JPS62125072A - 改良された糸キヤリヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、改良された糸キャリヤに関する。

従来の技術 多年にわたり、染色用スプリング（ｄｙｅ　ｓｐｒｉ−
ｎｇｓ）が、その上に織糸が巻かれる染色用巻芯として
使用された。一般用語として染色用スプリングが使用さ
れているのではあるが、この用語は、ステンレス鋼等よ
り成る螺旋スプリングを意味するだけでなく、織糸用巻
芯として役立ちかつその後に、加圧容器（その場合染料
が、巻芯の内側を上方へ通過しかつ、巻芯に巻かれた糸
を通して外部へ拡散する）中の染色用スピンドル等に収
容される種々雑多な染色用チューブをも意味する。

染色用スプリングを改良するための種々の試みが、チュ
ーブまたはスプリングおよび糸間に濾過スリーブを使用
する必要がないスプリングまたはデユープを製造する意
味でなされた。しかしながら一般に、染料を糸を通して
十分に拡散させるため、濾紙スリーブは特定の糸に極め
て有利であることが明白になった。従来この意味で、軸
方向に圧縮されることができるかまたはできない若干の
染色用チューブが製造され、その場合、このチューブは
濾紙スリーブを使用する必要がないという主張がなされ
た。さらに、このチューブを最良に使用するため、濾紙
の使用を優先させ、染料粒子がチューブの特定部分を通
過することを阻止しかつ、糸保持部分をチューブ圧縮中
に減少させた。

さらに、圧潰性の染色用チューブは、糸が巻かれかつ染
色釜中へ配置された際に、圧潰されることができるかま
たは、制限された程度に軸方向に圧縮されることができ
るものが使用され、大型の糸が、染色釜中に唯一の染色
サイクル中に配置されることを可能にする。この特殊な
目的のために、ステンレス鋼製スプリングが、スプリン
グを有するものとして使用され、かつ他の構造のチュー
ブ、例えば熱可塑性ポリマー材料から成形されたものが
使用された。

若干の難点が、ステンレス鋼製染色用スプリングおよび
その変形物につき存在する。このような欠点は、少しく
挙例すれば、該スプリングの十分な供給の維持、および
該スプリングの再使用を可能にするための再生加工、洗
浄に必要な資本支出を包含する。これら特性の点で、引
続く努力が、唯一回の使用後に廃却可能である、成形さ
れた熱可塑性の圧潰可能な染色用スブリングの分野で費
された。換言すれば、該染色用スプリングは、一度糸が
巻かれかつ糸が染色されると、糸が該チューブから繰出
されかつ該チューブが廃棄される。

発明が解決しようとする問題点 本発明によれば、染色用チューブまたは染色用スプリン
グの分野でさらに他の改善が得られる。公知技術を越え
た明白な改善は、有利な商品化とその使用を可能にする
ため十分経済的に製造されることができる本発明の染色
用スプリングで明白である。従って、チューブを再使用
する代りに、該チューブは廃棄されかつ新たなチューブ
がそれに代えられる。本発明による染色用スプリングは
、従来、若干の異なるワインダ上で管の取扱い法が異な
ることにより若干の難点があった全ての種類のワインダ
で使用するのに適当であると思われる。さらに、本発明
による染色用チューブは、硬質チューブとしておよび圧
潰性のデユープとして使用されることができる。本発明
によるチューブの構造により、これは繊維工業以外の他
の用途でも使用可能である。例えば、該チューブは、ス
プリング、緩衝装置等のような若干の他の分野で使用さ
れることができる。

本発明は、全ての公知刊行物により教示らまた示唆もさ
れていない。

本発明の目的は、はじめに硬質であるが、予定された軸
方向の荷重を受けることにより軸方向に圧縮されること
が可能である、成形されたチューブ状部材を提供するこ
とである。

本発明の他の目的は、硬質チューブまたは圧潰可能なチ
ューブとして使用されることができる、改良された、廃
棄可能な染色用スプリングを提供することである。

さらに本発明の他の目的は、はじめに硬質であり、かつ
、加圧染色容器中に収容されかつ、その上に予定された
圧力が、スプリングの長手に関連する軸方向に適用され
た際に圧潰されることができる、改良された染色用スプ
リングを提供することである。

問題点を解決するための手段 一般に、本発明の染色用チューブは、１対の環状フラン
ジ、および該環状フランジ間に設けられた中間構造より
成り、該中間構造は、一般に、チューブの長手に交差し
て延びる最低１つの部材、および一般に、チューブの長
手に軸方向に延びる複数の硬質部材より成り、これら部
材が一堵になって、開放網目を有するはじめに硬質な構
造の制限を保証し、最低若干数の、軸方向に延びる該硬
質部材が、該チューブの軸方向圧縮を惹起するように予
定された大きさの軸方向荷重により変形可能である。

さらに詳しくは、本発明の、その最も有利な形のチュー
ブ状部材は、フランジおよび、隣接するリングのセグメ
ントの対向縁に固定された、軸方向に延びる複数の硬質
部材間に固定された、複数のリングの形の、一般に横方
向に延びる部材を有する、該部材両端の環状部材より成
り、はじめに硬質な構造を、該チューブの軸方向圧縮を
許容するように予定された圧力を受けて変形可能である
最低若干数の軸方向の硬質部材で制限する。

有利な実施例において、２種類の、軸方向に延びる硬質
部材が使用される。第１の硬質部材は、軸方向および横
方向（円周方向）に、隣接する変形不能な部材から離し
て配置されているそれぞれの変形不能な硬質部材により
変形不能である。第２の硬質部材は予定された圧力を受
けて変形可能であり、かつそれにより該チューブが、一
度圧力を受ければ圧潰チューブに変わる。第１および第
２の硬質部材の空間が、該チューブの制限された圧潰を
許容しかつ該チューブ壁の適当な開口度を保証し、チュ
ーブ圧潰後のそれを通る染色液の流動を許容する。

変形可能な硬質゛部材は、予定された圧力を受け、軸方
向位置から偏向することができるか、または該部材は、
予定位置で破壊し、チューブ圧潰を許容することができ
、かつ本願明細書中で使用される「変形可能Ｊ　（ｄｅ
ｆｏｒｍａｂｌｅ）なる用語は全てのこの種の変動を包
含する。

従って、本発明による染色用チューブは、はじめに硬質
な通路が該チューブの全長にわたり延びるとともに、該
通路に沿う最低若干数の軸方向硬質部材が、予定された
圧力を受けて変形し、該チューブの制限された圧潰を許
容する構造を包含する。変形可能な硬質部材だけが使用
されたそれらの位置で、該部材自体が該チューブの圧潰
を制限するとともに、変形不能な硬質部材か使用された
実施例において、変形不能な該部材はまた、チューブの
軸方向の圧潰を制限するのに役立つ。

本発明のチューブ状部材を製造するのに使用される、一
般に横方向に延びる部材は、有利に一般に断面が梯形で
あるとともに、変形不能な硬質部材は有利に一般に矩形
である。それだけで、全ての横方向または半径方向の圧
縮に対する大きい抵抗力が、該チューブの良好な成形性
とともにえられる。

実施例 以下に、本発明の有利な実施例を図面につき詳説する。

第１図は、それらの間に設けられた複数のリング４２０
を何する末端フラン′）４１２および４１３を有する染
色用チューブ４１０を示す。

第１の変形不能な硬質部材４３０が、フランジおよび／
またはリングに対し対向縁に固定されて該チューブの構
造を一体化するとともに、これら第１の硬質部材４３０
は、軸および円周の両方向に相互に離して配置されてい
る。さらに、第２の変形可能な硬質部材４３５か、フラ
ンジおよび／またはリングに対向縁に固上定され、かつ
その場合、第１の硬質部材と一緒に作動し、チューブ４
１０の長手に沿い軸方向に延びる硬質部分を制限するよ
うに配置される。記載せる他の実施例と同様に、チュー
ブ４１０は、はじめは硬質でありかつ、硬質部材４３５
を変形させるのに十分な圧力をそれに作用させた際に圧
潰する。また、硬質部材４３０および４３５の外縁はチ
ューブ４１０の外周と同じであり、それにより、十分な
数で形成された場合、それに巻かれた糸がチューブ圧潰
中に絡み合うのを回避するのに濾紙は不必要である。

第２図は、変形可能な硬質部材だけがリング５２０間に
固定された染色用チューブ５１０を示す。・この実施例
において、硬質部材５３５の外側の厚さがチューブ圧潰
度を決める。第３図は、変形不能な硬質部材６３０およ
び変形可能な硬質部材６３５が交互に、隣接するリング
６２０間にチューブ６１０の長手に沿って固定された染
色用チューブ６１０を示す。

前述せるように、本発明のチューブ状部材は、所望の形
状および寸法を有する染色用チューブが得られるように
、プラスチック組成物を射出成形することにより集成さ
れて得られるのが有利である。さらに前述仕るように、
該チューブ状部材が染色用チューブとして使用される場
合に所望される材料は、加えられる染色温度、すなわち
ほぼ１３８〜１４９℃（２８０〜３００＃）程度に耐え
るポリプロピレンのようなプラスチック組成物である。

しかしながら、基本的な用途に関する限り、本発明のチ
ューブ状部材は、緩衝装置、スプリング等としても使用
されることができる。さらに、本明細書に記載せる実施
例およびその部材は、本発明による全ての染色用チュー
ブと交換可能に使用されることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明によるチューブ状部材のそれぞ
れ１実施例を略示する側面図である４１０・・・染色用
チューブ、４２０・・・リング、４３０・・・変形不能
な硬質部材、４３５・・・変形可能な硬質部材、５１０
・・・染色用チューブ、５２０・・・リング、５３５・
・・変形可能な硬質部材、６１Ｏ・・・染色用チューブ
、６２０・・・リング、６３０・・・変形不能な硬質部
材、６３５・・・変形可能な硬質部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ａ）１対の環状末端フランジ；および ｂ）該環状末端フランジ間に配置された中間構造より成
   り、該中間構造が、該キャリヤの長手に一般に交差方向
   に延びる最低１つのフレキシブルな部材および、該キャ
   リヤの長手に一般に軸方向に延びる複数の硬質部材より
   成り、これら部材が一緒になって、それを通して染料液
   を通過させるための解放網目を有する初期剛性構造を制
   限し、最低若干数の、軸方向に延びる該硬質部材が、予
   定された大きさの軸方向荷重を該キャリヤに受けた場合
   に変形可能であり、それにより、この予定された大きさ
   より以上の軸方向荷重を受けた場合に、該キャリヤに軸
   方向の圧潰が得られる糸キャリヤにおいて、 ａ）複数のリング；および ｂ）該リング間に固定され、一般に軸方向に該キャリヤ
   の長手に延びる複数の硬質部材より成り、該リングおよ
   び、軸方向に延びる部材が初期に剛性のキャリヤを形成
   し、若干数の、軸方向に延びる該硬質部材が、予定され
   た軸方向荷重を受けた場合、該キャリヤを軸方向に圧縮
   するため該キャリヤの長手に変形可能であることを特徴
   とする改良された糸キャリヤ。 ２、軸方向に延びる該硬質部材が、この予定された軸方
   向荷重を受けた場合に変形不能である部材をも包含する
   ことを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の改良さ
   れた糸キャリヤ。 ３、変形可能な該硬質部材が、軸および円周両方向に離
   して配置され、かつ変形可能な該硬質部材が、これら変
   形不能な硬質部材間に軸方向に設けられていることを特
   徴とする、特許請求の範囲第２項記載の改良された糸キ
   ャリヤ。 ４、ａ）１対の環状末端フランジ；および ｂ）該環状末端フランジ間に配置された中間構造より成
   り、該中間構造が、該キャリヤの長手に一般に交差方向
   に延びる最低１つのフレキシブルな部材および、該キャ
   リヤの長手に一般に軸方向に延びる複数の硬質部材より
   成り、これら部材が一緒になって、それを通して染料液
   を通過させるための解放網目を有する初期剛性構造を制
   限し、最低若干数の、軸方向に延びる該硬質部材が、予
   定された大きさの軸方向荷重を該キャリヤに受けた場合
   に変形可能であり、それにより、この予定された大きさ
   より以上の軸方向荷重を受けた場合に、該キャリヤに軸
   方向の圧潰が得られる糸キャリヤにおいて、 ａ）複数のリング； ｂ）その両端が、隣接するリングに固定され、相互に円
   周および軸両方向に離して配置された第１の硬質部材；
   および ｃ）その両端が、隣接するリングに固定された第２の硬
   質部材より成り、これらリングおよび硬質部材が初期剛
   性構造を制限し、この第２の硬質部材が、予定された軸
   方向荷重を、該キャリヤの長手に受けた場合に変形可能
   であるにすぎず、それにより該キャリヤが、この予定さ
   れた荷重を受けた場合に軸方向に圧潰することを特徴と
   する改良された糸キャリヤ。 ５、この第２の硬質部材が、第１の硬質部材間に軸方向
   １列に該キャリヤの長手に設けられていることを特徴と
   する、特許請求の範囲第４項記載の改良された糸キャリ
   ヤ。