JPS61259466A - コネクタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は異形状のコネクターに関する。

〔従来の技術〕

近年、液晶パネルの画像表示への応用が多方面で検討さ
れており、これに伴い液晶パネルと駆動回路との微細か
つ多端子な接続に対し効率が良く信頼性の優れた実装方
式が必要とされている。

このような要求に対する１つの候補として、液晶パネル
のガラス面上に画素パターンの形成と同時に駆動用ＩＣ
の電極に対応するＩＣ接続用パターンを薄膜形成し、駆
動用ＩＣの電極に対応して導電部群を有したコネクター
を介し、駆動用ＩＣと液晶パネルとを直接接続する方式
が試みられている。この方式によると液晶パネルのガラ
ス面上に形成されるＩＣ接続用パターンは、画素パター
ンと同一工程、同一材料で形成することが歩留り、コス
ト等の面から最も有効であり、一般的には　　　　′Ｉ
ＴＯ等の透明導電膜が用いられる。しかし、ＩＴＯはシ
ート抵抗値が高くこのためＩＣ接続用パターンの抵抗値
が大きくなり、液晶の応答速度の低下をもたらすなど画
像品質の低下をまねくといった問題を有しており、ＩＣ
接続用パターンの低抵抗化が望まれている。

上記問題点の対策として第５図に示すようにＩＣ接続パ
ターン４２を形成した液晶パネル４１に、入カバメーン
４８を形成した薄い回路基板４７を貼り合せ、駆動用Ｉ
Ｃ４３の電極４４に対応して導電性弾性体から成る導電
部４６群を形成したシート状のコネクター４５を介し、
駆動用ＩＣ４３と入カバメーン４８を形成した回路基板
４７を含む液晶パネル４１とを加圧部材４９によって圧
接接続する方法が考えられている。この方法によると、
回路基板４７上に形成される入カバターン４８の低抵抗
化が計れるため、入力系の抵抗の低減に大きく寄与し、
これにより液晶の応答速度の低下をまねくことがなく画
像品質の向上をもたらすことが可能となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記する方法によると、液晶パネル４１と回路
基板４７とを貼り合せるため、駆動用ｒｃ４５の接続面
積内において５０〜７０μｍもの段差を生じてしまい、
従来から用いられて来た導電部４６の高さが均一なコネ
クター４５ではこの段差部を吸収しきれず、特に段差近
傍での接続不良、接続不安定をもたらしていた。本発明
ではかかる問題点に着目し、段差近傍での接続の安定性
が高く、従来のコネクター品質を損うことなく、低価格
化の可能なコネクターを実現することを目的としている
。

〔問題を解決する定めの手段〕

上記する目的を達成するため本発明では、接続する基板
の段差部と対応する位置に必要な段差を形成した絶縁性
シートの各々の段部に厚み方向に導電性を有する導電性
弾性体の柱状導電部群を形成したものである。

〔作用〕

上記する構成によると、段差部を有するような基板の接
続に於ても、基板段差に対応してコネクターに段差を形
成することにより各段部でのコネクター変位量を一定に
保つことが出来るため安定性の高い接続を可能とするも
のである。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は本発明におけるコネクターを示し、第１図（ａ
）は平面図、第１図（ｂ）は側断面図。第２図、第３図
は本発明におけるコネクターの工程を示す側断面図であ
る。

工程をおって構造を説明すると、導電性微粉末あるいは
導電性繊維を混入し１こシリコーンゴム等から成る導電
性弾性体１１をＩＣ等の電極群に対応し、しかも接続部
の段車に対応する如く高さが部分的に異なる柱状導電部
１２，１３を成形し、次に第３図に示すようにシリコー
ンゴム等の絶縁性弾性体１４で前記柱状導電部１２．１
３の間を柱状導電部１２．１６の段差に相当する段差部
１５を設ける如く埋め込むように成形し、次に破線で示
す部分よりスライシング加工等で切断することによりコ
ネクター１０を形成するものである。

この方法はいわゆる二色成形法とスライシング加工とい
った従来から用いられている加工法によって容易に達成
可能であり、成形用の治具加工もＮＣ等の加工機械を用
いることで導電性弾性体１１の柱状導電部１２．１３密
度も１平方センチメートル当り５００個所以上もの高密
度化を計れ、段差部も容易に加工することができろ。

第４図は本発明における他の実施例の側断面図を示す。

これは非磁性板の所定の位置に段加工を施し、さらにＩ
Ｃ等の電極に対応した位置に強磁性ピンを貫通し、その
強磁性ピンの表面を非磁性板の表面と同一面になるよう
に加工した治具の一対を所定の間隙を設けて重ね合せ、
その間隙部に強磁性導電粉末（例えばニッケル）と架橋
剤とを混入し１こシリコーンゴムを介在させ、次に強磁
性ピンの長手方向に磁場を加えることにより強磁性導電
粉末は強磁性ピンの対抗した位置に引き寄せ゛られ集中
配向し柱状導電部２１を形成し、柱状導電部２１０間に
は強磁性粉末の残りのない絶縁性弾性体２２のみが残り
、この状態で加熱処理することによりシリコーンゴムは
架橋反応により硬化し、段差部２６を有するコネクター
２０が得られる。この場合柱状導電部２１は感圧型導電
性を示す。

以上の二色成形法、磁気配同法ともに、成形型の加工形
状により容易に柱状導電部の突出化を計ることができる
。

〔発明の効果〕

上記する説明のように本発明では、二色成形法及び磁気
配向法によりコネクターの段部を形成することにより、
段差部を有するような基板の接続に対しても各接続部で
のコネクターの圧縮変形量をほぼ一定に保つことが出来
るため、接続の安定性をいちじるしく向上することが出
来るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のコネクターを示し、第１図（ａ）は平
面図、第１図（ｂ）は側断面図、第２図、第３図は本発
明のコネクターの製造工程を説明するための側断面図、
第４図は本発明のコネクターの他の実施例を示す側断面
図、第５図は従来技術を示す側断面図である。 １０・・・・・・コネクター、１１・・・・・・導電性
弾性体、１２．１６・・・・・・柱状導電部、 １４・・・・・・絶縁性弾性体、１５・・・・・・段差
部。 第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）段差部を有する絶縁性シートの各々の段に複数個
   の厚み方向に対し導電性を有しかつ各々独立した導電性
   弾性体から成る柱状導電部群を配置したことを特徴とす
   るコネクター。
2. （２）導電性弾性体が感圧型導電性弾性体から構成され
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のコネク
   ター。
3. （３）導電性弾性体が絶縁性シートの表面の少なくとも
   一面より突出して形成されたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のコネクター。