JPH10339732A - 自動分析装置およびその支援システム - Google Patents

自動分析装置およびその支援システム

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JPH10339732A
JPH10339732A JP10097754A JP9775498A JPH10339732A JP H10339732 A JPH10339732 A JP H10339732A JP 10097754 A JP10097754 A JP 10097754A JP 9775498 A JP9775498 A JP 9775498A JP H10339732 A JPH10339732 A JP H10339732A
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Tomonori Mimura
智憲 三村
Hiroshi Mimaki
弘 三巻
Taku Sakazume
卓 坂詰
Kazumitsu Kawase
一光 川瀬
Atsushi Takahashi
敦 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の分析ユニットのそれぞれにキャリブレ
ーション又は精度管理を行う必要が発生したことを容易
にオペレータに知らせることができ、的確にキャリブレ
ーション又は精度管理を各分析ユニットに実行させるこ
とができる自動分析装置およびその支援システムを提
供。 【解決手段】 自動分析装置は、分析項目が割り当てら
れた複数の分析ユニット(3A〜3G)を有する。キャ
リブレーション又は精度管理を行う必要性が発生する
と、状態点検画像面上の複数の表示ブロック(401〜
404、501〜503)の内の発生原因に関係する表
示ブロックが点滅する。その点滅表示ブロックに対応す
る受付ボタン(405〜408、505〜507)が指
示されると、関係する分析項目名及び分析ユニット名が
表示領域(410,510)に表示され、キャリブレー
ション又は精度管理が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体試料中の成分
を分析する自動分析装置およびその支援システムに係
り、自動分析装置におけるキャリブレーションおよび精
度管理の効率的な運用、管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血液や尿等の生体試料中の成分を、試薬
を用いて分析する自動分析装置においては、分析処理開
始の冒頭に、あるいは分析処理中各試薬に応じて定まる
所定時間ごとに、あるいは分析処理中の必要に応じて、
検量線校正操作であるキャリブレーションや、自動分析
装置が良好な状態を保つための精度管理を行なわなけれ
ばならない。
【0003】キャリブレーションは、各分析項目に応じ
て予め定められた濃度の標準液を用いて行なわれる。ま
た、精度管理は、各分析項目に応じて予め定められた濃
度のコントロール検体を用いて行なわれる。キャリブレ
ーションや精度管理には、各分析項目に応じた有効時間
がある。このため、この有効時間を過ぎると、再度キャ
リブレーションや精度管理を行なう必要がある。また、
キャリブレーションや精度管理を行なった場合に、その
結果が所定の範囲内にない場合には、失敗と判定され、
再度キャリブレーションや精度管理を行なわなければな
らない。また、各分析項目において、試薬が新しい試薬
ボトルから出された場合にも、再度キャリブレーション
を行なわなければならない。
【0004】米国特許第4,678,755号明細書
は、キャリブレーションを実行し得る自動化学分析装置
を教示している。この先行技術では、分析項目毎に、キ
ャリブレーション時間間隔を記憶しておき、検量線の有
効時間が経過してしまった分析項目に対して、制御手段
により表示装置上に警告データを表示させ得る。また、
表示装置にキャリブレーションのメニュー画面を出力さ
せた場合には、分析装置で取り扱う全ての分析項目の一
覧表が表示され、その内の有効時間を過ぎた分析項目だ
けにアラームシンボルが付けられる。
【0005】一方、特開平7−92171号公報は、複
数の分析装置を容器用搬送ラインに沿って配置し、各分
析装置の分析処理能力に応じた数の容器を複数の分析装
置に対し順次に分配する搬送システムを教示している。
しかし、この先行技術は、キャリブレーション及び精度
管理に関して何も記載していない。
【0006】特開平7−92171号公報に記載された
装置は、多数の検体を分析処理するためには有効である
けれども、取り扱う分析項目の種類が極めて多数にな
る。このため、特開平7−92171号公報のものと同
様な複数分析ユニットを有する自動分析装置を用いよう
とする際には、米国特許第4,678,755号に記載
の方法をそのまま適用すれば、キャリブレーション又は
精度管理を行う作業が複雑になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、複数の分析ユニットのそれぞれにキャリブレーショ
ン又は精度管理を行う必要が発生したことを容易にオペ
レータに知らせることができ、的確にキャリブレーショ
ン又は精度管理を各分析ユニットに実行させることがで
きる自動分析装置およびその支援システムを提供するこ
とにある。
【0008】本発明の他の目的は、自動分析装置にキャ
リブレーション又は精度管理を実行せしめるための動作
プログラムを記憶した記憶媒体を提供することにある。
【0009】本発明のもう1つの目的は、キャリブレー
ション又は精度管理に用いる濃度既知の試料を、複数の
分析ユニットに対し繰り返して供給することが可能な構
成を有する自動分析装置を提供することにある。
【0010】本発明の更なる目的は、分析装置内の複数
の分析ユニットを効率的に運用する場合におけるキャリ
ブレーション又は精度管理を容易に実行させることがで
きる自動分析装置運転方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく自動分析
装置支援システムは、複数の分析ユニットが搬送ライン
に沿って配置された自動分析装置に適用される。この支
援システムは、キャリブレーション又は精度管理の状態
点検画面の表示要求手段と、該表示要求に伴って、キャ
リブレーション又は精度管理に関連する複数状態の分類
に対応して設けられた複数の分類見出し、及び各分類見
出しに対応した詳細情報の表示を指示するための指示ボ
タン、を有する状態点検画面を出現せしめる画面表示手
段と、指示ボタンによる指示があったときに、該当する
状態の分析項目名、及び該分析項目のキャリブレーショ
ン又は精度管理を実行すべき分析ユニット名、を状態点
検画面上に表示せしめるように制御する制御手段と、を
備える。
【0012】本発明の望ましい実施例では、複数の分類
見出しの内のいずれか1つに対応する状態の発生に伴っ
て、該当する分類見出しの表示態様が変化される。ま
た、同じ分析項目に対し2つ又はそれ以上のキャリブレ
ーション又は精度管理を必要とする状態の発生が2つ又
はそれ以上の分類見出しによって通知されたときに、1
つの分類見出しに対応するキャリブレーション又は精度
管理が実行されるのに伴って、残りの他の分類見出しに
よる通知が取り消される。
【0013】本発明に基づく自動分析装置は、検体を搬
送するための搬送ラインに沿って複数の分析ユニットが
配置されており、分析項目に応じて選ばれた分析ユニッ
トに搬送ラインを介して検体が立ち寄るように構成され
ており、所定の間隔で反復して測定される特定試料を保
持する特定試料用ラックと、該特定試料用ラックを待機
させておき、キャリブレーション又は精度管理を実行す
るのに伴って特定試料用ラックを搬送ラインの方へ送出
するラック待機ユニットと、ラック待機ユニット上の所
定位置から出された特定試料用ラックを搬送ラインを介
してキャリブレーション又は精度管理が必要な分析ユニ
ットに立ち寄らせ、その後特定試料用ラックをラック待
機ユニット上の所定位置に戻すように、搬送ラインの動
作を制御する制御手段と、を備える。
【0014】本発明に基づく自動分析装置運転方法は、
2つ以上の分析ユニットに対して同一の特定分析項目を
それぞれ割り当てておき、自動分析装置のためにキャリ
ブレーション又は精度管理を必要とする状態が発生した
ことに伴ってキャリブレーション又は精度管理を実行せ
しめる指示を受け入れ、特定分析項目に関しては、2つ
以上の分析ユニットのそれぞれで、実行指示に基づくキ
ャリブレーション又は精度管理を実行する方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1〜図22を
参照して説明する。
【0016】まず、本発明が適用される自動分析装置の
一例の構成について説明する。
【0017】図1は、生体試料として血清,血漿又は尿
を分析することが可能な自動分析装置の概略構成図であ
る。図1の自動分析装置には、図2に示すようなディス
ペンサ方式で試薬を供給する分析装置と、図3に示すよ
うなピペッタ方式で試薬を供給する分析装置とが混在さ
れている。図1の分析ユニット3A,3F及び3Gは、
固定された分析チャンネルを有し、複数の試薬吐出ノズ
ルのそれぞれが試薬毎に専用化されているディスペンサ
方式の分析装置である。分析装置3B,3C,3D及び
3Eは、分析チャンネルが固定されずにランダムアクセ
スされ、1本の試薬ピペッティングノズルで次々と分析
項目に応じた試薬を分注するピペッタ方式の分析装置で
ある。
【0018】図1において、血清を分析処理するための
分析ユニット3A〜3Gは、主搬送ライン20から取り
込まれた患者検体ラック1、標準液ラック74、コント
ロール検体ラック77等のラックをサンプリング位置に
位置づけた後に、主搬送ライン20に戻す機能を有する
搬送路であるサンプリングライン4A〜4Gと、各サン
プリングラインに対応して設けられておりラックの識別
情報およびそのラック上の各検体容器の識別情報を読取
るための識別情報読取装置51〜57と、患者検体また
は標準液またはコントロール検体と試薬との分析項目に
応じた反応を反応容器内で進めて反応液について例えば
光学的に測定する反応部5A〜5Gと、試薬供給部26
〜29及び32〜34とをそれぞれ備えている。各分析
装置の試薬供給部の内、26,27,28,29がピペ
ッタ方式のものであり、32,33,34がディスペン
サ方式のものである。
【0019】患者検体用のラック送出部17は、多数の
患者検体ラック1をセットできるエリアを有し、主搬送
ライン20の方へ患者検体ラック1を1個ずつ送り出す
送出機構を有する。ラック回収部18は、いずれかの分
析ユニットで分析処理された検体を収容している患者検
体ラック1を回収するエリアを有し、検体ラックが整然
と配列されるように並べる整列機構を有する。一時格納
部22は、分析装置によって検体採取された患者検体ラ
ック1を測定結果が出力されるまで一時的に格納し、再
検査が必要な場合は戻りライン25を介して検体ラック
を再び主搬送ライン20により搬送されるように送り出
し、再検査が不要な場合は検体ラックをラック回収部1
8へ送り出す。
【0020】標準液ラック及びコントロール検体ラック
の如く反復して使用される特定試料用ラックのための待
機ユニット70は、ラック投入口75からオペレータに
より投入された標準液ラック74及びコントロール検体
ラック77の識別情報を読み取るラックID識別装置7
1と、ラックID識別装置71で識別情報を読み取られ
た標準液ラック74およびコントロール検体ラック77
をローター76へ搬送する手段と、搬送されてきた標準
液ラック74およびコントロール検体ラック77を保持
するローター76と、ローター76上における標準液ラ
ック74およびコントロール検体ラック77の保持位置
を検出するセンサ72と、ローター76を回転させる駆
動手段73とを有する。全体制御用コンピュータ40に
よりキャリブレーションの実行の指示がなされた場合に
は、駆動手段73によりローター76を回転させて、当
該キャリブレーションの実行に必要な既知濃度の分析項
目を含んでいる標準液の容器を収容したラック74を送
り出し通路80に位置づけ、ローター76の所定位置か
ら引き出した標準液ラック74を、送り出し通路80を
通して主搬送ライン20の方へ送り出す。
【0021】主搬送ライン20は、その分析項目のため
にキャリブレーションが必要な分析ユニットに、標準液
ラック74を選択的に立ち寄らせる。当該分析ユニット
におけるサンプリング機構は、標準液ラックから所定量
の標準液を分析ユニットの反応容器ヘピペッティングす
る。
【0022】また、全体制御用コンピュータ40によ
り、精度管理の実行の指示がなされた場合には、同様に
して、駆動手段73によりローター76を回転させた
後、当該精度管理の実行に必要な分析項目を含むコント
ロール検体を収容したラック77を主搬送ライン20に
より搬送されるように送り出す。キャリブレーション用
のサンプリングが終了した標準液ラック74、及び精度
管理用のサンプリングが終了したコントロール検体ラッ
ク77は、当該分析ユニットのサンプリングライン4A
〜4Gから主搬送ライン20に引き渡され、次いで、戻
りライン25を経て待機ユニッット70まで搬送され、
ローター76上の元の保持位置に収納される。収納され
たラック74,77は、その後にキャリブレーション又
は精度管理の指令があるまでローター76内で待機す
る。待機ユニット70は、標準液及びコントロール検体
が劣化しないように、所定の温度に保たれている。ここ
では、ローター76を用いる構成としたが、ローター以
外にも、エレベータ式の保持手段等、他の構成としても
よい。
【0023】制御装置は、全体制御用コンピュータ40
と、各分析ユニットに対応して設けられた分析ユニット
側コンピュータ6A〜6Gと、媒体可搬型の外部記憶装
置であるフロッピーディスクメモリ41を有する。分析
ユニット側コンピュータ6A〜6Gは各分析ユニットの
光度計からの出力信号の処理を分担する。それらのコン
ピュータ6A〜6Gに接続された全体制御用コンピュー
タ40は、各分析部の動作、ラック搬送系の動作及びシ
ステム内の必要部分の動作制御をすると共に、各種情報
処理に必要な演算及び制御を実行する。コンピュータ間
の役割分担はこのようなものに限られず、構成上の必要
性に応じて種々の態様に変更でき、あるいは全体制御用
コンピュータ40のみを用いて分析ユニット側コンピュ
ータを不要にすることも可能である。全体制御用コンピ
ュータ40には、記憶部45が具備され、データ入力用
の操作部42と、情報を画面表示するための表示装置で
あるCRT43と、測定結果等を出力できるプリンタ4
4とが接続されている。記憶部45としては、例えば、
内蔵型ハードディスクを用いることができる。
【0024】なお、各コンピュータには、それぞれ、予
めプログラムがインストールされている。各コンピュー
タは、インストールされたプログラムに従って、制御等
の処理を実行する。プログラムは、例えば、フロッピー
ディスク、CD−ROM等の記憶媒体に記憶された状態
で提供される。プログラムとしては、分析を実行するた
めの制御プログラムの他に、本発明の分析の運用を支援
するためのプログラム等がインストールされる。
【0025】患者検体ラック1は、例えば図2の例に示
すように、患者検体を収容した患者検体容器2が複数
本、例えば5本ずつ装填される箱状の容器保持体からな
るが、この形状以外に種々のものを使用できる。標準液
ラック74、コントロール検体ラック77も、例えば図
2の例に示すように、それぞれ、標準液を収容した標準
液容器78またはコントロール検体を収容したコントロ
ール検体容器79が複数本、例えば5本ずつ装填される
箱状の容器保持体からなるが、この形状以外に種々のも
のを使用できる。患者検体ラック1、標準液ラック7
4、コントロール検体ラック77の外壁にはラック識別
情報を示す識別情報媒体が設けられ、患者検体容器2、
標準液容器78またはコントロール検体容器79の外壁
には内溶液識別情報を示す識別情報媒体が設けられる。
これらの識別情報媒体としては、バーコードラベルや磁
気記録媒体等が用いられる。患者検体ラック1、標準液
ラック74、コントロール検体ラック77に設けられた
バーコードは、ラック番号及び検体種別の情報を有す
る。患者検体容器2に設けられたバーコードは、それぞ
れの検体に関する情報、例えば、受付番号,受付年月
日,患者氏名,患者番号,検体種別,検体依頼分析項目
などの情報を有する。標準液容器78またはコントロー
ル検体容器79は、それぞれの標準液またはコントロー
ル検体に関する情報、例えば、標準液名またはコントロ
ール検体名,ID,製造ロット番号などの情報を有す
る。
【0026】図1における識別情報読取装置50は、主
搬送ライン20によって搬送される前のラック、および
検体容器の識別情報(バーコード)を読取った結果をコ
ンピュータ40に入力する。また、一時格納部22に設
けられた識別情報読取装置58は、ラックが一時格納部
22に入るとき及び出るときに、ラックおよび検体容器
のバーコードを読取り全体用コンピュータ40に伝達す
る。ここで、ラックとは、患者検体ラック1、標準液ラ
ック74、およびコントロール検体ラック77をいう。
また、ここで、検体容器とは、検体容器2、標準液容器
78、およびコントロール検体容器79をいう。
【0027】各分析ユニット3A〜3Gの試薬供給部に
収納される各種分析項目用の試薬ボトル12,12A,
12Bには、その外壁に試薬識別情報がバーコードなど
で表示されている。試薬識別情報としては、試薬製造ロ
ット番号,試薬ボトルのサイズ,使用可能な試薬液量,
有効期限,ボトル毎に異なっているシーケンス番号、分
析項目コードなどを有する。このような試薬識別情報は
バーコード読取装置によって読取られ、各分析ユニット
3A〜3Gに対応づけられ、試薬供給部における試薬ボ
トルのセット位置,使用可能な液量と1回の分注量から
計算される試薬の分析可能回数,分析項目の種類,その
試薬が収納された分析ユニット番号などが、記憶部45
に登録される。
【0028】主搬送ライン20は、患者検体ラック1、
標準液ラック74、又はコントロール検体ラック77を
載せる搬送ベルトとベルト駆動用モータ(いずれも図示
せず)を具備し、患者検体ラック1、標準液ラック7
4、又はコントロール検体ラック77を所望位置まで連
続移送するよう制御装置により制御される。各サンプリ
ングライン4A〜4Gは、ラック引込位置,分注位置及
びラック送出位置にラックを停止するように搬送ベルト
を間欠的に移動することができる。主搬送ライン20に
よって搬送される患者検体ラック1、標準液ラック7
4、又はコントロール検体ラック77は、分析ユニット
の列に沿って移動され、制御装置によって指定された分
析ユニットの前で停止され、直ちにラック移動機構(図
示せず)によりサンプリングラインのラック引込位置に
移される。そして、分注位置にて後述する分注器により
分注される。分注操作の終了した患者検体ラック1、標
準液ラック74、又はコントロール検体ラック77は、
サンプリングラインのラック送出位置から主搬送ライン
20上へラック移載機構によって引き渡される。ラック
移載機構としては、ラック把持アームを有する移動用ロ
ボットや、主搬送ラインとサンプリングラインの一方か
ら他方へラックを押し出す押出用レバーを有する機構な
どが使用される。
【0029】ディスペンサ方式の分析ユニットの構成例
を、図2を参照して説明する。分析ユニット3Aの反応
部5Aは、透光性の反応容器46aを有する反応容器列
を同心円状に2列備え、各反応容器列毎に光源14aか
ら反応容器46aを透過した光を分光して複数波長を受
光する多波長光度計15aを備える。各反応容器列に作
用するように、反応部5Aの近傍には、検体用ピペッタ
ポンプ47aに接続されたピペットノズルを有する分注
器48aと、試薬用ディスペンサポンプ60に接続され
た第1試薬ノズル群保持部64及び第2試薬ノズル群保
持部66と、第1攪拌機構65及び第2攪拌機構67
と、反応容器洗浄機構19aとが配置されている。試薬
保冷庫62内には、複数の分析項目のための第1試薬及
び第2試薬(必要な分析項目用のみ)の試薬ボトル12
が配列されており、所定温度に冷却される。各試薬ボト
ル12内の試薬液は、チューブを介して試薬用ディスペ
ンサポンプ60により反応容器列上の対応する試薬吐出
ノズルに供給される。この場合、図1に示す分析ユニッ
ト3Aのディスペンサ方式試薬供給部32は、図2の試
薬用ディスペンサポンプ60,多数の試薬ボトル12を
備えた試薬保冷庫62,第1試薬ノズル群保持部64,
第2試薬ノズル群保持部66などを含む。
【0030】ラック送出部17から供給される個々の患
者検体ラック1は、主搬送ライン20によって搬送さ
れ、分析ユニット3Aによる分析処理が必要な場合に
は、分析ユニット3Aのサンプリングライン4Aに移載
される。分注位置に来た患者検体ラック1上の患者検体
は、分注器48aのピペットノズルによって反応容器4
6aに所定量ピペッティングされる。この反応容器46
aには、反応容器列上の所定の位置で分析項目に対応す
る試薬が吐出され、反応が進行される。所定時間後、反
応容器46a内の反応液は多波長光度計15aによって
光学的特性が測定される。多波長光度計15aから出力
された信号は、分析ユニット側コンピュータ6Aによる
制御下で対数変換器30a及びアナログ・ディジタル変
換器31aの処理を受け、全体制御用コンピュータ40
に送信される。
【0031】待機ユニット70から供給される個々の標
準液ラック74は、主搬送ライン20によって搬送さ
れ、分析ユニット3Aにおけるキャリブレーションが必
要な場合には、分析ユニット3Aのサンプリングライン
4Aに移載される。ここで、キャリブレーションとは、
既知の濃度の試料(標準液)を測定して、検量線を作成
する作業のことである。
【0032】分注位置に来た標準液ラック74上の標準
液は、分注器48aのピペットノズルによって反応容器
46aに所定量ピペッティング分注される。この反応容
器には、反応容器列上の所定の位置で分析項目に対応す
る試薬が吐出され、反応が進行される。所定時間後、反
応容器46a内の反応液は多波長光度計15aによって
光学的特性が測定される。
【0033】多波長光度計15aから出力された信号
は、分析ユニット側コンピュータ6Aによる制御下で対
数変換器30a及びアナログ・ディジタル変換器31a
の処理を受ける。このデータに基づいて、コンピュータ
6Aにおいて検量線の式を求めて検量線を作成し、キャ
リブレーションの成否が判定されて、この成否が全体制
御用コンピュータ40に送信される。ここで、キャリブ
レーションの成功とは、検量線が作成され、作成された
検量線が、過去の経験的に得られた検量線から大きく逸
脱していないことをいい、キャリブレーションの失敗と
は、検量線が作成されない、または、作成された検量線
が、過去の経験的に得られた検量線から大きく逸脱して
いることをいう。分析ユニット側コンピュータ6Aに
は、過去に経験的に得られた検量線のデータと、逸脱許
可範囲に関するデータを備えておき、このデータに基づ
いて、キャリブレーションの成否を判定する。
【0034】なお、分析ユニット側コンピュータ6A
は、キャリブレーションの成否の判定を行なわず、得ら
れた検量線の式に関する情報を全体制御用コンピュータ
40に送信し、全体制御用コンピュータ40において、
過去に経験的に得られた検量線のデータと、逸脱許可範
囲に関するデータを備えておき、キャリブレーションの
成否の判定を行なうようにしてもよい。
【0035】待機ユニット70から供給される個々のコ
ントロール検体ラック77は、主搬送ライン20によっ
て搬送され、分析ユニット3Aにおける精度管理が必要
な場合には、分析ユニット3Aのサンプリングライン4
Aに移載される。ここで、精度管理とは、既知の濃度の
試料(コントロール検体)を測定して、この測定結果が
所定の範囲内におさまっているか否かを判定することに
より、自動分析装置及び試薬等が良好な状態を保ってい
るか否かをチェックする作業のことである。
【0036】分注位置に来たコントロール検体ラック7
7上のコントロール検体は、分注器48aのピペットノ
ズルによって反応容器46aに所定量ピペッティング分
注される。この反応容器46aには、反応容器列上の所
定の位置で分析項目に対応する試薬が吐出され、反応が
進行される。所定時間後、反応容器46a内の反応液は
多波長光度計15aによって光学的特性が測定される。
【0037】多波長光度計15aから出力された信号
は、分析ユニット側コンピュータ6Aによる制御下で対
数変換器30a及びアナログ・ディジタル変換器31a
の処理を受ける。このデータに基づいて、分析ユニット
側コンピュータ6Aにおいて、精度管理の成否が判定さ
れる。ここで、精度管理の成功とは、精度が測定され、
測定された精度が所定の精度を保っている状態をいう。
精度管理の失敗とは、精度が測定されない、あるいは、
測定された精度が所定の精度を保っていない状態をい
う。判定された精度管理の成否は、全体制御用コンピュ
ータ40に送信される。
【0038】なお、分析ユニット側コンピュータ6Aは
精度管理の成否の判定を行なわず、測定できたかできな
いかの情報、測定できた場合の測定値の情報のみを全体
制御用コンピュータ40に送信し、全体制御用コンピュ
ータ40において精度管理の成否の判定を行なうように
してもよい。
【0039】ディスペンサ方式の分析ユニット3F及び
3Gも分析ユニット3Aと同様の構成である。
【0040】次に、ピペッタ方式の分析ユニットの構成
例を、図3を参照して説明する。分析ユニット3Bの反
応部5Bに配列された反応容器46b内では、所定の分
析項目に関する検体と試薬の反応が進められる。主搬送
ライン20からサンプリングライン4B(図1)に移さ
れた患者検体ラック1は、分注位置に位置づけられ、分
注器48bのピペットノズルにより指示されている検体
が採取され、反応容器46bへ検体の所定量が吐出され
る。分注器48bはピペッタポンプ47bを有する。反
応部5Bは恒温槽10から供給される恒温液によって一
定温度(例えば37℃)に保たれる。
【0041】図3の分析ユニットのピペッタ方式試薬供
給部26は、第1試薬用と第2試薬用の二つの試薬ディ
スク26A及び26Bを具備する。多数の種類の分析項
目のために準備された各種の試薬を含む試薬ボトル12
A及び12Bには、それらの外壁面に試薬識別情報がバ
ーコードによって表示されている。試薬ボトル12A及
び12Bが試薬ディスク26A及び26Bに載置された
後、各試薬ボトルの試薬識別情報がバーコード読取装置
23A及び23Bによって読取られ、その情報が該試薬
ボトルの試薬ディスク上のセット位置,対応分析項目,
該試薬ボトルがセットされた分析ユニット番号などと共
に記憶部45に登録される。試薬分注器8A及び8B
は、旋回及び上下動可能な各ピペッタノズルに接続され
た試薬用ピペットポンプ11を具備する。
【0042】患者検体を分注された反応容器46bの列
は回転移動され、分析項目の種類に応じて試薬吸入位置
に位置づけられた試薬ボトル12Aから試薬分注器8A
により所定量の試薬液が吸入され、その第1試薬が試薬
添加位置にある反応容器46bに吐出される。攪拌位置
にて攪拌機構13Aにより内容物が攪拌された後、反応
容器列は複数回移送され、反応容器46bが第2試薬添
加位置に達すると、試薬分注器8Bは分析項目に応じて
試薬吸入位置に位置づけられた試薬ボトル12Bから試
薬液を吸入し該反応容器にその試薬を吐出する。次いで
反応容器の内容物は攪拌機構13Bによって攪拌され
る。その後、反応容器列の回転移送に伴って反応容器4
6bは光源14bからの光束を通過し、反応容器46b
の反応液を透過した光が多波長光度計15bによって検
出される。
【0043】分析項目に対応する波長の信号は、分析ユ
ニット側コンピュータ6Bによって制御される対数変換
器30b及びアナログ・ディジタル変換器31bによっ
て処理され、ディジタル信号が全体制御用コンピュータ
40へ送信される。測定済の反応容器46bは、洗浄機
構19bによって洗浄され、再使用される。
【0044】分析ユニット3Bにおけるキャリブレーシ
ョンが必要な場合には、標準液ラック74が分析ユニッ
ト3Bのサンプリングライン4Bに移載される。標準液
ラック74は、分注位置に位置づけられ、分注器48b
のピペットノズルにより指示されている標準液が採取さ
れ、反応容器46bへ標準液の所定量が吐出される。こ
の標準液について、上述の患者検体の反応と同様に反応
が進められる。反応液の波長の信号は、分析ユニット側
コンピュータ6Bによって制御される対数変換器30b
及びアナログ・ディジタル変換器31bによって処理さ
れる。このデータに基づいて、分析ユニット側コンピュ
ータ6Bにおいて検量線の式を求めて検量線を作成し、
キャリブレーションの成否が判定されて、この成否が全
体制御用コンピュータ40に送信される。分析ユニット
側コンピュータ6Bには、過去に経験的に得られた検量
線のデータと、逸脱許可範囲に関するデータを備えてお
き、このデータに基づいて、キャリブレーションの成否
を判定する。
【0045】なお、分析ユニット側コンピュータ6Bは
キャリブレーションの成否の判定を行なわず、得られた
検量線の式に関する情報を全体制御用コンピュータ40
に送信し、全体制御用コンピュータ40において、過去
に経験的に得られた検量線のデータと、逸脱許可範囲に
関するデータを備えておき、キャリブレーションの成否
の判定を行なうようにしてもよい。
【0046】分析ユニット3Bにおける精度管理が必要
な場合には、コントロール検体ラック77が分析ユニッ
ト3Bのサンプリングライン4Bに移載される。コント
ロール検体ラック77は、分注位置に位置づけられ、分
注器48bのピペットノズルにより指示されているコン
トロール検体が採取され、反応容器46bへコントロー
ル検体の所定量が吐出される。このコントロール検体に
ついて、上述の患者検体の反応と同様に反応が進められ
る。
【0047】反応液の波長の信号は、分析ユニット側コ
ンピュータ6Bによって制御される対数変換器30b及
びアナログ・ディジタル変換器31bによって処理され
る。このデータに基づいて、分析装置側コンピュータ6
Aにおいて所定の精度が保たれているかが判定されて、
この結果が全体制御用コンピュータ40に送信される。
【0048】なお、分析ユニット側コンピュータ6Aは
所定の精度が保たれているかの判定を行なわず、測定値
のみを全体制御用コンピュータ40に送信し、全体制御
用コンピュータ40において所定の精度が保たれている
かの判定を行なうようにしてもよい。
【0049】分析ユニット3C,3D及び3Eは、分析
ユニット3Bと同様の構成を有する。
【0050】次に、図1の実施例装置の動作を説明す
る。
【0051】検体ラック1がラック送出部17にセット
される前、標準液ラック74およびコントロール検体ラ
ック77が待機ユニット70にセットされる前に、各検
体に対して依頼元から検査指示依頼された分析項目が、
各検体番号と共に予め操作部42から全体制御用コンピ
ュータ40に登録される。それぞれの分析項目の分析条
件情報、キャリブレーションに関する情報、精度管理に
関する情報は、フロッピーディスクメモリ41に記憶さ
れている。同一の分析項目が2つ以上の分析ユニットに
割り当てられた場合に、複数の分析ユニットで共通に使
用されるべき分析条件情報は、使用する試薬,光度計に
おける測定波長,検体採取量などである。
【0052】キャリブレーションに関する情報として
は、キャリブレーション時間間隔、キャリブレーション
実行形式(使用する標準液又はキャリブレータ)、検量
線の作成方法、検量線の許容範囲に関する情報、キャリ
ブレーション実行条件(どのような場合にキャリブレー
ションを実行するか)等がある。精度管理に関する情報
としては、精度管理時間間隔、精度管理実行形式(使用
するコントロール検体)、精度の許容範囲に関する情
報、精度管理実行条件(どのような場合に精度管理を実
行するか)等がある。このうち、検量線の作成方法、検
量線の許容範囲に関する情報、精度の許容範囲に関する
情報は、分析ユニット側コンピュータ6A〜6Gの図示
せぬ記憶手段にも記憶される。
【0053】分析条件情報の内、各試薬ボトルに対応し
て記憶されている情報は、第1試薬から第4試薬までの
必要な試薬数,5桁の数字からなる試薬ボトルのコー
ド,試薬の分注量,1つの試薬ボトル当りの分析可能な
テスト数などである。
【0054】各分析ユニット3A〜3Gの試薬供給部2
6〜29,32〜34に試薬ボトルが収納されるのに伴
って各試薬ボトルの試薬識別情報が分析ユニット番号と
対応づけられて全体制御用コンピュータ40に登録され
る。この場合、同じ検体種を扱う同じグループの複数の
分析装置に同一種の分析項目用の試薬が収納される。こ
こでは、血清検体を全ての分析ユニット3A〜3Gで扱
うものとする。その内、分析ユニット3Aの試薬供給部
32には、例えば検体依頼数の多い肝機能検査項目であ
るGOT,GPT及び緊急検査項目であるカルシウム,
UA,BUNのための試薬ボトルが収納される。分析ユ
ニット3Bの試薬供給部26には、例えば肝機能検査項
目であるGOT,GPT及び検査依頼数の少ない他の分
析項目のための試薬ボトルが収納される。分析ユニット
3Cの試薬供給部27には、例えば緊急検査項目である
カルシウム,UA,BUN及び検査依頼数の少ない他の
分析項目のための試薬ボトルが収納される。従って、肝
機能検査項目は、2台の分析ユニット3A及び3Bによ
って分析処理可能になる。また、緊急検査項目は、2台
の分析ユニット3A及び3Cによって分析処理可能にな
る。何台の分析ユニットにどのような分析項目用の試薬
を重複させて収納するかは、それぞれの施設の検査室の
実情に応じてオペレータにより決定される。
【0055】各試薬ボトル12,12A,12Bが各試
薬供給部に収納されるのに伴って、試薬ボトルに設けら
れた試薬識別情報が読取られ、試薬ボトルコードをキイ
として、分析条件情報として既に登録されている情報が
検索され、その試薬ボトルに対応する分析項目,ボトル
の大きさ,分析可能なテスト回数,試薬ボトルのセット
位置などがそれぞれ関係づけられて全体制御用コンピュ
ータ40に登録される。同時に、同種の分析項目の分析
処理が可能な複数の分析ユニットにおける同種の分析項
目用の試薬ボトル全数に基づく最大分析可能回数も登録
され、必要に応じてCRT43に表示される。
【0056】各分析ユニットにとって必要な分析項目用
の対応試薬が収納された後、検体の分析処理に先立って
各分析ユニット毎に、その分析ユニットによって分析処
理可能な全分析項目のためのキャリブレーションがそれ
ぞれ実行される。分析ユニット側コンピュータは、キャ
リブレーションの成否を判定する。2つ以上の分析ユニ
ットに対して同一分析項目が夫々割り当てられている場
合には、同じ標準液がそれらの分析ユニットに立ち寄っ
て夫々サンプリングされる。
【0057】キャリブレーションの実行が成功して終了
した場合には、キャリブレーションが成功した旨と、キ
ャリブレーション結果として得られた検量線の式とを、
全体制御コンピュータ40の記憶部45に記憶せしめ
る。キャリブレーション結果は、各分析ユニットにおい
て該当する分析項目が分析処理されたときの濃度演算に
使用される。
【0058】キャリブレーションの実行が失敗して終了
した場合には、分析ユニット側コンピュータは、全体制
御コンピュータ40にキャリブレーションが失敗した旨
を送信する。全体制御コンピュータ40は、キャリブレ
ーションが失敗した旨を、CRT43のキャリブレーシ
ョン支援画面(後述)に表示する。このキャリブレーシ
ョン支援画面には、キャリブレーションが失敗した分析
項目についての情報を表示させる指示を入力するための
領域としてボタンが表示されており、オペレータが、操
作部42を介してこのボタンについて表示指示を入力す
ると、失敗した分析項目についての情報を表示すると共
に、失敗したキャリブレーションを再実行するための処
理が起動される。
【0059】すべての分析ユニットにおける全分析項目
のためのキャリブレーションの実行が成功して終了した
場合には、各分析ユニット毎に、その分析ユニットによ
って分析処理可能な全分析項目のための精度管理がそれ
ぞれ実行される。分析ユニット側コンピュータは、精度
管理の成否を判定し、判定された成否を全体制御コンピ
ュータ40に送信する。
【0060】精度管理の実行が失敗して終了した場合に
は、全体制御コンピュータ40は、精度管理が失敗した
旨を、CRT43の精度管理支援画面(後述)に表示す
る。この精度管理支援画面には、精度管理が失敗した分
析項目についての情報を表示させる指示を入力するため
の領域としてボタンが表示されており、オペレータが、
操作部42を介してこのボタンについて表示指示を入力
すると、失敗した分析項目についての情報を表示すると
共に、失敗した精度管理を再実行する。
【0061】すべての分析ユニットにおける精度管理の
実行が成功して終了した場合には、各分析ユニット毎
に、その分析ユニットによって分析処理可能な分析項目
の分析処理が開始される。
【0062】分析処理が開始されると、ラック送出部1
7上におかれた検出ラック1の内の1つが主搬送ライン
20の方へ押し出されたのに伴って、その検体ラック1
の識別情報又は検体容器2の識別情報が識別情報読取装
置50によって読取られる。読取られた情報に基づいて
該検体ラック1上の検体種別が全体制御用コンピュータ
40によって判定され、その検体種のために予め条件設
定されている分析ユニットグループが選定され、その後
の判断結果によりその分析ユニットグループの内の1つ
が検体搬送先として決定される。ここでは、例えば血清
検体が判定され、その検体ラックが搬送されるべき分析
ユニット3A,3B,3Cのグループが選定されるもの
とする。
【0063】さらに、検体識別情報の読取りに伴って検
体番号及び分析項目の登録状況が照合され、検体ラック
1上の各検体のために測定指示されている分析項目が判
定され、各検体の各分析項目が分析ユニット3A,3B
及び3Cの内のいずれかによって分析処理すべきかが、
全体制御用コンピュータ40によって判断される。この
場合、全体制御用コンピュータ40は、各分析ユニット
に対して既に分析処理が指示されている分析項目数及び
それらの検体の分注終了までにどの程度の時間を要する
かを監視している。特に、複数の分析ユニットによる分
析処理が可能な特定の分析項目に関しては、いずれの分
析ユニットによって該分析項目を分析処理させることが
効率的であるかが判断される。例えば、特定分析項目で
あるGOT及びGPTに関し、その時点で処理待ち検体
数が最も少ない分析ユニットは3Aと3Bのいずれであ
るかが判断され、待ち時間の少ない方が指定分析ユニッ
トとされる。
【0064】このような複数の分析ユニット同士の多忙
度の程度に応じて特定分析項目を分析処理すべき分析ユ
ニットを自動的に指定する方法以外に、操作者が予め操
作部42から各分析項目の処理に使用すべき分析ユニッ
トの優先順位を入力しておく指定方法も可能である。
【0065】特定分析項目を分析すべき検体を有し搬送
先(例えば分析ユニット3B)が決定された検体ラック
1は、指定された分析ユニット3Bまで主搬送ライン2
0によって連続搬送され、分析ユニット3Bのサンプリ
ングライン4Bへの搬入口前で停止される。次いで、検
体ラック1は、サンプリングライン4Bに移され、分注
位置にて所定の検体が検体分注器48bによって反応部
5Bに分注された後、主搬送ライン20に戻される。検
体ラック1上の検体に他の分析ユニット3Cによって分
析処理されるべき分析項目が残っている場合には、検体
ラック1は、主搬送ライン20により分析ユニット3C
まで搬送され、サンプリングライン4Cに移されて検体
分注される。
【0066】各分析ユニットにおける各分析項目用の試
薬ボトル内の試薬残量は、全体制御用コンピュータ40
によって監視されている。試薬残量の監視方法として
は、試薬ピペットノズルに設けられた液面検出器により
当該試薬の分注の際に試薬ボトル内の試薬液面を検知す
ることに基づく方法や、当該試薬の分注の都度、予め入
力されている分析可能回数を減算していく方法が採用さ
れる。いずれの方法による場合も、その分析項目用の試
薬量が不足するか否かは、分析可能回数の残数が所定値
に達したか否かを全体制御用コンピュータ40によって
判定することによって判断される。この場合の所定値
は、残数がゼロ回,1回,2回など少ない回数が設定さ
れる。
【0067】また、例えば、指定分析ユニット3BのG
OT試薬が不足であると判断された場合、分析ユニット
3BによるGOTの分析処理が停止されると共に、同時
にGOT試薬が充分に残っている分析ユニット3Aによ
るGOTの分析処理が可能になるように分析ユニットの
切替動作が制御される。よって、その後にGOTを分析
処理すべき検体は、次の優先順位である別の分析ユニッ
ト3Aへ搬送されてGOTの分析処理がなされる。
【0068】図1の実施例における制御装置は、各分析
項目の分析処理、キャリブレーション、精度管理をいず
れの分析ユニットに指示しているかを把握しており、そ
れらのデータは記憶部45に格納されている。全体制御
用コンピュータ40は、各分析項目の分析処理、キャリ
ブレーション、精度管理がどの分析ユニットによって処
理されているかという情報をメモリテーブルに記憶して
おり、操作者からの要求があったときにその情報を一覧
表にしてCRT43に図面表示せしめる。
【0069】図1の実施例装置では、各分析ユニット3
A〜3Gに対し、それぞれの運転の起動及び停止を操作
部42のキイ操作によって指示することができ、このよ
うな操作部からの指示情報に基づいて全体制御用コンピ
ュータ40は、運転停止された分析ユニットを除く残り
の分析ユニットだけにラック送出部17からの検体ラッ
ク1を主搬送ライン20を介して搬送せしめる。特に、
夜間のように、依頼検体数が少なく緊急を要する検体の
検査業務が主となる時間帯の場合には、最小限必要な分
析ユニットだけを運転状態にし、残りの分析ユニットを
停止せしめるように運用できる。依頼検体数が増大する
時間帯には、停止していた複数の分析ユニットが再稼働
される。
【0070】また、図1の実施例装置では、いずれかの
分析ユニットに異常事態が発生して当該分析ユニットに
よる分析処理が不能になった場合に、同じ分析処理を別
の分析ユニットによって肩代わりするように制御装置が
別の分析ユニットへの検体ラックの搬送と別の分析ユニ
ットによる分析処理を指示する。例えば、2台の分析ユ
ニット3Bと3Cに複数の分析項目用の試薬を重複して
セットしておくことにより、複数の分析項目に対する分
析操作を中断せずに分析処理することができる。
【0071】上記のように自動分析装置において分析処
理を行なっている途中、各分析項目に対して予め定まっ
ている所定の時間間隔ごとに、又は所定検体数ごとに、
キャリブレーション及び精度管理を行なわなければなら
ない。また、試薬ボトル内の試薬が消費され、試薬ボト
ルを追加する場合にも、追加された試薬ボトル内の試薬
に対して、キャリブレーションを行なわなければならな
い場合がある。
【0072】本発明の自動分析装置支援システムは、上
記のような自動分析装置における分析処理に先立って、
または自動分析装置における分析処理の途中で、キャリ
ブレーション及び精度管理を行なうための支援システム
であり、以下、この支援システムについて説明する。
【0073】まず、本支援システムが、自動分析装置の
CRT43上に表示するキャリブレーション支援画面に
ついて説明する。この支援画面は、キャリブレーション
状態の点検画面として機能する。
【0074】図4に上記キャリブレーション支援画面の
一例を示す。画面上の表示入力一体となったボタンであ
るCalibrationボタン423が、オペレータにより指示
されると、Calibrationボタン423の表示が反転され
ると共に、キャリブレーション支援画面が表示される。
この画面上で、キャリブレーション状態の点検画面とし
ての表示部分は、表示領域400と表示領域410を含
む部分であり、まず、これらの表示領域について説明す
る。
【0075】Calibrationボタン423が、オペレータ
により指示され、キャリブレーション支援画面が表示さ
れた時点においては、表示領域410内の表示は、まだ
なされていない。キャリブレーション支援画面上には、
表示領域410以外の表示がなされている。
【0076】表示領域400内には、キャリブレーショ
ンの複数状態の分類に対応して設けられる複数の分類見
出し、すなわち、分析装置の状態を予め分類して象徴す
る複数の指標である表示ブロック401〜404が表示
される。さらに、表示領域400内には、それらの表示
ブロックに対応して設けられて表示指示を受け付ける指
示ボタンもしくは受け付けボタン405〜408が表示
される。分類見出しとしての表示ブロック401〜40
4は、各々、分析装置の状態が当該表示ブロックが象徴
している事象を含む場合、それ自身の表示態様が変更さ
れる。
【0077】表示領域400内のPre-Setting表示ブロ
ック401は、自動分析装置における分析処理に先立っ
て行なうべきキャリブレーション等、定常的に行なう必
要があるキャリブレーションに対応する分析項目が登録
された場合に点滅する。Pre-Setting表示ブロック40
1が点滅した場合に、オペレータがボタン405を指示
すると、表示領域410内に、定常的に行なう必要があ
るキャリブレーションの分析項目名が表示されると共
に、表示された分析項目のキャリブレーションが起動さ
れる。
【0078】表示領域400内のCalib.Now表示ブロッ
ク402は、キャリブレーションの時間間隔が過ぎた分
析項目が存在する場合に点滅する。Calib.Now表示ブロ
ック402が点滅した場合に、オペレータがボタン40
6を指示すると、表示領域410内に、該当する分析項
目名が表示されると共に、表示された分析項目のキャリ
ブレーションが起動される。
【0079】表示領域400内のCalib.Failed表示ブロ
ック403は、キャリブレーションの失敗が発生した分
析項目が存在する場合に点滅する。Calib.Failed表示ブ
ロック403が点滅した場合に、オペレータがボタン4
07を指示すると、表示領域410内に、該当する分析
項目名が表示されると共に、表示された分析項目のキャ
リブレーションが起動される。
【0080】表示領域400内のChange Over表示ブロ
ック404は、試薬ボトルの追加に伴うキャリブレーシ
ョンの必要性が発生した分析項目が存在する場合に点滅
する。Change Over表示ブロック404が点滅した場合
に、オペレータがボタン408を指示すると、表示領域
410内に、新たな試薬が加えられた分析項目名が表示
されると共に、表示された分析項目のキャリブレーショ
ンが起動される。
【0081】次に、表示領域410内に表示される内容
について説明する。Test411の欄には、キャリブレー
ションを行なうべき分析項目名を表示する。A.Unit41
2の欄には、キャリブレーションを行なうべき分析ユニ
ット名を表示する。Blank413の欄には、行なうべき
キャリブレーションが、1種類の濃度0の標準液を使用
するキャリブレーションである場合に、経過時間/キャ
リブレーションのインターバル(有効時間)が、表示さ
れる。Span414の欄には、行なうべきキャリブレーシ
ョンが、1種類の濃度0でない既知濃度の標準液を使用
するキャリブレーションである場合に、経過時間/キャ
リブレーションのインターバル(有効時間)が、表示さ
れる。2 Points415の欄には、行なうべきキャリブレ
ーションが、2種類の既知濃度の標準液を使用するキャ
リブレーションである場合に、経過時間/キャリブレー
ションのインターバル(有効時間)が、表示される。Fu
ll416の欄には、行なうべきキャリブレーションが、
3種類以上の既知濃度の標準液を使用するキャリブレー
ションである場合に、経過時間/キャリブレーションの
インターバル(有効時間)が、表示される。
【0082】図4においては、分析項目AST、AL
T、ALPのキャリブレーションを、分析ユニット3D
において、1種類の濃度0の標準液を使用して行なう必
要があり、経過時間/キャリブレーションのインターバ
ルは、AST、ALT、ALP共に10/100である
ことが表示されている。また、分析項目LDHのキャリ
ブレーションを、分析ユニット3Eにおいて、1種類の
濃度0の標準液を使用して行なう必要があり、経過時間
/キャリブレーションのインターバルは、15/100
であることが表示されている。さらに、分析項目TPの
キャリブレーションを、分析ユニット3Eにおいて、1
種類の濃度0でない既知濃度の標準液、または2種類の
既知濃度の標準液を使用して行なう必要があり、経過時
間/キャリブレーションのインターバルは、1種類の濃
度0でない既知濃度の標準液を使用する場合には15/
100、2種類の既知濃度の標準液を使用する場合には
115/200であることが表示されている。さらに、
分析項目UNのキャリブレーションを、分析ユニット3
Fにおいて、1種類の濃度0の標準液を使用して行なう
必要があり、経過時間/キャリブレーションのインター
バルは、15/100であることが表示されている。さ
らに、分析項目CREのキャリブレーションを、分析ユ
ニット3Fにおいて、1種類の濃度0でない既知濃度の
標準液、または2種類の既知濃度の標準液を使用して行
なう必要があり、経過時間/キャリブレーションのイン
ターバルは、1種類の濃度0でない既知濃度の標準液を
使用する場合には15/100、2種類の既知濃度の標
準液を使用する場合には115/200であることが表
示されている。さらに、分析項目CRPのキャリブレー
ションを、分析ユニット3Dにおいて、2種類の既知濃
度の標準液、または3種類以上の既知濃度の標準液を使
用して行なう必要があり、経過時間/キャリブレーショ
ンのインターバルは、2種類の既知濃度の標準液を使用
する場合には50/100、3種類以上の既知濃度の標
準液を使用する場合には50/200であることが表示
されている。
【0083】ボタン405からボタン408のいずれか
が指示されて、表示領域410に該当する状態にある分
析項目のリストが表示されると同時に、各分析項目のキ
ャリブレーションに必要な標準液に関する情報を各分析
項目に対応させて、プリンタ44から出力するようにし
てもよい。
【0084】また、表示領域410内に表示される分析
項目数が多く、全てを一度に表示することができない場
合には、ボタン451およびボタン452によって、ス
クロールさせて分析項目を表示することができる。
【0085】次に、上記以外にキャリブレーション支援
画面に表示されているボタンについて説明する。Work P
laceボタン421がオペレータにより指示されると、機
能画面を表示する。Reagentボタン422がオペレータ
により指示されると、試薬ボトルの管理画面を表示す
る。Quality Controlボタン424がオペレータにより
指示されると、精度管理支援画面(これについては、後
述する)を表示する。Utilityボタン425がオペレー
タにより指示されると、装置を動かすための基本的セッ
ティングを行なうためのシステム設定画面を表示する。
Caliburation Traceボタン431がオペレータにより指
示されると、過去に行なったキャリブレーションの来歴
を表示する。Instrument Factorボタン432がオペレ
ータにより指示されると、各分析ユニットの偏りを補正
するためのファクターを表示する。Reaction Monitorボ
タン433がオペレータにより指示されると、各分析項
目ごとの反応の様子をチェックするためのデータを表示
する。Working Informationボタン434がオペレータ
により指示されると、キャリブレーション結果の詳細な
情報を表示する。Saveボタン435がオペレータにより
指示されると、画面に表示されたリストを保存する。He
lpボタン436がオペレータにより指示されると、ヘル
プ情報を表示する。
【0086】Stopボタン441は、自動分析装置を停止
させるためのボタンである。Log offボタン442は、
表示画面上から抜けるためのボタンである。S.Stopボタ
ン443は、サンプリングを停止させるためのボタンで
あり、Alarmボタン444は、装置の異常を知らせるた
めのボタンである。System Overviewボタン445は、
ラックが正常に流れているかを知るために、ラックの動
きの様子を表示するためのボタンである。Printボタン
446は、印字を指示するためのボタンであり、Start
ボタン447は、自動分析装置を起動させるためのボタ
ンである。
【0087】次に、本支援システムが、自動分析装置の
CRT43上に表示する精度管理支援画面について説明
する。この支援画面は、精度管理状態の点検画面として
機能する。
【0088】図5に上記精度管理支援画面の一例を示
す。画面上の表示入力一体となったボタンであるQualit
y Controlボタン524が、オペレータにより指示され
ると、Quality Controlボタン524の表示が反転され
ると共に、精度管理支援画面が表示される。この画面上
で、精度管理状態の点検画面としての表示部分は、表示
領域500と表示領域510を含む部分であり、まず、
これらの表示領域について説明する。
【0089】Quality Controlボタン524が、オペレ
ータにより指示され、精度管理支援画面が表示された時
点においては、表示領域510内の表示は、まだなされ
ていない。精度管理支援画面上には、表示領域510以
外の表示がなされている。
【0090】表示領域500内には、精度管理の複数状
態の分類に対応して設けられる複数の分類見出し、すな
わち、分析装置の状態を予め分類して象徴する複数の指
標である表示ブロック501〜503が表示され、さら
に、それらの表示ブロックに対応して設けられて表示指
示を受け付ける指示ボタンもしくは受け付けボタン50
5〜407が表示される。分類見出しとしての表示ブロ
ック501〜503は、各々、分析装置の状態が当該表
示ブロックが象徴している事象を含む場合、それ自身の
表示態様が変更される。
【0091】表示領域500内のPre-Setting表示ブロ
ック501は、自動分析装置における分析処理に先立っ
て行なうべき精度管理等、定常的に行なう必要がある精
度管理に対応する分析項目が登録された場合に点滅す
る。Pre-Setting表示ブロック501が点滅した場合
に、オペレータがボタン505を指示すると、表示領域
510内に、定常的に行なう必要がある精度管理の分析
項目が表示されると共に、表示された分析項目の精度管
理が起動される。
【0092】表示領域500内のTime-over表示ブロッ
ク502は、精度管理の有効時間が過ぎた場合に点滅す
る。Time-over表示ブロック502が点滅した場合に、
オペレータがボタン506を指示すると、表示領域51
0内に、行なう必要がある精度管理の分析項目が表示さ
れると共に、表示された分析項目の精度管理が起動され
る。
【0093】表示領域500内のQC.Failed表示ブロッ
ク503は、精度管理の失敗が発生した場合に点滅す
る。QC.Failed表示ブロック503が点滅した場合に、
オペレータがボタン507を指示すると、表示領域51
0内に、行なう必要がある精度管理の分析項目が表示さ
れると共に、表示された分析項目の精度管理が起動され
る。
【0094】次に、表示領域410内に表示される内容
について説明する。Test511の欄には、精度管理を行
なうべき分析項目を表示する。A.Unit512の欄には、
精度管理を行なうべき分析ユニット名を表示する。Cont
rol513の欄には、行なうべき精度管理に使用するコ
ントロール検体の名称が表示される。Type514の欄に
は、行なうべき精度管理に使用するコントロール検体の
濃度の種類を規定するタイプが表示される。Lot515
の欄には、行なうべき精度管理に使用するコントロール
検体の製造ロット番号が表示される。Time Out516の
欄には、行なうべき精度管理の経過時間/精度管理のイ
ンターバル(有効時間)が、表示される。
【0095】図5においては、分析項目AST、AL
T、ALPの精度管理を、分析ユニット3Dにおいて、
Ctrl-1という名称およびSer/Plというタイプでロット番
号X970400のコントロール検体を使用して行なう必要が
あり、経過時間/精度管理のインターバルは、AST、
ALT、ALP共に10/100であることが表示され
ている。また、分析項目LDHの精度管理を、分析ユニ
ット3Eにおいて、Ctrl-2という名称およびSer/Plとい
うタイプでロット番号S668795のコントロール検体を使
用して行なう必要があり、経過時間/精度管理のインタ
ーバルは、50/60であることが表示されている。さ
らに、分析項目TPの精度管理を、分析ユニット3Eに
おいて、Ctrl-2という名称およびSer/Plというタイプで
ロット番号S668795のコントロール検体を使用して行な
う必要があり、経過時間/精度管理のインターバルは、
50/60であることが表示されている。さらに、分析
項目UNの精度管理を、分析ユニット3Fにおいて、Ct
rl-Uという名称およびUrinというタイプでロット番号V8
46852のコントロール検体を使用して行なう必要があ
り、経過時間/精度管理のインターバルは、10/60
であることが表示されている。さらに、分析項目CRE
の精度管理を、分析ユニット3Fにおいて、Ctrl-2とい
う名称およびSer/Plというタイプでロット番号S668795
のコントロール検体を使用して行なう必要があり、経過
時間/精度管理のインターバルは、50/60であるこ
とが表示されている。さらに、分析項目CRPの精度管
理を、分析ユニット3Dにおいて、Ctrl-Mという名称お
よびSer/Plというタイプでロット番号M970123のコント
ロール検体を使用して行なう必要があり、経過時間/精
度管理のインターバルは、10/60であることが表示
されている。
【0096】ボタン505からボタン507のいずれか
が指示されて、表示領域510に分析項目のリストが表
示されると同時に、各分析項目の精度管理に必要なコン
トロール検体に関する情報を各分析項目に対応させて、
プリンタ44から出力するようにしてもよい。
【0097】また、表示領域510内に表示される分析
項目数が多く、全てを一度に表示することができない場
合には、ボタン551およびボタン552によって、ス
クロールさせて分析項目を表示することができる。
【0098】次に、上記以外に精度管理支援画面に表示
されているボタンについて説明する。Selectボタン53
1がオペレータにより指示されると、画面に表示された
リストを編集することができる。Selectボタン531が
オペレータにより指示されると、画面に表示されたリス
トを編集することができる。Saveボタン532がオペレ
ータにより指示されると、画面に表示されたリストを保
存する。Helpボタン533がオペレータにより指示され
ると、ヘルプ情報を表示する。
【0099】次に、本支援システムの動作について説明
する。記憶部45に、本支援システムの動作を規定した
プログラムが格納されており、全体制御用コンピュータ
40が、このプログラムを読みだして実行することによ
り、本支援システムの動作がなされる。
【0100】図6は、本支援システムの動作の概略を示
すフローチャートである。本支援システムは、まず、ス
テップ610で、キャリブレーションプリセッティング
処理ルーチンを呼び出す。次に、ステップ620で、精
度管理プリセッティング処理ルーチンを呼び出す。この
後に、ステップ630で分析監視処理ルーチンを呼び出
して実行し終了する。
【0101】図7および図8は、上記ステップ610で
起動されるキャリブレーションプリセッティング処理ル
ーチンの詳細フローチャートである。キャリブレーショ
ンプリセッティング処理ルーチンは、まず、ステップ7
10で、定常的にキャリブレーションを行なうべき分析
項目であるキャリブレーションプリセッティング項目の
入力を受け付ける。キャリブレーションプリセッティン
グ項目は、オペレータにより操作部42から入力され
る。
【0102】なお、キャリブレーションプリセッティン
グ項目は、日々変更がなければ、一旦入力したものを更
新するようにしてもよい。また、一部の項目について増
減等の変更があれば、その項目についてのみ入力を行っ
て、他は更新処理するようにしてもよい。
【0103】次に、ステップ720で、入力されたキャ
リブレーションプリセッティング項目を記憶部45に記
憶する。キャリブレーションプリセッティング項目が記
憶部45に記憶されると、ステップ730で、図4のキ
ャリブレーション支援画面上のPre-setting表示ブロッ
ク401を点滅させる。次に、ステップ740で、オペ
レータによるボタン405の指示(キャリブレーション
プリセッティング項目の表示指示)があったか否かを判
定する。ステップ740において、オペレータによるボ
タン405の指示が無かったと判定された場合には、表
示指示の入力を待つ。ステップ740において、オペレ
ータによるボタン405の指示があったと判定された場
合には、ステップ750へ進み、図4のキャリブレーシ
ョン支援画面上の表示領域410内に、キャリブレーシ
ョンプリセッティング項目を表示する。
【0104】次に、ステップ810で、キャリブレーシ
ョンプリセッティング項目の内の1つのキャリブレーシ
ョンの実行を指示する。そして、ステップ820で、当
該キャリブレーション(ステップ810で実行を指示さ
れたキャリブレーション)が成功したか否かを判定す
る。ステップ820で、当該キャリブレーションが失敗
したと判定された場合には、ステップ870へ進み、キ
ャリブレーション失敗処理ルーチンを呼び出して実行し
た後、ステップ820へ戻る。ステップ820で、当該
キャリブレーションが成功したと判定された場合には、
ステップ830へ進み、当該キャリブレーションの分析
項目に対して記憶部45に記憶されている、キャリブレ
ーション時刻をリセットする。
【0105】次に、ステップ840で、図4のキャリブ
レーション支援画面上の表示領域410内に表示されて
いるキャリブレーションのプリセッティング項目の内、
当該キャリブレーションの分析項目についての表示を消
去する。次に、ステップ850で、記憶部45に記憶さ
れたプリセッティング項目の内、当該キャリブレーショ
ンの分析項目についての記憶を消去する。
【0106】次に、ステップ860で、キャリブレーシ
ョンのプリセッティング項目の内の、すべての分析項目
についてのキャリブレーションが終了したか否かを判定
する。ステップ860で、プリセッティング項目の内、
まだキャリブレーションが終了していない分析項目が存
在すると判定された場合には、ステップ810へ戻る。
ステップ860で、プリセッティング項目の内、すべて
の分析項目についてのキャリブレーションが終了したと
判定された場合には、リターンする。
【0107】次に、図9は、上記キャリブレーションプ
リセッティング処理ルーチン中のステップ870で起動
されるキャリブレーション失敗処理ルーチンの詳細フロ
ーチャートである。キャリブレーション失敗処理ルーチ
ンは、まず、ステップ910で、キャリブレーションが
失敗した分析項目を、キャリブ・フェイルド項目とし
て、記憶部45に記憶する。次に、ステップ920で、
図4のキャリブレーション支援画面上のCalib.Failed表
示ブロック403を点滅させる。次に、ステップ930
で、オペレータによるボタン407の指示(キャリブ・
フェイルド項目の表示指示)があったか否かを判定す
る。ステップ930において、オペレータによるボタン
407の指示が無かったと判定された場合には、表示指
示入力を待つ。ステップ930において、オペレータに
よるボタン407の指示があったと判定された場合に
は、ステップ940へ進み、図4のキャリブレーション
支援画面上の表示領域410内に、キャリブ・フェイル
ド項目を表示する。次に、ステップ950で、当該キャ
リブ・フェイルド項目のキャリブレーションの実行を指
示する。この後、ステップ960へ進み、図4のキャリ
ブレーション支援画面上の表示領域410内に表示され
ているキャリブ・フェイルド項目の表示の内の当該キャ
リブレーションの分析項目を消去する。次に、ステップ
970で、記憶部45に記憶されたキャリブ・フェイル
ド項目の内の当該キャリブレーションの分析項目の記憶
を消去してリターンする。
【0108】図10および図11は、上記図6の、本支
援システムの動作の概略を示すフローチャートのうちの
ステップ620で起動される精度管理プリセッティング
処理ルーチンの詳細フローチャートである。精度管理プ
リセッティング処理ルーチンは、まず、ステップ101
0で、定常的に精度管理を行なうべき分析項目である精
度管理プリセッティング項目の入力を受け付ける。精度
管理プリセッティング項目は、オペレータにより操作部
42から入力される。
【0109】次に、ステップ1020で、入力された精
度管理プリセッティング項目を記憶部45に記憶する。
精度管理プリセッティング項目が記憶部45に記憶され
ると、ステップ1030で、図5の精度管理支援画面上
のPre-setting表示ブロック501を点滅させる。次
に、ステップ1040で、オペレータによるボタン50
5の指示(精度管理プリセッティング項目の表示指示)
があったか否かを判定する。ステップ1040におい
て、オペレータによるボタン505の指示が無かったと
判定された場合には、表示指示入力を待つ。ステップ1
040において、オペレータによるボタン505の指示
があったと判定された場合には、ステップ1050へ進
み、図5の精度管理支援画面上の表示領域510内に、
精度管理プリセッティング項目を表示する。
【0110】次に、ステップ1110で、精度管理プリ
セッティング項目の内の1つの精度管理の実行を指示す
る。そして、ステップ1120で、当該精度管理(ステ
ップ1110で実行を指示された精度管理)が成功した
か否かを判定する。ステップ1120で、当該精度管理
が失敗したと判定された場合には、ステップ1170へ
進み、精度管理失敗処理ルーチンを呼び出して実行した
後、ステップ1120へ戻る。ステップ1120で、当
該精度管理が成功したと判定された場合には、ステップ
1130へ進み、当該精度管理の分析項目に対して記憶
部45に記憶されている、精度管理時刻をリセットす
る。次に、ステップ1140で、図5の精度管理支援画
面上の表示領域510内に表示されている精度管理プリ
セッティング項目の内、当該精度管理の分析項目につい
ての表示を消去する。次に、ステップ1150で、記憶
部45に記憶された精度管理プリセッティング項目の
内、当該精度管理の分析項目についての記憶を消去す
る。
【0111】次に、ステップ1160で、精度管理プリ
セッティング項目の内の、すべての分析項目についての
精度管理が終了したか否かを判定する。ステップ116
0で、精度管理プリセッティング項目の内、まだ精度管
理が終了していない分析項目が存在すると判定された場
合には、ステップ1110へ戻る。ステップ1160
で、精度管理プリセッティング項目の内、すべての分析
項目についての精度管理が終了したと判定された場合に
は、リターンする。
【0112】次に、図12は、上記精度管理プリセッテ
ィング処理ルーチン中のステップ1170で起動される
精度管理失敗処理ルーチンの詳細フローチャートであ
る。精度管理失敗処理ルーチンは、まず、ステップ12
10で、精度管理が失敗した分析項目を、QCフェイル
ド項目として、記憶部45に記憶する。次に、ステップ
1220で、図5の精度管理支援画面上のQCFailed表示
ブロック503を点滅させる。次に、ステップ1230
で、オペレータによるボタン507の指示(QCフェイ
ルド項目の表示指示)があったか否かを判定する。ステ
ップ1230において、オペレータによるボタン507
の指示が無かったと判定された場合には、表示指示の入
力を待つ。ステップ1230において、オペレータによ
るボタン507の指示があったと判定された場合には、
ステップ1240へ進み、図5の精度管理支援画面上の
表示領域510内に、QCフェイルド項目を表示する。
【0113】次に、ステップ1250で、当該QCフェ
イルド項目の精度管理の実行を指示する。この後、ステ
ップ1260へ進み、図5の精度管理支援画面上の表示
領域510内に表示されているQCフェイルド項目の表
示の内の当該精度管理の分析項目を消去する。次に、ス
テップ1270で、記憶部45に記憶されたQCフェイ
ルド項目の内の当該精度管理の分析項目の記憶を消去し
てリターンする。
【0114】図13は、上記図6の、本支援システムの
動作の概略を示すフローチャートのうちのステップ63
0で起動される分析監視処理ルーチンの詳細フローチャ
ートである。分析監視処理ルーチンは、まず、ステップ
13010で、自動分析装置の各分析ユニットに対し
て、分析処理を実行するように指示する。次に、ステッ
プ13020で、精度管理の有効時間が経過した分析項
目があるか否かを判定する。ステップ13020で、精
度管理の有効時間が経過した分析項目があると判定され
た場合には、ステップ13060へ進み、精度管理有効
時間オーバー処理ルーチンを呼び出して実行する。
【0115】次に、ステップ13070で、精度管理有
効時間オーバー処理ルーチン中で実行された精度管理が
成功したか否かを判定する。ステップ13070で、精
度管理有効時間オーバー処理ルーチン中で実行された精
度管理が成功したと判定された場合には、ステップ13
090へ進み、記憶部45に記憶されている当該精度管
理の分析項目の、精度管理時刻をリセットする。この
後、ステップ13010へ戻る。ステップ13070
で、精度管理有効時間オーバー処理ルーチン中で実行さ
れた精度管理が失敗したと判定された場合には、ステッ
プ13080へ進み、上述の精度管理失敗処理ルーチン
を呼び出して実行した後、ステップ13070へ戻る。
ステップ13020で、精度管理の有効時間が経過した
分析項目が無いと判定された場合には、ステップ130
30へ進む。
【0116】ステップ13030においては、キャリブ
レーションの有効時間が経過した分析項目があるか否か
を判定する。ステップ13030において、キャリブレ
ーションの有効時間が経過した分析項目があると判定さ
れた場合には、ステップ13100へ進み、キャリブレ
ーション有効時間オーバー処理ルーチンを呼び出してそ
の分析項目のキャリブレーションを実行する。
【0117】次に、ステップ13110で、キャリブレ
ーション有効時間オーバー処理ルーチン中で実行された
キャリブレーションが成功したか否かを判定する。ステ
ップ13110で、キャリブレーション有効時間オーバ
ー処理ルーチン中で実行されたキャリブレーションが成
功したと判定された場合には、ステップ13130へ進
み、記憶部45に記憶されている当該キャリブレーショ
ンの分析項目の、キャリブレーション時刻をリセットす
る。この後、ステップ13010へ戻る。ステップ13
110で、キャリブレーション有効時間オーバー処理ル
ーチン中で実行されたキャリブレーションが失敗したと
判定された場合には、ステップ13120へ進み、上述
のキャリブレーション失敗処理ルーチンを呼び出して実
行した後、ステップ13110へ戻る。ステップ130
30において、キャリブレーションの有効時間が経過し
た分析項目が無いと判定された場合には、ステップ13
040へ進み、試薬不足が発生し試薬ボトルの追加が必
要になったか否かを判定する。
【0118】ステップ13040で、試薬ボトルの追加
が必要でないと判定された場合には、ステップ1305
0へ進み、すべての分析処理が終了したか否かを判定す
る。ステップ13050で、まだ、実行すべき分析処理
が存在すると判定された場合には、ステップ13020
へ戻る。ステップ13050で、すべての分析処理が終
了したと判定された場合には、リターンする。ステップ
13040で、試薬ボトルの追加が必要であると判定さ
れた場合には、ステップ13140へ進み、CRT43
上の表示画面に、試薬ボトルの追加が必要である旨を表
示する。
【0119】次に、ステップ13150で、試薬ボトル
が追加されたか否かを判定する。ステップ13150
で、試薬ボトルが追加されていないと判定された場合に
は、ステップ13140へ戻る。ステップ13150
で、試薬ボトルが追加されたと判定された場合には、ス
テップ13160へ進み、試薬ボトルの追加に伴うキャ
リブレーションの実行の必要性があるか否かを、記憶部
45に記憶された情報に基づいて判定する。ステップ1
3160で、試薬ボトルの追加に伴うキャリブレーショ
ンの実行の必要性が無いと判定された場合には、ステッ
プ13010へ戻る。ステップ13160で、試薬ボト
ルの追加に伴うキャリブレーションの実行の必要性があ
ると判定された場合には、ステップ13170へ進み、
チェインジ・オーバー処理ルーチンを呼び出して実行し
た後、ステップ13110へ進む。
【0120】次に、図14は、上記分析監視処理ルーチ
ン中のステップ13060で呼び出される精度管理有効
時間オーバー処理ルーチンの詳細フローチャートであ
る。精度管理有効時間オーバー処理ルーチンは、まず、
ステップ1410で、精度管理の有効時間が経過した分
析項目を、タイム・オーバー項目として、記憶部45に
記憶する。次に、ステップ1420で、図5の精度管理
支援画面上のTime-over表示ブロック502を点滅させ
る。次に、ステップ1430で、オペレータによるボタ
ン506の指示(タイム・オーバー項目の表示指示)が
あったか否かを判定する。ステップ1430において、
オペレータによるボタン506の指示が無かったと判定
された場合には、表示指示の入力を待つ。ステップ14
30において、オペレータによるボタン506の指示が
あったと判定された場合には、ステップ1440へ進
み、図5の精度管理支援画面上の表示領域510内に、
タイム・オーバー項目を表示する。次に、ステップ14
50で、当該タイム・オーバー項目の精度管理の実行を
指示する。この後、ステップ1460へ進み、図5の精
度管理支援画面上の表示領域510内に表示されている
タイム・オーバー項目の表示の内の当該精度管理の分析
項目を消去する。次に、ステップ1470で、記憶部4
5に記憶されたタイム・オーバー項目の内の当該精度管
理の分析項目の記憶を消去してリターンする。
【0121】次に、図15は、上記分析監視処理ルーチ
ン中のステップ13100で起動されるキャリブレーシ
ョン有効時間オーバー処理ルーチンの詳細フローチャー
トである。キャリブレーション有効時間オーバー処理ル
ーチンは、まず、ステップ1510で、キャリブレーシ
ョンの有効時間が経過した分析項目を、キャリブ・ナウ
項目として、記憶部45に記憶する。次に、ステップ1
520で、図4のキャリブレーション支援画面上のCali
b.Now表示ブロック402を点滅させる。次に、ステッ
プ1530で、オペレータによるボタン406の指示
(キャリブ・ナウ項目の表示指示)があったか否かを判
定する。ステップ1530において、オペレータによる
ボタン406の指示が無かったと判定された場合には、
表示指示の入力を待つ。
【0122】ステップ1530において、オペレータに
よるボタン406の指示があったと判定された場合に
は、ステップ1540へ進み、図4のキャリブレーショ
ン支援画面上の表示領域410内に、キャリブ・ナウ項
目を表示する。次に、ステップ1550で、当該キャリ
ブ・ナウ項目のキャリブレーションの実行を指示する。
この後、ステップ1560へ進み、図4のキャリブレー
ション支援画面上の表示領域410内に表示されている
キャリブ・ナウ項目の表示の内の当該キャリブレーショ
ンの分析項目を消去する。次に、ステップ1570で、
記憶部45に記憶されたキャリブ・ナウ項目の内の当該
キャリブレーションの分析項目の記憶を消去してリター
ンする。
【0123】次に、図16は、上記分析監視処理ルーチ
ン中のステップ13170で起動されるチェインジ・オ
ーバー処理ルーチンの詳細フローチャートである。チェ
インジ・オーバー処理ルーチンは、まず、ステップ16
10で、試薬ボトルの追加又は更新に伴ってキャリブレ
ーションを実行する必要のある分析項目を、チェインジ
・オーバー項目として、記憶部45に記憶する。次に、
ステップ1620で、図4のキャリブレーション支援画
面上のChange Over表示ブロック404を点滅させる。
次に、ステップ1630で、オペレータによるボタン4
08の指示(チェインジ・オーバー項目の表示指示)が
あったか否かを判定する。ステップ1630において、
オペレータによるボタン408の指示が無かったと判定
された場合には、表示指示の入力を待つ。ステップ16
30において、オペレータによるボタン408の指示が
あったと判定された場合には、ステップ1640へ進
み、図4のキャリブレーション支援画面上の表示領域4
10内に、チェインジ・オーバー項目を表示する。次
に、ステップ1650で、当該チェインジ・オーバー項
目のキャリブレーションの実行を指示する。この後、ス
テップ1660へ進み、図4のキャリブレーション支援
画面上の表示領域410内に表示されているチェインジ
・オーバー項目の表示の内の当該キャリブレーションの
分析項目を消去する。次に、ステップ1670で、記憶
部45に記憶されたチェインジ・オーバー項目の内の当
該キャリブレーションの分析項目の記憶を消去してリタ
ーンする。
【0124】図17は、図8のステップ810、図9の
ステップ950、図15のステップ1550、および図
16のステップ1650における、キャリブレーション
の実行処理の詳細を示すフローチャートである。
【0125】キャリブレーションの実行処理は、まず、
ステップ1710で、自動分析装置の起動を指示する。
次に、ステップ1720で、記憶部45に格納された、
各分析項目と当該分析項目のキャリブレーションに必要
な標準液についての情報とが対応して格納されているデ
ータから、実行すべき分析項目のキャリブレーションに
必要な標準液ラック74を特定する。また、記憶部45
に格納された、各標準液ラックと当該標準液ラックのロ
ーター76上の位置(アドレス)とが対応して格納され
ているデータから、実行すべき分析項目のキャリブレー
ションに必要な標準液ラック74のローター76上のア
ドレスを得る。
【0126】次に、ステップ1730で、センサ72で
位置を検出しつつ駆動手段73によりローター76を回
転し、上記アドレスにある標準液ラック74を、主搬送
ライン20への投入口前で停止させる。次に、ステップ
1740で、上記標準液ラック74を主搬送ライン20
上へ投入するように指示する。次に、ステップ1750
で、実行すべき分析項目のキャリブレーションを、どの
分析ユニットで実行するのかを、記憶部45に格納され
たデータに基づいて判定する。
【0127】次に、ステップ1760で、キャリブレー
ションを行なうと判定された分析装置に標準液ラック7
4を搬送するように、主搬送ライン20を制御する。キ
ャリブレーションを行なうと判定された分析ユニットに
上記標準液ラック74が搬送されると、ステップ177
0で、該当する分析ユニットに、標準液ラック74上の
標準液を使用してキャリブレーションを実行するように
指示する。この指示を受けると、上記分析ユニットは、
実行すべき分析項目のキャリブレーションを実行する。
【0128】図18は、図11のステップ1110、図
12のステップ1250、および図14のステップ14
50における、精度管理の実行処理の詳細を示すフロー
チャートである。精度管理の実行処理は、まず、ステッ
プ1810で、自動分析装置の起動を指示する。次に、
ステップ1820で、記憶部45に格納された、各分析
項目と当該分析項目の精度管理に必要なコントロール検
体についての情報とが対応して格納されているデータか
ら、実行すべき分析項目の精度管理に必要なコントロー
ル検体ラック77を特定する。また、記憶部45に格納
された、各コントロール検体ラックと当該コントロール
検体ラックのローター76上の位置(アドレス)とが対
応して格納されているデータから、実行すべき分析項目
の精度管理に必要なコントロール検体ラック77のロー
ター76上のアドレスを得る。
【0129】次に、ステップ1830で、センサ72で
位置を検出しつつ駆動手段73によりローター76を回
転し、上記アドレスにあるコントロール検体ラック77
を、主搬送ライン20への投入口前で停止させる。次
に、ステップ1840で、上記コントロール検体ラック
77を主搬送ライン20上へ投入するように指示する。
次に、ステップ1850で、実行すべき分析項目の精度
管理を、どの分析ユニットで実行するのかを、記憶部4
5に格納されたデータに基づいて判定する。次に、ステ
ップ1860で、精度管理を行なうと判定された分析ユ
ニットに上記コントロール検体ラック77を搬送するよ
うに、主搬送ライン20を制御する。精度管理を行なう
と判定された分析ユニットに上記コントロール検体ラッ
ク77が搬送されると、ステップ1870で、上記分析
ユニットに、コントロール検体ラック77上のコントロ
ール検体を使用して精度管理を実行するように指示す
る。この指示を受けると、上記分析ユニットは、実行す
べき分析項目の精度管理を実行する。
【0130】図4における表示ブロック401〜404
及び図5における表示ブロック501〜503は、キャ
リブレーション又は精度管理の必要性の状態に対応した
分類見出しである。図4の表示ブロック401〜404
及び図5の表示ブロック501〜503の内、画面の上
方に位置される表示ブロックは、下方に位置される表示
ブロックよりも優先性が高くなるように設定されてい
る。
【0131】同一の分析項目に関して、2つ又はそれ以
上のキャリブレーション又は精度管理を必要とする分類
状態が発生した場合には、該当する2つ又はそれ以上の
表示ブロックが点滅する。点滅した表示ブロックの内
で、優先性が高い1つの表示ブロックに対応する受付ボ
タンからキャリブレーション又は精度管理の実行が指示
されると、自動分析装置はその指示を実行する。これに
より、優先性の低い表示ブロックに対応するキャリブレ
ーション又は精度管理の必要性が解消されるので、指示
を受けなかった残りの表示ブロックの点滅状態も消失
し、必要性の発生に関する記憶情報が消去される。
【0132】なお、本支援システムの動作の説明におい
て、プリセティング項目、キャリブ・ナウ項目、キャリ
ブ・フェイルド項目、チェインジ・オーバー項目、タイ
ム・オーバー項目、QCフェイルド項目とすべき分析項
目をそれぞれについて記憶部45に記憶しておき、記憶
された分析項目とヒットした場合に、それぞれ、プリセ
ティング項目、キャリブ・ナウ項目、キャリブ・フェイ
ルド項目、チェインジ・オーバー項目、タイム・オーバ
ー項目、QCフェイルド項目とするようにしてもよい。
【0133】次に、上記支援システムの動作を実現する
ために、記憶部45に記憶されているデータの構造につ
いて説明する。図19に、このデータの構造を示す。記
憶部45には、図19に示すように、キャリブレーショ
ン情報1900と精度管理情報1910とが格納されて
いる。キャリブレーション情報1900は、各分析項目
ごとに、キャリブレーション時間間隔、前回実行した当
該分析項目のキャリブレーションからの経過時間(また
は、前回実行した当該分析項目のキャリブレーションの
時刻)、キャリブレーション実行形式(キャリブレーシ
ョンで使用する標準液名称、キャリブレーションの方法
等)、キャリブレーションパラメータ(検量線の式に関
する情報)、キャリブレーション実行条件(どのような
場合にキャリブレーションを実行するのかに関する情
報)等を格納している。また、精度管理情報1910
は、各分析項目ごとに、精度管理時間間隔、前回実行し
た当該分析項目の精度管理からの経過時間(または、前
回実行した当該分析項目の精度管理の時刻)、精度管理
実行形式(精度管理で使用するコントロール検体名称、
精度管理の方法等)、精度管理実行条件(どのような場
合に精度管理を実行するのかに関する情報)等を格納し
ている。全体制御用コンピュータ40は、必要に応じ
て、キャリブレーション情報1900、精度管理情報1
910を参照しつつ、キャリブレーション及び精度管理
を行なう。
【0134】また、図20に、上記支援システムの動作
に伴って発生し記憶部45に格納される、キャリブレー
ションについてのデータの相互関係を示す。
【0135】まず、上記データの相互関係についての、
第1の例を示す。
【0136】キャリブレーション項目の事前設定データ
2020としては、定常的にキャリブレーションを実行
する分析項目が、オペレータにより事前に設定される。
キャリブレーション項目の有効時間切れデータ2030
としては、キャリブレーションの時間間隔が経過した場
合に、キャリブレーションを再実行する分析項目が、オ
ペレータにより事前に設定される。キャリブレーション
失敗データ2040としては、キャリブレーションが失
敗した場合に、キャリブレーションを再実行する分析項
目が、オペレータにより事前に設定される。試薬不足に
伴うキャリブレーション実行データ2050としては、
試薬ボトルを追加した場合に、キャリブレーションを再
実行する分析項目が、オペレータにより事前に設定され
る。
【0137】自動分析装置が、定常的に実行するキャリ
ブレーションを実行する状態となった場合には、本支援
システムは、キャリブレーション項目の事前設定データ
2020を読みだし、キャリブレーション項目の事前設
定データ2020として設定されている分析項目に関す
るキャリブレーション情報1900(図19参照)を参
照して、キャリブレーションを行なうべき分析項目と標
準液とを対応させて記憶したキャリブレーション実行項
目リスト2010を生成し、キャリブレーション実行項
目リスト2010に基づいてキャリブレーションを実行
する。
【0138】有効時間としての時間間隔が経過したキャ
リブレーションが発生した場合には、本支援システム
は、当該キャリブレーションの分析項目が、キャリブレ
ーション項目の有効時間切れデータ2030として設定
してあるか否かを判定する。当該キャリブレーションの
分析項目が、キャリブレーション項目の有効時間切れデ
ータ2030として設定してあると判定された場合に
は、当該分析項目に関するキャリブレーション情報19
00(図19参照)を参照して、キャリブレーションを
行なうべき分析項目と標準液とを対応させて記憶したキ
ャリブレーション実行項目リスト2010を生成し、キ
ャリブレーション実行項目リスト2010に基づいてキ
ャリブレーションを実行する。当該キャリブレーション
の分析項目が、キャリブレーション項目の有効時間切れ
データ2030として設定してないと判定された場合に
は、キャリブレーション実行項目リスト2010の生成
を行わない。
【0139】キャリブレーションが失敗した場合には、
本支援システムは、当該キャリブレーションの分析項目
が、キャリブレーション失敗データ2040として設定
してあるか否かを判定する。当該キャリブレーションの
分析項目が、キャリブレーション失敗データ2040と
して設定してあると判定された場合には、当該分析項目
に関するキャリブレーション情報1900(図19参
照)を参照して、キャリブレーションを行なうべき分析
項目と標準液とを対応させて記憶したキャリブレーショ
ン実行項目リスト2010を生成し、キャリブレーショ
ン実行項目リスト2010に基づいてキャリブレーショ
ンを実行する。当該キャリブレーションの分析項目が、
キャリブレーション失敗データ2040として設定して
ないと判定された場合には、キャリブレーション実行項
目リスト2010の生成を行わない。
【0140】試薬ボトルを追加又は交換した場合には、
本支援システムは、当該キャリブレーションの分析項目
が、試薬不足に伴うキャリブレーション実行データ20
50として設定してあるか否かを判定する。当該キャリ
ブレーションの分析項目が、試薬不足に伴うキャリブレ
ーション実行データ2050として設定してあると判定
された場合には、当該分析項目に関するキャリブレーシ
ョン情報1900(図19参照)を参照して、キャリブ
レーションを行なうべき分析項目と標準液とを対応させ
て記憶したキャリブレーション実行項目リスト2010
を生成し、キャリブレーション実行項目リスト2010
に基づいてキャリブレーションを実行する。当該キャリ
ブレーションの分析項目が、試薬不足に伴うキャリブレ
ーション実行データ2050として設定してないと判定
された場合には、キャリブレーション実行項目リスト2
010の生成を行わない。
【0141】次に、キャリブレーションについてのデー
タの相互関係の第2の例を示す。
【0142】キャリブレーション項目の事前設定データ
2020としては、図7に示したキャリブレーションプ
リセッティング処理のステップ710で受け付けられた
プリセッティング項目が記憶される。キャリブレーショ
ン項目の有効時間切れデータ2030は、図15に示し
たキャリブレーション有効時間オーバー処理のステップ
1510で記憶されたキャリブ・ナウ項目である。キャ
リブレーション失敗データ2040は、図9に示したキ
ャリブレーション失敗処理のステップ910で記憶され
たキャリブ・フェイルド項目である。試薬不足に伴うキ
ャリブレーション実行データ2050は、図9に示した
チェインジ・オーバー処理のステップ1610で記憶さ
れたチェインジ・オーバー項目である。これらの、キャ
リブレーション項目の事前設定データ2020、キャリ
ブレーション項目の有効時間切れデータ2030、キャ
リブレーション失敗データ2040、試薬不足に伴うキ
ャリブレーション実行データ2050が発生すると、全
体制御用コンピュータ40は、キャリブレーション情報
1900を参照して、キャリブレーションを行なうべき
分析項目と標準液とを対応させて記憶したキャリブレー
ション実行項目リスト2010を生成し、キャリブレー
ション実行項目リスト2010に基づいてキャリブレー
ションを実行する。
【0143】また、図21に、上記支援システムの動作
に伴って発生し記憶部45に格納される、精度管理につ
いてのデータの相互関係を示す。
【0144】まず、上記データの相互関係についての、
第1の例を示す。
【0145】精度管理項目の事前設定データ2120と
しては、定常的に精度管理を実行する分析項目が、オペ
レータにより事前に設定される。精度管理項目の有効時
間切れデータ2130としては、精度管理の有効時間が
経過した場合に、精度管理を再実行する分析項目が、オ
ペレータにより事前に設定される。精度管理失敗データ
2140としては、精度管理が失敗した場合に、精度管
理を再実行する分析項目が、オペレータにより事前に設
定される。
【0146】自動分析装置が、定常的に実行する精度管
理を実行する状態となった場合には、本支援システム
は、精度管理項目の事前設定データ2120を読みだ
し、精度管理項目の事前設定データ2120として設定
されている分析項目に関する精度管理情報1910(図
19参照)を参照して、精度管理を行なうべき分析項目
とコントロール検体とを対応させて記憶した精度管理実
行項目リスト2110を生成し、精度管理実行項目リス
ト2110に基づいて精度管理を実行する。
【0147】有効時間が経過した精度管理が発生した場
合には、本支援システムは、当該精度管理の分析項目
が、精度管理項目の有効時間切れデータ2130として
設定してあるか否かを判定する。当該精度管理の分析項
目が、精度管理項目の有効時間切れデータ2130とし
て設定してあると判定された場合には、当該分析項目に
関する精度管理情報1910(図19参照)を参照し
て、精度管理を行なうべき分析項目とコントロール検体
とを対応させて記憶した精度管理実行項目リスト211
0を生成し、精度管理実行項目リスト2110に基づい
て精度管理を実行する。当該精度管理の分析項目が、精
度管理項目の有効時間切れデータ2130として設定し
てないと判定された場合には、精度管理実行項目リスト
2110の生成を行わない。
【0148】精度管理が失敗した場合には、本支援シス
テムは、当該精度管理の分析項目が、精度管理失敗デー
タ2140として設定してあるか否かを判定する。当該
精度管理の分析項目が、精度管理失敗データ2140と
して設定してあると判定された場合には、当該分析項目
に関する精度管理情報1910(図19参照)を参照し
て、精度管理を行なうべき分析項目とコントロール検体
とを対応させて記憶した精度管理実行項目リスト211
0を生成し、精度管理実行項目リスト2110に基づい
て精度管理を実行する。当該精度管理の分析項目が、精
度管理失敗データ2140として設定してないと判定さ
れた場合には、精度管理実行項目リスト2110の生成
を行わない。
【0149】次に、精度管理についてのデータの相互関
係の第2の例を示す。
【0150】精度管理項目の事前設定データ2120と
しては、図10に示した精度管理プリセッティング処理
のステップ1010で受け付けられたプリセッティング
項目が記憶される。精度管理項目の有効時間切れデータ
2130は、図14に示した精度管理有効時間オーバー
処理のステップ1410で記憶されたタイム・オーバー
項目である。精度管理失敗データ2140は、図12に
示した精度管理失敗処理のステップ1210で記憶され
たQCフェイルド項目である。これらの、精度管理項目
の事前設定データ2120、精度管理項目の有効時間切
れデータ2130、精度管理失敗データ2140が発生
すると、全体制御用コンピュータ40は、精度管理情報
1910を参照して、精度管理を行なうべき分析項目と
コントロール検体とを対応させて記憶した精度管理実行
項目リスト2110を生成し、精度管理実行項目リスト
2110に基づいて精度管理を実行する。
【0151】さらに、標準液名称、標準液ラックの番
号、標準液ラック内の標準液容器の位置、標準液の識別
情報(ID)、標準液のロット番号を対応させて記憶し
ておく。実行すべきキャリブレーションが発生した場合
に、当該キャリブレーションに必要となる標準液名称、
標準液ラックの番号、標準液ラック内の標準液容器の位
置、標準液の識別情報(ID)、標準液のロット番号を
CRT43の表示画面上に表示するようにしてもよい。
同様に、コントロール検体名称、コントロール検体ラッ
クの番号、コントロール検体ラック内のコントロール検
体容器の位置、コントロール検体の識別情報(ID)、
コントロール検体のロット番号を対応させて記憶してお
く。実行すべき精度管理が発生した場合に、当該精度管
理に必要となるコントロール検体名称、コントロール検
体ラックの番号、コントロール検体ラック内のコントロ
ール検体容器の位置、コントロール検体の識別情報(I
D)、コントロール検体のロット番号をCRT43の表
示画面上に表示するようにしてもよい。
【0152】このようなCRT43の表示画面例を、図
22に示す。図22において、例えば、Pre-Settingボ
タン2201が、オペレータによりタッチされている場
合には、図20のキャリブレーション項目の事前設定デ
ータ2020のキャリブレーションの実行に必要となる
標準液名称をName2211の欄に、標準液ラックの番号
をRack2212の欄に、標準液ラック内の標準液容器の
位置をPos2213の欄に、標準液の識別情報(ID)
をID2214の欄に、標準液のロット番号をLOT221
5の欄に、キャリブレーションの実行理由をREASON22
16の欄に、それぞれ表示する。同時に、図21の精度
管理項目の事前設定データ2120の精度管理の実行に
必要となるコントロール検体名称をName2217の欄
に、コントロール検体ラックの番号をRack2218の欄
に、コントロール検体ラック内のコントロール検体容器
の位置をPos2219の欄に、コントロール検体の識別
情報(ID)をID2220の欄に、コントロール検体の
ロット番号をLOT2221の欄に、精度管理の実行理由
をREASON2222の欄に、それぞれ表示する。情報を表
示すべき標準液数、コントロール検体数が多い場合に
は、ボタン2241、ボタン2242、ボタン224
3、ボタン2244により、表示画面をスクロールさせ
ることができる。
【0153】
【発明の効果】本発明の自動分析装置及びその支援シス
テムによれば、キャリブレーション又は精度管理すべき
分析項目を、必要性の発生原因別に、表示画面を通して
オペレータに容易に知らせることができ、必要性が発生
した特定の分析ユニットのために所定のキャリブレーシ
ョン又は精度管理を的確に実行させることができる。
【0154】本発明の自動分析装置によれば、標準試料
又は精度管理用試料を、必要の都度、搬送ラインにより
搬送できるので、複数配置されている分析ユニットの内
の必要性が生じた分析ユニットに対し、適性な分析項目
のキャリブレーション又は精度管理処理を反復して実行
することが容易になる。
【0155】本発明の自動分析装置運転方法によれば、
複数の分析ユニットを効率的に運用する場合におけるキ
ャリブレーション又は精度管理を容易に実行させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動分析装置の概略構成を
示す図である。
【図2】図1の実施例におけるディスペンサ方式の分析
装置の例を説明するための図である。
【図3】図1の実施例におけるピペッタ方式の分析装置
の例を説明するための図である。
【図4】本発明のキャリブレーション支援画面を説明す
るための図である。
【図5】本発明の精度管理支援画面を説明するための図
である。
【図6】本発明の支援システムの動作の概略を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の支援システムのキャリブレーションプ
リセティング処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の支援システムのキャリブレーションプ
リセティング処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の支援システムのキャリブレーション失
敗処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の支援システムの精度管理プリセティ
ング処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の支援システムの精度管理プリセティ
ング処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の支援システムの精度管理失敗処理を
示すフローチャートである。
【図13】本発明の支援システムの分析監視処理を示す
フローチャートである。
【図14】本発明の支援システムの精度管理有効時間オ
ーバー処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の支援システムのキャリブレーション
有効時間オーバー処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の支援システムのチェインジ・オーバ
ー処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の支援システムのキャリブレーション
実行指示処理を示すフローチャートである。
【図18】本発明の支援システムの精度管理実行指示処
理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の支援システムが記憶するデータの構
造を説明するための図である。
【図20】本発明の支援システムが記憶するデータの相
互関係を説明するための図である。
【図21】本発明の支援システムが記憶するデータの相
互関係を説明するための図である。
【図22】本発明の支援システムが表示する表示画面の
例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…患者検体ラック、2…患者検体容器、3A〜3G…
分析ユニット、4A〜4G…サンプリングライン、5A
〜5G…反応部、12,12A,12B…試薬ボトル、
15a,15b…多波長光度計、17…ラック送出部、
18…ラック回収部、20…主搬送ライン、26A,2
6B…試薬ディスク、26〜29,32〜34…試薬供
給部、40…全体制御用コンピュータ、50〜58…識
別情報読取装置、70…待機ユニット、72…センサ、
73…駆動装置、74…標準液ラック、75…標準液ラ
ック・コントロール検体ラック投入口、76…ロータ
ー、77…コントロール検体ラック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 一光 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 高橋 敦 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの分析ユニットにて分析対象を
    測定する複数の分析ユニットが検体ラックを搬送するた
    めの搬送ラインに沿って配置された自動分析装置に対し
    て適用される自動分析装置支援システムにおいて、 キャリブレーション又は精度管理の状態点検画面の表示
    要求手段と、 該表示要求に伴って、キャリブレーション又は精度管理
    に関連する複数状態の分類に対応して設けられた複数の
    分類見出し、及び各分類見出しに対応した詳細情報の表
    示を指示するための指示ボタン、を有する状態点検画面
    を出現せしめる画面表示手段と、 上記指示ボタンによる指示があったときに、該当する状
    態の分析項目名、及び該分析項目のキャリブレーション
    又は精度管理を実行すべき分析ユニット名、を上記状態
    点検画面上に表示せしめるように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動分析装置支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動分析装置支援システ
    ムにおいて、 上記表示要求手段がキャリブレーションの状態点検画面
    の表示要求手段であり、 上記複数の分類見出しは、前回のキャリブレーション実
    行からの経過時間がキャリブレーション時間間隔を過ぎ
    ている分析項目が存在する状態を表わす見出しと、実行
    されたキャリブレーションが失敗した分析項目が存在す
    る状態を表わす見出しと、新たな試薬が加わったために
    キャリブレーションを実行する必要性が発生した分析項
    目が存在する状態を表わす見出しと、を含むことを特徴
    とする自動分析装置支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動分析装置支援システ
    ムにおいて、 上記表示要求手段が精度管理の状態点検画面の表示要求
    手段であり、 上記複数の分類見出しは、前回の精度管理実行からの経
    過時間が精度管理時間間隔を過ぎている分析項目が存在
    する状態を表わす見出しと、実行された精度管理が失敗
    した分析項目が存在する状態を表わす見出しと、を含む
    ことを特徴とする自動分析装置支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動分析装置支援システ
    ムにおいて、 上記複数の分類見出しの内のいずれか1つに対応する状
    態の発生に伴って、該当する分類見出しの表示態様が変
    化されることを特徴とする自動分析装置支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の自動分析装置支援システ
    ムにおいて、 同じ分析項目に対し2つ又はそれ以上のキャリブレーシ
    ョン又は精度管理を必要とする状態の発生が2つ又はそ
    れ以上の分類見出しによって通知されたときに、1つの
    分類見出しに対応するキャリブレーション又は精度管理
    が実行されるのに伴って、残りの他の分類見出しによる
    通知が取り消されることを特徴とする自動分析装置支援
    システム。
  6. 【請求項6】 複数の分析項目を分析する自動分析装置
    におけるキャリブレーション又は精度管理の実行を支援
    する支援システムのための動作のプログラムを記憶した
    記憶媒体であって、上記プログラムは、 (a)キャリブレーション又は精度管理の状態点検画面
    の表示要求をするための要求ボタンを画面表示装置上に
    表示するステップ、 (b)表示要求の指示があったときに、キャリブレーシ
    ョン又は精度管理を必要とする状態に対応する複数の分
    類見出しおよび詳細情報の表示指示ボタンを有する状態
    点検画面を、上記画面表示装置上に表示するステップ、 (c)いずれか1つ以上の分類見出しに対応する状態が
    発生したのに伴って該当する分類見出しの態様を変化さ
    せるステップ、および (d)上記表示指示ボタンによる指示に伴って、該当す
    る状態にある分析項目名を上記画面表示装置上に表示す
    ると共に、表示される分析項目のキャリブレーション又
    は精度管理を実行するステップ、を有することを特徴と
    する記憶媒体。
  7. 【請求項7】 検体を搬送するための搬送ラインに沿っ
    て複数の分析ユニットが配置されており、分析項目に応
    じて選ばれた分析ユニットに上記搬送ラインを介して上
    記検体を立ち寄らせるように構成した自動分析装置にお
    いて、 所定の間隔で反復して測定される特定試料を保持する特
    定試料用ラックと、 該特定試料用ラックを待機させておき、キャリブレーシ
    ョン又は精度管理を実行するのに伴って上記特定試料用
    ラックを上記搬送ラインの方へ送出するラック待機ユニ
    ットと、 上記ラック待機ユニット上の所定位置から出された上記
    特定試料用ラックを上記搬送ラインを介してキャリブレ
    ーション又は精度管理が必要な分析ユニットに立ち寄ら
    せ、その後上記特定試料用ラックを上記ラック待機ユニ
    ット上の上記所定位置に戻すように、上記搬送ラインの
    動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    自動分析装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の自動分析装置において、 キャリブレーション又は精度管理を必要とする状態に対
    応する複数の分類見出しを表示し、1つ以上の分類見出
    しに該当する状態にある分析項目名を表示する表示手段
    を設けることを特徴とする自動分析装置。
  9. 【請求項9】 自動分析装置内の複数の分析ユニットの
    それぞれが検体を測定するように構成された自動分析装
    置の運転方法において、 2つ以上の分析ユニットに対して同一の特定分析項目を
    それぞれ割り当てておき、 上記自動分析装置のためにキャリブレーション又は精度
    管理を必要とする状態が発生したことに伴ってキャリブ
    レーション又は精度管理を実行せしめる指示を受け入
    れ、 上記特定分析項目に関しては、上記2つ以上の分析ユニ
    ットのそれぞれで、上記指示に基づくキャリブレーショ
    ン又は精度管理を実行する、ことを特徴とする自動分析
    装置の運転方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の自動分析装置の運転方
    法において、 キャリブレーション又は精度管理を実行せしめる指示
    は、キャリブレーション又は精度管理を必要とする複数
    の分類見出しおよびキャリブレーション又は精度管理の
    実行を指示するためのボタンを有する状態点検画面を表
    示した画面表示装置が受け入れることを特徴とする自動
    分析装置の運転方法。
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