JPS6174965A - 組立カムシヤフト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車等の内燃機関に用いられる組立カムシ
ャフトに関するものである。

従来の技術 中空カム軸を強化プラスチックとし、カム駒を金属とし
て両者を接着剤で接合する組立カムシャフトとしては特
開昭５８−７５９０３号などがある。

発明が解決しようとする問題点 中空強化グラスチックカム軸とカム駒を結合するのに経
済的理由から接着する方法が用いられるが、カムシャフ
ト使用中の衝撃や熱収縮差によって弛みが発生し易い問
題がある。

問題点を解決するだめの手段 カム駒内周に凹欠部を設け、その凹部に係合する突出部
を該カム駒内周を貫通する中空強化プラスチックカム軸
に突出形成する。

作　　　　　　　用 カム駒と中空強化プラスチックカム軸が凹凸係合する。

実　　　施　　　例 以下本発明の実施例のその構成を図面によって説明する
。

第１図及びそのｌｌ−１ｔ断面を示すＭ２図において、
１は組立カムシャフト。２はそのカム軸で合成繊維の長
繊維を型の上に巻きつけながら、適当な樹脂を含浸させ
て成形する、所謂フィラメント・ワインディング（Ｆｉ
ｌａｍｅｎｔ　　Ｗｉｎｄｉｎｇ、）中空強化プラスチ
ックカム軸である。

このカム軸２は、長繊維にガラス繊維、カーボン繊維な
どの中から適当なものを選択して使用され、プラスチッ
クに熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂の中から適当なものを
選択して使用され、かつ必要によゆプラスチック中に合
成繊維の短繊維を混入しても良い。

なおりム軸２は、カム駒３と結合される以前の単体状態
では突出部５は形成されておらず、真に円筒状と成って
いる。

カム駒３は、金属時鍛造、焼結、セラミック、繊維強化
プラスチックなどの中から適当なものを選んで成形され
る。

このカム駒３は、す／グ状でその内周はカム軸２を挿入
できる寸法に形成されている。カム駒３内笥には、カム
駒軸線方向の中央部においてカムトップ部方向に向けて
欠肉された凹欠部４が形成されている。

このようなカム軸２とカム駒を結合するには、カム軸２
にカム駒３を装着した後に、型（図示せず）に固定して
カム軸２を加熱すると共にカム軸内周に気圧又は液圧な
どの内圧を加えることに工り、カム駒３の凹欠部４に係
合する突出部５がカム軸２の一部に突出形成される。

このときカム軸２の長繊維が突出部５とその周辺の非突
出部と連通しない場合、及び突出部５が所望形状に突出
しない場合は、これらの問題を解消するためにカム軸２
の加熱及び内圧付与時にカム軸２を軸線方向に短縮する
荷重をさらに付加する。

このようにして組立てられた組立カムシャフトは、突出
部５にも長繊維が通じ、カム軸２とカム駒３が強固に連
結され、使用中の衝撃及び熱収縮差にも耐えることがで
きる。

なお本発明は、上記実施例に限らず、例えば第３図及び
第３図のＩＶ−ＩＶ断面に示すように、凹欠部４，４と
突出部５，５は複数個でも良く、またそれらの位置もカ
ム駒中央に限らず片側に偏っていても良い。

効　　　　　　　果 以上のように本発明によれば、突出部にも長繊維が通じ
ているので、カム駒とフィラメント・ライ／ディング中
空強化プラスチックカム軸を強固に結合できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を表わすもので、第１図は組立カ
ムシャフトの要部の一部断面投影図。第２図は第１図の
■−■断面を表わす断面図。第２図は他の実施例を表わ
すもので、組立カムシャフトの要部の一部断面にした断
面図。第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ断面を表わす断面図
である。 （記号の説明） ２・・・・・カム軸０　　３”””カム駒。 ４・・・・・凹欠部。　　５・・・・・突出部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リング状のカム駒３内周に凹欠部４を設け、前記凹欠部
   ４に係合する突出部５が該カム駒内周を貫通するフィラ
   メント・ワインディング中空強化プラスチックカム軸２
   に熱と内圧を加えて突出形成されていることを特徴とす
   る組立カムシャフト。