JP2000258683A - 焦点検出装置及び測距装置 - Google Patents

焦点検出装置及び測距装置

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JP2000258683A
JP2000258683A JP11062551A JP6255199A JP2000258683A JP 2000258683 A JP2000258683 A JP 2000258683A JP 11062551 A JP11062551 A JP 11062551A JP 6255199 A JP6255199 A JP 6255199A JP 2000258683 A JP2000258683 A JP 2000258683A
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    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • G02B7/346Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane using horizontal and vertical areas in the pupil plane, i.e. wide area autofocusing

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光学機器の使用姿勢によらず、主たる対象物
を捕捉した焦点検出点もしくは測距点を選択し、主たる
対象物に最適な焦点調節を行わせる。 【解決手段】 複数の焦点検出点にて得られるデフォー
カス量をパラメータとして、装置に対象物を基準に対象
物から所定範囲内に存在する全ての対象物を対象物グル
ープとする第1のグルーピング手段(#8,#9,#1
5〜#17)(1Gという)と、適用される光学機器の
姿勢に応じて、焦点検出点を、画面に対して主たる対象
物が存在する傾向が高い順にグループ化された第2のグ
ルーピング手段(#18)(2Gという)と、1Gによ
りグループ化された対象物グループと2Gによりグルー
プ化された焦点検出点グループを基に、主たる対象物を
捕捉していると推定される一つの焦点検出点を選択し、
焦点検出点にて得られたデフォーカス量を焦点調節の為
の情報として出力する情報出力手段(#19〜#21)
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面内に複数の焦
点検出点を有する焦点検出装置や複数の測距点を有する
測距装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、焦点検出装置のタイプとして、
撮影レンズの射出瞳を焦点検出系の光学系によって分割
し、各瞳領域を通過した光束が形成する2つの被写体像
を、光電変換素子列(例えばCCDセンサ列)で受光
し、その出力から撮影レンズの焦点状態を検出し、その
検出結果に基づいて撮影レンズを駆動するというような
方式が知られている。
【0003】ここで、従来知られている焦点検出の基本
方式について、図12を用いて簡単に説明する。
【0004】図12において、焦点検出されるべき撮影
レンズ81と光軸を同じくしてフィールドレンズ83が
配置される。その後方の光軸に関して対称な位置に2個
の二次結像レンズ84a,84bが配置される。さらに
その後方に光電変換素子列85a,85bが配置され
る。二次結像レンズ84a,84bの近傍には絞り86
a,86bが設けられている。フィールドレンズ83は
撮影レンズ81の射出瞳を2個の二次結像レンズ84
a,84bの瞳面にほぼ結像する。その結果、二次結像
レンズ84a,84bにそれぞれ入射する光束は、撮影
レンズ1の射出瞳面上において各二次結像レンズ84
a,84bに対応するお互いに重なり合うことのない等
面積の領域から射出されたものとなる。
【0005】フィールドレンズ83の近傍に形成された
空間像が二次結像レンズ84a,84bにより光電変換
素子列85a,85bの面上に再結像されると、光軸方
向の空中像位置の変位に基づいて光電変換素子列85
a,85b上の2像はその位置を変えることになる。従
って、光電変換素子列85a,85b上の2像の相対位
置の変位(ずれ)量を検出すれば、撮影レンズ81の焦
点状態を知ることができる。
【0006】前記光電変換素子列85a,85bより出
力される光電変換信号を処理する方法は公知であるの
で、その詳細は省略するが、概略的には、像信号を電気
的(仮想的)にずらしながら、なんらかの相関関数を演
算していく方法が用いられる。
【0007】このようにして相対位置変位を求め、撮影
レンズの焦点はずれ量、いわゆるデフォーカス量を検出
する。
【0008】上記の様なデフォーカス量を検出する検出
方法を用いた場合、一対のセンサは被写体空間の特定の
領域の輝度分布のみを抽出するため、その領域に輝度分
布を有しない被写体ではデフォーカス量を算出すること
ができない。
【0009】そこで、センサ対とそれに対応する焦点検
出光学系を複数用意して、複数の被写体領域の輝度分布
を抽出することによって、より多くの被写体に対して焦
点検出を可能とする方法が、これまで特公昭59−28
886号、特開昭62−212611号として提案され
ている。
【0010】この焦点検出が可能な小領域を焦点検出点
と称し、この焦点検出点をファインダ視野内において複
数設けることにより、多くの被写体に対応するようにし
ている。
【0011】焦点検出を行う複数の焦点検出点は、例え
ば、図13の600〜604で示されるように横方向に
配置(こでは5個具備されている例を示している)され
ており、これら複数の焦点検出点に対応する複数の焦点
検出機構から最終的なデフォーカス量を得る方法として
は、中央焦点検出点に重み付けをおいた近点優先アルゴ
リズムが良く知られている。
【0012】図14は中央焦点検出点に重み付けをおい
た自動焦点検出点選択アルゴリズムのフローチャートで
ある。なお、フローチャートでは、焦点検出点をAF点
と記している。
【0013】まず、ステップ#501において、5個の
中に焦点検出可能な焦点検出点があるか否かを判定し、
どの焦点検出点も焦点検出不能であればこのフローを終
了し、不図示のメインのルーチンにリターンする。一
方、焦点検出可能な焦点検出点があればステップ#50
2へ進み、ここでは焦点検出可能な焦点検出点が1つか
2つ以上かを判定する。この結果、1つであればステッ
プ#507へ進み、その1点をデフォーカス量を得る為
の焦点検出点とする。
【0014】また、焦点検出可能な焦点検出点が2つ以
上あればステップ#503へ進み、ここではこの中に中
央の焦点検出点があるか否かを調べ、なければ直ちにス
テップ#505へ進むが、あればステップ#504へ進
み、その中央焦点検出点での焦点情報が近距離か否かを
判定し、近距離であればステップ#505へ進む。
【0015】つまり、中央焦点検出点が焦点検出可能で
かつ近距離であるか、または中央焦点検出点が焦点検出
不能である場合はステップ#505へ進む。そして、こ
のステップ#505において、近距離焦点検出点の数が
遠距離焦点検出点の数よりも多いかどうかを調べ、多け
れば主被写体はかなり撮影者側にあるのでステップ#5
06へ進み、最近点の焦点検出点をデフォーカス量を得
る為の焦点検出点として選択する。一方、近距離焦点検
出点の数が少なければ主被写体は遠距離側にある場合で
あるのでステップ#510へ進み、被写界深度を考慮し
て遠距離焦点検出点の中での最近点をデフォーカス量を
得る為の焦点検出点として選択する。
【0016】また、上記ステップ#504において、中
央焦点検出点での焦点情報が遠距離であった場合はステ
ップ#508へ進み、ここでは遠距離焦点検出点の数が
近距離焦点検出点の数より多いかどうかを調べ、多けれ
ば主被写体は中央の焦点検出点を含む遠距離側にあると
してステップ#509へ進み、中央焦点検出点をデフォ
ーカス量を得る為の焦点検出点として選択する。また、
遠距離焦点検出点の数が少なければステップ#506へ
進み、前述と同様に最近点の焦点検出点をデフォーカス
量を得る為の焦点検出点として選択する。
【0017】以上のように、焦点検出可能な焦点検出点
があればその中から1つの焦点検出点をデフォーカス量
を得る為の焦点検出点として自動的に選択するように構
成されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の焦点検出点選択アルゴリズムは、横長である
カメラの撮影画面に対して横方向に複数の焦点検出点を
配置し、この焦点検出点から何れかの焦点検出点を選択
するのには有効であるが、多様な被写体に対応するため
に、横一列の焦点検出点の配置に加え、縦方向にも焦点
検出点を追加配置したカメラには一様には適用できない
という問題があった。
【0019】さらに、縦方向に焦点検出点を追加配置し
た場合においては、カメラを90度回転させた、いわゆ
る縦位置の構え方では、追加した焦点検出点は横方向に
なり、従来の横方向の焦点検出点は縦方向になるため、
縦位置の構えに即した焦点検出点選択アルゴリズムを備
えなければならないことになる。
【0020】(発明の目的)本発明の目的は、画面内の
二次元方向に複数の焦点検出点もしくは測距点を有する
ものにおいて、該装置が適用される光学機器の使用姿勢
によらず、主たる対象物を捕捉した焦点検出点もしくは
測距点を選択し、前記主たる対象物に最適な焦点調節を
行わせることのできる焦点検出装置及び測距装置を提供
しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1〜9記載の本発明は、画面内の二次元方向
に配置された複数の焦点検出点それぞれにおいてデフォ
ーカス量を検出するデフォーカス量検出手段と、前記複
数の焦点検出点にて得られる複数のデフォーカス量をパ
ラメータとして、該装置に最も近い位置に存在する対象
物を基準に該対象物から所定範囲内に存在する全ての対
象物を主たる対象物を含む対象物グループとする第1の
グルーピング手段と、該装置が適用される光学機器の姿
勢に応じて、前記複数の焦点検出点を、前記画面に対し
て主たる対象物が存在する傾向が高い順に優先度を付け
てグループ化する第2のグルーピング手段と、前記第1
のグルーピング手段によりグループ化された対象物グル
ープと前記第2のグルーピング手段によりグループ化さ
れた優先度付きの焦点検出点グループを基に、主たる対
象物を捕捉していると推定される少なくとも一つの焦点
検出点を選択し、該焦点検出点にて得られたデフォーカ
ス量を焦点調節の為の情報として出力する情報出力手段
とを有する焦点検出装置とするものである。
【0022】同じく上記目的を達成するために、請求項
10〜12記載の本発明は、画面内の二次元方向に配置
された複数の測距点それぞれにおいて対象物までの距離
を測定する距離測定手段と、前記複数の測距点にて得ら
れる複数の距離情報をパラメータとして、該装置に最も
近い位置に存在する対象物を基準に該対象物から所定距
離範囲内に存在する全ての対象物を主たる測距対象を含
む対象物グループとする第1のグルーピング手段と、該
装置が適用される光学機器の姿勢に応じて、前記複数の
測距点を、前記画面に対して主たる対象物が存在する傾
向が高い順に優先度を付けてグループ化する第2のグル
ーピング手段と、前記第1のグルーピング手段によりグ
ループ化された対象物グループと前記第2のグルーピン
グ手段によりグループ化された優先度付きの焦点検出点
グループを基に、主たる対象物を捕捉していると推定さ
れる少なくとも一つの測距点を選択し、該測距点にて得
られた距離情報を焦点調節の為の情報として出力する情
報出力手段とを有する測距装置とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図9は本発明の実施の一形
態に係る図であり、図1は本発明にかかる焦点検出装置
を具備した一眼レフカメラの光学配置図であり、図2は
ファインダ内における焦点検出点の配置を示す図であ
る。
【0024】図1において、1は撮影レンズであり、こ
こでは便宜上2枚のレンズ1a,1bで示したが、実際
は多数のレンズから構成されている。2は主ミラーであ
り、観察状態と撮影状態に応じて撮影光路へ斜設されあ
るいは退去される。3はサブミラーであり、主ミラー2
を透過した光束をカメラボディの下方ヘ向けて反射す
る。4はシャッタ、5は感光部材であり、銀塩フィルム
あるいはCCDやMOS型等の固体撮像繋子あるいはビ
ディコン等の撮像管よりなっている。
【0025】6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配
置されたフィールドレンズ6a,反射ミラー6b及び6
c,二次結像レンズ6d,絞り6e,周知のCCD等の
像信号蓄積型センサである複数の光電変換素子列からな
るラインセンサ6f等から構成されている周知の位相差
方式を採用している。この焦点検出装置6は、図2に示
すように、本実施の形態で採用した横方向の5つの焦点
検出点200〜204に加え、縦方向にも追加配置した
2つの焦点検出点205,206の、計7つの焦点検出
点において焦点検出可能なように構成されている。
【0026】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダ光路変更用のペンタプリズ
ムである。9,10は各々観察画面内の被写体輝度を測
定するための結像レンズと測光センサであり、結像レン
ズ9はペンタプリズム8内の反射光路を介してピント板
7と測光センサ10を共役に関係付けている。11はペ
ンタプリズム8の射出後方に配置されるファインダ視野
を拡大視する接眼レンズである。
【0027】上記主ミラー2,ピント板7,ペンタプリ
ズム8及び接眼レンズ11によってファインダ光学系が
構成されている。
【0028】23はファインダ視野領域を形成する視野
マスクである。24はファインダ視野外に撮影情報を表
示するためのファインダ内LCDであり、照明用LED
(F−LED)25によって照明され、LCD24を透
過した光が三角プリズム26によってファインダ内に導
かれ、図2のファインダ視野外に表示され、撮影者は各
種の撮影情報を知ることができる。27はカメラの縦位
置,横位置を検出するための姿勢センサであり、縦位置
の場合、後述のレリーズ釦41が地方向または天方向い
ずれに位置するかの姿勢も検出できる。
【0029】31は撮影レンズ1内に設けた絞り、32
は後述する絞り駆動回路111を含む絞り駆動装置、3
3はレンズ駆動用モータ、34は駆動ギヤ等から成るレ
ンズ駆動部材である。35はフォトカプラであり、前記
レンズ駆動部材34に連動するパルス板36の回転を検
知して焦点調節回路110に伝えており、該焦点調節回
路110は、この情報とカメラ側からのレンズ駆動量の
情報に基づいて前記レンズ駆動用モータ33を所定量駆
動させ、撮影レンズ1を合焦位置に移動させるようにな
っている。
【0030】37は撮影レンズ1の位置を検知し、カメ
ラから被写体までの距離情報を得る為に設けた距離情報
コード板であり、例えば至近位置から無限位置までを4
bit程度のコードパターンから成り、不図示のブラシ
接点を用いて合焦位置での被写体距離が検出できるよう
になっている。38は撮影レンズ1の焦点距離を検知す
る焦点距離情報コード板であり、不図示のブラシ接点を
用いてズーミングするレンズの動きに応じた焦点距離情
報が検出できるようになっている。37,38のいずれ
もレンズ焦点調節回路110に接続されている。39は
公知のカメラとレンズとのインターフェースとなるマウ
ント接点である。
【0031】図3(a),(b)は、上記の構成より成
る一眼レフカメラの上面と背面の概略図である。
【0032】図3において、41はレリーズ釦である。
42は外部モニタ表示装置としてのモニタ用LCDであ
り、予め決められたパターンを表示する固定セグメント
表示部42aと、可変数値表示用の7セグメント表示部
42bとから成っている。44は撮影モード等の選択を
行うためのモードダイヤルである。45は他の操作部材
及びモードと組み合わせることによって、種々の設定値
を設定するための回転式電子ダイヤルである。46は画
面内の複数の焦点検出点200〜206のいずれを用い
て焦点検出を行うかを選択する為の焦点検出点選択釦で
あり、この動作については後で詳細に説明する。また、
図3に記載されているその他の操作部材は本発明と特に
関係しない為、その説明は省略する。
【0033】図4は上記構成の一眼レフカメラに内蔵さ
れた電気的構成を示すブロック図であり、図1等と同一
のものは同じ符号を付してある。
【0034】図4において、カメラ本体に内蔵されたマ
イクロコンピュータの中央処理装置(以下、CPUと記
す)100には、測光回路102,自動焦点検出回路1
03,信号入力回路104,LCD駆動回路105,L
ED駆動回路106,シャッタ制御回路108,モータ
制御回路109が接続されている。また、撮影レンズ1
内に配置された焦点調節回路110,絞り駆動回路11
1とは、図1で示したマウント接点39を介して信号の
伝達がなされる。このCPU100に付随したEEPR
OM100aは、記憶手段として撮影者が任意に設定す
る情報の記憶機能を有している。
【0035】前記測光回路102は、測光センサ10か
らの信号を増幅後、対数圧縮A/D変換し、各センサの
輝度情報としてCPU100に送信する。ラインセンサ
6fは、前述の図2に示すように、画面内の7つの焦点
検出点200〜206に対応した7組のラインセンサC
CD−L2,CCD−L1,CCD−C,CCD−R
1,CCD−R2,CCD−U,CCD−Dから構成さ
れる公知のCCDラインセンサである。
【0036】SW−1はレリーズ釦41の第1ストロー
クでONし、測光,AF等を開始させる為のスイッチ、
SW−2はレリーズ釦41の第2ストロークでONする
レリーズスイッチである。SW−AEL,SW−AFS
ELは各々AEロック釦43,焦点検出点選択釦46が
押された時にONするスイッチである。
【0037】図5(a)は、図3に示したモニタ用LC
D42の全表示セグメントの内容を示したものであり、
図5(b)は、ファインダ内LCD24の全表示セグメ
ントの内容を示したものである。
【0038】図5(a)において、固定セグメント表示
部42aには、公知の撮影モード表示が設けられてい
る。可変数値表示用の7セグメント表示部42bは、シ
ャッタ秒時を表示する4桁の7セグメント部,絞り値を
表示する2桁7セグメント部と小数点部,フィルム枚数
を表示する限定数値表示セグメント部と1桁の7セグメ
ント部で構成されている。42cは図2の焦点検出点2
00〜206に対応した選択焦点検出点表示部であり、
本実施の形態の特徴となる部分であるので後で詳細に説
明する。
【0039】図5(b)において、固定セグメント表示
部24aには、公知の撮影モード表示が設けられてお
り、可変数値表示部24bには42aの一部と同等の表
示を行う。選択焦点検出点表示部24cは42cと同じ
表示を行っており、合わせて後で詳細に説明する。24
dは、ある焦点検出点において合焦した場合に点灯する
合焦確認表示部である。
【0040】次に、図6を用いて、本実施の形態におけ
る複数の焦点検出点から、実際に撮影レンズの焦点調節
動作を行うために用いられる焦点検出点を選択する場合
について説明する。
【0041】図6(a)〜(h)は、選択焦点検出点表
示部42cの表示状態を表したものであり、ファインダ
内LCD24の選択焦点検出点表示部24cも同じ表示
状態を示す。
【0042】図6(a)〜(h)は、焦点検出点選択釦
46を押しながら、電子ダイヤル45を時計方向に1ク
リック回転させる毎に、(a)→(b)→…→(h)と
変化し、さらにもう1クリック回転させることで(a)
に戻り、サイクリックに表示を行う。また反時計方向に
電子ダイヤル45を回転させたときには、図6の矢印と
は正反対の順に表示を行う。
【0043】図6(a)の表示状態において、他の操作
部材の操作に移行すると、カメラが7つの焦点検出点2
00〜206より撮影レンズの焦点調節動作を行うため
の焦点検出点を自動的に選択する、焦点検出点自動選択
モードに設定される。この焦点検出点自動選択モードに
おける、自動選択アルゴリズムが本実施の形態の中心と
なるので、後で詳細に説明する。
【0044】図6(b)〜(h)は、7つの焦点検出点
から撮影レンズの焦点調節動作を行うための焦点検出点
を、撮影者が予めある1つの焦点検出点に限定しておく
ための、焦点検出点手動選択モードにおける表示状態を
表す。例えば、図6(b)は焦点検出点200に限定し
たものであり、(c)は焦点検出点201に限定したも
のである。
【0045】この焦点検出点手動選択モードによる焦点
検出点選択は、焦点検出点を1点に絞っているために焦
点検出時間が短くなり、合焦スピードのアップが図れる
と同時に、被写体がファインダ視野に対して一定の位置
関係に固定されている場合においては、撮影者の意図す
る主被写体に正確にピント合わせを行うことができると
いった効果がある。
【0046】逆に焦点検出点が1点しか存在しないため
に、被写体が動いたり、構図を少し変えただけで主被写
体を焦点検出点から外してしまい、焦点検出が不可能と
なる欠点がある。さらに手動にて焦点検出点を切換える
のは手間がかかり、シャッタチャンスを逃す恐れもあ
る。
【0047】そこで、撮影シーンに応じて7つの焦点検
出点から任意の1つの焦点検出点を自動的に選択する、
焦点検出点自動選択モードが有効となる。
【0048】図7及び図8は、図6(a)の表示状態に
おいて撮影を行う焦点検出点自動選択モードに設定され
た場合の、自動選択アルゴリズムを示すフローチャート
である。
【0049】ここでの自動選択アルゴリズムは、撮影モ
ードにおいて撮影者が被写体に対してカメラを構え、レ
リーズ釦41の第1ストロークによってONされるスイ
ッチSW−1をONしたときに開始される。
【0050】また、このフローにおいて「ライン」と
は、前述したようにそれぞれの焦点検出点に対応した焦
点検出光学系における、光電変換素子列からなるライン
センサを指す。実際の焦点検出はこのラインセンサの出
力によって行われるので、各焦点検出点に対応した7つ
のラインを基準に述べる。
【0051】スイッチSW−1がONされると、7つの
ラインセンサによって焦点検出が行われる。このときそ
れぞれの焦点検出点に対応した被写体領域の輝度分布が
抽出され、被写体領域に輝度分布がない場合、そのライ
ン出力はエラーとなる。そして、輝度分布の抽出に成
功、すなわち焦点検出に成功したライン数がカウントさ
れる。
【0052】この様な状況下において、まずステップ#
1においては、焦点検出成功ラインが1ラインのみで、
残り6ラインで出力エラーとなったか否かを判定し、そ
うであればステップ#2へ進み、撮影レンズの焦点調節
動作を行うための焦点検出点として、このラインに対応
した焦点検出点を決定する。
【0053】また、ステップ#2において、複数のライ
ンで焦点検出に成功したと判定した場合はステップ#3
へ移行し、ここではこの複数の焦点検出成功ラインの中
で検出されたデフォーカス量から、カメラから被写体の
距離が最も近いと認識した検出ラインをラインAと名付
ける。そして、次のステップ#4において、ラインAか
らカメラに対して無限遠側の中デフォーカス範囲内に焦
点検出成功ラインが存在するか確認する。
【0054】ここで、中デフォーカス範囲とは、予定結
像面5の近傍において、光軸方向にピントのずれ量換算
でa(mm)のデフォーカス量を表す。すなわち、撮影
レンズ1の焦点距離をf(mm)、予定結像面5からカ
メラに最も近い被写体までの距離をL(mm)とする
と、カメラに最も近い被写体から無限遠側に略{(L−
f)2 /f2 }×a(mm)の範囲内に存在する被写体
のグルーピングを目的とする。本実施の形態では、a=
2(mm)とした。例えば焦点距離50(mm)の撮影
レンズ1を装着しているときに、カメラに最も近い被写
体が結像面から 2.55 (m)の位置に存在すると、その
位置から無限遠方向に5(m)の範囲において被写体の
グルーピングを行うことになる。
【0055】この中デフォーカス範囲内に焦点検出成功
ラインが存在すればステップ#5へ進み、存在するこれ
ら全てのラインをラインBと名付ける。そして、次のス
テップ#6において、ラインBのうちカメラから最も遠
い被写体を捉えたラインからさらに、小デフォーカス範
囲内に焦点検出ラインが存在するか確認する。このとき
の小デフォーカス範囲とは、予定結像面5の近傍におい
て、光軸方向にピントのずれ量換算で、b(mm)のデ
フォーカス量を表す。但し、a>bである。小デフォー
カス範囲内に焦点検出成功ラインが存在すればステップ
#7へ進み、それらをラインCと名付ける。すなわち、
カメラから最も近い被写体に対し、中デフォーカス範囲
内に被写体が存在する場合には、グルーピングの範囲を
もう少し広げることを意図する。本実施の形態では、b
= 0.2(mm)とした。そして、ラインCが存在した場
合にはステップ#8へ進み、ラインA,ラインB,ライ
ンCを主被写体グループとする。
【0056】また、上記ステップ#6にて小デフォーカ
ス範囲内に焦点検出ラインが存在しなかった場合、すな
わちラインCが存在しない場合には、ステップ#9へ進
み、ここではラインA,ラインBを主被写体グループと
する。
【0057】また、上記ステップ#4において、中デフ
ォーカス範囲内に焦点検出成功ラインが存在しない場合
にはステップ#10へ進み、ラインAをラインOと名前
を付け直し、2番目にカメラから近い被写体を捉えた焦
点検出成功ラインをラインAとする。続くステップ#1
1においては、上記ステップ#4と同様に、ラインAか
らカメラに対して無限遠側の中デフォーカス範囲内に焦
点検出成功ラインが存在するか確認する。存在すればス
テップ#12へ進み、それらのラインを全てラインBと
名付け、ステップ#13へ進む。
【0058】ステップ#13においては、上記ステップ
#6と同様に、ラインBのうちカメラから最も遠い被写
体を捉えたラインからさらに小デフォーカス範囲内に焦
点検出ラインが存在するか確認する。存在すればステッ
プ#14へ進み、それら全てのラインをラインCと名付
ける。そして、次のステップ#15において、ライン
O,ラインA,ラインB,ラインCを主被写体グループ
とする。また、前記ステップ#13にて小デフォーカス
範囲内に焦点検出成功ラインが存在しないと判定した場
合にはステップ#16へ進み、ラインO,ラインA,ラ
インBを主被写体グループとする。
【0059】また、上記ステップ#11において、中デ
フォーカス範囲内に焦点検出成功ラインが存在しない場
合にはステップ#17へ進み、ここではラインO,ライ
ンAを主被写体グループとする。
【0060】以上のように、カメラから最も近い被写体
を基準に主被写体グループを定義する。
【0061】ここで、図9〜図11を用いて焦点検出点
優先度について説明する。
【0062】図9は、図1の姿勢センサ27によって、
カメラが横位置に構えられていると判断された場合の説
明図である。
【0063】焦点検出点200〜206の7つのうち、
カメラ横位置に対して上部に存在する焦点検出点200
〜205をグループとする焦点検出点グループ250を
「優先度1」とする。残りの焦点検出点である焦点検出
点206を唯一の要素とする焦点検出点グループ251
を「優先度2」とする。
【0064】図10は、姿勢センサ27によって、カメ
ラがレリーズ釦41を地面側にした縦位置に構えられて
いると判定された場合の説明図である。
【0065】このとき天方向に位置する焦点検出点20
0,201を要素とする焦点検出点グループを252と
し、これを「優先度1」とする。次に、焦点検出点20
2,205,206を要素とする焦点検出点グループを
253とし、これを「優先度2」とする。さらに地方向
に位置する焦点検出点203,204を要素とする焦点
検出点グループを254とし、これを「優先度3」とす
る。
【0066】図11は、同じ縦位置の構えでも、図10
とは180度回転した状態での説明図である。
【0067】この場合、焦点検出点203,204が天
方向に位置し、これらを要素とする焦点検出点グループ
を255とし、これを「優先度1」とする。同様に焦点
検出点202,205,206を焦点検出点グループ2
56とし、これを「優先度2」とする。さらにさらに地
方向に位置する焦点検出点200,201を要素とする
焦点検出点グループを254とし、これを「優先度3」
とする。
【0068】これらの優先度とは、カメラの被写体の傾
向として、主被写体がファインダ視野内に対してどの位
置に存在する可能性が高いかを考慮して与えられるもの
であり、「優先度1>優先度2>優先度3」の順に主被
写体が存在する可能性が高いものとする。したがって、
優先度が高いとは、優先度3より優先度2、優先度2よ
り優先度1を意味する。
【0069】再び図8に戻り、ステップ#18において
は、主被写体グループのラインのうち、優先度の最も高
い焦点検出点グループに対応する、焦点検出ラインを抽
出する。次のステップ#19においては、抽出ラインが
複数かどうかを判定し、もし1ラインであるならばステ
ップ#21へ進み、そのラインに対応する焦点検出点に
おいて撮影レンズの焦点調節動作を行うことを決定す
る。また、上記ステップ#19において複数のラインが
抽出されたと判定されるとステップ#20へ進み、それ
ら複数のラインのうち最もカメラに近い被写体を検出し
たラインを選択し、そのラインに対応する焦点検出点に
おいて撮影レンズの焦点調節動作を行うことを決定す
る。
【0070】以上のアルゴリズムにより、複数存在する
焦点検出点から主被写体が存在すると思われる焦点検出
点を抽出し、その焦点検出点において撮影レンズの焦点
調節動作が行われることとなる。焦点検出点が選択され
てからの撮影動作は公知であるので、ここでは省略す
る。
【0071】以上の実施の形態によれば、横方向に一列
に配置された焦点検出点に加え、縦方向にも配置された
焦点検出点から、主被写体を捕捉していると思われる焦
点検出点を抽出するために、カメラに対して最も近い位
置に存在する近接被写体を基準に、該近接被写体から無
限遠側に、撮影レンズの焦点距離および該近接被写体の
カメラからの距離によって可変である距離範囲内にのみ
存在する全ての被写体を少なくとも一つの被写体グルー
プと捉え、さらにカメラの姿勢に応じて、ファインダ視
野に対し主被写体が存在する傾向が高い順に複数の焦点
検出点を複数の焦点検出点グループにグループ化し、そ
れぞれの焦点検出点グループに優先度を設定し、前記被
写体グループと前記焦点検出点グループ優先度によっ
て、主被写体を捕捉していると思われる焦点検出点の抽
出を行うようにしている。
【0072】つまり、複数存在する焦点検出点に対応し
た被写体を、デフォーカス量をパラメータとして、カメ
ラに最も近い位置に存在する近接被写体を基準にグルー
ピングを行い、さらにカメラの姿勢に応じて、ファイン
ダ視野に対して主被写体が存在する可能性が高い位置に
優先度の順位を設定することで、主被写体が存在する可
能性が最も高いと思われる焦点検出点を選択するアルゴ
リズムを構築している。よって、従来の単なる近接被写
体優先や中央焦点検出点優先では成し得なかった、横一
列に加え、縦方向にも焦点検出点を追加配置した構成の
焦点検出装置をカメラに適用しても、主被写体の捕捉率
を実現することが可能となった。
【0073】また、上記のようなアルゴリズムにするこ
とにより、カメラが縦位置に構えられた際に則した自動
選択アルゴリズムと、横位置に構えられた際に則した自
動選択アルゴリズムを別々に備えるといった必要がなく
なる。
【0074】(変形例)本実施の形態での優先度の設定
は、被写体の傾向に即して焦点検出点グループの要素を
変更しても良い。また、中デフォーカス範囲でのa(m
m)、小デフォーカス範囲でのb(mm)は、本実施の
形態では固定値としたが、撮影レンズの焦点距離等に応
じて柔軟に変更できるようにしても良い。
【0075】また、本実施の形態では、焦点検出点は7
つに限定したが、焦点検出点数は任意に変更できるのは
言うまでもない。
【0076】また、上記実施の形態では、カメラに適用
した場合を例にしているが、これに限定されるものでは
なく、焦点検出機能を具備した携帯機器であれば同様に
適用できるものである。
【0077】さらに、デフォーカス量を検出する焦点検
出点を複数ファインダ内に具備したカメラを例にしてい
るが、カメラから被写体までの距離を測定する為の測距
点を複数有するカメラ、及びその他の焦点検出機能を具
備した携帯機器であれば同様に適用できるものである。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜9記載
の本発明によれば、画面内の二次元方向に複数の焦点検
出点を有するものにおいて、該装置が適用される光学機
器の使用姿勢によらず、複数の中より主たる対象物を捕
捉した焦点検出点を選択し、前記主たる対象物に最適な
焦点調節を行わせることができる焦点検出装置を提供で
きるものである。
【0079】また、請求項10〜12記載の本発明によ
れば、画面内の二次元方向に複数の測距点を有するもの
において、該装置が適用される光学機器の使用姿勢によ
らず、複数の中より主たる対象物を捕捉した測距点を選
択し、前記主たる対象物に最適な焦点調節を行わせるこ
とができる測距装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る一眼レフカメラの
光学配置図である。
【図2】図1の一眼レフカメラのファインダ内における
焦点検出点野は位置を示す図である。
【図3】図1の一眼レフカメラの上面及び背面を示す外
観図である。
【図4】図1の一眼レフカメラの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図3のモニタ用LCDの全セグメントを示す図
である。
【図6】図3のモニタ用LCDの一部の表示状態の説明
する為の図である。
【図7】図1の一眼レフカメラにおける焦点検出点自動
選択アルゴリズムの一部を示すフローチャートである。
【図8】図7の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施の一形態において焦点検出点のグ
ループ分けに関する第1の例を説明する為の図である。
【図10】本発明の実施の一形態において焦点検出点の
グループ分けに関する第2の例を説明する為の図であ
る。
【図11】本発明の実施の一形態において焦点検出点の
グループ分けに関する第3の例を説明する為の図であ
る。
【図12】一般的な二次結像方式の焦点検出装置の光学
系を説明する為の図である。
【図13】従来のカメラのファインダ視野例を示す図で
ある。
【図14】従来の焦点検出点自動選択アルゴリズムを示
すフローチャートである。
【符号の説明】 1 撮影レンズ 6 焦点検出装置 6f イメージセンサ 10 測光センサ 24 ファインダ内LCD 27 姿勢センサ 46 焦点検出点選択釦 100 CPU 103 焦点検出回路 105 LCD駆動回路 110 焦点調節回路 200〜206 焦点検出点

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内の二次元方向に配置された複数の
    焦点検出点それぞれにおいてデフォーカス量を検出する
    デフォーカス量検出手段と、前記複数の焦点検出点にて
    得られる複数のデフォーカス量をパラメータとして、該
    装置に最も近い位置に存在する対象物を基準に該対象物
    から所定範囲内に存在する全ての対象物を主たる対象物
    を含む対象物グループとする第1のグルーピング手段
    と、該装置が適用される光学機器の姿勢に応じて、前記
    複数の焦点検出点を、前記画面に対して主たる対象物が
    存在する傾向が高い順に優先度を付けてグループ化する
    第2のグルーピング手段と、前記第1のグルーピング手
    段によりグループ化された対象物グループと前記第2の
    グルーピング手段によりグループ化された優先度付きの
    焦点検出点グループを基に、主たる対象物を捕捉してい
    ると推定される少なくとも一つの焦点検出点を選択し、
    該焦点検出点にて得られたデフォーカス量を焦点調節の
    為の情報として出力する情報出力手段とを有することを
    特徴とする焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のグルーピング手段は、前記複
    数の焦点検出点にて得られる複数のデフォーカス量をパ
    ラメータとして、該装置に最も近い位置に存在する対象
    物を基準に、該近接対象物から無限遠側に、前記光学系
    の焦点距離および該近接対象物までの距離によって可変
    である所定のデフォーカス範囲内にのみ存在する全ての
    対象物を主たる対象物を含む対象物グループとすること
    を特徴とする請求項1記載の焦点検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のグルーピング手段は、該装置
    が適用される光学機器が横位置に構えられた場合と縦位
    置に構えられた場合それぞれに応じて、複数の焦点検出
    点を複数のグループに分類し、該複数の各焦点検出点グ
    ループに対し主たる対象物の存在する傾向に合わせて優
    先度を付けることを特徴とする請求項1又は2記載の焦
    点検出装置。
  4. 【請求項4】 該装置が適用される前記光学機器はカメ
    ラであり、前記第1のグルーピング手段は、前記カメラ
    の予定結像面近傍において光軸方向のピントずれ量換算
    で一定値としたデフォーカス量範囲であるグルーピング
    デフォーカス量を設定し、各焦点検出点で捕捉した被写
    体から検出されるデフォーカス量が前記グルーピングデ
    フォーカス量の範囲内に存在する全ての被写体を主被写
    体を含む被写体グループとすることを特徴とする請求項
    1又は2記載の焦点検出装置。
  5. 【請求項5】 前記グルーピングデフォーカス量は、第
    1と第2の設定値に基づいて設定されるものであり、前
    記第1の設定値範囲内に複数の被写体が存在する場合に
    は、該第1の設定値より小さな設定値である前記第2の
    設定値範囲を付け加えることにより、前記主被写体グル
    ープの存在範囲を拡大したグルーピングデフォーカス量
    に設定されることを特徴とする請求項4の焦点検出装
    置。
  6. 【請求項6】 該装置が適用される前記光学機器はカメ
    ラであり、前記第2のグルーピング手段は、前記カメラ
    が横位置に構えられた場合もしくは縦位置に構えられた
    場合のいずれにおいても、天方向に位置する焦点検出点
    グループの優先度を高くすることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の焦点検出装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のグルーピング手段は、前記カ
    メラが横位置に構えられた場合もしくは縦位置に構えら
    れた場合のいずれにおいても、地方向に位置する焦点検
    出点グループの優先度を低くすることを特徴とする請求
    項6記載の焦点検出装置。
  8. 【請求項8】 前記焦点検出点グループは、少なくとも
    一つの焦点検出点より成ることを特徴とした請求項1〜
    7に記載のいずれかに記載の焦点検出装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のグルーピング手段により優先
    度が付けられる焦点検出点グループは、二つ以上存在す
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の焦
    点検出装置。
  10. 【請求項10】 画面内の二次元方向に配置された複数
    の測距点それぞれにおいて対象物までの距離を測定する
    距離測定手段と、前記複数の測距点にて得られる複数の
    距離情報をパラメータとして、該装置に最も近い位置に
    存在する対象物を基準に該対象物から所定距離範囲内に
    存在する全ての対象物を主たる測距対象を含む対象物グ
    ループとする第1のグルーピング手段と、該装置が適用
    される光学機器の姿勢に応じて、前記複数の測距点を、
    前記画面に対して主たる対象物が存在する傾向が高い順
    に優先度を付けてグループ化する第2のグルーピング手
    段と、前記第1のグルーピング手段によりグループ化さ
    れた対象物グループと前記第2のグルーピング手段によ
    りグループ化された優先度付きの焦点検出点グループを
    基に、主たる対象物を捕捉していると推定される少なく
    とも一つの測距点を選択し、該測距点にて得られた距離
    情報を焦点調節の為の情報として出力する情報出力手段
    とを有することを特徴とする測距装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のグルーピング手段は、前記
    複数の測距点にて得られる複数の距離情報をパラメータ
    として、該装置に最も近い位置に存在する対象物を基準
    に、該近接対象物から無限遠側に、前記光学系の焦点距
    離および該近接対象物までの距離によって可変である距
    離範囲内にのみ存在する全ての対象物を主たる対象物グ
    ループとすることを特徴とする請求項10記載の測距装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第2のグルーピング手段は、該装
    置が適用される光学機器が横位置に構えられた場合と縦
    位置に構えられた場合それぞれに応じて、複数の測距点
    を複数のグループに分類し、該複数の各測距グループに
    対し主たる対象物の存在する傾向に合わせて優先度を付
    けることを特徴とする請求項10又は11記載の測距装
    置。
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