JPH1137370A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH1137370A
JPH1137370A JP9194448A JP19444897A JPH1137370A JP H1137370 A JPH1137370 A JP H1137370A JP 9194448 A JP9194448 A JP 9194448A JP 19444897 A JP19444897 A JP 19444897A JP H1137370 A JPH1137370 A JP H1137370A
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sleeve
stopper
diameter
pipe joint
socket
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Takahiro Doi
崇宏 土居
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Nitto Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前進した施錠子操作用のスリーブを自動的に
ロックし、操作性の向上が図れる管継手を提供する。 【解決手段】 前進して施錠子7の遠心方向への移動を
抑止し後退してその抑止を解除するスリーブ10を操作
して、施錠子7によりソケット1とプラグ22とを接続
する管継手であって、ソケット本体2の外周に形成した
環状溝18に拡径縮径可能な略C状の構造をした弾性体
19の外周に係止部20を突出して設けたストッパ21
を拡径縮径自在に嵌合し、ストッパ21にあっては、ス
リーブ10が前進位置にあるとき弾発力により拡径して
後退しようとするスリーブ10の後端に係止し、且つス
リーブ10の後退時に、ストッパ21を弾発力に抗して
縮径させることにより、後退するスリーブ10の内側に
収容されるようにし、更に、スリーブ10の内周には、
スリーブ10が後退位置にあるときスリーブ10の内側
に収容されているストッパ21が嵌合する嵌合溝31を
形成し、嵌合溝31の後端側を先端側に向かって径大と
なるテーパ面32とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリーブを操作し
てソケットとプラグとを接続させた際に離脱を防止する
ロック機構を備えた管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる離脱を防止する手段を講じ
た管継手として、特開平6−249381号に開示され
たものが知られている。この管継手は、ロックボールを
備えたソケットの外周に、ロックボールを前進して押圧
し、後退して解除する第2スリーブが摺動自在に嵌合
し、同じくソケットの外周に前記第2スリーブの後退側
に位置して、外周に前記第2スリーブの後端に当接する
ストッパを有する第1スリーブが摺動自在に嵌合し、該
第1スリーブのストッパには第1スリーブの摺動方向に
凹状の逃げ部が切欠形成されている。更に、ソケットの
外周に、第1スリーブの後退側に位置して、筒状のロッ
ク部材が回転自在に嵌合しており、このロック部材の先
端側には、前記ストッパに係止し且つ逃げ部に嵌合可能
なロック片が設けられた構造となっている。
【0003】かかる構造の管継手は、非接続時には、第
1スリーブの逃げ部にロック部材のロック片を嵌合させ
ることにより、第1スリーブ及び第2スリーブを後退さ
せた状態におく。そして接続時には、第1スリーブと第
2スリーブを前進させることにより第2スリーブの内周
面でロックボールが押圧され、ソケットとプラグとが接
続される。ソケットとプラグを接続したら、前記ロック
部材を回転させロック片と第1スリーブの逃げ部との位
置をずらしておく。これにより第1スリーブが後退しよ
うとしたとき、第1スリーブのストッパが前記ロック片
に当接して後退が阻止され、これにより第2スリーブの
後退も阻止される。このようにして接続されたソケット
とプラグとを分離する場合には、ロック部材を回転さ
せ、ロック片と第1スリーブの逃げ部とを一致させるこ
とにより、第1スリーブの後退阻止を解除して行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
造の管継手によれば、ロック時に第2スリーブとともに
前進した第1スリーブの後退を阻止するためには、ロッ
ク部材を回転させるといった積極的な操作を必要とす
る。このため、ロック部材の操作を忘れる場合もあり得
る。また、ソケットとプラグとの接続時に、第1スリー
ブがロック部材によりロック(後退阻止)されているか
否かは、ロック部材のロック片の位置を注意して見ない
と確認し難い。
【0005】また、第1スリーブのロックの解除は、ロ
ック部材を回転させるといった容易な操作で行えるた
め、誤操作に注意しなければならない。更には、ソケッ
トに、第1スリーブ、第2スリーブとロック部材が嵌合
されるため、いきおいソケットの軸方向の長さが長くな
り、管継手の小型化を阻害している。
【0006】本発明の目的は、前進した施錠子操作用の
スリーブを自動的にロックし、操作性の向上が図れる管
継手を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、スリーブがロック状
態にあるか否かの確認を容易に行えるようにした管継手
を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、小型化が図れる管継
手を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前進して施錠
子の遠心方向への移動を抑止し後退してその抑止を解除
するスリーブを操作して、前記施錠子によりソケットと
プラグとを着脱自在に接続する管継手であって、ソケッ
ト本体の外周に形成した環状溝に拡径縮径可能な略C状
の構造をした弾性体の外周に係止部を突出して設けたス
トッパを拡径縮径自在に嵌合し、該ストッパにあって
は、前記スリーブが前進位置にあるとき弾発力により拡
径して後退しようとするスリーブの後端に係止し、且つ
スリーブの後退時に、ストッパを前記弾発力に抗して縮
径させることにより、後退するスリーブの内側に収容さ
れるようにし、更に、前記スリーブの内周には、スリー
ブが後退位置にあるときスリーブの内側に収容されてい
る前記ストッパが嵌合する嵌合溝を形成し、該嵌合溝の
後端側を先端側に向かって径大となるテーパ面とし、ま
たは前記ストッパの後端側を先端側に向かって径大とな
るテーパ面とし、または前記嵌合溝の後端側及びストッ
パの後端側をそれぞれ先端側に向かって径大となるテー
パ面としたことを特徴とする。
【0010】かかる構成から、スリーブを後退させる場
合、ストッパを弾性体の弾発力に抗して押圧して縮径さ
せることにより、ストッパは後退するスリーブの内側に
収容可能となり、これによりスリーブの後退が可能とな
ってストッパは後退したスリーブの内側に収容される。
ソケットとプラグとの接続時に、スリーブが前進する
と、スリーブから解放されたストッパは弾性体の弾発力
により拡径し、スリーブが後退しようとしたとき係止部
がその後端に係止するので、スリーブは前進位置にロッ
クされ後退が阻止される。
【0011】ソケットとプラグとを分離する場合は、前
記ストッパを弾性体の弾発力に抗して、再びスリーブの
内側に収容可能な位置まで縮径させることにより、スリ
ーブを後退させることにより行える。前記スリーブがロ
ックされた状態にあるか否かは、ストッパがスリーブの
内側に収容された状態にあるか否かといったことを確認
することにより行えるものであって、この確認は目視に
より容易に行える。また、ストッパはスリーブの後退時
にスリーブの内側に収容されるので、ストッパの存在が
ソケット本体の長さを長くする原因にはならない。
【0012】また、前記スリーブが後退位置にあり、ソ
ケットとプラグが接続待機の状態にあるとき、スリーブ
の内側に収容されているストッパがスリーブの内周に形
成した嵌合溝に嵌合するようにしたから、スリーブの後
退によりストッパをスリーブの内側に収容させるときに
弾発力に抗して縮径された弾性体は、ストッパがスリー
ブの内周に形成した嵌合溝に嵌合することによりこの縮
径から解放され、弾性体は縮径方向への応力を受けない
ので弾性体のバネ性の保持が図れる。
【0013】更に、ストッパが嵌合する嵌合溝の後端側
を先端側に向かって径大となるテーパ面とすることによ
り、後退しているスリーブに前進方向への力が働いたと
き、ストッパの後端側が嵌合溝のテーパ面により押圧を
受け、この押圧によりストッパの後端側が前記テーパ面
上をテーパー面の小径方向に摺動することにより弾性体
が縮径し、スリーブは前進する。そして、スリーブの前
進によりスリーブから解放されたストッパは弾性体の弾
発力により拡径し、スリーブが後退しようとしたときそ
の後端に係止するので、スリーブは前進位置にロックさ
れ後退が阻止される。
【0014】また、前記嵌合溝に嵌合するストッパの後
端側を先端側に向かって径大となるテーパ面とすること
により、後退しているスリーブに前進方向への力が働い
たとき、ストッパのテーパ面が嵌合溝の後端側により押
圧を受け、この押圧により嵌合溝の後端側が前記ストッ
パのテーパ面上をテーパー面の大径方向に摺動すること
により弾性体が縮径し、スリーブは前進する。
【0015】また、前記嵌合溝の後端側及びストッパの
後端側を先端側に向かって径大となるテーパ面とするこ
とにより、後退しているスリーブに前進方向への力が働
いたとき、ストッパのテーパ面が嵌合溝のテーパ面によ
り押圧を受け、この押圧により嵌合溝のテーパ面が前記
ストッパのテーパ面上をテーパー面の大径方向に摺動す
ることにより弾性体が縮径し、スリーブは前進する。前
記スリーブの前進による弾性体の縮径は、ストッパのテ
ーパ面が嵌合溝のテーパ面により押圧を受けることによ
り行われるが、このときの弾性体の縮径は嵌合溝のテー
パ面が前記ストッパのテーパ面上を摺動することにより
行われるので、よりスムーズな縮径動作が得られる。
【0016】また、前記弾性体の外周に、前記ストッパ
と前記スリーブの嵌合溝との円周方向の位置を決める位
置決め用突起を形成し、そしてスリーブには前記位置決
め用突起を軸方向にのみ移動自在に係合する位置決め用
係合溝を形成するとよい。
【0017】かかる構成から、スリーブの後退時に、弾
性体に形成された位置決め用突起とスリーブの位置決め
用係合溝によりスリーブの内側に収容されるストッパが
スリーブの嵌合溝に案内され、ストッパがスリーブの内
側に収容されたとき、ストッパはスリーブの嵌合溝に確
実に嵌合する。
【0018】
【発明の実施の形態】図は、本発明に係る管継手におけ
る実施の形態の一例を示すものであり、同図において、
1はソケット、2は筒状のソケット本体、3はソケット
本体2とともにソケット1を構成する筒状のアダプタで
ある。前記ソケット本体2は、前部が小径部4、後部が
大径部5となっており、小径部4の先端部には周方向に
複数の孔6が形成され、この孔6には施錠子7が出没自
在に嵌合している。この施錠子7にあっては、本例では
ロック爪が使用されているが、これに限定されるもので
はなく、ロックボールまたはピンであってもよい。
【0019】8はソケット本体2の先端側内周に摺動自
在に嵌合し、前記施錠子7がソケット本体2の内周に突
出しないように支えるカラーであり、このカラー8はス
プリング9により先端方向に付勢されており、プラグの
接続時に、プラグに押されてスプリング9の弾発力に抗
して後退し、前記施錠子7から外れ、ソケット本体2内
への施錠子7の突出を可能にするようになっている。
【0020】10はソケット本体2の外周に摺動自在に
嵌合し、施錠子7の遠心方向への移動を抑止、解除する
スリーブである。このスリーブ10は、前側に前記ソケ
ット本体2の小径部4に嵌合する小径内周筒部11を有
し後側にソケット本体2の大径部5に嵌合する大径内周
筒部12を有しており、小径内周筒部11の内周面が前
記施錠子7を求心方向に押圧する施錠子抑止面13とな
っている。また、小径内周筒部11の先端側には、前記
施錠子7の抑止を解除する凹部14が形成され、その側
壁はスリーブ10の前進(先端方向への移動)時に施錠
子7を求心方向に押圧移動させる傾斜面15となってい
る。
【0021】16はスリーブ10の小径内周筒部11の
段部とソケット本体2の大径部5の段部との間に介装さ
れ、スリーブ10を前進方向に付勢するスプリング、1
7はスプリング16に付勢されて前進したスリーブ10
を係止し、スリーブ10を、その施錠子抑止面13が施
錠子7を抑止する位置に位置させる規制部である。
【0022】18は前記ソケット本体2の大径部5の外
周に形成された環状溝であり、この環状溝18は、前記
スリーブ10が後退位置にあるとき、ほとんどスリーブ
10内に位置し、スリーブ10が前進位置にあるとき、
環状溝18の軸方向概ね半分の部分が露出するように形
成されている。
【0023】21はストッパであり、このストッパ21
は拡径縮径可能な略C状の構造をした弾性体19の外周
に係止部20を突出させて設けた構成となっており、前
記環状溝18の溝巾と概ね同一の巾に形成され、前記環
状溝18内に拡径縮径自在に嵌合している。
【0024】また、ストッパ21における弾性体19に
係止部20を設けた部分の厚さは、環状溝18の溝の深
さとの関係において、弾性体19をその弾発力に抗して
縮径させ、弾性体19を縮径させたとき、前記スリーブ
10の大径内周筒部12内に収まる厚さに設定されてい
る。また、弾性体19はその弾発力により拡径状態にあ
るときは、弾性体19の外径がスリーブ10の大径内周
筒部12の径とほぼ同じ径となるように設定されてい
る。
【0025】前記スリーブ10の大径内周筒部12の内
周には、スリーブ10が後退位置にあるときスリーブの
大径内周筒部12の内側に収容されている前記ストッパ
2の係止部20が嵌合する嵌合溝が形成されている。こ
の嵌合溝31にあっては前記ストッパ21の係止部20
を完全に嵌合できる深さに形成されており、嵌合溝31
に係止部20が嵌合しているときの弾性体19の径は前
記スリーブ10の前進により、係止部20が解放されて
拡径した弾性体19の径と変わらないものとなってい
る。
【0026】また、前記嵌合溝31にあっては、その後
端側が先端側に向かって順次径大となるテーパ面32と
なっている。同様に、弾性体19の外周に突出して設け
られ、スリーブ10の内側に収容されているとき前記嵌
合溝31に嵌合するストッパ21の係止部20にあって
も、その後端側が先端側に向かって順次径大となるテー
パ面33となっている。このテーパ面33の傾斜角度は
前記嵌合溝31のテーパ面32と略同一に形成されてい
る。
【0027】前記弾性体19の外周に設けた係止部20
は、本例では対称位置に2カ所設けられているが、これ
に限定されるものではなく、弾性体19の全周に渡って
設けられていてもよく、この場合、前記嵌合溝31もス
リーブ10の大径内周筒部12の内周面の全周に渡って
設けられる。
【0028】更に、本例では、前記弾性体19の外周
に、前記係止部20と前記スリーブ10の嵌合溝31と
の円周方向の位置を決める位置決め用突起34が形成さ
れ、そしてスリーブ10の大径内周筒部12には前記位
置決め用突起34を軸方向にのみ移動自在に係合する位
置決め用係合溝35が形成されている。
【0029】なお、係止部20が弾性体19の全周に渡
って設けられている場合は、前記位置決め用突起34及
び位置決め用係合溝35は必要ない。
【0030】22はプラグ、23はプラグ22の外周に
形成された係合溝である。24はソケット1に挿入した
プラグ22の外周面に圧接してシールするOリング、2
5はプラグ22の先端に圧接してシールするシールリン
グである。
【0031】次に上記のように構成された本例の作用を
説明する。先ず、ソケット1とプラグ22とを接続する
に際して、ソケット1のスリーブ10を後退した状態に
置く。この状態は、次のようにしてなされる。ストッパ
21を構成する係止部20を設けた弾性体19を求心方
向に押圧して縮径させ、スリーブ10をスプリング16
の弾発力に抗して後退させてストッパ21をスリーブ1
0の大径内周筒部12の内側に収容させ、係止部20が
スリーブ10の嵌合溝31の位置に達すると、スリーブ
10の大径内周筒部12の内周面で縮径方向に押圧され
ていた弾性体19がその押圧から解放されて拡径し、係
止部20が嵌合溝31に嵌合する。
【0032】前記スリーブ10の後退時にあっては、ス
リーブ10の内側に収容されるストッパ21の係止部2
0は、弾性体19に形成された位置決め用突起34とス
リーブ10の位置決め用係合溝35によりスリーブ10
の嵌合溝31に案内され、スリーブ10の内側に収容さ
れたとき、係止部20はスリーブ10の嵌合溝31に確
実に嵌合する。
【0033】そして、このスリーブ10の後退により、
ソケット本体2の先端部の施錠子7は、スリーブ10の
施錠子抑止面13から解放された状態となり、スプリン
グ9の付勢により前進するカラー8により下部が支えら
れ、上部がソケット本体2の外周に突出し、スリーブ1
0の凹部14に入る。これにより、前記後退しているス
リーブ10の傾斜面15が凹部14に入っている施錠子
7に係止し、これによりスリーブ10の前進が阻止さ
れ、後退した状態に保持される。このように、ソケット
1とプラグ22が接続待機の状態にあるとき、係止部2
0が嵌合溝31に嵌合することにより縮径方向への応力
を受けないので弾性体19のバネ性の保持が図れる(図
1)。
【0034】このようにしてスリーブ10を後退した状
態においたソケット1にプラグ22を挿入すると、挿入
したプラグ22によりカラー8が後退して施錠子7の支
えを解き、挿入したプラグ22の外周に形成した係合溝
23が施錠子7と一致したとき、スリーブ10の傾斜面
15により求心方向に押圧を受けている施錠子7は求心
方向に移動しその下部がソケット1内に突出してプラグ
22の係合溝23に係合する。これにより、傾斜面15
と施錠子7との係止状態が解かれたスリーブ10は圧縮
されたスプリング16の弾発力により前進方向に付勢さ
れ、この前進方向に付勢されたスリーブ10の嵌合溝3
1のテーパ面32により係止部20のテーパ面33が求
心方向に押圧を受け、この押圧により嵌合溝31のテー
パ面32が前記ストッパ21の係止部20のテーパ面3
3上をテーパー面33の大径方向に摺動することにより
弾性体19が縮径し、スリーブ10は前進する。前記ス
リーブ10の前進による弾性体19の縮径は、ストッパ
21の係止部20のテーパ面33が嵌合溝のテーパ面3
2により押圧を受けることにより行われるが、このとき
の弾性体19の縮径は嵌合溝31のテーパ面32が前記
ストッパ21の係止部20のテーパ面33上を摺動する
ことにより行われるので、よりスムーズな縮径動作が得
られる。
【0035】このようにして前進したスリーブ10によ
り、施錠子抑止面13が前記施錠子7を抑止して係合溝
23からの離脱を阻止し、ソケット1とプラグ22とが
接続される。このとき、前記スリーブ10の前進によ
り、後退していたスリーブ10内に収容されていたスト
ッパ21がスリーブ10の抑止から解かれ、弾性体19
の弾発力により拡径し、係止部20がスリーブ10の後
端に係止してスリーブ10の後退を阻止する。(図
3)。
【0036】このようにして接続されたソケット1とプ
ラグ22とを分離する場合は、スリーブ10の後端に係
止している係止部20を弾性体19の弾発力に抗して求
心方向に押圧して弾発体19を縮径させることにより、
係止部20をスリーブ10の大径内周筒部12内に収容
可能な位置まで移動させ、スリーブ10を後退させる。
これにより施錠子7はスリーブ10の施錠子抑止面13
から解放され、ソケット1からプラグ22を抜き取るこ
とができ、ソケット1は図1に示す状態になる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明に係る管継手によれ
ば、スリーブを前進させ、ソケットとプラグとを接続し
たとき、ストッパが自動的に拡径して、スリーブの後端
に係止し、スリーブをロックするので、ソケットとプラ
グの接続後のスリーブのロック操作忘れの心配が無く、
操作性に優れており、常時ストッパに無理な応力が働か
ない構造になっているので安定したロック機構が得られ
耐久性の向上が図れる。更には、前記ストッパはソケッ
ト本体に求遠心方向にのみ拡径縮径可能に設けられ、ス
リーブの後退時にはスリーブ内に収容されるので、スト
ッパの存在がソケットの長さを長くする原因にはなら
ず、コンパクトな管継手を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手のソケットの実施の形態の
一例を示す要部縦断側面図。
【図2】図1に示すソケットとプラグとを接続した状態
を示す要部縦断側面図。
【図3】図1に示す実施の形態で、スリーブが後退し、
ストッパがスリーブの内側に収容されている状態を示す
一部省略斜視図。
【図4】図1に示す実施の形態で、スリーブが前進し、
ストッパがスリーブの後端外側に出ている状態を示す一
部省略斜視図。
【符号の説明】
1 ソケット 2 ソケット本体 3 アダプタ 4 小径部 5 大径部 6 孔 7 施錠子 8 カラー 9 スプリング 10 スリーブ 11 小径内周筒部 12 大径内周筒部 13 施錠子抑止面 14 凹部 15 傾斜面 16 スプリング 17 規制部 18 環状溝 19 弾性体 20 係止部 21 ストッパ 22 プラグ 23 係合溝 24 Oリング 25 パッキン 31 嵌合溝 32 テーパ面 33 テーパ面 34 位置決め用突起 35 位置決め用係合溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進して施錠子の遠心方向への移動を抑
    止し後退してその抑止を解除するスリーブを操作して、
    前記施錠子によりソケットとプラグとを着脱自在に接続
    する管継手であって、ソケット本体の外周に形成した環
    状溝に拡径縮径可能な略C状の構造をした弾性体の外周
    に係止部を突出して設けたストッパを拡径縮径自在に嵌
    合し、該ストッパにあっては、前記スリーブが前進位置
    にあるとき弾発力により拡径して後退しようとするスリ
    ーブの後端に係止し、且つスリーブの後退時に、ストッ
    パを前記弾発力に抗して縮径させることにより、後退す
    るスリーブの内側に収容されるようにし、更に、前記ス
    リーブの内周には、スリーブが後退位置にあるときスリ
    ーブの内側に収容されている前記ストッパが嵌合する嵌
    合溝を形成し、該嵌合溝の後端側を先端側に向かって径
    大となるテーパ面としたことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前進して施錠子の遠心方向への移動を抑
    止し後退してその抑止を解除するスリーブを操作して、
    前記施錠子によりソケットとプラグとを着脱自在に接続
    する管継手であって、ソケット本体の外周に形成した環
    状溝に拡径縮径可能な略C状の構造をした弾性体の外周
    に係止部を突出して設けたストッパを拡径縮径自在に嵌
    合し、該ストッパにあっては、前記スリーブが前進位置
    にあるとき弾発力により拡径して後退しようとするスリ
    ーブの後端に係止し、且つスリーブの後退時に、ストッ
    パを前記弾発力に抗して縮径させることにより、後退す
    るスリーブの内側に収容されるようにし、更に、前記ス
    リーブの内周には、スリーブが後退位置にあるときスリ
    ーブの内側に収容されている前記ストッパが嵌合する嵌
    合溝を形成し、前記ストッパにあっては、その後端側を
    先端側に向かって径大となるテーパ面としたことを特徴
    とする管継手。
  3. 【請求項3】 前進して施錠子の遠心方向への移動を抑
    止し後退してその抑止を解除するスリーブを操作して、
    前記施錠子によりソケットとプラグとを着脱自在に接続
    する管継手であって、ソケット本体の外周に形成した環
    状溝に拡径縮径可能な略C状の構造をした弾性体の外周
    に係止部を突出して設けたストッパを拡径縮径自在に嵌
    合し、該ストッパにあっては、前記スリーブが前進位置
    にあるとき弾発力により拡径して後退しようとするスリ
    ーブの後端に係止し、且つスリーブの後退時に、ストッ
    パを前記弾発力に抗して縮径させることにより、後退す
    るスリーブの内側に収容されるようにし、更に、前記ス
    リーブの内周には、スリーブが後退位置にあるときスリ
    ーブの内側に収容されている前記ストッパが嵌合する嵌
    合溝を形成し、該嵌合溝の後端側及びストッパの後端側
    をそれぞれ先端側に向かって径大となるテーパ面とした
    ことを特徴とする管継手。
  4. 【請求項4】 前記弾性体の外周には前記係止部と前記
    スリーブの嵌合溝との円周方向の位置を決める位置決め
    用突起が形成され、そしてスリーブには前記位置決め用
    突起を軸方向にのみ移動自在に係合する位置決め用係合
    溝が形成されていることを特徴とする請求項1,2又は
    3記載の管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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