JPH1041714A - 誘電体線路 - Google Patents

誘電体線路

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JPH1041714A
JPH1041714A JP8197641A JP19764196A JPH1041714A JP H1041714 A JPH1041714 A JP H1041714A JP 8197641 A JP8197641 A JP 8197641A JP 19764196 A JP19764196 A JP 19764196A JP H1041714 A JPH1041714 A JP H1041714A
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貞夫 山下
Takehisa Kajikawa
武久 梶川
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    • H03H7/38Impedance-matching networks

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  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体線路と半導体素子とを組み合わせて増
幅回路等を構成する際、入出力回路でのRF信号の損失
や歪みの問題および寄生カップリングの問題を解消し、
外部回路を付加することによる大型化、さらには製造コ
ストの上昇を抑える。 【解決手段】 平行な2つの導電体板1,2の間に誘電
体ストリップ3a,3bとともに誘電体板4を設け、誘
電体線路を伝搬するRF信号が遮断される広さを有し、
誘電体ストリップの内部の位置をスロット線路6とする
接地導体5a,5bを誘電体板4に形成し、スロット線
路の端部に線路変換導電体パターン7a,7b,8a,
8bを設け、スロット線路を跨ぐ位置にFET11をマ
ウントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】例えばミリ波帯やマイクロ波
帯の回路モジュールにおいて、増幅回路や変調回路等を
構成する誘電体線路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりミリ波帯での通信モジュールと
して誘電体線路が用いられている。特に平行平板導波管
の板間隔を半波長以下として、その中に誘電体ストリッ
プを挿入した構造を有する非放射性誘電体線路(NRD
ガイド)は放射損がなく、小型化できることから、ミリ
波集積回路などへの応用が研究されている。例えば、こ
のような誘電体線路を用いて増幅回路等を構成する例
が、ウィルキンソン,A,A、米山 務、「NRDガイ
ド集積回路に用いるHEMT増幅器」電子情報通信学会
春季全国大会、SC-2-2、(1990)、P.2-627 に示されて
いる。
【0003】このように、誘電体線路と半導体素子とを
組み合わせて増幅回路を構成する場合、従来は半導体素
子を誘電体線路の外部に配置し、誘電体線路を伝搬する
信号をその誘電体線路の外へ取り出して、半導体素子で
信号処理を行った後、再び誘電体線路に戻すようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、RF信号を半
導体素子に対して入出力する際に、伝送線路と半導体素
子との間の入出力回路でインピーダンス整合をとって、
入出力の効率を向上させる必要があるが、半導体素子を
誘電体線路の外部に配置する構造では、上記整合回路を
含む入出力回路でRF信号の損失および歪みが生じ、ま
た、半導体素子を含む外部回路と誘電体線路との寄生カ
ップリングが発生し易く、その結果RF特性が劣化し、
さらに回路構成も複雑であるため製作工程も極めて煩雑
とならざるを得なかった。
【0005】この発明の目的は、上記入出力回路でのR
F信号の損失や歪みの問題および寄生カップリングの問
題を解消し、外部回路を付加することによる大型化、さ
らには製造コストの上昇を抑えた誘電体線路を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、略平行な2
つの導電体平面の間に誘電体ストリップとともに誘電体
板を配した誘電体線路であって、請求項1に記載のとお
り、誘電体板に、誘電体線路を伝搬する周波数信号が遮
断される広さを有し、誘電体ストリップの内部の位置を
スロット線路とする接地導体を形成し、前記接地導体
の、前記スロット線路の端部となる位置に、該スロット
線路および前記誘電体ストリップの電磁界に結合する線
路変換導電体パターンを設け、前記スロット線路を跨い
で半導体素子を配置する。この構成により、誘電体スト
リップを伝搬するLSMモードのRF信号は線路変換導
電体パターンに結合し、TEモードに変換されてスロッ
ト線路を伝搬する。このスロット線路を伝搬する信号が
半導体素子に入力される。逆に、半導体素子から出力さ
れる信号はスロット線路を伝搬し、その端部に設けた線
路変換導電体パターンを介して誘電体ストリップを伝搬
するLSMモードのRF信号に変換される。このように
半導体素子を用いた回路は誘電体ストリップ内部の誘電
体板上に構成することができるので、外部回路を設けた
場合に生じる、誘電体線路と外部回路との寄生カップリ
ングがなくなり、誘電体ストリップと半導体素子との接
続部の伝送損失も最小限に抑えられる。さらに、誘電体
板上の接地導体や線路変換導電体パターンは通常のプリ
ント配線基板の製造方法と同様の技術で製造できるの
で、製造コストも抑えられる。
【0007】また、この発明の誘電体線路は、請求項2
に記載のとおり、前記スロット線路の両端となる位置に
前記線路変換導電体パターンを設け、前記スロット線路
の略中央に前記半導体素子を配置する。これにより誘電
体板上に設けた接地導体の作用により、その部分で誘電
体線路を伝搬する周波数信号(RF信号)が遮断され、
連続する誘電体ストリップでありながら2つの誘電体線
路が構成される。そしてその2つの誘電体線路が半導体
素子を介して接続されることになる。したがって上記半
導体素子として例えばFET等を用いれば増幅回路を備
えた誘電体線路を容易に構成できるようになる。
【0008】また、この発明の誘電体線路は請求項3に
記載のとおり、前記線路変換導電体パターンと前記半導
体素子との間のインピーダンス整合をとるλ/4ショー
トスタブを前記スロット線路の途中に設ける。これによ
り線路変換導電体パターンと半導体素子とのインピーダ
ンス整合がとられ、スロット線路と半導体素子との接続
部の伝送損失が抑えられる。
【0009】また、この発明の誘電体線路は、請求項4
に記載のとおり、前記線路変換導電体パターンと前記ス
ロット線路との間に、インピーダンス整合回路を設け
る。これにより線路変換導電体パターンおよび誘電体線
路とスロット線路とのインピーダンス整合がとられ、不
要な反射が抑えられると共に、線路変換に伴う伝送損失
が抑えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態であ
る、増幅回路を備える誘電体線路の構成を図1〜図3を
参照して説明する。
【0011】図1はその主要部の構造を示す図であり、
(A)は上部の導電体板および上部の誘電体ストリップ
を取り除いた状態での平面図、(B)は断面図である。
この例では、(B)に示すように、平行な2つの導電体
平面を成す導電体板1,2にそれぞれ溝を形成し、それ
ぞれの溝に誘電体ストリップ3a,3bを嵌め込むと共
に、誘電体ストリップ3a,3bの間に誘電体板4を挟
み込ませている。これによりNRDガイド(以下、単に
「誘電体線路」という。)を構成している。同図の
(A)に示すように、誘電体板4の上面には誘電体線路
を伝搬するRF信号が遮断されるに要する幅Wの接地導
体5a,5bを形成している。例えば60GHz帯であ
れば、Wを1mm以上にする。この接地導体5a,5b
は、その対向部分で、誘電体ストリップの中央の軸方向
にスロット線路6を構成している。このスロット線路6
の幅は設計する線路の特性インピーダンスによって決め
る。例えば0.05〜0.5mmの幅で、120〜300
Ωの特性インピーダンスが得られる。スロット線路6の
端部には、誘電体ストリップ3a,3bによる誘電体線
路の電磁界およびスロット線路6の電磁界に結合する線
路変換導電体パターン7a,7b,8a,8bをそれぞ
れ形成している。この例では、線路変換導電体パターン
7a,7bおよび8a,8bはそれぞれダイポールアン
テナ形状を成している。この線路変換導電体パターンの
配線抵抗を下げて変換ロスを減らすため、スロット線路
6の端部に対する線路変換導電体パターンの付け根部分
は、Rで示すように、接地導体5a,5bから線路変換
導電体パターンへ行くほど緩やかに細くなるパターンと
している。図中11はFETであり、スロット線路6の
中央でスロット線路6を跨ぐ位置にマウントしている。
このFET11と線路変換導電体パターン7a,8bと
の間にはスロット線路6に対して垂直方向に一定長さの
切り込み状のパターンを形成して、これによりλ/4シ
ョートスタブ14,15を設けている。このλ/4ショ
ートスタブ14,15は線路変換導電体パターンとFE
Tとの間のインピーダンス整合をとる。また、FET1
1の端子が接続される位置から誘電体ストリップ3a,
3bの外側へゲート端子12およびドレイン端子13を
それぞれ引き出している。
【0012】図2は図1に示したFET11およびその
マウント部分の構成を示す図であり、(A)はFET1
1の平面図、(B)はFET11がマウントされる部分
の誘電体板の平面図である。(A)に示すように、FE
T11は25,26で示す活性層を備え、この部分にそ
れぞれMES−FETを形成し、ソース端子21,2
2、ゲート端子23、ドレイン端子24をそれぞれ引き
出している。クロスハッチング部分はバイアホール形成
部であり、チップの裏面側に各端子を導出している。同
図の(B)において16,17は、接地導体5a,5b
により形成したスロット線路6をそれぞれ2つに分岐さ
せると共にスロット線路との結合をとるゲート接続導体
およびドレイン接続導体である。図1に示した誘電体板
上のゲート端子12およびドレイン端子13にはそれぞ
れゲートバイアス電圧およびドレイン電圧が印加される
ことにより、FET11は相補型増幅回路を構成する。
図中の矢印はスロット線路を伝搬する信号の電界分布を
示している。図において上方から下方へ誘電体線路を伝
搬するLSMモードの信号は、図1に示した線路変換導
電体パターン7a,7bを介してモード変換され、TE
モードでスロット線路6を伝搬し、FET11のソース
ゲート間に電圧信号として印加される。そしてソース−
ドレイン間の電圧信号がTEモードとして再びスロット
線路6を伝搬し、図1に示した線路変換導電体パターン
8a,8bを介して誘電体線路をLSMモードで伝搬す
ることになる。
【0013】図3は線路変換導電体パターン部分の他の
形状を示す図である。(A)は接地導体5a,5bによ
り構成したスロット線路6の端部と線路変換導電体パタ
ーン7a,7bとの間に、9a,9bで示すように、長
さがλ/4で幅の異なるスロット線路を構成し、線路変
換導電体パターン7a,7bとスロット線路6との間で
反射をなくして、線路変換導電体パターン7a,7bお
よび誘電体線路とスロット線路6との整合をとってい
る。(B)に示す例では、9a,9bで示すように、λ
/2以上の長さで緩やかにスロットの幅を変えて、線路
変換導電体パターン7a,7bおよび誘電体線路とスロ
ット線路6とのインピーダンス整合をとっている。
【0014】次に、第2の実施形態であるVCOの周波
数可変部を備える誘電体線路の構成を図4に示す。
(A)は上部の導電体板および上部の誘電体ストリップ
を取り除いた状態での平面図、(B)は断面図である。
第1の実施形態と同様に、(B)に示すように、平行な
2つの導電体平面を成す導電体板1,2にそれぞれ溝を
形成し、それぞれの溝に誘電体ストリップ3a,3bを
嵌め込むと共に、誘電体ストリップ3a,3bの間に誘
電体板4を挟み込ませてNRDガイドを構成している。
同図の(A)に示すように、誘電体板4の上面には誘電
体線路を伝搬するRF信号が遮断されるに要する幅の接
地導体5a,5bを形成し、この接地導体5a,5bの
対向部分で、誘電体ストリップの中央の軸方向にスロッ
ト線路6を構成している。また、このスロット線路6の
端部に誘電体ストリップ3a,3bによる誘電体線路の
電磁界およびスロット線路6の電磁界に結合する線路変
換導電体パターン7a,7bを形成している。スロット
線路6には、それを跨ぐ位置に可変容量ダイオード31
をマウントしている。この構成により、図において下方
から上方へ誘電体線路を伝搬する信号が線路変換導電体
パターン7a,7bに結合し、スロット線路6を伝搬す
る。可変容量ダイオード31の静電容量は、接地導体5
a−5b間に印加される制御電圧によって変化する。可
変容量ダイオード31の後方(図における上方)には終
端素子32をマウントし、さらにその後方には、33で
示すように、接地導体5a,5b間のスロット幅を狭く
すると共に、その対向距離を長くしてミアンダ状のDC
阻止回路を形成している。したがって、スロット線路を
伝搬するRF信号は終端素子32およびDC阻止回路3
2よって終端される。一方、誘電体線路を伝搬するRF
信号は接地導体5a,5b部分で阻止される。尚、ミア
ンダ状のDC阻止回路33は誘電体線路に強く結合する
ため、誘電体線路を伝搬するRF信号を効果的に阻止す
る。この回路を発振回路に組み合わせれば、電圧制御発
振回路を構成することができる。例えば、発振回路も図
4の(A)に示したものと同様に、誘電体板4の上面に
接地導体およびスロット線路を構成し、そのスロット線
路の端部に誘電体ストリップ3a,3bによる誘電体線
路の電磁界およびスロット線路の電磁界に結合する線路
変換導電体パターンを形成し、スロット線路を跨ぐ位置
に発振ダイオードをマウントすればよい。
【0015】このように、比較的高い特性インピーダン
スを有する誘電体線路のモードを可変容量ダイオードの
インピーダンスに近い特性インピーダンス(100〜2
00Ω)を有するスロット線路のモードに変換するよう
にしたため、可変容量ダイオードのインピーダンス可変
幅が大きくなり、周波数可変幅を大きくとることができ
る。
【0016】尚、図4に示した例では、終端素子32と
DC阻止回路33の両方を設けたが、いずれか一方のみ
を設けるようにしてもよい。
【0017】次に、第3の実施形態であるミキサー回路
を備える誘電体線路の構成を図5〜図7を参照して説明
する。
【0018】図5の(A)は上部の導電体板および上部
の誘電体ストリップを取り除いた状態での平面図、
(B)は断面図である。平行な2つの導電体平面を成す
導電体板1,2にそれぞれ溝を形成し、それぞれの溝に
誘電体ストリップ3a,3bを嵌め込むと共に、誘電体
ストリップ3a,3bの間に誘電体板4を挟み込ませて
NRDガイドを構成する点は第1の実施形態と同様であ
る。同図の(A)に示すように、誘電体板4の上面には
誘電体線路を伝搬するRF信号が遮断されるに要する幅
の接地導体5a,5bを形成し、この接地導体5a,5
bの対向部分で、誘電体ストリップの中央の軸方向にス
ロット線路6を構成している。また、このスロット線路
6の端部に誘電体ストリップ3a,3bによる誘電体線
路の電磁界およびスロット線路6の電磁界に結合する線
路変換導電体パターン7a,7bを形成している。スロ
ット線路6には、それを跨ぐ位置にミキサーダイオード
34をマウントしている。このミキサーダイオード34
のアノード端子が接続される位置からIF端子35を引
き出している。また、その引出し部分と接地導体5aと
でコプレーナラインを構成するとともにRFチョーク3
7を形成している。
【0019】図6は図5に示したミキサーダイオード3
4の構成を示す図である。アノード電極41の下部にシ
ョットキーバリアの接合層44を形成するとともに、ア
ノード端子38およびカソード端子39をそれぞれ引き
出している。またキャパシタ電極41′,42を設け
て、容量結合端子40を引き出している。(A)におけ
るクロスハッチング部分にはバイアホールを形成してい
て、チップの裏面で誘電体板上の各電極に接続する。
【0020】図7は上記ミキサーダイオード34をマウ
ントする誘電体板上の部分平面図である。図6に示した
アノード端子38はIF端子用線路36に、容量結合端
子40は接地導体5aに、カソード端子39は接地導体
5bにそれぞれ接続する。このようにして、スロット線
路6を伝搬する信号(RF信号とLO信号の混合信号)
はミキサーダイオードのアノード−カソード間に、キャ
パシタ電極による静電容量を介して印加され、|fRF
LO|のIF信号がIF端子35から取り出されること
になる。
【0021】このように、RF信号およびLO信号は誘
電体線路の内部に閉じ込められた状態で周波数変換を行
うので、変換損を低減することができる。また、コプレ
ーナラインでIF信号を出力するようにしたため、他の
マイクロ波回路との接続が容易である。
【0022】尚、上述した各実施形態では、スロット線
路の端部にダイポールアンテナ状の線路変換導電体パタ
ーンを形成した例を示したが、図8に示すように、スロ
ット線路端部の片側の接地導体にのみ線路変換導電体パ
ターンを形成するようにしてもよい。図8の例は、第1
の実施形態で示した増幅回路を有する誘電体線路の変形
例であり、いずれも接地導体5b側にのみ線路変換導電
体パターン7,8を形成している。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、半導体
素子を用いた回路は誘電体ストリップ内部の誘電体板上
に構成することができるので、外部回路を設けた場合に
生じる、誘電体線路と外部回路との寄生カップリングが
なくなり、誘電体ストリップと半導体素子との接続部の
伝送損失も最小限に抑えられる。さらに、誘電体板上の
接地導体や線路変換導電体パターンは通常のプリント配
線基板の製造方法と同様の技術で製造できるので、製造
コストも抑えられる。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、誘電体板
上に設けた接地導体の作用により、その部分で誘電体線
路を伝搬する周波数信号(RF信号)が遮断され、連続
する誘電体ストリップでありながら2つの誘電体線路が
構成され、その2つの誘電体線路が半導体素子を介して
接続されることになるため、例えばFET等を用いて増
幅回路を備えた誘電体線路を容易に構成できるようにな
る。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、線路変換
導電体パターンと半導体素子とのインピーダンス整合が
とられ、スロット線路と半導体素子との接続部の伝送損
失が抑えられる。
【0026】また、請求項4に記載の発明によれば、線
路変換導電体パターンおよび誘電体線路とスロット線路
とのインピーダンス整合がとられ、不要な反射が抑えら
れると共に、線路変換に伴う伝送損失が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る発振回路を備えた誘電体
線路の構成を示す図である。
【図2】FETおよびそのマウント部分の構成を示す図
である。
【図3】線路変換導電体パターンの他の例を示す図であ
る。
【図4】第2の実施形態に係るVCOの周波数可変部を
備える誘電体線路の構成を示す図である。
【図5】第3の実施形態に係るミキサー回路を備える誘
電体線路の構成を示す図である。
【図6】ミキサーダイオードの構成を示す図である。
【図7】誘電体板上のパターンとミキサーダイオードと
の接続関係を示す図である。
【図8】線路変換導電体パターンの他の形状を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,2−導電体板 3a,3b−誘電体ストリップ 4−誘電体板 5a,5b−接地導体 6−スロット線路 7,7a,7b,8,8a,8b−線路変換導電体パタ
ーン 9a,9b−インピーダンス整合回路 11−FET 12−ゲート端子 13−ドレイン端子 14,15−ショートスタブ 16−ゲート接続導体 17−ドレイン接続導体 18−ゲート端子用線路 19−ドレイン端子用線路 21,22−ソース端子 23−ゲート端子 24−ドレイン端子 25,26−活性層 31−可変容量ダイオード 32−終端素子 33−DC阻止回路 34−ミキサーダイオード 35−IF端子 36−IF端子用線路 37−RFチョーク 38−アノード端子 39−カソード端子 40−容量結合端子 41′,42−キャパシタ電極 41−アノード電極 43−カソード電極 44−接合層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 3/16 H05K 1/16 E H03F 3/60 H01L 27/04 D H05K 1/16 (72)発明者 梶川 武久 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平行な2つの導電体平面の間に誘電体
    ストリップとともに誘電体板を配し、該誘電体板に、誘
    電体線路を伝搬する周波数信号が遮断される広さを有
    し、前記誘電体ストリップの内部の位置をスロット線路
    とする接地導体を形成し、前記接地導体の、前記スロッ
    ト線路の端部となる位置に、該スロット線路および前記
    誘電体ストリップの電磁界に結合する線路変換導電体パ
    ターンを設け、前記スロット線路を跨いで半導体素子を
    配置してなる誘電体線路。
  2. 【請求項2】 前記スロット線路の両端となる位置に前
    記線路変換導電体パターンを設け、前記スロット線路の
    略中央に前記半導体素子を配置してなる請求項1に記載
    の誘電体線路。
  3. 【請求項3】 前記線路変換導電体パターンと前記半導
    体素子との間のインピーダンス整合をとるλ/4ショー
    トスタブを前記スロット線路の途中に設けた請求項1ま
    たは2に記載の誘電体線路。
  4. 【請求項4】 前記線路変換導電体パターンと前記スロ
    ット線路との間に、インピーダンス整合回路を設けた請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の誘電体線路。
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