JPS60248310A - 人工化粧単板の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は素材単板に香料溶液を塗布するとともに、加湿
、加温処理を行ない、素材単板の内部に香料溶液を含浸
せしめたのち、該素材単板をそれぞれ接着剤を介在して
積層し、圧締一体化して人工フリッチを形成し１次いで
該人工フリッチを薄片に切削する人工化粧単板の製法に
関する技術である。

（背景技術） 従来、この種の人工化粧単板を得るには、素材単板をそ
れぞれ接着剤を介在して積層し、圧締一体化して人工フ
リッチを形成し、次いで該人工フリッチを薄片に切削す
るのが汎く公知公用の技術であった。

しかしながら上記従来の製法によって得られる人工化粧
単板は木目＠様は所望の天然木の木目に近似しているも
のの、香りは全く異なっている為結局、自然感には欠け
たものとなる欠点を有していた。

（発明の目的ン 本発明は上記従来の製法によって得られる人工化粧単板
のかかる欠点を悉く解消し、極めて自然感に溢れた香り
を放つ人工化粧単板を簡便に得る製法を汎〈社会に提供
し、もって斯界の発展に寄与せんとするものである。

（発明の描成〕 以下１本発明の人工化粧単板の製法について、第１図乃
至第３図の実施例に基いて詳細に説明する。

本発明はアガチス材、ホワイトセヲヤ材、ヲブワ材等の
木目模様が不鮮明であったり、色彩が単調であったりす
る為に化粧用材としては不適格である原木（一般には南
洋ラワン材と呼ばれている。　）をロータリー切削する
とともに所定の大きさに裁断して厚み０．５％乃至１．
０％の素材単板（１）を多数枚作成する。次いで必要に
応じて脱脂処理、脱色処理を施すとともに着色処理を行
表い所望の色彩に着色する。もちろんかかる工程、処理
を行なわ々くても良い。次いで該素材単板（１）を調湿
して、含水率を４０％乃至５０９６にするとともに、テ
ルペン類等の香料溶液（２）を塗布量９０７β乃至１１
０９／ｈｌで塗布する。この際に素材単板（１）の片面
又は両面に塗布してもよい。次いで該素材単板（１）を
ビニールシート等で梱包して約勢時間放置養生するとと
もに、処理室内に投入し、温度１００°Ｃ１時間２時間
の処理条件で加湿、加温処理を行ない、塗布した香料溶
液（２）を素材単板（１）の内部まで充分罠含浸せしめ
る。次いで該素材単板（１）を多数枚、それぞれ接着剤
を介在して積層するとともに、上下方向より一対のプレ
スでもって圧締し、該接着剤を硬化せしめて人工フリ１
．チ（３）を形成したのち、該人工フリッチ（３）をス
ライス切削して、木目模様の人工化粧単板；４）を得る
ものである。

（発明の効果） 本発明は上記の如く描成されており、香料溶液は充分に
素材単板の内部まで含浸せしめであるので、得られる人
工化粧単板は長期間にわたり、香りを放つことが出来る
効果を有（７ている。特に所望の天然木の香りを素材単
板に含浸させておくと、極めて自然感に溢れた人工化粧
単板となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の人工化粧単板の製法に係る
図面であり、第１図は香料溶液を塗布した素材単板の斜
視図、第２図は人工フリッチの側面図、第３図は人工化
粧単板の斜視図である。 １・・・素材単板、２・・・香料溶液、３・・・人工フ
リッチ、４・・・人工化粧単板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）素材単板に香料溶液を塗布するとともに、加湿・加
   温処理を行ない、素材単板の内部に香料溶液を含浸せし
   めたのち、該素材単板をそれぞれ接着剤を介在して積層
   し、圧締一体化して人工フリッチを形成し１次いで該人
   工フリッチを薄片に切削することを特徴とする人工化粧
   単板の製法。