JP2507843Y2 - 自動車のエアバッグ取付構造 - Google Patents

自動車のエアバッグ取付構造

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JP2507843Y2
JP2507843Y2 JP1990017674U JP1767490U JP2507843Y2 JP 2507843 Y2 JP2507843 Y2 JP 2507843Y2 JP 1990017674 U JP1990017674 U JP 1990017674U JP 1767490 U JP1767490 U JP 1767490U JP 2507843 Y2 JP2507843 Y2 JP 2507843Y2
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airbag
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寿広 原
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のエアバッグ取付構造に係り、詳しく
は、インストルメントパネル内に助手席乗員用のエアバ
ッグ装置を配設するためのエアバッグ取付構造に関する
ものである。
(従来の技術) 自動車等の車両の設けられる助手席乗員用のエアバッ
グ装置では、助手席の前方のインストルメントパネル内
にエアバッグモジュールを収納し、その前面に形成した
開口をエアバッグリッドで閉塞するように構成すること
が多い。例えば実開平1−81153号公報に記載されてい
るものでは、エアバッグリッドは一端部を軸としてイン
ストルメントパネルの開口に開閉自在に取り付けられ、
エアバッグの膨張によって外方に展開されるように構成
されている。
このようなエアバッグ構造では、車体組立ラインで、
まず、インストルメントパネル前面の開口からその内部
にエアバッグモジュールを挿入して車体側に組み付けた
後、エアバッグリッドをインストルメントパネル前面の
開口に組み付けるようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、インストルメントパネルの前面から開
口内にエアバッグモジュールを組み付ける場合には、そ
の開口は、少なくとも、そのエアバッグモジュールより
も大きく形成されている必要がある。そのため、この大
きな開口によってインストルメントパネルの見映えが損
なわれるという難点がある。また、エアバッグリッドの
組み付けは車体組付ラインで行われるため、インストル
メントパネルの外面に庇がつき易く、かつ組付精度が低
下することもある。そして、組付精度が低下すると、エ
アバッグリッドがインストルメントパネルの外面に沿わ
なくなったり、隙間が生じたりして、見映えが損なわれ
ることにもなる。
本考案はこのような事情を考慮してなされたものであ
り、インストルメントパネルの前面に形成する開口をな
くして、見映えを向上させるとともに、エアバッグモジ
ュールの組付時に、インストルメントパネルの外面に庇
がつかないようにし、かつ、エアバッグリッドの組付を
容易にするようにした自動車のエアバッグ取付構造を提
供することを課題としている。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案の解決手段は、イン
ストルメントパネル内に助手席に対応位置してエアバッ
グモジュールが設けられた自動車のエアバッグ取付構造
として、上記インストルメントパネルの裏面には車幅方
向に延びるインストルメントパネルメンバーが配設さ
れ、該インストルメントパネルメンバーには、上記エア
バッグモジュールを側方から取付可能なホルダーが設け
られており、上記エアバッグモジュールのホルダーへの
取付方向におけるインストルメントパネルの側面には、
上記エアバッグモジュールをホルダーへ取付けるための
組付用開口部が形成されているものとする。
(作用) これにより、本考案では、車体組立ラインで、インス
トルメントパネルの側面に形成した組付用開口部から、
エアバッグモジュールをインストルメントパネル内のホ
ルダーにその側方から取付けて、車体側に組み付けるこ
とができる。
(考案の効果) 本考案の自動車のエアバッグ取付構造によれば、イン
ストルメントパネルの側面にエアバッグモジュールを挿
入するための組付用開口部を形成したので、エアバッグ
モジュールを挿入するために大きな開口をインストルメ
ントパネルの前面に設ける必要がなくなる。そのため、
インストルメントパネルの設計上の自由度が向上すると
ともに見映えを向上させることができる。
また、車体組立ラインで、インストルメントパネルの
前面に触れることなく、その側面に形成した組付用開口
部から、エアバッグモジュールをインストルメントパネ
ル内のホルダーにその側方から取付けて車体側に組み付
けることができるので、インストルメントパネルの外面
に庇がつかなくなるとともに、エアバッグモジュールの
組付を容易に行うことができる。
さらに、車体組立ラインに入る前に、エアバッグリッ
ドを予めインストルメントパネルの側面に組み付けるこ
とができるため、エアバッグリッドの組付性及び組付精
度を格段に向上させることができる。また、エアバッグ
リッドをインストルメントパネルと一体に形成し、例え
ば割り溝を形成した一体構成にすることにより見映えと
作業性のより一層の向上を図ることも可能となる。
(実施例) 以下に、本考案を実施例に基づいて詳細に説明する。
本実施例に示す自動車のエアバッグ取付構造は、イン
ストルメントパネルに形成する開口を外部から見えない
ようにして、見映えを向上させるとともに、エアバッグ
モジュール組付時に、インストルメントパネルの外面に
庇がつかないようにし、かつその組付を容易とするべ
く、以下のように構成している。
第4図に示すように、インストルメントパネル1内の
助手席2に対応する位置に、前突時の緊急時に膨張して
乗員を保護するエアバッグ装置3(第1図参照)を一体
化したエアバッグモジュール5(第2図参照)を収納し
ている。このエアバッグモジュール5を組み付けるため
に、第3図に示すように、インストルメントパネル1の
側面4に組付用開口部6を形成し、組み付け後には(第
1図参照)、その組付用開口部6を蓋体7によって閉塞
するようにしている。エアバッグモジュール5は、図示
しないが、エアバッグ及びインフレータ等を第2図に示
すケース体8内に一括収納したもので、このケース体8
の一側面からインフレータの一部に形成したねじ部9を
突出させるとともに、このねじ部9からハーネス10を介
してカプラ11を導出している。そして、上記ケース体8
の他側面にも突起(図示省略)を設け、インストルメン
トパネルメンバー15に取り付けられたホルダー16への取
り付けを容易としている。
インストルメントパネルメンバー15は、インストルメ
ントパネル1内に車幅方向に配置され、その両端部はフ
ロントピラー(図示省略)にボルト締結等により固定さ
れる。このインストルメントパネルメンバー15には、上
記したケース体8を収納するためのホルダー16が溶接に
より固定されている。このホルダー16はケース体8を覆
う本体部17と両側面18,19とよりなり、エアバッグが膨
張できるように前面が開放され、手前側(エアバッグモ
ジュールの挿入側)の一側面18に、ケース体8から突出
したねじ部9を挿通させるねじ孔22が穿設形成され、ヒ
ンジ21を介して上下に開閉自在に設けられている。他側
面19は本体部17に固定されて、ケース体8の他側面に形
成された突起を嵌め込む嵌合孔24が形成されている。
このホルダー16は、上述したようにインストルメント
パネル1内に予め取り付けられた状態(第3図参照)に
て、車体が組立ラインに搬入される。一方、インストル
メントパネル1の裏面には、第1図に示すように、エア
バッグを膨張突出させるための開口25を形成する割り溝
26が穿設形成されており、エアバッグの膨張によって一
点鎖線で示すように、上下に開放できるようになってい
る。したがって、組立ラインでは、エアバッグモジュー
ル5のカプラ11(第2図参照)を車体側のカプラ(図示
省略)と接続した後、ケース体8をホルダー16内に挿入
して一側面18を閉じ、そのねじ孔22から突出したねじ部
9をナット23によって締結固定すればエアバッグモジュ
ール5の組み付けを完了することができる。組み付け後
には、その組付用開口部6を、樹脂材よりなる蓋体7
(第3図参照)で閉塞すると、組付作業が終了する。
このように、本考案の自動車のエアバッグ構造によれ
ば、インストルメントパネル1の裏面に割り溝26を穿設
して、開口25を形成するようにしたことにより(第1図
参照)、インストルメントパネル1の見映えを向上させ
ることができる。また、インストルメントパネル1の側
面4に組付用開口部6を形成したことにより(第3図参
照)、エアバッグモジュール5の組み付けを、組立ライ
ンで、インストルメントパネル1の外面に庇を付けるこ
となく、極めて容易に行うことができる。尚、第1図及
び第3図中、28は空調用ダクトで、蓋体7を閉じたとき
に、この蓋体7に形成された開口12に内側から対応当接
し、第4図に示すようにドア30を閉じたときには、その
開口12が、ドア30の内側に形成されたサイドベント吹出
口31と連通して、空調風を車室内に噴出できるようにな
っている。
第5図は異なる実施例を示し、インストルメントパネ
ル1に形成する開口25を、インストルメントパネル1と
は別体の上下二部分よりなるエアバッグリッド41で開閉
自在に覆うようにしている。この場合、その上半部42と
下半部43とは、それぞれ図示しないヒンジによってそれ
ぞれ上端と下端を回動自在に枢支されている。このよう
に構成すると、エアバッグリッド41は、車体を組立ライ
ンに搬入する前に、予めインストルメントパネル1に精
度よく組み付けておくことができる。よって、組立ライ
ンでは、前実施例と同様に、エアバッグモジュール5の
組み付けのみを行えばよい。したがって、エアバッグリ
ッド41の組付精度の向上と併せて、見映えを向上させる
とともに、エアバッグモジュール5を組み付けるとき
に、インストルメントパネル1の外面に庇がつかないよ
うにすることができる。このような点については、エア
バッグリッド41を二分することなく、一体的に、すなわ
ち片開きに形成した場合においても同様である。
以上説明したように、本考案によれば、インストルメ
ントパネルの設計上の自由度を向上させて、見映えを損
なうことのないように、エアバッグモジュールを容易に
組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の自動車のエアバッグ構造の実施例を示
し、第1図はエアバッグの取付構造の断面図、第2図は
エアバッグモジュールの組付説明図、第3図はインスト
ルメントパネルの側面に形成された組付用開口部の形成
状態を示す斜視図、第4図は助手席の斜視図、第5図は
異なる実施例におけるエアバッグの取付構造の断面図で
ある。 1…インストルメントパネル、2…助手席、3…エアバ
ッグ(エアバッグ装置)、4…側面、5…エアバッグモ
ジュール、6…組付用開口部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネル内に助手席に対応
    位置してエアバッグモジュールが設けられた自動車のエ
    アバッグ取付構造であって、 上記インストルメントパネルの裏面には車幅方向に延び
    るインストルメントパネルメンバーが配設され、該イン
    ストルメントパネルメンバーには、上記エアバッグモジ
    ュールを側方から取付可能なホルダーが設けられてお
    り、 上記エアバッグモジュールのホルダーへの取付方向にお
    けるインストルメントパネルの側面には、上記エアバッ
    グモジュールをホルダーへ取付けるための組付用開口部
    が形成されていることを特徴とする自動車のエアバッグ
    取付構造。
JP1990017674U 1990-02-23 1990-02-23 自動車のエアバッグ取付構造 Expired - Lifetime JP2507843Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7063349B2 (en) 1997-03-26 2006-06-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Interior member having an airbag door section for use in vehicles, and its molding method

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JPS5444343Y2 (ja) * 1975-05-29 1979-12-20
JPS55170161U (ja) * 1979-05-25 1980-12-06
JPH0710943Y2 (ja) * 1988-07-19 1995-03-15 ダイハツ工業株式会社 インストルメントパネル側面のカバー取付構造

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US7063349B2 (en) 1997-03-26 2006-06-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Interior member having an airbag door section for use in vehicles, and its molding method

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