JPH1035462A - 車両用加速スリップ制御装置 - Google Patents

車両用加速スリップ制御装置

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JPH1035462A
JPH1035462A JP8199007A JP19900796A JPH1035462A JP H1035462 A JPH1035462 A JP H1035462A JP 8199007 A JP8199007 A JP 8199007A JP 19900796 A JP19900796 A JP 19900796A JP H1035462 A JPH1035462 A JP H1035462A
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Japan
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wheel cylinder
acceleration slip
slip control
liquid passage
master
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JP8199007A
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Hiromichi Sato
博道 佐藤
Tetsuya Tokuda
哲也 徳田
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速スリップ制御終了時に、マスタシリンダ
の保護及び異音の発生防止を図りつつ、次の制動に対し
より早く対応可能な状態を形成する。 【解決手段】 車両用加速スリップ制御装置において、
加速スリップ制御終了時のブレーキ液温度を検出する手
段を備え、検出されたブレーキ液温度に応じホイールシ
リンダ液圧を減圧するための開閉手段を解放する所定時
間を可変とする。又、加速スリップ制御終了時のホイー
ルシリンダ液圧を検出する手段を備え、検出されたホイ
ールシリンダ液圧に応じ、ホイールシリンダ液圧を減圧
するための前記所定時間を可変とする。あるいは、ホイ
ールシリンダ液圧をリアルタイムで検出し、ホイールシ
リンダ液圧が所定値以下となるまでホイールシリンダ液
圧を減圧するための開閉手段を解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用加速スリッ
プ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加速スリップ制御時にはマスタ
シリンダとホイールシリンダとの連通を遮断し、加速ス
リップ制御用液圧源とホイールシリンダとを連通し、ホ
イールシリンダ液圧を制御する。そして、加速スリップ
制御終了後には、マスタシリンダとホイールシリンダと
を再び連通するようにしている。しかし、このときホイ
ールシリンダや配管内に高圧の残圧が存在すると、それ
がマスタシリンダに流れ込むため、異音が発生したり、
マスタシリンダのピストンのカップに損傷が発生したり
する恐れがある。
【0003】そこでマスタシリンダを保護するため、例
えば、特開平8−91196号公報には、加速スリップ
制御終了後、ホイールシリンダ液圧の十分な減圧を行っ
てからマスタシリンダとホイールシリンダの連通を行う
ようにしたものが開示されている。
【0004】即ち、これによれば加速スリップ制御時に
は、マスタシリンダとホイールシリンダとを結ぶ液通路
をマスタカット弁によって遮断する。そして、該マスタ
カット弁とホイールシリンダとの間にポンプ吐出側をつ
なげ、ポンプ吐出圧をホイールシリンダへ伝える。
【0005】又、加速スリップ制御終了時には、前記ホ
イールシリンダとマスタシリンダのリザーバ(マスタリ
ザーバ)とを結ぶ液通路を開閉手段を所定時間解放する
ことによって開通させ、ホイールシリンダ液圧を十分に
減圧した後、前記マスタカット弁を開弁するようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示されたものでは、ホイールシリンダ液圧を減圧
するための所定時間(開閉手段の解放時間)を、一律に
設定していた。
【0007】ところが、この減圧のための所定時間が例
えば長めに設定されると、運転環境によっては、必要以
上にマスタシリンダとホイールシリンダとを切り離して
いることになる。そのため、この減圧中においては、も
し次に制動がかけられたときには、ホイールシリンダ液
圧を十分に減圧し開閉手段を開から閉に切換えてマスタ
シリンダとホイールシリンダとを連通状態とするまでの
分、駆動輪のブレーキの効きが遅れるということになる
ため、なるべく上記所定時間は短い方がよい。
【0008】しかしながら、逆に上記所定時間が短めに
設定されると、例えば低温時や、ホイールシリンダに非
常に高い液圧がかけられていたようなときには、未だ残
圧が十分に減圧し切らないうちにマスタシリンダとホイ
ールシリンダとが連通されてしまうため、制御本来の効
果を得ることができない。
【0009】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、加速スリップ制御後の減圧動作を効率的
に行い、異音の発生防止やマスタシリンダの保護を図り
つつ、無駄な制御を防止することのできる車両用加速ス
リップ制御装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、その要旨を図1に示すように、マスタシリンダとホ
イールシリンダとを結ぶ液通路に設けられたマスタカッ
ト弁と、該マスタカット弁とホイールシリンダとの間の
液通路に吐出側が連結されたポンプと、該マスタカット
弁とホイールシリンダとの間の液通路から分岐し、リザ
ーバ手段に連結された液通路、及び該液通路に設けられ
た開閉手段と、を有し、加速スリップ制御時には、前記
マスタカット弁を閉じてマスタシリンダとホイールシリ
ンダの間を遮断し、前記ポンプからホイールシリンダへ
液圧を伝えると共に、加速スリップ制御終了時には、前
記開閉手段を所定時間解放し、ホイールシリンダの液圧
を減圧した後、前記マスタカット弁を開弁するように構
成した車両用加速スリップ制御装置において、加速スリ
ップ制御終了時のブレーキ液温度を検出する温度検出手
段を備え、該検出されたブレーキ液温度に応じ、前記開
閉手段を解放する所定時間を可変としたことにより、前
記課題を解決したものである。
【0011】ブレーキ液温度に応じてブレーキ液の粘度
が異なり、液通路内を流れる速さが違うので、減圧のた
めの所定時間も異なる。しかし、請求項1に記載の発明
によれば、ブレーキ液温度に応じて減圧のための所定時
間を変更するようにしたため、より適正な減圧制御を行
うことが可能となる。
【0012】請求項2に記載の発明は、マスタシリンダ
とホイールシリンダとを結ぶ液通路に設けられたマスタ
カット弁と、該マスタカット弁とホイールシリンダとの
間の液通路に吐出側が連結されたポンプと、該マスタカ
ット弁とホイールシリンダとの間の液通路から分岐し、
リザーバ手段に連結された液通路、及び該液通路に設け
られた開閉手段と、を有し、加速スリップ制御時には、
前記マスタカット弁を閉じてマスタシリンダとホイール
シリンダの間を遮断し、前記ポンプからホイールシリン
ダへ液圧を伝えると共に、加速スリップ制御終了時に
は、前記開閉手段を所定時間解放し、ホイールシリンダ
の液圧を減圧した後、前記マスタカット弁を開弁するよ
うに構成した車両用加速スリップ制御装置において、加
速スリップ制御終了時の前記ホイールシリンダの液圧を
検出する液圧検出手段を備え、該検出された液圧に応
じ、前記開閉手段を解放する所定時間を可変としたこと
により、同様に前記課題を解決したものである。
【0013】初期圧である制御終了直後のホイールシリ
ンダ液圧の残圧によって、減圧のために必要な所定時間
が異なる。しかし、請求項2に記載の発明によれば、ホ
イールシリンダ液圧の残圧に応じて減圧のための所定時
間を変更するようにしたため、より適正な減圧制御を行
うことが可能となる。
【0014】請求項3に記載の発明は、マスタシリンダ
とホイールシリンダとを結ぶ液通路に設けられたマスタ
カット弁と、該マスタカット弁とホイールシリンダとの
間の液通路に吐出側が連結されたポンプと、該マスタカ
ット弁とホイールシリンダとの間の液通路から分岐し、
リザーバ手段に連結された液通路、及び該液通路に設け
られた開閉手段と、を有し、加速スリップ制御時には、
前記マスタカット弁を閉じてマスタシリンダとホイール
シリンダの間を遮断し、前記ポンプからホイールシリン
ダへ液圧を伝えると共に、加速スリップ制御終了時に
は、前記開閉手段を所定時間解放し、ホイールシリンダ
の液圧を減圧した後、前記マスタカット弁を開弁するよ
うに構成した車両用加速スリップ制御装置において、加
速スリップ制御終了後の前記ホイールシリンダの液圧を
リアルタイムで検出する液圧検出手段を備え、該検出さ
れた液圧が所定値以下となったときに、前記開閉手段を
開から閉に切換えるようにしたことにより、同様に前記
課題を解決したものである。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、加速スリ
ップ制御終了後のホイールシリンダ液圧をリアルタイム
で検出し、該液圧が所定値以下となったときに開閉手段
を開から閉に切換えた後、マスタシリンダとホイールシ
リンダとを連通するようにしたため、真に必要な時間の
み減圧制御を行うことが可能となる。
【0016】即ち、請求項1に記載の発明は、図1中
(a)で示すように温度検出手段によりブレーキ液温度
を検出して温度に応じて開閉手段の開弁時間を可変とす
るものである。これに対し、請求項2に記載の発明は、
図1中(b)で示すように、上記温度検出手段を液圧検
出手段に置き換えたものである。又、請求項3に記載の
発明は、図1中(c)で示すように、上記温度検出手段
を液圧をリアルタイムで検出する液圧検出手段に置き換
えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の例を詳細に説明する。
【0018】図2は、本発明の適用された車両用加速ス
リップ制御装置の概略を示す油圧回路図である。
【0019】図2において、ブレーキペダル10はブー
スタ12を介してマスタシリンダ14に接続されてい
る。マスタシリンダ14は2つの液室14a、14bに
分かれている。ブレーキペダル10が踏み込まれると、
2つの液室14a、14bにはそれぞれ等しい高さの液
圧が発生する。
【0020】液室14aは液通路16によりフロントホ
イールシリンダFL、FR側に接続され、液室14bは
液通路18によりP&Bバルブ(プロポーショニング&
バイパスバルブ)20を介してリヤホイールシリンダR
L、RR側に接続されている。
【0021】液通路18のP&Bバルブ20とリヤホイ
ールシリンダRL、RR側との間には、マスタシリンダ
14とリヤホイールシリンダRL、RRとを連通・遮断
する第1開閉弁22が設けられている。又、液通路18
の第1開閉弁22とホイールシリンダRL、RR側との
間にはポンプ24の吐出側が接続されている。
【0022】そして、ポンプ24の吸込み側とマスタシ
リンダ14のリザーバ(マスタリザーバ)26とは液通
路28によって連通されている。液通路28の途中に
は、第2開閉弁30が設けられている。第2開閉弁30
は通常は閉じており、加速スリップ制御時には開いて、
ここを通してポンプ24はマスタリザーバ26からブレ
ーキ液を汲み上げ、ホイールシリンダRL、RRへ送り
出す。
【0023】又、ポンプ24RとホイールシリンダRL
及びRRの間には、それぞれ保持弁32RL及び32R
Rと減圧弁34RL及び34RRが設けられている。減
圧弁34RL及び34RRには、主にABS制御(アン
チスキッドブレーキコントロール)時における減圧時の
ブレーキ液を蓄えるリザーバ36Rが接続されている。
【0024】ポンプ24Rの吐出側にはダンパ38Rが
設けられている。又、ポンプ24Rの吐出側とマスタリ
ザーバ26は液通路40で接続されており、その途中に
リリーフ弁42及び圧力調整弁43が設けられている。
リリーフ弁42及び圧力調整弁43は、加速スリップ制
御時に配管内のブレーキ液圧が高くなり過ぎた場合に、
装置保護のため高い液圧をマスタリザーバ26へ逃す働
きをする。
【0025】又、加速スリップ制御終了時には、ポンプ
24Rの駆動が停止され、第1開閉弁22からホイール
シリンダRL、RRの間の液通路の液圧が保持弁32R
R、32RL、減圧弁34RR、34RL、第2開閉弁
30を通じてマスタリザーバ26、及びリザーバ36R
へ逃がされ、前記第1開閉弁22からホイールシリンダ
RL、RRの間の液通路内の液圧が減圧される。
【0026】即ち、本実施形態において、本件発明のリ
ザーバ手段に相当する部分は、マスタリザーバ26、及
びリザーバ36Rであり、本件発明の開閉手段に相当す
る部分は、保持弁32RR、32RL、減圧弁34R
R、34RL、第2開閉弁30である。更に本件発明の
マスタカット弁に相当する部分は、第1開閉弁22であ
る。
【0027】保持弁32RR、32RL、減圧弁34R
R、34RL、第2開閉弁30は、加速スリップ制御終
了時、本件発明に係る「開閉手段」として所定時間
「開」状態とされ、ホイールシリンダの液圧を減圧す
る。但し、減圧終了後は、必ずしもこれらの弁の全てが
同時に「閉」とされるのではなく、具体的には減圧弁3
4RR、34RLのみが「閉」とされ、第1開閉弁22
が「開」とされれば、マスタシリンダ14の液圧がホイ
ールシリンダRL、RRに伝達され得る状態となる。
【0028】フロント側もリヤ側と同様の構成となって
いる。即ち、液通路16にはポンプ24Fが接続されて
いる。ポンプ24Fはポンプ24Rと同じモータMによ
って駆動される。ポンプ24Fの吐出側にはダンパ38
Fが設けられており、ポンプ24Fとホイールシリンダ
FL及びFRの間には、それぞれ保持弁32FL及び3
2FRと減圧弁34FL及び34FRが設けられてい
る。減圧弁34FL及び34FRにはリザーバ36Fが
接続されている。
【0029】又、加速スリップ制御を行うコンピュータ
(TRCECU)44には、ブレーキ液の温度を検出す
る温度検出手段46及びホイールシリンダ液圧を検出す
る液圧検出手段48の信号が入力される。TRCECU
44にはこれ以外に車輪速度やスロットル開度等の信号
が入力されている。
【0030】加速スリップ制御時には、第1開閉弁22
が閉じ、マスタシリンダ14とホイールシリンダRL及
びRRとの連通が遮断される。そして、第2開閉弁30
が開き、ポンプ24Rが駆動される。ポンプ24Rはマ
スタリザーバ26から第2開閉弁30を介しブレーキ液
を吸い上げる。ポンプ24Rはブレーキ液を、保持弁3
2RL及び32RRを介しホイールシリンダRL及びR
Rへ送り出す。
【0031】ホイールシリンダRL及びRRに液圧が加
えられることにより加速スリップが抑制された場合、あ
るいは加速スリップ制御中にブレーキペダル10が踏ま
れた場合、あるいは加速スリップ制御中にABS制御に
入った場合等のような場合には、制御終了フラグがオン
になり加速スリップ制御が終了される。本発明は、この
加速スリップ制御終了後の制御に関するものである。
【0032】まず、図3のフローチャートを用いて第1
実施形態の作用について説明する。
【0033】図3のステップ100において、加速スリ
ップ制御が終了したか否か判定する。この判定は図4に
タイムチャートで示すように、制御終了フラグがオンに
なったか否かで判定する。未だ加速スリップ制御終了で
ない場合には、直ちにリターンする。加速スリップ制御
が終了した場合にはステップ110へ進み、そのときの
ブレーキ液温度の検出及びホイールシリンダ液圧の検出
を行う。
【0034】ブレーキ液温度の検出にはいろいろな方法
があるが、例えばエンジン水温の情報を得て、これを基
にブレーキ液温度を推定するようにしてもよい。あるい
は、エンジン吸気温もしくは外気温度の情報を得て、イ
グニッションスイッチオン時からの経過時間やブレーキ
をかけた時間を基にブレーキ液温度を推定するようにす
ることもできる。又、当然に、ブレーキアクチュエータ
あるいはブレーキ液の温度を直接熱電対等で測定する方
法でもよい。
【0035】又、ホイールシリンダ液圧の検出もいろい
ろな方法があるが、例えばホイールシリンダ液圧の増圧
時間及び減圧時間の累積により推定するようにしてもよ
い。あるいは、更にここで推定されたホイールシリンダ
液圧に対し、上で推定されたブレーキ液温度の情報を用
いて、その温度に応じた補正係数をかけてより正確な値
を推定するようにしてもよい。又、当然に、圧力センサ
等を用いて直接ホイールシリンダ液圧を検出するように
することもできる。
【0036】次にステップ120において、ホイールシ
リンダ液圧を減圧するための所定時間を算出する。本実
施形態においては、第2開閉弁30、保持弁32RR、
32RL、減圧弁34RR、34RLを開き、ポンプ2
4Rの駆動を停止することにより、残圧が保持弁32R
R、32RL、減圧弁34RR、34RL、第2開閉弁
30を経由してマスタリザーバ26に戻され、あるいは
リザーバ36Rに流出し、減圧される。これらの弁を開
いておく時間KTENDは、ステップ110において上記方
法により直接的にあるいは間接的に検出したブレーキ液
温度及びホイールシリンダ液圧に基づいて、図5に示す
マップから求められる。
【0037】あるいは、この所定時間KTENDはマップで
はなく、次に示すような数式(1)を用いて求めること
もできる。
【0038】 KTEND=P×K1+T2 ×K2 …(1) ここで、Pはホイールシリンダ液圧、Tはブレーキアク
チュエータ又はブレーキ液温度(但しT>0のときはT
=0とする)、又K1、K2は所定の定数である。
【0039】次にステップ130において、残圧を減圧
する終了特定制御を行う。これは図4のタイムチャート
に示すように、弁の開閉を制御するソレノイドの駆動パ
ターンを、制御終了フラグがオンになってからKTENDの
時間だけ減圧とするようにする。これにより、ホイール
シリンダ液圧のグラフが示すように、この時間内に十分
減圧される。
【0040】なお、本実施形態においては、ブレーキ液
温度及びホイールシリンダ液圧の両方を用いて終了特定
制御を行っていたが、ブレーキ液温度あるいはホイール
シリンダ液圧どちらか一方のみを用いて行うようにして
もよい。
【0041】次に図6のフローチャートを用いて、本発
明の第2実施形態の作用を説明する。
【0042】第1実施形態は、加速スリップ制御終了時
のブレーキ液温度及びホイールシリンダ液圧に応じて減
圧のための所定時間を決定してより適正な減圧制御を行
おうとするものであったが、本第2実施形態は、リアル
タイムでホイールシリンダ液圧を検出し、ホイールシリ
ンダ液圧が予め設定した(零に近い)所定値まで減圧さ
れたら減圧弁34RR、34RLを閉じ、第1開閉弁2
2を開けるようにするものである。即ち、予め減圧のた
めの所定時間を可変にして設定しようとするものではな
く、制御の結果として減圧のための所定時間が可変とな
るようにするものである。
【0043】図6のステップ200において、加速スリ
ップ制御が終了したか否か判定する。この判定は、第1
実施形態における図3のステップ100の判定と同様で
ある。加速スリップ制御が未だ終了していない場合に
は、直ちにリターンする。加速スリップ制御が終了した
場合には、次のステップ210において、ポンプ24R
の駆動を停止し、残圧を保持弁32RR、32RL、減
圧弁34RR、34RL、第2開閉弁30よりマスタリ
ザーバ26、及びリザーバ36Rへ減圧するようにす
る。次のステップ220において、第1実施形態におけ
ると同様にして、ホイールシリンダ液圧を検出する。次
のステップ230において、ホイールシリンダ液圧が所
定値より低くなったか否か判定する。未だホイールシリ
ンダ液圧が所定値より低くなっていない場合には、ステ
ップ210へ戻り更に減圧を続ける。ホイールシリンダ
液圧が所定値より低くなった場合には、残圧を減圧する
終了特定制御を終了する。これにより、確実に(過不足
なく)減圧制御における減圧を実行することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
加速スリップ制御終了時におけるマスタシリンダの保護
及び異音の発生防止を図ると共に、できるだけ早期にマ
スタシリンダとホイールシリンダとの連通を回復させる
ことができ、次の制動に対しそれだけ早く対応可能な状
態にもってゆくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明の適用された車両用加速スリップ制御装
置の概略を示す油圧回路図
【図3】本発明の第1実施形態の作用を示すフローチャ
ート
【図4】本発明の第1実施形態による制御を示すタイム
チャート
【図5】本発明の第1実施形態において減圧のための所
定時間を算出するためのマップ
【図6】本発明の第2実施形態の制御を示すフローチャ
ート
【符号の説明】
10…ブレーキペダル 12…ブースタ 14…マスタシリンダ 16、18、28、40…液通路 20…P&Bバルブ 22…第1開閉弁 24…ポンプ 26…マスタリザーバ 30…第2開閉弁 32RL、32RR、32FL、32FR…保持弁 34RL、34RR、34FL、34FR…減圧弁 36R、36F…リザーバ 38R、38F…ダンパ 42…リリーフ弁 43…圧力調整弁 44…コンピュータ(TRCECU) 46…温度検出手段 48…液圧検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタシリンダとホイールシリンダとを結
    ぶ液通路に設けられたマスタカット弁と、該マスタカッ
    ト弁とホイールシリンダとの間の液通路に吐出側が連結
    されたポンプと、該マスタカット弁とホイールシリンダ
    との間の液通路から分岐し、リザーバ手段に連結された
    液通路、及び該液通路に設けられた開閉手段と、を有
    し、 加速スリップ制御時には、前記マスタカット弁を閉じて
    マスタシリンダとホイールシリンダの間を遮断し、前記
    ポンプからホイールシリンダへ液圧を伝えると共に、 加速スリップ制御終了時には、前記開閉手段を所定時間
    解放し、ホイールシリンダの液圧を減圧した後、前記マ
    スタカット弁を開弁するように構成した車両用加速スリ
    ップ制御装置において、 加速スリップ制御終了時のブレーキ液温度を検出する温
    度検出手段を備え、 該検出されたブレーキ液温度に応じ、前記開閉手段を解
    放する所定時間を可変としたことを特徴とする車両用加
    速スリップ制御装置。
  2. 【請求項2】マスタシリンダとホイールシリンダとを結
    ぶ液通路に設けられたマスタカット弁と、該マスタカッ
    ト弁とホイールシリンダとの間の液通路に吐出側が連結
    されたポンプと、該マスタカット弁とホイールシリンダ
    との間の液通路から分岐し、リザーバ手段に連結された
    液通路、及び該液通路に設けられた開閉手段と、を有
    し、 加速スリップ制御時には、前記マスタカット弁を閉じて
    マスタシリンダとホイールシリンダの間を遮断し、前記
    ポンプからホイールシリンダへ液圧を伝えると共に、 加速スリップ制御終了時には、前記開閉手段を所定時間
    解放し、ホイールシリンダの液圧を減圧した後、前記マ
    スタカット弁を開弁するように構成した車両用加速スリ
    ップ制御装置において、 加速スリップ制御終了時の前記ホイールシリンダの液圧
    を検出する液圧検出手段を備え、 該検出された液圧に応じ、前記開閉手段を解放する所定
    時間を可変としたことを特徴とする車両用加速スリップ
    制御装置。
  3. 【請求項3】マスタシリンダとホイールシリンダとを結
    ぶ液通路に設けられたマスタカット弁と、該マスタカッ
    ト弁とホイールシリンダとの間の液通路に吐出側が連結
    されたポンプと、該マスタカット弁とホイールシリンダ
    との間の液通路から分岐し、リザーバ手段に連結された
    液通路、及び該液通路に設けられた開閉手段と、を有
    し、 加速スリップ制御時には、前記マスタカット弁を閉じて
    マスタシリンダとホイールシリンダの間を遮断し、前記
    ポンプからホイールシリンダへ液圧を伝えると共に、 加速スリップ制御終了時には、前記開閉手段を所定時間
    解放し、ホイールシリンダの液圧を減圧した後、前記マ
    スタカット弁を開弁するように構成した車両用加速スリ
    ップ制御装置において、 加速スリップ制御終了後の前記ホイールシリンダの液圧
    をリアルタイムで検出する液圧検出手段を備え、 該検出された液圧が所定値以下となったときに、前記開
    閉手段を開から閉に切換えることを特徴とする車両用加
    速スリップ制御装置。
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