JP3894609B2 - 乗用型管理作業車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、3輪型の乗用型管理作業車において、機体の腹部に昇降自在に吊設した作業機へ動力を伝達するPTO軸の配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術において、前後方向に機体フレームを配置し、機体の前部に操向輪として前輪を一輪配し、後部に後輪二輪を配して三輪駆動式とし、機体フレームの後部に動力部を配し、該動力部の前方に運転部を配し、前輪と後輪の間の腹部に昇降自在に作業機を配した乗用型の作業機は公知となっている。また、ミッションケースを左右後輪の間位置に配置し、ミッションケース下部にリアアクスルケースを固設し、後輪に動力を伝達する一方、ミッションケースより作業機に動力を伝達するPTO軸を設け、該PTO軸は車速に比例回転して回転するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術において、ミッションケースより突出したPTO軸は、車速と比例回転する構成とされていたので、作業機によっては車速と関係なく一定回転数で駆動する作業機、例えば、中耕や除草作業等を行うロータリやモア等を装着して作業を行うことはできなかった。また、ミッションケースから前輪及びPTO軸に動力を伝達する場合、別々に軸が配置されていると、ミッションケースの構成が複雑となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明はこのような問題点を解消するために、次のような手段を用いる。
前後方向に長い機体フレーム(1)を設け、機体フレームの前部に一輪の前輪(2)を支持し、後部に二輪の後輪(3・3)を支持し、該機体フレーム1の後端部にエンジン(E)を搭載し、該エンジン(E)の前にミッションケース(M)を配置し、該ミッションケース(M)によって走行変速し、下部に配するリアアクスルケース(4)により後輪3・3を駆動し、前記機体フレーム1内に第一動力伝達軸(9a)と第二動力伝動軸(9b )を挿通して前輪(2)に動力伝達し、機体フレーム(1)前部にフロントケース(7)を設け、該フロントケース(7)の下部に鉛直方向を軸心として左右回動可能に前輪駆動ケース(8)を装着し、該前輪駆動ケース(8)に一輪の前輪2を支持して駆動し、前後の車輪の間の腹部に作業機を昇降可能に吊設した3輪型の乗用型管理作業車において、エンジン(E)からの動力をミッションケース(M)に伝え、該ミッションケース(M)から作業機に動力を伝えるPTO軸を、車速に比例する車速比例PTO軸(51)と、一定回転で駆動する一定回転PTO軸(35)との2本を設け、前記車速比例PTO軸(51)は、該ミッションケース(M)内で変速して、後輪(3・3)とPTO出力軸(73)の2方向に動力を伝え、該PTO出力軸(73)より機体フレーム(1)内の第一動力伝達軸(9a)を介して、該機体フレーム(1)の前後途中部に配したチェーンケース(50)に動力を伝え、該チェーンケース(50)より、車速比例PTO軸(51)と前輪駆動用の第二動力伝動軸(9b)に動力分岐して伝達するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面を基に説明する。
図1は腹部に中耕ロータリを装着する乗用型管理作業車の全体側面図、図2は同じく乗用型管理作業車の全体平面図、図3は動力伝達構成を配した機体フレームを示す部分側面断面図、図4は機体フレーム内に配したチェーンケースの側面断面図、図5は側部にHST式変速装置を配したミッションケースの断面図、図6はミッションケースの側面図である。
【0006】
図1、図2において、乗用型管理作業車Aの全体構成について説明する。
乗用型管理作業車Aの運転部Bが、前後方向に長い機体フレーム1の後部に配され、該機体フレーム1の後端部にエンジンEが搭載され、ミッションケースMによって走行変速し、ミッションケースM下部に配するリアアクスルケース4より、後輪駆動ケース5を介して後輪3・3が駆動される。一方、機体フレーム1内を動力伝達軸9が挿通され(図3)、機体フレーム1前部にフロントケース7を設け、該フロントケース7下部に鉛直方向を軸心として左右回動可能に前輪駆動ケース8を装着し、該前輪駆動ケース8に一輪の前輪2を支持して駆動できるようにし、三輪駆動車を構成している。また、前記エンジンEはボンネット10によって被装され、ボンネット10前方にはミッションケースM及び後輪3を被装する車体カバー11が配され、該車体カバー11上に運転席12が載置され、運転席12の前下方の車体カバー11前部よりサイドクラッチペダル17・17が突出され、運転席12前方の機体フレーム1上にステアリングコラム13が立設されている。該ステアリングコラム13上部より上方にステアリングハンドル14が突出され、ステアリングコラム13の右側部にアクセルレバー15が突出され、左側部にキースイッチ16が配置されている。
【0007】
また、前記前輪2と後輪3との間位置の乗用型管理作業車Aの腹部には、作業機Dが昇降機構Cによって吊設されている。即ち、前記機体フレーム1の前下部(フロントケース7の後方位置)に、左右一対のブラケット18・18が下方に突出され、各ブラケット18・18の上下位置に上リンク19と下リンク20との前部が枢支されて平行リンクを構成し、該上リンク19と下リンク20の他端に作業機Dのヒッチ21が枢支され、ブラケット18と下リンク20の間に油圧シリンダー22を介装して昇降機構Cを上下に回動できるようにしている。更に、前記ヒッチ21下部には、左右方向に延出する棒状のツールバー23の中央部が固設されている。該ツールバー23の中央部と左右側部に、取付け位置を変更可能に複数の作業機Dが装着され、複数条の管理作業を行えるようにしている。尚、図2に示す右側の作業機Dは、取り付け位置を左右方向中央側に装着したものであり、左側の作業機Dは左右方向外側に装着したものである。
【0008】
また、前記作業機Dとして、本実施例においてロータリ耕耘機が装着されている。該ロータリ耕耘機は、ツールバー23に外嵌する装着部28と、該装着部28に固定されるチェーンケース25と、該チェーンケース25下部に軸支した耕耘軸に植設した耕耘刃26と、該耕耘刃26を被装するカバー27等より成り、記チェーンケース25の中途部から後方にビームを突設してゲージ輪30と畝立てを行う培土板31が固設されている。尚、作業機Dはロータリ耕耘機に限定するものでなく、雑草を取り除く熊手形状のレーキ等を配置することもできる。
【0009】
また、左右方向に複数個配置した各ロータリ耕耘機は前記ミッションケースMよりユニバーサルジョイント37を介して動力が伝達される。即ち、前記ツールバー23の左右方向の略中央部に動力入力ケース36が固設され、一方、図3に示すように、前記ミッションケースM下部より前方にPTO軸35が突出され、該PTO軸35と動力入力ケース36の入力軸との間にユニバーサルジョイント軸37が介装されて動力が伝達される。該動力入力ケース36より側方に動力軸38・38が突出され、該動力軸38がチェーンケース25上部内に挿入され、各ロータリ耕耘機に動力が伝達される。また、前記ユニバーサルジョイント37は、スプライン軸や、多角形軸によって形成した伝動軸37aと、該伝動軸を摺動自在に嵌入する嵌合筒37bより成り、昇降機構Cによって昇降したときに、ミッションケースMと作業機Dとの間隔が変更しても、ユニバーサルジョイント37が伸縮して作業機Dに動力が伝達されるようにしている。
【0010】
次に、前記機体フレーム1について、図1〜図3を用いて説明する。
前記機体フレーム1は、前後方向に長く筒状に形成され、ステアリングコラム13を立設した前後方向略中央位置におて、段差状に前部フレーム1aと後部フレーム1bとに形成され、更に後部フレーム1bの後端部にエンジンフレーム1c・1cが固定されている。
【0011】
前記エンジンフレーム1c・1cは、後部フレーム1bの後端上部左右に二本固設され、該エンジンフレーム1c・1cの後上部にエンジンEが載置され、エンジンフレーム1c・1cの前部に車体カバー11が載置され、ミッションケースM及び後輪3が被装されている。また、図1に示すように、前記車体カバー11上に載置する運転席12は、後輪3を支持する車軸6の上方位置に配されており、作業者が運転席12に搭乗したときに重量が車軸6上にかかり、機体全体の重量バランスが崩れないようにしている。
【0012】
また、前記後部フレーム1bは、正面断面視で下方が開放された「コ」字状に形成され、後部フレーム1bの後端部をミッションケースMの直前方位置まで延出している。前記後部フレーム1b内には、ミッションケースMの上部より前方に突出される第一動力伝達軸9aが後部フレーム1b内の上部に前後方向に配置され、前記ミッションケースMの下部より突出したPTO軸35には前記ニユバーサルジョイント37が連結され、作業機Dを上昇したときには上方へ回動し、「コ」字状に形成された後部フレーム1bの開放面内まで回動される。よって、前記作業機Dを高く上昇させても、ユニバーサルジョイント37と後部フレーム1bとが干渉することはない。
【0013】
更に、前記後部フレーム1bには、下部左右両側にステップ40が形成されて、該ステップ40の外周部にはパイプ体を屈曲した枠体41が設けられ補強している。該ステップ40は、側面視において車体カバー11の前部からステアリングコラム13側方まで延出しているが、図5に示すように、前方は開放されて運転席12に搭乗した作業者からは作業機Dを視認でき、また、ステップ40の前側より乗降できるようにしている。
【0014】
また、前記後部フレーム1b前上部に連結フレーム1dが固設され、該連結フレーム1d上部に前部フレーム1aの後部が固設され、該前部フレーム1a後部上にステアリングコラム13が立設され、ステアリングコラム13下部より前部フレーム1aが前方に延出されており、後部フレーム1bより一段高く前部フレーム1aが配されている。そして、前述した作業機Dを吊設する昇降機構Cが、前部フレーム1aの前部に配されているので、図1に示すように、昇降機構Cがステップ40面より高い位置に配置でき、また、作業機Dを上昇させた位置において、作業機Dのヒッチ21もステップ40の配設面より高く保持でき、作業機Dを高く上昇できる。
【0015】
また、前記前部フレーム1a内部に、機体フレーム1内を挿通する動力伝達軸9の前部の第二動力伝達軸9bや操向回動軸43が支持されている。該操向回動軸43の後部は、ジョイント軸46を介して操作軸45の下部に連結されており、該操作軸45はステアリングコラム13内に上下方向に支持されてステアリングハンドル14に連動連結されている。
【0016】
また、前記段差状に形成した前部フレーム1a後部と後部フレーム1b前部の間に垂直状にチェーンケース50が配置され、該チェーンケース50の下部に第一動力伝達軸9aが連結され、第二動力伝達軸9bの後部がチェーンケース50の上部に連結されて動力を伝達する構成としている。
【0017】
次に、前記エンジンEからの動力を変速し、後輪3と前輪2と作業機を駆動する構成について説明する。
図2に示すように、エンジンEの動力がプーリ、ベルト57を介してミッションケースM内に入力される。該ミッションケースMの側部には主変速機構としてHST式変速装置Hが配されており、ミッションケースM内に入力された動力がHST式変速装置Hによって無段変速され、無段変速した後の動力がふたたびミッションケースM内に入力され、ミッションケースM内において副変速され、各車輪に変速された動力が伝達される。
【0018】
前記ミッションケースMは、図5、図6に示すように、HST式変速装置Hを固着したミッションケースMの一側側面より他方の側面まで貫通する第一入力軸60が軸支され、該第一入力軸60の一側端部よりエンジンEの動力が入力され、第一入力軸60の他端がHST式変速装置Hの入力軸61に相対回動不能に固設されている。前記第一入力軸60の途中部に後述するPTO軸に動力を伝達するギア62が固設されている。また、前記HST式変速装置Hによって主変速された動力がミッションケースM側に突出する出力軸63より出力され、ミッションケースM内に軸支されている第二入力軸64と相対回動不能に連結され、主変速された動力がミッションケースM内に伝達される。前記第二入力軸64の動力は、副変速ギアを有する副変速軸65を介して伝動軸66に固設する係合ギア67に伝達される。
【0019】
また、前記ミッションケースMの下部の左右両側には、リアアクスルケース4・4が固設され、内部に左右の後輪3・3と連動する駆動軸70・70が軸支されている。該駆動軸70・70の中央側端部に駆動ギア71・71が固設され、前記伝動軸66上の係合ギア67の左右側部に配する動力断接ギア68・68と噛合されている。
【0020】
また、前記動力断接ギア68・68は伝動軸66上で摺動自在に遊嵌され、各々の動力断接ギア68・68は図示せぬホークによって摺動され、該ホークはサイドクラッチと連結されており、前記動力断接ギア68を内側に摺動して係合ギア67と噛合されると、リアアクスルケース4内の駆動軸70に動力が伝達され、後輪3が駆動され、外側に摺動して噛合を外すと動力が伝達されず、他方が駆動されることによって旋回ができ、サイドクラッチ機構を構成している。尚、前記動力断接ギア68・68は通常において、係合ギア67と係合されており、左右の後輪3・3と連動する駆動軸70・70を駆動しているが、運転者によるサイドクラッチペダル17・17の操作によって、一側の動力断接ギア68と係合ギア67との係合が外れて、一側の後輪3の駆動を停止する。
【0021】
また、前記伝動軸66の側方(HST式変速装置Hを配置した方)には、出力ケース72が形成され、前後方向向きに出力軸73が軸支されている。前記出力ケース72の後部内には、伝動軸66の端部が挿入され、その端部上にベベルギア74が固設されている。該ベベルギア74には、出力軸73後端部に固設したベベルギア75が噛合され、出力軸73に走行変速された動力が伝達され、出力軸73を車速に比例した回転数で駆動する。前記出力軸73には、図3に示す、第一動力伝達軸9aが連結され、前述したチェーンケース50内に車速に比例した動力を入力している。
【0022】
前記チェーンケース50は、図4に示すように、上下方向に配置され、チェーンケース50下部に動力分岐軸51が前後方向に枢支され、チェーンケース50上部に出力軸53が前後方向に枢支されている。前記動力分岐軸51は、前後端をチェーンケース50より突出し、チェーンケース50内部の中央にはスプロケット52が固設されている。動力分岐軸51の後端は第一動力伝達軸9aと連結し、前端は走行速度に同調する車速比例PTO軸(51)としている。また、前記出力軸53の前端はチェーンケース50より前方に突出して第二動力伝達軸9bと連結し、チェーンケース50内部の出力軸53上にスプロケット54が固設され、該スプロケット54と前記スプロケット52との間にチェーン55が巻回されており、第一動力伝達軸9aの動力が、車速比例PTO軸と、前輪2に動力を伝達する出力軸53とに動力が伝達される。前記車速比例PTO軸(51)より機体フレーム1の前後中央部より作業機駆動用の動力を取り出し可能とし、作業機D後部空間に余裕を持たせている。
【0023】
また、車速に比例した回転駆動する車速比例PTO軸51とは別に、車速に関係なく一定回転駆動する一定回転PTO軸35がミッションケースMに配置さている。即ち、図5、図6に示すように、前記ミッションケースMに軸支した第一入力軸60上には前述したギア62が噛合され、また、ミッションケースMには第一入力軸60と平行にPTO入力軸82、カウンター軸83が回転自在に支持され、該PTO入力軸82に入力ギア81がスプライン係合され、図示せぬホークの操作に連動して入力ギア81がPTO入力軸82上を左右方向に摺動し、第一入力軸60上のギア62と入力ギア81とが噛合されることで、PTO入力軸82に動力を伝達することができる。該PTO入力軸82に伝達された動力はギアを介してカウンター軸83に伝達される。
【0024】
また、該カウンター軸83の前方には、カウンター軸83の軸心方向に対して直交する前後方向向き(前後方向)に一定回転PTO軸35が軸支され、図3に示すように、ミッションケースM前下部より前方に突出され、後輪3の前上方に位置するようにしている。前記カウンター軸83の端部にはベベルギア85が固設され、カウンター軸83後端部に固設したベベルギア84と噛合され、エンジンEからの動力が一定回転PTO軸35に伝達される。従って、前記エンジンEの動力がHST式変速装置Hによって主変速される前の段階の動力が取り出され、車速とは関係なく、エンジンEの回転数に合わせた一定回転を一定回転PTO軸35に伝達し、前述したユニバーサルジョイント軸37を介して作業機Dに車速とは独立した一定回転数が伝達される。
【0025】
【発明の効果】
このように構成したことによって、次のような効果を奏するのである。
まず、車速に比例する車速比例PTO軸と、一定回転で駆動する一定回転PTO軸とを設けたことによって、作業機に必要な回転を選択して駆動することができ、管理作業の幅を広げることができ、多様な作業ができる管理機を提供することができる。また、両PTO軸を後輪前上方に配置したので、腹部に配置した作業機とPTO軸との間に障害物がなく、接続を簡単にできる。
【0026】
また、一定回転PTO軸に動力を伝える構成としたことによって、主変速される前の段階で取り出され、車速とは関係なく、変速装置の影響を受けず、エンジンの回転数に合わせた一定回転を伝達することができる。
また、ミッションケース内で変速後の伝動軸より車速比例PTO軸に動力を伝えるように構成したので、車速に比例した動力が伝達されて、走行速度に合わせた管理作業機を装着して作業ができ、2つのPTO軸から所望の駆動力が得られる。
【0027】
また、ミッションケース内で変速して後輪とPTO出力軸に伝え、該PTO出力軸より機体フレームの前後途中部に配したチェーンケースに動力を伝え、該チェーンケースより、車速比例PTO軸と前輪駆動用の動力伝動軸に動力を伝えることで、左右の後輪の間位置より前方位置に車速比例PTO軸を配することができ、作業機に伝達する動力を容易に取り出すことができる。
また、前輪を駆動する駆動伝動軸と車速比例PTO軸とに動力を分岐する機構を、ミッションケース内に設けずに機体の前後中央部のチェーンケースに設けたことによって、ミッションケースの内部構成をシンプルにすることができ、その分ステップ等を大きくして、作業者の足元空間が広くなり、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 腹部に中耕ロータリを装着する乗用型管理作業車の全体側面図である。
【図2】 同じく乗用型管理作業車の全体平面図である。
【図3】 動力伝達構成を配した機体フレームを示す部分側面断面図である。
【図4】 機体フレーム内に配したチェーンケースの側面断面図である。
【図5】 作業機を最下方位置に配した乗用型管理作業車の全体側面図である。
【図6】 ミッションケースの側面図である。
【符号の説明】
E エンジン
M ミッションケース
H HST式変速装置
1 機体フレーム
2 前輪
3 後輪
9 動力伝達軸
35 一定回転PTO軸
50 チェーンケース
60 第一入力軸
66 伝動軸
51 車速比例PTO軸
Claims (1)
- 前後方向に長い機体フレーム(1)を設け、機体フレームの前部に一輪の前輪(2)を支持し、後部に二輪の後輪(3・3)を支持し、該機体フレーム1の後端部にエンジン(E)を搭載し、該エンジン(E)の前にミッションケース(M)を配置し、該ミッションケース(M)によって走行変速し、下部に配するリアアクスルケース(4)により後輪3・3を駆動し、前記機体フレーム1内に第一動力伝達軸(9a)と第二動力伝動軸(9b)を挿通して前輪(2)に動力伝達し、機体フレーム(1)前部にフロントケース(7)を設け、該フロントケース(7)の下部に鉛直方向を軸心として左右回動可能に前輪駆動ケース(8)を装着し、該前輪駆動ケース(8)に一輪の前輪2を支持して駆動し、前後の車輪の間の腹部に作業機を昇降可能に吊設した3輪型の乗用型管理作業車において、エンジン(E)からの動力をミッションケース(M)に伝え、該ミッションケース(M)から作業機に動力を伝えるPTO軸を、車速に比例する車速比例PTO軸(51)と、一定回転で駆動する一定回転PTO軸(35)との2本を設け、前記車速比例PTO軸(51)は、該ミッションケース(M)内で変速して、後輪(3・3)とPTO出力軸(73)の2方向に動力を伝え、該PTO出力軸(73)より機体フレーム(1)内の第一動力伝達軸(9a)を介して、該機体フレーム(1)の前後途中部に配したチェーンケース(50)に動力を伝え、該チェーンケース(50)より、車速比例PTO軸(51)と前輪駆動用の第二動力伝動軸(9b)に動力分岐して伝達することを特徴とする乗用型管理作業車。
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