JPH1069769A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JPH1069769A
JPH1069769A JP8228323A JP22832396A JPH1069769A JP H1069769 A JPH1069769 A JP H1069769A JP 8228323 A JP8228323 A JP 8228323A JP 22832396 A JP22832396 A JP 22832396A JP H1069769 A JPH1069769 A JP H1069769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
delay
semiconductor integrated
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8228323A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Uchida
敏也 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP8228323A priority Critical patent/JPH1069769A/ja
Priority to US08/808,907 priority patent/US5740123A/en
Publication of JPH1069769A publication Critical patent/JPH1069769A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 
    • G11C7/222Clock generating, synchronizing or distributing circuits within memory device
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 

Landscapes

  • Dram (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は半導体集積回路に関し、パルス信号
のパルス幅を外部からのクロック信号の周波数変化に応
じて変化させることを目的とする。 【解決手段】 外部からの制御信号CLK が供給された初
段の遅延制御回路71と、該初段の遅延制御回路71に縦列
接続された少なくとも1つの中段の遅延制御回路72と、
該中段の遅延制御回路72に縦列接続された最終段の遅延
制御回路73と、前記制御信号CLK および前記最終段の遅
延制御回路73の出力信号が供給され、該制御信号CLK お
よび該最終段の遅延制御回路73の出力信号の位相を比較
して、前記初段,中段および最終段の遅延制御回路71,7
2,73を制御する位相比較回路8と、前記制御信号CLK と
前記初段および中段の遅延制御回路71,72 のいずれかの
出力信号とが供給され、該制御信号を所定割合のデュー
ティーで分割したパルス信号を発生するパルス信号発生
部33とを具備するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路に関
し、特に、外部から供給する制御信号の周波数変化に応
じてパルス信号のパルス幅を変化させるようにした半導
体集積回路に関する。近年、半導体集積回路は微細技術
の進歩に伴って高集積化が進み、様々な制御信号が必要
とされている。すなわち、近年の半導体集積回路におい
ては、例えば、外部から供給されるクロック信号に同期
した同期信号と共に、該クロック信号の立ち上がり或い
は立ち下がりエッジから一定期間だけ出力されるパルス
信号が使用されており、このパルス信号のパルス幅を外
部からのクロック信号の周波数変化に応じて変化させる
ことが要望されている。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路は、半導体製造技
術の微細化および高集積化の進歩、或いは、多様な機能
を実現する回路の集積化等に伴って、様々な制御信号が
使用されるようになって来ている。具体的に、外部から
のクロック信号に同期した制御信号(同期信号)と共
に、クロック信号の立ち上がり或いは立ち下がりエッジ
から一定期間だけ出力される制御信号(パルス信号)も
使用されている。
【0003】図1は半導体集積回路で使用される制御信
号を説明するための図であり、同図(a)は制御信号の
具体例を示すタイミング図、また、同図(b)はパルス
信号を発生するパルス信号発生回路の一例を示す回路図
である。同期信号としては、図1(a)のSS1に示さ
れるように、外部クロックCLKの立ち上がりエッジを
捉えて高レベル”H”になり、且つ、外部クロックCL
Kの立ち下がりエッジを捉えて低レベル”L”になるよ
うな信号(同期信号1)や、図1(a)のSS2に示さ
れるように、外部クロックCLKの最初の立ち上がりエ
ッジを捉えて高レベル”H”になり、且つ、外部クロッ
クCLKの次の立ち上がりエッジを捉えて低レベル”
L”になるような信号(同期信号2)等がある。
【0004】パルス信号としては、図1(a)のPSに
示されるように、外部クロックCLKの立ち上がりエッ
ジを捉えて高レベル”H”になり、且つ、その後、所定
の期間だけ高レベル”H”を保持した後、低レベル”
L”に戻るような信号である。ここで、所定のパルス幅
(高レベル”H”となっている期間)を有するパルス信
号は、例えば、図1(b)に示すパルス信号発生回路に
より、縦列接続(縦続接続)されたインバータによる遅
延時間をパルス信号のパルス幅に対応させるようにして
発生される。
【0005】なお、パルス信号としては、例えば、高レ
ベル”H”となっている期間をシンクロナスDRAM
(SDRAM)の読み出し(または、書き込み)動作に
使用し、また、低レベル”L”となっている期間をリセ
ット(データ線のショート)動作に使用するようになっ
ている。また、このようなパルス信号は、SDRAMの
読み出しおよびリセット動作を制御する信号だけでな
く、様々な半導体集積回路における制御信号として使用
されている。
【0006】図2は本発明が対象とする半導体集積回路
の一例としてのシンクロナスDRAMのデータバスまわ
りの構成を概略的に示す図である。同図において、参照
符号200はメモリセルアレイ、201はセンスアンプ
(S/A)、202はGDB線の信号を増幅する読み出
しアンプ(GDBAMP)、203は書き込みアンプ
(WRTAMP)、そして、204はショート制御用ト
ランジスタを示している。また、メモリセルアレイ20
0における参照符号WLはワード線、BL,/BLはビ
ット線、MCはメモリセルを示している。なお、メモリ
セルアレイ200には、複数のワード線WL、複数のビ
ット線BL,/BL、および、それらの各交差個所にア
レイ状に配置された複数のメモリセルMCが設けられ、
また、センスアンプ201等も複数個設けられている。
【0007】図3はシンクロナスDRAMの読み出し時
における連続動作波形の一例を示す図である。ここで、
図3(a)は相補の信号線を短絡するためのショート信
号(shortx)およびCL線(コラム選択線;CLz信
号)の変化を示し、図3(b)は読み出し動作およびリ
セット動作(短絡処理)を制御するためのパルス信号を
示し、そして、図3(c)は読み出し動作およびリセッ
ト動作時におけるLDB線(ローカルデータバス線)お
よびGDB線(グローバルデータバス線)のレベル変化
を示している。
【0008】図2および図3(a)〜図3(c)に示さ
れるように、読み出し動作は、まず、メモリセルMCか
ら放電される電荷をセンスアンプ201で増幅し、コラ
ム系により選択されたCL線によって所定のセンスアン
プ201からデータが出力される。この読み出しデータ
は、センスアンプ201がなす列に沿って走るLDB線
を介して、GDB線に伝わり、GDBアンプ202を介
して出力される。
【0009】ここで、LDB線およびGDB線等のデー
タ転送は高速動作が可能なように相補信号で行われ、こ
れらデータバス線は同電位レベルにプリチャージ(リセ
ット)されるようになっている。また、プリチャージす
るデータバス線のレベルは、通常、電源電圧よりも低い
電位に設定する。さらに、読み出し動作を連続する場
合、一度アクセスした際,データバスのレベルをプリチ
ャージおよび短絡(ショート)させることになるが、こ
れらの動作(リセット動作)により次のアクセス動作を
妨げないようにする必要がある。
【0010】図3(c)に示されるように、連続読み出
し動作において、GDB線は小振幅で動作されており、
このGDB線の小振幅レベルをGDBアンプ202で増
幅することにより読み出しデータを転送し、且つ、次の
サイクルのためのリセット動作に要する時間を短縮する
ようになっている。図4はシンクロナスDRAMの書き
込み時における連続動作波形の一例を示す図である。こ
こで、図4(a)は相補の信号線を短絡するためのショ
ート信号(shortx)およびCL線(CLz信号)の変化
を示し、図4(b)は書き込み動作およびリセット動作
を制御するためのパルス信号を示し、そして、図4
(c)は書き込みおよびリセット動作時におけるLDB
線およびGDB線のレベル変化を示している。
【0011】書き込み動作は、上述した読み出し動作と
は逆に、WRT(書き込み)アンプ203から順次GD
B線、LDB線、および、センスアンプ201を介して
メモリセルMCに電荷が伝搬されデータの書き込みが行
われる。ここで、書き込み動作の場合、メモリセルMC
に対して電荷を十分に供給することが好ましく、すなわ
ち、WRTアンプ203からGDB線へデータを伝搬す
る際のレベルは可能な限り高いことが好ましいが、高速
動作を確保しなければならない。すなわち、WRTアン
プ203からGDB線へ伝搬するレベルが高い程、書き
込み能力は高く(速度が速く)なるが、次のサイクルの
読み出し、或いは、書き込み動作を考えた場合には、リ
セット動作に要する時間を短縮させる必要がある。
【0012】したがって、上述したようなSDRAMで
は、読み出し或いは書き込み動作の前にプリチャージお
よび短絡を行うリセット動作と、その後、CL線が選択
されてセンスアンプ201を介してのデータの読み出し
或いは書き込み動作との2つの動作を1サイクル時間内
に行うことが必要となる。これらのリセット動作および
読み出し動作(書き込み動作)は、でき得る限り長い時
間を掛ける方がそれぞれ確実な動作を行うことが可能と
なるが、その占有時間は両者のトレードオフにより決定
され、これらの動作を規定する信号が本発明が対象とす
るパルス信号の一例である。すなわち、本発明は、例え
ば、SDRAMのコラム選択線の制御信号(CLz)の
ように、1サイクル内のパルス信号の出ている或る一定
期間(高レベル”H”となっている期間)に読み出し或
いは書き込みを行い、残りの期間(低レベル”L”とな
っている期間)にデータ線(GDB線)のリセットを行
うといったパルス信号を使用する半導体集積回路に適用
される。
【0013】このように、パルス信号は、同期信号とは
異なり、1周期内のどの程度の期間をパルス信号の出て
いる部分(高レベル”H”:パルス幅)とし、どの程度
の期間を出ていない部分(低レベル”L”)とするかが
遅延回路等で簡単に調整できるため、SDRAMに限ら
ず様々な半導体集積回路の制御信号として使用されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図5は従来の半導体集
積回路における課題を説明するためのタイミング図であ
る。ここで、図5(a)は所定の周波数の外部クロック
CLK(高速のクロック)により生成されたパルス信号
を用いて最高速品の半導体集積回路を制御した場合を示
し、図5(b)は高速のクロックにより生成されたパル
ス信号を用いて最高速品よりは性能の劣る半導体集積回
路を制御した場合を示し、そして、図5(c)は外部ク
ロックCLKの周波数を低下させて生成したパルス信号
により図5(b)と同じ半導体集積回路を制御した場合
を示している。
【0015】図5(a)に示されるように、最高速品の
半導体集積回路(例えば、最高速品のSDRAM)を所
定の周期CT1(最高速品を駆動するための周波数)を
有するクロックCLK1により駆動する場合、回路動作
に必要な時間(例えば、SDRAMにおける読み出し或
いは書き込み動作に要する時間)RT1は、該クロック
信号CLK1により生成されるパルス信号PS1の高レ
ベル”H”期間(T11)より短くなっている。すなわ
ち、最高速品のSDRAMでは、高速のクロック信号C
LK1により生成されたパルス信号PS1により、その
読み出しおよび書き込み動作が十分に行われる。
【0016】ところで、一般に、半導体集積回路を製造
する場合、半導体の製造技術に起因して設計通り性能を
有する製品(最高速品の半導体集積回路)と共に、動作
速度が最高速品よりは遅い製品(スペックダウン品の半
導体集積回路)が得られる。すなわち、製造された半導
体集積回路は、その動作速度が正規分布的分散したもの
が得られ、所定のスペックをパスする製品(最高速品)
と共に、所定のスペックでは動作しないが、実質的に回
路動作を低下させて使用すれば十分に動作可能な製品
(スペックダウン品)が得られる。
【0017】このようなスペックダウン品は、図5
(b)に示されるように、回路に必要な時間RT2がパ
ルス信号PS1の高レベル”H”期間(T11)より長
くなってしまうようなものであり、最高速品を制御する
ための高速のクロック信号CLK1では、このようなス
ペックダウン品を正常に動作させることができない。図
5(c)に示されるように、上記のスペックダウン品を
駆動するために外部から供給するクロック信号の周波数
を下げると、図1に示すような同期信号(同期信号1お
よび2)のパルス幅は、クロック信号の周波数に応じて
長くなるが、パルス信号のパルス幅(T21)は、例え
ば、図1(b)に示すように、ゲートの遅延により規定
する場合には、高速のクロックCLK1を使用した場合
と同じものとなる。すなわち、低速のクロック信号CL
K2を使用した場合でも、該低速のクロック信号CLK
2から生成されたパルス信号PS2のパルス幅T21
は、高速のクロック信号CLK1から生成されたパルス
信号PS1のパルス幅T11と同じとなって、スペック
ダウン品を正常に動作させることができない。なお、パ
ルス信号PS2のパルス幅T22(例えば、SDRAM
のリセット動作に使用)は、パルス信号PS1のパルス
幅T12よりも該クロック信号の周期の変化(CT2−
CT1)に応じて長くなる。
【0018】このように、従来技術としては、パルス信
号のパルス幅を遅延回路等で一定の値にしているため、
外部CLKの周期を長くしてもパルス幅が対応して長く
ならず、製造工程等においてやや出来が悪く(動作速度
が遅く)最高性能の仕様を満たせないデバイス(半導体
集積回路)を、スペックダウンして製品化することが困
難となっていた。すなわち、制御信号としてのパルス信
号のパルス幅を最高速品(最高性能品)に合わせて設計
してしまうと、最高速度では動作させられないがやや遅
く使えば動作すると言うデバイス(スペックダウン品)
を製品化することができず、全体としての歩留りに大き
く影響することになっていた。
【0019】本発明は、上述した課題に鑑み、パルス信
号のパルス幅を外部からのクロック信号の周波数変化に
応じて変化させることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態によ
れば、外部からの制御信号が供給された初段の遅延制御
回路と、該初段の遅延制御回路に縦列接続された少なく
とも1つの中段の遅延制御回路と、該中段の遅延制御回
路に縦列接続された最終段の遅延制御回路と、前記制御
信号および前記最終段の遅延制御回路の出力信号が供給
され、該制御信号および該最終段の遅延制御回路の出力
信号の位相を比較して、前記初段,中段および最終段の
遅延制御回路を制御する位相比較回路と、前記制御信号
と前記初段および中段の遅延制御回路のいずれかの出力
信号とが供給され、該制御信号を所定割合のデューティ
ーで分割したパルス信号を発生するパルス信号発生部と
を具備することを特徴とする半導体集積回路が提供され
る。
【0021】本発明の第2の形態によれば、外部からの
制御信号が供給され、該制御信号を所定の位相だけ遅延
した位相遅延信号を発生する位相遅延信号発生部と、前
記制御信号および前記位相遅延信号発生部の出力信号が
供給され、該制御信号を所定割合のデューティーで分割
したパルス信号を発生するパルス信号発生部とを具備す
ることを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の半導体集積回路の第1の
形態によれば、外部からの制御信号は初段の遅延制御回
路に供給され、また、初段の遅延制御回路の出力は該初
段の遅延制御回路に縦列接続された少なくとも1つの中
段の遅延制御回路に供給され、そして、中段の遅延制御
回路の出力は最終段の遅延制御回路に供給される。位相
比較回路は、制御信号および最終段の遅延制御回路の出
力信号が供給され、これらの信号の位相を比較して、初
段,中段および最終段の遅延制御回路を制御する。パル
ス信号発生部は、制御信号と初段および中段の遅延制御
回路のいずれかの出力信号とが供給され、該制御信号を
所定割合のデューティーで分割したパルス信号を発生す
る。
【0023】このように、本発明の半導体集積回路によ
れば、パルス信号のパルス幅を外部からのクロック信号
の周波数変化に応じて変化させることができる。本発明
の第2の形態によれば、位相遅延信号発生部は、外部か
らの制御信号を受け取って該制御信号を所定の位相だけ
遅延した位相遅延信号を発生し、また、パルス信号発生
部は、制御信号および位相遅延信号発生部の出力信号を
受け取って該制御信号を所定割合のデューティーで分割
したパルス信号を発生する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る半導体集
積回路の実施例を説明する。図6は本発明に係る半導体
集積回路の一実施例を示すブロック図であり、図7は図
6の半導体集積回路の動作を説明するためのタイミング
図である。図6において、参照符号1はクロック入力パ
ッド、31は位相遅延信号発生部、そして、33はパル
ス信号発生部を示している。
【0025】本実施例の半導体集積回路は、クロック入
力パッド1に供給される外部クロックCLK(制御信
号)から120度だけ位相の遅れた信号を出力する位相
遅延信号発生部31、および、外部クロックCLK(信
号A)および位相遅延信号発生部31の出力信号(信号
B)から外部クロックCLKの周期(CT)の1/3の
パルス幅(高レベル”H”となっている期間)を有する
パルス信号を発生するパルス信号発生部33を備えてい
る。
【0026】位相遅延信号発生部31は、縦列接続(縦
続接続)された初段、中段および最終段の3段の遅延制
御回路71,72,73、および、外部クロックCLK
と最終段の遅延制御回路73の出力信号を位相比較して
各遅延制御回路71,72,73における遅延量を制御
する位相比較回路8を備えて構成されている。ここで、
本実施例において、中段の遅延制御回路72は1段で構
成されているが、必要とするパルス信号のパルス幅に応
じて、複数段の遅延制御回路として構成することもでき
る。
【0027】このように、位相遅延信号発生部31にお
いて、比較回路8には、外部クロックCLKおよび最終
段の遅延制御回路73の出力信号が供給され、これらの
信号の位相差が無くなるように遅延制御回路71,7
2,73の遅延量を制御するようになっている。具体的
に、外部クロックCLKの1周期は、3つの遅延制御回
路71,72,73により等分割され、初段の遅延制御
回路71からは120度位相が遅れた信号が出力され、
中段の遅延制御回路72からは240度位相が遅れた信
号が出力され、そして、最終段の遅延制御回路73から
は360度位相が遅れた信号(1クロック分ずれて外部
クロックCLKに同期した信号)が出力される。すなわ
ち、各遅延制御回路の出力信号としては、縦列接続され
た遅延制御回路の段数に応じた遅延量を有する信号が出
力されることになる。なお、クロック入力パッド1に供
給される信号(信号A)は、外部クロックCLKに限定
されるものではなく、様々な制御パルス信号とすること
ができる。また、初段、中段および最終段の遅延制御回
路71,72,73は、全体として3段の遅延回路(遅
延制御回路)に限定されるものではなく、n段の遅延回
路として構成することができる。
【0028】図7から明らかなように、ANDゲート9
1には、信号A(外部クロックCLK)と信号C(信号
Bをインバータ92で反転した信号)が供給され、その
結果、外部クロックCLKの周期(CT)の1/3のパ
ルス幅を有するパルス信号がパルス信号発生部33の出
力として得られることになる。ここで、例えば、外部ク
ロックCLK(信号A’)の周波数を低下させると(ク
ロック周期を長くすると)、パルス信号発生部33の出
力信号D’のパルス幅は、周波数が低下された信号A’
の周期の1/3となる。すなわち、外部クロックCLK
(信号A)の周波数変化に応じてパルス信号(信号D)
のパルス幅を変化させることができる。
【0029】これにより、例えば、スペックダウン品と
しての半導体集積回路の動作に必要とされる時間RT
が、高速のクロック信号(信号A)により生成されたパ
ルス信号(信号D)のパルス幅(1/3・CT)を越え
てしまうような場合でも、クロックの周波数を低下させ
て、該回路動作に必要とされる時間RTを低速のクロッ
ク信号(信号A’)により生成されたパルス信号(信号
D’)のパルス幅(1/3・CT’)内に収めて正常な
動作を行わせることが可能となる。すなわち、半導体の
製造技術等に起因して製造される動作速度が最高速品よ
りは遅い半導体集積回路を、低速動作させたスペックダ
ウン品の製品として出荷することができ、全体としての
歩留りを向上させることが可能となる。
【0030】このように、本発明の半導体集積回路で
は、パルス信号のパルス幅を遅延回路等で一定の値に決
めるのではなく、外部クロックの数パーセント或いは数
分の1というように外部クロックの周波数変化に応じて
パルス信号のパルス幅を変化させることができるように
なっている。図8は図6の半導体集積回路におけるパル
ス信号発生部の変形例を示す回路図であり、図9および
図10は図8のパルス信号発生部の動作を説明するため
のタイミング図である。
【0031】図8に示すパルス信号発生部の回路は、図
6の位相遅延信号発生部31における初段の遅延制御回
路71の出力(信号B)の代わりに、中段の遅延制御回
路72の出力(信号E)を使用することにより、外部ク
ロックの2/3のパルス幅を有するパルス信号(信号
D)を出力することができるものである。図8に示され
るように、本変形例のパルス信号発生部の回路は、イン
バータ911,912,913;918,919,92
0、NANDゲート914,915,921,922、
Pチャネル型MOSトランジスタ916、および、Nチ
ャネル型MOSトランジスタ917を備えて構成されて
いる。信号A(外部クロックCLK)は、縦列接続され
た3段のインバータ911,912,913を介してN
ANDゲート914の一方の入力に供給されると共に、
直接にNANDゲート914の他方の入力に供給され、
該NANDゲート914は、縦列接続されたインバータ
の遅延に対応したパルス幅だけ低レベル”L”になる信
号N2を出力する。同様に、信号B(初段の遅延制御回
路71の出力信号)または信号E(中段の遅延制御回路
72の出力信号)は、縦列接続された3段のインバータ
918,919,920を介してNANDゲート921
の一方の入力に供給されると共に、直接にNANDゲー
ト921の他方の入力に供給され、該NANDゲート9
21は、縦列接続されたインバータの遅延に対応したパ
ルス幅だけ低レベル”L”になる信号N4を出力する。
【0032】ここで、図9に示されるように、NAND
ゲート921の他方の入力に供給する信号として初段の
遅延制御回路71の出力信号Bを使用した場合には、該
NANDゲート921の出力信号N4は、NANDゲー
ト914の出力信号N2が立ち下がってから120度だ
け位相が遅れた時点で立ち下がる。また、図10に示さ
れるように、NANDゲート921の他方の入力に供給
する信号として中段の遅延制御回路72の出力信号Eを
使用した場合には、該NANDゲート921の出力信号
N4は、NANDゲート914の出力信号N2が立ち下
がってから240度だけ位相が遅れた時点で立ち下が
る。
【0033】NANDゲート914の出力信号N2はN
ANDゲート915の一方の入力に供給され、NAND
ゲート921の出力信号N4はNANDゲート922の
一方の入力に供給され、NANDゲート915の他方の
入力にはNANDゲート922の出力信号N5が供給さ
れ、そして、NANDゲート922の他方の入力にはN
ANDゲート915の出力信号(パルス信号発生部の出
力信号)Dが供給されている。ここで、NAND915
および922はラッチ回路を構成している。また、NA
NDゲート915はリセット信号Rによって制御される
Pチャネル型トランジスタ916を介して高電位電源に
接続され、また、NANDゲート915の出力には、リ
セット信号Rによって制御されるNチャネル型トランジ
スタ917を介して低電位電源に接続されている。
【0034】図9に示されるように、NANDゲート9
15の出力信号(パルス信号発生部33の出力信号)D
は、リセット信号Rに応じてスイッチオンとなるトラン
ジスタ917により低レベル”L”にリセットされ、N
AND914の出力信号N2の立ち下がりにより高レベ
ル”H”となる。そして、NANDゲート921の出力
信号N4の立ち下がりによりNANDゲート922の出
力信号N5が高レベル”H”となり、これを受けてNA
NDゲート915の出力信号Dが低レベル”L”とな
る。その結果、NANDゲート921の他方の入力に供
給する信号として初段の遅延制御回路71の出力信号B
を使用した場合、パルス信号発生部33の出力信号D
は、外部クロックCLK(信号A)の周期CTの3分の
1のパルス幅(高レベル”H”)を有する信号となる。
【0035】同様に、図10に示されるように、NAN
Dゲート921の他方の入力に供給する信号として中段
の遅延制御回路72の出力信号Bを使用した場合、パル
ス信号発生部33の出力信号Dは、外部クロックCLK
(信号A)の周期CTの3分の2のパルス幅(高レベ
ル”H”)を有する信号となる。ここで、図6に示す位
相遅延信号発生部31を構成する中段の遅延制御回路7
2としては1段に限定されず、複数段設けることがで
き、初段或いは該複数の中段の遅延制御回路の内の任意
の1つの遅延制御回路の出力信号を本回路のNANDゲ
ート921の他方の入力に供給する信号として使用する
ことにより、様々なパルス幅を有するパルス信号を発生
することができる。すなわち、パルス信号発生部33か
ら出力される信号は、初段,中段および最終段の遅延制
御回路の縦列接続される遅延制御回路の全ての段数と、
初段の遅延制御回路からパルス信号発生部33に出力信
号を供給する所定の中段の遅延制御回路までの段数との
割合に対応したデューティー比を有するパルス信号とな
る。なお、パルス信号発生部33の具体的な回路構成
は、図6および図8に示す回路に限定されるものではな
い。さらに、中段の遅延制御回路の段数、すなわち、縦
列接続する全ての遅延制御回路の段数は、前述した3段
に限定されないのはもちろんである。
【0036】図11は本発明が適用される半導体集積回
路の一例としてのシンクロナスDRAMの構成を概略的
に示すブロック図である。図11において、参照符号2
02はS/B回路(GDBAMP:読み出しアンプ)、
203は書き込みアンプ(WRTAMP)、204はシ
ョート制御部(ショート制御用トランジスタ)、そし
て、205はコントロール回路を示している。
【0037】コントロール回路205は、CL線−ショ
ート幅コントロール部251、CL線制御部252、シ
ョート制御部253、読み出し制御部254、および、
書き込み制御部255を備えて構成されている。ここ
で、図6に示す本発明の半導体集積回路は、コントロー
ル回路205におけるCL線−ショート幅コントロール
部251に対応し、例えば、外部クロックCLKに同期
した第1タイミング信号を受け取って、該第1タイミン
グ信号の周波数変化に応じてパルス幅を変化させたパル
ス信号(信号D)をCL線制御部252、ショート制御
部253、読み出し制御部254、および、書き込み制
御部255へ供給するようになっている。
【0038】CL線制御部252は、パルス信号D(C
L線−ショート幅コントロール部251の出力信号)を
受け取ってCL線を活性化するためのCL線活性化信号
(CLz)を出力し、また、ショート制御部253は、
パルス信号Dを受け取ってショート制御部(ショート制
御用トランジスタ)204を制御するショートイネーブ
ル信号を出力する。読み出し制御部254は、パルス信
号Dおよび読出/書込識別信号を受け取って、S/B回
路(読み出しアンプ)202を制御するリードイネーブ
ル信号を出力し、また、書き込み制御部255は、パル
ス信号Dおよび読出/書込識別信号を受け取って、書き
込みアンプ203を制御するライトイネーブル信号を出
力する。
【0039】ここで、例えば、第1タイミング信号(外
部クロックCLK)の1周期の時間が6nsec.のとき、
CL線活性化時間(読み出しまたは書き込み動作時間)
を4nsec.とし、ショート時間を2nsec.となるように
パルス信号Dのデューティー比を決めて、設計通りの最
高速品のSDRAMを駆動する。そして、動作速度が最
高速品よりは遅いSDRAMに対しては、例えば、外部
クロックCLKの1周期の時間を長くして9nsec.とす
る。これにより、CL線活性化時間が6nsec.となり、
ショート時間が3nsec.となる。すなわち、読み出しま
たは書き込み動作時間を長くして、実質的に回路動作を
低下させた(スペックダウンした)製品を得ることがで
きる(スペックダウン品として販売することができる)
ようになる。
【0040】図12は本発明に係る半導体集積回路の他
の実施例を示すブロック図である。図12に示す実施例
は、図6の実施例に対して、さらに、位相遅延信号発生
部31の出力信号(信号B)が供給されたDLL(Delay
Locked Line) 部32を設けるようになっている。図1
2において、参照符号31は、図6を参照して説明した
位相遅延信号発生部であり、便宜上、8を第1の位相比
較回路としている。また、参照符号33は、図6〜図1
0を参照して説明したのと同様なパルス信号発生部であ
る。そして、参照符号5は出力データ(読み出しデー
タ)が供給された出力回路、6はデータ出力パッド(D
Q:DQ0〜DQ7)、3は第2の位相比較回路、21
および22は位相比較回路3の出力によって遅延時間が
可変制御される第1および第2の遅延制御回路、41は
第1の遅延制御回路21から出力回路5(50〜57)
までの間の内部出力クロック配線(リアル配線)、そし
て、42は前記内部出力クロック配線と同等の配線負荷
を有するダミーの内部出力クロック配線(ダミー配線)
を示している。ここで、出力回路5(50〜57)およ
びデータ出力パッド6(60〜67)は、それぞれ複数
個(例えば、8個)設けられている。
【0041】図12に示されるように、DLL部32で
は、第2の位相比較回路3の一方の入力(第1および第
2の遅延制御回路21および22の入力)から第2の位
相比較回路3の他方の入力までの遅延がちょうど1クロ
ック分の時間になるように該第2の位相比較回路3にお
いて2つの入力信号の位相を比較し、その比較結果に応
じて第1および第2の遅延制御回路21および22にお
ける遅延量の制御が行われる。その結果、実際に使用す
る出力回路5のクロック入力端における内部クロック信
号は、位相遅延信号発生部31の出力信号D(外部クロ
ック信号CLKの位相を120度遅らせた信号)に対す
る遅延もちょうど1クロック分の時間になり、見かけ
上、リアル配線41の伝搬遅延がなくなる。ここで、出
力回路5は、例えば、SDRAMにおける出力バッファ
回路に対応し、第1の遅延制御回路21およびリアル配
線41を介して供給される信号は、該出力バッファ回路
5のイネーブル信号に対応する。なお、第1の位相比較
回路8および第2の位相比較回路3は同様の回路構成と
され、また、初段、中段および最終段の遅延制御回路7
1〜73と第1および第2の遅延制御回路21,22と
は遅延ユニットの段数(遅延時間を規定するユニット
数)を除いては同様の回路構成とされている。
【0042】図13は本発明の半導体集積回路における
遅延制御回路(遅延部)71,72,73(21,2
2)の一構成例を説明するための図であり、同図(a)
は1ビット分のディレイ回路の構成を示し、同図(b)
は該1ビット分のディレイ回路の動作のタイムチャート
を示し、そして、同図(c)は1ビット分のディレイ回
路を複数段接続した時の構成と動作説明を示すものであ
る。
【0043】図13(a)に示されるように、1ビット
分のディレイ回路は2個のNANDゲート401と40
2、および、インバータ403を備えて構成される。こ
の1ビット分のディレイ回路の動作を図13(b)を参
照して説明すると、入力φEは活性化信号(イネーブル
信号)で、高レベル“H”の時にディレイ回路が動作す
る。図13(b)では、イネーブル信号φEが高レベル
“H”になって信号のアクセスが可能になった状態が示
されている。なお、図13(b)において、INは1ビ
ット分のディレイ回路への入力信号を示し、また、φN
は複数段接続されたディレイ回路のうち隣接する右側の
ディレイ回路からの信号、OUTは1ビット分のディレ
イ回路の出力信号、そして、4a−1および4a−2は
図13(a)の回路において対応するノードの波形を示
している。従って、OUTは左側に隣接する1ビット分
のディレイ回路における信号φNに対応する。
【0044】信号φNが低レベル“L”の時には、出力
信号OUTは常に低レベル“L”になり、また、信号φ
Nが高レベル“H”で信号φEが低レベル“L”の時に
は、出力信号OUTは高レベル“H”になる。信号φN
が高レベル“H”で信号φEが高レベル“H”の時に、
入力信号INが低レベル“L”であれば出力信号OUT
は高レベル“H”になり、INが高レベル“H”であれ
ば低レベル“L”になる。
【0045】図13(a)の回路によれば、イネーブル
信号φEが高レベル“H”の状態で入力信号INが立ち
上がると、その入力信号は矢印の経路に伝播するが、イ
ネーブル信号φEが低レベル“L”の状態では、入力信
号INが出力OUTに矢印の経路で伝播しないようにな
っている。図13(c)は、図13(a)に示す1ビッ
ト分のディレイ回路を複数段カスケード接続した例であ
り、実際のディレイ回路に相当する。ここで、図13
(c)では3段しか描いていないが、実際には多数段接
続されている。また、イネーブル信号φEの信号線は、
回路要素毎に、φE−1、φE−2、φE−3のように
複数本あり、これらの信号はディレイ制御回路によって
制御される。なお、図13(a)〜(c)に示すディレ
イ制御回路は、図6および図12では遅延制御回路7
1,72,73(21,22)に含めて描かれている。
【0046】図13(c)では、中央の1ビット分のデ
ィレイ回路が活性化されており、イネーブル信号φE−
2が高レベル“H”になっている。この場合、入力信号
INが低レベル“L”から高レベル“H”に変化する
と、左端の1ビット分のディレイ回路と右端の1ビット
分のディレイ回路のイネーブル信号φE−1およびφE
−3は低レベル“L”であるから、太線のように入力信
号INはNANDゲート401−1および401−3で
止められてしまう。
【0047】一方、活性化されている中央の1ビット分
のディレイ回路のイネーブル信号φE−2は高レベル
“H”であるから、入力信号INはNANDゲート40
1−2を通過する。右側の1ビット分のディレイ回路の
出力信号OUTは高レベル“H”であるから、入力信号
INはNANDゲート402−2も通過して、出力信号
OUTとして低レベル“L”の信号が伝達されることに
なる。上記のように、右側の出力信号OUT、すなわ
ち、イネーブル信号φNが低レベル“L”の時には、出
力信号OUTは常に低レベル“L”になるので、この低
レベル“L”の信号が左側の1ビット分のディレイ回路
のNANDゲートおよびインバータに順次伝達され、最
終的な出力信号として取り出される。
【0048】このように、活性化された1ビット分のデ
ィレイ回路を介して、入力信号INは折り返されるよう
に信号伝達され、最終的な出力信号になる。つまり、ど
の部分のイネーブル信号φEを高レベル“H”にするか
により、ディレイ量を制御することができる。1ビット
分のディレイ量は、NANDゲートとインバータの合計
の信号伝搬時間で決定され、この時間がDLL回路のデ
ィレイ単位時間になり、そして、全体のディレイ時間
は、1ビット分のディレイ量に通過する段数を乗じた量
になる。
【0049】図14は本発明の半導体集積回路における
遅延制御回路(制御部)の一構成例を説明するための図
である。図14に示されるように、ディレイ制御回路も
点線で囲った1ビット分のディレイ制御回路430−2
をディレイ回路の段数分接続した構成になっており、各
段の出力がディレイ回路の各段のイネーブル信号φEに
なる。
【0050】具体的に、1ビット分のディレイ制御回路
430−2は、NANDゲート432−2と、インバー
タ433−2で構成されるフリップフロップの両端にそ
れぞれ直列に接続されたトランジスタ435−2、43
7−2、438−2、439−2、および、NORゲー
ト431−2を有している。トランジスタ438−2の
ゲートは、前段の1ビット分のディレイ制御回路のノー
ド5a−2に、トランジスタ439−2のゲートは、後
段の1ビット分のディレイ制御回路のノード5a−5に
接続されて、前段と後段の信号を受けるようになってい
る。一方、直列接続されている他方のトランジスタに
は、カウントアップする時のセット信号φSEおよびφ
SOと、カウントダウンする時のリセット信号φREお
よびφROが1ビット置きの回路に接続されている。
【0051】図14に示されるように、中央の1ビット
分のディレイ制御回路430−2では、トランジスタ4
35−2のゲートにセット信号φSOが供給され、トラ
ンジスタ437−2にリセット信号φROが供給され、
また、ディレイ制御回路430−2の前段および後段の
両側の回路の各対応するトランジスタのゲートにはそれ
ぞれセット信号φSEおよびリセット信号φREが供給
されている。また、NORゲート431−2には、左側
の(前段の)回路のノード5a−1と回路430−2の
ノード5a−4の信号が入力される構成になっている。
なお、φRはディレイ制御回路をリセットする信号で、
電源投入後に一時的に低レベル“L”になり、その後は
高レベル“H”に固定される。
【0052】図15は図14の遅延制御回路の動作を説
明するためのタイミング図である。図15に示されるよ
うに、まず、リセット信号φRが一時的に低レベル
“L”になり、ノード5a−1,5a−3,5a−5が
高レベル“H”、また、5a−2,5a−4,5a−6
が低レベル“L”にリットされる。そして、カウントア
ップする時には、カウントアップ信号(セット信号)φ
SEおよびφSOが交互に高レベル“H”と低レベル
“L”を繰り返す。
【0053】セット信号φSEが低レベル“L”から高
レベル“H”になると、ノード5a−1は接地されて低
レベル“L”になり、また、ノード5a−2は高レベル
“H”に変化する。ノード5a−2が高レベル“H”に
変化したのを受けて、出力信号(イネーブル信号)φE
−1は高レベル“H”から低レベル“L”に変化する。
この状態はフリップフロップにラッチされるので、セッ
ト信号φSEが低レベル“L”に戻ったとしても、イネ
ーブル信号φE−1は低レベル“L”のままである。そ
して、ノード5a−1が低レベル“L”に変化したこと
を受けて、イネーブル信号(出力信号)φE−2が低レ
ベル“L”から高レベル“H”に変化する。ノード5a
−2が高レベル“H”に変化したのでトランジスタ43
8─2はオン状態になり、セット信号φSOが低レベル
“L”から高レベル“H”になると、ノード5a−3は
接地されて低レベル“L”に、また、ノード5a−4は
高レベル“H”に変化する。さらに、ノード5a−4が
高レベル“H”に変化したのを受けて、イネーブル信号
φE−2は高レベル“H”から低レベル“L”に変化す
る。この状態はフリップフロップにラッチされるので、
セット信号φSOが低レベル“L”に戻ったとしても、
イネーブル信号φE−2は低レベル“L”のままであ
る。
【0054】そして、ノード5a−3が低レベル“L”
に変化したことを受けて、イネーブル信号φE−3が低
レベル“L”から高レベル“H”に変化する。図15で
は、セット信号φSEおよびφSOが1パルスずつ出て
いるだけであるが、ディレイ制御回路が何段にも接続さ
れており、セット信号φSEおよびφSOが交互に高レ
ベル“H”と低レベル“L”を繰り返せば、出力信号
(イネーブル信号)φEが高レベル“H”になる段の位
置が順次右側にシフトする。従って、位相比較回路3,
8の比較結果によりディレイ量を増加させる必要がある
場合には、交互にセット信号φSEおよびφSOのパル
スを入力すればよい。
【0055】カウントアップ信号(セット信号)φSE
およびφSOと、カウントダウン信号(リセット信号)
φREおよびφROとが出力されない状態、すなわち低
レベル“L”である状態が維持されれば、イネーブル信
号φEは高レベル“H”になる段の位置は固定される。
従って、位相比較回路3,8の比較結果によりディレイ
量を維持する必要がある場合には、信号φSE、φS
O、φREおよびφROのパルスを入力しないようにす
る。
【0056】カウントダウンする時には、リセット信号
φREおよびφROのパルスを交互に入力すると、カウ
ントアップ時と逆に出力φEが高レベル“H”になる段
の位置が順次左側にシフトする。以上説明したように、
図14に示したディレイ制御回路では、パルスを入力す
ることにより、イネーブル信号φEが高レベル“H”に
なる段の位置を1つずつ移動させることが可能であり、
これらのイネーブル信号φEで図13(c)に示したデ
ィレイ回路を制御すればディレイ量を1単位ずつ制御す
ることができる。なお、図14に示すディレイ制御回路
は、図6および図12では位相比較回路(第1の位相比
較回路)8および第2の位相比較回路3に含めて描かれ
ている。
【0057】図16は本発明の半導体集積回路における
位相比較回路(位相比較部)の一構成例を説明するため
の図であり、図17は図16の位相比較回路の動作を説
明するためのタイミング図である。位相比較回路(3,
8)は、図16に示す位相比較部と後述する図18に示
す増幅回路部の2つの回路部分で構成されている。
【0058】図16において、参照符号φoutおよび
φextは、この位相比較回路で比較する出力信号と外
部クロック信号を示し、信号φextを基準として信号
φoutの位相が判定され、また、φa〜φeは増幅回
路に接続される出力信号を示している。図16に示され
るように、位相比較回路3,8の位相比較部は、2個の
NANDゲートで構成されたフリップフロップ回路42
1並びに422、その状態をラッチするラッチ回路42
5並びに426、ラッチ回路の活性化信号を生成する回
路424、および、外部クロック信号φextの位相許
容値を得る1ディレイ分のディレイ回路423を備えて
構成されている。
【0059】図17(a)は比較対象信号φoutが比
較基準信号φextよりも位相が進んでいる場合、すな
わち、信号φoutが信号φextより先に低レベル
“L”から高レベル“H”になる場合を示している。信
号φoutと信号φextが共に低レベル“L”の時に
は、フリップフロップ回路421および422のノード
6a−2、6a−3、6a−4、6a−5は全て高レベ
ル“H”になっている。信号φoutが低レベル“L”
から高レベル“H”に変化すると、ノード6a−2およ
び6a−4は共に高レベル“H”から低レベル“L”に
変化する。その後、信号φextが低レベル“L”から
高レベル“H”になり、また、1ディレイ分遅れてノー
ド6a−1が低レベル“L”から高レベル“H”になる
が、フリップフロップの両端の電位はすでに確定してい
るので、何ら変化は生じない。結局、ノード6a−2は
低レベル“L”、ノード6a−3は高レベル“H”、ノ
ード6a−4は低レベル“L”、そして、ノード6a−
5は高レベル“H”を維持する。
【0060】一方、信号φextが低レベル“L”から
高レベル“H”に変化したのに応じて、回路424の出
力信号φaは低レベル“L”から高レベル“H”に変化
し、ノード6a−6には、一時的に高レベル“H”にな
るパルスが印加される。このノード6a−6はラッチ回
路425および426のNANDゲートの入力になって
いるので、該NANDゲートが一時的に活性化されて、
フリップフロップ回路421および422の両端の電位
状態をラッチ回路425および426に取り込むことに
なる。最終的には、出力信号φbが高レベル“H”、出
力信号φcが低レベル“L”、出力信号φdが高レベル
“H”、そして、出力信号φeが低レベル“L”にな
る。
【0061】次に、図17(b)は比較対象信号φou
tと比較基準信号φextの位相がほぼ同じで、信号φ
outが信号φextとほぼ同時に低レベル“L”から
高レベル“H”になる場合を示している。信号φout
の立ち上がり時点とノード6a−1の立ち上がり時点と
の時間差内に、信号φoutが低レベル“L”から高レ
ベル“H”に変化した時、まず、信号φextが低レベ
ル“L”から高レベル“H”になることによってフリッ
プフロップ421のノード6a−3が低レベル“L”か
ら高レベル“H”に変化する。フリップフロップ422
では、ノード6a−1が低レベル“L”のままなので、
逆に、ノード6a−4が高レベル“H”から低レベル
“L”に変化する。その後、ノード6a−1が高レベル
“H”から低レベル“L”に変化するが、フリップフロ
ップ422の状態はすでに決まっているので、何ら変化
は生じない。その後、ノード6a−6が一時的に高レベ
ル“H”になるので、ラッチ回路にはこの状態が記憶さ
れ、結局、出力信号φbが低レベル“L”、出力信号φ
cが高レベル“H”、出力信号φdが高レベル“H”、
そして、出力信号φeが低レベル“L”になる。
【0062】更に、(c)は比較対象信号φoutが比
較基準信号φextよりも位相が遅れており、φout
がφextより後に低レベル“L”から高レベル“H”
になる場合を示している。この場合は、φextによっ
て2個のフリップフロップ回路421と422に変化が
生じて、6a−3と6a−5が高レベル“H”から低レ
ベル“L”に変化する。そして、最終的には、φbが低
レベル“L”、φcが高レベル“H”、φdが低レベル
“L”、φeが高レベル“H”になる。
【0063】このように、信号(比較基準信号)φex
tの立ち上がり時間を基準として、信号(比較対象信
号)φoutの立ち上がり時間がそれ以前に高レベル
“H”になったか、ほぼ同時であったか、或いは、遅れ
て高レベル“H”になったかを検出することが可能にな
る。これらの検出結果を出力信号φb、φc、φd、お
よび、φeの値としてラッチしておき、その値に基づい
てディレイ制御回路をカウントアップするか、カウント
ダウンするかを決めることになる。
【0064】図18は本発明の半導体集積回路における
位相比較回路(増幅回路部)の一構成例を説明するため
の図であり、図19は図18の位相比較回路におけるJ
Kフリップフロップの動作を説明するためのタイミング
図である。図18に示されるように、位相比較回路3,
8の増幅回路部は、JKフリップフロップ427と、N
ANDゲートおよびインバータで構成される増幅部42
8との2つの部分を備えて構成されている。JKフリッ
プフロップ427には、図16の位相比較部からの出力
信号φaが入力され、信号φaが低レベル“L”である
か高レベル“H”であるかに応じてノード7a−9およ
び7a−11の電位が交互に低レベル“L”と高レベル
“H”を繰り返す仕組みになている。増幅部428は、
JKフリップフロップ427の出力信号と、信号φbお
よびφdの信号を受けて増幅して出力する。
【0065】まず、JKフリップフロップ427の動作
を図19のタイミングチャートを参照して説明する。時
間T1で、信号φaが高レベル“H”から低レベル
“L”に変化すると、ノード7a−1および7a−10
が低レベル“L”から高レベル“H”に変化する。一
方、ノード7a−1の変化に応じて、ノード7a−5,
7a−6および7a−7が変化するが、信号φaが低レ
ベル“L”であるために、ノード7a−8は変化しな
い。結局、出力(ノード)7a−9は変化せず、出力7
a−11のみが低レベル“L”から高レベル“H”にな
る。次に、時間T2になって、φaが低レベル“L”か
ら高レベル“H”に変化すると、時間T1での動きと逆
にノード7a−8は高レベル“H”から低レベル“L”
に、7a−10は7a−7が変化しないので変化せず、
出力7a−9は低レベル“L”から高レベル“H”に変
化し、出力7a−11は変化しない。このように、JK
フリップフロップ回路427は、信号φaの動きに応じ
て出力7a−9および7a−11が交互に高レベル
“H”と低レベル“L”を繰り返す動きをする。
【0066】図20は図18の位相比較回路における増
幅回路部の動作を説明するためのタイミング図(カウン
トアップ時)であり、図21は図18の位相比較回路に
おける増幅回路部の動作を説明するためのタイミング図
(カウント維持時)であり、そして、図22は図18の
位相比較回路における増幅回路部の動作を説明するため
のタイミング図(カウントダウン時)である。次に、増
幅部428の動作を、図20〜図22を参照して説明す
る。
【0067】図20は、比較基準信号φextの立ち上
がりに対して、比較対象信号φoutが先に低レベル
“L”から高レベル“H”になる場合を示している。こ
の場合の位相比較部からの入力信号は、信号φbが高レ
ベル“H”、信号φcが低レベル“L”、信号φdが高
レベル“H”、そして、信号φeが低レベル“L”であ
る。結局、ノード7a−12が高レベル“H”になり、
ノード7a−13が低レベル“L”に固定され、セット
信号φSOおよびφSEはJKフリップフロップの状態
に応じて変化するが、リセット信号φROおよびφRE
は7a−13が低レベル“L”のために変化しない。
【0068】図21は、比較対象信号φoutが比較基
準信号φextとほぼ同時に低レベル“L”から高レベ
ル“H”になる場合を示している。この場合の位相比較
部からの入力信号は、信号φbが低レベル“L”、信号
φcが高レベル“H”、信号φdが高レベル“H”、そ
して、信号φeが低レベル“L”である。結局、ノード
7a−12および7a−13が低レベル“L”に固定さ
れ、リセット信号φSOおよびφSEはJKフリップフ
ロップの出力が増幅部に影響することはなく、信号φS
O,φSE,φROおよびφREは低レベル“L”に固
定されたままになる。
【0069】図22は、比較対象信号φoutが比較基
準信号φextの立ち上がりに対して遅れて低レベル
“L”から高レベル“H”になる場合を示している。こ
の場合の位相比較部からの入力信号は、信号φbが低レ
ベル“L”、信号φcが高レベル“H”、信号φdが低
レベル“L”、そして、信号φeが高レベル“H”であ
る。結局、ノード7a−12が低レベル“L”に固定さ
れ、ノード7a−13が高レベル“H”に固定され、リ
セット信号φROおよびφREはJKフリップフロップ
の状態に応じて変化するが、セット信号φSOおよびφ
SEはノード7a−13が低レベル“L”のために変化
しない。
【0070】図23は本発明に係る半導体集積回路が適
用される一例としてのシンクロナスDRAMの構成を示
す図であり、図24は図23のシンクロナスDRAMの
動作を説明するためのタイミング図である。本発明が適
用される半導体集積回路の一例としてのシンクロナスD
RAM(SDRAM)は、例えば、パイプライン方式が
採用され、16M・2バンク・8ビット幅のものとして
構成されている。
【0071】図23に示されるように、SDRAMは、
汎用DRAMのDRAMコア108a、108bの他
に、クロックバッファ101、コマンドデコーダ10
2、アドレスバッファ/レジスタ&バンクアドレスセレ
クト(アドレスバッファ)103、I/Oデータバッフ
ァ/レジスタ104、制御信号ラッチ105a,105
b、モードレジスタ106、コラムアドレスカウンタ1
07a,107bを備えている。ここで、/CS、/R
AS、/CAS、/WE端子は、従来の動作とは異な
り、その組み合わせで各種コマンドを入力することによ
って動作モードが決定されるようになっている。各種コ
マンドは、コマンドデコーダで解読されて、動作モード
に応じて各回路を制御することになる。また、/CS、
/RAS、/CAS、/WE信号は、制御信号ラッチ1
05aと105bにも入力されて次のコマンドが入力さ
れるまで、その状態がラッチされる。
【0072】アドレス信号は、アドレスバッファ103
で増幅されて各バンクのロードアドレスとして使用され
る他、コラムアドレスカウンタ107aおよび107b
の初期値として使用される。クロックバッファ101
は、内部クロック生成回路121および出力タイミング
制御回路122を備えている。内部クロック生成回路1
21は、外部クロックCLKから通常の内部クロック信
号を生成するものであり、また、出力タイミング制御回
路122は、前述したようなDLLを適用して正確な遅
延制御(位相制御)を行ったクロック信号を発生するた
めのものである。
【0073】I/Oデータバッファ/レジスタ104
は、データ入力バッファ13およびデータ出力バッファ
5(出力回路50〜57)を備え、DRAMコア108
aおよび108bから読み出された信号は、データ出力
バッファ5により所定のレベルに増幅され、出力タイミ
ング制御回路122からのクロック信号に従ったタイミ
ングでデータがパッドDQ0〜DQ7を介して出力され
る。また、入力データに関しても、パッドDQ0〜DQ
7から入力されたデータは、データ入力バッファ13を
介して取り込まれる。ここで、リアル配線(RL)は、
出力タイミング制御回路122から各データ出力バッフ
ァ5までの配線に対応している。
【0074】上記のSDRAMの読み取り動作を図24
を参照して説明する。まず、外部クロックCLKは、こ
のSDRAMが使用されるシステムから供給される信号
であり、このCLKの立ち上がりに同期して、各種コマ
ンド、アドレス信号、入力データを取込み、又は出力デ
ータを出力するように動作する。SDRAMからデータ
を読み出す場合、コマンド信号(/CS、/RAS、/
CAS、/WE信号)の組み合わせからアクティブ(A
CT)コマンドをコマンド端子に入力し、アドレス端子
にはローアドレス信号を入力する。このコマンド、ロー
アドレスが入力されると、SDRAMは活性状態にな
り、ローアドレスに応じたワード線を選択して、ワード
線上のセル情報をビット線に出力し、センスアンプで増
幅する。
【0075】さらに、ローアドレスに関係した部分の動
作時間(tRCD)後に、リードコマンド(Read)
とコラムアドレスを入力する。コラムアドレスに従っ
て、選択されたセンスアンプデータをデータバス線に出
力し、データバスアンプで増幅し、出力バッファでさら
に増幅して出力端子(DQ)にデータが出力される。こ
れら一連の動作は汎用DRAMとまったく同じ動作であ
るが、SDRAMの場合、コラムアドレスに関係する回
路がパイプライン動作するようになっており、リードデ
ータは毎サイクル連続して出力されることになる。これ
により、データ転送速度は外部クロックの周期になる。
【0076】SDRAMでのアクセス時間には3種類あ
り、いずれもCLKの立ち上がり時点を基準にして定義
される。図24において、tRACはローアドレスアク
セス時間、tCACはコラムアドレスアクセス時間、t
ACはクロックアクセス時間を示している。このSDR
AMを高速メモリシステムで使用する場合、コマンドを
入力してから最初にデータが得られるまでの時間である
tRACやtCACも重要であるが、クロックアクセス
時間tACも重要なものである。
【0077】図25は図23のシンクロナスDRAMの
要部構成を概略的に示すブロック図であり、SDRAM
におけるパイプライン動作を説明するためのもので、一
例としてパイプが3段設けられている場合を示してい
る。SDRAMでのコラムアドレスに関係する処理回路
は、処理の流れに沿って複数段に分割されており、分割
された各段の回路をパイプと呼んでいる。
【0078】クロックバッファ101は、図23を参照
して説明したように、内部クロック生成回路121およ
び出力タイミング制御回路122を備え、内部クロック
生成回路121の出力(通常の内部クロック信号)がパ
イプ−1およびパイプ−2に供給され、出力タイミング
制御回路122の出力(位相制御された内部クロック信
号)がパイプ−3の出力回路5(データ出力バッファ:
50〜57)に供給されるようになっている。
【0079】各パイプは供給された内部クロック信号に
従って制御され、各パイプの間には、パイプ間の信号の
伝達タイミングを制御するスイッチが設けられており、
これらのスイッチも、クロックバッファ101(内部ク
ロック生成回路121)で生成された内部クロック信号
により制御される。図25に示す例では、パイプ−1に
おいて、コラムアドレスバッファ116でアドレス信号
を増幅してコラムデコーダ118にアドレス信号を送
り、コラムデコーダ118で選択されたアドレス番地に
相当するセンスアンプ回路117の情報をデータバスに
出力し、データバスの情報をデータバスアンプ119で
増幅するまで行われる。また、パイプ−2にはデータバ
ス制御回路120のみが設けられ、パイプ−3はI/O
バッファ104(出力回路5)で構成されている。な
お、I/Oバッファ104におけるデータ入力バッファ
13は図25では省略されている。
【0080】そして、各パイプ内の回路も、クロックサ
イクル時間内で動作完了するならば、パイプとパイプと
の間にあるスイッチをクロック信号に同期して開閉する
ことで、リレー式にデータを送り出す。これにより、各
パイプでの処理が並行に行われることになり、出力端子
にはクロック信号に同期して連続的にデータが出力され
ることになる。
【0081】図26は本発明に係る半導体集積回路にお
ける出力回路(データ出力バッファ回路:5,50〜5
7)の一構成例を説明するための図である。図25およ
び図26に示されるように、図26におけるData1
およびData2は、セルアレイ115から読み出さ
れ、センスアンプ117とデータバスアンプ119とデ
ータバス制御回路120を介して出力された記憶データ
に対応する信号であり、Data1およびData2
は、出力データが高レベル“H”の場合には共に低レベ
ル“L”であり、出力データが低レベル“L”の場合に
は共に高レベル“H”である。なお、出力データが高レ
ベル“H”でも低レベル“L”でもないハイインピーダ
ンス状態(ハイゼット状態)をとることも可能であり、
その場合にはデータバス制御回路120において、Da
ta1が高レベル“H”に、Data2が低レベル
“L”になるように変換される。信号φoeは、出力タ
イミング制御回路122(第1の遅延制御回路21)の
出力信号(クロック信号)に対応するもので、出力回路
5(50〜57)のイネーブル信号として機能するもの
である。
【0082】クロック信号φoeが高レベル“H”にな
ると、Data1とData2の情報がデータ出力パッ
ド6(60〜67)に現出するように動作する。例え
ば、データ出力パッド6に高レベル“H”を出力する場
合を想定すると、クロック信号φoeが低レベル“L”
から高レベル“H”に変化し、ノード8a−1が低レベ
ル“L”に、ノード8a−2が高レベル“H”になっ
て、トランスファーゲートがオンしてData1および
Data2がノード8a−3および8a−6に伝達され
る。その結果、ノード8a−5が低レベル“L”に、ノ
ード8a−8が高レベル“H”になると、出力用のPチ
ャンネルトランジスタ81はオンになり、また、Nチャ
ンネルトランジスタ82はオフになって、データ出力パ
ッド6には高レベル“H”の出力が現れることになる。
また、クロック信号φoeが低レベル“L”になると、
トランスファーゲートはオフして、それまでの出力状態
が保持される。
【0083】図27は本発明に係る半導体集積回路にお
けるダミーの内部出力クロック配線42(ダミー配線D
L)の一構成例を説明するための図である。図27から
明らかなように、ダミー配線DLは、例えば、チップ上
に形成され、リアル配線(RL)と同じ線幅の配線によ
り形成されている。なお、このダミー配線の代わりに、
所定の値を有する容量素子或いは抵抗素子等を組み合わ
せて代用することも可能である。
【0084】以上の説明では、メモリ(SDRAM)を
例として説明したが、本発明は、他の様々な半導体集積
回路に対しても幅広く適用することができる。また、遅
延信号発生部31における遅延制御回路の段数は3段
(中段の遅延制御回路を1段とする場合)に限らず、4
段、5段、6段と、さらに複数段設けることができ、そ
して、パルス信号発生部33へ供給する信号も最終段を
除く任意の段の遅延制御回路の出力とすることができ
る。なお、上記各実施例では、制御信号としてパルス信
号を使用する場合を例に取って説明したが、本発明の半
導体集積回路により発生されるパルス信号は、制御信号
としての使用に限定されるものでないのはもちろんであ
る。
【0085】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の半導体
集積回路によれば、外部からの制御信号を複数段の遅延
制御回路により分割し、該遅延制御回路における所定段
の出力信号および制御信号をパルス信号発生回路により
処理して、該制御信号を所定割合のデューティーで分割
したパルス信号を発生することによって、該制御信号の
周波数変化に応じて該パルス信号のパルス幅を変化させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体集積回路で使用される制御信号を説明す
るための図である。
【図2】本発明が対象とする半導体集積回路の一例とし
てのシンクロナスDRAMのデータバスまわりの構成を
概略的に示す図である。
【図3】シンクロナスDRAMの読み出し時における連
続動作波形の一例を示す図である。
【図4】シンクロナスDRAMの書き込み時における連
続動作波形の一例を示す図である。
【図5】従来の半導体集積回路における課題を説明する
ためのタイミング図である。
【図6】本発明に係る半導体集積回路の一実施例を示す
ブロック図である。
【図7】図6の半導体集積回路の動作を説明するための
タイミング図である。
【図8】図6の半導体集積回路におけるパルス信号発生
部の変形例を示す回路図である。
【図9】図8のパルス信号発生部の動作を説明するため
のタイミング図(その1)である。
【図10】図8のパルス信号発生部の動作を説明するた
めのタイミング図(その2)である。
【図11】本発明が適用される半導体集積回路の一例と
してのシンクロナスDRAMの構成を概略的に示すブロ
ック図である。
【図12】本発明に係る半導体集積回路の他の実施例を
示すブロック図である。
【図13】本発明の半導体集積回路における遅延制御回
路(遅延部)の一構成例を説明するための図である。
【図14】本発明の半導体集積回路における遅延制御回
路(制御部)の一構成例を説明するための図である。
【図15】図14の遅延制御回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図16】本発明の半導体集積回路における位相比較回
路(位相比較部)の一構成例を説明するための図であ
る。
【図17】図16の位相比較回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図18】本発明の半導体集積回路における位相比較回
路(増幅回路部)の一構成例を説明するための図であ
る。
【図19】図18の位相比較回路におけるJKフリップ
フロップの動作を説明するためのタイミング図である。
【図20】図18の位相比較回路における増幅回路部の
動作を説明するためのタイミング図(カウントアップ
時)である。
【図21】図18の位相比較回路における増幅回路部の
動作を説明するためのタイミング図(カウント維持時)
である。
【図22】図18の位相比較回路における増幅回路部の
動作を説明するためのタイミング図(カウントダウン
時)である。
【図23】本発明に係る半導体集積回路が適用される一
例としてのシンクロナスDRAMの構成を示す図であ
る。
【図24】図23のシンクロナスDRAMの動作を説明
するためのタイミング図である。
【図25】図23のシンクロナスDRAMの要部構成を
概略的に示すブロック図である。
【図26】本発明に係る半導体集積回路における出力回
路(データ出力バッファ回路)の一構成例を説明するた
めの図である。
【図27】本発明に係る半導体集積回路におけるダミー
の内部出力クロック配線(ダミー配線)の一構成例を説
明するための図である。
【符号の説明】
1…クロック入力パッド 8…位相比較回路(第1の位相比較回路) 31…遅延信号発生部 32…DLL部 33…パルス信号発生部 71…初段の遅延制御回路 72…中段の遅延制御回路 73…最終段の遅延制御回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの制御信号(CLK)が供給さ
    れた初段の遅延制御回路(71)と、 該初段の遅延制御回路(71)に縦列接続された少なく
    とも1つの中段の遅延制御回路(72)と、 該中段の遅延制御回路(72)に縦列接続された最終段
    の遅延制御回路(73)と、 前記制御信号(CLK)および前記最終段の遅延制御回
    路(73)の出力信号が供給され、該制御信号(CL
    K)および該最終段の遅延制御回路(73)の出力信号
    の位相を比較して、前記初段,中段および最終段の遅延
    制御回路(71,72,73)を制御する位相比較回路
    (8)と、 前記制御信号(CLK)と前記初段および中段の遅延制
    御回路(71,72)のいずれかの出力信号とが供給さ
    れ、該制御信号を所定割合のデューティーで分割したパ
    ルス信号を発生するパルス信号発生部(33)とを具備
    することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記位相比較回路(8)は、前記制御信号(CL
    K)の位相と前記最終段の遅延制御回路(73)の出力
    信号の位相が一致するように、前記初段,中段および最
    終段の遅延制御回路(71,72,73)の遅延時間を
    制御することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記半導体集積回路はシンクロナスDRAMであ
    り、且つ、前記パルス信号発生部(33)から出力され
    るパルス信号は該シンクロナスDRAMの読み出しまた
    は書き込み動作期間とリセット動作期間とを制御する制
    御パルス信号であることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記パルス信号発生部(33)から出力される信号
    は、前記初段,中段および最終段の遅延制御回路(7
    1,72,73)の縦列接続される遅延制御回路の全て
    の段数と、前記初段の遅延制御回路(71)から前記パ
    ルス信号発生部(33)に出力信号を供給する所定の中
    段の遅延制御回路(72)までの段数との割合に対応し
    たデューティー比を有するパルス信号であることを特徴
    とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 外部からの制御信号(CLK)が供給さ
    れ、該制御信号を所定の位相だけ遅延した位相遅延信号
    を発生する位相遅延信号発生部(31)と、前記制御信
    号および前記位相遅延信号発生部の出力信号が供給さ
    れ、該制御信号を所定割合のデューティーで分割したパ
    ルス信号を発生するパルス信号発生部(33)とを具備
    することを特徴とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路におい
    て、前記位相遅延信号発生部(31)は、 前記制御信号(CLK)が供給された初段の遅延制御回
    路(71)と、 該初段の遅延制御回路(71)に縦列接続された少なく
    とも1つの中段の遅延制御回路(72)と、 該中段の遅延制御回路(72)に縦列接続された最終段
    の遅延制御回路(73)と、 前記制御信号(CLK)および前記最終段の遅延制御回
    路(73)の出力信号が供給され、該制御信号(CL
    K)および該最終段の遅延制御回路(73)の出力信号
    の位相を比較して、前記初段,中段および最終段の遅延
    制御回路(71,72,73)を制御する第1の位相比
    較回路(8)とを具備し、該初段,中段および最終段の
    遅延制御回路の段数に対応した割合だけ位相遅延した位
    相遅延信号を発生するようになっていることを特徴とす
    る半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路におい
    て、前記パルス信号発生部(33)から出力される信号
    は、前記初段,中段および最終段の遅延制御回路(7
    1,72,73)の縦列接続される遅延制御回路の全て
    の段数と、前記初段の遅延制御回路(71)から前記パ
    ルス信号発生部(33)に出力信号を供給する所定の中
    段の遅延制御回路(72)までの段数との割合に対応し
    たデューティー比を有するパルス信号であることを特徴
    とする半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の半導体集積回路におい
    て、前記半導体集積回路はシンクロナスDRAMであ
    り、且つ、前記パルス信号発生部(33)から出力され
    るパルス信号は該シンクロナスDRAMの読み出しまた
    は書き込み動作期間とリセット動作期間とを制御する制
    御パルス信号であることを特徴とする半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の半導体集積回路におい
    て、前記半導体集積回路は、さらに、前記位相遅延信号
    発生部の出力信号が供給され、前記位相遅延信号発生部
    の出力信号に位相同期した同期信号を発生するDLL部
    (32)を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体集積回路におい
    て、前記DLL部(32)は、 前記初段の遅延制御回路(71)の出力信号が供給され
    る第1および第2の遅延制御回路(21,22)と、 該第1の遅延制御回路(21)の出力信号がそれぞれリ
    アル配線(41)を介して供給される複数の対象回路
    (5;50〜57)と、 前記リアル配線(41)による遅延をダミー化するダミ
    ー配線手段(42)と、 前記第2の遅延制御回路(22)のダミー出力信号が前
    記ダミー配線手段(42)を介して供給され、前記初段
    の遅延制御回路(71)の出力信号およびダミー配線手
    段の出力信号の位相を比較して、その比較結果により前
    記第1および第2の遅延制御回路における遅延量を制御
    する第2の位相比較回路(3)とを具備することを特徴
    とする半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体集積回路にお
    いて、前記DLL部(32)は、前記初段の遅延制御回
    路(71)による所定の位相だけずらされた前記制御信
    号(CLK)に同期した同期信号を出力することを特徴
    とする半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の半導体集積回路にお
    いて、前記半導体集積回路はシンクロナスDRAMであ
    り、且つ、前記DLL部(32)から出力される同期信
    号は、該シンクロナスDRAMのデータ出力バッファ回
    路に供給するイネーブル信号であることを特徴とする半
    導体集積回路。
  13. 【請求項13】 外部からの制御信号(CLK)を複数
    段の遅延制御手段(71,72,73)により分割し、
    該遅延制御手段における所定段(71)の出力信号およ
    び前記制御信号をパルス信号発生手段(33)により処
    理して該制御信号を所定割合のデューティーで分割した
    パルス信号を発生し、該制御信号の周波数変化に応じて
    該パルス信号のパルス幅を変化させるようにしたことを
    特徴とする半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 制御パルス信号(CLK)を受ける縦
    続接続されたn段構成の可変遅延回路(71,72,7
    3)と、 前記制御パルス信号の位相と前記n段構成の可変遅延回
    路の出力信号の位相が一致するように、該n段構成の可
    変遅延回路の各々の遅延時間を制御する位相比較回路
    (8)と、 前記n段構成の可変遅延回路の入力信号および該n段構
    成の可変遅延回路の各段のn個の出力信号のうち、2つ
    の信号が選択的に入力され、当該2つの信号の位相差に
    対応したパルス信号を出力するパルス信号発生部(3
    3)と具備することを特徴とする半導体集積回路。
JP8228323A 1996-08-29 1996-08-29 半導体集積回路 Withdrawn JPH1069769A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8228323A JPH1069769A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 半導体集積回路
US08/808,907 US5740123A (en) 1996-08-29 1997-03-03 Semiconductor integrated circuit for changing pulse width according to frequency of external signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8228323A JPH1069769A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1069769A true JPH1069769A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16874656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8228323A Withdrawn JPH1069769A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 半導体集積回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5740123A (ja)
JP (1) JPH1069769A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6212126B1 (en) 1999-08-24 2001-04-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device including clock generation circuit capable of generating internal clock stably
US6448826B1 (en) 2000-08-28 2002-09-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device incorporating circuit for generating control clock in accordance with external clock frequency
WO2004088667A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Fujitsu Limited 半導体メモリ
JP2008154210A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Hynix Semiconductor Inc 半導体記憶装置の遅延ロックループ回路
US8976596B1 (en) 2013-08-23 2015-03-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Controller

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4070255B2 (ja) * 1996-08-13 2008-04-02 富士通株式会社 半導体集積回路
TW340262B (en) * 1996-08-13 1998-09-11 Fujitsu Ltd Semiconductor device, system consisting of semiconductor devices and digital delay circuit
US5940608A (en) 1997-02-11 1999-08-17 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for generating an internal clock signal that is synchronized to an external clock signal
US5946244A (en) 1997-03-05 1999-08-31 Micron Technology, Inc. Delay-locked loop with binary-coupled capacitor
JP4040140B2 (ja) * 1997-05-14 2008-01-30 富士通株式会社 半導体装置及びそのアクセスタイム調整方法
US6173432B1 (en) 1997-06-20 2001-01-09 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for generating a sequence of clock signals
US5953284A (en) 1997-07-09 1999-09-14 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for adaptively adjusting the timing of a clock signal used to latch digital signals, and memory device using same
JP3244033B2 (ja) * 1997-08-08 2002-01-07 日本電気株式会社 同期型半導体記憶装置
JP3414621B2 (ja) * 1997-08-11 2003-06-09 富士通株式会社 半導体集積回路装置
KR100271632B1 (ko) * 1997-10-10 2000-11-15 김영환 쓰기제어드라이브 회로
KR100289383B1 (ko) * 1997-10-10 2001-05-02 김영환 쓰기제어드라이브회로
JP3789629B2 (ja) * 1998-01-27 2006-06-28 富士通株式会社 半導体装置
US6269451B1 (en) 1998-02-27 2001-07-31 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for adjusting data timing by delaying clock signal
JPH11306757A (ja) 1998-04-27 1999-11-05 Mitsubishi Electric Corp 同期型半導体記憶装置
JP2000011647A (ja) * 1998-06-26 2000-01-14 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置におけるデータバスアンプ活性化方法及び半導体記憶装置
US6338127B1 (en) 1998-08-28 2002-01-08 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for resynchronizing a plurality of clock signals used to latch respective digital signals, and memory device using same
US6279090B1 (en) 1998-09-03 2001-08-21 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for resynchronizing a plurality of clock signals used in latching respective digital signals applied to a packetized memory device
US6349399B1 (en) * 1998-09-03 2002-02-19 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for generating expect data from a captured bit pattern, and memory device using same
DE19842818C2 (de) * 1998-09-18 2001-03-01 Siemens Ag Synchrone Schaltung
JP4212159B2 (ja) * 1998-09-28 2009-01-21 株式会社ルネサステクノロジ 同期型半導体記憶装置
US6430696B1 (en) 1998-11-30 2002-08-06 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for high speed data capture utilizing bit-to-bit timing correction, and memory device using same
US6374360B1 (en) 1998-12-11 2002-04-16 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for bit-to-bit timing correction of a high speed memory bus
US6285216B1 (en) * 1998-12-17 2001-09-04 United Microelectronics Corporation High speed output enable path and method for an integrated circuit device
US6470060B1 (en) * 1999-03-01 2002-10-22 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for generating a phase dependent control signal
JP3488152B2 (ja) * 1999-10-19 2004-01-19 日本電気株式会社 遅延同期ループの同期方法、遅延同期ループ及び該遅延同期ループを備えた半導体装置
ATE365996T1 (de) * 2000-12-05 2007-07-15 Ericsson Telefon Ab L M Vorrichtung und verfahren in einer halbleiterschaltung
DE10121837C1 (de) * 2001-05-04 2002-12-05 Infineon Technologies Ag Speicherschaltung mit mehreren Speicherbereichen
US6801989B2 (en) * 2001-06-28 2004-10-05 Micron Technology, Inc. Method and system for adjusting the timing offset between a clock signal and respective digital signals transmitted along with that clock signal, and memory device and computer system using same
KR100446291B1 (ko) 2001-11-07 2004-09-01 삼성전자주식회사 카스 레이턴시를 이용하여 락킹 레졸루션 조절이 가능한지연동기 루프 회로
KR100499305B1 (ko) * 2002-10-18 2005-07-04 엘지전자 주식회사 이중 지연루프를 이용한 클럭신호의 듀티 팩터 보상회로
US7168027B2 (en) 2003-06-12 2007-01-23 Micron Technology, Inc. Dynamic synchronization of data capture on an optical or other high speed communications link
US7234070B2 (en) * 2003-10-27 2007-06-19 Micron Technology, Inc. System and method for using a learning sequence to establish communications on a high-speed nonsynchronous interface in the absence of clock forwarding
KR100546213B1 (ko) * 2003-12-05 2006-01-24 주식회사 하이닉스반도체 컬럼 어드레스 선택 신호의 펄스 폭 제어 회로
KR100567532B1 (ko) * 2003-12-10 2006-04-03 주식회사 하이닉스반도체 펄스 폭 제어 회로 및 그 방법
KR100629374B1 (ko) * 2003-12-23 2006-09-29 삼성전자주식회사 듀티 사이클 보정회로 및 방법
KR100525107B1 (ko) * 2004-02-06 2005-11-01 주식회사 하이닉스반도체 메모리 장치의 동작 주파수 변동에 따라 비트라인 감지증폭기와 데이타 감지 증폭기를 연결하는 데이타 버스의동작을 제어하는 신호의 인에이블 구간을 제어하는 방법과그 장치
KR100608355B1 (ko) * 2004-03-25 2006-08-08 주식회사 하이닉스반도체 메모리 장치의 동작 주파수 변동에 따른 내부 제어 신호의인에이블 구간을 제어하는 장치와 그 방법
KR102573131B1 (ko) * 2016-07-04 2023-09-01 에스케이하이닉스 주식회사 고속 데이터 전송을 위한 메모리 장치
CN112711295A (zh) * 2019-10-25 2021-04-27 瑞昱半导体股份有限公司 时序产生器、时序产生方法以及控制芯片
CN115565576A (zh) 2021-07-02 2023-01-03 长鑫存储技术有限公司 一种信号生成电路、方法及半导体存储器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5313422A (en) * 1991-05-29 1994-05-17 Texas Instruments Incorporated Digitally controlled delay applied to address decoder for write vs. read
US5493538A (en) * 1994-11-14 1996-02-20 Texas Instruments Incorporated Minimum pulse width address transition detection circuit
US5566130A (en) * 1995-11-09 1996-10-15 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Address transition detection (ATD) circuit for asynchronous VLSI chips

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6212126B1 (en) 1999-08-24 2001-04-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device including clock generation circuit capable of generating internal clock stably
US6448826B1 (en) 2000-08-28 2002-09-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device incorporating circuit for generating control clock in accordance with external clock frequency
WO2004088667A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Fujitsu Limited 半導体メモリ
JP2008154210A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Hynix Semiconductor Inc 半導体記憶装置の遅延ロックループ回路
US8976596B1 (en) 2013-08-23 2015-03-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Controller

Also Published As

Publication number Publication date
US5740123A (en) 1998-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1069769A (ja) 半導体集積回路
JP3993717B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP4070255B2 (ja) 半導体集積回路
JP3769940B2 (ja) 半導体装置
JP3335537B2 (ja) 半導体集積回路
JP3481065B2 (ja) 位相比較回路および半導体集積回路
JP3729582B2 (ja) 半導体装置、半導体装置システム及びディジタル遅延回路
JPH10171774A (ja) 半導体集積回路
JPH1186545A (ja) Dll回路及びそれを利用した半導体記憶装置
JP2002025258A (ja) 半導体メモリ装置で用いられる遅延固定ループ
JP2015076711A (ja) 半導体装置
JP3388134B2 (ja) 位相比較回路、dll回路および半導体集積回路
JP2000163958A (ja) 半導体集積回路装置
JP3986103B2 (ja) 半導体集積回路
JP4071873B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP3982934B2 (ja) 入力回路および該入力回路を有する半導体集積回路
JPH10126254A (ja) 半導体装置
JP4571960B2 (ja) 半導体集積回路
JP3819005B2 (ja) 半導体集積回路
JP4159459B2 (ja) 半導体装置、半導体装置システム及びディジタル遅延回路
JP4070764B2 (ja) 半導体装置
KR100408210B1 (ko) 입력회로및이입력회로를갖는반도체집적회로
JPH11225067A (ja) 半導体装置
JP4571959B2 (ja) 入力回路および該入力回路を有する半導体集積回路
JP2674486B2 (ja) ディレイ回路および該ディレイ回路を有する半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104