JPS6338462Y2 - - Google Patents

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JPS6338462Y2
JPS6338462Y2 JP1982176976U JP17697682U JPS6338462Y2 JP S6338462 Y2 JPS6338462 Y2 JP S6338462Y2 JP 1982176976 U JP1982176976 U JP 1982176976U JP 17697682 U JP17697682 U JP 17697682U JP S6338462 Y2 JPS6338462 Y2 JP S6338462Y2
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JP
Japan
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press
hole
half case
fitting
tape cassette
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Application number
JP1982176976U
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JPS5982382U (ja
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Publication of JPS6338462Y2 publication Critical patent/JPS6338462Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はテープカセツトに関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 従来からテープカセツトの組立てにはねじが用
いられている。特に作業性の向上から近年はセル
フタツピングスクリユーなどが多く用いられてい
る。
以下に従来のテープカセツトについて説明す
る。
第1図は従来のテープカセツトの上面図であ
り、1は上ハーフケース、2,3,4,5は締結
用のセルフタツピングねじである。第2図はその
要部を示す側断面図で、6は下ハーフケース、7
は上ハーフケース1に設けたボスで、セルフタツ
ピングねじ2〜5の遊貫する遊合孔8とその上部
にねじ頭収納用の座ぐり穴9が設けてあり、10
は下ハーフケース6に設けたボスでセルフタツピ
ングねじ2〜5の下孔に対して雌ねじが形成され
締結状態にある。
しかしながら、このような従来の構成では、マ
イクロカセツトのような小型薄肉のテープカセツ
トを自動組立しようとするときは、ドライバの微
小なトルク管理が難しく、すなわち締結トルクが
弱すぎれば締付不完全となり、逆に強すぎればカ
セツトに反りや変形を生じさせる。特に、セルフ
タツピングねじ2〜5が斜めに入つたときは、そ
のままねじが形成されて入つて行くため、カセツ
トに著しく反りや変形が生じるという問題があつ
た。さらに、セルフタツピングねじ2〜5のねじ
込みによりハーフケース6の削り粉が発生し、テ
ープカセツトの性能を低下せるという問題点があ
つた。
また、他の従来例として、弾性体からなる多角
形状の結合子により上下両ハーフケースを圧入結
合しようとするものが提案されている。
しかし、両ハーフケースの孔に圧入するため、
孔位置のずれを許容することができず、そのため
組立後に変形や反りが発生することがある。多角
形状の結合子を用いているため、圧入孔の内面と
の接触面積が小さく、結合力も不十分という欠点
がある。
考案の目的 この考案の目的は、組立後の反りや変形を防止
でき、ハーフケース間の結合力も強く、また組立
時に削り粉か発生しないテープカセツトを提供す
ることである。
考案の構成 この考案のテープカセツトは、遊合孔をもつ一
方のハーフケースと、この遊合孔と対応する位置
に静合孔をもつ他方のハーフケースとを重ね合わ
せ、圧入ピンの頭部を一方のハーフケースに係止
した状態で、円柱状軸部を遊合孔に遊貫して静合
孔に圧入固定したものであり、圧入ピンは静合孔
に垂直に圧入されるとともに、両ハーフケースの
結合力も過負足なく適度な押圧力を精度よく管理
できるので、組立後のテープカセツトの反りや変
形を防止できるものである。
実施例の説明 第3図はこの考案の一実施例におけるテープカ
セツトの要部を示す側断面図である。1は上ハー
フケース、6は下ハーフケース、7は上ハーフケ
ース1に設けられたボスで、従来例の構成と同様
である。10は下ハーフケースに設けられたボス
で静合孔11が貫通している。12は圧入ピン、
12aは圧入ピン12の頭部、12bは圧入ピン
12の軸部、12cは圧入ピン12の先端部でわ
ずかのテーパがついている。すなわち、圧入ピン
12の頭部12aが座ぐり穴9内に収納係止され
た状態で、軸部12bが遊合孔8に遊貫して静合
孔11に圧入固定される。
このように圧入ピン12は上ハーフケース1側
から挿入され、下ハーフケース6側の静合孔11
に圧入されて両ハーフケース1,6が結合される
ため、圧入ピン12の圧入力は静合孔11への圧
入に要する力プラス両ハーフケース1,6の結合
を確実にするために必要な任意の力でよく、従来
のセルフタツピングねじのときのような締結トル
クむらやドライバの慣性による過大な締付力の発
生もなく、しかもねじ効果による締付力の過大化
によるボス面の破壊やねじ頭部12aでの座面の
破壊も生じない。また、頭部付きの圧入ピン12
を用い、圧入ピン12を上方のハーフケース1の
遊合孔8に遊貫させて下方のハーフケース6の静
合孔11に圧入するので、上方のハーフケース1
には圧入力を加えず、遊合孔8の隙間により多少
の孔位置のずれを許容できる。圧入ピン12は円
柱状であるため、静合孔11に沿つて垂直に圧入
できる。これらのため、組立後の反りや変形が少
ない。
また、圧入ピン12の軸部12bが円柱状であ
るため、軸部12bの面全体で圧接して保持で
き、保持力が大きい。さらに、圧入ピン12の軸
部が円柱状であるため、削り粉の発生がなく、テ
ープカセツトの性能を損なうことがない。したが
つて性能向上、作業能率の向上とコストダウンが
図れる。
第4図はこの考案の他の実施例の要部を示す側
断面図で、13は圧入ピン12の圧入部周方向に
設けた細幅抜止溝、14はボス7とボス10とで
互いに嵌合し合ういわゆるインロー部である。細
幅抜止溝13は圧入ピン12の圧入保持力を充分
にするためのもので、抜け方向のときには切欠き
部が喰込むようにしてある。インロー部14は上
下両ハーフケース1,6の横ずれを防止するから
圧入ピン12の結合力はボス面の当接のみを確実
にするに足る極めてわずかな圧入力プラスアルフ
アでよく、両ハーフケース1,6に反りや変形を
生じないものである。
考案の効果 この考案は両ハーフケースを、圧入ピンを一方
のハーフケース側より他方のハーフケースの静合
孔に圧入することによつて結合して、テープカセ
ツトを組立てるようにしたため、圧入力そのもの
は両ハーフケースを変形させる力とならず圧入終
了後のプラスアルフアの力がボス面に作用するこ
とになり、極めて低い力でかつ精度よく管理でき
る。また、頭部付きの圧入ピンを用い、圧入ピン
を一方のハーフケースの遊合孔に遊貫させて他方
のハーフケースの静合孔に圧入するので、遊合孔
側のハーフケースには圧入力を加えず、遊合孔の
隙間により多少の孔位置のずれを許容できる。圧
入ピンは円柱状であるため、静合孔に沿つて垂直
に圧入できる。これらのため組立後の反りや変形
が少ない。さらに、圧入ピンの軸部が円柱状であ
るため、軸部の面全体で保持でき、保持力が大き
い。しかも、圧入ピンの軸部が円柱状であるた
め、削り粉の発生がなく、テープカセツトの性能
を損なうことがない。したがつて、性能向上、作
業能率の向上とコストダウンが図れるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のテープカセツトの上面図、第2
図はその要部を示す側断面図、第3図はこの考案
の一実施例におけるテープカセツトの要部を示す
側断面図、第4図は他の実施例の要部を示す側断
面図である。 1……上ハーフケース、6……下ハーフケー
ス、8……遊合孔、11……静合孔、12……圧
入ピン、12a……頭部、12b……軸部、13
……細幅抜止溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 遊合孔をもつ一方のハーフケースと、前記遊
    合孔と対向する位置に静合孔をもち前記一方の
    ハーフケースに重ね合わせた他方のハーフケー
    スと、頭部を一方のハーフケースに係止した状
    態で円柱状軸部を前記遊合孔に遊貫させて前記
    静合孔へ圧入固定した圧入ピンとを備えたテー
    プカセツト。 (2) 前記圧入ピンは、その軸部の静合孔圧入位置
    に円周方向に延びる抜止溝を設けた実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載のテープカセツト。
JP17697682U 1982-11-22 1982-11-22 テ−プカセツト Granted JPS5982382U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17697682U JPS5982382U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 テ−プカセツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17697682U JPS5982382U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 テ−プカセツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5982382U JPS5982382U (ja) 1984-06-04
JPS6338462Y2 true JPS6338462Y2 (ja) 1988-10-11

Family

ID=30384609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17697682U Granted JPS5982382U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 テ−プカセツト

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JP (1) JPS5982382U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154685A (en) * 1981-03-19 1982-09-24 Hitachi Maxell Ltd Assembling method of magnetic tape cartridge

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154685A (en) * 1981-03-19 1982-09-24 Hitachi Maxell Ltd Assembling method of magnetic tape cartridge

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5982382U (ja) 1984-06-04

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