JP3335419B2 - カメラの測距装置 - Google Patents

カメラの測距装置

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JP3335419B2
JP3335419B2 JP12278793A JP12278793A JP3335419B2 JP 3335419 B2 JP3335419 B2 JP 3335419B2 JP 12278793 A JP12278793 A JP 12278793A JP 12278793 A JP12278793 A JP 12278793A JP 3335419 B2 JP3335419 B2 JP 3335419B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影画面内の複数の対
象物までの測距を行うカメラの測距装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影画面の複数の点について被写
体距離を測距する、いわゆる多点測距装置がある。例え
ば特開昭60−60511号公報に記載されるような、
各測距エリアの被写体距離情報の中から単純に一番近い
距離情報を選択し、その距離にピントを合わせるように
した測距装置が提案されている。
【0003】また、USP.4,943,824号に記
載されるような撮影画面内での被写体の大きさを検出
し、撮影画面内に占める被写体の大きさにより主要被写
体を検知するようにした測距装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の測距装置では、各測距エリアの被写体の中の最も近い
被写体を主被写体と特定したり、撮影画面内に占める被
写体の大きさにより主被写体を検知する方式である。
【0005】前者の最至近の被写体を主被写体とする方
式の場合、主被写体より近い位置に他の被写体が存在す
ると、撮影者の意図したものとは別の被写体にピントが
合ってしまうことがある。
【0006】さらに後者の被写体の大きさで主被写体と
する方式の場合は、主被写体の距離により撮影画面内に
占める大きさが変わるので、主被写体を正しく判定でき
なかったり、焦点距離可変のカメラでは焦点距離を加味
する必要があった。
【0007】そこで本発明は、測距した複数の測距ポイ
ントの距離データをグループ分けし、予め定めた所定の
大きさで主被写体と判定するカメラの測距装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数のポイントに向けて光を投射する投光
手段と、前記複数のポイントからの反射光を受光する受
光手段と、この受光手段の出力を用いて前記複数のポイ
ント上の対象物までの距離を演算する演算手段と、前記
複数のポイントを位置及び距離データの分布に基づい
て、グループ分けするグループ分け手段と、前記分けら
れた夫々のグループの大きさを判定する判定手段と、前
記夫々のグループの大きさを、所定距離よりも対象物が
近い場合は第1の大きさと比較し、所定距離よりも遠い
場合は第2の大きさと比較して、主要なグループを特定
し、該グループまでの距離を撮影光学系の合焦用距離デ
ータとして選択する選択手段とを具え、撮影光学系の焦
点距離に応じて上記所定距離を変更するカメラの測距装
置を提供する。
【0009】
【作用】以上のような構成のカメラの測距装置は、複数
のポイントに向けて光を投光し、それらのポイントから
の反射光を受光して、出力された電流値に基づいて被写
体対象物までの距離を距離データとして演算する。得ら
れた距離データの分布に基づいて、複数のポイントがグ
ループ分けされ、それらのグループの大きさを、所定距
離よりも対象物が近い場合は第1の大きさと比較し、所
定距離よりも遠い場合は第2の大きさと比較して、主要
なグループを特定し、このグループまでの距離を撮影光
学系の合焦用距離データとして、ピント合わせが行われ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には、本発明による第1実施例として
のカメラの測距装置の構成を示し説明する。このカメラ
の測距装置の測距方式は、基本的にアクティブ三角測距
であり、公知の技術であるため、ここでは詳細な説明は
省略する。
【0011】まず、この測距装置の投光部において、中
央処理装置(CPU)1からの命令によりIREDドラ
イバ2はIRED3を発光させる。IRED3から照射
された信号光は投光スキャン用ミラー4で反射され、投
光レンズ5を通して図示しない被写体に照射される。こ
のようにして1つの測距ポイントへの投光が終了した
ら、CPU1の命令によりモータドライバ6は投光スキ
ャン用モータ7を駆動し、スキャン用ミラー4を次の測
距ポイントに向けて信号光を反射する位置に回転させ
る。
【0012】このようにして、各測距ポイントへ信号光
を順次投光する。なお、ここでは投光用スキャン用ミラ
ー4をモータ7で回転させているが、ミラーの回転は電
磁石による駆動など、ミラーの位置制御ができる方式で
あればよい。
【0013】次に受光部において、前記被写体からの反
射光を受光レンズ8を通してPSD9で受光する。PS
D9より出力された電流値に基づき、比データ演算回路
10で距離データを演算し、この距離データはA/D変
換回路11でA/D変換されCPU1に送られる。そし
て、CPU1に送られた距離データは、CPU1内のグ
ループ分け部12により、隣接する測距ポイントの測距
離データの差の大きさによりグループ分けされ、それら
のグループの中から人幅検出部13で人物の幅に近いグ
ループが選択され、そのグループの距離データを基に、
CPU1はAFレンズ駆動用モータドライバ14を動作
させ、図示しない撮影レンズ系のピントを合わせる。
【0014】以上のように本実施例のカメラの測距装置
は、例えば、図2(a)に示すような構図で測距を行っ
た場合、図2(b)に示すグループBの距離データによ
りピント合わせを行い、撮影者の意図する被写体、特に
人物についてピントを合わせることができる。
【0015】次に、図3乃至図5に示すフローチャート
により、このように構成された測距装置のCPU1内の
処理について説明する。図3は、この測距装置のメイン
フローチャートであり、まず、前述したスキャン測距を
行い、測距データをCPU1内に取り込む(ステップS
1)。そしてCPU1内に取り込んだ測距データをグル
ープ分けする(ステップS2)。このグループ分けは、
隣り合う測距ポイントのデータを比較し、その差が所定
値以内であれば同じグループとする。
【0016】次に、分けられたグループ毎にグループを
構成する距離データの平均を求め、その平均値をそれぞ
れのグループが示す被写体までの距離とする(ステップ
S3)。そして、測距ポイントの中央を含むグループの
距離データが最至近データであるか判定し(ステップS
4)、最至近データであれば(YES)、そのグループ
を主被写体としてピント合わせを行い(ステップS
5)、最至近データでなければ(NO)、グループの距
離データとグループを構成する測距ポイント数により人
幅検知を行う(ステップS6)。
【0017】そして、前記人幅検知により人物らしいグ
ループがあるか判別し(ステップS7)、人物らしいグ
ループがあれば(YES)、そのグループを主被写体と
してピント合わせを行う(ステップS8)。しかし人物
らしいグループがなければ(NO)、測距ポイントの中
央を含むグループ、を主被写体としてピント合わせを行
う(ステップS9)。このように測距ポイントの中央に
ピントを合わせるのは、通常、風景写真等や人物以外の
被写体を撮影する場合に、主被写体は中央にある場合が
多いためである。
【0018】次に図4に示すフローチャートを参照して
グループ分けのサブルーチンについて説明する。ここ
で、フローチャートでは、iは測距ポイント番号,jは
グループ番号、kはグループを構成する測距ポイント数
を示すものとする。また、Gjkはグループ番号、jは
構成ポイント数kのグループ番号、Liはi番目の測距
ポイントの測距データ、Lは隣り合う測距ポイントの測
距データの差と比較する所定値とする。
【0019】まず、グループ分けを行うにあたって、
i、j、kを“0”に設定する(ステップS11,S1
2,S13)。そして、隣り合う測距ポイントの測距デ
ータの差の絶対値|Li ーLi+1 |<Lを比較し(ステ
ップS14)、差の絶対値が所定値Lよりも小さければ
(YES)、LiをGjkに格納し(ステップS1
5)、kをインクリメントする(ステップS16)。
【0020】しかしステップS14の|Li ーLi+1
<Lで、差の絶対値が所定値Lよりも大きければ(N
O)、jをインクリメントし(ステップS17)、kを
“0”に設定して、グループGjkを次のグループに設
定する(ステップS18)。
【0021】以上、2通りのいずれかの処理の後、iを
インクリメントし次の測距ポイントに移り(ステップS
19)、以上の処理を全ての測距ポイントが終了するま
でくり返し(ステップS20)、終了したならば(YE
S)、図3に示したステップS3に移行する。
【0022】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、人幅検知のザブルーチンについて説明する。このフ
ローチャートで、mは人物を示すグループ番号を格納す
るレジスタ番号、jはグループ番号、Ljはグループの
平均距離の逆数、kjはグループ番号、jの測距ポイン
ト数、njはLjで図6に示すようなテーブルにてテー
ブル参照されるグループ内測距ポイント数(人幅を示
す)をしめすものとする。また、Nはグループの幅と人
物との差の絶対値と比較する所定値、Mmは人物を示し
ていると判定したグループ番号jを格納するレジスタで
ある。
【0023】人幅検知において、まず、j、mを“0”
に設定する(ステップS21,S22)。そして、図6
に示すようなテーブルを参照して、人物の幅を示すポイ
ント数をnjにセットする(ステップS23)。そし
て、kjとnjとの差の絶対値|kj −nj |をとり、
|kj −nj |<Nを比較し、差の絶対値が所定値Nよ
り小さければ(YES)、mをインクリメントし(ステ
ップS25)、グループ番号jをレジスタMmに格納し
(ステップS26)、次へ移行する。しかしステップS
24の判定で、差の絶対値が所定値Nより大きければ
(NO)、jをインクリメントし、全グループについて
処理が終了したか判定し(ステップS28)、終了して
いなければ(NO)、ステップS23へ戻り、処理をく
り返し行い、全グループについて処理が終了したならば
(YES)、リターンして、図3のステップS7に移行
する。
【0024】次に本発明による第2実施例としてのカメ
ラの測距装置について説明する。ここで第2実施例の構
成は、第1実施例と同じ構成であるものであり、CPU
による処理が異なっている。
【0025】前述した第1実施例では測距視野内に人物
が1人だけ存在する場合には有効であるが、実際の撮影
では図7(a),(b)に示すような構図で撮影する場
合が多い。即ち、第1実施例では図7(a)に示すよう
な構図の場合は、複数存在する人物の中でどの人物にピ
ント合わせればよいかの判定ができない。また図7
(b)に示すような2人の人物が隣接して、中央の測距
ポイントを含まない位置に存在している場合には、2人
の人物の幅は、人物として判定される幅よりも大きく他
の1つの被写体と判定され、結果的に風景写真等の人物
の存在しない撮影であると判定される。従って画面中央
にピントが合わされ、2人の人物にはピントが合わせる
られていない。
【0026】第2実施例では、このような場合でも、主
被写体にピントが合うようにした実施例である。図8に
示すフローチャートにより第2実施例のカメラの測距装
置の動作について説明する。ここで、この測距装置の動
作は、ステップS31〜ステップS36までは、第1実
施例と同様の処理を行であり、説明を省略する。
【0027】そしてステップS37で人間の幅に近いグ
ループがあるか判定し(ステップS37)、人物の幅に
近いグループが存在しない場合(NO)、人物の幅の定
数倍のグループが存在するか否か判定する(ステップS
38)。この判定は図5に示したステップS24の処理
を後述する図9に示すような処理で行う。
【0028】すなわち、図9に示すフローチャートは、
グループを構成する測距ポイント数kjをそのグループ
の測距データLjにより図6に示すテーブルにてテーブ
ル参照されるポイント数njで割った値をaに格納し
(ステップS51)、a>2を比較し(ステップS5
2)、aが2より小さいときは(NO)、図5のステッ
プS27に移行し、次のグループに移る。しかし、aが
2より大きいときは(YES)、aの少数部分をとりb
に格納する(ステップS53)。そしてb<N´を比較
し(ステップS54)、bが所定値N´より小さければ
(YES)、複数の人物が並んでいると判定して、図8
のステップS39(ステップS25)に移行し、bが所
定値N´より大きければ(NO)、図8のステップS4
0(ステップS27)に移行する。
【0029】よって、図9のステップS54で、複数の
人物が並んでいると判定された場合は、図8のステップ
S39に移行し、そのグループの測距データでピントを
合わせを行う(ステップS39)。しかしステップS5
4で人物がいないと判定された場合は、図8のステップ
S40に移行し、中央を含むグループの測距データでピ
ント合わせを行う(ステップS40)。
【0030】また、前記ステップS37で人物がいると
判定した場合は(YES)、人物のグループが2つ以上
あるか判定し(ステップS41)、人物が1人しかいな
いと判定したときは(NO)、その人物を示すグループ
の測距データでピント合わせを行う(ステップS4
2)。しかし人物が複数存在する時は(YES)、人物
を含むグループの中で中央に最も近いグループの測距デ
ータにピント合わせを行う(ステップS43)。
【0031】次に本発明による第3実施例としてのカメ
ラの測距装置について説明する。本実施例は、第2実施
例の測距装置において、至近側に被写体が存在した場合
には、人物の顔の幅で主被写体検知を行うようにしたも
のである。例えば、図10(a)に示すような構図のと
き、それぞれのグループの距離は、図10(b)に示す
ような位置になっていれば、グループCを主被写体と判
定する。
【0032】図11,図12は本実施例を説明するため
のフローチャートである。図11において、まず、前述
したスキャン測距を行い、測距データをCPU1内に取
り込む(ステップS61)。そしてCPU1内に取り込
んだ測距データをグループ分けする(ステップS6
2)。このグループ分けは、隣り合う測距ポイントのデ
ータを比較し、その差が所定値以内であれば同じグルー
プとする。
【0033】次に、分けられたグループ毎にグループを
構成する距離データの平均を求め、その平均値をそれぞ
れのグループが示す被写体までの距離とする(ステップ
S63)。
【0034】そして、測距ポイントの中央を含むグルー
プの距離データが最至近データであるか判定し(ステッ
プS64)、最至近データであれば(YES)、そのグ
ループを主被写体としてピント合わせを行い(ステップ
S65)、最至近データでなければ(NO)、その距離
データが所定距離以近のグループがあるか判定する(ス
テップS66)。この判定で、グループが存在する場合
(YES)、図12のステップS75に移行し、図5に
示した人幅検知と同様の処理を行う。但し、Ljでテー
ブル参照されるグループの構成ポイント数は、顔の幅を
示す数となり、人幅判定用の所定値Nも顔幅用となる。
【0035】そして、顔の幅に近いグループがあるか判
定し(ステップS76)、顔の幅を示すと判定されたグ
ループがあれば(YES)、顔の幅を示すグループが2
つ以上あるか判定する(ステップS77)。顔の幅を示
すグループが複数存在する場合は(YES)、それらの
グループの中で中央に近いグループの距離データでピン
ト合わせを行う(ステップS78)。しかし、また顔の
幅を示すグループが1つだけの場合は(NO)、そのグ
ループの距離データでピント合わせを行なう(ステップ
S79)。
【0036】そして前記ステップS76の判定で、顔の
幅を示すグループが検出されなかった場合は(NO)、
第2実施例で説明した図8のステップS38と同様の処
理を顔の幅について行なう。すなわち、顔の幅の整数倍
に近いグループかあるか判定し(ステップS80)、隣
り合う複数の顔のグループがある場合に(YES)、そ
のグループの距離データでピント合わせを行なう(ステ
ップS81)。しかし隣り合う複数の顔のグループがな
いと判定された場合には(NO)、図11のステップS
67に移行し、人幅検知を行う(ステップS67)。
【0037】そして、その後のステップS68からステ
ップS74については、第2実施例のステップS37〜
S43と同等の処理を行なう。次に本発明による第4実
施例としてのカメラの測距装置について説明する。前述
した第3実施例においては、至近側の被写体距離によっ
て主被写体を決定する基準を人の幅にするか顔の幅にす
るかを決定したため、同じ場面の撮影でも撮影レンズの
焦点距離により構図が異なる。すなわち、短焦点側で
は、図13(a)に示すような構図になり、長焦点側で
は図13(b)に示すようになる。
【0038】そこで第4実施例は、撮影レンズの焦点距
離fTLが所定焦点距離fより大きい場合は、顔の幅を基
準に主被写体を決定するようにしたものである。Q×E
3実施例と異なる第4実施例の特徴部分のみを説明す
る。
【0039】図14は第4実施例の測距装置を説明する
ためのフローチャートである。これは、第3実施例の図
11のフローチャートのステップS66では最至近グル
ープの距離が所定距離以内のときには、図12の顔幅検
出処理を行なったのに対して、本実施例では、図14の
ステップS95で撮影レンズの焦点距離fTLが所定焦点
距離より大きいときに、図12の顔幅検出処理を行な
い、他の処理ステップS91〜S94,S96〜S10
4は第3実施例のステップS61〜S74と同等の処理
であり、説明を省略する。
【0040】次に本発明による第5実施例としてのカメ
ラの測距装置について説明する。本実施例は第3、第4
実施例を合わせたものである。図15のフローチャート
に示したように、ステップS114で所定距離以内に被
写体が存在する場合で(YES)、撮影レンズの焦点距
離fTLが所定焦点距離fより大きいときに(ステップS
115)、図12の顔幅検出処理を行なうようにしたも
のである。他の処理ステップS110〜S114,S1
16〜S124は第3実施例のステップS61〜S74
と同等の処理であり、ここでは説明を省略する。
【0041】次に本発明による第6実施例としてのカメ
ラの測距装置について説明する。本実施例は、第3実施
例で図12の顔幅検出処理を行なうかどうかを決める基
準である所定距離を撮影レンズの焦点距離fTLにより変
えるようにしたものである。すなわち、図16に示した
フローチャートのステップS135に示すように、撮影
レンズの焦点距離fTLにより、図17に示すようなテー
ブルで参照される所定距離より近くに被写体があった場
合には、図12の顔幅検出処理を行なうようにしたもの
である。
【0042】次に本発明による第7実施例としてのカメ
ラの測距装置について説明する。前述した第1〜6実施
例では、グループ分けを行なった後、グループを構成す
る測距ポイントの測距データの平均を求め、その値をそ
のグループが示す被写体までの距離としていたが、本実
施例ではグループを構成する測距ポイントの測距データ
の中で最も近い値をそのグループが示す被写体までの距
離とする。
【0043】次に本発明による第8実施例としてのカメ
ラの測距装置について説明する。第1〜6実施例でグル
ープ分けを行なった後、グループを構成する測距ポイン
トの測距データの平均を求め、その値をそのグループが
示す被写体までの距離としていたが、本実施例ではグル
ープを構成する測距ポイントの中の中央位置にあるポイ
ントの測距データをそのグループが示す被写体までの距
離とする。
【0044】次に本発明による第9実施例としてのカメ
ラの測距装置について説明する。前述した第1〜8実施
例では、スキャン測距した後にグループ分けを行なって
いたのに対して、本実施例では、スキャン測距と同時に
グループ分けを行なうことによりタイムラグを小さくす
る。
【0045】図18は、スキャン測距グループ分けのサ
ブルーチンのフローチャートである。前述した図6のフ
ローチャートでは、測距データが全部そろってから隣り
合う測距ポイントのデータを比較したことに対して、本
実施例は、1つのポイントを測距する毎に前のポイント
の測距データの比較を順次行なっていくものである。
【0046】以上、本発明の実施例について述べたが、
本発明は前述した一次元的な多点測距の実施例に限定さ
れるものではなく、二次元的な多点測距においても発明
の要旨を逸脱しない範囲での変形や応用が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0047】以上、述べたように本実施例のカメラの測
距装置は、多点測距を行なう場合に、測距した複数の点
を近似する距離毎にグループ分けし、予め定めた所定幅
の基づき、そのグループの中で人間の大きさに近いグル
ープを主被写体と判定し、撮影者の意図する被写体、特
に人物にピントの合うカメラの測距装置を提供すること
ができる。また本発明は、前述した実施例に限定される
ものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、測
距した複数の測距ポイントの距離データをグループ分け
し、予め定めた所定の大きさで主被写体と判定するカメ
ラの測距装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例としてのカメラの測距
装置の構成を示す図である。
【図2】第1実施例のカメラの測距装置で測距を行う構
図の例を示す図である。
【図3】第1実施例のカメラの測距装置の動作について
説明するためのフローチャートである。
【図4】第1実施例のカメラの測距装置のグループ分け
のサブルーチンについて説明するためのフローチャート
である。
【図5】第1実施例のカメラの測距装置の人幅検知のザ
ブルーチンについて説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】距離に対する人幅のポイント数のテーブルを示
す図である。
【図7】複数の人物が画面内に存在する構図の例であ
る。
【図8】本発明による第2実施例のカメラの測距装置の
動作について説明するためのフローチャートである。
【図9】第2実施例のカメラの測距装置の動作におい
て、人物の幅の定数倍のグループが存在するか否かの判
定を説明するためのフローチャートである。
【図10】第3実施例のカメラの測距装置で測距を行う
構図の例を示す図である。
【図11】本発明による第3実施例のカメラの測距装置
の動作について説明するためのフローチャートである。
【図12】図11における人幅検知を説明するためのフ
ローチャートである。
【図13】同じ撮影場面の撮影レンズが短焦点側と長焦
点側の構図を示す図である。
【図14】本発明による第4実施例のカメラの測距装置
の動作について説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明による第5実施例のカメラの測距装置
の動作について説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明による第6実施例のカメラの測距装置
の動作について説明するためのフローチャートである。
【図17】撮影レンズの焦点距離と所定距離との関係の
テーブルを示す図である。
【図18】第6実施例のカメラの測距装置のスキャン測
距グループ分けのサブルーチンのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…中央処理装置(CPU)、2…IREDドライバ、
3…IRED、4…投光スキャン用ミラー、5…投光レ
ンズ、6…モータドライバ、7…投光スキャン用モー
タ、8…受光レンズ、9…PSD、10…比データ演算
回路、11…A/D変換回路、12…グループ分け部、
13…人幅検出部、14…AFレンズ駆動用モータドラ
イバ、15…AFレンズ駆動用モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/40 G03B 13/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポイントに向けて光を投射する投
    光手段と、 前記複数のポイントからの反射光を受光する受光手段
    と、 この受光手段の出力を用いて前記複数のポイント上の対
    象物までの距離を演算する演算手段と、 前記複数のポイントを位置及び距離データの分布に基づ
    いて、グループ分けするグループ分け手段と、 前記分けられた夫々のグループの大きさを判定する判定
    手段と、 前記夫々のグループの大きさを、所定距離よりも対象物
    が近い場合は第1の大きさと比較し、所定距離よりも遠
    い場合は第2の大きさと比較して、主要なグループを特
    定し、該グループまでの距離を撮影光学系の合焦用距離
    データとして選択する選択手段と、を具備し、 撮影光学系の焦点距離に応じて上記所定距離を変更する
    ことを特徴とするカメラの測距装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段の選択基準は、前記主要な
    グループ内における複数のポイントの距離データを平均
    してグループまでの距離とすることを特徴とする請求項
    1記載のカメラの測距装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段の選択基準は、前記主要な
    グループ内における複数のポイントの内の1つのポイン
    トの距離データをグループまでの距離とすることを特徴
    とする請求項1記載のカメラの測距装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記所定の大きさに対
    応するグループが複数ある場合は、撮影光学系の光軸に
    近いものを主要なグループとすることを特徴とする請求
    項1記載のカメラの測距装置。
  5. 【請求項5】 撮影画面内の複数の対象物までの距離を
    検出する検出手段と、 前記複数の対象物を位置及び距離データの分布に基づい
    てグループ分けするグループ分け手段と、 前記グループ分け手段で分けられた各グループの大きさ
    、所定距離よりも対 象物が近い場合は第1の大きさと
    比較し、所定距離よりも遠い場合は第2の大きさと比較
    して、主要グループを決定する決定手段と、 前記主要グループまでの距離を測距データとする選択手
    段と、を具備し、 撮影光学系の焦点距離に応じて上記所定距離を変更する
    ことを特徴とするカメラの測距装置。
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