JPH10315860A - 車両のドアミラー配置部分の構造 - Google Patents

車両のドアミラー配置部分の構造

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JPH10315860A
JPH10315860A JP12439897A JP12439897A JPH10315860A JP H10315860 A JPH10315860 A JP H10315860A JP 12439897 A JP12439897 A JP 12439897A JP 12439897 A JP12439897 A JP 12439897A JP H10315860 A JPH10315860 A JP H10315860A
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door mirror
mirror
panel
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和也 牧内
Fujio Akiyama
富士夫 秋山
Mamoru Nishihira
守 西平
Masatsugu Hirano
全次 平野
Shigeki Takada
茂樹 高田
Masakatsu Tsubouchi
正克 坪内
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両のドアミラーの配置部分に係るピラー
と、ドアのフレーム部の強度を強くし、さらに、ピラ
ー、ドアのフレーム、及びドアミラーのベース部の部分
によって視界を遮る範囲を縮小可能とする。 【構成】 車両ドア52に取り付けられるドアミラー5
0取付対応部位を含む範囲に渡って、車両ボディにおけ
るピラーの一部のカバー部106を形成し、これを車両
室内側に設けることにより、ピラーのカバー部106に
おける断面積を、ドアミラー取付対応部位の範囲まで拡
大し、強度を向上し、さらに、ピラーのドアミラー取付
対応部位より車両前方側の部分の断面積を削減して、長
さを短くし、ドアミラー取付部分による視界を遮る範囲
を縮小可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のボディに
おけるフロントピラーからドアパネルに渡る車両のドア
ミラー配置部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に取り付けられるアウタリヤビュー
ミラーには、図6に例示するような運転席側と、助手席
側との各フロントドア18に、それぞれ取り付けられる
ドアミラー10がある。このドアミラー10は、図7及
び図8にも例示するようにドア側に固定されるベース部
12に対し、鏡14を装着したバイザ部16が使用位置
と格納位置との間を回動するよう装着されている。図6
に示すように、ドアミラー10を取り付けるフロントド
ア18には、その窓部における車両進行方向の先端側
で、車両ボディのフロントピラー19に隣接した部位
に、略三角形のパネル状の支持部20を設け、ここにド
アミラー10が取り付けられる。
【0003】従来のフロントドア18では、図9に示す
ように、この支持部20は、ドアアウタパネル24とド
アリンフォースパネル22で構成され、ドアミラー10
は車外表面に螺子締結されるとともに、ドアインナパネ
ル26の窓側端辺がドアリンフォースパネル22の車室
内側表面に固着されて構成されている。
【0004】図6に示すように、この支持部20には、
3個のボルト通し用の透孔と、電動格納式ミラーの場合
はリード線28通し用の透孔とが穿孔されている。そし
て図9に示すように、ドアミラー10のベース部12
を、支持部20に取り付けるには、ベース部12に植立
された3本の植込みボルト(スタッドボルト)30を支
持部20の各透孔に通しナット32で締結して取り付け
る。なお図6に示すように、リード線28は、支持部2
0の透孔を通し、さらにドアインナパネル26の透孔を
通してフロントドア18の内部に引き入れられて制御用
回路の配線に接続される。
【0005】図9に示す如く、ベース部12を取り付け
る支持部20には、その車両室内側の植込ボルト30に
締結したナット32、及びリード線28部分を覆すた
め、支持部20の全面を覆う大形のカバー部材34が取
り付けられている。また、ドアミラー10のベース部1
2と、フロントドア18の支持部20との間には、ガス
ケット15を配置し、植込ボルト30を挿通する各透孔
と、リード線28を通す透孔の周囲のシールをして、車
両室内側へ塵埃、水分等が侵入するのを防止している。
【0006】図9、及び図10に示すように、フロント
ドア18には、その支持部20から車両前方の部位にフ
レーム部21が形成されている。このフレーム部21
は、ドアアウタパネル24とドアインナパネル26との
自由端部をヘミング部で結合し、断面略台形状の閉鎖さ
れた枠形状(いわゆる袋断面形状)に構成されている。
さらにフレーム部21には、その長さ方向に沿って車両
室内側に突出する突条のシール当て部23が形成されて
いる。このように構成されたフロントドア18は、車体
に開閉可能に装着した状態で、フレーム部21が、フロ
ントピラー19に沿って隣接するよう設定されている。
【0007】図6に示すように、フロントピラー19
は、車両ボディの屋根を支える柱としての役目をもつ部
材で、図10に示すように、断面が略矩形状の閉鎖され
た枠形状(いわゆる袋断面形状)に構成されている。こ
のフロントピラー19は、2枚の板材の各々対応する長
手方向の各側端部を、それぞれ合わせて結合した縁部2
5、27を有する。この一方の縁部25には、フロント
ピラー19とフロントドア18のフレーム部21との気
密を守るためのシール部材29が取り付けられ、フロン
トドア18を閉じた状態で、このシール部材29がフレ
ーム部21のシール当て部23に押し付けられ弾性変形
しながら密着するよう構成されている。また、他方の縁
部27には、フロントガラス35の縁周の一部が、シー
ル部材31により気密を守るよう固着されている。な
お、フロントピラー19の車両室内側部分は、カバー3
3で覆われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような車両にお
ける、フロントピラー19に隣接したフロントドア18
の窓部の車両前方側にドアミラーを配置する場合には、
図10に示す如く並んで配置されたフロントピラー1
9、フレーム部21、及びドアミラー10のベース部1
2の全長Mの長い範囲に渡って車両運転者の視界が遮ら
れる。
【0009】そこで、フロントピラー19、フレーム部
21、及びドアミラー10を取り付けるベース部12の
各部をそれぞれ小形化することが試みられている。しか
し、フロントピラー19のドアミラー10の取付け対応
部分は車両の屋根を支える柱の根元に当り、大きな強度
を必要とするため、その断面積を小さくすることが困難
である。また、フレーム部21は、フロントドア18の
車両前方側縁周の枠体を構成するため、これも十分に大
きな強度を必要とし、その断面積を小さくすることが困
難である。
【0010】さらに、ドアミラー10の取り付け部分と
なるベース部12も、ボルトを用いて強固に締結するた
めの場所が必要なので、小形化が困難であった。このよ
うに、各部材を小形化するのには限界があって車両にお
けるドアミラー配置部分の視界を遮る全長Mの範囲を小
さくすることが困難であった。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、車両のドアミ
ラーの配置部分に係るフロントピラー、及びフロントド
アのフレーム部の強度を十分に強く保つとともに、フロ
ントピラー、ドアのフレーム、及びドアミラーのベース
部の部分によって視界を遮る範囲の縮小化が可能な、車
両のドアミラー配置部分の構造を新たに提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車両のドアミラー配置部分の構造は、車両ドアに取り付
けられるドアミラーと、車両ボディのピラーの一部に前
記ドアミラー取付対応部位を含む範囲に渡る形状に形成
されると共に、車両室内側に配置されるカバー部と、を
有することを特徴とする。
【0013】上述のように構成することにより、ピラー
のカバー部における断面積を、ドアミラー取付対応部位
の範囲まで拡大することにより、この部分の強度を向上
できるので、ピラーのドアミラー取付対応部位より車両
前方側の部分の断面積を削減して、このピラーの車両前
後方向の長さを短くすれば、ドアミラー取付部分による
視界を遮る範囲の縮小化を図ることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両のドアミラー配置部分の構造において、前記ドアミラ
ーのベース部を螺子部品で締結するため、前記車両ドア
のドアパネルに形成された支持部と、前記車両ドアの前
記支持部に対応する部位を車室内側から離間してカバー
するように配置されたドアインナパネルと、前記ドアイ
ンナパネルの前記支持部の範囲内における対応部位に、
前記螺子部品の締結作業を行える範囲に渡って開口する
よう穿設された開口部と、前記ドアインナパネルの前記
開口部分を覆うように取り付けられるインナーガーニッ
シュと、を有することを特徴とする。
【0015】上述のように構成することにより、請求項
1記載のものに加えて、車両ドアにおける、ドアミラー
を取り付けた支持部から水分が侵入しても、この水分が
ドア内部に入るだけで、これから離間しているドアイン
ナパネルの車内側へ流れ出すことはないので、車両室内
側の壁面を漏らすことを防止できる。
【0016】また、ドアインナパネルの支持部全面に比
較して小さな開口である窓部を薄く小さな部材とできる
インナーガーニッシュで閉塞できるので、この部分を目
立たなくできる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の車
両のドアミラー配置部分の構造において、前記インナー
ガーニッシュは、車両ドアが閉じた状態において、前記
ピラーのカバー部と、前記車両ドアとの間に配置された
シール部材に対し車両室外側に配置され、かつ前記ピラ
ーのカバー部と前記車両ドアとの間位置に隠されるよう
構成されたことを特徴とする。
【0018】上述のように構成することにより、請求項
2記載のものに加えて、車両ドアが閉じた状態で、車両
室内から見たとき、車両ドアのドアミラー取付部分に対
応するインナーガーニッシュの部分がピラーの影に隠れ
て表面に出ないので、この部分のデザイン性を向上する
よう構成できる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1、又は請
求項2のいずれかに記載の車両のドアミラー配置部分の
構造において、前記ドアミラーのベース部における少な
くとも肉厚の幅の寸法の短い1箇所の部分を、車体外方
から貫通した状態で回り止めされるよう取り付けられる
螺子部品によって、前記車両ドアのドアパネルに形成さ
れた支持部に締結するよう構成されたことを特徴とす
る。
【0020】上述のように構成することにより、請求項
1、又は請求項2記載のいずれかのものに加えて、ドア
ミラーのベース部を従来のスタッドボルトで締結する場
合に比べ、車体外方から挿通する小形の螺子部品で締結
することにより、ベース部の肉厚を薄くできる。よっ
て、ドアミラー配置部分におけるドアミラーのベース
部、車両ドアの支持部、及びピラーとの重なり部分全体
の厚さを削減し、視界をより広げるように構成すること
ができる。また、ミラー重心位置が車両内側に寄るた
め、ミラー取付部の支持剛性が高くなり振動特性が向上
する。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1記載の車
両のドアミラー配置部分の構造において、前記車両ドア
の前記ドアミラーを取り付けるためのドアアウタパネル
に設けられた支持部を含み、これより前記ドアアウタパ
ネルの車両前方向端部までの部分と、前記車両ドアの前
記支持部に対応する部位を車室内側から離間してカバー
するよう配置されたドアインナパネルの部分とを、袋断
面形状に形成したことを特徴とする。
【0022】上述のように構成することにより、請求項
1記載のものに加えて、車両ドアにおけるドアミラーの
取付け部分に対応したドアアウタパネルとドアインナパ
ネルとの袋断面形状の部分の断面積を大きくして、この
部分の剛性、及び強度を向上できる。さらに、ドアアウ
タパネルのドアミラーベース部における締結部から水分
等が侵入しても、このドアアウタパネルとドアインナパ
ネルとの間に流れ落ちるので、この侵入した水分がドア
インナパネルの車両室内側へ漏れ出すのを防止すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る、車両
にアウタリヤビューミラーを配置する部分の構造が、図
1〜図5に示されている。図1に示すように、アウタリ
ヤビューミラーであるドアミラー50は、自動車のフロ
ントドア52の窓部54における車両進行方向の先端側
に略三角形状に形成された支持部56に取り付けて用い
られる。
【0024】このドアミラー50は、ベース部58にバ
イザ部60の基端部が軸着されて構成されている。この
バイザ部60の内部には、図示しないが、バイザ部60
を使用位置又は格納位置にセットするためのリモートコ
ントロール式電動格納機構と、鏡62の鏡面を所望の方
向へ向かせるためのリモートコントロール式鏡面方向調
整機構等が装着されている。
【0025】また、ドアミラー50のベース部58に
は、ドア側に締結するための2本の植込みボルト(スタ
ッドボルト)64と、1本の頭部付きの螺子部品である
ロックボルト66とが3角形の頂点位置に配置されてい
る。
【0026】図4に示すように、ベース部58は、その
バイザ部60を図に1点鎖線で示す使用位置から、2点
鎖線で示す格納位置まで回動するよう軸着している軸部
近くの図で縦の側部の断面が、このバイザ部60の最外
周面の回動軌跡に沿うような湾曲した凹部曲面である合
わせ面58Aに形成されている。この図4に示す合わせ
面58A内における、略凹部中央に当るベース部58の
幅Lの幅狭部分には、螺子部品であるロックボルト66
が配置されている。このベース部58のロックボルト6
6配置部分は、図2の断面図にも示すように、断面L字
状に突設されたバイザ軸支用部69近くの側部の位置に
当り、バイザ部60の最外周面のバイザ軸支用部69寄
りの部分がより支持部56に接近することになるため、
この部位の断面の幅Lの寸法を強度上の限界となるまで
に短くなるように設計し、ドア外側に対し、ベース部5
8の突出寸法と、バイザ部60の最外端までの突出寸法
とが削減されている。このベース部58の幅狭部分にロ
ックボルト66を配置するため、ベース部58には、高
さの低い筒状のボルト取り付け部68が一体に形成され
ている。
【0027】図4、及び図5に示すように、このボルト
取り付け部68には、ロックボルト66の回り止め手段
としてのロックボルト66の軸部66Aを通す透孔であ
る挿通孔70と、ロックボルト66の頭部66Bを嵌め
込むように、頭部66Bと同形の長円状に形成された回
り止め凹部72とが形成されている。また、抜け止め手
段として、ロックボルト66側には、その頭部66Bに
近い軸部66Aの挿通孔70に挿通される部位をロレッ
ト仕上げをする。これにより、ロックボルト66が挿通
孔70に押し込まれた際、ロックボルト66の軸部66
Aのロレットを切った外周面と、挿通孔70の内周面と
の摩擦で、挿通孔70からロックボルト66が容易に抜
け落ちないよう仮止めできる。
【0028】さらに、凹部72内に、これと同形状で、
ロックボルト66の回転軸を中心とする円形以外の形状
の頭部66Bが嵌合するので、このロックボルト66に
ナット67が螺挿される際、凹部72内で頭部66Bが
回らないように制止してロックボルト66が回動しない
ようにできる。
【0029】また図4に示すように、このベース部58
では、その合わせ面58A内において、ボルト取り付け
部68内に挿通されたロックボルト66の頭部66Bが
露呈することになる。しかし、ベース部58にバイザ部
60を軸着した後では、バイザ部60が図4に破線で示
す如く回動しても、この合わせ面58Aの中央部位に位
置する頭部66Bは常にバイザ部60に隠れているの
で、外観を損うことはない。
【0030】図4の断面図に示すように、ベース部58
の比較的断面の幅広部分の各所定位置には、それぞれ螺
子部品である植込みボルト64が締結されている。この
ため、ベース部58の所定部位には、高さの高い筒状の
ボルト取り付け部74が一体的に形成されている。この
ボルト取り付け部74の孔内には、埋め込みスリーブナ
ット等により螺子孔部を設け、又は孔の内周面に植込み
ボルト64の螺子山によって螺子溝が切られるようにし
て、この植込みボルト64の一端部が締結され配置され
ている。
【0031】また図1に示すように、ベース部58の中
央部からは、バイザ部60のリモートコントロール式の
電動格納機構、鏡面方向調整機構等の装置に、制御信号
等を送るためのリード線76が引き出されている。な
お、図2に示すようにベース部58の支持部56への取
り付け面側には、樹脂製のガスケット96が配置されて
いる。
【0032】ドアミラー50の取り付けの為の支持部5
6を設けたフロントドア52は、図1〜図4に示すよう
に構成されている。このフロントドア52の窓部54に
おける車両進行方向前方部分の構造は、図2、及び図4
の断面図に示すように、車体の外側面となるドアアウタ
パネル78と、車体の車室内側面となるドアインナーパ
ネル80との間に、補強部材であるドアリンフォース8
2が配置されて構成されている。
【0033】また、フロントドア52の支持部56の部
位は、ドアアウタパネル78とドアリンフォース82と
が一体に締結され、図3に示す如く三角形状の平板部に
形成されているので、ドアアウタパネル78とベース部
58の取付精度が向上する。図1に示すように、この支
持部56には、2本の植込みボルト64とロックボルト
66とを挿通するための透孔84が穿孔され、さらにリ
ード線76を通す小矩形状の開口86が穿設されてい
る。
【0034】図2に示すように、ドアアウタパネル78
はその支持部56の部分が他の外表面から凹んだ凹部と
なるよう形成され、この凹部内にガスケット96を介し
て取り付けられたベース部58が収まって、ベース部5
8がドア外表面全体からみて、その突出量が大きくなら
ないように構成されている。
【0035】さらに、ドアアウタパネル78における支
持部56の車両屋根側(図2に向って上方)近くの内面
の所定位置は、ドアインナーパネル80の端部にドアア
ウタパネル78の端部をU字状に折り曲げて嵌め付けた
ヘミング部88が形成されている。
【0036】図1及び図2に示すように、ドアインナー
パネル80は、そのヘミング部88から支持部56の対
応部分を離間してカバーするように形成される。これと
ともに、ドアインナーパネル80には、支持部56の2
本の植込みボルト64とロックボルト66とに各々ナッ
ト90を螺合させるときに道具を入れるための最少範囲
に渡る開口である窓部92が穿設されている。ドアイン
ナーパネル80には、この窓部92を塞ぐためのカバー
としての薄型のインナーガーニッシュ94が取り付けら
れている。このインナーガーニッシュ94は、従来のド
アミラー支持パネルに用いられたカバーに比べ厚さが薄
く小形で廉価であり、ドアインナーパネル80の窓部9
2の周囲に穿設した透孔にインナーガーニッシュ94の
内側から穿設したピンを係合することにより取り付けら
れている。
【0037】また、ドアインナーパネル80の板面部5
7には、フロントドア52における窓部54の窓ガラス
55を支持するための溝部53に隣接する部分に沿っ
て、車両室内側に向けて台状に突出する突条のシール当
て部59が一体に形成されている。
【0038】ドアインナーパネル80は、上述の如く構
成することにより、フロントドア52が開いたとき、車
両室内側から見た外観を、フロントドア52の内側面が
窓部54側の支持部56に対応した部位から床側へかけ
て一体的に連続した形状とし、その支持部56の対応部
位にインナガーニッシュ94が取り付けられた形状とさ
れ、外観として一体的な広がりを感じさせるようにでき
る。これは、従来のように支持部56の対応部分が独立
したカバーで構成され、別部品が付いて分断された外感
を構成するものに対し、一体感を向上し、ドアミラーの
取付部を目立たせないようにする。
【0039】また、図2に示す如くドアインナパネル8
0が支持部56から離間した位置に配置されているの
で、車体外部のドアミラー50部分にかかった水分がベ
ース部58と支持部56との間へ入り、透孔84、又は
開口86等から車両室内側へ侵入しても、フロントドア
52のドアリンフォース82とドアインナパネル80と
の間に流れ込み、フロントドア52の下部の孔から外部
へ流れ出す。よって、この支持部56から侵入した水分
がドアインナーパネル80の車両室内側へ流れ出すのを
防止できる。
【0040】また、図4に示すように、フロントドア5
2における、ドアミラー50の取り付け部分から車両前
方側の端部にかけての部分が、断面略矩形状の閉鎖され
た大きな枠形状(いわゆる袋断面形状)に構成されてい
る。すなわち、従来は、フロントドア52の支持部56
より車両前方側部分に構成していたインナドアパネルの
袋断面形状部分を、図4に示すように支持部56を含む
広範囲に拡大したので、この部分のアウタドアパネル7
8とインナドアパネル80とにより構成される袋断面形
状の面積を大幅に拡大し、強度を大きく向上できる。し
かも、ドアミラー50用の支持部56の幅が十分に広い
ので、十分な強度を保持したまま、フロントドア52の
支持部56より車両前方側部分の断面積を縮小し、フロ
ントドア52の車両前方側端部から支持部56側の車両
後方側端部までの幅Nを短くできる。
【0041】図1、図2、及び図4に示すように、上述
のように構成された支持部56に対し、ドアミラー50
を締結する作業が行われる。この作業は、まず支持部5
6の各透孔84に植込みボルト64の一端部とロックボ
ルト66の先端部を挿通し、その各先端からそれぞれナ
ット90を螺挿し、ドアインナパネル80の窓部92か
ら差し入れたインパクトレンチ等の道具で各ナット90
を回動することにより締結する作業を行う。なお、リー
ド線76は、開口86を通し、フロントドア52の内部
に配置された制御回路に接続される。
【0042】上述のようにして支持部56にナット90
を締結した後、ドアインナパネル80の窓部92をイン
ナガーニッシュ94でカバーして、このドアミラー50
の取り付け作業を終了する。
【0043】上述のように構成した、車両のフロントド
ア52に配置したドアミラー50の取付部分に対応し
た、フロントピラーの対応部分には、図4に示すような
断面形状のカバー部106が構成されている。すなわ
ち、このフロントピラーには、車内側パネル98と車外
側パネル100とを、それぞれ略断面逆への字状に加工
し、これらの各対応する端辺部を所定長さ合わせて溶接
等の手段で結合することにより、断面略逆への字状の閉
鎖された枠形状(いわゆる袋断面形状)の大断面積を有
する剛性の高い高強度のカバー部106が形成されてい
る。
【0044】さらに、フロントピラーのカバー部106
は、フロントドア52のドアミラー50の配置部分に対
応した部分を、板面部57がカバーされる側面形状に形
成するとともに、その車外側パネル100が、インナド
アパネル80の車両前方側側面80Aと板面部57及び
インナーガーニッシュツ94に隣接して沿うように形成
されている。すなわち、フロントピラーのカバー部10
6を、図4に示すように、フロントドア52の車両前方
向端部から、支持部56の車両後方向端部近くまでの範
囲を含む広範囲に拡大して、このフロントピラーのカバ
ー部106の強度を十分に大きくできる。しかも、フロ
ントドア52の車両前方向端部から、支持部56の車両
後方向端部近くまでの幅が十分に広いので、カバー部1
06は、十分な強度を保持したまま、フロントピラーに
おけるフロントドア52の車両前方向端部より前方の部
分の断面積を縮小し、その幅を短縮して、フロントピラ
ーのこの部位の袋断面形状部分の幅寸法を短くできる。
よって、フロントピラーの車両前方向端部からフロント
ドア52のドアミラー取付部分の車両後方側端部までの
全長Nを短く設定し、車両運転者の視界が遮られる範囲
を十分に小さくできる。
【0045】また、フロントピラーにおけるカバー部1
06の車内側パネル98と車外側パネル100との一方
の結合部102には、ゴム等の弾性材料で形成されたシ
ール部材104が取り付けられ、フロントドア52を閉
じた状態で、このシール部材104がインナドアパネル
80のシール当て部59に押し付けられて弾性変形しな
がら密着し、気密を保つよう構成されている。このた
め、インナドアパネル80のドアミラー50取付対応部
位と、インナーガーニッシュ94とは、フロントドア5
2の閉状態でフロントピラーにおけるカバー部106の
車両外部側に隠されることになり、車両室内側から見え
なくされるので、デザインを向上するよう構成すること
が可能となる。また、インナドアパネル80のドアミラ
ー50取付対応部位、及びインナーガーニッシュ94
は、シール部材104から車両室外側に位置するので、
例えこの外面が水で濡れても、車両室内側へ水漏れする
ことを防止できる。なお、図示しないがフロントピラー
の他方の結合部には、フロントガラスの縁周の一部がシ
ール部材を介して固着され、また、このフロントピラー
の車両室内側はカバーで覆われている。
【0046】
【発明の効果】本発明の車両のドアミラー配置部分の構
造によれば、車両のドアミラーの配置部分に係るフロン
トピラー、及びフロントドアのフレーム部の強度を十分
に強くするとともに、フロントピラー、ドアのフレー
ム、及びドアミラーのベース部の部分によって視界を遮
る範囲の縮小化を可能とするという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両のドアミラー配置部分の構造の一
部を示す要部分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線に対応したドア要部の断面図で
ある。
【図3】本発明の車両のドアミラー配置部分の構造に係
わる車両ドアの支持部の正面図である。
【図4】図1のIV−IV線に対応したドア要部の断面図で
ある。
【図5】本発明の車両のドアミラー配置部分の構造にお
けるボルト取付部と、これに挿通されるロックボルトと
の要部分解斜視図である。
【図6】従来の車両ドアに取り付けられたドアミラーを
示す要部概略斜視図である。
【図7】従来のドアミラーの使用状態を示す概略平面図
である。
【図8】従来のドアミラーの格納状態を示す概略平面図
である。
【図9】従来のドアミラーの図2に対応した部位を示す
ドア要部の断面図である。
【図10】従来のドアミラーを装着したドア要部の平面
断面図である。
【符号の説明】
50 ドアミラー 52 フロントドア 56 支持部 57 板面部 58 ベース部 58A 合わせ面 59 シール当て部 60 バイザ部 64 植込みボルト 66 ロックボルト 68 ボルト取り付け部 70 挿通孔 72 回り止め凹部 74 ボルト取り付け部 76 リード線 78 ドアアウタパネル 80 ドアインナパネル 82 ドアリンフォース 84 透孔 86 開口 88 ヘミング部 90 ナット 92 窓部 94 インナーガーニッシュ 98 車内側パネル 100 車外側パネル 102 結合部 104 シール部材 106 フロントピラーのカバー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 富士夫 神奈川県相模原市大山町4番12号 セント ラル自動車株式会社内 (72)発明者 西平 守 神奈川県相模原市大山町4番12号 セント ラル自動車株式会社内 (72)発明者 平野 全次 神奈川県相模原市大山町4番12号 セント ラル自動車株式会社内 (72)発明者 高田 茂樹 静岡県静岡市宮本町12番25号 株式会社村 上開明堂内 (72)発明者 坪内 正克 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ドアに取り付けられるドアミラー
    と、 車両ボディのピラーの一部に前記ドアミラー取付対応部
    位を含む範囲に渡る形状に形成されると共に、車両室内
    側に配置されるカバー部と、 を有することを特徴とする車両のドアミラー配置部分の
    構造。
  2. 【請求項2】 前記ドアミラーのベース部を螺子部品で
    締結するため、前記車両ドアのドアパネルに形成された
    支持部と、 前記車両ドアの前記支持部に対応する部位を車室内側か
    ら離間してカバーするように配置されたドアインナパネ
    ルと、 前記ドアインナパネルの前記支持部の範囲内における対
    応部位に、前記螺子部品の締結作業を行える範囲に渡っ
    て開口するよう穿設された開口部と、 前記ドアインナパネルの前記開口部分を覆うように取り
    付けられるインナーガーニッシュと、 を有することを特徴とする請求項1記載の車両のドアミ
    ラー配置部分の構造。
  3. 【請求項3】 前記インナーガーニッシュは、車両ドア
    が閉じた状態において、前記ピラーのカバー部と、前記
    車両ドアとの間に配置されたシール部材に対し車両室外
    側に配置され、かつ前記ピラーのカバー部と前記車両ド
    アとの間位置に隠されるよう構成されたことを特徴とす
    る請求項2記載の車両のドアミラー配置部分の構造。
  4. 【請求項4】 前記ドアミラーのベース部における少な
    くとも肉厚の幅の寸法の短い1箇所の部分を、車体外方
    から貫通した状態で回り止めされるよう取り付けられる
    螺子部品によって、前記車両ドアのドアパネルに形成さ
    れた支持部に締結するよう構成されたことを特徴とする
    請求項1、又は請求項2のいずれかに記載の車両のドア
    ミラー配置部分の構造。
  5. 【請求項5】 前記車両ドアの前記ドアミラーを取り付
    けるためのドアアウタパネルに設けられた支持部を含
    み、これより前記ドアアウタパネルの車両前方向端部ま
    での部分と、 前記車両ドアの前記支持部に対応する部位を車室内側か
    ら離間してカバーするよう配置されたドアインナパネル
    の部分とを、 袋断面形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の
    車両のドアミラー配置部分の構造。
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