JPS6214703Y2 - - Google Patents

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JPS6214703Y2
JPS6214703Y2 JP1981194970U JP19497081U JPS6214703Y2 JP S6214703 Y2 JPS6214703 Y2 JP S6214703Y2 JP 1981194970 U JP1981194970 U JP 1981194970U JP 19497081 U JP19497081 U JP 19497081U JP S6214703 Y2 JPS6214703 Y2 JP S6214703Y2
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JP
Japan
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mounting
transistor
cover
terminal
plate
Prior art date
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JP1981194970U
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JPS58103145U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案はトランジスタの取付用カバーにかか
り、詳しくはトランジスタを放熱器上に取付ける
際に使用される取付用カバーに関する。
従来、パワートランジスタの如く大電流が流れ
るトランジスタにおいては、トランジスタから発
生する熱を放散せしめてトランジスタに正常な動
作を行なわせるために、トランジスタを絶縁材を
介して熱伝導率のよい放熱器上に取付けるのが一
般的である。
第1図はこの種のトランジスタの取付構造の一
例を示すものであり、同図イに示す如くトランジ
スタ本体を樹脂にてモールドしてなるモールド部
100と、このモールド部100の底面に付設さ
れた導電部としての金属製の取付板101とから
なるパワートランジスタの如きトランジスタT
は、第1図ロに示すように放熱器102の表面上
にシリコンゴムの如きシート状の絶縁材103a
を介して載置され、モールド部100の表面に前
記同様の絶縁材103bを介するかまたは直接平
板状の取付金具104を載置すると共に、この取
付金具104をビスおよびナツト等によつて締め
付けることにより、モールド部100をその表裏
から挾持するようにして放熱器102上に取付け
ている。
しかしこの構造によると、トランジスタTは平
板状の取付金具104によつてモールド部100
の上表面のみを覆われた状態で取付けられている
ため、トランジスタTの端子105基端部、また
は金属製の導電部である取付板101からモール
ド部100の上表面および両側面に至る沿面距離
を十分にとることができず、絶縁が不十分である
という欠点があつた。
本考案は上記の点に鑑み提案されたものであ
り、その目的とするところは、放熱器上に絶縁材
を介して載置されたトランジスタを放熱器との間
に確実に挾持、固定でき、かつトランジスタのモ
ールド部のほぼ全表面を被覆可能としてトランジ
スタの端子または導電部としての取付板と外部間
との沿面距離を十分に確保し、絶縁性能の向上を
可能ならしめたトランジスタの取付用カバーを提
供するにある。
以下、図に沿つて本考案を説明する。
先ず第2図ないし第5図は本考案の第1の実施
例を示すもので、図において1は難燃性の合成樹
脂にて形成された本考案にかかる外形略直方体状
の取付用カバーを示しており、その内部は放熱器
102の表面に取付けられるトランジスタTのモ
ールド部100および取付板101を包囲し得る
形状に底面側が開口するように切除され、その中
央部にはモールド部100の形状に適合する凹部
2が形成されている。また、この凹部2は、取付
用カバー1の一側板3に形成されたトランジスタ
Tの端子105の外部に突出させるための切欠4
を介して外部に連通している。なおこの切欠4
は、前記モールド部100の端面から突出した端
子105の基端部になるべく近接するような高さ
に形成されるものであり、換言すれば、第4図に
示す如く端子105に臨む側板3の一部はモール
ド部100の端面に沿つて端子105の基端部に
近接した位置にまで達している。
また、取付用カバー1の天板5には、凹部2の
内部に収納されるトランジスタTを取付けるため
の取付孔6a,6bが夫々穿設されている。
しかしてこの取付用カバー1を用いてトランジ
スタTを放熱器102に取付けるには、放熱器1
02の表面上にシリコンゴム等からなるシート状
の絶縁材103を載置し、この上に取付板101
が重畳されるようにしてトランジスタTを載置す
ると共に、切欠4をトランジスタTの端子105
群に合致せしめてモールド部100および取付板
101を覆うように取付用カバー1をかぶせ、し
かる後にビス7aを取付孔6a,6b、絶縁材1
03の通孔、および放熱器102の通孔を貫通せ
しめ、ナツト7bを螺着することにより、絶縁材
103を介してトランジスタTのモールド部10
0および取付板101を取付用カバー1にて放熱
器102上に挾持、固定するものである(第3図
ないし第5図参照)。
従つて固定後のトランジスタTは、モールド部
100および取付板101の周囲が取付用カバー
1によつて覆われることとなり、唯一露出され
た、端子105を植設してなるモールド部100
の端面の周囲は取付用カバー1の側板3によつて
包囲されているため、端子105または取付板1
01と外部との間の沿面距離は側板3、天板5等
によつて従来よりも長めに確保されることとな
る。
次に第6図ないし第9図は本考案の第2の実施
例を示している。すなわち、この実施例は第6図
に示す如く、底面に放熱用かつ導電部としての金
属板(図示せず)を露出してなる略直方体状のモ
ールド部100′自体の両端部近傍に、盲孔10
6′を夫夫穿設してなるトランジスタT′を放熱器
102に取付けるためのものであり、取付用カバ
ー1′は、第7図ないし第9図に示すようにモー
ルド部100′の底面を除いてその略全表面を包
囲し得るように底面側を開口してなる凹部2′を
備えたカバー本体8′と、このカバー本体8′の一
側片の下端部に連設された取付片9′とからなつ
ている。
カバー本体8′の天板10′の内面には、トラン
ジスタT′のモールド部100′に形成された盲孔
106′に合致する位置に、この盲孔106′内に
嵌合可能な位置決め用の突起11′が夫々垂設さ
れている。また、取付片9′とは反対側に位置す
るカバー本体8′の側板12′は、その全体が高さ
方向に天板10′に極く近接する位置にまで切除
されており、この側板12′の下端縁は、凹部
2′内に収納されたモールド部100′に植設され
た端子105′基端部の近傍にまで達するように
なつている。
更に、取付片9′の長さ方向の両端部近傍には
取付孔13a′,13b′が夫々穿設されている。
かかる取付用カバー1′を使用するには、前記
同様に放熱器102の表面上に絶縁材103を介
してトランジスタT′のモールド部100′を載置
した後、突起11′をモールド部100′の盲孔1
06′に嵌合せしめてモールド部100′の略全表
面を覆うように取付用カバー1′をかぶせる。次
いでビス7aを取付孔13a′,13b′、放熱器1
02の通孔を介して貫通せしめ、ナツト7bを螺
着せしめればよい。
この実施例においても、端子105′を植設し
てなるモールド部100′の端面はその周囲が取
付用カバー1′の側板12′等によつて包囲される
こととなり、端子105′と外部との間の沿面距
離は十分に確保されるものである。
第10図は本考案の第3の実施例を示すもの
で、この実施例は、前記同様に底面側を開口と
し、モールド部100′を包囲可能なカバー本体
8″の両側板下端部に、対角線上に位置するよう
に一対の取付片9″を夫々突設し、この取付片
9″に取付孔13a″,13b″を穿設せしめて取付
用カバー1″を形成したものであり、他の構造お
よびトランジスタT′の取付方法については第2
の実施例とほぼ同様であるため、詳述を省略す
る。
以上述べたように本考案によれば、放熱器の表
面上に絶縁材を介して載置されたトランジスタの
モールド部を、底面側を開口とし、前記トランジ
スタの端子が植設されてなる端面を除いて包囲す
るようにしておおい、かつ放熱器に取付けるため
の取付孔を備えると共にその全体を合成樹脂によ
つて形成したから、トランジスタの端子または導
電部としての取付板から外部に至る沿面距離を取
付用カバーの肉厚と外部表面とによつて十分に確
保することができ、絶縁性能の飛躍的な向上が図
れる効果があり、また一体成型加工によつて容易
に製造し得る等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランジスタの取付構造を示す
もので、同図イはトランジスタ斜視図、同図ロは
取付状態を示す正面図、第2図ないし第5図は本
考案の第1の実施例を示すもので第2図は取付用
カバーおよびトランジスタの斜視図、第3図は取
付状態を示す正面図、第4図は第3図におけるA
−A′部分断面図、第5図は取付状態を示す平面
図、第6図ないし第9図は本考案の第2の実施例
を示すもので第6図はトランジスタの斜視図、第
7図は取付用カバーの平面図、第8図は同じく底
面図、第9図イは第7図におけるB−B′断面図、
同図ロは取付状態を示す断面図、第10図は本考
案の第3の実施例を示す平面図である。 1,1′,1″……取付用カバー、2,2′……
凹部、3……側板、4……切欠、5……天板、6
a,6b……取付孔、7a……ビス、7b……ナ
ツト、8′,8″……カバー本体、9′,9″……取
付片、10′,10″……天板、11′,11″……
突起、12′……側板、13a′,13a″,13
b′,13b″……取付孔、T,T′………トランジ
スタ、100,100′……モールド部、101
……取付板、102……放熱器、103……絶縁
材、105,105′……端子、106′……盲
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放熱器の表面上に絶縁材を介して載置され、か
    つ一端面に端子が植設されたトランジスタのモー
    ルド部を前記端子が植設された端面を除いて包囲
    すると共に、前記端子はその基端部の近傍に至る
    まで被覆するように構成し、かつ前記放熱器に取
    付けるための取付孔が穿設されたことを特徴とす
    る合成樹脂からなるトランジスタの取付用カバ
    ー。
JP19497081U 1981-12-29 1981-12-29 トランジスタの取付用カバ− Granted JPS58103145U (ja)

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JP19497081U JPS58103145U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 トランジスタの取付用カバ−

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JPS58103145U JPS58103145U (ja) 1983-07-13
JPS6214703Y2 true JPS6214703Y2 (ja) 1987-04-15

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JP19497081U Granted JPS58103145U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 トランジスタの取付用カバ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5528415B2 (ja) * 2011-11-21 2014-06-25 三菱電機株式会社 半導体装置
JP5634621B2 (ja) * 2011-11-30 2014-12-03 三菱電機株式会社 半導体装置、及び車載用電力変換装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5074867U (ja) * 1973-11-13 1975-06-30

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