JPS5987674A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は録音あるいは録画等に用いるテープカセットに
関する。

従来例の構成とその問題点 従来、テープカセットは第１図、第２図に示すように、
重ね合わせた上ハーフケース１と下ハーフケース２との
間にテープ（図示せず）を収納し、そして両ハーフケー
ス１，２内にそれぞれ対向して一体に突出形成した複数
のボス３．４に上ハーフケース１側からねじ６を螺合さ
せて両ハーフケース１．２を締付は固定しているもので
あった。しかしながらこのねじ結合を行なうもめでは、
ねじの締付は後にもう一度締付けを行なって確実に締伺
けが行なわれているかどうかその締付は負荷の上昇によ
って検知するようにしているため、その検知後の慣性に
よる締付は等も加わって必要以上に大きな力が加わシ、
このためボス３．４の圧接面が変形したシ、残留応力に
よってハーフケースに反りや変形が生じ、組立て後の寸
法精度が失なわれてしまうという不具合があった。

また、一部においてねじを用いずに、テーパピンを圧入
するもの、さらに抜は止めのためにピンの先端を太径に
して両ハーフケースを結合するようにしたものも提案さ
れているが、これらはピンの圧入深さが規制されないた
めノ・−フケースに反りや変形を生じさせ、また圧入保
持が不充分なものであったりして広く実用されるに至っ
ていないものであった。

発明の目的 く１ 本発明は簡単な構成で精度よく組立てることができるテ
ープカセットを提供するものである。

発明の構成 本発明は両ハーフケースを複数のストレートピンとスト
レート孔との圧入嵌合で結合し、かつその嵌合長さをス
トレートピンの直径の１．６倍以上としたものであり、
これにより複数の嵌合部を同時に抜かない限り両ハーフ
ケースを引離すことができなくなることによって圧入保
持が確実となり組立て精度が良好に保たれるものである
。

実施例の説明 以下本発明の一実施例について第３図〜第６図を用いて
説明する。

６は上ハースケース、７は下ハーフケース、８および９
は前記両ハーフケース６．７の対向する複数個所の内面
部に一体に形成されたボス、１０は前記上ハーフケース
６の各ボス８に一体に突出形成されたストレートピン、
１１は下ハーフケース７の各ボス９部に形成された前記
ストレートピン１ｏが圧入嵌合可能なストレート孔であ
る。

第４図は前記ストレートピン１ｏ部の側面図で、そのス
トレートビｙ１０の基部にはボス８に向って径が大きく
なる補強兼位置決め用のテーパ径大部　１０ａが形成さ
れているとともに先端部には先細り部（１０ｂ）が形成
されている。また、第５図はストレート孔１１部の断面
図で、ボス９の開口端部には前記ストレートピン１０の
テーパ径大部１０ａが嵌合するテーパ開口部１１ａが形
成されている。

なお、上記ストレートピン１０とストレート孔１１によ
る実質的な嵌合長さはそのストレートピン１０の直径の
１．６倍以上に設定されている。

以上のような構成からなり、上ノー−７ケース６と下ハ
ーフケース７はその上ノ１−フケース６の各ストレート
ピン１ｏを下ノ１−フケ−スフの各ストレート孔１１に
対応させてそのピン１０を孔１１内に圧入嵌合させる。

すると各ピン１ｏのテーノ（径大部１０ａが孔１１のテ
ーノく開口部１１ａに嵌合されるため両）・−７ケース
６．７は相互に確実に位置決めされる。

前記各ストレートピン１０がストレート孔１１に圧入嵌
合された状態では、その圧入嵌合長さがストレートピン
１ｏの直径の１．６倍以上となっているため、両ハーフ
ケース６．７が高精度を保ちながら平行に引き離されな
い限りその両ノ・−フケース６，７はストレートピン１
ｏとストレート孔１１の圧入嵌合による保持力によって
結合され、両者は一体となる。

したがって、この複数のストレートピン１０と複数のス
トレート孔１１の圧入嵌合によればボス８．９に加わる
力は小さく、変形したり、破壊されたりするようなこと
がないものであり、また両ハーフケース６．７の相互の
位置はテーパ径大部１０ａとテーパ開口部１１ｂとの嵌
合によって高精度に保たれ、したがってハーフケース６
．７に歪みや反りを生じさせることがなく、高精度な組
立て状態が得られるものである。

第６図は他の実施例を示すもので、上ハーフケース６の
ストレートピン１０の周囲に、Ｌ端内縁部に切欠段部１
２ａを有する円環部１２を一体に形成し、一方下ハーフ
ケース７のボス９の先端外縁部に切欠段部９ａを形成し
、この両切欠設部１２ａ、９ａ部が相互に嵌合し合うこ
とにより両ハーフケース６．７の相互の位置決めを行な
うようにしたもので、これによっても同様であり、また
これらの嵌合は第７図に示すように方形状に形成しても
同様である。さらに両ハーフケースの相互の位置決めは
そのノ・−フケースの外壁の内面等で行なってもよい。

なお、ストレートピン１ｏとストレート子し１１は成型
時に必要なテーパを有していてもよい。

発明の効果 本発明は以上のように両ハーフケースはストレートピン
とストレート孔の圧入嵌合で結合するようにしたため、
従来のねじを用いるものに比べて結合作業が簡単である
のみならず、締付は力が加わらないためハーフケースに
歪が発生したり、反りが生じたりするようなことがなく
、高精度な組立て状態が得られるものである。

そして、両・・−フケースの相互の位置決めをストレー
トピンの基部に設けたテーパ径大部とストレート孔の開
口部に形成したテーパ開口部の嵌合で行なうことにより
、ストレートピンの補強のみならず、ストレート孔への
挿入作業が容易となり、その効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１歯は従来例を示す上ｍ１図、第２図は同要部断面図
、第３図は本発明の一実施例を示す断面図１第４図は同
ストレート孔部の側面図、第６図は同ストレート孔部の
断面図、第６図は他の実施例の要部断面図、第７図はさ
らに他の例を示すストロ・・・・・・上ハーフケース、
７・・・・・・下ハーフケース、８．９・・・・・・ボ
ス、１０・・・・・・ストレートピン、１０ａ・・・・
・・テーパ径大部、１１・・・・・・ストレート孔、１
１ａ・・・・・・テーパ開口部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　上ハーフケースと下ハーフケースのうち一方
   のハーフケースから突出させた複数の圧入部分を他方の
   ハーフケースに設けた複数の嵌合部分に圧入して両ハー
   フケースを結合するようにしたテープカセットであって
   、圧入部分をストレートビンで形成し、嵌合部をストレ
   ート孔で形成し、かつソノストレートピンとストレート
   孔の嵌合長さをストレートピンの直径の１．６倍以上と
   したことを特徴とするテープカセット。
2. （２）ストレートピンの基部にテーバ径大部を設は一方
   ストレード孔の開口部にテープ開口部を設け、このテー
   バ径大部とテーバ開口部の嵌合により両ハーフケースの
   相互の位置決めを行なうように構成した特許請求の範囲
   第１項記載のテープカセット。