JPS6094835A - シ−トスライドのウオ−クイン機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば２ドア形乗用自動車の前部シートの前
後方向の位置を調節するシートアジャスタ等に用いられ
るシートスライドのウオークイン機構に関するものであ
る。

第１図乃至第６図はシートアジャスタの作用説明図であ
る。

第１図は車体１に設けたシート２を模式的に描いである
。このシート２を往復矢印Ａの如く前後方向の位置を調
節し得るように、シートアジャスタ５が設けられる。

４は車体１に固定したロワレール、５は上記のロワレー
ル４によシ前後方向の摺動自在に支承されたアッパレー
ルである。以下、ロワレール４とアッパレール５とを総
称してスライドレールと呼ぶ。

上記の摺動を任意に係止、解除できるように、手動操作
レバー６を備えたロック手段７が設けられる。

上記の装置を便利ならしめるように、ロック手段７をシ
ート２のシートバック２ａに連動せしめ、第２図に示す
ようにシートバック２ａを前傾させるとロック手段７の
ロック機能が解除され、シートを矢印Ｂの如く自在に前
進摺動せしめ得るようになる（矢印Ｂ方向にバネで付勢
することも行われている）。

第６図に示すように、シートバック２ａを立ててシート
を後退せしめると、ロック手段７がロック作動し、シー
トの前後位置が係止される。

上記のような機能を有する従来のシートアジャスタの１
例を第４図乃至第６図に示す。

第４図は平面図、第５図は側面図、第６図は第５図のｃ
−ｃ断面図である。

これらの図において、４は前述のロワレール、５はアッ
パレールである。第６図に示すようにアッパレール５は
ローラ８．ボール９を介して摺動自在に支承されている
。６は手動操作レバー、６ａはレバー軸であシ、６ｂは
レバー軸６ａを回動自在に支承するよう、アッパレール
５に固着されたブラケットである。

アッパレール５とロワレール４との摺動を係止するため
、多数の凹凸１０ａを列設した係止板１０がロワレール
４に固着されると共に、上記の係止板１０に係合するロ
ック爪１１がレバー軸６ａに固着される。１２は、上記
のロック爪１１を係合方向矢印Ｄ（第６図）に付勢して
いるネジリコイルバネである。本例の如く係止孔１０ａ
を列設した係止板１０をロワレール４に固着する代りに
、該ロワレール４の側面に係止孔（図示せず）を列設し
たものもある。

上記のロック爪１１をシートバックに連動させるタメ、
アッパレール５に対してブラケット６ｂにレバー２１を
枢着しである。２２け枢支軸である。

上記のレバー２１の１端２１ａにワイヤ（図示せず）を
繋着して、シートバックを前傾せしめたとき前記レバー
２１に矢印Ｅ方向の力が与えられるように構成する。

上記の力Ｅによってレバー２１が第４図の左回り方向に
回動せしめられると、該レバーの他端２１ｂがロック爪
１１を押動して、第６図の反矢印り方向に回動させ、こ
れに伴ってロック爪１１が係止用の凹凸１０ａから抜去
される。上記の力Ｅが消失するとロック爪１１はネジリ
コイルバネ１２の付勢力によシ係止孔り０ａ内に挿入式
れる。

以上、第４図乃至第６図に示した従来の装置は、車体に
固定したロワレールによシ、シートを担持したアッパレ
ールを摺動自在に案内すると共に上記の摺動を係止する
手動操作可能なロック手段を設け、かつ、アッパレール
に対して枢支したレバ一部材をシートバックの回動に連
動させる手段を設け、上記レバ一部材によって前記のロ
ック手段に係止解除方向の操作力を伝動するように構成
したものであるが、この装置を更に便利ならしめるよう
にウオークイン機構が付設されている。

ウオークイン機構とは、第２図に示したようにシートバ
ック２ａを前傾させてシート２を前進させた後、ロック
手段７が係止解除状態に保たれてシートの前後進摺動が
フリーになシ、第６図の如く矢印Ｂ′方向に後退させて
所定の位置に到達するとロック手段７が作動して後退勤
を係止され、前後進方向の位置が固定される自動的機前
ておる。

次に、第４図乃至第６図に示した従来装置について、ウ
オークイン用の構成とその作動を説明する。

前述のウオークイン作動から容易に理解されるように、
ウオークイン機構は、 （ａ）　シートバックを１度前傾させてロック爪１１を
凹凸１０ａから外すと、その後シートバックを立てても
ロック爪１１が凹凸１０ａに噛み合わないように噛合を
阻止する機能と、 （ｂ）　シートを後方にスライドさせて所定の位置に来
ると、噛合阻止を解除する機能とによって成り立つ。

第４図に示すごとく、レバー２１の１端２１ａに、ウオ
ークイン用のロック２３が回動自在に軸着され、ウオー
クイン用のバネ２４によって右回シ方向に付勢されてい
る。

上記のウオークイン用のロック２５の自由端付近にウオ
ークイン用のピン２５が植設されている。

第４図の状態で、シートバック（図示せず）が前傾感れ
てレバー２１が矢印Ｅ方向の力を受け、図の右回シに回
動すると、これに軸支されたウオークイン用ロック２５
に植設したウオークイン用ビン２５が、プラタン）６ｂ
に設けた四部６ｂ−１に係合し、レバー２１の左回シ復
元回動を係止する。このためシートバックを立てて矢印
Ｅ方向の力を消失させてもレバー２１はロック爪１１を
押し続け、該ロック爪１１が凹凸１０ａに噛合する作動
を阻止する。

更に、上記の噛合阻止機能を、所定の位置で解除させる
ため、ロワレール４にウオークイン用のプレート２６が
固着される。

前記のウオークイン用のピン２５がブラケット６ｂの四
部６ｂ−１に係合した状態（レバー２１の復元回動を係
止した状態）で、アッパレール５及びこれに固着式れた
ブラケツ）６ｂがロワレール４に対して図の左方（シー
トの前方）に摺動していた状態から図の右方に復元摺動
してきたとき、ウオークインビン２５がウオークインロ
ック２６の前端（図の左端）２６ａに当接すると、前端
２６ａの斜面に乗シ上げた格好になって凹部６ｂ−１か
ら外れる。これによりレバー２１の左回シ回動の係止が
解かれるので、ロック爪１１はネジリコイルバネ１２の
付勢力によシレバー２１を押し戻しつつ凹凸＋Ｏａに噛
合してアッパレール５の摺動を係止する。

以上のように構成された従来のウオークイン機構には次
記のような不具合が有った。

（イ）　第４図に示されているように、このウオークイ
ン機構つきのロック装置は、アッパレール５及びロワレ
ール４に対して、その左右双方（図において上下）に突
出している。このため、これらの部材がシートと共に前
後（図の左右）にスライドする際、衣服その他に引つ掛
かシ易く、また人体に触れる虞れもある。

第４図乃至第６図に示した従来装置においては機構部分
を外見に出さないようにする為、および安全のためにカ
バーを設けるなどの処置が不可欠である。

（ロ）　シートアジャスタにウオークイン機能を付与し
た場合、前記の列におけるブラケッ）６ｂ、ウオークイ
ン用ロック２５などの部材を特別に作成しておシ、ウオ
ークイン機能の無いシートアジャスタとは別個の型式の
構成部材となる。

（う　ウオークイン機構を構成する部材がアッパレール
の上面に取付けられているため、アッパレールで担持す
べきシートの下面位置を高く設定しなければならない。

更に、シートの下側のウオークイン用構造部分が外見に
あられれて見栄えを悪くし、商品価値を下げる。そのた
め、構造部分を外見に出さないようにするため、また安
全のためにカバーを設けることが必要な場合もあった。

本発明は上述の事情に鑑みて為され、その目的とすると
ころは（イ）シートアジャスタ用のロック部材およびウ
オークイン用のロック部材の双方が外見にあられれない
ように、かつ人体に触れたカ器物に引っ掛かったシする
虞れのないように設置することができ、（ロ）ウオーク
イン機構の無いシートアジャスタのロック機構を変更す
ること無くそのまま共通に使用して、ウオークイン機構
をユニットとして付設することができ、０′９シ一ト取
付位置を上ける必要が無く、更に、外見の為にも安全の
為にもカバーの設置を必要としない、シートアジャスタ
用シートスライドのウオークイン機構を提供しようとす
るものである。

上記の目的を達成するため、本発明のシートスライドの
ウオークイン機構は、 シートアジャスタ用のロック部材とウオークイン用のロ
ック部材とをシートの内側に配設するとともに、これら
の構成部材をアッパレールの側面に設けたことを特徴と
する。

次に、本発明のウオークイン機構の１実施例を第７図は
本発明のシートアジャスタ用シートスライドのウオーク
イン機構の取付関係を説明するため、１実施例を模式化
して描いた概要的な平面図で、４，４はロワレール、５
−　５ｔｊニアツバレールである。本実施例においては
ウオークイン用のロック手段はシートアジャスタ用のロ
ック手段と共に図示右側のアッパレール５の内側（図に
おいて左側）に設置しである。

その矢印ＨＸ視を第８図に示すとともに、そのＩＸ−Ｉ
Ｘ断面を第９図に示す。この実施例は、第４図乃至第６
図に示した従来列の装置に本発明を適用したもので、従
来例と同一の図面参照番号を付したアッパレール５．レ
バー軸６ａ、ロック爪は従来装置におけると同様乃至は
類似の構成部材である。

ダラシを付して示したブラケット１６は、従来装置のブ
ラケット１６に対応する部材で、枢支＠１５によシレバ
ー１４′を枢支している。第７図に示した部分の分ｍ斜
視図を第１０図に示す。

上記ルバー１４′は、従来装置の解除レバー１４と、後
述するウオークイン用のロック１７を軸着するための孔
１４ｄとを設けたウオークイン用レバーでおる。該レバ
ーの下端部１４ｂがシートパックの傾動に伴って矢印Ｅ
方向に引かれること、及び該レバーの上端部１４ａがフ
ック１６を押し上けて係止解除する機能を有している仁
とについては、従来の解除レバー１４と同様である。

第１０図に示したように、ウオークイン用のロック１７
を構成する。本例のウオークインロック１７はレバー状
の部材下、前記のウオークインレバー１４に枢着するた
めの孔１７ａ１及びリベツ）　１７ｂを備えている。こ
のウオークインロック１７を組み付けた状態は第９図の
如くでおる。このウオークインロック１７を、第８図に
おいて左回り方向に付勢するため、ウオークインレバー
１４との間にスプリング１８を介装係着する。

本発明は、上記のウオークイン用ロック部材とアッパレ
ールとの相対的移動を係止する保合部を設ける。本実施
例においては次記のようにして保合手段を構成しである
。

前記のブラケツ）　１３’の下端部を折り曲げて係止用
突起１５ａを設ける。

前記の如くスプリング１７で回動力を付勢（第８図にお
いて左回り方向）を付勢されているウオークインロック
１７は、その下側の辺を前記の突起１３ａに当接させる
。ウオークインプレ−ト １５０回りに回動して、ウオークイン用ロック１７の枢
支リペツ）　１７ｂが枢支４１１１５の回シに回動する
と、前記の下辺１７ｃと突起１３ａとが摺動する。

第８図は、シートバックが前傾されていない状態、すな
わちウオークイン用のレバー１４′が矢印Ｅ方向の力を
受けていない状態を描いである。このウオークインレバ
ー１４が矢印Ｅ方向に引かれて左回りに回動すると、そ
の上端１４ａがフック１６を押し上げてスライドレール
の摺動係止を解除する。

ウオークインレバー１４′が上記のように左回りに回動
したとき、該ウオークインレバー１４′に枢支されてい
るウオークインロック１７を係止するため、その下辺１
７ｃの自由端寄シに保合用の切欠１７ｄを設ける。

第１１図は、ウオークインレバー１４′がシートパック
の傾動に伴って矢印Ｅ方向の力を受けて回動した状態の
側面図、第１２図は同端面図である。ウオークインロッ
ク１７はスプリング１８によって左回多方向に付勢され
ているので、その下辺１７ｃをブラケット１′５の係止
用突起１３ａに指触させておシ、第１１図の如くウオー
クインレバー１４′がフック１６を押し上げ、ウオーク
インロック＋７ｄが突起＋３ａに保合する。このため、
シートバックを立てて矢印Ｅ方向の力を消失せしめても
ウオークインレバー１４′はフック１６を押し上げた状
態を保つ。このためスライドレールの摺動係止は解除さ
れた状態が継続し、シートは前後に摺動し得る。

上述のように前後摺動自在となったシートが後方にスラ
イドされて所定の位置に達したとき、自動的にスライド
レールの摺動を係止するため、本発明の装置は前記のロ
ック部材（本例におけるウオークインロック１７）に当
接して保合部（本例における切欠１７ｄと突起１５ａ）
とが離間する方向にＨＩＩＩｈ　イ　↓ト　１　各　六
の困７１ｉ＋　田σ）滌士十か　口　口　１ノー　ｎ−
Ｖ　固着する。

本例においては、上記の駆動用部材として、第１０図に
示すようなウオークインプレート１９を構成する。この
部材は後述するようにウオークインロック１７を回動さ
せるカムの役目を果たす部材でおる。一方、回動せしめ
られる側のウオークインロック１７には、カムフォロワ
の役目をする曲面状の縁１７ｅを形成する。

第１５図に示すように、前記のウオークインプレート１
９をロワレール４に固着する。

シートを担持しているアツノくレール５を後方（図の右
方）にスライドさせると、相対的にウオークインプレー
ト１９がウオークインロック１７に接近し、仮想線で示
した１グのごとくウオークインロック１７の縁１７ｅに
当接し、該ウオークインロック１７を押し上げて図の右
回多方向に回動させる。この右回り回動により、切欠１
７ｄと突起１３ａとの保合が外れる。第１１図に示した
状態で上記のようにして切欠１７ｄが突起１３ａから外
れると、ウオークインレバー１４′の回動がフリーにな
る。前述の如くレノく−軸６ａはロック爪を係止板に挿
入せしめる方向に付勢されている（第５図のネジリコイ
ルバネ１２により）ので、ウオークインレバー１４′の
回動がフリーニナッテフック１６を押し上けなくなると
、ロック爪１１が係止板１０の係止孔１０ａに嵌合して
スライドレールの摺動を係止する。

上述の作用により、本発明のウオークイン機構を備えた
シートスライドによれば、シートパックを前傾させると
シートの前後摺動が自由になり、シートバックを立てて
もスライドシートの摺動が係止されなくなる。そして、
シートを後退させると所定の位置で自動的に係止される
。

前述の作用効果から容易に理解されるように、後退させ
たシートを係止すべき所定の位置は、ロワレール４に対
するウオークインプレート１９の取付位置を調節するこ
とによって任意に設定できる。

また、前記実施例においてはウオークインロック１７の
切欠１７ｄの係合相手部材として、係止用突起１５ａを
ブラケット１６′に形成したが、本発明を実施する場合
の保合手段は切欠と突起とに限られるものではなく、例
えはビンと孔などのように任意の手段を適用し得る。ま
た、ウオークインロック１７の保合相手部材もブラケッ
ト１５′に限られるものではない。本発明において、ロ
ック部材とアッパレールとのそれぞれに保合部分を設け
る、とは、ロック部材（本例におけるウオークインロッ
ク１７）と、アッパレールに対して固定されている部材
とのそれぞれに対して係脱自在な保合部分を設ける意で
ある。

本実施列の装置は、第１０図に表わされているようにシ
ートアジャスタ用のロック手段（ロック爪１１等）と、
ウオークイン用の部材（ウオークインレバー１４′、ウ
オークインロック１７等）とが取シ纒められてスライド
レールの左、右いずれか片側に設置し得る構造であるた
め、これをシートの内側に配設することができる。

また、本実施列の装置はウオークイン用のロック部材を
シートアジャスタ用のロック手段と共にアッパレール５
の側面に設けであるため、該アッパレール５の上に設置
すべきシートの位置を上げる必要が無い（詳しくは、ウ
オークイン機構を設けるためにシート下面の位置を高く
する必要が無い）。

更に、本例のウオークイン機構を構成する部材は第１０
図に示したＵ部分であシ、これを一つのユニットとして
構成することができる。このため、本ユニットの取付相
手部材である通常のシートアジャスタ装置に大きい改造
を施す必要なく、そのまま使用できる。即ち、ウオーク
イン機構つきシートアジャスタの構成部品と、ウオーク
イン機構無しのシートアジャスタの構成部品との間に互
換性を保持することができ、製造工程における部品管゛
１やアフターサービスにおける部品補給を容易ならしめ
る。

以上詳述したように、本発明のウオークイン機構は、シ
ートアジャスタ用のロック部材とウオークイン用のロッ
ク部材とをシートの内側に配設するとともに、これらの
構成部材をアッパレールの側面に設けることによシ、シ
ートアジャスタ用のロック部材およびウオークイン用の
ロック部材の双方が外見にあられれないように、かつ、
人体に触れたシ器物に引っ掛かったシする虞れの無いよ
うに設置することができ、ウオークイン用カバーの併設
を必要としない。しかも、ウオークイン機構の無いシー
トアジャスタのロック機構を変更することなくそのまま
共通に使用してウオークイン機構をユニットとして付設
することができるという優れた実用的効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図はシートアジャスタ及びウオークイン
機構の作用説明図である。第４図乃至第６図はシートア
ジャスタを示し、第４図は平面図、第５図は側面図、第
６図は断面図である。第７図乃至第１５図は本発明の１
実施例を示し、第７図は構成部材の取付位置を示すため
に模式化して描いた概要的な平面図、第８図は第７図の
■矢視図、第９図は同じ＜ＩＸ−ＩＸ断面図、第１０図
は分解斜視図、第１１図はウオークインロックが係止さ
れた状態の側面図、第１２図は同１部を切断して描いた
端面図、第１５図は作用説明図である。 ４・・・ロワレール、５・・・アッパレール、６・・・
手動操作レバー、６ａ・・・レバー軸、１０・・・％止
板、１０ａ・・・凹凸、１１・・・ロック爪、１２・・
・ネジリコイルバネ、１３゜１５′・・・ブラケツ）、
１５ａ・・・係止用突起、１４・・・解除レバー、１４
′・・・ウオークインレバー、１５・・・枢支軸、１６
・・・フック、１７・・・ウオークインロック、１７ｂ
・・・リベット、１７ｃ・・・下辺、１７ｄ・・・保合
部分としての切欠、１７ｅ・・・曲面状の縁、１８・・
・スプリング、１９・・・駆動部材としてのウオークイ
ンプレート。 特許出願人　いすｙ自動車株式会社 市元工梨株式会社 代理人　弁理士　秋　本　正　裏 箱　１　図 笛２向 １に５図 ０− ０」 第６図 第７図 ｆ！Ｍ８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シートアジャスタ用のロック部材とウオークイン用のロ
   ック部材とをシートの内側に配設するとともに、これら
   の得成部材をアッパレールの側面に設けたことを特徴と
   するシートアジャスタ用クートスライドのウオークイン
   機構。