JP2559176Y2 - マスタシリンダ用リザーバのキャップ - Google Patents

マスタシリンダ用リザーバのキャップ

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JP2559176Y2
JP2559176Y2 JP1992054852U JP5485292U JP2559176Y2 JP 2559176 Y2 JP2559176 Y2 JP 2559176Y2 JP 1992054852 U JP1992054852 U JP 1992054852U JP 5485292 U JP5485292 U JP 5485292U JP 2559176 Y2 JP2559176 Y2 JP 2559176Y2
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annular
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reservoir
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久仁男 柳
寿晃 佐藤
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/26Reservoirs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7771Bi-directional flow valves
    • Y10T137/778Axes of ports co-axial

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用ブレーキ装置な
どに使用されるマスタシリンダのリザーバに適するキャ
ップに関し、特に該キャップの構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマスタシリンダ用リザー
バのキャップとしては、図5の断面図に示すものがあ
る。同図において、マスタシリンダ用リザーバ1のキャ
ップ2は、カバーキャップ3とボディキャップ4とを互
いに結合して、その間に形成された空間5をリザーバ1
の内外に連通するとともに、該空間5内にダイヤフラム
6を配設する。
【0003】そして、該ダイヤフラム6と前記カバーキ
ャップ1及びボディキャップ2とのそれぞれの間に弁機
能として、吸気弁7及び排気弁8を形成しており、前記
リザーバ1の内外間に所定の圧力範囲を超える差圧が発
生したときのみ、前記吸気弁7又は排気弁8が開弁し
て、その内外間を連通せしめている。(実開昭61−2
4501号公報ほか)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のマスタシリンダ用リザーバ1は、組付時、前記ダイ
ヤフラム6の安定した同心位置への配置が困難で、組付
者は心ズレにならないように神経を使うため、量産に向
かないという問題点があった。特に、心ズレになると前
記両弁7,8の開閉が不安定又は不可能になってしま
う。
【0005】他方、ダイヤフラムを、例えばボディキャ
ップに設けられた円筒部に嵌合させて弁を形成する構造
のもの(実公昭59−19652号公報ほか)では、そ
の嵌合が固すぎると開弁せず、緩すぎると閉弁しないた
め、部品製作上、嵌合部分の寸法管理が面倒であるとい
う問題点もあった。
【0006】本考案はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、部品製作及び組付けが
容易な構造のマスタシリンダ用リザーバのキャップを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本考案の構成は、カバーキャップとボディキャップと
を互いに結合し、その間に形成された空間をリザーバの
内外に連通する通路をそれぞれ形成し、かつ該空間にダ
イヤフラムを配設して、弁機能を持たしめたマスタシリ
ンダ用リザーバのキャップにおいて、次のとおりであ
る。
【0008】(1) 前記カバーキャップは、下面中央
に下方に向かって円筒部を設けるとともに、該円筒部よ
り外側で下方に環状突起を設け、かつ該環状突起を横切
る溝を設け、前記ボディキャップは、中央部に上下方向
に、小口径側を貯液室に開口する漏斗部を設けるととも
に、大口径側の上端に切欠き通路を設け、かつ該大口径
側の外面及び平面に溝を設け、前記ダイヤフラムは、半
径方向中央部に環状固定部を設けるとともに、その内側
には前記カバーキャップの前記円筒部外面に接した環状
リップ部を設け、かつその外側には前記ボディキャップ
平面と接する環状弁体部を設け、前記ダイヤフラムの前
記環状固定部は、前記カバーキャップの前記環状突起内
周と前記ボディキャップの漏斗部外周間に嵌着され、前
記環状リップ部は前記カバーキャップの前記円筒部外面
と吸気弁を形成し、前記環状弁体部は前記ボディキャッ
プ上面と排気弁を形成することを特徴とする。
【0009】(2) 前記カバーキャップは、その下面
に溝を設け、前記ボディキャップは、中央部に上下方向
に、小口径側を貯液室に開口する漏斗部を設けるととも
に、大口径側の上端に切欠き通路を設け、かつ該大口径
側の外面及び平面に溝を設け、前記ダイヤフラムは、半
径方向中央部に円筒状固定部を設けるとともに、その上
部内側には前記カバーキャップの下面に接する内環状弁
体部を設け、その下部外側には前記ボディキャップ上面
に接する外環状弁体部を設け、前記ダイヤフラムの円筒
状固定部は前記ボディキャップの前記漏斗部大口径側外
周に嵌合されて、前記カバーキャップの下面と、前記ボ
ディキャップの上面との間に嵌着され、かつ前記ダイヤ
フラムの前記内環状弁体部は前記カバーキャップと吸気
弁を形成し、前記外環状弁体部は前記ボディキャップ上
面と排気弁を形成することを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案は以上説明したように構成されているの
で、前記ダイヤフラムの固定部は、前記カバーキャップ
とボディキャップとの間の同心の所定位置に嵌着され、
かつその環状リップ部及び各環状弁体部は該カバーキャ
ップ及びボディキャップのそれぞれの面に弾接されて、
それぞれ逆止弁として機能を持つ吸気弁又は排気弁を形
成する。
【0011】そして、前記リザーバの内外間に所定の圧
力範囲を超える差圧が発生したときのみ、前記吸気弁又
は排気弁が開弁して、その内外間を連通させる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図1は、マスタシリンダ、
例えばタンデムマスタシリンダMCに作動液を供給する
ため、該マスタシリンダMC上に直接取付けたリザーバ
10とともに、該リザーバ10上に装着された本考案の
キャップ11の一実施例を示す取付断面図である。
【0013】(第1実施例) 図2は、本考案のマスタシリンダ用リザーバのキャップ
の第1実施例を示す断面図である。同図において、リザ
ーバ10の開口部10aに嵌着されたキャップ11は、
前記開口部10aを覆うように配設される、例えば合成
樹脂製のカバーキャップ12と、前記開口部10aの内
側に設けられた突起10bに嵌着される、例えば合成樹
脂製のボディキャップ13とを互いに溶着により結合
し、その間に内部空間14を形成する。
【0014】前記内部空間14は、前記リザーバ開口部
10aと前記ボディキャップ13の外壁との間に形成さ
れる環状空間15に、該ボディキャップ13の壁部に設
けられた通穴16により連通とともに、前記環状空間1
5は、前記ボディキャップ13の周縁部17下面に設け
られた溝17aを介して、外部に連通している。
【0015】他方、前記内部空間14は、前記ボディキ
ャップ13の中央に設けられた漏斗部18の小口径側1
8aを介して、前記リザーバ10の内部に連通してい
る。そして、前記内部空間14内に、弁機能を持たせる
ため、耐油性で、可撓性のある例えばゴム系材からなる
ダイヤフラム20が配設されている。
【0016】詳しくは、前記カバーキャップ12の円板
部12aの前記内部空間14側の中央に、円筒部21を
設けるとともに、該円筒部21と同心状に該円筒部21
の外側に環状突起22を形成し、かつ前記円板部12a
に、前記円筒部21の外周側基端から前記環状突起22
を半径方向に横切って延びる溝23を設ける。
【0017】前記ボディキャップ13は、その中央に、
かつ上下方向に、小口径側18aを貯液室24に開口す
る前記漏斗部18を設けるとともに、その大口径側18
bの上端にひとつの切欠き通路25を設け、かつ該大口
径側18bの外周面から半径方向に延出する環状円板部
26を形成する。
【0018】該環状円板部26の周縁上部には周縁部1
7が形成され、該周縁部17は、前記カバーキャップ1
2の円板部12aに、例えば超音波溶着により結合され
ている。
【0019】他方、該円板部26の周縁下部には、前記
リザーバ10の内側に設けられた前記突起10bに嵌着
する嵌着部27が形成されるとともに、外周にシール部
材28を装着する円周溝29が形成されており、該シー
ル部材28を介して、前記ボディキャップ13が前記リ
ザーバ10に密封するように嵌合される。
【0020】前記ダイヤフラム20は、その環状固定部
20aが、前記カバーキャップ12の円板部12aと前
記環状突起22とで形成する内周嵌着部と、前記ボディ
キャップ13の前記漏斗部18の大口径側18bと前記
円板部26とで形成する外周嵌着部との間に、嵌着,固
定される。
【0021】そして、該環状固定部20aの内側に、前
記カバーキャップ12の前記円筒部21の外周面にその
端部が弾接するように、環状リップ部30を設けて吸気
弁部31を形成し、かつ該環状固定部30の外側半径方
向に、前記ボディキャップ13の前記環状円板部26と
の間に小室32を形成しながら延出して、その端部が該
環状円板部26に弾接するように、環状弁体部33を設
ける。
【0022】そして、前記ボディキャップ13の前記漏
斗部18の大口径側18bの外周面から前記円板部26
にかけて、前記切欠き通路25から、前記大口径側18
bの外周面に設けられた円周溝34aを経て、前記ダイ
ヤフラム20の前記環状固定部20aをまたぐように前
記小室32に連通し、かつ前記大口径側18bに対し、
前記切欠き通路25の位置と反対側に位置するひとつの
溝34を設けて、前記ダイヤフラム20の環状弁体部3
3に排気弁部35を形成させている。
【0023】次に、前記リザーバ10のキャップ11の
動作について説明する。前記リザーバ10の貯液室24
内の圧力が何らかの原因(例えば、ブレーキ作動による
熱など)で変動を生じても、その内圧が外圧に対して所
定の差圧範囲内であれば、前記吸気弁部31及び排気弁
部35は閉弁状態を維持する。
【0024】しかし、前記貯液室24内の圧力が、外圧
に対して所定の差圧範囲を超えて低下すると、前記外圧
は、前記キャップ11の前記溝17a、環状空間15及
び通穴16を経て、前記カバーキャップ12内の外圧連
通空間36に流入する。更に、前記外圧は前記溝23を
通り、前記環状リップ部30を押圧して前記吸気弁部3
1を開弁させ、前記漏斗部18を介して、前記リザーバ
10内の貯液室24に吸気される。この場合、前記排気
弁部35は閉弁状態を維持する。
【0025】又、逆に前記貯液室24内の圧力が、所定
の差圧範囲を超えて上昇すると、その内圧は前記ボディ
キャップ13の前記漏斗部18の小口径側18aから該
漏斗部18内に伝達され、そして前記大口径側18bの
切欠き通路25から溝34を介して、前記小室32に伝
達される。
【0026】前記小室32に伝達された内圧は、前記ダ
イヤフラム20の環状弁体部33を押圧して前記排気弁
部35を開弁させ、前記外圧連通空間36,通穴16,
環状空間15及び溝17を経て、外部に排気される。こ
の場合、前記吸気弁部31は閉弁状態を維持する。
【0027】なお、前記吸,排気弁部31,35の開弁
圧については、前記ダイヤフラム20の硬度や寸法など
により決定される。
【0028】ここで、前記ダイヤフラム20の環状固定
部20aを、前記カバーキャップ12とボディキャップ
13との間にしっかり嵌着しているので、前記吸,排気
弁部31,35の弁体のシート力は安定され、該弁部3
1,35の開閉は安定して動作する。
【0029】次いで、前記キャップ11は、前記リザー
バ10の貯液室24にある作動液が、車両の急発進,急
制動,坂道走行や走行中の振動などにより跳ね上り,前
記ボディキャップ13の漏斗部18の小口径側18aか
ら漏斗部18内に侵入しても、漏斗構造のため該作動液
は速かに流下し、前記漏斗部18上端の切欠き通路25
から前記排気弁部35側に侵入することは殆どない。
【0030】又、特に前記キャップ11の組付けに際
し、該キャップ11は前記ダイヤフラム20を正しい取
付方向で、かつ前記カバーキャップ12の環状突起22
の内周面と前記ボディキャップ13の漏斗部18の大口
径側18bの外周面とで、嵌着しながら位置決めするの
で極めて容易に組付作業を行なうことができる。
【0031】(第2実施例) 図3は、本考案の第2実施例を示す断面図で、図2と同
一部材及び同一部分については同一符号を付して説明を
省略する。
【0032】図3において、マスタシリンダ用リザーバ
のキャップ41は、カバーキャップ42とボディキャッ
プ43とを互いに溶着により結合し、その間に形成され
た内部空間44をリザーバ10の内外に、前記通穴1
6,環状空間15,溝17a及び前記漏斗部18の小口
径側18aを介して連通している。そして、前記内部空
間44内に、弁機能を持たせるため、ダイヤフラム45
が配設されている。
【0033】前記カバーキャップ42は、主として円板
部42aからなり、前記ボディキャップ43は、その中
央に、かつ上下方向に、小口径側18aを貯液室24に
開口する前記漏斗部18を設けるとともに、その大口径
側18bの上端にひとつの切欠き通路25を設け、かつ
該大口径側18bの外周面下端付近から半径方向に延出
する環状円板部46を形成する。
【0034】前記ダイヤフラム45は、その円筒状固定
部45aが、前記ボディキャップ43の前記漏斗部18
の大口径側18bの外周面に嵌合されながら、前記カバ
ーキャップ42の円板部42aの下面と、前記ボディキ
ャップ43の環状円板部46との間に嵌着,固定され
る。
【0035】そして、該円筒状固定部45aの上部内側
半径方向に、前記カバーキャップ42の円板部42aと
の間に上部小室47を形成しながら延出して、その端部
が該円板部42aに弾接するように内環状弁体部48を
設ける。
【0036】他方、該円筒状固定部45aの下部外側半
径方向に、前記ボディキャップ43の前記環状円板部4
6との間に下部小室49を形成しながら延出して、その
端部が該環状円板部46に弾接するように外環状弁体部
50を設ける。
【0037】次いで、前記カバーキャップ42の前記円
板部42aに、前記上部小室47から、前記ダイヤフラ
ム45の前記円筒状固定部45aをまたいで、前記リザ
ーバ10の外部に連通された外圧連通空間51に連通す
る溝52を設けて、前記ダイヤフラム45の内環状弁体
部48に吸気弁部53を形成させる。
【0038】同時に、前記ボディキャップ43の前記漏
斗部18の大口径側18bの外周面から前記円板部46
にかけて、前記切欠き通路25から、前記ダイヤフラム
45の前記円筒状固定部45aをまたぐように前記下部
小室49に連通する溝54を設けて、前記ダイヤフラム
45の外環状弁体部50に排気弁部55を形成させてい
る。
【0039】次に、前記リザーバ10のキャップ41の
動作について説明する。前記リザーバ10の貯液室24
内の圧力が何らかの原因で変動を生じ、その内圧が外圧
に対して所定の差圧範囲内であれば、前記吸気弁部53
及び排気弁部55は閉弁状態を維持する。
【0040】今、前記貯液室24内の圧力が、外圧に対
して所定の差圧範囲を超えて低下すると、前記外圧は、
前記キャップ41の前記溝17a、環状空間15及び通
穴16を経て、前記カバーキャップ42内の外圧連通空
間51に流入する。更に、前記外圧は前記溝52から前
記上部小室47に至り、ここで前記内環状弁体部48を
押圧して、前記吸気弁部53を開弁させ、前記漏斗部1
8を介して、前記リザーバ10内の貯液室24に吸気さ
れる。この場合、前記排気弁部55は閉弁状態を維持す
る。
【0041】又、逆に前記貯液室24内の圧力が、所定
の差圧範囲を超えて上昇すると、その内圧は前記ボディ
キャップ43の前記漏斗部18の小口径側18aから該
漏斗部18内に伝達され、そして前記大口径側18bの
切欠き通路25、その外周面に設けられた円周溝54a
及び前記大口径側18bに対し、前記切欠き通路25の
位置と反対側の位置に設けられたひとつの溝54を介し
て、前記下部小室49に伝達される。
【0042】前記下部小室49に伝達された内圧は、前
記ダイヤフラム20の外環状弁体部50を押圧して前記
排気弁部55を開弁させ、前記外圧連通空間51,通穴
16,環状空間15及び溝17を経て、外部に排気され
る。この場合、前記吸気弁部53は閉弁状態を維持す
る。
【0043】その他については、前記第1実施例と同様
である。
【0044】図4は本考案の前記第2実施例の変形例を
示し、図4(a)はその断面図、図4(b)は図4
(a)のb−b線矢視による部分平面図である。
【0045】同図のダイヤフラム60は、図3に示され
るダイヤフラム45の円筒状固定部45aの上部内側半
径方向に、その中央にスリット61が設けられた薄膜部
62を形成したものである。
【0046】前記ダイヤフラム60により、前記スリッ
ト61を介して吸気弁及び排気弁の両機能を持たせるこ
とができる。この場合、スリット61の長さを変えて前
記両弁の開弁圧を調整することができるが、前記リザー
バ10内の圧力上昇(例えば、残圧)を考慮して、前記
スリット61は若干長めに形成しておくとよい。
【0047】なお、本考案の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を有する他
の態様の手段によってもよく、また本考案の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更,付加が可能である。
【0048】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案の
マスタシリンダ用リザーバのキャップによれば、ダイヤ
フラムの固定部を、前記カバーキャップとボディキャッ
プとの間の同心の所定位置に嵌着させ、かつその各弁体
を該カバーキャップ及びボディキャップのそれぞれの面
に弾接させて、それぞれ吸気弁及び排気弁を形成させた
もので、前記キャップを構成する部材の製作及びキャッ
プ組付けが容易になり、量産に適合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマスタシリンダ用リザーバのキャップ
の一実施例を示し、マスタシリンダ用リザーバに取付け
状態の断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図4】本考案の第2実施例の変形例を示す図で、図4
(a)はその断面図、図4(b)は図4(a)のb−b
線矢視による部分平面図である。
【図5】従来のマスタシリンダ用リザーバのキャップの
断面図である。
【符号の説明】
10 リザーバ 11,41 キャップ 12, 42 カバーキャップ 12a,42a 円板部 13,43 ボディキャップ 14,44 内部空間 18 漏斗部 18a 小口径側 18b 大口径側 20,45 ダイヤフラム 20a 環状固定部 21 円筒部 22 環状突起 23,34,52,54 溝 24 貯液室 25 切欠き通路 26,46 環状円板部 30 環状リップ部 31,53 吸気弁部 32 小室 33 環状弁体部 35,55 排気弁部 36,51 外圧連通空間 47 上部小室 48 内環状弁体部 49 下部小室 50 外環状弁体部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーキャップとボディキャップとを互
    いに結合し、その間に形成された空間をリザーバの内外
    に連通する通路をそれぞれ形成し、かつ該空間にダイヤ
    フラムを配設して、弁機能を持たしめたマスタシリンダ
    用リザーバのキャップにおいて、 前記カバーキャップは、下面中央に下方に向かって円筒
    部を設けるとともに、該円筒部より外側で下方に環状突
    起を設け、かつ該環状突起を横切る溝を設け、 前記ボディキャップは、中央部に上下方向に、小口径側
    を貯液室に開口する漏斗部を設けるとともに、大口径側
    の上端に切欠き通路を設け、かつ該大口径側の外面及び
    平面に溝を設け、 前記ダイヤフラムは、半径方向中央部に環状固定部を設
    けるとともに、その内側には前記カバーキャップの前記
    円筒部外面に接した環状リップ部を設け、かつその外側
    には前記ボディキャップ平面と接する環状弁体部を設
    け、 前記ダイヤフラムの前記環状固定部は、前記カバーキャ
    ップの前記環状突起内周と前記ボディキャップの漏斗部
    外周間に嵌着され、 前記環状リップ部は前記カバーキャップの前記円筒部外
    面と吸気弁を形成し、 前記環状弁体部は前記ボディキャップ上面と排気弁を形
    成することを特徴とするマスタシリンダ用リザーバのキ
    ャップ。
  2. 【請求項2】 カバーキャップとボディキャップとを互
    いに結合し、その間に形成された空間をリザーバの内外
    に連通する通路をそれぞれ形成し、かつ該空間にダイヤ
    フラムを配設して、弁機能を持たしめたマスタシリンダ
    用リザーバのキャップにおいて、 前記カバーキャップは、その下面に溝を設け、 前記ボディキャップは、中央部に上下方向に、小口径側
    を貯液室に開口する漏斗部を設けるとともに、大口径側
    の上端に切欠き通路を設け、かつ該大口径側の外面及び
    平面に溝を設け、 前記ダイヤフラムは、半径方向中央部に円筒状固定部を
    設けるとともに、その上部内側には前記カバーキャップ
    の下面に接する内環状弁体部を設け、その下部外側には
    前記ボディキャップ上面に接する外環状弁体部を設け、 前記ダイヤフラムの円筒状固定部は前記ボディキャップ
    の前記漏斗部大口径側外周に嵌合されて、前記カバーキ
    ャップの下面と、前記ボディキャップの上面との間に嵌
    着され、かつ前記ダイヤフラムの前記内環状弁体部は前
    記カバーキャップと吸気弁を形成し、前記外環状弁体部
    は前記ボディキャップ上面と排気弁を形成することを特
    徴とするマスタシリンダ用リザーバのキャップ。
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