JPS606161Y2 - ロ−タリ装置における動力取出装置 - Google Patents

ロ−タリ装置における動力取出装置

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JPS606161Y2
JPS606161Y2 JP18152779U JP18152779U JPS606161Y2 JP S606161 Y2 JPS606161 Y2 JP S606161Y2 JP 18152779 U JP18152779 U JP 18152779U JP 18152779 U JP18152779 U JP 18152779U JP S606161 Y2 JPS606161 Y2 JP S606161Y2
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JP
Japan
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gear
power take
shaft
case
power
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JP18152779U
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JPS5697910U (ja
Inventor
嘉昭 松田
佳光 大橋
良男 田中
恵一 三平
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロータリ装置における動力取出装置に関し、
ロータリ機枠上部のギヤーケース近傍より動力を取出し
、ロータリ作業と他の作業とを同時に行なう作業の複合
化に寄与することを目的とする。
トラクタにロータリ装置を装着してロータリ作業を行な
う場合、それに続いて行なう必要のある作業、例えば防
除作業、施肥作業、播種作業等をロータリ作業と同時に
行なう所謂作業の複合化が大幅に採用される傾向にある
しかし、防除機、施肥機、播種機等の作業機を駆動する
動力は、ロータリ装置とは全く離れてトラクタ側より取
出すのが一般的であり、これが作業の複合化を図る上で
大きなネックとなっていた。
即ち、トラクタのPTO系はロータリ装置に連結されて
いるので、トラクタが複数のPTO系を具備するもので
なければ、高速駆動型の作業機〔例えば防除機、真空吸
着式播種機等〕は併用できず、従って後部PTO軸のみ
を備えたトラクタでは、後輪等から動力を取出す方法を
採用しているが、その場合に使用できる作業機は低速駆
動型に限定され、作業の複合化を推進する上で動力を何
処から取出すかが非常に大きな問題であった。
本考案は、このような従来の問題点を解消するようにし
たものであって、その特徴とするところは、ロータリ機
枠3の上部に、前方に突出する入力軸19を有するギヤ
ーケース6を備え、該ギヤーケース6内で入力軸19と
連動する伝達軸34を横方向に設け、この伝達軸34か
らロータリ機枠3側部の伝動機構を介して爪軸10へ動
力を伝達するようにしたロータリ装置において、ギヤー
ケース6内に入力軸19と平行に伝動軸20を設け、こ
れら入力軸19と伝動軸20とを後端部のギヤー25.
26を介して連動させると共に、伝動軸20と伝達軸3
4とを連動させ、前記ギヤー25の前方近傍で入力軸1
9を支持する軸受22をギヤーケース6に設け、この軸
受22とギヤー25との間に動力取出ギヤー44を設け
、この動力取出ギヤー44に対応してギヤーケース6に
動力取出用開口部45を設け、この開口部45を経て動
力取出ギヤー44と連動する動力取出軸37を有する動
力取出ケース36をギヤーケース6に設けた点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述すると、第1
図はロータリ装置1に防除機2を装着した場合を例示す
る。
ロータリ装置1はロータリ機枠3、ロータリ耕耘部4及
びロータリカバー5等を具備して戊る。
ロータリ機枠3は中央上部に位置するギヤーケース6と
、該ギヤーケース6の両側に装着された左右一対の支持
アーム7と、該各支持アーム7の外側から下方に設けら
れた伝動ケース8及び側部フレーム9等を有し、このロ
ータリ機枠3は三点リンク機構等を介してトラクタ後方
に昇降自在に装着される。
ロータリ耕耘部4は伝動ケース8及び側部フレーム9の
下端部間に支架された爪軸10と、これに植設された多
数の耕耘爪11とを有する。
防除機2は支持アーム7上に取付板12を介して装着さ
れた薬液タンク13、取付板12を介して装着された薬
液タンク13、取付板12に装着された液送ポンプ14
、ロータリカバー5の後方上部位置に横架された噴霧管
15等を備え、その噴霧管15は取付枠16を介してロ
ータリ機枠3に支持される。
液送ポンプ14は後述する如くギヤーケース6に付設さ
れた動力取出装置17により巻掛伝動機構18を介して
駆動される。
ギヤーケース6には、第2図に示す如く前後方向の入力
軸19と伝動軸20とが左右に並設されている。
入力軸19は軸受21,22を介してギヤーケース6に
回転自在に軸架されると共に、該ギヤーケース6より前
方に突出せしめられており、その突出端部にはトラクタ
の円゛O軸からの動力を伝達する自在接手軸が着脱自在
に連結される。
伝動軸20は軸受23,24を介してギヤーケース6に
回転自在に軸架される。
入力軸19と伝動軸20は軸受22,24の後方側でギ
ヤー25.26を介して相互に連動せしめられる。
即ち、入力軸19及び伝動軸20は軸受22゜24より
後方に突出た突出端部にスプライン部27.28を有し
、その各スプライン部27.28に、ギヤーケース6に
形成された後方開口部29側より各ギヤー25.26が
着脱自在にスプライン嵌合され、かつその各ギヤー25
.26は常時咬合する。
なおギヤーケース6の後方開口部29は後部カバー″3
0により閉塞され、また該後部カバー30内にはギヤー
25.26と異なる歯数比の交換ギヤー31.32が適
宜固定手段により取付けられており、ギヤー25.26
と交換ギヤー31.32とを粗度えれば、入力軸19と
伝動軸20との減速比を変更できる。
伝動軸20の前端部側にはベベルギヤー33が一体回転
可能に套嵌され、またこのベベルギヤー33は一側の支
持アーム7に回転自在に内嵌された伝達軸34内端のベ
ベルギヤー35に咬合する。
伝動軸34は伝動ケース8内の伝動機構を介して爪軸1
0に連動連結されている。
ギヤーケース6には、第2図及び第3図に示す如く支持
アーム7より後方で、かつ入力軸19に対し伝動軸20
と反対側の側壁に動力取出装置17が付設されている。
動力取出装置17はギヤーケース6より横方向に突出す
る動力取出ケース36の外端部に、入力軸19と平行な
動力取出軸37を備えて戒る。
動力取出ケース36は支持アーム7の背後でボルト38
によりギヤーケース6に着脱自在に装着され、また動力
取出軸37はスプライン部39が後方に突出した状態で
軸受40゜41により動力取出ケース36に回転自在に
支持されると共に、該動力取出ケース36内のギヤー4
2.43を介して入力軸19上の動力取出ギヤー44に
連動連結される。
動力取出ギヤー44は軸受22とギヤー25との間で入
力軸19に一体回転可能に套嵌されており、該動力取出
ギヤー44に対応してギヤーケース6の側壁に動力取出
用開口部45が形成される。
ギヤー43は中間軸46に軸受47を介して遊転自在に
套嵌されると共に、動力取出用開口部45を経て動力取
出ギヤー44に咬合せしめられ、またその中間軸46は
動力取出ケース36の内端側に挿立されかつロールピン
48により固定されている。
なお49は動力取出軸37の保護カバーで、動力取出ケ
ース36にボルト等により着脱自在に取付けられる。
動力取出軸37のスプライン部39には巻掛伝動機構1
8のプーリ50が着脱自在に取付けられている。
次に作用を説明する。
入力軸19に自在接手軸を連結し、該入力軸19を駆動
すると、その動力はギヤー25、ギヤー26、伝動軸2
0、ベベルギヤー33、ベベルギヤー35から伝達軸3
4を経て爪軸10へと伝達され、その爪軸10の回転に
伴なって耕耘爪11により圃場を耕耘できる。
一方、入力軸19から動力取出ギヤー44、ギヤー43
、ギヤー42を経て動力取出軸37へと動力が伝達され
るので、ロータリ装置1側において、その動力の一部を
動力取出軸37より外部へと取出すことができ、従って
この動力によって防除機2の液送ポンプ14を駆動し、
防除作業を行なうことができる。
つまり、ロータリ装置1によるロータリ作業と防除機2
による防除作業との複合作業が可能である。
この場合、動力取出軸37はギヤーケース6の側方近傍
位置、即ちロータリ機枠3の中央上部位置にあり、しか
も支持アーム7の背後であるため、草の巻付き、泥土の
付着、或いは人体との接触等の惧れは極めて少なく、安
全に動力を取出すことができ、また安全対策も位置的に
必要最小限度のもので十分である。
更に動力取出ケース36は、ギヤーケース6の側壁に装
着しているため、ギヤーケース6後壁に装着するものに
比較して、動力取出軸37自体の後方への突出量を小さ
くでき、防除機2等への動力の伝達が容易である。
即ち、ロータリ装置1に防除機2を付設する場合、ロー
タリ装置1全体の中でも前部側に配置するのが、上昇時
の重量バランス等から最も一般的と考えられるが、この
ような場合、動力取出軸37が前部側にあれば、相互間
の連結が非常に容易であり、また無理な動力伝達を行な
う必要もない。
なお上記実施例では、ギヤーケース6の側壁に動力取出
用開口部45を形威し、ギヤーケース6の側方位置に動
力を取出すようにしたが、例えば第4図に示す如くギヤ
ーケース6の上壁にも動力取出用開口部51を形威し、
両者開口部45,51に対して動力取出ケース36と盲
蓋52とを択一的に装着何能に設けておけば、作業機に
応じて動力取出位置を選択することができる。
動力取出ケース36内のギヤー43は必ずしも必要では
なく、動力取出軸37の回転方向を問わない場合には省
けば良い。
動力取出軸37は動力取出ケース36より前方に突出さ
せても良い。
本考案では、ロータリ機枠上部のギヤーケースに、その
入力軸の動力取出ギヤーに対して連動するように、動力
取出ケースの動力取出軸を付設しているので、ロータリ
動力を利用して他の作業機を駆動することができ、ロー
クリ作業と他の作業との複合化に大きく寄与できる。
また動力取出ギヤーに対応してギヤーケースに開口部を
設け、この開口部を経て動力取出軸が動力取出ギヤーと
連動するようにしているので、入力軸の後方延長上に動
力取出軸を設けたものに比較して、動力取出軸を前方に
位置させることができ、従って、ロークリ機枠上に作業
機を取付けて駆動する場合でも、その位置を前方に寄せ
ることが可能となり、ロータリ装置側の前後の重量バラ
ンスを良好にできる。
しかも入力軸と平行に伝動軸を設け、・・これら軸を後
端のギヤーで連動させ、入力軸からギヤ、伝動軸を経て
横方向の伝達軸へと動力を伝達するようにしているので
、入力軸の後端にベベルギヤー機構を設ける必要がなく
、前記ギヤーを簡単な平ギヤー等にできる。
また、ベベルギヤーを使用すれば、入力軸の後端でベベ
ルギヤーのスラスト荷重を受けるように軸受を設けるの
が通常であり、これに加えて動力取出ギヤーを追加する
ならば、ギヤーケースの後部側の突出量が大となる。
しかし、本考案では、前述の如く平ギヤ等を使用可能な
構成にする一方、その前方近傍に入力軸を支持する軸受
を設け、この軸受とギヤーとの間に動力取出ギヤーを設
けているから、動力取出ギヤーを追加装備しているにも
拘らず、ギヤーケース側の後部側への突出量を小さくて
き、従って、前述の効果と相俟って動力取出軸を前側に
位置させることができる。
また動力取出軸力釦−クリ機枠の上部に位置するため、
草等の巻付きを防止できる。
と共に、人体との接触もなく、非常に安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す背面図、第2図は同ギ
ヤーケース部の横断平面図、第3図は同第2図のA−A
矢視図、第4図は他の実施例を示す縦断背面図、第5図
は他の実施例を示す横断平面図である。 1・・・・・・ロータリ装置、2・・・・・・防除機、
3・・・・・・ロークリ機枠、6・・・・・・ギヤーケ
ース、7・・・・・・支持アーム、14・・・・・・液
送ポンプ、17・・・・・・動力取出装置、19・・・
・・・入力軸、36・・・・・・動力取出ケース、37
・・・・・・動力取出軸、44・・・・・・動力取出ギ
ヤー、45・・・・・・動力取出用開口部、46・・・
・・・中間軸、49・・・・・・保護カバー、51・・
・・・・動力取出用開口部、52・・・・・・盲蓋、5
3・・・・・・ベベルピニオン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータリ機枠3の上部に、前方に突出する入力軸19を
    有するギヤーケース6を備え、該ギヤーケース6内で入
    力軸19と連動する伝達軸34を横方向に設け、この伝
    達軸34からロークリ機枠3側部の伝動機構を介して爪
    軸10へ動力を伝達するようにしたロータリ装置におい
    て、ギヤーケース6内に、入力軸19と平行に伝動軸2
    0を設け、これら入力軸19と伝動軸20とを後端部の
    ギヤー25.26を介して連動させると共に、伝動軸2
    0と伝達軸34とを連動させ、前記ギヤー25の前方近
    傍で入力軸19を支持する軸受22をギヤーケース6に
    設け、この軸受22とギヤー25との間に動力取出ギヤ
    ー44を設け、この動力取出ギヤー44に対応してギヤ
    ーケース6に動力取出用開口部45を設け、この開口部
    45を経て動力取出ギヤー44と連動する動力取出軸3
    7を有する動力取出ケース36′をギヤーケース6に設
    けたことを特徴とするロークリ装置における動力取出装
    置。
JP18152779U 1979-12-26 1979-12-26 ロ−タリ装置における動力取出装置 Expired JPS606161Y2 (ja)

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JPS5697910U JPS5697910U (ja) 1981-08-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245547A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kubota Corp ロータリ耕耘装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5872156B2 (ja) * 2010-12-28 2016-03-01 松山株式会社 農作業機
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