JPS6221968B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6221968B2 JPS6221968B2 JP57205826A JP20582682A JPS6221968B2 JP S6221968 B2 JPS6221968 B2 JP S6221968B2 JP 57205826 A JP57205826 A JP 57205826A JP 20582682 A JP20582682 A JP 20582682A JP S6221968 B2 JPS6221968 B2 JP S6221968B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blow
- gas
- oil
- gas outlet
- separation tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 42
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 11
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 37
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M5/00—Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/20—Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A.発明の目的(1) 産業上の利用分野
本発明は内燃機関のブローバイガス取出装置に
関する。
関する。
(2) 従来の技術
一般に内燃機関では、シリンダとピストンとの
間隙からクランクケース内に吹き抜けたブローバ
イガスを取出して吸気系に導くためのブローバイ
ガス取出装置をクランクケースに設けるようにし
ており、このようなものにおいて、ブローバイガ
スの取出口がクランクケースの単一個所にだけ設
けられると、たとえば自動車が旋回してオイルパ
ン内のオイルレベルが傾斜したような場合に、ブ
ローバイガス取出機能を果さないことがある。そ
こでかかる問題を解決するために、例えば実開昭
56−27310号公報に示されるように、機関本体の
側壁に互いに水平方向に間隔おいて2ケ所にブロ
ーバイガス取出口を開口したものが提案されてい
る。
間隙からクランクケース内に吹き抜けたブローバ
イガスを取出して吸気系に導くためのブローバイ
ガス取出装置をクランクケースに設けるようにし
ており、このようなものにおいて、ブローバイガ
スの取出口がクランクケースの単一個所にだけ設
けられると、たとえば自動車が旋回してオイルパ
ン内のオイルレベルが傾斜したような場合に、ブ
ローバイガス取出機能を果さないことがある。そ
こでかかる問題を解決するために、例えば実開昭
56−27310号公報に示されるように、機関本体の
側壁に互いに水平方向に間隔おいて2ケ所にブロ
ーバイガス取出口を開口したものが提案されてい
る。
(3) 発明が解決しようとする問題点
上記従来のものでは、2個のブローバイガス取
出口がクランク室内に直接開口しており、該取出
口に導入されるブローバイガス中よりオイル分を
積極的に分離除去するための手段は設けられてい
なので、吸気系に戻されるブローバイガス中にオ
イル分が混じり易いという問題がある。
出口がクランク室内に直接開口しており、該取出
口に導入されるブローバイガス中よりオイル分を
積極的に分離除去するための手段は設けられてい
なので、吸気系に戻されるブローバイガス中にオ
イル分が混じり易いという問題がある。
本発明は、機関本体のクランクジヤーナル壁や
軸受部壁面を利用することにより、ブローバイガ
ス取出口に向かうブローバイガス中よりオイル分
を機関本体内で一次的に取除くことができるよう
にし、さらに機関本体一側に設けた分離槽によつ
てブローバイガス中よりオイル分を二次的に取除
くことができるようにして、上記問題を解決し
た、構造簡単な内燃機関のブローバイガス取出装
置を提供することを目的とする。
軸受部壁面を利用することにより、ブローバイガ
ス取出口に向かうブローバイガス中よりオイル分
を機関本体内で一次的に取除くことができるよう
にし、さらに機関本体一側に設けた分離槽によつ
てブローバイガス中よりオイル分を二次的に取除
くことができるようにして、上記問題を解決し
た、構造簡単な内燃機関のブローバイガス取出装
置を提供することを目的とする。
B.発明の構成
(1) 問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために本発明は、機関本体
に複数のジヤーナル壁を互いにクランク軸方向に
間隔をおいて一体に形成し、それらジヤーナル壁
と、それらにそれぞれ接合される軸受キヤツプと
で形成される軸受部によりクランク軸を回転自在
に支承してなる内燃機関において、機関本体の一
側に、機関の吸気系に連なる分離槽を設け、この
分離槽内に連通する第1ブローバイガス取出口
を、1つのクランクジヤーナル壁に形成した一次
分離室の上部空間に臨ませるとともに、その一次
分離室の下部を機関本体のクランク室内に邪魔板
を介して連通し、さらに前記分離槽内の底部に連
通する第2ブローバイガス取出口を、前記第1ブ
ローバイガス取出口よりクランク軸方向に離間さ
せるとともに、他のクランクジヤーナル壁に対応
する軸受部の壁面に対向してクランク室内に連通
させたことを特徴とする。
に複数のジヤーナル壁を互いにクランク軸方向に
間隔をおいて一体に形成し、それらジヤーナル壁
と、それらにそれぞれ接合される軸受キヤツプと
で形成される軸受部によりクランク軸を回転自在
に支承してなる内燃機関において、機関本体の一
側に、機関の吸気系に連なる分離槽を設け、この
分離槽内に連通する第1ブローバイガス取出口
を、1つのクランクジヤーナル壁に形成した一次
分離室の上部空間に臨ませるとともに、その一次
分離室の下部を機関本体のクランク室内に邪魔板
を介して連通し、さらに前記分離槽内の底部に連
通する第2ブローバイガス取出口を、前記第1ブ
ローバイガス取出口よりクランク軸方向に離間さ
せるとともに、他のクランクジヤーナル壁に対応
する軸受部の壁面に対向してクランク室内に連通
させたことを特徴とする。
(2) 作用
上記構成によれば、オイルパン内のオイルレベ
ルがクランク軸方向に傾いても、クランク軸方向
に相互に離間した第1,第2ブローバイガス取出
口の少なくとも一方からは、分離槽内にブローバ
イガスを有効に導入することができる。その上、
クランク室内を第1ブローバイガス取出口に向か
うブローバイガスは、邪魔板によるオイル飛沫侵
入防止効果と一次分離室によるオイル分離効果と
によつて、また同じく第2ブローバイガス取出口
に向かうブローバイガスは軸受部壁面によるオイ
ル飛沫侵入防止効果によつて、それぞれガス中の
オイル分を分離槽内に達する前に機関本体内で一
次的に取除くことができるから、分離槽自身によ
る二次的なオイル分離効果と相俟つて、ブローバ
イガス中よりオイル分を極めて効率よく除去する
ことができる。
ルがクランク軸方向に傾いても、クランク軸方向
に相互に離間した第1,第2ブローバイガス取出
口の少なくとも一方からは、分離槽内にブローバ
イガスを有効に導入することができる。その上、
クランク室内を第1ブローバイガス取出口に向か
うブローバイガスは、邪魔板によるオイル飛沫侵
入防止効果と一次分離室によるオイル分離効果と
によつて、また同じく第2ブローバイガス取出口
に向かうブローバイガスは軸受部壁面によるオイ
ル飛沫侵入防止効果によつて、それぞれガス中の
オイル分を分離槽内に達する前に機関本体内で一
次的に取除くことができるから、分離槽自身によ
る二次的なオイル分離効果と相俟つて、ブローバ
イガス中よりオイル分を極めて効率よく除去する
ことができる。
また分離槽内で分離されたオイル分は、その槽
の底部に貯まることなく第2ブローバイガス取出
口より機関本体内にスムーズに戻すことができ
る。
の底部に貯まることなく第2ブローバイガス取出
口より機関本体内にスムーズに戻すことができ
る。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、第1図および第2図において、四気筒
内燃機関の機関本体Eのシリンダブロツク1は下
部にクランクケース2を一体に有しており、その
クランクケース2の内壁には、その内部のクラン
ク室12上部を横切るようにシリンダの配列方向
に互いに間隔をおいて複数(この実施例では3
つ)のクランクジヤーナル壁3,4,5が一体に
形成される。これらのクランクジヤーナル壁3,
4,5の下面にはそれぞれ軸受キヤツプ81,8
2,83がボルト9を以て接合されており、それ
らキヤツプ81,82,83とジヤーナル壁3,
4,5とで形成される軸受部B1,B2,B2によつ
て、クランク軸6の中間部がそれぞれ回転自在に
支承され、さらにクランク軸6の両端部はシリン
ダブロツク1のクランク軸方向両端壁に回転自在
に支承される。クランクケース2の下面には、オ
イルパン10が取付ボルト11により固着され、
該オイルパン10内に潤滑用オイルが貯留され
る。
明すると、第1図および第2図において、四気筒
内燃機関の機関本体Eのシリンダブロツク1は下
部にクランクケース2を一体に有しており、その
クランクケース2の内壁には、その内部のクラン
ク室12上部を横切るようにシリンダの配列方向
に互いに間隔をおいて複数(この実施例では3
つ)のクランクジヤーナル壁3,4,5が一体に
形成される。これらのクランクジヤーナル壁3,
4,5の下面にはそれぞれ軸受キヤツプ81,8
2,83がボルト9を以て接合されており、それ
らキヤツプ81,82,83とジヤーナル壁3,
4,5とで形成される軸受部B1,B2,B2によつ
て、クランク軸6の中間部がそれぞれ回転自在に
支承され、さらにクランク軸6の両端部はシリン
ダブロツク1のクランク軸方向両端壁に回転自在
に支承される。クランクケース2の下面には、オ
イルパン10が取付ボルト11により固着され、
該オイルパン10内に潤滑用オイルが貯留され
る。
シリンダブロツク1の一方の端壁に隣接する一
つのクランクジヤーナル壁3の端部には、その下
面すなわちクランク室12内に開口する行止り孔
状の上下方向にのびる一次分離室13が形成され
る。一方、クランクケース2の側壁2aには、一
次分離室13に直交して該孔13の奥部すなわち
上部に開口する第1ブローバイガス取出口14が
設けられる。第1ブローバイガス取出口14には
取出管15が接続され、この取出管15は、機関
本体Eの一側に固設した分離槽16に接続され
る。また前記一次分離室13の下端開口面を小隙
を存して覆うようにして邪魔板17がシリンダブ
ロツク1に固着されており、この邪魔板17の働
きにより、クランク室12内のオイル飛沫が一次
分離室13内に侵入するのが極力防止される。
つのクランクジヤーナル壁3の端部には、その下
面すなわちクランク室12内に開口する行止り孔
状の上下方向にのびる一次分離室13が形成され
る。一方、クランクケース2の側壁2aには、一
次分離室13に直交して該孔13の奥部すなわち
上部に開口する第1ブローバイガス取出口14が
設けられる。第1ブローバイガス取出口14には
取出管15が接続され、この取出管15は、機関
本体Eの一側に固設した分離槽16に接続され
る。また前記一次分離室13の下端開口面を小隙
を存して覆うようにして邪魔板17がシリンダブ
ロツク1に固着されており、この邪魔板17の働
きにより、クランク室12内のオイル飛沫が一次
分離室13内に侵入するのが極力防止される。
前記第1ブローバイガス取出口14に対応する
クランクジヤーナル壁3から一つのクランクジヤ
ーナル壁4を隔てた次のクランクジヤーナル壁5
に対応する部分のオイルパン10には、接続管2
0を介して分離槽16内の底部に接続される取出
管19が貫通固着されており、この取出管19の
開口部に設けられた第2ブローバイガス取出口1
8は、前記第1ブローバイガス取出口14よりも
下方において軸受キヤツプ83の側面に対向して
いる。このようにして、2つのブローバイガス取
出口14,18がクランクジヤーナル壁4の両隣
りに隣接する2つのクランクジヤーナル壁3,5
に対応しかつ上下に異なる位置で機関本体Eにそ
れぞれ設けられることになる。
クランクジヤーナル壁3から一つのクランクジヤ
ーナル壁4を隔てた次のクランクジヤーナル壁5
に対応する部分のオイルパン10には、接続管2
0を介して分離槽16内の底部に接続される取出
管19が貫通固着されており、この取出管19の
開口部に設けられた第2ブローバイガス取出口1
8は、前記第1ブローバイガス取出口14よりも
下方において軸受キヤツプ83の側面に対向して
いる。このようにして、2つのブローバイガス取
出口14,18がクランクジヤーナル壁4の両隣
りに隣接する2つのクランクジヤーナル壁3,5
に対応しかつ上下に異なる位置で機関本体Eにそ
れぞれ設けられることになる。
分離槽16内には、ブローバイガスの流過方向
を屈曲させてオイル飛沫を分離するための複数の
邪魔板21,22,23が配設されており、これ
らの邪魔板21〜23の働きによりブローバイガ
スに同伴してきたオイル飛沫が二次的に分離され
る。分離槽16の上部には圧力調整弁24を介し
て接続管25が接続されており、この接続管25
は吸気系に接続される。したがつて両ブローバイ
ガス取出口14,18は分離槽16を経て吸気系
に共通に接続されることになる。
を屈曲させてオイル飛沫を分離するための複数の
邪魔板21,22,23が配設されており、これ
らの邪魔板21〜23の働きによりブローバイガ
スに同伴してきたオイル飛沫が二次的に分離され
る。分離槽16の上部には圧力調整弁24を介し
て接続管25が接続されており、この接続管25
は吸気系に接続される。したがつて両ブローバイ
ガス取出口14,18は分離槽16を経て吸気系
に共通に接続されることになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、内
燃機関の運転により燃焼室内の未燃ガスはシリン
ダとピストンとの間隙からクランク室12内に吹
抜け、ブローバイガスとなつてクランク室12内
に貯留され、一対のブローバイガス取出口14,
18を通つて吸気系に還流される。ここで、内燃
機関が傾いてオイルパン10内のオイルレベルが
傾いたときを想定する。このような場合には、従
来では、取出口がオイルで閉塞されてブローバイ
ガスの取出し機能が損なわれるが、クランクジヤ
ーナル壁4を間に挟む一対のクランクジヤーナル
壁3,5に対応してブローバイガス取出口14,
18が配置されているので、オイルレベルが傾い
てもいずれか一方の取出口からブローバイガスを
取出すことができる。
燃機関の運転により燃焼室内の未燃ガスはシリン
ダとピストンとの間隙からクランク室12内に吹
抜け、ブローバイガスとなつてクランク室12内
に貯留され、一対のブローバイガス取出口14,
18を通つて吸気系に還流される。ここで、内燃
機関が傾いてオイルパン10内のオイルレベルが
傾いたときを想定する。このような場合には、従
来では、取出口がオイルで閉塞されてブローバイ
ガスの取出し機能が損なわれるが、クランクジヤ
ーナル壁4を間に挟む一対のクランクジヤーナル
壁3,5に対応してブローバイガス取出口14,
18が配置されているので、オイルレベルが傾い
てもいずれか一方の取出口からブローバイガスを
取出すことができる。
C.発明の効果
以上のように本発明によれば、機関本体Eに複
数のジヤーナル壁3,4,5を互いにクランク軸
方向に間隔をおいて一体に形成し、それらジヤー
ナル壁3,4,5と、それらにそれぞれ接合され
る軸受キヤツプ81,82,83とで形成される
軸受部B1,B2,B3によりクランク軸6を回転自
在に支承してなる内燃機関において機関本体Eの
一側に、機関の吸気系に連通する分離槽16を設
け、この分離槽16内に連なる第1ブローバイガ
ス取出口14を、1つのクランクジヤーナル壁3
に形成した1次分離室13の上部空間に臨ませる
とともに、その一次分離室13の下部を機関本体
Eのクランク室12内に邪魔板17を介して連通
し、さらに前記分離槽16内の底部に連通する第
2ブローバイガス取出口18を、前記第1ブロー
バイガス取出口14よりクランク軸方向に離間さ
せるとともに、他のクランクジヤーナル壁5に対
応する軸受部B3の壁面に対向してクランク室1
2内に連通させたので、オイルパン内のオイルレ
ベルがクランク軸方向に傾いても、クランク軸方
向に相互に離間した第1,第2ブローバイガス取
出口14,18の少なくとも一方からは、分離槽
16内にブローバイガスを有効に導入するこてが
できる。その上、クランク室12内を第1ブロー
バイガス取出口14に向かうブローバイガスは、
邪魔板17によるオイル飛沫侵入防止効果と一次
分離室13によるオイル分離効果とによつて、ま
た同じく第2ブローバイガス取出口18に向かう
ブローバイガスは軸受部B3壁面によるオイル飛
沫侵入防止効果によつて、それぞれガス中のオイ
ル分を分離槽16内に達する前に機関本体E内で
一次的に取除くことができるから、分離槽16自
身による二次的なオイル分離効果と相俟つて、ブ
ローバイガス中からオイル分を極めて効率よく除
去することができる。また上記のように機関本体
E内でブローバイガス中よりオイル分を一次的に
取除くための手段としては、機関本体Eのジヤー
ナル壁3の内部空間13や軸受部B3の壁面が利
用され、特別な弁や構造複雑な分離装置は設ける
必要がないから、全体として構造が簡単でコスト
の低減に寄与し得る。さらに分離槽16内で分離
されたオイル分は、その槽16の底部に貯まるこ
となく第2ブローバイガス取出口18より機関本
体E内にスムーズに戻すことができるので、オイ
ルの有効利用が図られる上、分離槽16のオイル
分離機能を常に有効に発揮させることができる。
数のジヤーナル壁3,4,5を互いにクランク軸
方向に間隔をおいて一体に形成し、それらジヤー
ナル壁3,4,5と、それらにそれぞれ接合され
る軸受キヤツプ81,82,83とで形成される
軸受部B1,B2,B3によりクランク軸6を回転自
在に支承してなる内燃機関において機関本体Eの
一側に、機関の吸気系に連通する分離槽16を設
け、この分離槽16内に連なる第1ブローバイガ
ス取出口14を、1つのクランクジヤーナル壁3
に形成した1次分離室13の上部空間に臨ませる
とともに、その一次分離室13の下部を機関本体
Eのクランク室12内に邪魔板17を介して連通
し、さらに前記分離槽16内の底部に連通する第
2ブローバイガス取出口18を、前記第1ブロー
バイガス取出口14よりクランク軸方向に離間さ
せるとともに、他のクランクジヤーナル壁5に対
応する軸受部B3の壁面に対向してクランク室1
2内に連通させたので、オイルパン内のオイルレ
ベルがクランク軸方向に傾いても、クランク軸方
向に相互に離間した第1,第2ブローバイガス取
出口14,18の少なくとも一方からは、分離槽
16内にブローバイガスを有効に導入するこてが
できる。その上、クランク室12内を第1ブロー
バイガス取出口14に向かうブローバイガスは、
邪魔板17によるオイル飛沫侵入防止効果と一次
分離室13によるオイル分離効果とによつて、ま
た同じく第2ブローバイガス取出口18に向かう
ブローバイガスは軸受部B3壁面によるオイル飛
沫侵入防止効果によつて、それぞれガス中のオイ
ル分を分離槽16内に達する前に機関本体E内で
一次的に取除くことができるから、分離槽16自
身による二次的なオイル分離効果と相俟つて、ブ
ローバイガス中からオイル分を極めて効率よく除
去することができる。また上記のように機関本体
E内でブローバイガス中よりオイル分を一次的に
取除くための手段としては、機関本体Eのジヤー
ナル壁3の内部空間13や軸受部B3の壁面が利
用され、特別な弁や構造複雑な分離装置は設ける
必要がないから、全体として構造が簡単でコスト
の低減に寄与し得る。さらに分離槽16内で分離
されたオイル分は、その槽16の底部に貯まるこ
となく第2ブローバイガス取出口18より機関本
体E内にスムーズに戻すことができるので、オイ
ルの有効利用が図られる上、分離槽16のオイル
分離機能を常に有効に発揮させることができる。
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第
1図は本発明装置を備えた内燃機関の一部縦断面
図、第2図は第1図の―線断面図である。 B1,B2,B3…軸受部、E…機関本体、3,
4,5…クランクジヤーナル壁、6…クランク
軸、81,82,83…軸受キヤツプ、12…ク
ランク室、13…一次分離室、14,18…第
1,第2ブローバイガス取出口、16…分離槽、
17…邪魔板。
1図は本発明装置を備えた内燃機関の一部縦断面
図、第2図は第1図の―線断面図である。 B1,B2,B3…軸受部、E…機関本体、3,
4,5…クランクジヤーナル壁、6…クランク
軸、81,82,83…軸受キヤツプ、12…ク
ランク室、13…一次分離室、14,18…第
1,第2ブローバイガス取出口、16…分離槽、
17…邪魔板。
Claims (1)
- 1 機関本体Eに複数のジヤーナル壁3,4,5
を互いにクランク軸方向に間隔をおいて一体に形
成し、それらジヤーナル壁3,4,5と、それら
にそれぞれ接合される軸受キヤツプ81,82,
83とで形成される軸受部B1,B2,B3によりク
ランク軸6を回転自在に支承してなる内燃機関に
おいて、機関本体Eの一側に、機関の吸気系に連
なる分離槽16を設け、この分離槽16内に連通
する第1ブローバイガス取出口14を、1つのク
ランクジヤーナル壁3に形成した一次分離室13
の上部空間に臨ませるとともに、その一次分離室
13の下部を機関本体Eのクランク室12内に邪
魔板17を介して連通し、さらに前記分離槽16
内の底部に連通する第2ブローバイガス取出口1
8を、前記第1ブローバイガス取出口14よりク
ランク軸方向に離間させるとともに、他のクラン
クジヤーナル壁5に対応する軸受部B3の壁面に
対向してクランク室12内に連通させたことを特
徴とする、内燃機関のブローバイガス取出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57205826A JPS5996469A (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 内燃機関のブロ−バイガス取出装置 |
US06/545,904 US4502424A (en) | 1982-11-24 | 1983-10-27 | Blow-by gas recovering system for internal combustion engines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57205826A JPS5996469A (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 内燃機関のブロ−バイガス取出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5996469A JPS5996469A (ja) | 1984-06-02 |
JPS6221968B2 true JPS6221968B2 (ja) | 1987-05-15 |
Family
ID=16513343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57205826A Granted JPS5996469A (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 内燃機関のブロ−バイガス取出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4502424A (ja) |
JP (1) | JPS5996469A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0416398A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-21 | Michio Onozuka | 置物 |
IT202100020948A1 (it) | 2021-08-03 | 2023-02-03 | Ferrari Spa | Apparato e metodo per stimare un fattore di aderenza di una ruota di un veicolo stradale e relativo veicolo stradale |
Families Citing this family (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4602595A (en) * | 1984-03-01 | 1986-07-29 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Oil separator for internal combustion engine |
JPS60192821A (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-01 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のクランクケ−スベンチレ−シヨン装置 |
JPS61142313A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-06-30 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のブロ−バイガス処理装置 |
JPS6285110A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-18 | Yamaha Motor Co Ltd | V形エンジンのブロ−バイガス回収装置 |
CA1328588C (en) * | 1987-05-15 | 1994-04-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha (Also Trading As Honda Motor Co., Ltd .) | Internal combustion engine |
JPH0729209Y2 (ja) * | 1987-12-21 | 1995-07-05 | 富士重工業株式会社 | バーチカルシャフトエンジンのブリーザ装置 |
JPH0631125Y2 (ja) * | 1988-05-17 | 1994-08-22 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関のpcvルーム |
JPH0252912U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-17 | ||
US4996956A (en) * | 1990-03-12 | 1991-03-05 | Briggs & Stratton Corporation | Breather apparatus for internal combustion engines |
US5022376A (en) * | 1990-03-26 | 1991-06-11 | Cooper Industries, Inc. | Oil separator for crankcase fumes |
US5113836A (en) * | 1990-06-25 | 1992-05-19 | Ventures Unlimited, Inc. | Filter for lowering harmful crankcase emissions in an internal combustion engine |
DE4305122A1 (de) * | 1993-02-19 | 1994-08-25 | Mann & Hummel Filter | Ölabscheider für die Gase des Kurbelgehäuses einer Brennkraftmaschine |
US5542387A (en) * | 1994-08-09 | 1996-08-06 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Component layout for engine |
US5507268A (en) * | 1994-09-08 | 1996-04-16 | Schlattl; Alice | Device for removing oil and/or soot from a stream of air, gas and or vapor, particularly for use in combustion engines |
JP3143777B2 (ja) * | 1996-03-19 | 2001-03-07 | 本田技研工業株式会社 | 作業用四サイクルエンジン |
IT1285385B1 (it) * | 1996-05-31 | 1998-06-03 | Iveco Fiat | Motore endotermico provvisto di un dispositivo di depurazione dei gas di sfiato del basamento. |
DE19757345B4 (de) * | 1996-12-24 | 2008-08-07 | Denso Corp., Kariya | Blowbygaskanalabnormalitätserfassungssystem für Brennkraftmaschinen |
DE19703771C1 (de) * | 1997-02-01 | 1998-06-25 | Daimler Benz Ag | Entlüftungsvorrichtung für ein Kurbelgehäuse einer Brennkraftmaschine |
US6129058A (en) * | 1997-09-11 | 2000-10-10 | Muth; George R. | Engine blow-by oil reservoir |
US6024058A (en) * | 1999-01-04 | 2000-02-15 | Burnett; Darren W. | Blowby oil separator and reservoir device |
DE19937033A1 (de) * | 1999-08-05 | 2001-02-08 | Volkswagen Ag | Entlüftungsvorrichtung für ein Kurbelgehäuse einer Brennkraftmaschine |
KR20010054125A (ko) * | 1999-12-03 | 2001-07-02 | 이계안 | 디젤 엔진의 실린더 블록 |
JP2002256839A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Sanshin Ind Co Ltd | 小型船舶のドライサンプ潤滑構造 |
US6520164B1 (en) | 2001-07-24 | 2003-02-18 | Caterpillar Inc | Crankcase ventilation oil drain tube |
SE529737C2 (sv) * | 2006-03-30 | 2007-11-06 | Volvo Lastvagnar Ab | Luftinloppsarrangemang för en luftkompressor i ett fordon |
JP4433048B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2010-03-17 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
US8051844B2 (en) * | 2008-09-03 | 2011-11-08 | George Clark | Apparatus for treating crankcase gases from engines |
GB2480232B (en) * | 2010-05-05 | 2012-04-11 | Arumugam Gunasegaran | A blow-by gas energiser device |
CN103782000B (zh) | 2011-09-06 | 2017-05-17 | 丰田自动车株式会社 | 发动机的通风装置 |
JP6413519B2 (ja) * | 2014-09-08 | 2018-10-31 | アイシン精機株式会社 | 内燃機関 |
US10184368B2 (en) * | 2015-06-30 | 2019-01-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Breather device for internal combustion engine |
NO342497B1 (en) * | 2016-10-26 | 2018-06-04 | Viking Heat Engines As | Fluid separator for a displacement machine and a method for separating lubricant and working fluid in a displacement machine |
JP7060424B2 (ja) * | 2018-03-23 | 2022-04-26 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
US10823019B2 (en) * | 2018-07-31 | 2020-11-03 | Ford Global Technologies, Llc | Ducted positive crankcase ventilation plenum |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3754538A (en) * | 1971-11-02 | 1973-08-28 | Gen Motors Corp | Engine crankcase ventilation |
US3769798A (en) * | 1972-03-22 | 1973-11-06 | H Whittaker | Anti-pollution exhaust system for an internal combustion engine |
JPS55125307A (en) * | 1979-03-21 | 1980-09-27 | Nippon Soken Inc | Blow-by gas return device for internal combustion engine |
US4404936A (en) * | 1980-04-30 | 1983-09-20 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Breather device for overhead valve engines |
-
1982
- 1982-11-24 JP JP57205826A patent/JPS5996469A/ja active Granted
-
1983
- 1983-10-27 US US06/545,904 patent/US4502424A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0416398A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-21 | Michio Onozuka | 置物 |
IT202100020948A1 (it) | 2021-08-03 | 2023-02-03 | Ferrari Spa | Apparato e metodo per stimare un fattore di aderenza di una ruota di un veicolo stradale e relativo veicolo stradale |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4502424A (en) | 1985-03-05 |
JPS5996469A (ja) | 1984-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6221968B2 (ja) | ||
US4501234A (en) | Blow-by gas passage system for internal combustion engines | |
US4656991A (en) | Breather device for internal combustion engine | |
US5129371A (en) | Cam cover oil separator for crankcase ventilation | |
JP2647951B2 (ja) | 車両用エンジンのブローバイガス回収装置 | |
US7798289B2 (en) | Internal-combustion engine having a pressure lubrication system according to the dry-sump principle | |
JP3967552B2 (ja) | エンジン用気液分離装置 | |
US5664549A (en) | Breather system for an internal combustion engine | |
JP3932794B2 (ja) | エンジンのオイルセパレータ構造 | |
JPH0577523U (ja) | エンジンのブローバイガス通路構造 | |
JPS6210421Y2 (ja) | ||
JPH053692Y2 (ja) | ||
JPH0115849Y2 (ja) | ||
JPH025887B2 (ja) | ||
JPH0115850Y2 (ja) | ||
JPH0645612Y2 (ja) | Dohcエンジンのブローバイガス還元装置 | |
JPS6126571Y2 (ja) | ||
JPH068248Y2 (ja) | V型エンジンのベンチレーション構造 | |
JPS6318747Y2 (ja) | ||
JPH02188612A (ja) | 内燃機関のブローバイガス処理装置 | |
JPH0627774Y2 (ja) | 内燃機関のブローバイガス抽出装置 | |
JPH0622108Y2 (ja) | エンジンのブローバイガス取出構造 | |
WO2016143501A1 (ja) | 内燃機関のオイルミスト分離機構 | |
JPH0627779Y2 (ja) | 多気筒エンジのブローバイガス取出装置におけるオイルミスト分離装置 | |
JPH0627784Y2 (ja) | エンジンヘツドカバ−のブリ−ザ装置 |