JPS60233992A - テレビジヨン信号記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カラーテレビジョン信号を輝度信号成分と色
信号成分とに分離し、夫々を独立に処理した後、共通の
記録ヘッドを用いて記録媒体に記録するようにされたテ
レビジョン信号記録装置に関する。

背景技術とその問題点 テレビジョン信号を記録及び再生する装置として、磁気
テープを記録媒体として用いるビデオテープレコーダが
よく知られている。このビデオテープレコーダによるカ
ラーテレビジョン信号の記録がなされる場合、カラーテ
レビジョン信号を形成する輝度信号成分と色信号成分と
が互いに分離されて、夫々、独立に必要な処理がなされ
た後、共通の回転磁気ヘッドに供給され、回転磁気ヘッ
ドによって磁気テープに傾斜トランクをもって記録され
る方式が主流とされている。従って、ビデオテープレコ
ーダは、その記録動作部において、通常、輝度信号成分
を扱う輝度信号処理系と色信号成分を扱う色信号処理系
とが備えられている。

ところで、実用に供されているカラーテレビジョン方式
には、ＮＴＳＣ方式、Ｐ　Ａ　Ｌ方式、ＳＥＣＡＭ方式
等のいくつかのものがあり、従って、カラーテレビジョ
ン信号の種類として、ＮＴＳＣ方式にもとすくカラーテ
レビジョン信号（ＮＴＳＣ（を号）、ＰＡＬ方式にもと
すくカラーテレビジョン信号（ＰＡＬ信号）　、ＳＥＣ
ＡＭ方式にもとず（カラーテレビジョン信号（ＳＥＣＡ
Ｍ信号）等がある。そして、これらの各種のカラーテレ
ビジョン信号は、輝度信号成分及び色信号成分の夫々の
周波数帯域２色信号成分を伝送するための副搬送波の周
波数１色信号成分の変調態様等々において互いに相違し
ている。

このため、ビデオテープレコーダの夫々は、通常、複数
種のカラーテレビジョン信号のうちのいずれか１つの輝
度信号成分及び色信号成分を処理するための輝度信号処
理系及び色信号処理系を備えるものとされ、ＮＴＳＣ信
号、ＰＡＬ信号２ＳＥＣＡＭ信号等の夫々の記録及び再
生に専用されるもの、即ち、ＮＴＳＣ用ビデオテープレ
コーダ。

Ｐ　Ａ　Ｌ用ビデオテープレコーダ、ＳＥＣＡＭ用ビデ
オテープレコーダ等とされる。従って、１つのカラーテ
レビジョン信号、例えは、ＮＴＳＣ信号の記録及び再生
に専用されるＮＴＳＣ用ビデオテープレコーダで、他の
カラーテレビジョン信号、例えば、ＰＡＬ信号やＳＥＣ
ＡＭ信号の記録及び再生を適正に行うことはできず、使
用上の不便を来たす場合がある。

なお、いずれのカラーテレビジョン信号も白黒テレビジ
ョン信号との互換性をもち得るようにされているので、
ＮＴＳＣ用、’ＰＡＬ用、ＳＥＣＡＭ用等のいずれのビ
デオテープレコーダも、対応する白黒テレビジョン信号
を適正に記録及び再生ずることができ、その色信号処理
系には、白黒テレビジョン信号の記録時に、色信号成分
が供給されない色信号処理系からの出力が悪影響を及ぼ
ずのを防止すべ（、色信号成分が供給されない場合には
色信号伝送路を遮断するように働くカラーキラースイッ
チが備えられる。また、カラーテレビジョン信号の記録
に際して、輝度信号成分の周波数帯域と色信号成分の周
波数帯域とは互いに重なり合う部分を有することになる
ので、輝度信号処理系に、輝度信号成分の周波数帯域を
、その一部に混入する色信号成分を除去すべく制限する
カラートラップが備えられるが、白黒テレビジョン信号
の記録時においては、斯かる輝度信号成分の周波数帯域
制限をする必要がないので、色信号成分が供給されない
場合にはカラートラップを働かないようにして、輝度信
号成分の周波数帯域を拡大させることが行われる。

上述の如く、通常、ビデオテープレコーダはＮＴＳＣ用
、’ＰＡＬ用、ＳＥＣＡＭ用等として製されるが、実用
のもとにあるＰＡＬ信号とＳＥＣＡＭ信号とは、輝度信
号成分が互いに類似したものとされているので、例えば
、ＰＡＬ用ビデオテープレコーダであっても、ＳＥＣＡ
Ｍ信号の輝度信号成分を適正に磁気テープに記録し、ま
た、磁気テープから再生することが可能となる。そこで
、例えば、ＰＡＬ用ビデオテープレコーダに白黒テレビ
ジョン信号の記録を行う場合の動作態様をとらせ、これ
に５ＥＣＡ、Ｍ信号を供給して、その輝度信号成分を白
黒テレビジョン信号として磁気テープに記録するように
し、使用上の不便を緩和することが行われる。

しかしながら、斯かる場合、ＰＡＬ用ビデオテープ１／
コーダは白黒テレビジョンの記録を行う場合の動作態様
とされ、従って、輝度信号処理系に備えられたカラート
ラ、プは働かないようにされることになるが、実際には
ＳＥＣＡＭ信号の色信号成分は存在し、かつ、輝度信号
成分に混入しているので、白黒テレビジョン信号として
記録されるＳＥＣＡＭ信号の輝度信号成分が、それに混
入した色信号成分が除去されないものとなってしまうと
いう不都合がある。

発明の目的 斯かる点に鑑み本発明は、カラーテレビジョン信号の記
録についてはＰＡＬ信号等の特定の方式にもとすくカラ
ーテレビジョン信号の記録に専用されるものとされ、か
つ、ＳＥＣＡＭ信号等の他の方式にもとすくカラーテレ
ビシコン信号の輝度信号成分を、それに混入した色信号
成分が除去された状態で白黒テレビジョン信号として記
録媒体に記録することができるようにされたテレビジョ
ン信号記録装置を提供することを目的とする。

発明の概要 本発明に係るテレビジョン信号記録装置は、輝度信号成
分の周波数帯域をその一部に混入する色信号成分を除去
すべく制限する帯域制限部を有した輝度信号処理系と、
色信号成分が供給されないとき色信号、伝送路を遮断状
態となすカラーキラ一部及び色信号伝送路を導通状態に
する第１の状態と遮断状態にする第２の状態とを選択的
にとるスイッチング部を有した色信号処理系と、記録さ
れるべく供給されるテレビジョン信号が、第１の方式に
もとずくカラーテレビジョン信号である場合には、輝度
信号処理系の帯域制限部を作動させるとともに色信号処
理系のカラーキラ一部を作動させないようにし、かつ２
信号号処理系のスイッチング部に上述の第１の状態をと
らせ、また、第２の方式にもとすくカラーテレビジョン
信号である場合には、輝度信号処理系の帯域制限部及び
色信号処理系のカラーキラ一部を第１の方式にもとすく
カラーテレビジョン信号である場合と同様となし、かつ
、色信号処理系のスイッチング部に上述の第２の状態を
とらせるようになす制御部と、輝度信号処理系及び色信
号処理系から得られる輝度信号成分及び色信号成分を記
録媒体に記録する記録ヘッド部とを具備して構成される
。

このように構成されることにより、第１の方式にもとす
くカラーテレビジョン信号に関しては、カラーテレビジ
ョン信号としての適正な記録を行うことができるととも
に、第２の方式のカラーテレビジョン信号に関しては、
その輝度信号成分についての、輝度信号処理系が第１の
方式のカラーテレビジョン信号の記録を行う場合と同し
態様とされ、かつ、色信号伝送路が遮断状態とされたも
とでの記録を行うごとができる。従って、第２の方式の
カラーテレビジョン信号の輝度信号成分は、混入した色
信号成分を伴わない状態で、白黒テレビジョン信号とし
て適ｊＥに記録媒体に記録される。

実施例 以下、本発明の実施例について述べる。

第１図は本発明に係るテレビジョン信号記録装置の一例
を示す。この例はＰＡＬ信号の記録に専用されるもので
、カラーテレビジョン信号Ｖが供給される入力端子１が
設けられており、この入力端子１に、そこに供給される
カラーテレビジョン信号Ｖから輝度信号成分を分離して
取り出す低域通過フィルタ２が接続され、さらに、自動
利得制御回路３．ブリ・エンファシス回路４．クランプ
回路５１周波数変調回路６．カラートラップ回路７及び
記録増幅回路８が順次縦続接続されて、輝度信号処理系
が形成されている。この輝度信号処理系において、カラ
ートラップ回路７は、周波数変調回路６で周波数変調信
号とされた輝度信号成分（以下、ＦＭ輝度信号成分とい
う）の側帯波の周波数帯域を、その一部に混入する色信
号成分を除去すべく制限する作用を果たし得るものとさ
れている。

また、入力端子１には、そこに供給されるカラーテレビ
ジョン信号Ｖから搬送色信号成分を分離して取り出す帯
域通過フィルタ９が接続され、さらに、自動レベル制御
回路１０．搬送色信号成分の搬送波周波数をより低い周
波数に変換する周波数変換回路１１．低域通過フィルタ
１２．カラーキラースイッチ１３．スイッチ１４及び記
録増幅回路１５が順次縦続接続されて１２色信号処理系
が形成されている。この色信号処理系において、カラー
キラースイッチ１３は、色信号処理系に搬送色信号成分
が存在しないとき色信号伝送路を遮断する作用を果たし
、また、スイッチ１４は外部からの制御信号によって、
色信号伝送路を導通状態とする接続状態と遮断状態とす
る接続状態とを選択的にとるように制御される。

そして、輝度信号処理系の出力端である記録増幅回路８
の出力端と、色信号処理系の出力端である記録増幅回路
１５の出力端とが、夫々、加算回路１６の一対の入力端
に接続され、この加算回路１６の出力端が一対の回転磁
気ヘッドＩ７及び１８に接続されている。

上述の色信号処理系中の自動レベル制御回路１０の出力
端にバーストゲート回路１９の入力端が接続され、その
出力端が位相比較回路２０の一方の入力端に接続されて
いる。この位相比較回路２０の他方の入力端は、色信号
処理系の帯域通過フィルタ９から正規の搬送色信号成分
、即ち、ＰＡＬ信号の搬送色信号成分が得られるとき、
その搬送波信号と同期するようにされた比較基準信号Ｆ
Ｃが供給される端子２１に接続されている。そして、位
相比較回路２０の出力端が上側ピークホールド回路２２
及び下側ピークホールド回路２３の夫々の入力端に接続
されており、上側ピークホールド回路２２からは位相比
較回路２０の出力の上側ピークのレベルがホールドされ
た出力が得られ、また、下側ピークホールド回路２３か
らは位相比較回路２０の出力の下側ピークのレベルがホ
ールトされた出力が得られる。

上側ピークホールド回路２２の出力端は、一方の入力端
に基準電圧源２４が接続されて基準レベルＶ１が供給さ
れるコンパレーク２５の他方の入力端に接続され、この
コンパレータ２５の出力端がカラートラップ回路７及び
カラーキラースイッチ１３の夫々の制御端に接続されて
いる。これにより、カラートラップ回路７はコンパレー
タ２５の出力が高レベルをとるものとなるとき作動して
、上述した輝度信号成分に対する周波数帯域制限を行う
ものとされ、一方、カラーキラースイッチ１３はコンパ
レータ２５の出力が高レベルをとるものとなるときには
作動せず、低レベルをとるものとなるとき作動して、色
信号伝送路の遮断を行うようにされている。

また、下側ピークホールド回路２３の出力端は一方の入
力端に基準電圧源２６が接続されて基準レベル■２が供
給されるコンパレータ２７の他方の入力端に接続され、
このコンパレータ２７の出力端がスイッチ１４の制御端
に接続されている。

これにより、スイッチ１４はコンパレータ２７の出力が
低レベルをとるものとなるとき色信号伝送路を導通状態
とし、高レベルをとるものとなるとき色信号伝送路を遮
断状態とするようにされている。

斯かる構成のもとに、入力端子１に供給されるカラーテ
レビジョン信号Ｖが、本例における正規のもの、即ち、
ＰＡＬ信号である場合には、輝度信号処理系において、
低域通過フィルタ２の出力端に輝度信号成分Ｙが分離さ
れて得られる。この輝度信号成分Ｙは自動利得制御回路
３．ブリ・エンファシス回路４及びクランプ回路５で夫
々所定の処理がなされて、周波数変調回路６に供給され
る。この周波数変調回路６では、輝度信号成分Ｙの同期
信号の先端が、例えば、３．８ＭＨ７，に対応し、また
そのホワイトピーク（最大振幅部）が、例えば、５．２
ＭＨｚに対応するようになす周波数変調が行われて、そ
の出力端からＦＭｉ度信号成分ＹＦが得られる。そして
、このＦＭ輝度信号成分ＹＦがカラートラップ回路７を
介して記録増幅回路８に供給される。

一方、色信号処理系においては、帯域通過フィルタ９の
出力端に搬送色信号成分Ｃｃが分離されて得られる。こ
の搬送色信号成分Ｃｃは、自動レベル制御回路１０を介
して周波数変換回路１１に供給され、周波数変換回路１
１の出力が低域通過フィルタ１２を介して取り出される
。これにより、低域通過フィルタ１２からは、搬送色信
号成分ＣＣが、その搬送波の周波数が、例えば、６８８
ｋＨｚとなるように低域変換された、低域変換搬送色信
号成分ＣＣＯが得られる。そして、低域変換搬送色信号
成分Ｃｃｏは、カラーキラースイッチ１３及びスイッチ
１４を経て記録増幅回路１５に供給される。

このとき、自動レベル制御回路１０の出力がバーストケ
ート回路１９にも供給され、バーストケート回路１９か
ら、第２国人に示される如くの、約４．４３Ｍ）Ｉｚの
バースト信号成分ｓｂが抜き出されて、位相比較回路２
０に供給され、比較基準信号ＦＣと位相比較される。こ
の場合、比較基準信号Ｆｃは、搬送色信号成分Ｃｃの搬
送波信号、従って、バースト信号ｓｂと等しい周波数・
約４．４３Ｍ）１２を有して同期するものとされている
ので、位相比較回路２０からは、バースト信号ｓｂが供
給される毎に正のピークレベルをとる、第２図Ｂに示さ
れる如くの、比較出力Ｓｃが得られて、これが上側ピー
クホールド回路２２及び下側ピークホールド回路２３の
両者に供給される。上側ピークボールド回路２２では、
比較出力Ｓｃの上側、即ち、正側のピークレベルがホー
ルドされ、正電圧Ｓ１が得られて、コンパレータ２５で
基準電圧源２４からの基準レベルＶ１とレベル比較され
る。ここで、基準レベルＶ１は正電圧Ｓ１より低くなる
ように選定されており、コンパレータ２５から、第２図
Ｃに示される如くに、高レベルをとる比較出力Ｓｄが得
られる。そして、これがカラートラップ回路７の制御端
に供給され、その結果カラートランプ回路７が作動状態
とされてＦＭ輝度信号成分ＹＦの側帯波周波数帯域を制
限し、ＦＭ輝度信号成分ＹＦに混入する色信号成分を除
去する。さらに、コンパレータ２５からの高レベルをと
る比較出力Ｓｄは、カラーキラースイッチ１３の制御端
に供給され、その結果、カラーキラースイッチ１３は作
動せず、色信号伝送路を遮断しないようにされる。

一方、下側ピークホールド回路２３では、比較出力Ｓｃ
の下側、即ち、負側のピークレベルがホールドされるよ
うになされるが、比較出力Ｓｃは下側のピークををさな
いので、下側ピークホールド回路２３からは零レベル信
号Ｓ２が得られてコンパレーク２７で基準電圧源２６か
らの基準レベ／ｌ／Ｖ２とレベル比較される。ここで、
基準レベルＶ２は所定の負レベルとされており、コンパ
レータ２７から、第２図りに示される如くに、低レベル
をとる比較出力Ｓｅが得られる。そして、これがスイッ
チ１４の制御端に供給され、その結果、スイッチ１４は
色信号伝送路を導通状態とする接続状態とされる。

従って、この場合カラートラップ回路７から周波数帯域
制限されたＦＭ輝度信号成分ＹＦが得られ、また、スイ
ッチ１４から低域変換搬送色信号成分Ｃｃｏが得られて
、これらが夫々記録増幅回路８及び記録増幅回路１５を
介して加算回路１６でｍｉｘされ、回転磁気ヘッド１７
及び回転磁気ヘッド１８に供給されて磁気テープに記録
される。

このようにして、ＰＡＬ信号の記録が行われる。

一方、入力端子１に供給されるカラーテレビジョン信号
Ｖが本例に対しては正規でなもの、例えば、ＳＥＣＡＭ
信号である場合、輝度信号処理系においては正規のカラ
ーテレビジョン信号の場合と同様に、低域通過フィルタ
２の出力端に輝度信号成分Ｙ゛が分離されて得られ、さ
らに、自動利得制御回路３．ブリ・エンファシス回路４
及びクランプ回路５で夫々所定の処理がなされて、周波
数変調口Ｍｐｒ６に供給される。そして、周波数変調回
路６で、輝度信号成分Ｙ゛の同期信号の先端が、例えば
、３．８ＭＨｚに対応し、またそのホワイトビーク（最
大振幅部）が、例えば、５．２ＭＨ２に対応するように
なす周波数変調が行われて、その出力端からＦＭ輝度信
号成分ＹＦ’　か得られ、このＦＭ輝度信号成分ＹＦ’
がカラートラップ回路７を介して記録増幅回路８に供給
される。

一方、色信号処理系においては、帯域通過フィルタ９の
出力端に搬送色信号成分Ｃｃ’が分離されて得られる。

この搬送色信号成分ＣＣ”は、自動レベル制御回路１０
を介して周波数変換回路１１に供給される。この自動レ
ベル制御回路１０の出力がパーストゲート回路１１こも
供給され、パーストゲート回路１９から、第３図Ａに示
される如くの、約４．２５ＭＨｚと約４．４０ＭＨｚの
バースト信号成分Ｓｂ°が１水平周期毎に交互に抜き出
されて、位相比較回路２０に供給され、比較基準信号Ｆ
ｃと位相比較される。この場合、比較基準信号Ｆｃは、
搬送色信号成分Ｃｃ’　の搬送波信号、従って、バース
ト信号ｓｂ”　とは同期する関係になく、周波数を約４
．４３ＭＨｚとするものとされているので１、位相比較
回路２０からは、バースト信号ｓｂ’　が供給される毎
に正及び負のランダムなピークレベルをとる、第３図Ｂ
に示される如くの、比較出力Ｓｃ’　が得られて、これ
が上側ピークホールド回路２２及び下側ピークホールド
回路２３の両者に供給される。上側ピークホールド回路
２２では、比較出力ＳＣ゛の上側、即ち、正側のピーク
レベルがホールドされ、正電圧ＳＬ’　が得られて、コ
ンパレータ２５で基準電圧源２４からの基準レベル■１
とレベル比較される。ここで、基準レベル■１は正電圧
Ｓｌ’　より低くなるように選定されており、コンパレ
ータ２５から、第３図Ｃに示される如くに、高レベルを
とる比較出力Ｓｄ’　か得られる。そして、これがカラ
ートラップ回路７の制御端に供給され、その結果カラー
トラ・ノブ回路７が作動状態とされてＦＭ輝度信号成分
ＹＦ’　の側帯波周波数帯域を制限し、ＦＭ輝度信号成
分ＹＦ゛に混入する色信号成分を除去する。さらに、コ
ンパレータ２５からの高レベルをとる比較出力Ｓｄ’　
は、カラーキラースイッチ１３の制御端に供給され、そ
の結果、カラーキラースイッチ１３は作動せず、色信号
伝送路を遮断しないようにされる。

一方、下側ピークホールド回路２３では、比較出力Ｓｃ
’　の下側、即ち、負側のピークレベルがホールドされ
負電圧Ｓ２°が得られて、コンパレータ２７で基準電圧
ｒＸ２６からの基準レベル■２とレベル比較される。こ
こで、基準レベル■２は負電圧で負電圧Ｓ２”より高く
なるように選定されており、コンパレータ２７から、第
３図りに示される如くに、高レベルをとる比較出力Ｓｅ
“が得られる。そして、これがスイッチ１４の制御端に
供給され、その結果、スイッチ１４は色信号伝送路を遮
断状態とする接続状態とされる。

従って、この場合、カラートラ・７プ回路７からは周波
数帯域制限されたＦＭ輝度信号成分ＹＦ’が得られるが
、スイッチ】４から色信号成分が得られず、周波数帯域
制限されたＦＭ輝度信号成分ＹＦ’のみが記録増幅回路
８及び加算回路１６を介して回転磁気ヘッド１７及び回
転磁気ヘッド１８に供給され、磁気テープに記録される
。従って、この場合、輝度信号処理系はＰ　Ａ　Ｌ信号
の記録時と同様な状態とされているので、ＳＥＣＡＭ信
号の輝度信号成分のみが、その周波数帯域の一部に混入
する色信号成分が除去された状態で磁気テープ上に記録
されることになる。しかも、色信号処理系の色信号伝送
路がスイッチ１４により遮断状態とされているので、色
信号処理系の搬送色信号成分Ｃｃ’　が悪影響を及ぼす
ことはない。

なお、上述の例は、ＰＡＬ信号の記録に専用されるもの
とされているが、本発明に斯かるテレビジョン信号記録
装置はこれに限られることなく、他の方式にもとすくカ
ラーテレビジョン信号の記録に専用されるものとして得
るものである。また、輝度信号成分のみが記録されるカ
ラーテレビジョン信号は、ＳＥＣＡＭ信号に限られるも
のではない。

発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るテレビジョ
ン信号記録装置によれば、成る特定のカラーテレビジョ
ン方式にもとすくカラーテレビジョン信号、例えば、Ｐ
ＡＬ信号の輝度信号成分及び色信号成分の適正な記録を
行うことができるとともに、他のカラーテレビジョン方
式にもとすくカラーテレビジョン信号、例えば、ＳＥＣ
ＡＭ信号の輝度信号成分についての、その周波数帯域の
一部に混入することになる色信号成分が著しく低減され
て、実質的に除去された状態での記録を行うことができ
る。従って、両カラーテレビジョン信号が実用に供され
ている状況下において使用するに、極めて便利なものと
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るテレビジョン信号記録装置の一例
を示すブロック接続図、第２図及び第３図は第１図に示
される例の動作説明に供される波形間である。 図中、２は低域通過フィルタ、６は周波数変調回路、７
はカラートラップ回路、９は帯域通過フィルタ、１０は
自動レベル制御回路、１１は周波数変換回路、１３はカ
ラーキラースイッチ、１４はスイッチ、１７及び１８は
回転磁気ヘッド、１９はバーストゲート回路、２０は位
相比較回路、２２はト側ピークホールド回路、２３は下
側ピークホールド回路、２５及び２７はコンパレータで
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 輝度信号成分の周波数帯域をその一部に混入する色信号
   成分を除去すべく制限する帯域制限部を有した輝度信号
   処理系と、色信号成分が供給されないとき色信号伝送路
   を遮断状態となすカラーキラ一部及び上記色信号伝送路
   を導通状態にする第１の状態と遮断状態にする第２の状
   態とを選択的にとるスイッチング部を有した色信号処理
   系と、記録されるべく供給されるテレビジョン信号か、
   第１のカラーテレビジョン方式にもとすくカラーテレビ
   ジョン信号である場合には、上記帯域制限部を作動させ
   るとともに上記カラーキラ一部を作動させないようにし
   、かつ、上記スイッチング部に上記第１の状態をとらせ
   、また、第２のカラーテレビジョン方式にもとすくカラ
   ーテレビジョン信号である場合には、上記帯域制限部を
   作動さゼるとともに上記カラーキラ一部を作動させない
   ようにし、かつ、上記スイッチング部に上記第２の状態
   をとらせるようになす制御部と、上記輝度信号処理系及
   び色信号処理系から得られる輝度信号成分及び色信号成
   分が供給され、それらを記録媒体に記録する記録ヘッド
   部とを具備して構成されたテレビジョン信号記録装置。