JPS60115406A - 木材の脱色法 - Google Patents

木材の脱色法

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Publication number
JPS60115406A
JPS60115406A JP22530683A JP22530683A JPS60115406A JP S60115406 A JPS60115406 A JP S60115406A JP 22530683 A JP22530683 A JP 22530683A JP 22530683 A JP22530683 A JP 22530683A JP S60115406 A JPS60115406 A JP S60115406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
solution
veneer
curing
veneers
Prior art date
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Pending
Application number
JP22530683A
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English (en)
Inventor
川田 章雄
大櫃 克彦
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、人工化粧単板の製造に用いられる単板その
他の木材を脱色する方法に関する。
〔背景技術〕
住宅の内装材として、従来より表面に木目が表現された
木材が好んで使用される。しかし、天然銘木を使用する
となれば非富に高価であるので、一般には表面にこ人工
の化粧単板が貼着された建材が主に使用されている。人
工化粧単板は、安価な樹木の製材からスライスされた素
材単板に脱色および染色を施し、これを積層成形したフ
リッチをスライスすることによって得られる。
上記脱色に際し、単板にアルカリ溶液を塗布した後24
時間程養生を行ってアルカリ溶液を浸透させ、その後H
2O2溶液を塗布し、スチームを当てて養生を行う方法
が開発された。アルカリ溶液には、H2O2溶液の自己
分解を促進させ、脱色効果を高める働きがあるためであ
る。この方法によって、迅速に脱色状態の良好な単板を
得られるようになったが、一度単板にアルカリ溶液を塗
布して養生したのち、再び単板にH20□溶液を塗布す
るため、作業工程に手数がかかり過ぎる上、コスト高に
なるという問題があった。
〔発明の目的〕
、この発明の目的は、このような事情に鑑み、作業工程
が簡単でコストが安く、しかも、従来と同様に高い脱色
効果を上げることが出来る木材の脱色法を提供すること
にある。
〔発明の目的〕
以上の目的を達成するために、この発明は、木材の片面
にアルカリ溶液を塗布し、他面にH2O2熔液を塗布し
て養生を行うことを特徴とする木材の脱色法をその要旨
とする。以下にこれをその実施例をあられす図面に基づ
いて説明する。
第1図は、この発明にかかる木材の脱色法における実施
例をモデル的にあられしている。第1図にみるように、
両面塗布用のロールコータ2に単板1を挿入し、矢印方
向に移動させながらその上下両面のそれぞれに異種品溶
液を塗布する。第1図において、3はアルカリ溶液であ
り、4はH20□溶液である。つづいて、第2図にみる
ように、アルカリ溶液が塗布された面と、H20□熔液
が塗布された面が合わさるようにこの木材単板1・・・
を積載した状態でスチーム養生を行うのである。図中、
5は養生室である。第1図および第2図では、溶液3.
4が図面上で明らかとなるようにその塗布厚みが強調さ
れている。
この発明にかかる木材の脱色法において、被処理物とな
る木材の板厚は薄い程、また含水率は気乾含水率に近い
程好ましいが、これに限られるものではない。
使用するアルカリ溶液の種類、a度、配合、H2O2溶
液の濃度に特別の制限はなく、それぞれのf6液の塗布
量も問わない。もつとも、通常、アルカリ溶液の濃度、
は0.2〜50重量%程度が好ましく、アルカリの!M
類はN a OIX、K OH、L、10H,Na2 
CO3等が使用され、効果を促進させるために、水ガラ
ス、’MgSO4等が添加される。H2O。溶液は、通
常、60重量%程度までのものが使用される。
実施例ではロールコータを使用して、木材単板の異った
面にそれぞれアルカリ溶液とH202i液を同時に塗布
したが、両溶液が木材単板の異った面にそれぞれ塗布さ
れるのであれば、塗布の方法、塗布の順序や時間に特別
の制限はない。
養生温度や時間等、養生条件も問わない。また一枚毎に
養生しても、多数枚積載して養生しても構わない。なお
、木材単板を多数積載して養生を行う場合、脱色反応に
ともなう発熱により木材の温度のばらつきが大きくなり
、高温状態が長時間続いた箇所に色もどりが発生するこ
とがある。そこで、このようなことを防止するため、単
板の積み上げ数は、木材の大きさに応じて適宜制限する
必要がある。
つぎに、実施例および従来例について説明する実施例お
よび従来例では、どちらも気乾含水率程度にまで自然乾
燥させたアガチス材の単板(300mm×9 ’o O
MX 1.’5nfm厚)100枚を用意した。これら
の単板に、実施例では、2連式スポンジロールコータを
用いて片面に2.5%N’aOH溶液、他面に20%H
202Yg液を100〜180g / mの割合で、同
時゛に塗布した。つづいて、これら100枚の単板を、
NaOH熔液塗重液塗布面0□N/Fi、塗布面とが互
いに合わさるように積載して、密着を良くするため上部
より加圧し、養生室内で100°c、90〜100%R
Hの雰囲気で2時間養生した。一方、従来例では、これ
ら100枚の単板の両面に、2連式スポンジロールコー
タを用いて2.5%N、aOH溶液を100〜(8,O
g/M塗布した後、24時間程度養生し、次に、同様に
20%H2O2溶液を100〜180 g/mの割合で
、単板の両面に塗布した。つづいて、これら100枚の
単板を、実施例とまったく同じ養生条件下で養生を行っ
た。その結果、実施例、従来例ともに良好な脱色面を得
た。脱色度を測定した結果を、下記の表に示す。
実施例のL”値、a0値およびb゛値は、それぞれ従来
例の脱色度と大差なく、同様によく脱色されていること
がわかる。
なお、上では、被処理物として木材単板を使用した場合
を中心にして説明を行ってきたが、被処理物はこれに限
るものではない。
〔発明の効果〕
この発明にかかる木材の脱色法は、木材の一面にアルカ
リ溶液を塗布し、他面にH20□溶液を塗布して養生を
行うので、従来より簡単な作業工程で、効率よく脱色で
きる。そのため、作業時間を短縮し、コストを軽減する
ことが出来る。
〔参考例〕
木材を脱色するに際して、特に自然感を必要とする人工
化粧単板用素材単板を脱色する場合、アルカリ溶液を意
図的に不均一に塗布したのち、脱色液を塗布して脱色を
)〒うことで、脱色面に濃淡を付ける新しい方法が開発
されている。
従来の脱色法では、均一に脱色することを原則としてい
る。そのため、自然感のある木材単板を製造するために
は、いったん均一に脱色した単板表面に、2回以上の染
色を行うか、または2種類以上の染料を使用して自然感
のある濃淡を付けていた。しかしながら、この方法にお
いても、製造された単板は、印刷物の感が強く、自然感
には乏しかった。
この新しい方法は、アルカリ溶液を塗布した後、吸引等
の方法で部分的にアルカリ濃度を変えて、濃淡のある脱
色面を作り、その後の染色工程を簡単にするばかりか、
より自然感のある木材単板を製造するものである。
使用する木材の種類、大きさ、厚みに特に制限はないが
、0.5〜2.0mm程度の厚みのロータリーレース単
板が望ましい。
アルカリ溶液としては、NaOH,KOH,LiOH等
の使用が考えられる。これを100〜200 g / 
m木材単板の表面に塗布したのち、吸引機等で部分的に
アルカリ溶液を除去する。次に、H2O2溶液やCI2
等の脱色液を100〜200 g/rrr塗布して養生
し、部分的に濃淡のある脱色面を得る。その後、1種の
染料で染色を行い、より自然な濃淡面を持つ木材単板を
製造するのである。
この方法において塗布の方法やそれぞれの溶液の濃度、
アルカリ溶液を除去する方法や養生条件に特別な制限は
ない。
次に、参考実施例について説明する。
1.0mm厚のロータリーレースされたラワン材に、0
.1%NaOH熔液を100 glrd塗布し、吸引機
で、脱色度を弱めたい部分のNa’OH溶液を除去した
。この単板に60%H20□溶液を塗布し、100°C
の水蒸気下で、1時間養生した。その結果、N a O
H溶液を除去した部分は濃くなり、思いどおりの濃淡面
を得ることが出来た。
この方法によって、予め部分的に濃淡のある脱色面を得
ることが出来るので、より簡単な染色工程で、より自然
感のある木材単板を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる木材の脱色法の実施例をモデ
ル的にあられす一部断面側面図、第2図はこの発明にか
かる木材の脱色法の養生工程を説明する側面断面図であ
る。 1・・・単板 3・・・アルカリ溶液 4・・・H2O
2熔液 代理人 弁理士 松 本 武 彦 0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11木材の片面にアルカリ溶液を塗布し、他面にH2
    O2溶液を塗布して養生を行うことを特徴とする木材の
    脱色法。 (2)養生がアルカリ溶液が塗布された面とH20□溶
    液が塗布された面が互いに合わさるように木材を積載し
    て行われる特許請求の範囲第1項記載の木材の脱色法。 (3)木材が人工化粧単板用素材単板である特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の木材の脱色法。
JP22530683A 1983-11-28 1983-11-28 木材の脱色法 Pending JPS60115406A (ja)

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