−物を、50mM Tris −アセテート(pH
8,0)及びl mM EDTA中0.6%アガロース
ゲル上の別々のスロットに負荷しくスロット当り10μ
g)、そしてこの緩衝液中で4℃、100■にて6時間
泳動せしめる。電気泳動の後、ゲルを臭化エチジウム(
5trg / ml水)により10分間染色し、そして
UV260nmトランスイルミネーターを用いて写真に
とる。
24.3.サザンブロソト 例24.2の染色されたゲルを260nmのUV照射に
5分間暴露して高分子量DNA分子の効率的な移行を可
能にする。次に、ゲルを、変性のために0、4 N N
aOH及びO,、6M Na(J!中で30分間インキ
ュベートし、そして中和のために0.5 M Tris
−HCJ!  (pH7,5)及び1.5 M NaC
A中で30分間インキュベートする。ゲルをガラス板上
に置いた後3MMワットマン紙にパックしそして20 
X SSC緩衝液(3MNaCA及び0.3 M珪酸ナ
トリウム)に浸漬する。2XSSCによりあらかじめ湿
した”GeneScreen plus”膜にューイン
グランドニュクレア)及び3MMワットマン祇の5 c
mパイルをゲル上に置き、室温にて18時間にわたり2
0 X SSCへの核酸の流動移行を許容する。
24.4. MRP−8cDNAブローフ゛とのハイフ
゛1 ゛イゼーション 全ヒト胎盤DNAのBamHI 、、EcoRI 、旧
ndlll及びPstI制限消化物を、ヒ−)MRP−
8cDNA (例8.3のクローン3)に相同な及び部
分的に関連する配列を含有する断片について試験する。
”GeneScreenplus”上の胎盤DNA断片
を低ストリンジエンシー及び高ストリンジエンシーにお
いてMRP−8cDNAの32p標識化プローブ(I,
2X 10 ’cpm/ pg”)とハイブリダイズせ
しめる。このプローブはクローン3 (例8.3)から
、369bpの断片を開裂せしめるPvu II / 
Pst I消化、及び例8.5に記載した二ツクトラン
スレーションにより調製される。DNA断片を伴う膜を
65℃にて5xSSC緩衝液、5×デンハート液、0.
1%SDS及び100g/mfのウシ胸腺音波処理キャ
リヤーDNA中で12時間、5〜10 X 1106c
p / mlのMRP−8cDNAプローブとハイブリ
ダイズせしめる。膜を65℃にて、0.1%SDSを含
有する6 xSSC、4xSSC、2xSSC。
1xssc及び0. I X5SC中で次々と洗浄し、
乾燥し、そしてオートラジオグラフィーに暴露する。
低ストリンジエンシーハイブリダイゼーションを同様に
して行うが、しかし65℃にて0.1%SDSを含有す
る6XSSC中でのみ洗浄を行う。
高ストリンジエンシー及び低ストリンジエンシーにおい
て強くハイブリダイズするDNA断片のみが観察される
。BamHI消化はハイブリダイズする18kb断片を
もたらし、旧ndI[Iは22kb断片を、EcoRI
は21kb断片を、そしてPstIは5kb断片をもた
らす。この結果は、MRP−8遺伝子がヒトゲノム中に
単一コピーとして存在することを強(示唆する。ゲノム
DNAが本当に完全消化されたか否かをチェックするた
め、対照サザンブロソトをヒト組織プラスミノーゲン活
性化因子cDNAプローブ(S、Priezner−D
egen、 B、Rajput及びE、Re1ch。
J、Biol、Chem、 1986、」旦、6972
) とハイブリダイズせしめる。Bam1l T 、E
coRI 、旧ndl[I及びPstl断片との公表さ
れたバンドパターンが確認される。
24.5. MRP−8゛  −を4  るゲノムクロ
ーンの見難 ヒトλシャロン4Aゲノムライブラリーをヒト胎児肝D
NAから制限エンドヌクレアーゼHaell[及びAl
uIにより限定された消化により造成する(R,M、L
awn、 E、F、Fr1tsch+ R,C,Par
ker、 G、BIake及びT、Maniatis+
 Ce1l、1978、■、1157−1174)。
このライブラリーを例24.4に記載したMRP−8c
DNAプローブによりスクリーニングする。600,0
00個の独立したファージスプラークをナイロン膜(P
all−Biodyne)に移行せしめ、そして標準的
方法(Maniatis、ハンドブック)に従って膜島
たり8X 106cpm32D N Aと二重にハイブ
リダイズせしめる。マスタープレートは4℃にて数ケ月
間維持される。6個の陽性プラークを拾い上げ、精製し
、そしてλDNAを単離してさらに分析する。DNAの
サザンブロソト分析は、6個すべての組換体ファージが
ファージヒトDNA挿入部上に完全な遺伝子を含有する
ことを示した。完全なMRP−8コード領域を含有する
5kbの長さのHpa I[DNA断片をファージスク
ローン3からC1a Iにより線状化された野性型pB
R322にサブクローニングしプラスミドpBRMRP
−8/ 3A−Hpa Hを生じさせる。
m  ブースミドBRMRP−8/3A−HaI[の配
置へ捉 配列決定方法を第4図に示し、そして配列決定された領
域をDNA配列決定方向を示す線と黒丸で示す。DNA
配列決定は、製造者(アメルシャム)の処方に従ってバ
クテリオファージM13単離鋳型上で行う。MRP−8
遺伝子の完全なDNA配列を両鎖上で読み取る。
MRP−8遺伝子は2個のイントロン(イントロン1及
び2)並びに3個のエクソン(エクソン1〜3)を含有
する。イントロン1はATG開始コドンから23ヌクレ
オチド上流の5′非翻訳領域を中断し、他方150bp
の長さのイントロン2はコード領域をアミノ部位W47
において中断する。非コードエクソン1は33bpの長
さを有する。エクソン2は164bpの長さを有し、ア
ミノ酸1〜47のMRP−8蛋白質をコードし、他方エ
クソン3は211bpの長さを有し、そしてアミノ酸4
8〜93(C−末端)をコードする。56bpの長さの
mRNAリーダー配列はCAP部位の33bp下流で4
84bpの長さのイントロン1により中断されている。
ポリ(A)付加部位までのmRNA )レーラーはクロ
ヌクレオチドの長さを有する。ポリ (A)付加部位は
全長MRP−8cDNA (例10)の3′末端DNA
配列から推定される。
MRP−8をコードする完全DNA配列及びフランキン
グDNA制御領域は式(■)に示される。制御DNA配
列及びイントロン−エクソン連結部を式(■)に要約す
る。遺伝子の5′末端において、主要MRP−8mRN
A CAP部位の29bp上流に5 ’ −TATAA
AA−3’プロモーター要素が見出される。3′末端に
おいて、アンバーコドンの53bρ下流にポリ(A)付
加シグナル5 ’ −AATAAA−3’が見出される
。確立されたGT/AG規則(R,Breathnac
h等、Proc、Nat、八cad、sci、IJsA
  、 1978、ヱ旦、 4853−4857)に一
致する保存されたスプライシング部位のほかに、イント
ロンはポリピリミジンストレッチ及びラリアト(Iar
iat)構造形成のための共通DNA配列を含有する。
例24.2の全ヒト胎盤DNAのBam)l I % 
EcoRI %HindIn及びPstl制限消化物を
、ヒトMRP−14cDNA(例9.3のクローンpM
RP−14−10)と相同であり且つ部分的に関連する
配列を含有する断片について試験する。” GeneS
creen”上の胎盤DNAを低ストリンジエンシー及
び高ストリンジエンシーにおいてMRP−14cDNA
の32p標識化プローブ(I,2X107cpm/ I
lg)とハイブリダイズせしめる。このプローブはクロ
ーンpMRP−14−10(例9.3)のプラスミドか
ら、364bpの断片を開裂せしめるBra m/Av
aI消化、及び例9.3に記載されているニックトラン
スレーションにより調製する。DNA断片を有する膜を
65℃において6XSSC緩衝液、5×デンハート溶液
、0.1%SDS及び1100p/−の音波処理された
ウシ胸腺キャリヤーDNA中で12時間にわたり5〜1
10X106cp/mj!の?IRP−14cDNAプ
ローブとハイブリダイズせしめる。膜を65℃にて0.
1%SDSを含有する6 X5SC。
4 xSSC、2xSSC、1xSSC、及び0.2 
X5SC中で次々と洗浄し、乾燥し、そしてオートラジ
オグラフィーのために暴露する。低ストリンジェンシー
ハイプリダイジェーションを同様にして行う。
但し、65℃にて0.1%SDSを含有する4XSSC
のみで洗浄する。
高ストリンジエンシー及び低ストリンジエンシーにおい
て、強くハイブリダイズするDNA断片のみが観察され
る。BamHI消化はハイブリダイズする11.6kb
断片をもたらし、Pstl消化は6kb断片をもたらす
。旧ndllI消化及びEcoRI消化はいずれも2種
類の断片、すなわち旧ndII[は5.7 kb及び3
.6kbの断片を、そしてBcoRIは5.4kb及び
2.7kbの断片をもたらす。この結果は、MRP−1
4遺伝子がヒトゲノム中に単一コピーとして存在するこ
とを強く示唆している。
26.2. MRP−14゛  云 を4  る゛ツム
クローンの単産 ヒトλシャロン4Aゲノムライブラリーをヒト胎児肝D
NAから造成し、そして例24.5に記載したようにし
てMRP−14cDNAプローブによりスクリーニング
する。600,000個の独立したファージスプラーク
を20枚のナイロン膜に移行せしめ、そして標準的方法
に従ってハイブリダイズせしめる。
5個の陽性プラークを拾い上げ、精製し、そしてλDN
Aを単離してさらに分析する。DNAのサザンブロソト
分析は4種類すべての組換ファージがファージヒトDN
A挿入部上に完全な遺伝子を含有することを示した。完
全なMRP−14コード領域を含有する6kb長のPs
t I  DNA断片をファージスシャロン2からPs
tIにより線状化された野性型pUC9ベクターに挿入
し、プラスミドpUcMRP−14/Pst6を生じさ
せる。
劃27.  ブースミド UCMRP−14Pst 6
の 1翫 配列決定方法を第5図に示し、そして配列決定された領
域をDNA配列決定方向を示す線及び黒目で示す。DN
A配列決定はバクテリオファージM13単離鋳型上での
及び二本鎖スーパーコイルDNA鋳型上でのジデオキシ
チェインターミネーション法によりMania’sのハ
ンドブックに従って行われる。MRP−14遺伝子のコ
ード領域は2個のイントロン、すなわちイントロン1及
びイントロン2により中断されている。イントロン1は
387bpの長さを有し、そしてATG開始コドンから
15bp上流の5′非翻訳領域を中断している。イント
ロン2は約2227bpの長さを有し、そしてアミノ酸
位置50においてコード領域を中断する。非コードエク
ソン1は28bpの長さを有する。エクソン2は165
bpの長さを有し、そしてMRP−14蛋白質のアミノ
酸1〜50をコードし、他方エクソン3は389bpの
長さを有し、そしてアミノ酸5l−115(COO)l
末端)をコードする。
MRP−14をコードする遺伝子の配列及びフランキン
グDNA制御領域を式(X)に示す。位置1737及び
2098の間で配列は知られていない。制御DNA配列
、及びイントロン−エクソン連結部は式(X)中に示さ
れている。遺伝子の5′末端において、5 ’ −TA
TAAAT−3’プロモーター要素力鉗RP−14 m
RNA CAP部位から29bp上流に見出される。
3′末端に、ポリ (A)付加シグナル5 ’ −AA
AT八八八九九へがオクラ(ochre)コドンの16
4bp下流に見出される。確立されたGT/AC規則(
R,Brea thnach等、Proc、Nat、A
cad、Sci、USA 、 1978、■、4853
−4857) と一致する保存されたスプライシング部
位のほかに、イントロンはポリピリミジンストレッチ及
びラリアト(lariat)構造の形成のための共通D
NA配列を含有する。
m        でのMRP−8の  のための発現
ベクターpCMVe/ MRP−8を標準的DNA操作
によって造成し、そして第6図に示す。このプラスミド
はE、コリ中での増幅のためのpBR322の複製開始
点及びアンピシリン耐性遺伝子を有する。
このプラスミドは、例24.5のプラスミドpBRMR
P−8/3A−HpalIからの4320bpのBam
HT /EcoRI  DNA断片を含有し、この断片
はMRP−8コード領域、並びに5′及び3 ’ DN
A制御要素を含有し、該プラスミドはさらに、DNA断
片からのAcc I部位(pBR322中の2246位
)と前記4320bpの長さのBamHI / Eco
RIからのBamHIとの間に位置する300bpの長
さのDNA断片上に非常に強力な構成的エンハンサ−の
形で真核性転写制御配列を含有する。
主要IEI遺伝子プロモーター9M+j!U(M 、 
B u s h a r t 。
p 、Tdebel、 に、JaIB1 、 K、1)
OF2(、h−Haes Ier 、 B、 F 1e
chens te in及びW、5chaffner、
 Ce1l 、1985、幻2.521−530)から
のこのヒト−サイトメガロウィルス(HCMV)は、標
準的DNA操作(Maniatisのハンドブック)に
よりプラスミドpBR322Acc Iから導びかれる
。プラスミドpBR322Ace Iは、pBR322
(J、G、5utcliffe。
Proc、Nat、Acad、Sci、tlSA  、
 1978、ヱ5、3737−3741)からの214
4bpの長さのAcc I /H4ndllI DNA
断片をXba Tリンカ−(バイオラプス社)を用いて
、pSV40−HCMV (組換体C4)をNCO■ニ
より切断することにより単離される300bpのl(C
MVエンハンサ−含有DNA断片に連結することにより
作られる。
300bpのNco Iエンハンサ−DNA断片は、)
ICMV主要IEI遺伝子プ転子−ター中のヌクレオチ
ド−262と−524の間の開始部位の上流の領域をカ
バーする。
発現ベクターpCMVe/MRP−14は標準的DNA
操作により造成され、そして第7図に示される。このプ
ラスミドは次の点を除き例28のプラスミドpCMVe
/ MRP−8と同一である。すなわち、このプラスミ
ドは例26.2のプラスミドpUCMRP−14/ P
st6に由来する6000bpのPst I DNA断
片を含有し、このものはMRP−14コード領域並びに
5′及び3′DNA制御要素を担持する。
MRP−8遺伝子及びMRP−14遺伝子を、DEAE
−デキストラン技法の変法(J、H,Cutchan及
びJ、Pagano。
J、Natl、Cancer In5t、 196B.
4L  351−357 ; J。
Banerji、L、01son及びW、5chaff
ner、Ce11.1983、益、729−740)に
より哺乳類細胞にトランスフェクトする。
30.1. CMVeMRP−8の 例28のプラスミドDNAをC3CI!/臭化工チジウ
ム密度勾配上で2同次々と精製し、そして10mM T
ris−H(J!及び1 mM EDTA(pH7,5
)中に再懸濁し、次に10mM Hepes (ギブコ
)を含有するDMEM (ギフ゛コ)中DEAE−デキ
ストラン(0,5mg/ml、ファルマシア、分子量5
X105)と混合して1 rig / mRのプラスミ
ドDNAの最高濃度にする。
この溶液を室温にて10分間インキュベートする。
遺伝子を有しないプラスミドを含有しない模擬対照を同
様に処理する。
CO3−7細胞(ATCCCRL 1651.5V−4
0ウイルスで形質転換されたアフリカ緑ザルの腎細胞、
Y。
Gluzman、 Ce1l、 1981.23.17
5−182)、Bowes細胞(RPMI 7272、
ヒト悪性黒色腫、D、C,Rijken及びり、Co1
1en、 J、Biol、Chem、、 1981、韮
、7035−7041) 、及びL−132細胞(AT
CCCCl2、ヒト胎児肺線維芽細胞、C,Davis
等、Fed、Proc、1960、■、386)を、9
6ウエルミクロタイタープレート又は10c+nペトリ
皿(ファルコン)中で、5〜10%のFe2 (ギブコ
)を含有するMEM中にプレートする。24時間後に、
細胞密度が60〜80%コンフルエンシーに達する。細
胞単層をDMEHにより2回すすぐ。プラスミドDNA
/DI!AE−デキストラン混合物を加える(ミクロタ
イタープレートのウェル当り50m、10cmペトリ皿
当り1.2mff1)。
細胞を37℃15%CO□にて30分間インキュベート
し、次に細胞のタイプに依存して37℃/7.5%CO
□にて90〜120分間インキュベートする。
細胞をDMEM中15v/v%DMSO(メルク)と共
にさらに90秒間インキュベートし、DMEMで2回す
すぎ、次に5 v / v%のFe2及び5mM酪酸ナ
トリウム(シグマ)を含有するLoom (ミクロタイ
ターウェル当り)又は10.(ld (ベトリ皿当り)
MEM中で37℃15%CO□にて12時間インキュベ
ートする。培地を5 v / v%のFe2を含有する
MEMに変える。48〜72時間後、トランスフェクト
された細胞をMRP−8の発現についてチェックする。
30.2.  CMVe  MRP−14の例29のプ
ラスミドDNAを精製し、DEAE−デキストランと混
合し、そして上記(例30.1)のようにしてL−13
2細胞に加える。L−132細胞を37℃/7.5%C
O,にて30分間インキュベートし、さらに上記の様に
して処理する。形質転換された細胞を48〜72時間後
MRP−14の発現についてチェックする。
以下余白 31LLX、■1月11沖で   れた門RP−8の付
す 7X10’個のL−132細胞を含有するペレットを、
トランスフェクション(例30.1)の48時間後、5
00μlのGuSCN緩衝液に再懸濁する。このGuS
CN溶液を無菌のディスポーザブル1−ピペットチップ
に数回通すことにより細胞をホモジナイズする。溶解し
た細胞をフェノールで処理し、そして標準的方法(Ma
niatisのハンドブック)に従って核酸を沈澱せし
める。核酸を遠心し、7.5艷の10mM Tris−
H(J!  (pH7,0)及びI mM EDTA中
に再溶解し、そして7.5gのCsCβ (メルク)に
加える。  C5Cj2溶液を、TST41 (I5m
l )超遠心ポリアロマ−チューブ中2m1.の5.7
 M C5(j2のクッション上に置く。コントロンT
ST410−ター中で290Orpm、 20℃にて1
6時間の後、RNA分子がペレット化される。C5(j
!クッションの上部に残るDNAを除去する。RNAペ
レットを2 mlの溶出緩衝液中に再溶解し、エタノー
ルで沈澱せしめ、100Il!の0.1%SDS中に再
懸濁し、そしてプライマー発現実験に使用する。濃度を
分光光度計により決定する。166個の細胞当り30〜
50μgのDNAである。
31.2.   ・ プライマーの8゜す式(■)のM
RP−8cDNAの131位〜150位に対して相補的
な500ngの合成DNAオリゴマー5′−GGCTC
GACCTCTTTCGGAAC−3’と完全MRP−
8cDNA配列(例10)を含有するM13単離鋳型1
 pgとの60分間にわたる60°Cでのアニーリング
により放射性プライマーを調製する。5ユニツトのKl
enowDNAポリメラーゼ(ベーリンガー)及び60
μCiの4種類の放射性標識されたα−”P−dNTP
を含有する溶液5OIJI中で室温にて30分間インキ
ュベートすることによりオリゴマーを延長する。5バの
追跡(chase)混合物(0,2mM dNTP)に
より15分間反応を追跡し、そして65℃に5分間置く
ことにより反応を停止せしめる。新しく合成されたDN
AをPvu IIにより開裂せしめ、そして反応混合物
を変性用8M尿素8%PAGEにより分離する。延長生
成物、すなわち6Bヌクレオチドの長さのDNA断片を
切り出し、そしてポリアクリルアミドゲルから溶出する
。合成されたプライマーの比活性は0.5 x 107
cpm/j1gである。
31.3. MRP−8mRNAの5′」I7) ?−
e 71’トランスフエクトされたヒトI、−132細
胞(例31.1)からの10鱈の全RNAを例31.2
の1×1106cpの合成プライマーと共に、エタノー
ルにより同時沈澱せしめる。核酸を、27パの無菌水及
び3μlの2.5 M  KCn中に、300分間置う
することにより再懸濁する。RNA及びプライマーを9
9℃にて3分間変性せしめ、そして60℃にて1時間ア
ニールせしめる。3濃度度の逆転写酵素緩衝液(60m
M Tris−HCj2 、 pH8,8,30mMM
gCffz 、30mM DTT)  30plを加え
、そして反応混合物を90μl中3mM dNTP混合
物に調整する。
10ユニツトの逆転写酵素(B RL)を加え、そして
反応混合物を37℃にて30分間インキユベートシ、次
に4111の0.5 M EDTA(pH7,5)によ
り停止せしめる。RNAを50mM NaOHによるア
ルカリ処理により65℃にて1時間加水分解する。
核酸を中和し、次にキャリヤーtRNAの存在下でエタ
ノールにより沈澱せしめる。核酸をホルムアミドサンプ
ル緩衝液(80%ホルムアミド、10mMNaOH,1
mM EDTA 、 0.1%キシレンシアツール、0
.1%ブロモフェノールブルー)中に再懸濁し、そして
延長されたプライマーをTBE緩衝液中DNA配列決定
8M尿素8%PAGE上で可視化する。
90%の延長されたRNA分子は5 ’ −TATAA
A八−3′制御因子の30bp下流に位置するデオキシ
アデノシンと共に同時泳動する。ヒト血液単核細胞から
単離されたポリ (A)RNAを上記と同じプライマー
を用いてアッセイする場合同じ結果が得られる。模擬ト
ランスフェクトされた細胞RNAをpCMVe/ MR
P−8で形質転換された細胞と同一の条件下でアッセイ
する場合、この様な延長された生成物は前者からは検出
されない。
細胞を確立された方法(J、 Briiggen等、C
ancerImmunol、Immunother、 
1983、■、200−205)を用いてグルタルアル
デヒドにより固定する。細胞単層をPBSで2回すすぎ
、そしてPBS中0.05V/V%のグルタルアルデヒ
ドと共に室温にて5分間インキュベートし、次にPBS
により2回すすぐ。
固定された細胞を、イムノパーオキシダーゼ法(J、 
Brueggen等、1983、前掲;  5uter
等、CancerImmunol、Immunothe
r、 1983、■、53−38)の変法を用いて次の
様にしてMRP−8の発現について試験する。IOV/
V%の正常豚(ギブコ)により非特異的結合をブロック
した後、細胞を単一特異的ラビット抗−MRP−8血清
(例34.1)と共に37℃にて30分間インキュベー
トする。細胞に結合した特異的抗体を西洋ワサビパーオ
キシダーゼ(DAKO)に接合されたブタ抗−ラビット
IgGと共に37℃にて30分間インキュベートする。
結合したパーオキシダーゼを、0.1M酢酸緩衝液(p
H5,2)中0.10V/V%のH2O2(メルク)及
び0.26W/V%の3−アミノ−9−エチルカルバゾ
ール(AEC1シグマ)と室温にて7分間反応せしめる
500個の細胞について顕微鏡観察により評価を行う。
MRP−8陽性細胞は赤く着色した沈澱を示す。
第1表は試験された細胞中の発現の%を示す。
MRP−8はヒト胎児肺細胞L−132中で高い%で発
現する。SV −40で形質転換されたサル腎細胞CO
5−7及びヒト悪性黒色腫細胞(Bowes)中で発現
は一層低い。模擬処理対照及び陰性対照は陰性である。
CO5−7サル  腎        1%Bo貨es
    ヒト  悪性黒色腫   〈1%31.5.]
i      テ     たMRP−8(Dつxスタ
ンプロフト 例30.1において記載したようにしてMRP−8によ
りトランスフェクトされた胎児肺細胞L−132を0.
05W/V%のトリプシン及び0.02W/V%のED
TA (ギブコ)により脱着せしめ、80×gでぺL/
 ット化し、そして20mM Tris−H(J! 、
 120mMNaCj! 、 5+nM  KCJ 、
 1.4mM Mg(OAc)z 、3.6mMCaC
l2.6.0mMβ−メルカプトエタノール及ヒ1 m
M PMSF(すべての試薬はビオラド製)を含有する
緩衝液中Q、5v/v%のNP −40又は0.IW/
V%のSDSにより氷上で15分間細胞溶解する。
細胞溶解物を48,000Xgにて60分間遠心し、そ
して上滑を5O3−PAGE (I5w/ V%; V
、に、Laen+mli+Nature 1970.2
27.6B0−6B5)により処理する。
スロット当り尋人される蛋白質の量は5X105個の細
胞に相当する。分離された蛋白質をニトロセルロース上
に電気的に移行せしめる(ミリホP;Towbin等、
 Proc、Nat、八cad、Sci、USΔ 、 
1979、76.4350)。テトロセルロースシート
に移行した蛋白質を45v/v%メタノール及びi 0
 V/V%酢酸中Q、1w/v%のアミドブランク(メ
ルク)により染色する。ニトロセルロースの未処理シー
トを、ラビット抗−MRP−8血清(例34.1)によ
り4℃にて14時間処理し、次に西洋ワサビパーオキシ
ダーゼに接合したブタ抗ラビットI g G (DAK
O)により処理する。結合したパーオキシダーゼをPB
S中に稀釈された0、 1%ozoz及び0.3W/V
%クロロナフトール(メルク)により7分間可視化する
。ラビット抗−MRP−8血清は、8kg/moj!の
分子量を示しそしてE、コリ又は酵母(例21)中で発
現された組換MRP−8蛋白質と同じ特徴を示す細胞溶
解物中の蛋白質バンドを認識する。
■↓1       で  されたMRP−14の肘鉄 例30.2の形質転換されたり、−132細胞を、例3
1.4の方法を用いて、グルタルアルデヒドで同定しそ
してMRP−14の発現について試験する。細胞を例3
5.1の単一特異的ラビット抗−MRP−14血清と共
にインキュベートする。500個の細胞について顕微鏡
観察により評価を行う。MRP−14陽性細胞は赤に着
色した沈澱を示す。MRP−14は、トランスフェクト
されたヒト胎児肺細胞L−132の75%において発現
される。模擬処理された対照及び陰性対照血清は陰性で
ある。
例30.2に記載したようにしてpCMVe/ MRP
−14によりトランスフェクトされた胎児肺細胞L−1
32を例31.5に記載したようにして細胞溶解し、そ
して細胞溶解物を5O3−PAGEにより処理する。分
離された蛋白質をニトロセルロース上に電気泳動的に移
行せしめ、そしてラビット抗−MRP−14抗体(例3
5.1)で4℃にて14時間処理し、次に西洋ワサビパ
ーオキシダーゼに接合したブタ抗−ラビットI g G
 (DAKO)により処理する。ラビット抗−MRP−
14血清は、14 kg/mobの分子量を示しそして
E、コリ又は酵母(例22)中で発現される組換MRP
−14蛋白質と同じ特徴を示す細胞溶解物内の蛋白質バ
ンドを認識する。
組換MRP−8又はMRP−14を生産する永久ヒトセ
ルラインの単離を行うため、G−418に対する耐性を
付与する優性選択マーカーTn5ネオマイシンを含むプ
ラスミドを、MRP−8遺伝子を含有するプラスミド又
はMRP−14遺伝子を含有するプラスミドと共に、ヒ
ト胎児肺細胞L−132上に、リン酸カルシウム法(F
、L、Graham及びA、J、van der Eb
Virology 1973.52.456−467 
 ;D、Picard及びW、5chaffner、 
 Proc、Natl、八cad、sci、LIsA、
1983、旦Ω、417−421)を用いて同時沈澱せ
しめる。
プラスミドpSV2neo(P、5outhern及び
P、Bery、+J、Mo1.App1.Genet、
 、 1982、上、327−341)と、pCMVe
/MRP−8(例28)又はpCMVe/ MRP−1
4(例29)とを1=5の比率で、10mM Tris
−HCI!、/1 mM EDTA(pH7,5)中で
混合する。0.1 M Hepes(ギブコ)を含有す
る等容量の0.5 M CaCA 、を添加し、そして
この混合物を22℃にて5分間インキュベートする。そ
の容量の2xHBS(0,05M Hepes、 0.
28M NaCl!、 0.75n+M NazHPO
n及び0.75mM NazHPOi)を2回添加して
4ttg/mlのpSV、neo及び20n/mlのp
CMVe/MRP−8又はpCMVe/ MRP−14
の最終濃度とし、そしてこの混合物を30分間氷上に置
く。10mのこの混合物を、96ウエルミクロタイター
プレート中100j11中に増殖したサブコンフルエン
トのL−132細胞(例30)に加える。細胞を37℃
15%CO□にて16時間インキュベートし、15 v
/v%DMSOにより10秒間処理し、5 v / v
%FC3及び5mM酪酸ナトリウムを含有するMEMを
再フィードし、37℃15%COzにて6時間インキュ
ベートし、MEMを再フィードし、そして37℃15%
Co2にて24時間インキュベートする。選択剤G−4
18(ギブコ)を1■/−の最終濃度に加える。
細胞を5日間培養し、トリプシン処理し、MEM15%
FC3中1:5の比率で96ウエルミクロタイタープレ
ートに分け、そして37°c15%CO□にてG−41
8と共にインキュベートする。
10日後、単一細胞コロニーを単離し、そして標準的方
法に従って増殖せしめて多量細胞培養物にする。例31
及び32に記載したようにしてMRP−8又はMRP−
14の発現について細胞を試験し、そして陽性クローン
を選択する。
JLL4LMRP−8に・ るポlクロー ル34.1
.−ビ・  −MRP−8パ サイズ排除クロマトグラフィー(例20.2)により精
製されたE、コリからの組換MRP−8(例12)によ
りラビットを免疫感作することによりラビット抗−MR
P−8血清を生じさせる。完全ソロインドアジュバント
(ギブコ)中0.5■の蛋白質を注射し、次に20日後
後不完全フロインドアジュバント中、5■の蛋白質を追
加免疫注射する。ラビット血清の力価を、確立された方
法に従って組換MRP−8によりコードされたマイクロ
タイタープレート中でエンザイム・リンクド・イムノソ
ルベント・アッセイ(ELISA)によりモニターする
。ウェスタンプロット試験によれば、未形質転換E、コ
リの細胞溶解物による消耗吸収(exhaustive
 absorption)の後、抗血清中残留する唯一
の反応性はMRP−8に対して向けられる。
4〜5■の精製された組換MRP−8(例20)を1−
のアフィーゲル10に製造者(ビオ−ラド、リソチモン
ド、カリホルニア)の方法を用いて連結することにより
MRP−8−チフィ−ゲル10イムノフドゾルベントカ
ラムを調製する。単一特異的ラビット抗−MRP−8血
清(例34)からの免疫グロブリンG(IgG)を50
%飽和の硫酸アンモニウムにより沈澱せしめる。沈澱を
PBS中に溶解し、そしてPBSに対して透析する。約
100mgのIgGを含有する透析された溶液15mf
iを10〜12me / 時の流速でイムノアフィニテ
ィーカラムにポンプを用いて通す。カラムをPBSlo
、4M塩化ナトリウムで洗浄することにより非特異的に
結合した物質を除去する。0.1Mグリシン−HCl2
  (pH2,5)を用いて特異的に結合したrgGを
溶出せしめる。抗体を含有する両分をプールし、IMT
risを加えて中和し、そしてPBSに対して透析する
。MRP−8に対して特異的なrgcが約4nw得られ
る。
M主iMRP−14に文するポリクローナル −35.
1. −ビ・・ト −MRP−14血−E、コリからの
精製された組換MRP−14(例22)によりラビット
を免疫感作することによりラビット抗−MRP−14血
清を生じさせる。完全フロインドアジュバント(ギブコ
)中0.5 Nの蛋白質を注射し、次に20日後に不完
全フロインドアジュバント中0.5■の蛋白質を追加免
疫注射する。ラビット血清の力価を、確立された方法に
従って組換MRP−14でコートされたミクロタイター
プレート中でエンザイム・リンクド・イムノソルベント
・ア・ソセイ(ELISA)によりモニターする。ウェ
スタンプロットの試験によれば、未形質転換E、コリの
細胞溶解物による消耗吸収の後、清血清中に残る唯一の
活性はMRP−14に対して向けられる。
35.2.押ム月ぶ)巳J3  ・なラビット  のイ
例34.2に記載したのと同様にして、組換MRP−1
4=アフィーゲル10イムノアトゾルベントカラムを調
製し、そして単一特異的ラビット抗−MRP−14血清
からのラビット抗−MRP−14IgGの単離に使用す
る。MRP−14に対して特異的なIgG約3.2■が
得られる。
36.1.免覗勲りY汰 3匹の雌性Ba1b/cマウスに、完全フロインドアジ
ュバント中0.1 mgO組換MRP−8(例12;例
20.2と同様にして精製したもの)を腹腔内注射し、
次に14日間隔で2回、不完全フロインドアジュバント
中0.05■のMRP−8を追免疫注射する。6週間後
、生理食塩水中0.05nwのMRP−8を注射し、そ
して4日後にマウスを殺す。
以下余白 36.2.   助人 びハイブリ【−19亀離すべて
の融合実験を確立された方法(G 、 Koeh I 
er及びC,Milstein、 Nature、 1
976、」固、495)に従って非水泌性骨髄腫細胞系
P3 X 63−八g8.653(ATCCItCRL
 1580)を用いて行う。10°個の肺細胞を、35
W/V%のポリエチレングリコール(PEG4000、
メルク)及び15%のジメチルスルホキシド(メルク)
の存在下で107個の骨髄腫細胞と融合せしめる。融合
混合物を、フィーダー細胞としてマウス腹腔滲出細胞を
収容するミクロクイタープレート(ファルコン)の12
00個のウェル中の標準HAT選択培地(20%FC3
,ギブコ)中に分配する。10〜14日後、増殖中のハ
イブリドーマの上清をサンドイッチELISA(例40
.2)によりMRP−8への結合について試験する。試
験した633個のハイブリドーマ上清の内48個がこの
アッセイにおいて強く陽性であった。適当なハイブリド
ーマを、限界稀釈法により少なくとも2回再クローニン
グする。
以下余白 JLLL  門RP−8に・ るモノクロ−ル  の″
37.1.華離及U猜製 8〜10週令のBa1b/cマウスを0.3艷のブリス
タン(アルドリッチ)により腹腔内(i、p、)前処理
する。2〜3週間後、5〜10 X 106のクローン
化ハイブリドーマ細胞及び0.2 mのプリスタンをi
、p、注射する。8〜10週間後に腹水を集め、800
Xgで遠心分離し、そして−80°Cにて貯蔵する。
他の方法として、ハイブリドーマをハイブリドーマ培地
(ギブコ)を用いて大規模にインビトロ増殖せしめる。
上清を800Xgにて遠心し、0.45陣ナルゲン(N
algene)により濾過し、そして−80°Cにて貯
蔵する。
0.9容量の飽和硫酸アンモニウムを0℃にて滴加する
ことにより粗免疫グロブリンを沈澱せしめ、次に20m
M Tris−H吐、50mM NaC7!  (pH
7,9)中に溶Hする。ビオ−ラドのアフィゲル・プロ
ティンA MAPSキットを用いてIgG画分を得る。
溶出したIgG画分を硫酸アンモニウムにより再度沈澱
せしめ、そして10■/−の濃度でPBS中に溶解し、
そして同じ緩衝液に対して透析する。
37.2.豊敗仕仇 選択されたハイブリドーマ8−5C2及び8−10D7
により生産された抗体をその特異性について、ラビット
抗−MRP−8及び抗−MRP−14を用いるサンドイ
ッチ型ELISA(例40及び42 ) 、MRP−8
及びMRP−14についてのウェスタンプロット(例3
1.5及び32.2) 、並びにMRP−8及びMRP
−14についての単一細胞アッセイ (例31.4及び
32.1)において試験する。モノクローナル抗体8−
5C2及び8−10D7は、EP 162,812のM
IF 8kD、及びE。
コリ(例12)、酵母(例19)及びトランスフェクト
された胎児肺細胞L〜132において発現された組換M
RP−8を選択的に認識するが、しかし天然のもしくは
組換?IRP−14又は他の蛋白質とは交叉反応しない
。認識されるエピトープは5DS−安定である。
モノクローナル抗体のサブクラスは標準的方法(J、B
ruggen等、Cancer Immunol、Im
munothor、1983、■、200)に従って決
定され、そして8−5C2及び8−10D7の両者とも
Igc+であることが見出された。
Ba1b/cマウスを完全フロインドアジュバント中0
.1 mgのE、コリ由来組換MRP−14(例13;
例22に従って精製したもの)により免疫感作し、次に
14日の間隔で2回、不完全フロインドアジュバント中
0.05■のMRP−14の追加免疫注射する。
6週間後、生理食塩水中0.05■のMRP−14を注
射する。4日後、免疫感作されたマウスの肺細胞を集め
、そしてマウス骨髄腫細胞P3 X 63− Ag8.
653(ATCC隘CRL 1580)と融合せしめ、
そして生ずるハイブリドーマ細胞を例36に記載したよ
うにしてスクリーニングする。試験した420個のハイ
ブリドーマ上清の内、例42のサンドイッチ型エリサに
おいて27が陽性であった。適当なハイブリドーマを限
界稀釈性により少なくとも2回再クロ−ニングする。
例38の選択されたハイブリドーマ細胞を、例37.1
において記載したインビボ増殖又はインビトロ培養する
。沈澱したIgG画分をアフィゲル−プロティンA M
APSキットを用いて精製し、硫酸アンモニウムで再び
沈澱せしめ、PBS中に10■/−の濃度に溶解し、P
BSに対して透析し、そして−80℃にて貯蔵する。
選択されたハイブリドーマ14−6B2及び14−19
C9により生産された抗体をその特異性について、例3
7.2において記載したようにサンドインチ型ELIS
A 、ウェスタンプロット及び単一細胞アッセイにおい
て試験する。モノクローナル抗体14−6B2及び14
−19C9は天然MRP−14、FIRP−14’、組
換MRP−14及びMRP−14dを選択的に認識する
が、しかしFIRP−8又は他の蛋白質と交叉反応しな
い。
モノクローナル抗体14−6 B 2及び14−19C
9のサブクラスはIgGt と決定される。
(22B) 捌40.ffJ−イムノア・セイ(ELISA  によ
る1■のポリクローナル−ラビット抗−MRP−8抗体
(例34 )又はモノクローナル抗体8−5C2(例3
7)と0.1■のビオチン−X−NH3(カルビオケム
)を、■−の0. I M Hepes緩衝液(pH8
,0)中で4℃にて4時間、Lerner等(J 、 
Exp、 Med。
1980、」、1085)の方法の変法に従って反応せ
しめる。ビオチン化された抗体を4℃にてPBSに対し
て透析し、そして−80℃にて貯蔵する。
ミクロタイタープレート(NUNCFl)を0.05M
炭酸塩緩衝液(pH9,6)中側34.2のアフィニテ
ィー精製されたラビット抗−MRP−8抗体(5pg 
/ ml )を50μl/ウエルでコートし、そして4
℃にて一夜インキユヘートする。コートされたプレート
は2週間貯蔵することができる。非特異的部位を0.2
%のゼラチン及び1%のBSA (セルバ)を含有する
PBSにより37℃にて1時間ブロックした後、50I
ll/ウエルの稀釈シリーズのMRP−8(例20.2
.0.1〜50ng/mjり及び50μg/ウェルの稀
釈シリーズの試験サンプル〔0,2%ゼラチン、1%B
SA及び0.05%トウィーン20 (ビオ−ラド)を
含有するPBS中〕を加え、そして4℃にて一夜インキ
ユベートする。0.05%のトウィーン20を含有する
PBSですすいだ後、PBS中例中側、1のビオチン化
うビット抗−MRP−8(Igg/ml)、0.2%ゼ
ラチン及び0.05%トウィーン20を37℃にて1時
間インキュベートし、次にストレプトアビジン−パーオ
キシダーゼ(B RL)により37℃にて30分間処理
する。PBS及び0.05%トウィーン20すすいだ後
、0.05Mクエン酸緩衝液(pH4,0)中に溶解し
た0、064 v / v%の8202 (メルク)及
び2.2′−アジノービス−(3−エチルベンズチアゾ
リンスルホン酸)〔^BTS、0.54mg/m1(W
/ v) 、ヘーリンカーマンハイム〕を用いて、結合
したパーオキシダーゼを発色せしめる。37°Cにて3
0分間の後、8チャンネル光度計(フロラ)を用いて4
15nmにて光学濃度を測定する。
このアッセイは、ヒト単球の細胞溶解物中、MRP−8
でトランスフェクトされた胎児肺細胞L−132(例3
1)中、並びにヒト患者及び正常対照者の血漿サンプル
中、50pg7m1以上のMRP−8を検出する。
ビオチン化うビット抗−MRP−8の代りにビオチン化
マウスモノクローナル抗体8−5C2(lx/−)を用
いることができる。
アッセイ方法は例40.2と同様であるが、ただし、ミ
クロタイタープレートをまずモノクローナル抗体8−1
0D 7  (I0pg/ml>でコートする。非特異
的部位をブロックした後、被験サンプル及びMRP−8
の標準液を加え、そして次にビオチン化抗体8 ” 5
 C2(Ittg/ml> と反応せしめる。他の操作
は前記の通りである。
ビオチン化モノクローナル抗体8−5C2の代りにビオ
チン化うビット抗−MRP−8を用いることができる。
アッセイ方法は例40.2に記載した通りである。
捕捉抗体として8−10D7(又は8−5C2)(I0
■/−)をミクロタイタープレート上にコートする。非
特異的部位をブロックした後、被験サンプル及びMRP
−8を含有する標準溶液を添加し、そして次にラビット
抗−MRP−8と反応せしめる。
結合したラビット抗体を種特異的ヤギ抗−ラピッ)1g
−パーオキシダーゼ接合体(DIANOVへ)により検
出し、さらに例40.2のようにして処理する。
同様のアッセイにおいては、コートするためにポリクロ
ーナル−ラビット抗−MRP−8を使用し、次に被験サ
ンプルで処理し、次にモノクローナル抗体8−5C2又
は8−10D?で処理する。結合したマウス抗体を種特
異的ヤギ抗−マウスIg−パーオキシダーゼ接合体(D
IANOVA)と反応せしめる。
■↓1.  MRP−8のためにサンドイッチELIS
A  キJ上 例40.2のサンドイッチELISへのためのキットは
次のものを含む。
1)ミクロタイタープレート(NUNCFI)2)0.
05M炭酸塩緩衝液(pH9,6)中アフィニティー精
製されたラビット抗= MRP−8ポリクローナル抗体(5■/−;例34.2
)             10d3)0.05%の
トウィーン20を含有するPBS中組換MRP−8標準
溶液(I■/d)1.0m1 4 a) PBS (pH7,4) 、0.2%ゼラチ
ン、1%BSA、0.05%トウィーン20中ビオチン
化ラビット−抗− MRP−8(Ittg/ rd ;例40.1)   
    10+d又は 4b) PBS (pH7,4) 、0.2%ゼラチン
、1%BSA、0.05%トウィーン20中ビオチン化
モノクローナル抗 体8 5 C2(Ittg/ml)     LOm1
5)PBS (pH7,4) 、2%ゼラチン、1%B
SA、0.05%トウィーン20中ストレプトアビジン
−パーオキシ ダーゼ(B RL) 1 : 2000    10m
16)PBS、0.05%トウィーン20   200
艷7) PBS (pH7,4) 、0.2%ゼラチン
、1%BSAS0.05%トウィーン20      
        200yn18)0.05Mクエン酸
緩衝液(pH4,0)中ABTS (0,54mg’/
 ml)及び0.064%H2O240m1 9)換算曲線 10)説明書。
例40.3のサンドイッチ型ELISAのための試験キ
ットは前記の要素を含むが次の点で異る。
2)モノクローナル抗体8−10D7 (I0ttg/ ml)10m1 4a)ビオチン化モノクローナル抗 体8 5C2(Ig/mlり     10+d又は 4b)ビオチン化ポリクローナル− ラビット抗=MRP−8抗体(II!g/ml)  ’
              10−例40.4のサン
ドイッチ型ELISAのための試験キットは前記と同じ
要素を含むが、次の点で異る。
2a)モノクローナル抗体8−10D 7又は8 5C2(I0g/+++Fり   10m1
又は 2b)アフィニティー精製されたポ リクローナル−ラビット抗− MRP−8抗体(5pg/ me)       10
+d4a)ポリクローナル−ラビット 抗=MRP−8抗体(Itnr/ mlり     1
0m1及び 以下余白 5a)ヤギ抗−ラビットrg−パ ーオキシダーゼ接合体1 : 5000    LM又
は 4b)モノクローナル抗El−5C2 (I■/ml)10ml 及び 5b)ヤギ抗−マウスIg−パーオ キシダーゼ接合体1 : 5000     10dポ
リクローナル−ラビット抗−MRP−14抗体(例35
)、又はモノクローナル抗体14−6B2もしくは14
−19C9(例39)を例40.1に記載したようにし
てビオチン化する。
例40.2又は40.4に記載したようにしてMRP−
14の検出のためのサンドイッチ型ELrSAを行う。
ただし、ポリクローナル抗体抗−?IRP−8の代りに
ポリクローナル抗体抗MRP−14を使用し、そしてモ
ノクローナル抗体8−10D7又は8−5C2の代りに
モノクローナル抗体14−6B2又は1.4−1’9 
C9を使用する。標準溶液は例22のMRP−14から
調製する(0.1〜1100n/ ml )。
血漿中のMRP−14の測定のため、ヘパリンと共に採
取した血漿サンプルをすぐに1mMフェニルメタンスル
ホニルフルオリド(PMSF、フル力)にし、そして−
80℃にて貯蔵する。分析のため、サンプルを1:5〜
1 : 10,000に稀釈し、そして前記のサンドイ
ッチアッセイにおいて試験する。
ポリクローナル抗−MRP−14抗体、及びビオチン化
抗−MRP−14又はビオチン化モノクローナル抗体1
4−6B2を用いる例42のサンドイッチELISAの
ための試験キットは次のものを含む。
■)ミクロタイタープレート(NUNCFI)2)0.
05M炭酸塩緩衝液(pH9,6)中アフィニティー精
製されたラビット抗 −MRP−14ポリクローナル抗体(5μg/−1例3
5.2)            10d以下余白 3)0.05%トウィーン20を含有するPBS中組換
MRP−14標準溶液(I■/mR>        
      1.0mR4a)PBS (pH7,4)
 、0.2%ゼラチン、1%BSA、0.05%トウィ
ーン中ビオチン化ラビット−抗−MRP−14(Ipg
/ mj)             10m1又は 4 b) PBS (p)17.4) 、0.2%ゼラ
チン、1%BSA、0.05%トウィーン20中ビオチ
ン化モノクローナル抗 体14 6 B 2 (I N/ ++d!>    
  10mR5)PBS  (pl(7,4) 、2%
ゼラチン、1%BSA、0.05%トウィーン20中ス
トレプトアビジン−パーオキシ ダーゼ(B RL) 1 : 2000    10m
R6)PBS、0.05%トウィーン20   200
me7)PBS  (pH7,4) 、0.2%ゼラチ
ン、1%BSA、0.05%トウィーン20200mε 8)0.05Mクエン酸緩衝液(pH4,0)中ABT
S (0,54■/−)及び0.064%H2O240
艷 9)換算曲線 10)説明書。
ビオチン化ポリクローナル抗体又はモノクローナル抗体
、及びストレプトアビジン−パーオキシダーゼ接合体(
4及び5)の代りに、ポリクローナル抗体又はモノクロ
ーナル抗体それ自体、及び種特異的抗−1g血清−バー
オキシダーゼ接合体(例41のごとく)を使用すること
ができる。
!WLL4.MU    のた、めの ″す20ONの
例20.5のMRP−8又は例22.3のMRP−14
を3 mlの5Nヒト血清アルブミンに溶解する。生ず
る溶液を細菌学的フィルターに通し、そして濾過された
溶液を無菌条件下で10本のバイアルに分ける。これら
のバイアルは、例えば−20℃において冷所に貯蔵する
のが好ましい。
【図面の簡単な説明】
及び非還元条件F(’F3)?’吻5DS−PAGEの
ポリアクリルアシドゲルを示す。レーン1及び2二分子
量マーカー;レーン3:例1.1.のIC5アフイニテ
イーカラムから溶出した全蛋白質;レーン4〜10:1
fPLC画分1〜■。 第2図は、クローン3から単離された式(■)のMRP
−8のcDNAを模式的に示す。パートAにはコード領
域が示されている。丸で囲んだ数字はクローン3のcD
NAと他のクローンから単離されたcDNAで異る塩基
の位置、及び例10において検討した他の特定の特徴を
示す。レーンBは配列決定のために使用された制限部位
の位置を示す。パートCは配列決定の方策を要約したも
のであり、制限部位における配列の開始(垂直の線)及
び終止(矢じり)、明瞭な配列の終止(点)及び各クロ
ーンのDNAの終点(クロス印)を示す。数値は異るク
ローンの番号を示し、文字は配列決定法(S:Sang
er法、MG : Maxam G11bert法)を
示す。 第3図は、式(IX)のMRP−14のcDNAを模式
的に示し、コード領域(レーンA)、配列決定に使用さ
れた制限部位の位置(レーンB)、並びにクローン肝P
−14−10、クローンMRP−14−16及びクロー
ンMRP〜14−15.18及び19に適用された配列
決定法(レーンC)を示す(例11)。 第4図は、式(■) (MRP−3)のゲノムDNAを
模式的に示す。下方のレーンは配列決定に使用した制限
部位の位置、エクソン1.2及び3の位置(箱)並びに
トリプレットATB及びTAG間のコード配列(黒N)
を示す。上方のレーンは配列決定法を要約するものであ
り、制限部位における配列の開始及び読取可能配列の終
止又は制限部位における配列の終止を示す。配列決定法
はSanger及びCoulsonに従った。 第5図は、式(X ) (MRP−14)のゲノムDN
Aを模式的に示す。エクソン1.2及び3(箱)の、並
びにトリプレットATG及びTAA間のコード配列(黒
箱)の制限部位の位置を示す。配列決定法は矢印から演
鐸することができる。配列は制限部位(矢印の始め)か
ら次の制限部位又は読み取り可能な配列の終点まで読み
取られた。Sanger及びCoulsonの配列決定
法が使用された。 第6図は、プラスミドpCMVe / MRP−8の制
限地図を、複製開始点Or+、アンピシリン耐性遺伝子
Amp” 、ヒトCMVエンハンサ−及びMRP−8を
コードする遺伝子の3個のエクソンの相対的の位置と共
に示す。 第7図は、プラスミドI)CMVe/ MRP−14の
制限地図を、複製開始点Ori、アンピシリン耐性遺伝
子(Amp” ) 、ヒトCMVエンハンサー1MRP
−14プロモーター領域及びMRP−14の3個のエク
ソンの相対位置と共に示す。 第8図は、39人の正常な健康な捉供者(A)、及び合
計18人ののう包性繊維症(CF)(白丸はホモ接合体
、黒丸はへテロ接合体)(B)のMRP−14の血漿中
濃度を示す。MRP−14の濃度n g / mRの対
数スケールで示す。ヘパリンと共に採取した血漿サンプ
ルを1mMフェニルメタンスルホニルフルオリドに調整
し、そして例35のMRP−14に対するポリクローナ
ル抗体を用いる例42のサンドイッチELISAにより
二連で試験した。 ニEEii:IA IA) j阿1B 二TI51 手続補正書く方式) 昭和63年1月6 日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第24816B号 2、発明の名称 新規リンホカイン関連ペプチド 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 名称 チバーガイギー アクチェンゲゼルシャフト4、
代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5、
補正命令の日付 昭和62年12月22日(発送日) 7く;〉、 6、補正の対象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄 7、補正の内容 明細書第239頁第20行目「第1図(A)。 (B)は、」を「第1A図、及び第1B図は、」に補正
する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、見かけ分子量約8kD又は約14kDのヒトマクロ
    ファージ遊走阻止因子関連ペプチド(MRP)、又はそ
    の変異体、断片もしくは誘導体。 2、次の式( I ): 【アミノ酸配列があります】( I ) (式中、Z_1は水素、アシル又はアミノ酸残基メチオ
    ニンである、) で表わされる特許請求の範囲第1項に記載のヒトマクロ
    ファージ遊走阻止因子関連ペプチド、又はその変異体、
    断片もしくは誘導体。 3、次の式(II): 【アミノ酸配列があります】(II) (式中、Z_2は水素、アシル、又は1〜5個のアミノ
    酸から成る場合によってはアシル化されているペプチド
    残基である、) で表わされる特許請求の範囲第1項に記載のヒトマクロ
    ファージ遊走阻止因子関連ペプチド、又はその変異体、
    断片もしくは誘導体。 4、Z_1が水素、アセチル、又はアミノ酸残基メチオ
    ニン(Met)である特許請求の範囲第2項に記載の式
    ( I )のヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチ
    ドMRP−8。 5、Z_1がMetである特許請求の範囲第2項に記載
    の式( I )のヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペ
    プチドMRP−8。 6、Z_2が水素、アセチル、Met−、Thr−Cy
    s−Lys−Met−、Met−Thr−Cys−Ly
    s−Met−又はアセチル−Thr−Cys−Lys−
    Met−である特許請求の範囲第3項に記載の式(II)
    のヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチドMRP
    −14。 7、Z_2が水素、又はThr−Cys−Lys−Me
    t−である特許請求の範囲第3項に記載の式(II)のヒ
    トマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチドMRP−1
    4。 8、式( I )の化合物の1個、2個又は3個の単一の
    アミノ酸が異るアミノ酸又は結合により置き換えられて
    いる、特許請求の範囲第2項に記載の式( I )のMR
    P−8の変異体。 9、20個以上の連続するアミノ酸を含んで成る特許請
    求の範囲第2項に記載の式( I )のMRP−8の断片
    。 10、アミノ及び/又はヒドロキシ官能基がグリコシル
    化されている特許請求の範囲第2項に記載の式( I )
    のMRP−8の誘導体。 11、Z_1がMetであり、そしてシステイン残基の
    メルカプト基が酸化された形態にあって分子間S−S橋
    を提供している特許請求の範囲第2項に記載の式( I
    )のMRP−8のダイマー。 12、式(II)の化合物の1個、2個又は3個の単一の
    アミノ酸が異るアミノ酸又は結合により置き換えられて
    いる、特許請求の範囲第3項に記載の式(II)のMRP
    −14の変異体。 13、20個以上の連続するアミノ酸を含んで成る特許
    請求の範囲第3項に記載の式(II)のMRP−14の断
    片。 14、アミノ及び/又はヒドロキシ官能基がグリコシル
    化されている特許請求の範囲第3項に記載の式(II)の
    MRP−14の誘導体。 15、Z_2がThr−Cys−Lys−Met−であ
    り、そしてシステイン残基が酸化された形態にあって分
    子間S−S橋を提供している特許請求の範囲第3項に記
    載の式(II)のMRP−14のダイマー。 16、システイン残基のメルカプト基が酸化された形態
    にあって分子間S−S橋を形成している、Z_1がMe
    tである式( I )のMRP−8とZ_2がThr−C
    ys−Lys−Met−である式(II)のMRP−14
    との、特許請求の範囲第1項に記載のダイマー。 17、見かけ分子量約8kD又は約14kDのヒトマク
    ロファージ遊走阻止因子関連ペプチド、又はその変異体
    、断片もしくは誘導体の製造方法であって、目的の化合
    物を含有する溶液をクロマトグラフ法により精製し、そ
    して該化合物を単離し、そして所望によりそれから断片
    又は誘導体を調製することを特徴とする方法。 18、前記目的化合物を含有する溶液が、刺激された正
    常ヒトリンパ球の又は遺伝子操作された微生物もしくは
    永久哺乳類セルラインの前精製された抽出物、細胞上清
    又は培養濾液である、特許請求の範囲第17項に記載の
    方法。 19、前記クロマトグラフ精製法がイオン交換クロマト
    グラフィー、逆相高速液体クロマトグラフィー、ゲル濾
    過、アフィニティークロマトグラフィー、ヒドロキシア
    パタイト上でのクロマトグラフィー、疎水性相互作用ク
    ロマトグラフィー又はこれらの組合わせから選択される
    、特許請求の範囲第17項に記載の方法。 20、目的化合物を含有する溶液を、異種性ポリペプチ
    ドの発現を許容する条件下で、式( I )又は(II)の
    ペプチド、又はその変異体もしくは誘導体を発現する形
    質転換された宿主を培養することにより得る、特許請求
    の範囲第17項に記載の方法。 21、次の段階: a)式( I )もしくは(II)の化合物又はその断片を
    コードするDNAをヒト細胞のcDNA又はゲノムDN
    Aライブラリーから単離しそして場合によってはそれを
    変異せしめるか、又はそのようなDNAを化学的に合成
    し; b)該DNAを適当な発現ベクターに導入し; c)該得られたハイブリドベクターを受容宿主に移行せ
    しめ; d)形質転換された宿主のみが生存する条件下で培養す
    ることにより未形質転換宿主から形質転換された宿主を
    選択し; e)異種性ポリペプチドの発現を許容する条件下で、形
    質転換された宿主を培養し;そして f)式( I )もしくは(II)の化合物又はその変異体
    、断片もしくは誘導体を単離し; そして所望により、式( I )もしくは(II)の化合物
    又はその変異体もしくは断片を誘導体にする;を含んで
    成る特許請求の範囲第20項に記載の方法。 22、式( I )もしくは(II)の化合物又はその変異
    体もしくは断片をコードし、少なくとも15ヌクレオチ
    ドを含んで成るDNA。 23、次の式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、 Y_1はプロモーター配列を含有する12ヌクレオチド
    以上のフランキングDNA残基であり; Y_2はY^M−Y^T−Y^C−Y^Xであるか、又
    は存在せず; Y_3は1ヌクレオチド以上のフランキングDNA残基
    であるか、又は存在せず; Y^Aはアラニン(A又はAla)をコードし、そして
    GCT、GCC、GCA又はGCGであり; Y^Cはシステイン(C又はCys)をコードし、そし
    てTGT又はTGCであり; Y^Dはアスパラギン酸(D又はAsp)をコードし、
    そしてGAT又はGACであり; Y^Eはグルタミン酸(E又はGlu)をコードし、そ
    してGAA又はGAGであり; Y^Fはフェニルアラニン(F又はPhe)をコードし
    、そしてTTT又はTTCであり; Y^Gはグリシン(G又はGly)をコードし、そして
    GGΥ、GGC、GGA又はGGGであり; Y^Hはヒスチジン(H又はHis)をコードし、そし
    てCAT又はCACであり; Y^Iはイソロイシン(I又はIle)をコードし、そ
    してATT、ATC又はATAであり; Y^Kはリジン(K又はLys)をコードし、そしてA
    AA又はAAGであり; Y^Lはロイシン(L又はLeu)をコードし、そして
    TTA、TTG、CTT、CTC、CTA又はCTGで
    あり; Y^Mはメチオニン(M又はMet)をコードし、そし
    てATGであり; Y^Nはアスパラギン(N又はAsn)をコードし、そ
    してAAT又はAACであり; Y^Pはプロリン(P又はPro)をコードし、そして
    CCT、CCC、CCA又はCCGであり; Y^Qはグルタミン(Q又はGln)をコードし、そし
    てCAA又はCAGであり; Y^Rはアルギニン(R又はArg)をコードし、そし
    てCGT、CGC、CGA、CGG、AGA又はAGG
    であり; Y^Sはセリン(S又はSer)をコードし、そしてT
    CT、TCC、TCA、ΥCG、AGT又はAGCであ
    り; Y^Tはトレオニン(T又はThr)をコードし、そし
    てACT、ACC、ACA又はACGであり; Y^Vはバリン(V又はVal)をコードし、そしてG
    TT、GTC、GTA又はGTGであり; Y^Wはトリプトファン(W又はTrp)をコードし、
    そしてTGGであり; Y^Yはチロシン(Y又はTyr)をコードし、そして
    TAT又はTACであり;そして Y^*は終止コドンTAA、TAG又はTGAである、
    〕 で表わされるMRP−8をコードする特許請求の範囲第
    22項に記載のDNA、式(III)のDNAとこれに対
    して相補的なDNAとから成る二本鎖DNA、該相補的
    DNA自体、式(III)のDNAを1個又は2個のイン
    トロンが中断しているゲノムDNA、1個、2個、3個
    もしくは4個のヌクレオチドが変異しているこれらのD
    NAの変異体、又は少なくとも15ヌクレオチドを含ん
    で成るこれらのDNAの断片。 24、次の式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) 〔式中、 Y_1はプロモーターを含有する12ヌクレオチド以上
    のフランキングDNA配列であり; Y_2はY^M−Y^T−Y^C−Y^Kであるか、又
    は存在せず; Y_3は1ヌクレオチド以上のフランキングDNA配列
    であるか、又は存在せず; Y^Aはアラニン(A又はAla)をコードし、そして
    GCT、GCC、GCA又はGCGであり; Y^Cはシステイン(C又はCys)をコードし、そし
    てTGT又はTGCであり; Y^Dはアスパラギン酸(D又はAsp)をコードし、
    そしてGAT又はGACであり; Y^Eはグルタミン酸(E又はGlu)をコードし、そ
    してGAA又はGAGであり; Y^Fはフェニルアラニン(F又はPhe)をコードし
    、そしてTTT又はTTCであり; Y^Gはグリシン(G又はGly)をコードし、そして
    GGT、GGC、GGA又はGGGであり; Y^Hはヒスチジン(H又はHis)をコードし、そし
    てCAT又はCACであり; Y^Iはイソロイシン(I又はIle)をコードし、そ
    してATT、ATC又はATAであり; Y^Kはリジン(K又はLys)をコードし、そしてA
    AA又はAAGであり; Y^Lはロイシン(L又はLeu)をコードし、そして
    TTA、TTG、CTT、CTC、CTA又はCTGで
    あり; Y^Mはメチオニン(M又はMet)をコードし、そし
    てATGであり; Y^Nはアスパラギン(N又はAsn)をコードし、そ
    してAAT又はAACであり; Y^Pはプロリン(P又はPro)をコードし、そして
    CCT、CCC、CCA又はCCGであり; Y^Qはグルタミン(Q又はGln)をコードし、そし
    てCAA又はCAGであり; Y^Rはアルギニン(R又はArg)をコードし、そし
    てCGT、CGC、CGA、CGG、AGA又はAGG
    であり; Y^Sはセリン(S又はSer)をコードし、そしてT
    CT、TCC、TCA、TCG、AGT又はAGCであ
    り; Y^Tはトレオニン(T又はThr)をコードし、そし
    てACT、ACC、ACA又はACGであり; Y^Vはバリン(V又はVal)をコードし、そしてG
    TT、GTC、GTA又はGTGであり; Y^Wはトリプトファン(W又はTrp)をコードし、
    そしてTGGであり; Y^Yはチロシン(Y又はTyr)をコードし、そして
    TAT又はTACであり;そして Y^*は終止コドンTAA、TAG又はTGAである〕 で表わされるMRP−14をコードする特許請求の範囲
    第22項に記載のDNA、式(IV)のDNAとこれに対
    して相補的なDNAとから成る二本鎖DNA、該相補的
    DNA自体、式(IV)のDNAを1個又は2個のイント
    ロンが中断しているゲノムDNA、1個、2個、3個も
    しくは4個のヌクレオチドが変異しているこれらのDN
    Aの変異体、又は少なくとも15ヌクレオチドを含んで
    成るこれらのDNAの断片。 25、次の式(V): 【遺伝子配列があります】(V) (式中、Y_1はプロモーター配列を含有する12ヌク
    レオチド以上のフランキングDNA残基であり、そして
    Y_3は1ヌクレオチド以上のフランキングDNA残基
    であるか、又は存在しない)で表わされる特許請求の範
    囲第23項に記載のDNA、式(V)のDNAとこれに
    対して相補的なDNAとから成る二本鎖DNA、該相補
    的DNA自体、式(V)のDNAを1個又は2個のイン
    トロンが中断しているゲノムDNA、1個、2個、3個
    又は4個のヌクレオチドが変異しているこれらのDNA
    の変異体、及び少なくとも15ヌクレオチドを含んで成
    るこれらのDNAの断片。 26、次の式(VI): 【遺伝子配列があります】(VI) (式中、Y_1はプロモーター配列を含有する12ヌク
    レオチド以上のフランキングDNA残基であり、Y_2
    はATGACTTGCAAAであるか、又は存在せず、
    そしてY_3は1ヌクレオチド以上のフランキングDN
    A残基である、) で表わされる特許請求の範囲第24項記載のDNA、式
    (VI)のDNAとこれに対して相補的なDNAとから成
    る二本鎖DNA、該相補的DNA自体、式(VI)のDN
    Aを1個又は2個のイントロンが中断しているゲノムD
    NA、1個、2個、3個もしくは4個のヌクレオチドが
    変異しているこれらのDNAの変異体、又は少なくとも
    15ヌクレオチドを含んで成るこれらのDNAの断片。 27、次の式(VII): 【遺伝子配列があります】(VII) で表わされる特許請求の範囲第25項に記載のDNA。 28、式(VIII)の特許請求の範囲第25項に記載のD
    NA。 29、次の式(IX): 【遺伝子配列があります】(IX) で表わされる特許請求の範囲第26項に記載のDNA。 30、式(X)の特許請求の範囲第26項に記載のDN
    A。 31、式(V)もしくは(VI)のDNAと、又は式(V
    )もしくは(VI)のDNAに対して相補的なDNAとハ
    イブリダイズする、特許請求の範囲第22項に記載のD
    NA。 32、式( I )又は(II)の化合物をコードするDN
    A、その変異体及びこれらのDNAの断片の製造方法で
    あって、形質転換された宿主を培養しそしてこれから所
    望のDNAを単離するか、又はヌクレオチドの縮合によ
    りそれを合成することを含んで成る方法。 33、次の段階: a)ヒト単核白血球からmRNAを単離し、目的のmR
    NAを選択し、該mRNAに対して相補的な単離DNA
    を調製し、次にこれから二本鎖DNA(ds cDNA
    )を調製するか、又は b)ヒト細胞からゲノムDNAを単離しそしてDNAプ
    ローブを用いて目的のDNAを選択し;そして c)段階a)のds cDNA又は段階b)のds D
    NAを適当な発現ベクターに導入し; d)適当な宿主微生物を前記の得られたハイブリドベク
    ターにより形質転換し; e)式( I )もしくは(II)の化合物をコードするD
    NA又はその変異体もしくは断片を含有する形質転換さ
    れた宿主をコードDNAを含有しない宿主から選択し;
    そして f)目的のDNAを単離する; を含んで成る特許請求の範囲第32項に記載の方法。 34、発現制御配列に作用可能に連結された、式( I
    )もしくは(II)の化合物をコードするDNA、その変
    異体又はこれらのDNAの断片を含んで成るハイブリド
    ベクター。 35、プラスミドpBR322由来の特許請求の範囲第
    34項に記載のハイブリドベクター。 36、trpプロモーターを含有する特許請求の範囲第
    34項に記載のハイブリドベクター。 37、ファージλのプロモーターP_Lを含有する特許
    請求の範囲第34項に記載のハイブリドベクター。 38、酵母染色体自律複製セグメント(ars)及び¥
    PH05¥プロモーターを含有する特許請求の範囲第3
    4項に記載のハイブリドベクター。 39、ベクターpJDB207R/¥PH05¥−MR
    P−8、pJDB207R/PH05−MRP−14、
    又はpJDB207R/¥PH05¥−MRP−14d
    である特許請求の範囲第38項に記載のハイブリドベク
    ター。 40、ヒトサイトメガロウイルス主要中間−初期遺伝子
    のエンハンサーユニットを含有する特許請求の範囲第3
    4項に記載のハイブリドベクター。 41、ベクターpCMVe/MRP−8、又はpCMV
    e/MRP−14である特許請求の範囲第40項に記載
    のハイブリドベクター。 42、特許請求の範囲第34項〜第41項のいずれか1
    項に記載のハイブリドベクターにより形質転換された宿
    主細胞。 43、エシェリシャ・コリ(Escherichia 
    coli)である特許請求の範囲第42項に記載の宿主
    細胞。 44、E.コリ(E.coli)HB101/LM10
    35、K12又はW3110株である特許請求の範囲第
    43項に記載の宿主細胞。 45、サッカロミセス・セレビシエー(Sacchar
    o−myces cerevisiae)である特許請
    求の範囲第42項に記載の宿主細胞。 46、S.セレビシエー(S.serevisiae)
    GRF18株である特許請求の範囲第45項に記載の宿
    主細胞。 47、胎児肺細胞L−132である特許請求の範囲第4
    2項に記載の宿主細胞。 48、pCMVe/MRP−8又はpCMVe/MRP
    −14及びpSV_2neoで安定に形質転換された胎
    児肺細胞L−132である特許請求の範囲第47項に記
    載の宿主細胞。 49、療法的に有効な量のヒトマクロファージ遊走阻止
    因子関連ペプチド、又はその変異体、断片もしくは誘導
    体を含有する医薬。 50、ヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチド及
    びその誘導体に対して特異的なポリクローナル抗体及び
    モノクローナル抗体。 51、MRP−8及びその誘導体に対して特異的な特許
    請求の範囲第50項に記載のポリクローナル抗体。 52、MRP−14及びその誘導体に対して特異的な特
    許請求の範囲第50項に記載のポリクローナル抗体。 53、MRP−8及びその誘導体に対して特異的な特許
    請求の範囲第50項に記載のモノクローナル抗体。 54、MRP−14及びその誘導体に対して特異的な特
    許請求の範囲第50項に記載のモノクローナル抗体。 55、8−5C2、810D7、14−6B2及び14
    −19C9の名称を有する特許請求の範囲第50項に記
    載のモノクローナル抗体及びそれらの誘導体。 56、ビオチンとの接合体である特許請求の範囲第50
    項に記載のポリクローナル抗体及びモノクローナル抗体
    。 57、特許請求の範囲第50項に記載のポリクローナル
    抗体及びその誘導体の製造方法であって、免疫応答増強
    剤の存在下で式( I )又は(II)の化合物の2回以上
    の注射により適当な哺乳類を免疫感作し、該免疫感作さ
    れた哺乳類の血清を集め、そして抗体を単離しそして精
    製し、そして所望により得られた抗体をその誘導体に転
    換することを特徴とする方法。 58、特許請求の範囲第50項に記載のモノクローナル
    抗体及びその誘導体の製造方法であって、該モノクロー
    ナル抗体を分泌するハイブリドーマ細胞を a)インビトロで培養し、そして培養上清からモノクロ
    ーナル抗体を単離するか;又は b)適当な哺乳類中でインビボ増殖せしめ、そして哺乳
    類の体液からモノクローナル抗体を回収し、そして所望
    により、得られたモノクローナル抗体をその誘導体に転
    換する; ことを特徴とする方法。 59、ヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチドに
    対して特異的なモノクローナル抗体を分泌することを特
    徴とするハイブリドーマセルライン。 60、8−5C2、8−10D7、14−6B2及び1
    4−19C9の名称を有する特許請求の範囲第59項に
    記載のハイブリドーマセルライン。 61、特許請求の範囲第59項記載のハイブリドーマセ
    ルラインの製造方法であって、式( I )又は(II)の
    化合物により適当な哺乳類を免疫感作し、この哺乳類の
    抗体産生細胞を骨髄腫細胞と融合せしめ、この融合にお
    いて得られたハイブリド細胞をクローン化し、そして目
    的の抗体を分泌する細胞クローンを選択することを特徴
    とする方法。 62、ヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチドの
    定性及び定量のための特許請求の範囲第50項に記載の
    ポリクローナル抗体及びモノクローナル抗体並びにこれ
    らの誘導体の使用。 63、ヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチドの
    免疫測定法であって、固体キャリヤーを特許請求の範囲
    第50項記載のポリクローナル又はモノクローナル抗体
    でコートし、測定されるべきペプチドを含有する溶液と
    共にインキュベートし、次に特許請求の範囲第50項に
    記載のポリクローナル抗体もしくは異るモノクローナル
    抗体又はこれらの誘導体を含有する溶液と共にインキュ
    ベートし、そしてキャリヤーに結合した前記第2抗体の
    量を酵素−基質反応により決定することを特徴とする方
    法。 64、ヒトマクロファージ遊走阻止因子関連ペプチドの
    免疫測定のための試験キットであって、特許請求の範囲
    第50項記載のポリクローナル及び/又はモノクローナ
    ル抗体及び/又はこれらの誘導体、並びに場合によって
    は他のモノクローナル又はポリクローナル抗体及び/又
    は付属物を含むキット。 65、慢性炎症状態の診断方法であって、特許請求の範
    囲第50項に記載のポリクローナルもしくはモノクロー
    ナル抗体又はこれらの誘導体を用いて、組織におけるM
    RP−8及びMRP−14の発現の量及びパターンを決
    定することを特徴とする方法。 66、のう包繊維症(cystic fibrosis
    )の診断方法であって、特許請求の範囲第52項又は第
    54項に記載のMRP−14又はその誘導体に対して特
    異的なポリクローナル又はモノクローナル抗体を用いて
    、のう包繊維症についてホモ接合的又はヘテロ接合的で
    あると予想される他の点では健康な対象の血清サンプル
    中のMRP−14の量を決定することを特徴とする方法
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