JPH11220268A - ケース横ずれ防止機構 - Google Patents

ケース横ずれ防止機構

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Publication number
JPH11220268A
JPH11220268A JP10033846A JP3384698A JPH11220268A JP H11220268 A JPH11220268 A JP H11220268A JP 10033846 A JP10033846 A JP 10033846A JP 3384698 A JP3384698 A JP 3384698A JP H11220268 A JPH11220268 A JP H11220268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
side slip
slip prevention
screw boss
boss
Prior art date
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Pending
Application number
JP10033846A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Furukawa
等 古川
Atsushi Ono
厚 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ケース外面に成形後の凹みを生じ
させることがなく、しかも横ずれ防止強度を向上させた
ケースずれ防止機構を提供する。 【解決手段】 上ケース10の内面から突出した一方の
スクリュー用ボス11と、下ケース20の内面から突出
した、前記一方のスクリュー用ボスと対をなす他方のス
クリュー用ボス21と、前記上ケース内面の前記一方の
スクリュー用ボスの周囲に円筒状に形成された一方の横
ずれ防止用リブ13と、前記下ケース内面の前記他方の
スクリュー用ボスの周囲に円筒状に形成された、前記一
方の横ずれ防止用リブと対をなす他方の横ずれ防止用リ
ブ23とを備えるように、ケース横ずれ防止機構を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上ケースと下ケー
スを固定した後のケース横ずれ防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上ケースと下ケースを組み合わせて1つ
のケースとする構造は、種々の機器で採用される。機器
の中でも、例えばゲーム機のコントローラは、操作者に
よってかなり乱雑な扱いを受けることを予測して、堅固
な構造にすることが多い。組み合わされた上ケースと下
ケースの固定は、一般にはネジを用いて行われる。より
具体的には、一方のスクリュー用ボスを上ケースの内面
から突出させ、これと対をなす他方のスクリュー用ボス
を下ケースの内面から突出させる構造とし、両者の間を
1本のネジで締結することで、上下のケースを着脱自在
に結合する。このネジ止め機構を複数箇所に設けること
で、上下のケースは堅固に組み立てられる。
【0003】上記の構造では、ネジの軸方向への結合度
はネジの締結度でかなり強いものとすることができる。
ところが、ネジの軸と直交する方向に生ずる上下ケース
相互間のずれ(以下、横ずれと呼ぶ)は、このネジ止め
機構だけでは防止できない。このため従来は、図5に示
すようなケース横ずれ防止機構を適用している。図5
(A)は断面図で、10は上ケース、20は下ケースで
ある。図5(B)は下ケース20の内部を見る平面図で
ある。下ケース20には、中央部にスクリュー用ボス2
1が内面から突出するように形成されている。上ケース
10には、このスクリュー用ボス21と対をなすスクリ
ュー用ボスが形成されているが、図面上は省略してあ
る。
【0004】図示の例では、下ケース20のスクリュー
用ボス21の両側に、一対の横ずれ防止用ボス22,2
2が形成されている。上ケース10には、この横ずれ防
止用ボス22と対をなす横ずれ防止用ボス12が形成さ
れている。図示の例では、下ケース20側の横ずれ防止
用ボス22が凹型で、上ケース10側の横ずれ防止用ボ
ス12が凸型である。図5(A)に示すように、対とな
る横ずれ防止用ボス12,22が嵌合すると、スクリュ
ー用ボス21を用いたネジ止め部の他に2箇所、上ケー
ス10と下ケース20の横ずれを防止する部分が生ずる
ため、組立後のケースに外力が加わっても、上下のケー
ス10,20相互間の横ずれは防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的には
上下のケース10,20は比較的硬質の樹脂素材で成形
され、各種のボス12,21,22はそれぞれ対応する
ケースと一体的に成形される。このため、凸型の横ずれ
防止用ボス12は機械的な強度が弱く、激しい外力が加
わると、破損することがある。また、凹型の横ずれ防止
用ボス22は、下ケース20との連結部(根元)が肉厚
になるため、成形後にヒケと呼ばれる凹みを下ケース2
0の外面22A付近に生じさせ、製品としての見栄えを
悪くする。これらが本発明で解決しようとする課題であ
る。
【0006】本発明は、ケース外面に成形後の凹みを生
じさせることがなく、しかも横ずれ防止強度を向上させ
ることのできるケース横ずれ防止機構を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、上
ケースの内面から突出した一方のスクリュー用ボスと、
下ケースの内面から突出した、前記一方のスクリュー用
ボスと対をなす他方のスクリュー用ボスと、前記上ケー
ス内面の前記一方のスクリュー用ボスの周囲に円筒状に
形成された一方の横ずれ防止用リブと、前記下ケース内
面の前記他方のスクリュー用ボスの周囲に円筒状に形成
された、前記一方の横ずれ防止用リブと対をなす他方の
横ずれ防止用リブとを備えるケース横ずれ防止機構で達
成できる。
【0008】円筒状の横ずれ防止用リブは、従来の凸型
横ずれ防止用ボスに比べて、ケース内面との結合強度が
強いため、激しい外力が加わっても、破損しにくい。ま
た、円筒状の横ずれ防止リブは、従来の凹型横ずれ防止
用ボスに比べて、肉厚を薄くできるので、成形後の凹み
(ヒケ)の発生を防止できる。本発明の実施の形態によ
れば、前記一方の横ずれ防止用リブの外径は、前記他方
の横ずれ防止用リブの内径と等しいか、あるいは前記一
方の横ずれ防止用リブの内径は、前記他方の横ずれ防止
用リブの外径と等しい。また、前記一方及び他方の横ず
れ防止用リブの先端面を傾斜させておくと、ケース組立
時の横ずれ防止用リブ同士の嵌合が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1(A)及び
(B)は本発明の一実施形態を示すケース横ずれ防止機
構の断面図及び下ケース単体の平面図である。この図に
おいて、10は上ケース、11は上ケース10の内面か
ら突出した凸型のスクリュー用ボス、20は下ケース、
21は下ケース20の内面から突出した凹型のスクリュ
ー用ボス、13は上ケース10内面のスクリュー用ボス
11の周囲に円筒状に形成された大径の横ずれ防止用リ
ブ、23は下ケース20内面のスクリュー用ボス21の
周囲に円筒状に形成された小径の横ずれ防止用リブであ
る。
【0010】リブ13はボス11と同心状に形成され、
同様にリブ23はボス21と同心状に形成されている。
上下のケース10,20を結合するネジ(図示せず)
は、凹型のボス21の凹部21A内に挿入されて、対と
なる凸型のボス11の先端部に螺合する。図1(A)に
示す結合状態では、ボス11,21のネジ止めによる結
合部の周囲に、リブ13,23の嵌合による円筒状の横
ずれ防止構造が同心状に存在するので、上下のケース1
0,20は、相互の横ずれが防止され、堅固な結合状態
を保つ。
【0011】図2、図3、及び図4は、本発明の具体例
(ゲーム機のコントローラ)を示す断面図、下ケース1
0の内部を見た平面図、及び上ケース20の内部を見た
平面図である。図2に示すように、凹型ボス21のネジ
挿入用凹部21Aの先端部にはネジ挿通用の透孔21B
が形成されており、また凸型ボス11の軸心にはネジ螺
合用の凹部11Aが形成されている。円筒状のリブ1
3,23の先端面は、同一方向に傾斜している。このた
め、上下のケース10,20の組立時に、リブ13,2
3の嵌合を容易に行うことができる。特に、図3及び図
4に示すように、リブ13,23の組が2組形成される
場合は、寸法精度によって組立がしにくいが、このよう
な場合にリブ13,23の傾斜先端面は互いに案内機能
を持ち、組立を容易にする。
【0012】なお、図2に示すように、周囲をリブ1
3,23で囲まれていないスクリュー用ボス11,21
の組もある。図3及び図4では、リブ13,23の組を
2組としたが、これは1組でも、3組以上でも良い。ま
た、リブ13,23の大径、小径の関係は逆でも良い。
更に、ボス11,21の関係も逆でも良い。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ケー
ス外面に成形後の凹みを生じさせることがなく、しかも
横ずれ防止強度を向上させることのできるケース横ずれ
防止機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の具体例を示す断面図である。
【図3】図2の具体例の下ケースの内部を見た平面図で
ある。
【図4】図2の具体例の上ケースの内部を見た平面図で
ある。
【図5】従来のケース横ずれ機構の構成図である。
【符号の説明】
10 上ケース 11 一方のスクリュー用ボス 13 一方の横ずれ防止用リブ 20 下ケース 21 他方のスクリュー用ボス 23 他方の横ずれ防止用リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースの内面から突出した一方のスク
    リュー用ボスと、 下ケースの内面から突出した、前記一方のスクリュー用
    ボスと対をなす他方のスクリュー用ボスと、 前記上ケース内面の前記一方のスクリュー用ボスの周囲
    に円筒状に形成された一方の横ずれ防止用リブと、 前記下ケース内面の前記他方のスクリュー用ボスの周囲
    に円筒状に形成された、前記一方の横ずれ防止用リブと
    対をなす他方の横ずれ防止用リブとを備えることを特徴
    とするケース横ずれ防止機構。
  2. 【請求項2】 前記一方の横ずれ防止用リブの外径は、
    前記他方の横ずれ防止用リブの内径と等しいことを特徴
    とする請求項1のケース横ずれ防止機構。
  3. 【請求項3】 前記一方の横ずれ防止用リブの内径は、
    前記他方の横ずれ防止用リブの外径と等しいことを特徴
    とする請求項1のケース横ずれ防止機構。
  4. 【請求項4】 前記一方及び他方の横ずれ防止用リブの
    先端面は、傾斜していることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかのケース横ずれ防止機構。
JP10033846A 1998-01-30 1998-01-30 ケース横ずれ防止機構 Pending JPH11220268A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10033846A JPH11220268A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 ケース横ずれ防止機構

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JPH11220268A true JPH11220268A (ja) 1999-08-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8081899B2 (en) 2006-12-19 2011-12-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having contacting members for contacting each other responsive to an external force when an opening/closing member is in closed position

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8081899B2 (en) 2006-12-19 2011-12-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having contacting members for contacting each other responsive to an external force when an opening/closing member is in closed position

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