JPH0712291Y2 - 通気弁 - Google Patents

通気弁

Info

Publication number
JPH0712291Y2
JPH0712291Y2 JP1986101152U JP10115286U JPH0712291Y2 JP H0712291 Y2 JPH0712291 Y2 JP H0712291Y2 JP 1986101152 U JP1986101152 U JP 1986101152U JP 10115286 U JP10115286 U JP 10115286U JP H0712291 Y2 JPH0712291 Y2 JP H0712291Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
ring
annular groove
annular
ventilation valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986101152U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6311341U (ja
Inventor
貢 栗原
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
Priority to JP1986101152U priority Critical patent/JPH0712291Y2/ja
Publication of JPS6311341U publication Critical patent/JPS6311341U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0712291Y2 publication Critical patent/JPH0712291Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外気中の水分に対する完全なシール性を要求
される密閉容器に使用されて容器の内部圧力が上昇又は
減少した際に、空気を排出又は吸入して内部圧力を大気
圧と同等に保つとともに、容器内への水の侵入を阻止す
る機能を示す通気弁に関する。
(従来の技術) 4フッ化エチレン樹脂材料をもって0.08mm程度の薄肉に
製せられた膜体が、空気の流通を許す半面、水をはじく
性質により水の通過を阻止する機能を備えていることを
利用した通気弁が使用されている。
第3図に示すものは、この種の通気弁の一例で、合成樹
脂材料をもって成形され、通気孔(12)を付された外側
ケース(11)、ゴム様弾性材料をもって製せられ、外側
ケース(11)の内方段部に挿入されたOリング(13)、
4フッ化エチレン樹脂材料をもって円形の薄膜体に製せ
られ、通気性及び撥水性を備え、Oリング(13)に添え
られたフィルタ(14)、4フッ化エチレン樹脂材料をも
って略円盤形状の多孔質体に製せられ、フィルタ(14)
に添えられたフィルタ支持部材(15)、合成樹脂材料を
もって環状体に製せられ、外側ケース(11)内に挿入さ
れてOリング(13)との間にフィルタ(14)の外周部を
挟持するとともに、フィルタ支持部材(15)を収容する
内側ケース(16)及び内側ケース(16)の脱落を防止す
る止めネジ(17)を有し、外側ケース(11)の外周に付
されたネジによって容器(10)に取付けられている。
上記した通気弁の組立は、以下の手順に従ってなされ
る。
外側ケース(11)にOリング(13)を入れ、内側ケース
(16)の端面にシーラントを塗布し、フィルタ支持部材
(15)を内側ケース(16)の凹部に圧入し、フィルタ
(14)を内側ケース(16)の端面に貼着し、内側ケース
(16)を外側ケース(11)に挿入し、内側ケース(16)
を押圧してOリング(13)をつぶし、外側ケース(11)
及び内側ケース(16)を接着剤で互いに接着し、外側ケ
ース(11)を貫通して内側ケース(16)へ達する穴を穿
って雌ネジを切り、止めネジ(17)をネジ込み、接着剤
で止めネジ(17)を固定する。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来例の通気弁は、極く薄肉に形成されたフィ
ルタ(14)を使用しているために、フィルタ(14)を挟
持する外側ケース(11)及び内側ケース(16)の結合に
ネジによる結合手段を用いることができず、接着剤によ
って内外両ケース(11)(16)を固定し、更に脱落防止
のための止めネジ(17)を付加することを必要とするの
で、組立作業が繁雑であって誤組立の危険性も残されて
いる。
本考案は、上記した問題点を解消して、構造が簡単であ
って組立作業が容易であり、しかも、誤組立や脱落のお
それのない通気弁を提示することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来の技術による通気弁における問
題点に鑑み、略円盤形状を呈し、該外周部に軸方向に延
びる環状突起が付され、該環状突起には軸方向に開口す
る環状溝及び該環状溝と径方向に連通する切欠きが形成
されたキャップと、多数の微小孔を有する撥水性材料を
もって環状に作られ、前記環状溝内に挿入された通気性
リングと、該通気性リングを軸方向に挟持して前記環状
溝内に挿入され、前記キャップの容器への取付により押
圧されてなるパッキンとよりなる構成とするものであ
る。
(作用) 上記した構成を備えた通気弁においては、多数の微小孔
を有する撥水性材料をもって環状に作られ、円盤形状キ
ャップの外周部に設けられた環状溝内に挿入された通気
性リングが、容器の内部及び大気側間の空気の流れを許
し、大気側から容器内への水の侵入を阻止する。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。第
1図は本考案の一実施例に係る通気弁とその取付構造の
断面を示している。
この通気弁の概略構成は、本体としてのキャップ(1)
と、大気の通過を許すとともに水の通過を阻止する通気
性リング(5)と、キャップ(1)と通気性リング
(5)の間及び通気性リング(5)と容器(10)の間の
シール性・保持力を確保するためのパッキン(6)であ
る。
キャップ(1)は、ポリアセタール、ポリアミド等のエ
ンジニアリングプラスティック材料を用いて成形され、
略円盤形状を呈し、その外周部に軸方向に延びる環状突
起(2)が付され、該環状突起(2)には軸方向に開口
する環状溝(3)及び該環状溝(3)に連通する内外の
切欠き(4)が形成されている。
さらに、該切欠き(4)は第2図の底面図に示すよう
に、内外それぞれの位置関係をずらして形成されてい
る。
通気性リング(5)は、平均直径が0.3mm程度の多数の
微小孔を有する4フッ化エチレン樹脂材料をもって環状
に作られている。
パッキン(6)は、通気性リング(5)と同様に環状
で、通気性リング(5)よりやや薄く作られている。
そして、通気性リング(5)とともに二枚のパッキン
(6)が通気性リング(5)を軸方向に挟持された状態
で、環状溝(3)内に挿入され、環状突起(2)が容器
(10)に穿たれた連通孔(9)を囲むようになして、キ
ャップ(1)の中心部を貫通する取付けネジ(7)によ
って容器(10)に取付けられている。
容器(10)内の圧力が変化して大気圧との間に差を生じ
た際には、容器(10)の連通孔(9)、環状突起(2)
の内外に形成された切欠き(4)及び通気性リング
(5)の微小孔を通る空気の流れによって容器(10)内
の圧力が大気圧と同等に保たれ、大気側の水分の容器
(10)内への侵入は、通気性リング(5)の撥水性によ
って阻止される。
(考案の効果) 本考案の通気弁が、略円盤形状を呈し、該外周部に軸方
向に延びる環状突起が付され、該環状突起には軸方向に
開口する環状溝及び該環状溝と径方向に連通する切欠き
が形成されたキャップと、多数の微小孔を有する撥水性
材料をもって環状体に作られ、前記環状溝内に挿入され
た通気性リングと、該通気性リングを軸方向に挟持して
前記環状溝内に挿入され、前記キャップの容器への取付
により押圧されてなるパッキンとよりなることにより、
構造が簡単であって製作、組立が容易である。
また、通気性リングの両面にパッキンを備えていること
により、取付けが簡単であるにもかかわらず、取付対象
物(例えば密閉容器)との間のシール性を確保でき、大
気の通過を許すとともに水の通過(容器内部から外部へ
の流出)を阻止するという本来の機能をも優れている。
これは、例え容器内部が高圧状態になり、通気性リング
の変形あるいはズレが生じたとしても、漏れを阻止する
ことができるものである。
さらに、そのシール性を確保できることにより取付対象
物の壁面に直接取付けが可能となり、略円盤形状の外周
部に軸方向環状突起が付されたキャップより成ることに
より薄型に成形できることと相俟って、取付対象物から
の突出が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の断面図、第2図は、同実
施例を裏側から見た平面図、第3図は、従来の技術によ
る通気弁の一例の断面図である。 1……キャップ、2……環状突起、3……環状溝、4…
…切欠き、5……通気性リング、6……パッキン、7…
…取付けネジ、9……連通孔、10……容器、11……外側
ケース、12……通気孔、13……Oリング、14……フィル
タ、15……フィルタ支持部材、16……内側ケース、17…
…止めネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円盤形状を呈し、該外周部に軸方向に延
    びる環状突起(2)が付され、該環状突起(2)には軸
    方向に開口する環状溝(3)及び該環状溝(3)と径方
    向に連通する切欠き(4)が形成されたキャップ(1)
    と、多数の微小孔を有する撥水性材料をもって環状に作
    られ、前記環状溝(3)内に挿入された通気性リング
    (5)と、該通気性リング(5)を軸方向に挟持して前
    記環状溝(3)内に挿入され、前記キャップ(1)の容
    器(10)への取付により押圧されてなるパッキン(6)
    とよりなる通気弁。
JP1986101152U 1986-06-30 1986-06-30 通気弁 Expired - Lifetime JPH0712291Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986101152U JPH0712291Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 通気弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986101152U JPH0712291Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 通気弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6311341U JPS6311341U (ja) 1988-01-25
JPH0712291Y2 true JPH0712291Y2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=30971636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986101152U Expired - Lifetime JPH0712291Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 通気弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0712291Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020056718A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 三菱重工業株式会社 放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414362Y2 (ja) * 1974-08-08 1979-06-14
JPS5538850U (ja) * 1978-09-06 1980-03-12

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020056718A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 三菱重工業株式会社 放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6311341U (ja) 1988-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7357709B2 (en) Metal vent
KR102361235B1 (ko) 벤트
JPH0750572Y2 (ja) 可撓性材料への硬質のインサート材の固定
CA2332512A1 (en) Seal plate and pressure adjusting mechanism for seal plate
KR20030062443A (ko) 유압 스프링
JPH0712291Y2 (ja) 通気弁
US5080001A (en) Resin molded product, method of producing same, and air vent device using same
CN218582360U (zh) 平衡防爆阀
WO2021095432A1 (ja) 通気防水構造体
JP3486507B2 (ja) アダプタ付ブリーザ
JP2604268Y2 (ja) ブリーザーキャップ
JPH0348459Y2 (ja)
JP7499708B2 (ja) シール部材
JPH047363Y2 (ja)
JP2963173B2 (ja) ランプ
JP2547675Y2 (ja) エアブリーザ
US12041741B2 (en) Housing having a pressure compensation device
JPS63152632U (ja)
CA1054178A (en) Shaft sealing arrangement
JPH0710128Y2 (ja) 密封装置
JPH0716614Y2 (ja) ブリーザの固定構造
JPH03276558A (ja) 密閉形鉛蓄電池
JPS6028452Y2 (ja) 防じんマスクの成形フイルタ−
JPH11131639A (ja) 複層ガラス用スペーサ、及び、スペーサ取付構造
JPS62163404U (ja)