JPH0131041Y2 - - Google Patents

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JPH0131041Y2
JPH0131041Y2 JP18013783U JP18013783U JPH0131041Y2 JP H0131041 Y2 JPH0131041 Y2 JP H0131041Y2 JP 18013783 U JP18013783 U JP 18013783U JP 18013783 U JP18013783 U JP 18013783U JP H0131041 Y2 JPH0131041 Y2 JP H0131041Y2
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JP
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stud
skin layer
outer skin
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resin
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JP18013783U
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スタツドの固定構造に特徴を有する
スポーツシユーズに関するものである。
例えばサツカーシユーズのようなスポーツシユ
ーズにおいては、第1図に示すように、その下面
から突出するよう多数のスタツド3が設けられて
いる。斯かるスタツド3を設けるために、従前よ
り、シユーズ本体1の下面に樹脂より成る外皮層
2を設けてこれと一体にスタツド3を形成するこ
とが知られている。しかるに、このように外皮層
2とスタツド3とを一体に形成する場合には、シ
ユーズ本体1を高熱にさらすこととなつて種々の
弊害を生ずることから、スタツド3に加熱硬化処
理を施すことができず、結局十分なスタツドを設
けることができない。
一方、スタツド3を、外皮層2とは別体に成型
した上単独で硬化処理を施し、このスタツド3を
外皮層2に固定したものが提案されている。すな
わち、第2図に示すように、全体形状が柱体をな
し、その基部31側の端面32が粗面とされてい
るスタツド3を形成してその基部31を外皮層2
内に埋設して固定するようにしている。図中、3
4はスタツド3の本体とシユーズ本体1との間の
距離を規定する突起である。しかしながら、この
ような構成のスポーツシユーズにおいては、外皮
層2を注入成型によつて形成する場合においても
スタツド3とは一体化せず、スタツド3の基部3
1が外皮層2内に単に埋め込まれた状態となるに
過ぎないため、スタツド3の固定強度が不十分で
あつて、衝撃力が加わるとスタツド3が簡単に離
脱するという欠点を有する。
本考案は以上のような背景の下になされたもの
であつて、その目的は、機械的強度が大きくてし
かも離脱しにくいスタツドを有し、優れた耐久性
を有するスポーツシユーズを提供することにあ
る。
本考案の特徴とするところは、シユーズ本体
と、このシユーズ本体の下面に形成された収縮硬
化性樹脂よりなる外皮層と、この外皮層より突出
するよう当該外皮層にその基部が埋設された柱状
のスタツドとよりなり、 前記スタツドは、その基部に外方に突出するフ
ランジ部を有し、基部端面に前記外皮層を構成す
る樹脂が注入された穴を有する点にある。
以下、図面を参照しながら本考案の一実施例に
ついて説明する。
この実施例においては、第3図にその要部を拡
大して示すように、シユーズ本体1の下面に外皮
層2を形成し、この外皮層2内に後述するスタツ
ド3の基部31を埋設して構成されている。
ここにおいて、外皮層2は硬化時に収縮する性
質(以下、単に「収縮硬化性」という。)を有す
る樹脂、例えば硬質ウレタン樹脂、ナイロンなど
より構成される。
また、スタツド3は、第3図および第4図に示
すように、例えば硬質ウレタン樹脂よりなり、全
体形状が円錐台状をなすとともに、その基部31
には外方に突出するフランジ部35が形成され、
かつ基部31側の端面32の中央には有底の穴3
6が形成されており、必要な硬化処理が施された
ものである。さらに穴36には、その内周面に穴
36の軸と交わる方向に伸びる複数の溝37が形
成されている。そして、スタツド3のフランジ部
35は、スタツド3の外周に沿つて形成された外
皮層2の肉厚部21内に完全に埋設されると共
に、スタツド3の穴36内には外皮層2を構成す
る樹脂が充填されて外皮層2と一体をなす係止突
起22が形成されている。
斯かる構成のスポーツシユーズは、第5図およ
び第6図において拡大して示すように、注型成型
法により製造される。
この成型に用いられる型4は、その上面に、シ
ユーズ本体1の下面の形状と一致する表面形状を
有する、シユーズ本体1を載置するための載置部
41を有するとともに、この載置部41の表面に
は、スタツド3を配置すべき複数個所にスタツド
3の外周形状に適合したスタツド保持孔42が穿
設されている。さらに、このスタツド保持孔42
の上部周囲には、スタツド3のフランジ部35を
覆う肉厚部21を形成するためのリング状切欠段
部44が形成されている。図中、43は溶融樹脂
を型4外部より載置部41に供給するための樹脂
注入用通路であり、45はスタツド保持孔42と
型4外部を連通する排気用通路である。そして前
記スタツド3を型4の各スタツド保持孔42内に
位置させた後、シユーズ本体1が、接着剤が塗布
されたその下面において前記スタツド3の突起3
4を介して載置されるよう、載置部41に配置さ
せる。型4の上方においてシユーズ本体1の外周
を可動の型によつて塞いだ上、樹脂注入用通路4
3より収縮硬化性の溶融樹脂を注入する。これに
よつてシユーズ本体1と型4の載置部41の表面
との間隙、スタツド保持孔42の切欠段部44な
らびにスタツド3の穴36内に溶融樹脂が充填さ
れるので、この樹脂を硬化させて外皮層2を形成
し、同時にスタツド3を固定する。なお、シユー
ズ本体1と型4の載置部41の表面との間隙など
に存在する空気は注入される溶融樹脂に押されて
排気用通路45から排出される。
以上のような構成のスポーツシユーズにおいて
は、スタツド3のフランジ部35が外皮層2内に
埋設され、しかも外皮層2を構成する樹脂は収縮
硬化性樹脂であるので樹脂の硬化に伴う収縮によ
つてスタツド3のフランジ部35が締め付けられ
るようになつてフランジ部35が強固に固定さ
れ、その上さらに外皮層2と一体の係止突起22
がスタツド3内をその中心部に向けて伸びている
ことによつて、スタツド3と外皮層2とが多次元
的に係合して両者が一体的に結合されるので、ス
タツド3が外皮層2に強固に固定される。したが
つてスタツド3は曲げ、ねじりなどの大きな衝撃
力を受けても離脱することはない。またこの例に
おいては、スタツド3の穴36内に溝37を形成
しているので、係止突起22とスタツド3との軸
方向の強度も十分なものとなる。
第7図はスタツド3における穴36の変形例を
示したものであり、この例においては、穴36は
スタツド3の基部31より先端に向つて徐々に拡
径するよう形成されており、前述の実施例と同様
の作用効果を有する。
以上のように、本考案によれば、機械的強度の
大きいスタツドを外皮層に強固に固定することが
でき、したがつてスタツドの離脱しにくい優れた
耐久性を有するスポーツシユーズを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスポーツシユーズの一例を示す説明
図、第2図は従来のスポーツシユーズの要部を拡
大して示す説明用断面図、第3図は本考案の一実
施例に係るスポーツシユーズの要部を拡大して示
す説明用断面図、第4図は本考案の一実施例に係
るスポーツシユーズに用いられるスタツド基部の
端面図、第5図および第6図はそれぞれ本考案の
一実施例に係るスポーツシユーズの製造方法につ
いての説明用断面図および要部を拡大して示す説
明用断面図、第7図は本考案の実施例におけるス
タツドの変形例を示す説明用断面図である。 1……シユーズ本体、2……外皮層、21……
肉厚部、22……係止突起、3……スタツド、3
1……基部、32……端面、34……突起、35
……フランジ部、36……穴、37……溝、4…
…型、41……載置部、42……スタツド保持
孔、43……樹脂注入用通路、44……切欠段
部、45……排気用通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シユーズ本体と、このシユーズ本体の下面に形
    成された収縮硬化性樹脂よりなる外皮層と、この
    外皮層より突出するよう当該外皮層にその基部が
    埋設された柱状のスタツドとよりなり、 前記スタツドは、その基部に外方に突出するフ
    ランジ部を有し、基部端面に前記外皮層を構成す
    る樹脂が注入された穴を有することを特徴とする
    スポーツシユーズ。
JP18013783U 1983-11-24 1983-11-24 スポ−ツシユ−ズ Granted JPS6088804U (ja)

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JP18013783U JPS6088804U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 スポ−ツシユ−ズ

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JPS6088804U JPS6088804U (ja) 1985-06-18
JPH0131041Y2 true JPH0131041Y2 (ja) 1989-09-22

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