JPS60198203A - 人工化粧単板の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 従来、この種の人工化粧単板を得る場合には、素材単板
を染色処理して所望色に着色したのち、多数枚の該素材
単板を接着剤を介在して積層するとともに圧締一体化し
てフリッチを形成し、次いで該フリッチを薄片にスライ
ス切削を行うのが汎く公知公用の技術であった。

しかしながら上記従来の製法によって得られる人工化粧
単板は、夏材相当部から春材相当部に移行する色彩の変
化が大きすぎて、自然感に乏しいものであった。

（発明の目的ン 本発明は上記従来の製法に於けるかかる欠点を悉く解消
し、自然感に溢れた木目模様の人工化粧単板を簡便に得
られる製法を汎く社会に提供し、もって斯界の発展に寄
与せんとするものである。

（発明の構成〕 以下本発明の人工化粧単板の製法について、第１図乃至
第３図の実施例の図面に基いて詳細に説明する。

本発明はホワイトセヲヤ材、ツプヲ材、アガチヌ材、Ｔ
バ材等の色彩感に乏しかったり、木目模様が不鮮明であ
ったりする為に化粧材としては不適格な原木をロータリ
ー切削するとともに、所定の大きさに裁断して作成した
厚み０．５％乃至２．０％の素材単板（１）を必要によ
り脱色処理、湯洗処理、脱脂処理等を行なったのち、染
色処理を行なって、所望色に着色し、次いで含水率１０
０％以上の状態で、該素材単板（１）の片面にポリアク
リル酸ソーダ、その他の増粘液で増粘した染色液を８０
ム脅″乃至９０９／ｖｌの塗布量で塗布し、染色液を塗
布した該片面同志を面々合せして、湿度１００％、温度
５０　”Ｃ乃至８０”Ｃの条件のスチーミング法　又は
フィルム梱包法によって養生処理したのち、該素材単板
Ｉｌｌを乾燥して、所望の含水率にせしめるとともに、
該片面を同一方向にして、多数枚の素材単板（１）を湿
気硬化型接着剤を介在して積層一体化し、次いでスライ
ス切削して厚み０．２％乃至０．５％の　木目模様を有
する人工化粧単板（３）を得るものである。

（発明の目的） 本発明は上記の如く構成されており、本発明の製法によ
って得られた人工化粧単板は夏材相当部から春材相当部
にいくにしたがって徐々に色調が変化し、極めて自然感
に溢れたものとなる効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の人工化粧単板の製法に係る
ものであり、第１図は素材単板の斜視図第２図はスチー
ミング処理をしている状態を示す要部断面図、第３図は
人工化粧単板の斜視図である。 ｌ・・・素材単板、２・・・スチーミング処理槽、３°
・・人工化粧単板。 特許出願人 松下電工株式会社 代理人弁理士　竹　元　敏　丸 （ほか２名ン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）素材単板を染色処理して所望色に着色したのち、含
   水率１００％以上の状態で、該素材単板の片面から増粘
   した染色液を塗布し、染色液を塗布した該片面同士を面
   々合せして、湿度１００％温度■°Ｃ乃至８０°Ｃの条
   件で養生を行なったのち、該素材単板を乾燥して所望の
   含水率にせしめるとともに、該片面を同一方向にして、
   多数枚の素材単板を接着剤を介在して積層一体化し、次
   いで切削することを特徴とする人工化粧単板の製法。