JPS609367Y2 - オイルキヤツプ - Google Patents

オイルキヤツプ

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Publication number
JPS609367Y2
JPS609367Y2 JP11830080U JP11830080U JPS609367Y2 JP S609367 Y2 JPS609367 Y2 JP S609367Y2 JP 11830080 U JP11830080 U JP 11830080U JP 11830080 U JP11830080 U JP 11830080U JP S609367 Y2 JPS609367 Y2 JP S609367Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
backing
lock spring
tank
cap
Prior art date
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Expired
Application number
JP11830080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5740616U (ja
Inventor
重幸 葉玉
英康 塩原
Original Assignee
厚木自動車部品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 厚木自動車部品株式会社 filed Critical 厚木自動車部品株式会社
Priority to JP11830080U priority Critical patent/JPS609367Y2/ja
Publication of JPS5740616U publication Critical patent/JPS5740616U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS609367Y2 publication Critical patent/JPS609367Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Closures For Containers (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は潤滑オイル系統等に於ける圧力調整用のオイル
キャップに関する。
従来から、エンジンの潤滑オイル系統あるいは冷却オイ
ル系統にはオイルキャップが装着されている。
第1図はかかるオイルキャップの従来例を示す縦断面図
である。
1は皿状のキャップ本体で、この内側の中心部には棒状
の突子2が設けられている。
通常、これらのキャップ本体1と突子2とは金属材料あ
るいは合成樹脂材料にて一体形成されている。
また、上記突子2の下部周面には係止部3がリング状に
猛威されている。
さらに、上記キャップ本体1の内側にはエアーブリーザ
用の溝4が設けられ、この溝4が突子2の基部付近から
、フランジ部1a端に向って連続する如く設けられてい
る。
このキャップ本体1内面には、ゴムなどからなるリング
状のバッキング5が、上記溝4を覆うように嵌め込まれ
ている。
このバッキング5の内周面には切欠6が穿設されており
、この切欠6が上記溝4に連通ずる如く臨んでいる。
7はロックスプリングであり、このロックスプリング7
の内周フランジ部7aが上記突子2に対し摺動自在に嵌
め込まれている。
また、このロックスプリング7の外周フランジ部7bの
一部には、略水平に延びる係止片8が突設されている。
このロックスプリング7は通常金属板をプレス成型する
ことによって得られる。
そしてこのロックスプリング7の下面と上記係止部3と
の間に、このロックスプリング7をバッキング5側に付
勢するコイルスプリング9が嵌め込まれている。
かかる構成になるオイルキャップでは、これをオイルタ
ンク10の口部11内に差し込み、手で押しながら回転
させて、上記係止片8をその口部11の係止突縁11a
に係合せしめることにより、その口部11を塞ぐ。
また、その係止状態はコイルスプリング9の弾撥力によ
って保持される。
このとき、上記タンク10内は突子2とロックスプリン
グ7の内周フランジ部7aとの間隙、上記切欠6および
エアブリーザ用の溝4をそれぞれ介して外気に通じてお
り、タンク10内の圧力を外部に逃がすように作用する
しかるに、かかる従来のオイルキャップ1にあっては、
タンク10が車の走行中に振動することによって、その
タンク10内のオイルが上記各通路を経てにじみ出たり
漏れ出たりし、エンジン回りを汚損するなどの問題があ
った。
本考案はかかる従来の問題点を鑑みて威されたものであ
り、特に、キャップ本体の内面に当設されるバッキング
の上下面に同心的に多数のシール用リング状突起を設け
るとともに、このバッキングとキャップ本体との間、こ
のバッキングとキャップ本体をタンクの口部に保合保持
するロックスプリングとの間に、それぞれ油切り室を設
け、以って上記キャップ本体内面に設けたエアブリーザ
用溝からの油漏れを有効に防止したオイルキャップを提
供することを目的とする。
以下に、本考案の実施例を図面について説明する。
第2図はこの考案にかかるオイルキャップの一実施例を
示す縦断面図である。
なお、第1図に示すものと同一の構成部分には同一符号
を付す。
図に於いて、12は上記突子2に嵌挿され、かつ、取付
上面がキャップ本体1の内面(溝4が設けられた面)に
当接された皿状のバッキングで、その中心部付近は皿状
に窪んで、第3図に示す如き中心孔13が設けられ、こ
の中心孔13に連接する如く通気用切欠14が設けられ
ている。
また、そのバッキング12の上下の取付面には、複数の
リング状突起12aが設けられている。
このバッキング12の取付下面には、同じく上記突子2
に嵌挿された皿状のロックスプリング15の取付上面が
当接されている。
このロックスプリング15は、中心部付近が皿状に窪ん
で、第4図に示す如き中心孔16が設けられている。
また、この中心孔16に連続する如く通気用切欠17が
設けられている。
さらに、このロックスプリング15の外周の対向する位
置には係止片19が設けられている。
そしてこれらのバッキング12とロックスプリング15
とは、コイルスプリング9によって第2図に示す如くキ
ャップ本体1の内面に押し付けられ、これらの間に油切
り室20.21が形成される。
かかる構成になるオイルキャップでは、これをオイルタ
ンク10の口部11内に差し込んで、手で押しながら回
転させて、ロックスプリング15の係止片19を、その
口部11の係止突縁11aに係止せしめる。
この状態が第2図である。かかる構成になるオイルキャ
ップにあっては、上記タンク10内は突子2の外周とバ
ッキング12およびロックスプリング15の内周との間
、特に、切欠14,17、油切り室20,21、エアー
ブリーザ用溝4をそれぞれ介して外気に通じており、タ
ンク10内を所定の圧力に保っている。
この場合に於いて、タンク10が振動を受けた場合には
、オイルが震蕩して上記各通路を通ってタンク10外に
漏れ出るようとするが、そのオイルは第1および第2の
2つの上記油切り室20,21に段階的に収容されると
ともに、バッキング12のシール用リング状突起12a
によってシールされ、上記キャップ本体1に設けたエア
ーブリーザ用の溝4に至ることは殆んどない。
しかも、上記油切り室20.21に一旦収容されたオイ
ルは、再び上記の各切欠14,17を通過してタンク1
0内に戻り、結局、タンク10内オイルはその外部に漏
れ出たり、にじみ出たりすることがなくなる。
以上説明した様に、本考案によれば、内面にエアブリー
ザ用溝を有するキャップ本体の上記内面に、皿状のバッ
キングを当接して、このバッキングとキャップ本体の内
面との間に第1の油切り室を設けるとともに、そのバッ
キングの取付面に皿状のロックスプリングの取付面をコ
イルスプリングによって弾圧的に当接して、そのロック
スプリングと上記バッキングとの間に第2の油切り室を
設け、これらの両油切り室をタンク内部およびエアブリ
ーザ用溝に細い通気路を介して連通せしめることにより
、タンク内の圧力を略一定値に保ち、かつオイルの漏れ
やにじみ出しを防止できる。
かくして、オイルの不必要な消耗、並びにエンジン回り
の汚損を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のオイルキャップの縦断面図、第2図は本
考案にかかるオイルキャップの縦断面図、第3はバッキ
ングの平面図、第4図はロックスプリングの平面図であ
る。 1・・・・・・キャップ本体、2・・・・・・突子、4
・・・・・・エアーブリーザ用溝、9・・・・・・コイ
ルスプリング、10・・・・・・タンク、12・・・・
・・バッキング、14.17・・・・・・通路(切欠)
、15・・・・・田ツクスプリング、20・・・・・・
第1の油切り室、21・・・・・・第2の油切り室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面にエアブリーザ用溝を有するキャップ本体の上記内
    面に、皿状のバッキングを当接して、このバッキングと
    キャップ本体の上記内面との間に第1の油切り室を設け
    るとともに、そのバッキングの取付面に皿状のロックス
    プリングの取付面をコイルスプリングに依って弾圧的に
    当接して、そのロックスプリングと上記バッキングとの
    間に第2の油切り室を設け、これら両油切り室をタンク
    内部および上記エアーブリーザ用溝に細い通路を介して
    連通せしめたことを特徴とするオイルキャップ。
JP11830080U 1980-08-21 1980-08-21 オイルキヤツプ Expired JPS609367Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11830080U JPS609367Y2 (ja) 1980-08-21 1980-08-21 オイルキヤツプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP11830080U JPS609367Y2 (ja) 1980-08-21 1980-08-21 オイルキヤツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5740616U JPS5740616U (ja) 1982-03-04
JPS609367Y2 true JPS609367Y2 (ja) 1985-04-03

Family

ID=29479014

Family Applications (1)

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JP11830080U Expired JPS609367Y2 (ja) 1980-08-21 1980-08-21 オイルキヤツプ

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JPS5740616U (ja) 1982-03-04

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