JPS60127231A - 電子写真用硫化カドミウム粉体の製造方法 - Google Patents

電子写真用硫化カドミウム粉体の製造方法

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JPS60127231A
JPS60127231A JP23548583A JP23548583A JPS60127231A JP S60127231 A JPS60127231 A JP S60127231A JP 23548583 A JP23548583 A JP 23548583A JP 23548583 A JP23548583 A JP 23548583A JP S60127231 A JPS60127231 A JP S60127231A
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JP
Japan
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cadmium sulfide
powder
calcined
cds
flux
Prior art date
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Pending
Application number
JP23548583A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Suzuki
鈴木 洌
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真用硫化カドミウム粉体の製造方法に
関するもので、特には、焼成後の粉体をアンモニア水溶
液中で処理することによシ、粒子の表面近傍とバルク(
bulk )が異なる銅濃度となるようにして、耐久性
にすぐれ、且つ、良好な画像の得られる、硫化カドミウ
ムを製造する方法を提供するものである。
電子写真用感光体に用いられる硫化カドミウム(1) 粉体の製造方法として実用化されている一方法において
は、銅等の不純物元素を含むカドミウム水溶液中にH2
Bガスを吹き込み硫化カドミウムを沈澱させた後塩化カ
ドミウム等の融剤を添加し、粉体の粒成長、結晶性向上
などを行っている。特に融剤量が該硫化カドミウム粉体
の20重量パーセント以上であシ、かつ焼成温度が融剤
の融点よ950℃以上の焼成では硫化カドミウム粉体の
形状が著しく暎純化されかつ高結晶性のものが得られ、
これを用いた電子写真用感光体は優れた特性を示すO 一方、これらの硫化カドミウムは、高速複写機への適用
等今までよシ一層耐久性を要求されるような場合には、
その要求を満たすことが出来ない。
耐久性を伸ばす方法としては使用する粉体の抵抗を高く
すればよく、最も簡争に粉体の抵抗を上げる方法として
は、添加する銅の量を増すことである。而して抵抗を高
くすればそれに伴い光によって、発生したキャリアーの
移動が阻害され感度の低下等の現像として現われる。
(9) 電子写真特性は、粒子の表面状態特に表面近傍の不純物
濃度に依るところが大きい。又、耐久性は、表面層の性
質よりも、むしろバルクの性質に依存しており、バルク
の抵抗を上げれば耐久性は増大する。
本発明は上記の性質を利用したものでバルクでの銅濃度
を高く保ちながら、表面層の銅濃度を最適な量にする方
法を提供するものである。即ち本発明の要旨とするとこ
ろは硫化カドミウムに対して、20重量%以上の融剤を
配合し、融剤の融点よシ50℃以上高い温度で焼成し、
更に再焼成を行う電子写真用硫化カドミウムの製造方法
において、焼成後の硫化カドミウム粉体をアンモニア水
溶液中で処理することを特徴とする電子写真用硫化カド
ンウム粉体の製造方法である。
本発明の具体的な方法としては、焼成した硫化カドミウ
ム粉体を、アンモニア水溶液中に分散させ、硫化カドミ
ウム粉体表面が、常に、未反応なアンモニアと接せしめ
るために、分散液は充分攪拌することの他に、超音波を
重畳することなども有効である。
又、該処理は第1焼成後ばかシでなく、より特性を改善
するために行われる第2回以降の焼成(アニールと称す
る)稜でも、又水洗工程中に行うことも有効である。し
かし、特性の安定性などを考慮した場合、処理後、アニ
ールを行うことが有利であるので、第1焼成後にこの処
理を施すことが望ましい。
本発明においては、アンモニア処理が硫化カドミウム・
バルクにまで、およぶことは・々ルクの抵抗を下げると
いう点から考えて好ましくない。従って処理は硫化カド
ミウムの処理が、表面層に限られるようにしなければな
らない。そのためアンモニア濃度は出来る限り、低濃度
として処理することが有利である。
一方、耐久性等を改良するのに必要な・フルクの抵抗を
得るためには、処理される硫化カドミウムは、l mo
leに対して、銅を4 X 10−’ mole以上添
加する必要がある。しかし10 X 10 mole以
上添加した場合には、表面層の銅量が処理可能な濃度を
越すためか、該処理の効果が十分に現われず、そのため
処理を行っても銅の多い場合と同じ現象が現われる。
アンモニア処理はアンモニア濃度および処理時間によっ
て表面層の銅の除去量が決ってくると推測される。アン
モニア濃度を高くすれば、畦位時間に除去される銅量は
増加する。このため、処理時間は短かくする必要を生ず
る。従って、わずかな時間の誤差によって、特性は大き
く変化する結果、再現性という立場からみると有利な方
法ではない。アンモニア濃度は銅を除去出来る範囲なら
ば、出来る限り低濃度で処理する方が有利である。
実際、アンモニア濃度として好ましくは0.3〜0、8
 mole/l となるようにする。特に0.4〜0.
7mole/l の範囲での処理が、最も効果的に処理
できる濃度でおる。
処理時間は、硫化カドミウム中の銅のドープ量、処理液
への硫化カドミウムの添加量、処理液のアンモニア濃度
から選択決定するものである。
硫化カドミウムは処理液1tに対して5〜200I!r
添加する場合が最も効率良く処理が行われる。
該処理は、例えば処理液に硫化カドミウムを分散させた
状態で、約60分間攪拌した後、水洗し必要に応じて再
焼成を行う。
この方法で処理された硫化カドミウムを用いた感光板は
、従来品と同程度の特性を示すと共に、耐久性の面では
、従来品よシも上回っていることが判明した。
以下本発明を実施例にもとづき詳細に説明する。
実施例 硫化カドミウム1 moleに対して、6 X 10−
’mol・含むように銅を添加した硫化カドミウム溶液
から沈澱させた硫化カドミウム粉末100部に塩化カド
ミウム20部、塩化ナトリウム30部を加えよく混合し
た後、石英ルツ2に充填し空気中で530℃30分焼成
した。焼成した硫化カドミウムはよく水洗の後さらに湯
及び陰イオン交換樹脂を加え充分攪拌の後樹脂分離脱水
、乾燥させた。
さらにこれを石英ルツ2に充填し、空気中で450℃1
時間アニールし再び水洗、イオン交換樹脂処理を行い電
子写真感光体用の硫化カドミウム粉末を得た。この行程
を標準行程と呼び比較例とする。
これと並行して焼成後の硫化カドミウムを本発明に従い
アンモニア1.0moleを含む2tの水溶液中に分散
し60分間攪拌した後水洗、イオン交換樹脂処理等の通
常の行われる処理行程を行い硫化カドミウム粉末を作成
した。
これを実施例1とする。
更に比較例2として硫化カドミウム1 moleに対し
て、1XIOmole含む硫化カドミウムを沈澱させ、
前記の標準工程で、硫化カドミウム粉末を得た。
これらCd8粉末はそれぞれ塩化ビニル、酢酸ビニル共
重合体に分散させたiAj基板上に40μの厚さとなる
ように塗布し、乾燥後更にポリエチレンテレツクレート
フィルム(25μ厚) l![して感光板を作成した。
次にこれら感光板を正帯電AC除電同時露光、全面露光
を基本プロセスとする複写機でそれぞれ100000回
耐久試験を行い耐久前後の電位保持率を測定した所、表
の結果が得られ、本発明の効果が明らかになった。
銅量が多く、処理しないサンプル比較例1で得られた硫
化カドミウムは表面電位が低く、電子写真用として使用
できない。実施例1および添加量を少なくした実施例2
によp得られた硫化カドにラムについては、耐外前は表
面電位が取れているが、耐久後、実施例1のものはその
状態を保っている。実施例2のものは僅かに表面電位が
低下しているが充分実用に供し得る。
以上述べた如く本発明の処理により、耐久性の点で顕著
な効果のあること全確認した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硫化カドミウムに対して、20重量%以上の融剤を配合
    し、融剤の融点よ950℃以上高い温度で焼成し、更に
    再焼成を行う電子写真用硫化カド2ウムの製造方法にお
    いて、焼成後の硫化カドオウム粉体をアンモニア水溶液
    中で処理することを特徴とする電子写真用硫化カドミウ
    ム粉体の製造方法。
JP23548583A 1983-12-14 1983-12-14 電子写真用硫化カドミウム粉体の製造方法 Pending JPS60127231A (ja)

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