JPS60127236A - 電子写真用硫化カドミウムの製造方法 - Google Patents

電子写真用硫化カドミウムの製造方法

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JPS60127236A
JPS60127236A JP23549083A JP23549083A JPS60127236A JP S60127236 A JPS60127236 A JP S60127236A JP 23549083 A JP23549083 A JP 23549083A JP 23549083 A JP23549083 A JP 23549083A JP S60127236 A JPS60127236 A JP S60127236A
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JP
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cds
cadmium sulfide
particles
cadmium
flux
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JP23549083A
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Kiyoshi Suzuki
鈴木 洌
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真用硫化カドミウムの製造方法に関する
もので、特には粒子径を小さくしながら、長波長感度を
低下させない、良質な画像が得られる硫化カドミウムの
製造方法に関するものである。
電子写真用感光体に用いられる硫化カドミウム粉体の製
造方法として実用化されている一方法においては、銅等
の不純物元累を含むカドミウム水溶液中に硫化水素ガス
全欧き込み、硫化カドミウムを沈澱させに後、塩化カド
ミウム等の融剤を添加し、粉体の粒成長、結晶性の向上
などを行っている。特に融剤量が硫化カドミウム粉体に
対して20重重量以上あシ、且つ、焼成温度が融剤の融
点より50℃以上高い温度で焼成された場合は、生成す
る硫化カドミウム粒子の形状は著しく単純化され、且つ
結晶性も高く、これを用いた電子写真感光体はすぐれた
特性を示す。
電子写真用として用いられる感光板の特性、特に感度は
、感光層中で用いられる硫化カドミウム粒子の表面状態
および、粒子間のバリアーの数によりて決ってくる。
高画質の画像を得るためには、一般的に粒子径の小さな
硫化カドミウムを用いて感光層を作成することが有利で
ある。しかし、粒子径を小さくすることは感光層内の粒
間のバリアーを多くすることとなり、必然的に感度は低
下する。又、粒子径のわずかな変化によって、感度が大
巾に変化する。
又、最近のようにインテリジェント・コピア−への関心
が高まり、特にレーザー光源を用いたコピア−への要求
が現われ始めると、長波長、特にレーザー光の関係から
750〜800nm以上の波長域で感度を有する感光体
粒子が必要となってくる。
従来の系では、画像性を上げるため粒子径を小さくした
場合、長波長域で、必要とされる感度が得られなかった
。本発明は、粒径を小さくしながら長波長感度を改良し
、上記のようなコピア−に使用出来る感光体粒子の製造
方法に関するものである。
本発明は、粒径の小さな硫化カドミウム粒子を製造する
工程および、形成した硫化カドミウム粒子表面に更に一
層長波長感度を有する処方で、表面層を析出させる工程
とから成る。
上記のような形状?有する硫化カドミウム粒子の電子写
真特性は、粒子表面の性質によって決ってくるため、本
発明のように、粒子表面に更に一層析出させる方法にお
いては、表面層を析出させる前の粒子の性質は、最後の
特性に大きな影響を与えない。従って、このような粒子
の抵抗を高くすることにより、付随的な効果として耐久
性を増すことができる。
即ち本発明の要旨とするところは1モル当り4〜l0X
IO−’モルの銅を含む硫化カドミウムに対して、塩化
カドミウムが5〜15モル係となるように塩化ナトリウ
ム/塩化カドミウムから成る混合融剤を添加し、融剤の
融点に等しい温度から50℃高い温度までの範囲で焼成
した後、水に分散し、銅、インジウム、および、加熱に
よシ硫黄全発生する化合物を加えて、加熱することを特
徴とする電子写真用硫化カドミウムの製造方法である。
本発明の具体的方法は特定の銅を含む硫化カドミウムに
、特定の融剤全添加し、均一となるまで混合、融剤の融
点に等しい温度から50℃旨い温度の範囲で選ばれた温
度で焼成し、単一、且つ粒径の小さな粒子を作収する。
この焼成物を水に分散させた後、適当な量の銅、インジ
ウム、更に加熱によりて硫黄を発生する物質を加えた後
、加熱する。この操作によって、硫化カドミウム粒子表
面に銅、インジウム、および塩素を含む硫化カドミウム
層を一層析出させる。加熱によって硫黄を発生する物質
を用いて、反応を起すことは、析出反応がゆるやかに生
ずる結果、本発明に使用する硫化カドミウムのような粒
径の小さい粒子表面に均一な層を析出させるために必要
である。更に、表面層を析出させることは、粒子表面の
均一性を一層高める作用をもつ。
本発明に用いられる融剤は塩化す) リウム/塩化カド
ミウム混合融剤が最適であシこれを用いるものでおる。
本発明においてはこの融剤を次の表面層析出反応に利用
するため、又、表面層は原材料である硫化カドミウムに
対して5〜15モルチとなるような量析出させるために
、混合融剤の組成、および添加量を選択する。更に、融
剤中の塩素濃度によって、析出する層の抵抗が変化する
ため、融剤の組成、添加m’を選ぶ際このことも考慮す
る。
(5) 析出反応に当って、塩素濃度は0.2〜0.5モル/!
となる場合が、最も効果的である。焼成後の洗浄は硫化
カドミウム100grに対して、水21の割合が洗浄効
率を考えた場合、最適であるため、溶液中の塩素量は0
.4〜1.0モルとなる。
塩化カドミウム量を原材料硫化カドミウムに対して5〜
15モル係の範囲から選択することは、析出する表面層
の膜厚から導かれたもので、5モルチ以下では、表面層
が薄く、下の層の影響を受け易い。一方15モル俤以上
となると最終的に形成される粒子の粒径に影響を与え、
小粒径とした効果が失われる。
上記の結果よシ第1図に塩化ナトリウム/塩化カドミウ
ムの混合比率、および添加量の好適な範囲を斜線で示し
た。
本発明のように、長波長に感度を伸ばすために、塩素濃
度を多くしなければならない場合においてはカドミウム
濃度も規定されるため、融剤の混合比率は塩化ナトリウ
ムの多い領域でしか、条件は満足されない。又、一般的
に融剤の添加ti多く(6) する方が、焼成温度を高くすることが出来、且つ、粒径
の成長が起シに〈<、単一粒子化が容易となる。添加量
の少ない場合は、焼成温度を出来る限り下げ、粒径成長
を起さない様にしなければならない。
添加する銅の量は、耐久性を増すためには、多く添加す
る方が有利であるが、多すぎると、表面層に影響を与え
てしまう。耐久性に効果があり、又、表面層に影響を与
えない添加量は、硫化カドミウム1モル当シ、5〜l0
XIOモルの範囲である・ 焼成後の焼成物は水に分散させた後解体し、次に、鉤、
インジウム、および加熱により硫黄全発生する物質?加
え、更に水を加えて全量Th2Jとした後加熱する。8
0℃に達してから、60分間加熱を続けた後、加熱を停
止する。この反応によシ硫化カドミウム表面に銅、イン
ジウム、塩素を含む硫化カドミウムが析出する。
その後、上澄み液の電導度が20μS /anとなるま
で、デカンテーション法で洗浄を繰シ返す。更に粒子表
面に残存する不純物全除去するため、イオン交換樹脂の
共存下で、60分間攪拌する。樹脂を分離した後、濾過
、60℃の温度で1晩乾燥を行う。出来上った粉体は、
再び焼成した後、焼成後と同様の操作で洗浄を行い、硫
化カドミウムが完成する。
析出層に添加する銅、およびインジウム量はそれぞれ生
成する硫化カドミウム1モル当)、5〜10XIO’モ
ル、7〜15X10’モルの範囲で、銅、インジウムお
よび塩素量會考慮して、決定することが好ましい。
加熱により硫黄を発生する物質としてはチオ硫酸ナトリ
ウム、チオ尿素等がすぐれている。硫黄への分解反応は
速くないので、残存するカドミウムを完全に反応嘔せる
ため実際に必観な量の2倍8度を添加することが好まし
い。
以上のようにして、作成された硫化カドミウム粒子は粒
径も小さく、この粒子を用いて作成された感光体は粒径
が手延いため、解像力の良い、良質な画像が得られ、し
かも長波長領域での感匿も従来の粒径の大きなものと同
等のものが得られる。
又、バルク(bulk )として利用される粒子中の銅
濃度も高いため耐久性もすぐれたものとなる。
以下実施例によって説明する。
実施例1 1モル当9銅’に7X10’モル含む硫化カドミウム1
00 grに、塩化カドミウム15.5gr1塩化ナト
IJウム34.5gr全添加、よく混合した後石英ルツ
かに充填し、470℃で60分間焼成した。
(なお、塩化ナトリウムと塩化カドミウムの混合融剤の
融点は、本混合比においては426℃に相当する。)冷
却後解体、銅、インジウム全それぞれ6.8 X 10
 、1.19 X 10 モル、チオ硫酸ナトリウム’
i0.085モル加えた後、全量が21となるまで水を
添加する。この分散水溶液全攪拌しながら加熱し、80
℃に達してから、更に60分間加熱を続ける。その後、
上澄み液の電導度が20μS7cm以下となるまで洗浄
を繰シ返し、更に、陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹
脂をそれぞれ25m+!!づつ加えて、60分間攪拌す
る。樹脂を分(9) 離した後、濾過し、60℃で1晩乾燥した。
この硫化カドミウムは石英ルツぎに充填し、450℃の
温度で60分間再焼成を行った。その後、洗液の電導度
が1.0μS/crn以下となるまで水洗・脱イオン処
理を行い、脱水後60℃で24時間乾燥した。この様に
して得られた硫化カドミウムの六万度は100%であシ
、電子顕微鏡(10000倍)に依シ観察すると、粒子
表面が非常に滑らかで六方晶形特有の形状を持ち、各粒
子は1.0〜2.0μ径の単一の粒子となっているのが
認められた。
この硫化カドミウムを塩化ビニール−酢酸ビニル共重合
体系樹脂(商品名: VMCH、UCC製)をバインダ
ーとして、アルミニウム基板上に40μの膜厚で塗布し
、乾燥後、更に上に厚さ25μのポリエステルフィルム
(商品名:マイラー、ダイヤホイル製)を貼布し測定用
試料とした。
実施例2 1モル当シ銅ff19X10 モル含む硫化カドミウム
100 grに塩化カドミウム17.9gr、塩化す(
10) トリウム17.Igrk添加し、よく混合した後、石英
ルツボに充填し、430℃で60分間焼成した。
(混合融剤の融点は本実施列の場合426℃に相当する
。)冷却後、水に分散させ解体し、銅、インジウムをそ
れぞれ5.9X10 .9.8X10”’モル、更にチ
オ尿素’(5,0,20モルを加えた後〜金蓋が21と
なるまで水金添加する。この溶液を攪拌しながら加熱し
80℃に達してから、更に60分間加熱を続けた。その
後実施例1と同様の方法で洗浄、乾燥した。この硫化カ
ドミウム全石英ルツボに充填、430℃で60分間再焼
成を行った。その後、実施例1と同様な方法で洗浄、乾
燥を行い、同様な方法で感光板を作成した。
比較例 実施例1と同様な方法で焼成を行った焼成物を水に分散
、解体し、実施例1と同様な方法で洗浄、乾燥した。こ
の粉体を石英ルツボに充填し450℃で60分間再焼成
し、実施例1と同様な方法で洗浄、乾燥し同様な方法で
感光板?作成した・実施f11.2、及び比較列の感光
板について、第2図に示す測定装置を用いて、感度を測
定した。
即ち、感光板9の絶縁層面に透明電極4をもつガラス板
3を押しつけた。透明電極4はリレースイッチ5を介し
て高圧直流電源6に接続される。
測定は前露光としてハロゲンランプ1の白色元金シャッ
ター2によシO,2sec照射し、0.2sec放置し
た後、リレースイッチ5 k 0.2秒間とじて高[圧
(Va ) f印加し、0.2秒間放置(オープン)後
光全0.2秒間照射しその時の電圧変化(Vp)k感光
板と同電圧にある金属板7と表面電位計8で測定した。
尚、vpは光導電層に印加されている電圧である。感度
はVpが600Vとなるように電圧Vai予め設定し、
同時に800 nmO光全光射照射露光量を変化させる
ことにょV) Vpの変化を測定し、E−V曲緑全求め
た後、この曲線から半減露光量を得た。
又、粒径がこまかいため作成された感光板の平滑度も高
く、且つ、得られる画像は、解像力が改良されていた。
耐久性についても、銅を多量に添加した比較例と同程度
の@を示しておシ耐久性を改良させながら、感度をも改
良されていることを確認した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、混合融剤の比率と添加量の関係を示す図で、
斜線の部分は本発明に利用できる範囲を示す。第2図は
感光体の感度を測定するための装fを示す図である。 4・・・透明電極 5・・・リレースイッチ6・・・高
圧直流電源 7・・・金属板8・・・表面電位計 9・
・・感元体 、6号 1U″′ 晶虫剤遇合比4−(モル、比) 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1モル当#)4〜I OXI 0 モルの銅を含む硫化
    カドミウムに対して、塩化カドミウムが5〜15モルチ
    となるように塩化ナトリウム/塩化カドミウムから成る
    混合融剤を添加し、融剤の融″点に等しい温度から50
    ℃高い温度までの範囲で焼成した後、水に分散し、銅、
    インジウム、および、加熱によシ硫黄を発生する化合物
    を加えて、加熱することt%徴とする電子写真用硫化カ
    ドミウムの製造方法。
JP23549083A 1983-12-14 1983-12-14 電子写真用硫化カドミウムの製造方法 Pending JPS60127236A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102942210A (zh) * 2012-11-14 2013-02-27 陕西科技大学 一种红移型硫化镉球簇微晶的制备方法

Cited By (1)

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