JPH1125263A - 対象物特徴点検出装置、焦点調節装置、露出制御装置及びカメラ - Google Patents

対象物特徴点検出装置、焦点調節装置、露出制御装置及びカメラ

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JPH1125263A
JPH1125263A JP9196358A JP19635897A JPH1125263A JP H1125263 A JPH1125263 A JP H1125263A JP 9196358 A JP9196358 A JP 9196358A JP 19635897 A JP19635897 A JP 19635897A JP H1125263 A JPH1125263 A JP H1125263A
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distance
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area
focus adjustment
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JP9196358A
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Hitoshi Oonoda
仁 大野田
Terutake Kadohara
輝岳 門原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な対象物に最適な処理を施す為に必要と
なる、前記対象物の特徴点を検出する。 【解決手段】 画面内の距離分布を測定する距離分布測
定手段(101)と、該距離分布測定手段により得られ
た距離分布から対象物が存在する領域を検出する対象物
領域検出手段(102)と、該対象物領域検出手段によ
り検出された対象物領域の特徴部分を、前記対象物領域
の輪郭形状に基づいて検出する特徴部分検出手段(10
3)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面内の対象物の
特徴点を検出する対象物特徴点検出装置や、対象物や主
被写体に焦点を合わせる焦点調節装置、対象物や主被写
体に露出を合わせる露出制御装置、及び、カメラの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の方向に存在する物体までの距離を
光学的に測定する技術が、本出願人より特公平4−67
607号により開示されている。これは、被写界に存在
する物体の距離分布情報を得た後、物体の距離分布情報
に基づき被写界中の主被写体の存在領域を推測するとい
った技術である。
【0003】従来行われていた典型的な主被写体領域推
測方法について説明する。
【0004】図18(a)のシーンをCCDなどを用い
たステレオカメラなどで撮影する。ステレオカメラで得
られる互いに視差を伴った二つの画像を、それぞれ「m
×n」個のブロックに分割する。一方の画像のあるブロ
ック内の信号と、他方のカメラで撮影した対応するブロ
ック内に信号の間で公知の相関演算を行うと、三角測量
の原理により、前ブロック内の物体までの距離やデフォ
ーカスを測定することができる。この測定をすべてのブ
ロックに対して行うことにより、図18(b)のような
「m×n」ブロックからなる距離分布情報が得られる。
【0005】次に、被写界を構成する各物体を画面上で
分離するために領域分割(グルーピング)を行う。グル
ーピングが行われると前述の「m×n」ブロックから成
る被写界空間は、図18(c)のように物体毎に領域分
割される。(図中の斜線部分は像信号のコントラスト不
足などで、相関演算結果の信頼性が低いと判別された領
域である。) 領域分割(グルーピング)の手法として、被写界空間を
構成するブロックと、これに隣接するブロックに関する
二つのパラメータの類似度を比較して、類似度が高けれ
ば同一物体、類似度が低ければ別の物体と判別する方法
が存在する。前記パラメータとして用いられる情報は、
緻密な距離分布データが得られる場合には面の法線ベク
トルであることが多く、この従来例のように比較的荒い
距離分布データの場合には単純に距離値やデフォーカス
値などが用いられる。
【0006】例えば、図18(b)の各ブロックの距離
情報に対して、隣接する二つのブロックの距離情報を比
較してこの距離の差が所定のしきい値以内であれば「二
つのブロックを構成する物体は同一物体を形成する」と
判別し、また距離の差が所定のしきい値より大きければ
「二つのブロックを構成する物体は別物体である」と判
別する。すべてのブロックとその隣接関係にあるブロッ
クとの間で、前述の判別を行うことで、画面全体を物体
毎に領域分けすることができ、分割された各領域は一つ
の物体を表すグループとして扱うことができる。
【0007】次に、撮影空間を構成する各領域(各グル
ープ)の特性を評価して、すべてのグループの中から主
被写体を表すグループを決定する。
【0008】例えば図18(c)の場合、図示した1〜
7の各グループすべてについて、平均的な距離や、領域
の幅、高さ、画面上の位置などの特性をそれぞれ演算し
て、それらを総合評価して主被写体と考えられる領域を
判別する。
【0009】例えば、以下の(1)式のような主被写体
度評価関数が考えられる。
【0010】 (主被写体度)=W1 ×(幅)×(高さ)+W2 /(画面上中心からの距離)+W3 (平均距離)…(1) 上記(1)式において、W1 ,W2 ,W3 は重み付けの
定数、画面中心からの距離は画面中心と領域の重心位置
との距離であり、又平均距離は領域内の全ブロックの平
均距離を表している。この主被写体度をすべての領域に
対して演算して、この主被写体度が最も大きい被写体を
主被写体として判別する。
【0011】次の主被写体として判別された領域に焦点
が合うように、主被写体領域内の距離情報に基づき一つ
の焦点調節距離を決定した後、レンズを駆動して焦点を
合わせる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の焦点調節装置で
は、主被写体領域内の距離情報に基づき一つの焦点距離
を決定する際、一つの判別アルゴリズムを用いていた。
例えば、主被写体領域内で至近の測距点を選択するアル
ゴリズムである。
【0013】ところが、主被写体となる対象は様々であ
り、対象によって焦点を合わせたい位置は異なってく
る。例えば、主被写体が人間の時には顔の部分、すなわ
ち主被写体領域の上部に焦点を合わせることが望まし
く、主被写体が車などの場合には主被写体領域の中央部
に焦点を合わせることが望ましい。
【0014】しかし、従来の方法では、一つのアルゴリ
ズムにより焦点調節距離を決定していたため、どのよう
な被写体に対しても適切に焦点調節を行うことができる
訳ではなかった。
【0015】(発明の目的)本発明の第1の目的は、様
々な対象物に最適な処理を施す為に必要となる、前記対
象物の特徴点を検出することのできる対象物特徴点検出
装置を提供しようとするものである。
【0016】本発明の第2の目的は、様々な対象物や主
被写体に対して適切な焦点調節を行うことのできる焦点
調節装置及びカメラを提供しようとするものである。
【0017】本発明の第3の目的は、様々な対象物や主
被写体に対して適切な露出制御を行うことのできる露出
制御装置及びカメラを提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜3記載の本発明は、画面内の距離
分布を測定する距離分布測定手段と、該距離分布測定手
段により得られた距離分布から対象物が存在する領域を
検出する対象物領域検出手段とを有する対象物特徴点検
出装置において、前記対象物領域検出手段により検出さ
れた対象物領域の特徴部分を、前記対象物領域の輪郭形
状に基づいて検出する特徴部分検出手段を有した対象物
特徴点検出装置とするものである。
【0019】上記の構成において、例えば対象物領域の
輪郭形状、対象物の距離分布、或いは、対象物領域の距
離分布と輪郭から対象物の実際の大きさに基づいて、対
象物領域の特徴点の検出するようにしている。
【0020】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、画面内の距離分布又はデフォ
ーカス分布を測定する距離分布測定手段と、該距離分布
測定手段により得られた距離分布から対象物が存在する
領域を検出する対象物領域検出手段と、該対象物領域検
出手段により検出された対象物領域の特性を判別する特
性判別手段とを有し、該特性判別手段の出力結果に基づ
き、前記対象物領域の距離分布情報から最終の焦点調節
距離を決定するためのアルゴリズムを有した焦点調節装
置とするものである。
【0021】同じく、上記第2の目的を達成するため
に、請求項5〜10記載の本発明は、画面内の距離分布
又はデフォーカス分布を測定する距離分布測定手段と、
該距離分布測定手段により得られた距離分布から主被写
体が存在する領域を検出する主被写体領域検出手段と、
該主被写体領域検出手段により検出された主被写体領域
の特性を判別する特性判別手段とを有し、該特性判別手
段の出力結果に基づき、前記主被写体領域の距離分布情
報から最終の焦点調節距離を決定するアルゴリズムを有
した焦点調節装置とするものである。
【0022】上記構成において、主被写体等の対象物領
域の各特性に応じて、つまり、対象物領域の輪郭形状、
対象物領域の距離分布、或いは、対象物領域の距離分布
と輪郭から対象物の実際の大きさに応じて、焦点調節距
離の決定アルゴリズムを複数の中から選択するようにし
ている。
【0023】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項11〜14記載の本発明は、画面内の距離分布を
測定する距離分布測定手段と、該距離分布測定手段によ
り得られた距離分布から主被写体が存在する領域を検出
する主被写体領域検出手段と、前記距離分布測定手段に
より測定された、前記主被写体領域内の距離分布情報か
ら一つの測光値を決定する測光値決定手段と、決定され
た測光値に基づき露出制御を行う露出制御手段とを有す
る露出制御装置において、前記主被写体領域の距離分布
情報から一つの測光値を決定するためのアルゴリズムを
予め複数記憶したアルゴリズム記憶手段と、前記主被写
体領域検出手段により検出された主被写体領域の特性を
判別する特性判別手段とを有し、前記測光値決定手段
は、前記特性判別手段の判別結果に基づき、前記アルゴ
リズム記憶手段に記憶された複数のアルゴリズムの中か
ら一つのアルゴリズムを選択して露出制御に用いる測光
値を決定する露出制御装置とするものである。
【0024】上記構成において、主被写体領域の各特性
に応じて、つまり、主被写体領域の輪郭形状、主被写体
領域の距離分布、或いは、主被写体領域の距離分布と輪
郭から被写体の実際の大きさに応じて、露出制御に用い
る測光値の決定アルゴリズムを複数の中から選択するよ
うにしている。
【0025】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項15〜17記載の本発明は、画面内の距離分布又
はデフォーカス分布を測定する距離分布測定手段と、該
距離分布測定手段により得られた距離分布から主被写体
が存在する領域を検出する主被写体領域検出手段と、前
記距離分布測定手段により測定された、前記主被写体領
域内の距離分布情報から一つの焦点調節距離を決定する
焦点調節距離決定手段と、決定された焦点調節距離に基
づきレンズを駆動して焦点調節を行うレンズ駆動手段と
を有するカメラにおいて、前記焦点調節距離決定手段
は、カメラの撮影時の設定状態に応じて、複数の焦点調
節距離の決定アルゴリズムの中から一つのアルゴリズム
を選択して焦点調節に用いる焦点調節距離を決定するこ
とを特徴とするカメラとするものである。
【0026】上記構成において、カメラの姿勢(縦位
置,横位置)を検出する姿勢検出手段の検出結果に応じ
て、或いは、撮影モード検出手段による検出される撮影
モードに応じて、複数の焦点調節距離決定のアルゴリズ
ムの中から一つのアルゴリズムを選択して焦点調節距離
を決定するようにしている。
【0027】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項18〜20記載の本発明は、画面内の距離分布を
測定する距離分布測定手段と、該距離分布測定手段によ
り得られた距離分布から主被写体が存在する領域を検出
する主被写体領域検出手段と、前記距離分布測定手段に
より測定された、前記主被写体領域内の距離分布情報か
ら一つの測光値を決定する測光値決定手段と、決定され
た測光値に基づき露出制御を行う露出制御手段とを有す
るカメラにおいて、前記測光値決定手段は、カメラの撮
影時の設定状態に応じて、複数の測光値の決定アルゴリ
ズムの中から一つのアルゴリズムを選択して露出制御に
用いる測光値を決定するカメラとするものである。
【0028】上記構成において、カメラの姿勢(縦位
置,横位置)を検出する姿勢検出手段の検出結果に応じ
て、或いは、撮影モード検出手段による検出される撮影
モードに応じて、複数の測光値決定のアルゴリズムの中
から一つのアルゴリズムを選択して測光値を決定するよ
うにしている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0030】カメラの自動測距点選択機能を例に、主被
写体領域の輪郭形状から焦点調節距離決定アルゴリズム
を選択する、本発明の実施の第1の形態について以下に
詳述する。
【0031】図1は本発明の実施の第1の形態に係るカ
メラの基本構成要素のブロック図である。
【0032】図中、51は被写界中の任意の場所の距離
を測定する距離分布測定手段、52は撮影画面内から主
被写体が存在する領域を検出する主被写体領域検出手
段、53は主被写体領域の特性を判別する特性判別手
段、54は撮影光学系、55はレンズを駆動して焦点を
調節するレンズ駆動手段、56は焦点調節距離決定手
段、57は焦点調節距離を決定するためのアルゴリズム
を複数記憶するアルゴリズム記憶手段である。58の点
線は、実際にはマイクロコンピュータのCPU及びRA
MとROMで具現化される領域を表している。この中
で、51の距離分布測定手段は、該マイクロコンピュー
タと測定用光学系から具現化されることから、点線を跨
いだ表現となっている。
【0033】以下に各部の詳しい動作と全体の処理の流
れを、図2を用いて説明する。
【0034】撮影者が不図示のシャッタボタンなどを押
すことにより、ステップ(100)を経由して撮影処理
が開始される。
【0035】ステップ(101)において、距離分布測
定手段51により被写界の距離分布を測定するサブルー
チンが呼び出される。この距離分布の測定は、光学系と
マイクロコンピュータにより実施される。以下に、光学
系の構成及びマイクロコンピュータによるサブルーチン
の実施内容について説明する。
【0036】図3は、被写界の距離を検出する為のカメ
ラの光学構成要素の配置図であり、図中、1は撮影レン
ズ、8はフィールドレンズ、9は二次結像レンズ、10
はエリアセンサである。
【0037】前記エリアセンサ10の二つの撮影画面1
0a,10b上には各々撮影レンズ1のお互いに異なる
瞳位置からの光束が導かれ、フィールドレンズ8、二次
結像レンズ9により定まる結像倍率で再結像される。こ
のエリアセンサ10は撮影レンズ1に対して撮影フィル
ム面と光学的に等価な位置にあり、撮影画面10a,1
0bは各々撮影画面の一部または撮影画面に等しい視野
を有している。
【0038】図4は、図3に示した検出光学系をカメラ
に適した場合のレイアウトを示したものであり、図中、
6はクイックリターンミラー、18はペンタプリズム、
19は分割プリズム、20は反射ミラであり、他は図3
と同様である。
【0039】又図5は、図4のレイアウトをカメラ上部
方向より見た図である。
【0040】以上の様な構成により、所定の視差を持っ
た撮影画像10a,10bが得られる。
【0041】尚、前述の構成を有するカメラについて
は、特願平5−278433等で詳細に開示されてい
る。
【0042】図6は、上記の如き各装置を備えたカメラ
の具体的な構成の一例を示す回路図であり、先ず各部の
構成について説明する。
【0043】図6に於て、PRSはカメラの制御装置
で、例えば、内部にCPU(中央処理装置),ROM,
RAM,A/D変換機能を有する1チップのマイクロコ
ンピュータである。このカメラの制御装置(以下、マイ
コンと記す)PRSはROMに格納されたカメラのシー
ケンス・プログラムに従って、自動露出制御機能,自動
焦点調節機能,フィルムの巻上げ・巻戻し等のカメラの
一連の動作を行っている。その為にマイコンPRSは、
通信用信号SO,SI,SCLK、通信選択信号CKC
M,CDDR,CICCを用いて、カメラ本体内の周辺
回路及びレンズ内制御装置と通信を行って、各々の回路
やレンズを制御する。
【0044】SOはマイコンPRSから出力されるデー
タ信号、SIはマイコンPRSに入力されるデータ信
号、SCLKは信号SO,SIの同期クロックである。
【0045】LCMはレンズ通信バッファ回路であり、
カメラが動作中のときにはレンズ用電源端子VLに電力
を供給するとともに、マイコンPRSからの選択信号C
LCMが高電位レベル(以下、‘H’と略記し、低電位
レベルは‘L’と略記する)のときには、カメラとレン
ズ間の通信バッファトなる。
【0046】マイコンPRSがCLCMを‘H’にし
て、SCLKに同期して所定のデータをSOから送出す
ると、レンズ通信バッファ回路LCMはカメラ・レンズ
間通信接点を介して、SCLK,SOの各々のバッファ
信号LCK,DCLをレンズへ出力する。それと同時に
レンズからの信号DLCのバッファ信号をSIに出力
し、マイコンPRSは同期してSIからレンズのデータ
を入力する。
【0047】DDRは各種のスイッチSWSの検知及び
表示回路であり、信号CDDRが‘H’のとき選択さ
れ、SO,SI,SCLKを用いてマイコンPRSから
制御される。即ち、マイコンPRSから送られてくるデ
ータに基づいてカメラの表示部材DSPの表示を切り換
えたり、カメラの各種操作部材のオン・オフ状態を通信
によってマイコンPRSに報知する。OLCはカメラ上
部に位置する外部液晶表示装置であり、ILCはファイ
ンダ内部液晶表示装置である。
【0048】SW1,SW2は不図示のレリーズボタン
に連動したスイッチで、レリーズボタンの第一階段の押
下によりスイッチSW1がオンし、引き続いて第2段階
の押下でスイッチSW2がオンする。マイコンPRSは
スイッチSW1のオンで測光,自動焦点調節を行い、ス
イッチSW2のオンをトリガとして露出制御とその後の
フィルムの巻上げを行う。
【0049】尚、スイッチSW2はマイコンPRSの
「割り込み入力端子」に接続され、スイッチSW1のオ
ン時のプログラム実行中でも、該スイッチSW2のオン
によって割り込みがかかり、直ちに所定の割り込むプロ
グラムへ制御を移すことができる。
【0050】MTR1はフィルム給送用の、MTR2は
ミラーアップ・ダウン及びシャッタばねチャージ用の、
それぞれモータであり、各々の駆動回路MDR1,MD
R2により正転、逆転の制御が行われる。マイコンPR
Sから駆動回路MDR1,MDR2に入力されている信
号M1F,M1R、M2F,M2Rはモータ制御用の信
号である。
【0051】MG1,MG2は各々シャッタ先幕・後幕
走行開始用マグネットで、信号SMG1,SMG2、増
幅トランジスタTR1,TR2で通電され、マイコンP
RSによりシャッタ制御が行われる。
【0052】尚、モータ駆動回路MDR1,MDR2、
シャッタ制御は、本発明と直接関りがないので、詳しい
説明は省略する。
【0053】レンズ内制御回路LPRSにLCKと同期
して入力される信号DCLは、カメラからレンズLNS
に対する命令のデータであり、命令に対するレンズの動
作は予め決められている。このレンズ内制御回路LPR
Sは、所定の手続きに従ってその命令を解析し、焦点調
節や絞り制御の動作や、出力DLCからレンズの各部動
作状況(焦点調節光学系の駆動状況や、絞りの駆動状態
等)や、各種パラメータ(開放Fナンバー,焦点距離,
デフォーカス量対焦点調節光学系の移動量の係数,各種
ピント補正量等、距離情報)の出力を行う。
【0054】この実施の形態では、ズームレンズを例を
示しており、カメラから焦点調節の命令が送られた場合
には、同時に送られてくる駆動量・方向に従って焦点調
節用モータLTMRを信号KMF,LMRによって駆動
して、光学系を光軸方向に移動させて焦点調節を行う。
光学系の移動量は光学系に連動して回動するパルス板の
パターンをフォトカプラにて検出し、移動量に応じた数
のパルスを出力するエアコーダ回路ENCFのパルス信
号SENCFでモニタし、レンズ内制御回路LPRS内
のカウンタで係数しており、所定の移動が完了した時点
でLPRS自身が信号LMF、LMRを‘L’にしてモ
ータLMTRを制動する。
【0055】このため、一旦カメラ焦点調節の命令が送
られた後は、マイコンPRSはレンズの駆動が終了する
まで、レンズ駆動に関して全く関与する必要がない。ま
た、カメラから要求が合った場合には、上記カウンタの
内容をカメラに送出することも可能な構成になってい
る。
【0056】カメラから絞り制御の命令が送られた場合
には、同時に送られてくる絞り段数に従って、絞り駆動
用としては公知のステッピング・モータDMTRを駆動
する。尚、ステッピング・モータはオープン制御が可能
なため、動作をモニタするためのエンコーダを必要とし
ない。
【0057】ENCZはズーム光学系に付随したエンコ
ーダ回路であり、レンズ内制御回路LPRSはこのエン
コーダ回路ENCZからの信号SENCZを入力してズ
ーム位置を検出する。レンズ内制御回路LPRS内には
各ズーム位置におけるレンズ・パラメータが格納されて
おり、カメラ側のマイコンPRSから要求が合った場合
には、現在のズーム位置に対応したパラメータをカメラ
に送出する。
【0058】ICCは、CCD等から構成される焦点検
出と露出制御用測光エリアセンサ及びその駆動回路であ
り、信号CICCが‘H’のとき選択されて、SO,S
I,SCLKを用いてマイコンPRSから制御される。
【0059】φV,φH,φRはエリアセンサ出力の読
み出し、リセット信号であり、マイコンPRSから信号
に基づいてICC内の駆動回路によりセンサ制御信号が
生成される。センサ出力はセンサ部からの読み出し後増
幅され、出力信号IMAGEとしてマイコンPRSのア
ナログ入力端子に入力され、マイコンPRSは同信号を
A/D変換後、そのデジタル値をRAM上の所定アドレ
スへ順次格納して行く。これらデジタル変換された信号
を用いて被写界の距離分布測定と焦点調節あるいは測光
を行う。
【0060】尚、上記図6ではカメラとレンズが別体
(レンズ交換が可能)となるもので表現されているが、
本発明はカメラ・レンズ一体なるものでも何等問題な
く、これ等に限定されるものではない。
【0061】以上の構成の基に、図7のフローチャート
に基づき、距離分布の測定が行われる。
【0062】ステップ(201)では、センサ画像の取
り込みを行う。センサ画像の取り込みは次のように実施
される。
【0063】まず、センサのリセットを行う。具体的に
は、制御信号φV,φH,φRをマイコンPRSにて同
時に一定時間“H”にすることで、ICC内部でリセッ
ト動作が行われる。次にマイコンPRSから蓄積開始命
令を送り蓄積を開始し、後に蓄積終了を検知する。そし
て、制御信号φV,φHを駆動してセンサ出力IMAG
Eを順次読み出し、マイコンPRSにてA/D変換して
RAMに格納し、ステップ(201)のセンサの出力信
号の取り込みが完了する。
【0064】二つのセンサの出力信号データは、RAM
上の所定領域IMG1,IMG2に格納される。
【0065】次にステップ(202)以降に於て、「m
×n」ブロック(m,nは1以上の整数)で構成される
デフォーカス分布情報(デフォーカスマップ)の作成が
行われる。
【0066】ステップ(202)では、ブロックの座標
を指示する変数х,уが初期化される。次のステップ
(203)では、ブロック(х,у)の距離演算に必要
な信号がRAM上の画像データIMG1の中から抽出さ
れ、RAM上の所定アドレスAにコピーされる。続くス
テップ(204)では、ブロック(х,у)の距離演算
に必要なもう一方の信号がIMG2の中から抽出され、
RAM上の所定アドレスBにコピーされる。
【0067】次のステップ(205)では、アドレスA
とアドレスBに記憶された輝度分布信号に対して公知の
相関演算COR(A,B)が実施され、二つの像信号の
ずれ量δが算出される。続くステップ(206)では、
像ずれ量δから距離値の算出が公知の関数f(δ)によ
り実施され、RAM上の距離分布記録用に確保された所
定のアドレスD(х,у)に距離値又はデフォーカスが
格納される。そして、ステップ(207)に於て、хの
値を一つ増加して、処理対象を隣接ブロックに移す。
【0068】ステップ(208)では、xと距離マップ
のx方向の解像度mとの比較が行われ、ここで「x<
m」が真と判定された場合はステップ(203)に戻
り、x方向の隣のブロックに対して前述と同様に距離値
の演算と格納が行われる。また、「x<m」が偽と判定
された場合はステップ(209)に移り、xを初期化
し、yを1増加する。
【0069】ステップ(210)では、yの値が評価さ
れ、「y<n」が真と判定されたときは再びステップ
(203)に戻り、次のブロック列に対す演算が開始さ
れる。また、「y<n」が偽と判定されたときは、すべ
てのブロックに対する距離算出が完了となり、距離分布
作成サブルーチンは終了して、図2のステップ(10
1)を終了する。
【0070】次に、ステップ(103)に於て主被写体
領域の検出サブルーチンが呼び出される。
【0071】主被写体領域検出サブルーチンの実施内容
を図8を用いて説明する。
【0072】図8のステップ(301)に於て、被写界
を構成する各物体(グループ)毎に番号付けが行われ
る。
【0073】例えば図9のように、画面の左上のブロッ
クから図中の矢印のようにラスタ・スキャンしながら分
割処理を行う場合、注目ブロックG(x,y)の上のブ
ロックG(x,y−1)と、左ロックG(x−1,y)
との間で、同じグループかどうかの判別を行えば、結果
的にすべての隣接ブロック間で同一ブロックかどうかの
判別を行うことができる。このとき、画面の上辺(y=
0)と左辺(x=0)のブロックは、それぞれ上のブロ
ックと左のブロックが存在しないので、それらに対する
処理は行わない。
【0074】また、判別の結果はRAM上のメモリG
(0,0)〜G(m−1,n−1)に記録する。まず、
(x,y)=(0、0)のブロックはグループ番号g=
1として登録して、領域が異なるグループが検出されれ
ばgの数を一つ増やしてそのブロックのグループ番号と
する。
【0075】この処理により、例えば図10(a)のよ
うな撮影シーンは、図10のように各グループ毎に番号
が与えられる。こうした、番号付けの処理自体は「ラベ
リング法」と呼ばれる公知技術であるので、領域分け全
体のフローチャートは省略する。
【0076】また、各ブロック間で同一ブロックかどう
かの判別方法に関しては、本出願人から提案されている
特願平08−325327号に詳述されているので、こ
こでは省略するが、例えば隣り合うブロックでのデフォ
ーカス量(距離値)の差が所定範囲内の時に同一ブロッ
クとして処理する方法が取られる。
【0077】次に、ステップ(302)では、上記ステ
ップ(301)で検出された被写体の数を変数Gnum に
設定する。
【0078】ステップ(303)以降では、撮影空間を
構成する各グループの特性を評価して、この特性からす
べてのグループの中から主被写体を表すグループを決定
する。
【0079】ステップ(303)では、演算対象のグル
ープを表す変数Gcur に1を設定する。次のステップ
(304)では、グループ番号Gcur の被写体領域の主
被写体度S(Gcur )を演算する。この主被写体度は平
均的な距離や、領域の幅、高さ、画面上の位置などの特
性をそれぞれ演算して、それらを総合評価して主被写体
と考えられる領域を判別する。例えば、主被写体度評価
関数S(Gcur )としては先述した(1)式が考えられ
る。
【0080】ステップ(305)では、変数Gcur の値
を一つ増やし、演算対象を次のグループに移す。次のス
テップ(306)では、変数Gcur とGnum の値を比較
し、全てのグループに対して演算が終了したかどうかチ
ェックする。この結果、「Gcur ≦Gnum 」であれば、
全てのグループに対する演算が終了していないのでステ
ップ(304)に戻り、「Gcur >Gnum 」であれば、
ステップ(307)に移る。
【0081】ステップ(307)では、演算した全ての
主被写体度S(1)〜S(Gnum )の中で、最も大きい
値となるグループ番号を求める関数MAXにより、最も
主被写体度が高いグループの番号を変数Gmainに代入す
る。Gmainの表す番号と一致する領域が主被写体領域を
表す。そして、ステップ(308)で、主被写体領域検
出のサブルーチンが終了し、図2のステップ(102)
が完了する。
【0082】次に、ステップ(103)の主被写体特性
判別サブルーチンが呼び出される。
【0083】このサブルーチンの動作を、図11のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0084】ステップ(401)では、主被写体領域の
平均幅を演算して、変数Waに記憶する。ここで、平均
幅とは、距離分布の解像度において、距離分布の各ライ
ンについて主被写体領域の幅を調べ、これらの平均を算
出したものである。これにより、人間が腕を広げた場合
などでも、必要以上に広い幅の物体と判別することな
く、妥当な物体の幅を検出することができる。
【0085】次にステップ(402)では、主被写体領
域の最大高さを演算して、変数Hxに記憶する。ここ
で、最大高さとは、距離分布の解像度に於て、主被写体
領域の画面内の最上部と最下部のとったものである。
【0086】続くステップ(403)では、主被写体領
域のアクペクト比を表す変数ASPにWa/Hxを格納
する。この主被写体領域のアクペクト比ASPの値が表
す意味について、図12を用いて説明する。
【0087】図12(a)の様に、主被写体領域のアク
ペクト比は人物に対するシーンに対して「Hx>W
a」、すなわち縦長になることが多く、こうした場合、
焦点を合わせたい位置は主被写体領域の中でも顔が存在
する領域の上部であることが多い。
【0088】又図12(b)の様に、車など人物以外の
物体に対しては「Hx≦Wa」となることが多く、こう
した場合、焦点を合わせたい位置は、領域全体、あるい
は領域全体の中で最も至近の部分に焦点を合わせること
が多い。
【0089】従って、被写体のアスペクト比に応じて、
主被写体領域に対する焦点を合わせる位置の決定方法を
変更すればより適切な焦点調節を行うことができること
になる。
【0090】そこで、主被写体領域のアクペクト比AS
Pをもってその特徴量を出力とし、主被写体特徴判別の
サブルーチンを終了する。
【0091】次に、図2のステップ(104)におい
て、アルゴリズム選択のサブルーチンが呼び出される。
【0092】ここでは、主被写体特性判別での出力の結
果に対して、最適なアルゴリズムを選択する。この処理
内容を図13のフローチャートを用いて説明する。
【0093】ステップ(501)では、特性判別の結果
を表す出力ASPの値を参照し、この値があるしきい
値、例えば 0.7より小さいかどうかを調べる。ASPは
被写体の概形のアスペクト比(幅Wa/高さHx)を表
したものであるから、この値が小さいほど主被写体は縦
長であると判別できる。
【0094】従って、ステップ(501)にて、「AS
P< 0.7」が真と判別された場合にはステップ(50
2)へ移り、焦点調節距離を判別するアルゴリズムを、
被写体の形状が縦長である場合に最適なアルゴリズムを
具体化したサブルーチンA1とするため、A1へのアド
レスを変数PFNに格納する。
【0095】また、ステップ(501)において、「A
SP< 0.7」が偽と判別された場合にはステップ(50
3)に移り、焦点調節距離を判別するアルゴリズムを、
被写体の形状が正方形に近い場合、もしくは縦長である
場合に最適なアルゴリズムを具体化したサブルーチンA
2とするために、A2へのアドレスを変数PFNに格納
する。
【0096】尚、図中の関数Address(Ai)は括弧内
のサブルーチンAへのアドレスを返す関数を表すもので
ある。
【0097】以上の処理が終了するとアルゴリズム選択
処理のサブルーチンが終了する。
【0098】次に、図2のステップ(105)の焦点調
節距離決定サブルーチンを実行する。
【0099】ここでは、先のアルゴリズム選択処理の結
果に従った焦点調節距離決定のサブルーチンを実行す
る。図14のフローチャートを用いて、主被写体領域の
特性が輪郭形状の場合を説明する。
【0100】ステップ(601)では、先のアルゴリズ
ム選択サブルーチンで設定された変数PFNに従って次
の実行ステップを(602)か(606)に切り換えて
いる。
【0101】ステップ(602)以降では、主被写体の
形状が縦長である場合に有効な被写体領域の上部を優先
されたアルゴリズムとなっている。これは、例えば被写
体が人であった場合はその顔の部分にピントを合せると
言った動作を目的としたものである。一方、ステップ
(606)以降では、主被写体の形状が正方形あるいは
横長の場合として被写体の中央部分を優先している。
【0102】それぞれの次のステップ(603)及び
(607)では、それぞれ設定された優先度に従って、
被写体領域内での対象領域を設定する。つまり、主被写
体領域の特性に従って、実際にピントを合わす領域を絞
り込んでいる。
【0103】続くステップ(604)では、先に設定し
た領域内での情報から、焦点調節のための距離情報を決
定するために最至近距離を求めている。これにより、主
被写体領域の上部を優先した場合は、上部の領域内で更
に至近優先という積極的なアルゴリズムとなっている。
【0104】一方、ステップ(608)では、設定領域
内での平均距離といった汎用的なアルゴリズムとするた
めである。
【0105】以上のように求めた各距離をステップ(6
05)及び(609)で最終的な焦点調節距離として設
定し、焦点調節距離決定サブルーチンを終了している。
【0106】以上のような、図2におけるステップ(1
01)〜(105)のマイコンPRS内での演算を経
て、ステップ(106)で、上記ステップ(105)で
決定した距離に焦点が合うようにマイコンPRSからレ
ンズに対して焦点調節の命令が送られ、レンズ内制御回
路LPRSがモータLMTRを制御して主被写体に焦点
を合わせ主被写体への焦点調節が完了する。
【0107】そして、ステップ(107)にて、マイコ
ンPRSよりシャッタ先幕・後幕走行開始用MG1,M
G2に対して、信号SMG1,SMG2が適切な時間間
隔で発生して露光動作が行われ、撮影が完了する。
【0108】以上のように、主被写体領域の形状、この
実施の形態の場合は特にアスペクト比に対して、主被写
体領域の情報からどのように焦点調節距離を設定するか
決定するアルゴリズムを最適に選択することにより、主
被写体が人間らしい場合には主被写体上部すなわち、顔
付近に、人間らしくなければ(車などの場合には)主被
写体領域の中で至近の部分に合せるなどの処理が可能で
あり、撮影者は主被写体の位置や種類を意識することな
く構図に専念するだけで、主被写体に適切に焦点が合っ
た写真を得ることが可能である。
【0109】以上は主被写体領域の特性として輪郭形状
に着目した例である。これに対し、先述したような距離
分布情報や主被写体の実際の大きさに着目した場合も構
成可能である。
【0110】まず、距離分布情報に着目した場合は、主
被写体領域内で距離変化の少ない領域(同一或いは略同
一の距離情報の固まり部分)を優先したアルゴリズムと
したり、距離変化の範囲に応じて最至近優先や平均距離
を求めたり、あるいはコントラストが最も大きな領域を
最優先とするなどが有効と考えられる。
【0111】一方、主被写体の実際の大きさに着目した
場合は、例えば主被写体が人間程度の大きさなら先述し
たような領域上部を優先した至近優先アルゴリズム、巨
大であれば主被写体領域全体中での至近優先アルゴリズ
ムをそれぞれ採用するといったものが考えられる。
【0112】更には、例えば上記の輪郭形状のみなら
ず、認識した該輪郭形状の中の距離分布情報に着目し
て、焦点調節距離を設定する為のアルゴリズムを選択す
るようにすることにより、より主被写体に適切に焦点が
合った写真を得ることが可能とある。
【0113】(実施の第2の形態)本発明の実施の第2
の形態として、撮影モードに応じて焦点調節距離決定ア
ルゴリズムを選択する自動焦点調節カメラを例にして説
明する。
【0114】カメラとしての基本構成は、上記実施の第
1の形態と同じであるので、説明に必要な構成要素のみ
を重点的に述べていく。
【0115】図15は、この実施の第2の形態における
カメラの撮影モード設定ダイアル61を示すものであ
る。これは図6のスイッチSWSの一つであり、ダイア
ルの変化はスイッチ検知回路DDRによりPRSに伝え
られる。
【0116】図15において、撮影モード設定ダイアル
61は「L」マーク(ロックマーク)に合わされててお
り(指標62に対して)、この位置より時計回りの領域
に刻印された各マークが変更可能な撮影モードを示す。
従って、指標62に対して、撮影モード設定ダイアル6
1を「L」マークの位置から任意のマークまで反時計回
りに回転させる事で、所望の撮影モードを選択可能とな
る。
【0117】図15において、「L」マークの右隣の
「□」マークはいわゆる全自動マークで、一般的な被写
体を気軽に撮ることが出来るモードである。続く絵文字
の各モードは「ポートレート」、「風景」、「クローズ
アップ」、そして「スポーツ」の撮影モードとなってい
る。各モードともその目的、すなわちそのモードに適し
た被写体を絵文字で表現することで、最適設定が簡単に
出来るものとなっている。
【0118】図16は、この実施の第2の形態に係るカ
メラの全体の処理の流れを説明するためのフローチャー
トである。
【0119】ステップ(700)〜(702)は、図2
におけるステップ(100)〜(102)と全く同様で
ある。
【0120】ステップ(703)では、選択モード判
定、即ち図15における指標62に合せられたモードの
判定を行う。そして、この結果からステップ(704)
でのアルゴリズム選択を行う。この場合、判定,選択と
いっても設定されたモードに従って焦点距離決定サブル
ーチンを切り換えるのみであるため、これらは実際同じ
条件判別フローとなる。
【0121】図17は、上記選択撮影モード判定、アル
ゴリズム選択から焦点調節距離決定までを、即ち図16
におけるステップ(703)〜(705)までを説明す
るフローチャートである。
【0122】ステップ(801)では、設定撮影モード
がポートレートモードであるかを判別している。この結
果、ポートレートモードであるならば、そのままステッ
プ(802)以降の焦点調節距離決定アルゴリズムを選
択,実施する。ここでは、ポートレートモードというこ
とで、人物撮影に最適な、図14でのステップ(60
2)〜(605)で行っている、主被写体領域の上部を
優先し更に至近優先という積極的なアルゴリズムを採用
している。
【0123】一方、ステップ(801)でポートレート
モードでなかった場合は、ステップ(806)に進み、
ここで風景モードであるかを判別している。そして、風
景モードであるならば、比較的遠景で被写体も大きめと
いうことで、主被写体領域内でコントラストの高い領域
を優先し、更に精度を良くするためそれらの平均距離を
算出して用いるアルゴリズムを採用している。ステップ
(807)〜(810)は上記内容を実施している部分
である。
【0124】又、ステップ(806)で風景モードでな
かった場合には、ステップ(811)に進み、クローズ
アップモードであるかを判別している。
【0125】クローズアップモードであるならば、主被
写体の中央部分を優先し、しかも至近距離優先とするア
ルゴリズムを採用している。これは、マイクロ撮影を意
識したものであり、ステップ(812)〜(815)で
この内容を実施している。
【0126】更に、ステップ(811)でクローズアッ
プモードでなかったならば、ステップ(816)に進
み、スポーツモードであるかを判別している。
【0127】スポーツモードであるならば、主被写体領
域内でコントラストの高い領域を優先し、ここでは至近
優先とするアルゴリズムを採用している。被写体が比較
的大きくなく、動きのある場合が多い事を考慮したもの
で、ステップ(817)〜(820)で実施している。
【0128】最後に、ステップ(816)でスポーツモ
ードでもない場合は全自動モードであるので、図14の
ステップ(606)〜(609)で行っている主被写体
の中央部の平均距離といった汎用的なアルゴリズムを採
用している。ステップ(821)〜(824)で実施し
ている。
【0129】図16の説明に戻り、ステップ(706)
〜(707)は図2のステップ(106)〜(107)
と同じ内容を行っている。
【0130】以上、カメラの撮影モードに応じて焦点調
節距離決定のアルゴリズムを切り換える実施の形態を例
にして説明してきたが、撮影モードに限らず、カメラの
状態、例えば縦位置撮影か通常の横位置での撮影かとい
ったカメラの姿勢で切り換える事も有効である。
【0131】例えば、縦位置の場合は主被写体領域の上
部領域優先とし、横位置の場合は左右にバランス良くす
るアルゴリズムを採用するなどである。
【0132】以上の様に、カメラの撮影モードに応じ
て、主被写体領域に対する焦点調節距離決定のアルゴリ
ズムを選択したり、カメラの縦位置/横位置などの姿勢
に応じて、主被写体領域に対する焦点調節距離決定のア
ルゴリズムの選択するようにしている為、カメラの各状
態に応じた最終的な焦点調節距離を決定することが可能
となる。
【0133】例えば、カメラが縦位置か横位置によって
主被写体領域に対する最終的な焦点調節距離を決定する
アルゴリズムの変更や、ポートレート撮影モード、ある
いは風景撮影モードなどの撮影モードに応じて主被写体
領域に対する最終的な焦点調節距離を決定するアルゴリ
ズムの変更が可能となり、最適な焦点調節を行うことが
できる。
【0134】(変形例)上記の実施の形態においては、
一眼フレカメラの焦点調節装置に適用した例を述べてい
るが、これに限定されるものではなく、ビデオカメラや
電子スチルカメラ等のカメラの焦点調節装置への適用も
可能である。さらには、カメラ以外の焦点調節機能を備
えた光学機器や、対象物の特徴点を検出する装置(この
検出された特徴点は、上記の様に焦点調節に用いられた
りすることになる)への適用も可能である。
【0135】また、焦点調節装置に限らず、主被写体領
域の特徴点(人物であれば、上部すなわち、顔付近)を
検出し、その部分に最適な露出制御を行う為の露出制御
装置にも適用可能である。又、この場合も必ずしもカメ
ラに限るものではなく、カメラ以外の露出制御機能を備
えた光学機器や対象物の特徴点を検出する装置への適用
も可能である。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば対象物領域の輪郭形状、対象物の距離分布、或い
は、対象物領域の距離分布と輪郭から対象物の実際の大
きさに基づいて、対象物の特徴点の検出するようにして
いる為、様々な対象物に最適な処理を施す為に必要とな
る、前記対象物の特徴点を検出することができる対象物
特徴点検出装置を提供できるものである。
【0137】また、本発明によれば、主被写体等の対象
物領域の輪郭形状、主被写体等の対象物領域の距離分
布、或いは、主被写体等の対象物領域の距離分布と輪郭
から対象物の実際の大きさに応じて、焦点調節距離の決
定アルゴリズムを複数の中から選択するようにしている
為、様々な対象物や主被写体に対して適切な焦点調節を
行うことができる焦点調節装置を提供できるものであ
る。
【0138】また、本発明によれば、主被写体等の対象
物領域の輪郭形状、主被写体等の対象物領域の距離分
布、或いは、主被写体等の対象物領域の距離分布と輪郭
から対象物の実際の大きさに応じて、露出制御の為の測
光値の決定アルゴリズムを複数の中から選択するように
している為、様々な対象物や主被写体に対して適切な露
出制御を行うことができる露出制御装置を提供できるも
のである。
【0139】また、本発明によれば、検出されるカメラ
の姿勢(縦位置,横位置)や、検出される現在の撮影モ
ードに応じて、複数の焦点調節距離決定のアルゴリズム
の中から一つのアルゴリズムを選択して焦点調節距離を
決定するようにしている為、様々な対象物や主被写体に
対して適切な焦点調節を行うことができるカメラを提供
できるものである。
【0140】また、本発明によれば、カメラの姿勢(縦
位置,横位置)を検出する姿勢検出手段の検出結果に応
じて、或いは、撮影モード検出手段による検出される撮
影モードに応じて、複数の測光値決定のアルゴリズムの
中から一つのアルゴリズムを選択して測光値を決定する
ようにしている為、様々な対象物や主被写体に対して適
切な露出制御を行うことができるカメラを提供できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの概略
動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの光学
系の配置の概略を示す図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの光学
系の配置を示す斜視図である。
【図5】図4の光学系を上面より見た図である。
【図6】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの内部
構成を示すブロック図である。
【図7】図2のステップ(101)における距離分布測
定の動作を示すフローチャートである。
【図8】図2のステップ(102)における主被写体領
域検出の動作を示すフローチャートである。
【図9】図8の動作において実際に領域を分割する方法
を説明する為の図である。
【図10】図8の動作においてラベリングの結果例を示
す図である。
【図11】図2のステップ(103)における主被写体
特性の動作を示すフローチャートである。
【図12】図11の動作において主被写体領域のアスペ
クト比の例を説明する為の図である。
【図13】図2のステップ(104)におけるアルゴリ
ズム選択の動作を示すフローチャートである。
【図14】図2のステップ(105)における焦点調節
距離決定の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの撮
影モード設定ダイアルについて説明する為の図である。
【図16】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの概
略動作を示すフローチャートである。
【図17】図16のステップ(704)におけるアルゴ
リズム選択の動作を示すフローチャートである。
【図18】ある撮影シーンとその距離分布測定結果と距
離分布測定結果から各領域の特性毎にグプープ分けした
状態を示す図である。
【符号の説明】
51 距離分布測定手段 52 主被写体領域検出手段 53 特性判別手段 55 レンズ駆動手段 56 焦点調節距離決定手段 57 アルゴリズム記憶手段 PRS マイコン LPRS レンズ内制御回路 LNS レンズ ICC 焦点検出及び測光用センサ及び駆動回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/235 G06F 15/62 380 15/70 365

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内の距離分布を測定する距離分布測
    定手段と、該距離分布測定手段により得られた距離分布
    から対象物が存在する領域を検出する対象物領域検出手
    段とを有する対象物特徴点検出装置において、 前記対象物領域検出手段により検出された対象物領域の
    特徴部分を、前記対象物領域の輪郭形状に基づいて検出
    する特徴部分検出手段を有したことを特徴とする対象物
    特徴点検出装置。
  2. 【請求項2】 画面内の距離分布を測定する距離分布測
    定手段と、該距離分布測定手段により得られた距離分布
    から対象物が存在する領域を検出する対象物領域検出手
    段とを有する対象物特徴点検出装置において、 前記対象物領域検出手段により検出された対象物領域の
    特徴部分を、前記対象物領域の距離分布に基づいて検出
    する特徴部分検出手段を有したことを特徴とする対象物
    特徴点検出装置。
  3. 【請求項3】 画面内の距離分布を測定する距離分布測
    定手段と、該距離分布測定手段により得られた距離分布
    から対象物が存在する領域を検出する対象物領域検出手
    段とを有する対象物特徴点検出装置において、 前記対象物領域検出手段により検出された対象物領域の
    特徴部分を、前記対象物領域の距離分布と輪郭形状から
    対象物の実際の大きさを算出し、この大きさに基づいて
    検出する特徴部分検出手段を有したことを特徴とする対
    象物特徴点検出装置。
  4. 【請求項4】 画面内の距離分布又はデフォーカス分布
    を測定する距離分布測定手段と、該距離分布測定手段に
    より得られた距離分布から対象物が存在する領域を検出
    する対象物領域検出手段と、該対象物領域検出手段によ
    り検出された対象物領域の特性を判別する特性判別手段
    とを有し、該特性判別手段の出力結果に基づき、前記対
    象物領域の距離分布情報から最終の焦点調節距離を決定
    するためのアルゴリズムを有したことを特徴とする焦点
    調節装置。
  5. 【請求項5】 画面内の距離分布又はデフォーカス分布
    を測定する距離分布測定手段と、該距離分布測定手段に
    より得られた距離分布から主被写体が存在する領域を検
    出する主被写体領域検出手段と、該主被写体領域検出手
    段により検出された主被写体領域の特性を判別する特性
    判別手段とを有し、該特性判別手段の出力結果に基づ
    き、前記主被写体領域の距離分布情報から最終の焦点調
    節距離を決定するアルゴリズムを有したことを特徴とす
    る焦点調節装置。
  6. 【請求項6】 前記特性判別手段の出力結果に基づき、
    前記主被写体領域の所定範囲を選択し、この中の距離分
    布情報から最終の焦点調節距離を決定することを特徴と
    する請求項5記載の焦点調節装置。
  7. 【請求項7】 画面内の距離分布を測定する距離分布測
    定手段と、該距離分布測定手段により得られた距離分布
    から主被写体が存在する領域を検出する主被写体領域検
    出手段と、前記距離分布測定手段により測定された、前
    記主被写体領域内の距離分布情報から一つの焦点調節距
    離を決定する焦点調節距離決定手段と、決定された焦点
    調節距離に基づきレンズを駆動して焦点調節を行うレン
    ズ駆動手段とを有する焦点調節装置において、 前記主被写体領域の距離分布情報から一つの焦点調節距
    離を決定するためのアルゴリズムを予め複数記憶したア
    ルゴリズム記憶手段と、前記主被写体領域検出手段によ
    り検出された主被写体領域の特性を判別する特性判別手
    段とを有し、前記焦点調節距離決定手段は、前記特性判
    別手段の出力結果に基づき、前記アルゴリズム記憶手段
    に記憶された複数のアルゴリズムの中から一つのアルゴ
    リズムを選択して焦点調節距離を決定することを特徴と
    する焦点調節装置。
  8. 【請求項8】 前記特性判別手段は、前記主被写体領域
    の特性判別を、主被写体領域の輪郭形状に応じて行うこ
    とを特徴とする請求項7記載の焦点調節装置。
  9. 【請求項9】 前記特性判別手段は、主被写体領域の特
    性判別を、主被写体領域の距離分布に応じてことを特徴
    とする請求項7記載の焦点調節装置。
  10. 【請求項10】 前記特性判別手段は、主被写体領域の
    距離分布と輪郭形状から被写体の実際の大きさを算出し
    て、主被写体領域の特性判別を、算出した大きさに応じ
    て行うことを特徴とする請求項7記載の焦点調節装置。
  11. 【請求項11】 画面内の距離分布を測定する距離分布
    測定手段と、該距離分布測定手段により得られた距離分
    布から主被写体が存在する領域を検出する主被写体領域
    検出手段と、前記距離分布測定手段により測定された、
    前記主被写体領域内の距離分布情報から一つの測光値を
    決定する測光値決定手段と、決定された測光値に基づき
    露出制御を行う露出制御手段とを有する露出制御装置に
    おいて、 前記主被写体領域の距離分布情報から一つの測光値を決
    定するためのアルゴリズムを予め複数記憶したアルゴリ
    ズム記憶手段と、前記主被写体領域検出手段により検出
    された主被写体領域の特性を判別する特性判別手段とを
    有し、前記測光値決定手段は、前記特性判別手段の判別
    結果に基づき、前記アルゴリズム記憶手段に記憶された
    複数のアルゴリズムの中から一つのアルゴリズムを選択
    して露出制御に用いる測光値を決定することを特徴とす
    る露出制御装置。
  12. 【請求項12】 前記特性判別手段は、主被写体領域の
    特性判別を、主被写体領域の輪郭形状に応じて行うこと
    を特徴とする請求項11記載の露出制御装置。
  13. 【請求項13】 前記特性判別手段は、主被写体領域の
    特性判別を、主被写体領域の距離分布に応じて行うこと
    を特徴とする請求項11記載の露出制御装置。
  14. 【請求項14】 前記特性判別手段は、主被写体領域の
    距離分布と輪郭から被写体の実際の大きさを算出して、
    主被写体領域の特性の判別を、算出した大きさに応じて
    行うことを特徴とする請求項11記載の露出制御装置。
  15. 【請求項15】 画面内の距離分布又はデフォーカス分
    布を測定する距離分布測定手段と、該距離分布測定手段
    により得られた距離分布から主被写体が存在する領域を
    検出する主被写体領域検出手段と、前記距離分布測定手
    段により測定された、前記主被写体領域内の距離分布情
    報から一つの焦点調節距離を決定する焦点調節距離決定
    手段と、決定された焦点調節距離に基づきレンズを駆動
    して焦点調節を行うレンズ駆動手段とを有するカメラに
    おいて、 前記焦点調節距離決定手段は、カメラの撮影時の設定状
    態に応じて、複数の焦点調節距離の決定アルゴリズムの
    中から一つのアルゴリズムを選択して焦点調節に用いる
    焦点調節距離を決定することを特徴とするカメラ。
  16. 【請求項16】 カメラの姿勢を検出する姿勢検出手段
    を有し、前記焦点調節距離決定手段は、前記姿勢検出手
    段の検出結果に応じて、複数の焦点調節距離の決定アル
    ゴリズムの中から一つのアルゴリズムを選択して焦点調
    節に用いる焦点調節距離を決定することを特徴とする請
    求項15記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 撮影モード設定手段と、現在の撮影モ
    ードを検出する撮影モード検出手段とを有し、前記焦点
    調節距離決定手段は、前記撮影モード検出手段の検出結
    果に応じて、複数の焦点調節距離の決定アルゴリズムの
    中から一つのアルゴリズムを選択して焦点調節に用いる
    焦点調節距離を決定することを特徴とする請求項15記
    載のカメラ。
  18. 【請求項18】 画面内の距離分布を測定する距離分布
    測定手段と、該距離分布測定手段により得られた距離分
    布から主被写体が存在する領域を検出する主被写体領域
    検出手段と、前記距離分布測定手段により測定された、
    前記主被写体領域内の距離分布情報から一つの測光値を
    決定する測光値決定手段と、決定された測光値に基づき
    露出制御を行う露出制御手段とを有するカメラにおい
    て、 前記測光値決定手段は、カメラの撮影時の設定状態に応
    じて、複数の測光値の決定アルゴリズムの中から一つの
    アルゴリズムを選択して露出制御に用いる測光値を決定
    することを特徴とするカメラ。
  19. 【請求項19】 カメラの姿勢を検出する姿勢検出手段
    を有し、前記測光値決定手段は、前記姿勢検出手段の検
    出結果に応じて、複数の測光値決定のアルゴリズムの中
    から一つのアルゴリズムを選択して露出制御に用いる測
    光値を決定することを特徴とする請求項18記載のカメ
    ラ。
  20. 【請求項20】 撮影モード設定手段と、現在の撮影モ
    ードを検出する撮影モード検出手段とを有し、前記測光
    値決定手段は、前記撮影モード検出手段の検出結果に応
    じて、複数の測光値決定のアルゴリズムの中から一つの
    アルゴリズムを選択して露出制御に用いる測光値を決定
    することを特徴とする請求項18記載のカメラ。
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