JPS6024815Y2 - 天窓装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天窓を開閉する雨戸を具え、天窓の保護ととも
に天窓からの採光、吸熱および放熱を調節可能とした天
窓装置に係り、以下その一実施例を図面により説明する
。

第１〜２図は本考案の天窓装置１が一体の箱形ユニット
として形成されたばあいを例示するものであって、図に
おいて天窓装置１は矩形状に配設された立壁２の土俵半
部を天板３により隠蔽しかつ前方を開口せしめた扁平な
筐体であって、その開口部４には立壁２と、該立壁２に
横架された立壁２よりも低く形成される桟材５との各内
面で、天板３よりも低所に形設される条溝６でシール材
を介してガラス板７を嵌着し天窓８を形成する一方、前
記天板３とガラス板７との間で長手方向にのびる案内ガ
イド９をその立壁２内面に対設し、かつ該案内ガイド９
に、筐体長手寸度の約半分の長さを有する雨戸１０の両
側に枢設された案内ローラｒを摺嵌する。

従って雨戸１０は、案内ガイド９により案内され、筐体
を長手方向に前後に、天窓８のガラス板７上方と天板３
下方との間を移動できる。

又その前進によってガラス板７が覆われることにより、
天窓８を遮蔽し閉止されるとともに、後退によって雨戸
１０が天板３下方に収納されることにより、天窓８を開
きうる。

雨戸１０はその上端にロープ１１が固着され、該ロープ
１１は筐体の立壁２に枢支されるガイドプーリ１２によ
り案内されたのち野地板１３に穿設された透孔１４をへ
て下方に導かれる。

なお１５．１５は雨水の排水孔であって、その下面が前
記ガラス７上面に略臨接して開口する。

然して本考案の天窓装置１を、例えば野地板１３上に置
きかつ雨じまいを施こし、屋根ふき材を敷設し設置する
とともに、前記透孔１４を通り天井裏に挿入される前記
ロープ１１は操作具例えば引紐１６を吊下せしめた滑車
１７を半周して野地板１３に固着されることにより、引
紐１６は、前記ロープ１１を介して雨戸１０に連係され
る。

又一方前記引紐１６は天井１８を挿通して室内Ｒに導入
される。

なお引紐１６には室内Ｒ壁面に取着される掛止片１９の
Ｕ字溝２０に係着しうる係止体２１を適宜間隔で取付け
る。

その結果引紐１６を引下げると滑車１７を押下げ、その
２倍のストロークで雨戸１０を引上げて天窓８を略完全
に開放するとともに、係止体２１を係止片１９に係着す
ることによりその位置で保持しうるとともに係止法２１
をはずし引紐１６を上昇させることにより雨戸１０は下
降して天窓８を遮蔽しうる。

本実施例によれば雨戸１０に案内ローラ・・・を付設し
ているため、雨戸１０の摺動が極めて円滑となり、かつ
ロープ１１を滑車１７に周回せしめているため、雨戸１
０の開閉に際して引紐１６の牽引量は半分でよく、その
操作が容易になる。

成上の如く本考案の天窓装置は、天窓と該天窓を開閉し
うる雨戸を一体に構成している結果、天窓を閉止でき、
天窓を保護しその損傷、汚損を防止すると共に、採光量
の調節も可能となり又受熱、夜間の放熱をも調整しうる
。

又雨戸を筐体に設けているため、筐体に雨戸が安定して
保持されることは明らかであり、又雨戸をその後退とと
もに天板下方に収容するため、収容時に案内ローラが風
雨にさらまれることもなく、装置を長寿命化できる。

又雨戸はガラス板上方に位置して天窓を覆うため、閉止
時のガラス板の破損を防ぎうろことも自明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の天窓装置の一実施例を示す斜視図、第
２図はその横断面図、第３図は係止片を示す斜視図であ
る。 １・・・・・・天窓装置、３・・・・・・天板、７・・
・・・・ガラス板、８・・・・・・天窓、１０・・・・
・・雨戸、１１・・・・・・ロープ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部後半部が天板によって隠蔽されかつ前方に前記天板
   よりも低所にガラス板を嵌着してなる天窓を形成した筐
   体に、ロープを介する操作具に連係され前記天板とガラ
   ス板との間を移動するとともに、前進により天窓を遮蔽
   し後退により天板下方に収納される雨戸を設けてなる天
   窓装置。