JPS59137095A - ミシンの針糸供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は通電・不通電に関連する電磁作用により針糸
を挾持・解放可能とした二部の保持手段と、両件持手段
間の針糸経路上に配置し天秤に同期して作動する繰出し
体とにより、天秤による針糸緊張時期以外の時期に供給
源側の保持手段にして針糸を挾持し、天秤側の保持手段
をして針糸を解放した状態で針糸経路を増大し針糸を供
給源から画体持手段間に繰込み、所定長さの針糸が繰込
まれることに関連して供給源側の保持手段をして針糸を
挾持し、その後の繰込みを阻止すると共に他方の保持手
段として針糸を解放し、繰込まれた針糸を次の天秤の上
昇に伴なって両保持手段から引出されるようにして、−
縫目形成毎に必要長さの針糸を積極的に供給源から繰出
して天秤へ供給装置に関する。

この種の針糸供給装置においては、常にいずれか一方の
保持手段が通電される構成なので、電源を入れたまま長
時間ミシンを停止させると通電している一方の保持手段
（ソレノイド）が過熱し、これにより特に化繊系の糸の
品質が低下すると共に、糸の保持力が低下するので繰出
し精度が悪くなり、著しい場合には保持手段が焼損する
事故を発生する欠点があった。

この発明は主軸の特定回転角を検出して発生する位置信
号の発生から一定時間経過するまでの間に次の位置信号
が発生しないことに関連して両保持手段への通電を遮断
するようにして上記従来のものの欠点を解消することを
目的とする。

以下この発明の実施例を図面により説明する。

機械部の構成について ミシンｌは駆動源に連動して回転する主軸（図示せず）
と、針糸Ｔをもつ針２を下端に同定し主軸に連動して上
下動する針棒３と、 針糸供給源としての糸巻４と針２との間の針糸Ｔを支持
し針糸Ｔを緊張、弛緩するように主軸に連動して二位置
間を往復動する天秤５とを備えた公知のものであり、主
軸の回転角に対する針棒３と天秤５との関係はｗＭ３図
に示したとおりである。

給−保持手段６及び第二保持手段７は、天秤５と糸巻４
との間の針糸経路上において、糸巻４から天秤５に向う
針糸供給方向の先方と手前に離隔して配置し、それぞれ
が電磁石（第一ソレノイド）８及び電磁石（第二ソレノ
イド）９と、これらの励磁により針糸Ｔを移動不可能に
挾持し非励磁により針糸Ｔを移動可能に解放する一対の
保持板１０及び１１とからなる。

繰り出し体１２は主軸に連動して回動する偏心カム１３
に連動して軸１４を中心に一定揺動可能とし、その自由
端を両保持手段６．７間の針糸経路に関連配置して、第
３図のように針２がベッド面よりも下方に位置している
時期（下停止区間）に画体持手段６，７間の針糸経路を
増大すると共に、天秤５による針糸緊張時までに最短と
するように針２及び天秤５の動きと関連させる。

また回転体１５は針糸Ｔがその経路に沿って移動したと
きにその移動距離に比例して回転可能に画体持手段６，
７間に配置しである。

電気回路について 繰出し検出装置ｉ１６は回転体１５が一定角度回転する
毎に１箇のパルスを発生する０主軸検出装置１１７は主
軸又はそれに連動する部体に関連配置し【あり、針２が
ベッド面よりも下方に位置する期間に対応する主軸の特
定回転角を検出して低レベル（以下りとする）の位置信
号を発生する。押え上昇スイッチ１８は下端に布押え足
を支持した公知の押え棒の移動経路に関連配置してあり
、適宜の手段により押え棒を特定の位置まで上昇するこ
とに関連して高レベル（以下Ｈとする）の信号を発生す
る。駆動スインｆ１９はミシン１の駆動回路（図示せず
）にｆｆけられたもので、主軸が停止しているとぎにＨ
の信号を発生する。

カウンタ２０は主軸検出装置１１７からの位ｉｔ信号に
よりリセットし、繰出し検出装置ｉｅからのパルスを計
数する。設走装［２１はダイアルにより設定するデジタ
ル・スイッチからなり、−縫目形成に要する針糸Ｔの長
さく亜の厚さ、針の振り幅、送りピッチ等の条件により
夜化する）に対応して繰り出すべき針糸Ｔの長さを設定
するものであり、その設定長さに対応して異なるデジタ
ルコードを発生する。このデジタルコードは繰り出し量
に比例した回転体１５０回転角度に対応する繰り出し検
出器ｆ１１１６からのクロックパルスの数に関連させで
ある。

比較回路２２はカウンタ２Ｇと設定装［２１との出力値
を比較し、双方が一致するときＨの一致信号を発生する
ＯフリップフロップＦＦは主ｌ１ｌｌ検出装置１７から
の位置信号によってリセットされＱ端子出力をＬとし、
比較回路２２からの一致信号によりＱ端子出力をＬから
Ｈに反転する。作動回路２３．２４はＨ信号を受けて第
一ソレノイド８、第二ソレノイド９を励磁するように闘
略し、Ｌ信号を受けてそれらを消磁するように閉略する
。

タイマーＴＭＩはモノステーブルマルチパイプレータか
らなり、主軸検出器［１７からのＬ信号（位置信号）の
立下りを検出してパルスを発生する。タイマーＴＭ２は
コンデンサーごと抵抗Ｒとからなり、増巾祷ＢＶ介して
タイマーＴＭＩからのパルスを受けて、その時から一定
時間経過するまでの間、比較器Ｐをして■信号を出力す
るように動作可能とするようにしである。

なお、０１〜Ｇ６はアンドゲート回路、■はインバータ
であり、また押え上昇スイツｆ１８．駆動スイッチ１９
及びグー）Ｑｓは押え星検出装置２５を構成していＣＳ
　ｉＶンの停止中に押え俸を特走の位ｗ１まで上昇した
ときにＨ１７）糸緩め信号を発生する。次にこれらの作
用を説明する。

布押え足を下降させ【ミンンｌを駆動すると押え星検出
装置１２５の出力がＬとなるから、ゲートＧ〜Ｇ４は開
かれてフリッププロップＦＦの出力状態をそのまま出力
する０−万、主軸に連動して針棒３、天秤５及び繰出し
体１２が第３図の針棒曲線、天秤曲線及び稙出し曲線に
漬って往復動する。繰出し体１２の第１図反Ｆｇｊｔｉ
万同への往動は画体持手段６，７間の針糸経路を増大す
るものであるが、ＷＩＡ出し俸１２の往動が開始すると
きは、主軸検出器１７からのＨ信号によりフリップフロ
ップＦ’ＦがリセットされておりそのＱｆｉｌ子出力が
Ｌとなっているから、グー）０１の出力はＬ１ゲー）Ｇ
４、の出力はＨとなる。また主軸が所定の速度以上で回
転している時には後述するように比較器Ｐの出力が■と
なるから、上鮎の主軸回転角度位置にお〜・ては第一ソ
レノイド８が消磁し第二ソレノイド９が励磁し、従って
ａｍし体１２の往動により増大した針糸経路の長さだけ
針糸Ｔが糸巻４から画体持手段６．７間に繰込まれる。

このように針糸Ｔが糸巻４からｈ出されるのに連動して
回転体１５が回動し、これにより繰出し検ｔＨ装置１６
からその１ｇ１転角度に比例した数のクロックパルスが
発生する。このクロックパルスはカウンタ２０で計数さ
れ、そのＫｒ算値が比較器Ｂ２２の一万の入力部に入力
される。カウンタ２０の計算値が設定装置２１の出力に
一致すると、比較回路２２からＨの一致信号を出力し、
これによりフリップフロップＦＦｆ）Ｑ端子出力が前述
したＬからＨに反転するので、耐−ソレノイド８が励磁
し第二ソレノイド９が消磁する。

従って繰出し体１２の往動により予定長さの針糸Ｔか糸
巻４から画体持手段６，７間に繰込まれた後には、第一
保持手段６が針糸Ｔを通過不可能に　　　゛挾持して糸
巻４から繰出されるのを阻止すると共に、第二保持手段
７が針糸Ｔを通過可能に解放する。もしもｌ＃出し体１
２往動の途中で予定長さの針糸Ｔが繰出されれば、その
後の繰出し体１２の往動中は針２及び第二保持手段７間
に弛んでいる針糸Ｔが画体持手段６，７間に引き戻され
る。

また、繰出し体１２は次に針７１％Ｔが天秤５によって
緊張されるまでの間に復帰する。そこで次の天秤５によ
る針糸緊張期間中に画体持手段６，７間に繰込まれた針
糸Ｔが天秤５の上昇に伴なって引き出され、且つ第一保
持手段６及び縫目間の針糸Ｔが張られ、これにより縫目
が予定の強さで締められて結節する。

ミシン１を停止して布押え足を上昇させると押え星検出
装置２５の出力がＨとなりグー）Ｇ２を開くので、もし
針２がベッド面より下方に位置する下停止区間中であれ
ば、主軸検出装置！ｉ１７の出力がＬであってグー）Ｇ
ｓ、Ｇ４が開いた状態に保持されるから、ミシンの停止
中であっても、もしそれが繰出し体１２による繰出しの
途中であって外部からの力により針糸Ｔが画体持手段６
，７間に繰込まれたとしても、設定装置ｊｊＬ２１で設
定した所定長さの針糸Ｔが画体持手段６．７間に繰込ま
れた時点でフリップフロップＦＦｆ）出力が■に反転す
れば、グー）Ｇｍ、Ｇ４の出力も反転するので第一保持
手段６によってその後の針糸の繰込みが阻止され、再び
布押え足を下してミシンを駆動すれば、その状態から引
続いて始動する。すなわち下停止区間におい【は、ミシ
ンを停止し布押え足を上げた状態で針糸Ｔに外力が作用
しても一縫目形成毎の針糸繰出しに何の影−をも及ぼさ
な〜ゝ０ これとは反対に針２がベッド面より上方に位置している
下停止区間中にミシンを止めて布押え足を所定の位置ま
で上昇すると、グー）Ｇ２の出力が■となってグー）Ｇ
ｌ、Ｇ４を閉じると共に、これらの出力がＬとなり両ソ
レノイド８，９を消磁させるので、画体持手段６，７は
針糸Ｔを通過可能に解放し、この場合には布の取出し作
業を容易にする。

上記したようにミシンの駆動中は主軸検出装置１７の出
力と繰出し検出装置ｌ１ｉ１６の出力により両ソレノイ
ド８．９が制御されるが、ミシンを停止するとタイマー
ＴＭＩの入力が変化しないので、タイマーＴＭ２の時定
数による所定の時間が経過すると比Ｖ！器Ｐの出力がＬ
となる。これによりゲ−）Ｇｌｉ、Ｇ６が閉じるので両
ソレノイド８．９は消磁し、ミシン停止中の過熱が防止
される。

以上のようにこの発明は、通電・不通電に関連する電磁
作用により針糸を挾持・解放可能とした二部の保持手段
と、両件持手段間の針糸経路を増大した後に減少させる
ように天秤に同期して作動する繰出し体とにより、−縫
目形成毎に必要長さの針糸を供給源から繰出して天秤へ
供給するようにした装置において、主軸の特定回転角を
検出して発生する位置信号の発生から一定時間経過する
までの間に次の位置信号が発生しない場合には画体持手
段への通電を遮断するように構成したので、電源を入れ
たままミシンを長時間停止させても保持手段が過熱しな
いから、縫糸の品質を損なわず且つ糸の繰出し精度を向
上すると共に、保持手段の損傷を防止し、停止中の電力
消費をも防止でき、耐久性及び経済性に優れた効果も得
られる。

なお、上記の各、実施例においては、−釦毎の縫目結節
に要する針糸の長さに関する基礎データをデジタルスイ
ッチの手動操作により設定するものを示したが、針振り
調節手段や送り調節手段の設定位置を公知の検出手段に
より検出したデータ又は針振り機構や布送り機構の運動
量を検出したデータにより、予め記憶された糸量データ
を記憶装置から読み出し、このデータを繰り出し長さの
基礎データとするか、又は上記検出データに基き演算し
て求めたデータを繰り出し長さの基礎データとして比較
器Ｎ２２に入力するようにしてもよいし、記憶装置に記
憶したデータに基いて針振り機構や布送り機構を作動す
る型式のミシンにおいて、その記憶データにより予め記
憶された光量データを単に読み出すか、又はその記憶デ
ータにより演算して求めたデータを繰り出し長さの基礎
データとして比較回路／ｇＫ入力するようにしてもよい
。

更に針振りと布送りに関するデータの他に、市原による
布押え足の位置の変化をｖテ″ンショメータで検出する
重厚検出手段の検出データや、布の織糸・織方等の種類
に対応して予め実験によって求めたデータを複合して繰
り出し量を設定するようにしてもよい。

７２号の第１実施例に示したように針糸経路に対向する
外周にカム面を形成した繰出し体を回動するようにして
もよい。

上記実施例では主軸検出装置からＬ信号（位置信号）が
発生する時期を針がベッド上面よりも下方に位置する下
停止区間に一致させ、その信号を画体持手段の制御とミ
シンの下停止区間と下停止区間の判別に使用したが、針
糸の繰出しに先だって保持手段の状態を反転させるため
の（第二）位置信号を発生する装置（第二主軸検出装置
）を別に設けてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は要部の斜視図、第２図は電気回路のブロック図
、第３．’Ｉ図はタイムチャートである。 （１５〕 手続補正書（方式） １事件の表示 昭和５８年特許願第１３０８３号 ２発明の名称 ミシンの針糸供給装置 ４補正命令の日付　　　昭和５８年４　月２６日５、補
正の対象 ５９８−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 天秤と針糸供給源との間の針糸経路上において互いに針
   糸供給方向の先方と手前に離隔して配置し、通電により
   電磁力を介して針糸な通過不可能に保持し不通電により
   針糸を通過可能に解放するように針糸に作用する二部の
   保持手段乙、７と、両件持手段間の針糸経路上に配置し
   、両件持手段間の針糸経路を変更してその経路の長さを
   天秤による針糸緊張時期以外の時期に増大した後に天秤
   による針糸の最大緊張時までに最短とするよう定時期に
   対応する主軸の特定回転角を検出して位置信号を発生す
   る主軸検出装置／りとを備え、位置信号の発生に関連し
   て供給源側の保持手段を不通電とし天秤側の保持手段を
   通電し、繰出し体に連動して針糸を供給源から両件持手
   段間に繰出すと共に、予め設定した針糸量の繰出しに関
   連して次の位置信号が発生するまで供給源側の保持手段
   を通電してその後の針糸の繰出しを阻止し且つ天秤側の
   保持手段を不通電として一縫目形成毎に設定長さの針糸
   を予め供給源がら繰出して天秤へ供給するようにしたミ
   シンの針糸供給装置において、 位置信号の発生から一定時間経過する間に次の位置信号
   が発生しないことに関連して画体持手段への通電を遮断
   する制御回路を備えたことを特徴とするミシンの針糸供
   給装置。