JPS6029636Y2 - ロ−タリエンジンのエンジンケ−シング組立構造 - Google Patents

ロ−タリエンジンのエンジンケ−シング組立構造

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Publication number
JPS6029636Y2
JPS6029636Y2 JP16764679U JP16764679U JPS6029636Y2 JP S6029636 Y2 JPS6029636 Y2 JP S6029636Y2 JP 16764679 U JP16764679 U JP 16764679U JP 16764679 U JP16764679 U JP 16764679U JP S6029636 Y2 JPS6029636 Y2 JP S6029636Y2
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JP
Japan
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housing
rotor housing
engine
adhesive
groove
Prior art date
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Expired
Application number
JP16764679U
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English (en)
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JPS5685030U (ja
Inventor
准 佐々木
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロータリエンジンのエンジンケーシング組立構
造に関腰更に詳しくはロータハウジングとサイドハウジ
ングとの衝合面のシール構造に関するものである。
従来、ロータリエンジン特に空冷式のロータリエンジン
においては第1図及び第2図に示す如くロータハウジン
グ10の両側面12.12のエビトロコイド内周面13
に近接する位置に該エビトロコイド内周面13に沿う如
く環状の浅底凹溝を形威してガスケット受溝18とし該
ガスケット受溝18内に環状に形威された平板状のガス
ケット17を嵌装している。
そしてこのガスケット17をハウジング締付ボルト16
によってロータハウジング側面12とサイドハウジング
側面22とで挟着せしめてシール作用を行うようにして
いた。
ところがこの従来方法によって十分なシール性を備えた
エンジンケーシングを得るためにはロータハウジング側
面12及びサイドハウジング側面22においてそれら側
面全面に亘って精密研磨仕上を行う必要があるばかりで
なく前記ガスケット受溝18及びガスケット17におい
ても精密仕上げにより寸法精度を確保することが要求さ
れる。
従って加工工程数が多く多大な加工工数を必要とするの
で生産コストを低減せしめる上で大きな障害となってい
た。
本考案は上記の如き問題に鑑み、ロータハウジングとサ
イドハウジングとの衝合面に環状の接着剤充填溝を形威
しその接着剤により前記衝合面における気密を確保せし
め、以ってロータハウジング両側面の研削精度を緩和し
得るようにしたロークリエンジンのエンジンケーシング
組立構造を提案することを目的とするものである。
以下、本考案のロータリエンジンのエンジンケーシング
組立構造を第3図ないし第5図に示す空冷式のN5U−
バンケル形ロータリエンジンのエンジンケーシングを実
施例として説明すると、符号1はロータハウジング、2
はサイドハウジング3は冷却フィン、4は吸気口、5は
排気口、6は点火栓取付部、7はロータ、13はエビト
ロコイド内周面、16はケーシング締付ボルトを示して
いる。
図示実施例は、この両側面12.12に環状の接着剤充
填溝を形威したロータハウジング1に前記両側面12.
12を覆蓋する如くして2枚の平板状のサイドハウジン
グを締着固定せしめて構成されている。
ロータハウジング1は第3図に示す如くエビトロコイド
内周面13を有する外壁11の中央部に環状に連続する
如く適数個(図示実施例では10個)のケーシング締付
ボルト通し穴(以下単にボルト穴という)14.14・
・・・・・を設けている。
ロータハウジング側周面12,12上にはロータハウジ
ングのダイガスト成形時に型抜きによってエビトロコイ
ド内周面13に沿って且つ前記ボルト穴14,14・・
・・・・の全てと連通ずる如くして環状の浅底凹溝30
が形威されている。
凹溝30はロータハウジング1とサイトノ)ウジング2
との衝合面をシールする接着剤を充填するためのもので
あり前記ボルト穴14内に締付ボルト16を嵌挿せしめ
た際にも該ボルト16周辺に十分な幅の接着剤充填スペ
ースが形威され得るようにボルト穴14周辺に該ボルト
穴径より大径なる凹陥部31を形威している。
該凹陥部31は前記凹溝と同様にダイカスト成形時に型
抜きによって凹溝30と一体的に形威される。
上記の如くダイカスト成形により形威されたロータハウ
ジングの両側面12.12は必要に応じて粗研磨加工が
施こされるが凹溝30(凹陥部31を含む)は更に研削
あるいは研磨加工を施こすことなく鋳肌のまま使用され
る。
一方、サイドハウジング2はロータハウジング1との衝
合面となる平板状内面22はダイカスト成形後精密研磨
により平滑面とされている。
又、その側周部にはロータハウジング1側のボルト穴1
4.14・・・・・・と対応する如くしてボルト穴15
.15・・・・・・が配設されている。
上記の如くして形威されたロータハウジング1とサイド
ハウジング2を締付ボルト16.16・・・・・・で締
着せしめてエンジンケーシングを形成するのであるが、
この時ロータハウジング側面12゜12に設けられた凹
溝30内には耐熱性及び適度な粘着性を有するシータ等
の接着剤Aが充填封入される。
この接着剤Aはロータハウジング側面12とサイドハウ
ジング内面22とを締付ボルト16,16・・・・・・
によって締着固定せしめたとき前記凹溝30とサイドハ
ウジング内面22とで形成される空間1内に充満し、更
に凹溝内壁32及びサイドハウジング内面22に全面的
に粘着するのでロータハウジング側面12が精密仕上を
施していない粗加工面であってもロータハウジング1と
サイドハウジング2との衝合面における気密性を充分に
確保することができる。
又、凹溝30と連通せしめられたボルト穴14.15は
凹溝30から溢出した余剰接着剤の逃げスペースとして
利用するものであり、これにより余剰接着剤が前記接触
面の一部に溢出して該接触面における気密性を阻害する
ということがなくなる。
尚、本考案の他の実施例においては第6図に示す如く接
着剤充填溝となる凹溝をロータハウジング側面のみなら
ずサイドハウジング側面にも設けることができ、このよ
うにするとその気密性が一段と向上せしめられる。
続いて本考案の効果を説明すると、本考案のロータリエ
ンジンのエンジンケーシングの組立構造によれば、相互
に衝合せしめられるロータハウジング側面、サイドハウ
ジング内面の両方若しくは一方に精密度を要しない環状
凹溝を形威し、該環状凹溝内に適当な接着剤を充填しこ
の接着剤によりロータハウジングとサイドハウジングと
の衝合面の気密性を確保するようにしているのでロータ
ハウジング側面及び前記凹溝には精密研磨等の精密機械
加工を施す必要がなく従って加工工数が減少し生産コス
トの低廉化を容易に図ることができる。
又、本考案では環状凹溝とボルト穴とを連通せしめて該
凹溝から溢出した余剰接着剤がボルト穴内に逃げるよう
にしているので余剰接着剤がロータハウジングとサイド
ハウジングとの間に流出して気密性を損うということが
なくケーシングの気密性を確保される等の実用的効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロータリエンジンのロータハウジング側
面図、第2図は第1図に示すロータハウジングを使用し
て構成したエンジンケーシングの部分断面図、第3図は
本考案実施例に係るロータハウジングの側面図、第4図
は第1図に示す■部の斜視図、第5図は第3図に示すロ
ータハウジングを使用して形成したエンジンケーシング
の部分断面図、第6図は本考案の他の実施例に係るエン
ジンケーシングの部分断面図を示す。 1・・・・・・ロータハウジング、2・・・・・・サイ
ドハウジング、12・・・・・・ロータハウジング側面
、13・・・・・・多円弧状内周面、14,15・・・
・・・ボルト穴、16・・・・・・ボルト、22・・・
・・・サイドハウジング内面、30・・・・・・凹溝、
A・・・・・・接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多円弧状内周面13を有するロータハウジング1の両側
    面12.12を一対のサイドハウジング2.2で覆蓋し
    、これらのロータハウジング1及びサイドハウジング2
    ,2を多数のボルト16゜16・・・・・・によって締
    結するようにしたロータリーエンジンのエンジンケーシ
    ングにおいて、相互に衝合せしめられる前記ロータハウ
    ジング1の側面12と前記サイドハウジング2の内面2
    2の少なくとも一方に前記ボルト16を通すための穴1
    4.15、と連通ずる如くした環状の凹溝30を形威し
    て該凹溝30に接着剤Aを充填し、前記ロータハウジン
    グ側面12とサイドハウジング内面22の衝合状態にお
    いて前記接着剤Aの一部余剰分を前記ボルト穴14.1
    5内に逃がすようにしたことを特徴とする組立構造。
JP16764679U 1979-12-03 1979-12-03 ロ−タリエンジンのエンジンケ−シング組立構造 Expired JPS6029636Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16764679U JPS6029636Y2 (ja) 1979-12-03 1979-12-03 ロ−タリエンジンのエンジンケ−シング組立構造

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JP16764679U JPS6029636Y2 (ja) 1979-12-03 1979-12-03 ロ−タリエンジンのエンジンケ−シング組立構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5685030U JPS5685030U (ja) 1981-07-08
JPS6029636Y2 true JPS6029636Y2 (ja) 1985-09-06

Family

ID=29678498

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JP16764679U Expired JPS6029636Y2 (ja) 1979-12-03 1979-12-03 ロ−タリエンジンのエンジンケ−シング組立構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030045403A (ko) * 2001-12-04 2003-06-11 주식회사 성우하이텍 회전식 엔진

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JPS5685030U (ja) 1981-07-08

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