JPH083825Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH083825Y2
JPH083825Y2 JP1990015935U JP1593590U JPH083825Y2 JP H083825 Y2 JPH083825 Y2 JP H083825Y2 JP 1990015935 U JP1990015935 U JP 1990015935U JP 1593590 U JP1593590 U JP 1593590U JP H083825 Y2 JPH083825 Y2 JP H083825Y2
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plug
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fluid passage
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義一 尾崎
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Nitto Kohki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、接続状態のソケットとプラグとを分離する
のに先立って、管継手内部への流体の供給を絶ち、その
直後に管継手内部の残留流体の圧力を除去し、ソケット
とプラグの分離を不快感を感じることなく、安全且つ容
易に行なうことができるようにした管継手に関する。
[従来の技術] たとえば、流体供給源と流体消費源との間をホースや
硬質管等を用いて配管する場合に、接続分離が容易なソ
ケットとプラグとからなる各種の管継手が従来から用い
られ、用済後の流体消費源は、通常、流体供給源と切り
離される。しかし、この場合には、ソケットとプラグを
分離するに先立って、流体供給源とを結ぶ前記配管に設
けたバルブを閉じるか、或は流体の供給源を停止させる
作業が必要である。
しかも、配管内には加圧流体が残留しているので、流
体消費源側の配管内の流体がソケットとプラグとの分離
時に勢いよく噴出し、このとき、耳ざわりな噴出音を発
したり、プラグが跳ねたりして、非常に不快であり危険
でもあった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、従来の流体配管では前記のような問題点が
あったことに鑑み、ソケットとプラグとを分離する時
に、1回の操作で、流体供給源側の流体通路を閉塞し、
つづいて、流体消費源側の残留流体を放出させることが
できるようにし、もって、分離時の煩わしさ、不快感を
なくし、危険なくソケットとプラグを分離できるように
することを解決しようとする課題とするものであり、あ
わせて、ソケットとプラグとの分離操作を、前記流体通
路の閉塞と残留流体の放出が完了しない限りできないよ
うにし,もって不用意なソケットとプラグとの分離によ
る危険性を防止できるようにすることを解決しようとす
る課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決するための手段として、第1
の考案は、ソケットの先端部に、前進してプラグをロッ
クするロックボールを押え、後退して押えを解除し、且
つソケットとプラグの非接続時には後退位置に保持され
た状態にあり接続時に前進する形式のスリーブを具え、
そしてソケット主筒体を貫通させた流体通路の後部に段
差部を具え、該段差部を介して後部を幾分小径とした流
体通路に、後部に該小径流体通路に臨む弁頭部をもち、
後部側の周壁に内外周部を連通する通孔をもつ筒体構成
の弁体を軸方向に摺動可能に嵌合し、この弁体の前部開
口内にはプラグの端面部をシールするシールリングを具
え、軸方向に貫通した流体通路を具えた摺動筒を軸方向
摺動可能に嵌合するとともに、弁体と前記摺動筒との摺
接面部には弁体の前記弁頭部が前記小径流体通路内に進
入した後で相互に係合する係止部を設け、また、該弁体
と摺動筒の間には両者を相対的に押圧する圧縮コイルス
プリングを介装し、また前記ソケット主筒体の外周面部
には、操作筒を遊嵌して、該操作筒と前記弁体とを、ソ
ケット主筒体に形成したガイド用長孔に移動自在に通し
たピンを介して軸方向に一体となって移動可能に連結
し、操作筒の前進及び後退位置にあっては、操作筒を前
進位置まで前進させたとき一体となって前進する弁体の
弁頭部が小径流体通路から離脱して流体通路を解放し、
且つ弁体に嵌合している摺動筒が接続されたプラグに圧
接し、且つプラグの接続時に前進しているスリーブの後
退を阻止し、また、操作筒を後退位置まで後退させたと
き、一体となって後退する弁体の弁頭部が小径流体通路
を閉じ、且つ弁体に嵌合している摺動筒も後退して接続
されたプラグから離反し、且つこの状態からプラグを分
離したときに後退するスリーブにより操作筒の前進が阻
止される位置に設定し、更に、前記ソケット主筒体に形
成したガイド用長孔には、前記ピンを係止させて操作筒
を設定された前進位置と後退位置に定着させる係止部を
設けた構成を採用した。
また、第2の考案は、前記ソケット主筒体に、ロックボ
ールと弁体の間に位置して流体放出孔を形成した構成を
採用した。
[作用] ソケット主筒体の外周に嵌合した操作筒を後方に移動
させると、ピンを介して操作筒と連結している弁体も後
方に移動し、弁頭部がソケット主筒体の後部小径流体通
路に気密的に嵌合してソケット主筒体の流体通路が閉塞
され、このようにして流体通路が閉塞された後で、引き
つづき継続する弁体の後方への移動に伴い、弁体に係止
した摺動筒が弁体に伴われて後方に移動し、シールリン
グの位置が後退する。
また、操作筒を前方に移動させると、弁体は摺動筒を
伴って前方に移動し、弁頭部が前記後部小径流体通路よ
り離脱する前にシールリングを前面に具えた摺動筒が前
進し、弁頭部がソケット主筒体の後部小径流体通路から
離脱する直前にはシールリングは最前進位置に達し、そ
の直後にソケット主筒体の流体通路が開く。
ソケットとプラグとを接続する場合には、操作筒とス
リーブとを共に後退位置に位置させ、弁体によりソケッ
ト主筒体の流体通路を閉塞した状態から、ソケットにプ
ラグを挿入しスリーブを前進させることにより、ソケッ
トとプラグをロックボールによりロックして接続を完了
する。前記接続状態のソケットとプラグの両者に流体を
流す場合には操作筒を前方へ移動させる。このとき弁体
がソケット主筒体の流体通路を開く前に前記したように
シールリングを前面に具えた摺動筒を前進させてシール
リングを前記プラグの端面部に圧接させ、ソケットとプ
ラグ間をシールする。このようにしてソケットとプラグ
間のシールが完了した後、弁体はソケット主筒体の後部
小径流体通路から離脱してソケット主筒体の流体通路を
開き、ソケットとプラグとは連通を完了する。
かかるソケットとプラグとの接続状態において、流体
はソケット側からプラグ側に流れる。ついで、このソケ
ットとプラグを分離する場合には、先ず、ソケット主筒
体の外周面に嵌合した操作筒を後方に移動させる。この
とき、同時に後退する弁体は先ず弁頭部がソケット主筒
体の後部小径流体通路に気密的に嵌合するのでソケット
主筒体の流体通路を閉塞して、ソケット内部に供給され
る流体を絶つ。その後の弁体の後退により、つづいて摺
動筒も後退を開始して、その前部に設けたシールリング
がプラグの端面部から離反しプラグ側の残留流体は前記
摺動筒とプラグの間を経て、ソケットとプラグとの隙間
を通り外部に放出されプラグ側の残圧が無くなる。
前記操作筒を後退させた後、スリーブを後退させるこ
とによりロックボールによるプラグのロックが解かれ、
ソケットとプラグが分離される。前記操作筒とスリーブ
にあっては、スリーブが後退位置にあるときは操作筒の
前進が阻止され、操作筒が前進位置にあるときはスリー
ブの後退が阻止されるようになっているので、ソケット
とプラグの接続が完了してはじめて流体通路を開くこと
ができ、また流体通路を閉じた後にソケットとプラグを
分離することができることになる。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
図面において、1はソケット、2はソケット1に接続
されるプラグである。
3は前記ソケット1を構成するソケット主筒体、4は
ソケット主筒体3を貫通させた流体通路であり、この流
体通路4はその後部に段差部34を具え、該段差部34を介
して後部が幾分小径の流体通路6となり、前部が大径流
体通路5となっている。
7はソケット主筒体3の大径流体通路5内に軸方向に
摺動可能に嵌合し、流体通路4を開閉する弁体であり、
その後部に前記小径流体通路6に臨む弁頭部8をもち、
且つ後部側の周壁に内外周を連通する通孔9をもつ筒体
構造となっている。弁頭部8の外周面には前記小径流体
通路6の内周壁に圧接してシールするシールリング10が
設けられている。
11はソケット主筒体3と弁体7との間をシールするY
字形断面のシールリングであり、弁体7の外周面に設け
られている。
12は前端面部にプラグ2の端面部をシールするシール
リングを具え、軸方向に貫通した流体通路35を具えた摺
動筒であり、この摺動筒12は上記弁体7の前部開口内に
気密的に且つ軸方向に摺動自在に嵌合されている。
16は摺動筒12の外周面に設けられ、弁体7の外周面と
の間をシールするシールリングである。前記弁体7とこ
の弁体7に嵌合した摺動筒12とのそれぞれの摺接面部に
は、弁体7の後方への移動により弁体7の弁頭部8が前
記小径流体通路6内に進入した後に相互に係合する係止
部13,14が設けられている。該弁体7と摺動筒12の間に
は両者を相互に押圧する圧縮コイルスプリング15が介装
されており、ソケット1とプラグ2との非接続時には、
摺動筒12は圧縮コイルスプリング15の弾発力により前方
へ付勢されその前部が弁体7の前部開口部から突出する
とともに、弁体7と摺動筒12の係止部13,14が係合し、
ソケット1とプラグ2との接続時には、摺動筒12はプラ
グ2の先端により押圧されて圧縮コイルスプリング15の
弾発力に抗して後退し、この接続状態において、弁体7
を後方へ移動させることにより、弁体7の弁頭部8が小
径流体通路6内に進入した後、前記係止部13,14が相互
に係合することにより摺動筒12も弁体7に伴われて後退
し、摺動筒12の前端部がプラグ2の先端から離反するよ
うに構成されている。
18はソケット主筒体3の軸心線に対して斜めに交叉さ
せて形成したガイド用の長孔であり、この長孔18は前記
弁体7の運動範囲を設定する長さに形成し、同孔18の両
端部には、前記弁体7を定着させるために円周方向に延
在する係止部20,21を有している(第3図)。
なお、前記長孔18は軸心線と平行であってもよい。
22はソケット主筒体3の外周面部に軸方向に摺動自在
に嵌合した操作筒であり、この操作筒22は、前記ガイド
用長孔18に沿って移動するピン23により弁体7と連結さ
れており、操作筒22を回転すると弁体7が軸方向に移動
するようになっている。
なお、前記係止部20,21を含まない前記ガイド用長孔1
8の長さはソケット主筒体3の軸心線との交角によって
一定するものではないが、ソケット1とプラグ2との接
続状態において、操作筒22と弁体7を最前位置まで前進
させたとき、弁体7の後部にある弁頭部8がソケット主
筒体3の小径流体通路6から離脱して流体通路4を解放
し、且つ弁体7に嵌合した摺動筒12の前端面部がプラグ
2の端面部に圧接し(第1図)、次いで、操作筒22を最
後方まで後退させたとき弁体7も後退し、弁体7の弁頭
部8がソケット主筒体3の小径流体通路6に進入して流
体通路4を閉じ、その後の弁体7の後退により、係止部
13,14が相互に係合し、弁体7の後退に伴い摺動筒12も
後退して、その前端面部がプラグ2の端面部から離反す
る寸法(第2図)に設定されている。
つづいて、前記ソケット1とプラグ2との接続施錠機
構について説明する。
実施例に示す接続施錠機構は従前の機構と変るところ
がなく、ロックボール24、同ボール24を収容するテーパ
ー貫通孔25、ロックボール24を拘束,解放するスリーブ
26、ロックボール押え面27等を具えている。ソケット主
筒体3の前部に設けたテーパー貫通孔25は求心方向側の
半径がロックボール24の半径より僅かに小さく、実施例
では4個のテーパー貫通孔25が円周方向一列に形成され
ており、このテーパー貫通孔25にロックボール24が1個
宛ソケット主筒体3の内外周面に対して出没自在に収容
されている。
スリーブ26はソケット主筒体3の前部外周面部に軸方
向に摺動自在に嵌合されており、このスリーブ26の内周
面には前進時に前記ロックボール24を求心方向に向けて
押えるロックボール押え面27を有し、その前方部分には
後退時にロックボール24の移動を許容するロックボール
解放部28を有している。
29はスリーブ26を前方へ付勢する圧縮コイルスプリン
グである。
前記スリーブ26は前記操作筒22とソケット主筒体3の
同一外周円上を前後方向に摺動するように設けられてい
るので、操作筒22が前進位置にあるときはスリーブ26は
操作筒22と近接位置にあってロックボール押え面27によ
りロックボール24を求心方向に押圧し、操作筒22が後退
位置にあるときには、スリーブ26の後退を可能にし、ス
リーブ26を後退させるとロックボール24を解放して、こ
のとき、圧縮コイルスプリング31の作用でボール押え環
30をロックボール24を支える位置まで前進させることが
できるようになっている。
32はソケット主筒体3の前部に形成した前記ロックボ
ール収容用のテーパー貫通孔25と前記弁体7との間に形
成した流体放出孔で、同孔32により、プラグ2側に残る
流体を放出させて圧力をより早く低下させることができ
るようになっている。33はプラグ2の外周面に円周方向
に形成した前記ロックボール24を係止するロックボール
係合溝である。
次に、上記実施例の作用を説明する。
ソケット主筒体3の外周に嵌合した操作筒22を後方に
移動させると、ピン23を介して操作筒22と連結している
弁体7も後方に移動し、弁頭部8がソケット主筒体3の
後部小径流体通路6に気密的に嵌合してソケット主筒体
3の流体通路4が閉塞され、このようにして流体通路4
が閉塞された後で、引きつづき継続する弁体7の後方へ
の移動に伴い、弁体7に嵌合した摺動筒12が係止部13,1
4によって弁体7に伴われて後方に移動し、摺動筒12の
前面部に設けたシールリング17の位置が後退する。
また、操作筒22を前方に移動させると、弁体7は摺動
筒12を伴って前方に移動し、弁頭部8が前記小径流体通
路6より離脱する前にシールリング17を前面部に具える
摺動筒12が前進し、弁頭部8がソッケト主筒体3の小径
流体通路6から離脱する直前に、シールリング17は最前
進位置に達し、その直後にソケット主筒体3の流体通路
4が開く。
ソケット1とプラグ2とを接続する場合には、操作筒
22を後方に移動させ、前記したように弁体7でソケット
主筒体3の流体通路4を閉塞する。その後、すでに後退
位置をとる操作筒22により、後方への移動阻止が解除さ
れたスリーブ26を後方に移動させ、スリーブ26のロック
ボール解放部28をロックボール24の上方に位置させる。
このとき、ロックボール24は圧縮コイルスプリング31で
付勢されているロックボール押え環30の前方への移動に
より遠心方向に押し出され、プラグ2の挿入を可能にす
る。
この状態で、ソケット主筒体3にプラグ2を挿入する
と、挿入したプラグ2により前記ロックボール押え環30
は後方に押され、ロックボール24は遠心方向への押し出
し力を解除される。更にプラグ2を挿入すると、プラグ
2の外周面部に形成したロックボール係合溝33がロック
ボール24の求心位置に達したときに、ロックボール24は
圧縮コイルスプリング29により前方へ付勢されているス
リーブ26により求心方向に押されてプラグ2のロックボ
ール係合溝33に係合し、スリーブ26の内周面部に形成し
たロックボール押え面27がロックボール24を求心方向に
向けて押える。以後ロックボール24はロックボール係合
溝33からの脱出が阻止され、ここにソケット1とプラグ
2との接続が完了する。
このようにしてソケット1とプラグ2とを接続した
ら、操作筒22を回転し、ガイド用長孔18のガイド部19に
沿ってピン23を前方へ移動させ、ピン23によって、操作
筒22と連結されている弁体7をも前進させ、弁体7,操作
筒22が最前位置に達したときに、ピン23をガイド部19の
前部に形成した係止部20に係止させる。その結果、弁体
7に嵌合し圧縮コイルスプリング15により付勢されて弁
体7の前部開口からその前部を突出している摺動筒12は
弁体7に追従して前方へ移動するが、弁体7の前進する
過程で摺動筒12はその前端面部に具えたシールリング17
がソケット1に接続されているプラグ2の先端に当接し
てそれ以上の移動が阻止される。ここで、ソケット1と
プラグ2との間のシールが完了するが、前記弁体7を更
に前進させると、弁体7の弁頭部8がソケット主筒体3
の小径流体通路6から離脱してソケット主筒体3の流体
通路4を開き、やがて弁体7の通孔9及び摺動筒12の流
体通路35を介して弁体を持たないプラグ2の流体通路
(図示せず)とが連通する。
前記ソケット1とプラグ2の接続状態においては、ス
リーブ26は前進した操作筒22によって後退を阻止されて
いるので、人為的に操作筒22を後退させない限り、ソケ
ット1とプラグ2とは分離できない。
ソケット1とプラグ2との接続時に加圧流体を流し、
その後で、両者を分離する場合には、操作筒22を逆方向
に回転することにより、操作筒22を後退させ、ピン23を
介して弁体7を一体に後退させる。
操作筒22と同時に後退する弁体7は先ず弁頭部8がソ
ケット主筒体3の後部小径流体通路6に進入し、弁頭部
8に設けたシールリング10が小径流体通路6の内周壁と
の間をシールしてソケット主筒体3の流体通路4を閉塞
し、ソケット1内部に供給される流体を絶つ。その後の
弁体7の後退により、係止部20,21が相互に係合し、弁
体7に後退に伴い摺動筒12も後退を開始して、その前部
に設けたシールリング17がプラグ2の端面部から離反
し、ソケット1とプラグ2との間のシールが解放され
る。
この結果、プラグ2側にある残留流体が摺動筒12の先
端とプラグ2の先端との間から、ソケット主筒体3とプ
ラグ2との隙間を通り、ソケット主筒体3の先端部に形
成した通孔32および接続施錠機構たるロックボール24や
テーパー貫通孔25等の隙間を伝わって外部に徐々に放出
される。
操作筒22を後退させた後は、スリーブ26の後方への移
動が可能になり、スリーブ26を圧縮コイルスプリング29
の弾発力に抗して後退すれば、ロックボール24は拘束力
を解除されてソケット1とプラグ2との分離が可能とな
る。
ソケット1とプラグ2とを分離すると、圧縮コイルス
プリング31の弾発力でロックボール押え環30が前進し、
ロックボール24を求心方向から支える。その後、スリー
ブ26から手を離すと、ロックボール24はスリーブ26のロ
ックボール解放部28に達し、スリーブ26の動きも止ま
る。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、ソケットとプラグの接
続時において、ソケット主筒体の外周に嵌合した操作筒
を後方に移動させることにより、弁座用摺動筒を介して
筒状弁体を操作することができるので、ソケットとプラ
グとを接続した状態のまま、ソケットの流体通路を閉塞
するとともに、プラグ側の残留流体を外部に放出するこ
とができる。従って、本考案によればソケットとプラグ
との分離時に従前のように残留流体の急激な放出が行な
われず、不快な音を発せず、また、プラグが跳ねたりす
ることも、分離途中のソケットとプラグの間から流体が
勢いよく噴出することもないので、危険が無くなり、ソ
ケットとプラグとを安全に且つ容易に分離することがで
きる。
特に、前記ソケット主筒体に、ロックボールと弁体の
間に位置して流体放出孔を形成しておくことにより、同
孔を通して流体の放出を短時間で行うことができ作業性
の向上が図れる。また、前記操作筒とスリーブにあって
は、スリーブが後退位置にあるときは操作筒の前進が阻
止され、操作筒が前進位置にあるときはスリーブの後退
が阻止されるようになっているので、ソケットとプラグ
の接続が完了しなければ流体通路を開くことはできず、
また流体通路を閉じた後でなければソケットとプラグを
分離することができないので、不用意に流体が流出する
ことを確実に防止することができ極めて安全性が高いと
いった効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示すものであ
り、第1図はソケットとプラグとを接続しソケット側の
流体通路を解放した状態を示す一部縦断側面図、第2図
は操作筒を操作して残留流体を外部に放出可能な状態に
したときのソケット内部の状態を示す一部縦断側面図、
第3図はピンガイド用長孔の形成の一態様を示したソケ
ット主筒体の一部省略平面図である。 1……ソケット、2……プラグ 3……ソケット主筒体、4……流体通路 5……大径流体通路、6……小径流体通路 7……弁体、8……弁頭部、9……通孔 10……シールリング、11……シールリング 12……摺動筒、13,14……突条部 15……圧縮コイルスプリング 16,17……シールリング 18……ガイド用長孔、22……操作筒 23……ピン、24……ロックボール 25……テーパー貫通孔、26……スリーブ 27……ロックボール押え面 28……ロックボール解放部 29……圧縮コイルスプリング 33……ロックボール係合溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケットの先端部に、前進してプラグをロ
    ックするロックボールを押え、後退して押えを解除し、
    且つソケットとプラグの非接続時には後退位置に保持さ
    れた状態にあり接続時に前進する形式のスリーブを具
    え、そしてソケット主筒体を貫通させた流体通路の後部
    に段差部を具え、該段差部を介して後部を小径とした流
    体通路に、後部に該小径流体通路に臨む弁頭部をもち、
    後部側の周壁に内外周部を連通する通孔をもつ筒体構成
    の弁体を軸方向に摺動可能に嵌合し、この弁体の前部開
    口内にはプラグの端面部をシールするシールリングを具
    え、軸方向に貫通した流体通路を具えた摺動筒を軸方向
    摺動可能に嵌合するとともに、弁体と前記摺動筒との摺
    接面部には弁体の前記弁頭部が前記小径流体通路内に進
    入した後で相互に係合する係止部を設け、また、該弁体
    と摺動筒の間には両者を相対的に押圧する圧縮コイルス
    プリングを介装し、また前記ソケット主筒体の外周面部
    には、操作筒を遊嵌して、該操作筒と前記弁体とをソケ
    ット主筒体に形成したガイド用長孔に移動自在に通した
    ピンを介して軸方向に一体となって移動可能に連結し、
    操作筒の前進及び後退位置にあっては、操作筒を前進位
    置まで前進させたとき一体となって前進する弁体の弁頭
    部が小径流体通路から離脱して流体通路を解放し、且つ
    弁体に嵌合している摺動筒が接続されたプラグに圧接
    し、且つプラグの接続時に前進しているスリーブの後退
    を阻止し、また、操作筒を後退位置まで後退させたと
    き、一体となって後退する弁体の弁頭部が小径流体通路
    を閉じ、且つ弁体に嵌合している摺動筒も後退して接続
    されたプラグから離反し、且つこの状態からプラグを分
    離したときに後退するスリーブにより操作筒の前進が阻
    止される位置に設定し、更に、前記ソケット主筒体に形
    成したガイド用長孔には、前記ピンを係止させて操作筒
    を設定された前進位置と後退位置に定着させる係止部を
    設けたことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】ソケット主筒体には、ロックボールと弁体
    の間に位置して流体放出孔を形成したことを特徴とする
    請求項(1)記載の管継手。
JP1990015935U 1990-02-20 1990-02-20 管継手 Expired - Fee Related JPH083825Y2 (ja)

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